JP5155509B2 - バッチプロセス制御システムに於けるオペレータロックアウト - Google Patents

バッチプロセス制御システムに於けるオペレータロックアウト Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、概略的にはプロセス制御ネットワークに関し、より詳細には、プロセスが実行されている間に、オペレータがバッチプロセスのようなプロセスで使用するためのモジュールオブジェクト又は装置を変更することを防止することに関連している。
【0002】
【従来の技術】
化学、石油又は他のプロセスに使用されるようなプロセス制御ネットワークは、一般的に、例えばバルブポジショナ、スイッチ、(温度、圧力及び流速センサ等の)センサ等であり得る一又はそれ以上のフィールドデバイスと通信可能に接続された集中プロセスコントローラを含んでいる。これらのフィールドデバイスは、プロセス内で物理的な制御機能(例えば、バルブの開閉)を果たし得、プロセスのオペレーションを制御するのに使用するためにプロセス内で計測され得、又はプロセス内で他の所望される機能を果たし得る。歴史的には、プロセスコントローラは、例えば4−20ミリアンペア(mA)の信号をフィールドデバイスへ又はそれから伝送される一又はそれ以上のアナログ信号線又はバスを介してフィールドデバイスに接続されている。しかしながら、最近では、プロセス制御産業は、多くの標準的で開放されたデジタルの又はデジタルとアナログの結合した通信プロトコル、例えば、コントローラとフィールドデバイスとの間で通信を実行するのに使用され得るFOUNDATION(商標)フィールドバス(以後”Fieldbus”と称する)、HART(商標)、PROFIBUS(商標)、WORLDFIP(商標)、Device−Net(商標)及びCANプロトコルを発展させている。一般的に言えば、プロセスコントローラは、一又はそれ以上のフィールドデバイスによって行われた測定値及び/又はそのフィールドデバイスに関連する情報を表す信号を受領し、この情報を使用して典型的に複雑な制御ルーチンを実行し、及びそのフィールドバスに信号線又はバスを介して送られる制御信号を生成し、それによってそのプロセスのオペレーションを制御する。
【0003】
バッチプロセス等で使用されるようなあるタイプのプロセス制御ネットワークは、プロセス内の同じ機能を本質的に果たす同じ又は同様の装置を有するように設計された複製された装置の複数のセットを典型的に含んでいる。従って、例えば、クッキー製造プラントは、複数セットの混合装置(即ち、混合ユニット)、複数セットのベーキング装置(即ち、ベーキングユニット)、及び複数セットの包装装置(即ち、包装ユニット)を有し、混合ユニットの幾つか又は全ては、並行して動作することができ、ベーキングユニット及び包装ユニットの幾つか又は全てと直列で動作するように接続され得る。
【0004】
典型的には、バッチプロセスは多くの異なるフェーズ又はステップを連続して実行し、第2のステージの始めの前に第1のステージが完了する。従って、上記のクッキー製造プラントでは、バッチプロセスは、混合ユニットを制御する第1のフェーズ又はステップを実行し、次に、混合ユニットによって製造された生成物上でベーキングユニットを実行する第2のフェーズを実行し、次に、ベーキングユニットによって製造された生成物を包装ユニットが包装するように制御する第3のフェーズを実行する。典型的には、各ユニットはユニットモジュールオブジェクトを有し、これはユニット(即ち、ハードウエア構成要素)の状態を表すように適合したソフトウエアであり得る。ユニットモジュールオブジェクトは、より低レベルのモジュールの実行を調整するように最適化されたソフトウエア命令に埋め込まれたアルゴリズムであり得る(以降では、より低レベルのモジュールは、単に「モジュールオブジェクト」と称する)。後に詳細に述べるように、モジュールオブジェクトは、変数部分とアルゴリズム部分とを有している。典型的には、モジュールオブジェクトは、例えば、バルブの開放、タンクの充満のような単一の論理的機能を実行するように設計されている。手短に言えば、モジュールオブジェクトは、ハードウエア構成要素の状態を変更するために使用されている。
【0005】
クッキーを製造するためのバッチプロセスの先の例は、各フェーズが一つの特定のユニット上で動作することを示しているが、このことは必ずしも常にそうではない。各フェーズのステップの数に依存して、装置の複数のユニットが特定のフェーズを実行するのに使用され得る。例えば、もし記載されているクッキー製造に使用されているバッチプロセスに代えて、クッキーの製造がより大きいバッチプロセスの単一のフェーズであるなら、このようなフェーズは、混合、ベーキング及び包装ユニットを制御することができる。
【0006】
各ユニット(及びそれに関連するユニットモジュールオブジェクト)は、それに関連する一又はそれ以上の関連するモジュールオブジェクトを有し得る。典型的には、ユニットモジュールオブジェクトが従属するモジュールオブジェクトを有するとき、そのユニットモジュールオブジェクトは、従属モジュールオブジェクトを「所有する」と言われ得る。例えば、混合ユニットモジュールオブジェクトは、成分をミキサーに投入するための多くのバルブを所有し得、多くのバルブのそれぞれの一つは、特定のバルブの位置を制御するための関連するモジュールオブジェクトを有し得る。モジュールオブジェクトは、入力、処理及び出力部分を含んでいる。オペレーションに際して、入力部分はセンサからの信号を受領し、その受領した信号を処理のために処理部分に渡す。処理部分は、受領した信号と設定値とを比較し、2つの信号の差に基づいて出力を生成する。処理部分からの出力信号は出力部分に渡され、これは、ハードウエアの部分(即ち、バルブ)を制御するのに使用される出力を生成する。例えば、混合フェーズの間、バルブモジュールオブジェクトは、ミキサー内のミルクの量の示量を受領する。モジュールオブジェクトの処理部分は、比例−積分−微分(PID)制御ルーチンを使用して、そのミルクの量の示量をミキサー内のミルクの望ましい量を表す設定値と比較し、ミキサーに追加のミルクを加える必要があるかどうかを決定する。ミルクの量の示量と設定値との比較に基づいて、モジュールオブジェクトは、ミキサーへのミルクの流れを増加させ、減少させ又は停止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
先の例では、出力バルブに関連する付加的なモジュールオブジェクトが、混合フェーズの間にバルブを開けることにより、ミキサーからのクッキー生地の流れを制御するのに使用され得る。個々のモジュールオブジェクトは、バッチプロセスで異なるフェーズによって使用され得る。更に、オペレータは、特定のモジュールオブジェクトのプログラミングを変更することを望み得る。例えば、オペレータは、混合ユニットの洗浄の間、モジュールオブジェクトの設定値を変更し得る。モジュールオブジェクトのプログラミングの変更がオペレータに、洗浄、保守、修理等の必要な機能果たすのを許容する一方、そのモジュールオブジェクトを使用してバッチプロセス又はフェーズの実行の間にモジュールオブジェクトのプログラミングを変更することは、バッチプロセス又はフェーズの運転を混乱させかねない。
【0008】
従って、オペレータは、特定のモジュールオブジェクトが現在使用されていないか、又はそのモジュールオブジェクトのプログラミングの変更前に使用されるように予定されていないことを注意深く確認しなければならない。例えば、オペレータは、設定値、流速、タイミングのようなパラメータ又は特定のモジュールオブジェクトの他のパラメータを変更することを希望することができる。しかしながら、オペレータがどのように注意深くても、モジュールオブジェクトの不注意な再プログラミングが起こり得、バッチプロセス又はフェーズの実行を混乱させ、それによって、生成物(即ち、クッキー生地)のロス又は汚染を引き起こす可能性がある。
【0009】
製造以外の適用に於いても、モジュールオブジェクトの不注意な再プログラミングは、より重大な結果を引き起こす。例えば、もし、バッチプロセス又はフェーズで使用されるモジュールオブジェクトが原子力発電プラントの制御に使用されたら、不注意な再プログラミングは、破局的な事故を引き起こしかねない。
【0010】
【課題を解決するための手段】
プロセス制御システムは、ユニットモジュールオブジェクト及びモジュールオブジェクトに含まれるモジュールレベルパラメータを含んでいる。このようなパラメータは、不注意なモジュールオブジェクトの再プログラミングを避けて、モジュールオブジェクトへのアクセスを制御するために使用され得る。モジュールオブジェクトへのアクセスは、モジュール毎を基準として個々に制御され得、又はユニットモジュールオブジェクトによって所有され又はフェーズによって使用されるモジュールオブジェクトによって階層的に制御され得る。特に、モジュールオブジェクトへのアクセスは、ロックされ、ロック解除され又は制限される。モジュールオブジェクトがロックされているとき、そのモジュールオブジェクトのパラメータ又はプログラミングは変更されない(即ち、情報はそのモジュールオブジェクトに書き込まれない)。逆に、モジュールオブジェクトがロック解除されると、そのモジュールオブジェクトのパラメータ又はプログラミングは変更され得る(即ち、情報はそのモジュールオブジェクトに書き込まれ得る)。制限されたアクセスは、ロック及びロック解除の状態の両方の組合せであり、その場合には、モジュールオブジェクトは、適切なアクセスコードを有するオペレータに対してロック解除されるが、適切なアクセスコードを有していないオペレータに対してはロックされている。モジュールオブジェクトレベルパラメータは、オペレータが、バッチプロセス又はフェーズで使用され又は使用されるであろうモジュールオブジェクトを変更するのを防止し、それによって、バッチプロセス又はフェーズが不注意に混乱するのを妨げる。
【0011】
第1の実施形態に従えば、本発明は、ハードウエア構成要素の状態を表すユニットモジュールオブジェクトを有するプロセス制御システムで使用するためのオブジェクトモジュールに情報を書き込むためのアクセスを制御する方法であり得、そこでは、モジュールオブジェクトはユニットモジュールオブジェクトに関連し及びハードウエア構成要素の状態を変更するのに使用され、ユニットモジュールオブジェクトは、値を有するユニットモジュールオブジェクトモード属性を有している。この方法は、ユニットモジュールオブジェクトモード属性の値を決定し、ユニットモジュールオブジェクトモード属性に基づいてモジュールオブジェクトへの情報を書き込むためのアクセスを選択的に許容するステップを含み得る。
【0012】
幾つかの実施形態では、モジュールオブジェクトへの情報を書き込むためのアクセスを選択的に許容するステップは、ユニットモジュールオブジェクトモード属性の値がロック解除の状態にあるときにモジュールオブジェクトへの情報を書き込むアクセスを許容するステップを含み得る。更に、モジュールオブジェクトへの情報を書き込むためのアクセスを選択的に許容するステップは、ユニットモジュールオブジェクトモード属性の値がロックされた状態にあるときにモジュールオブジェクトへの情報を書き込むアクセスを許容しないステップを含み得る。更に、モジュールオブジェクトへの情報を書き込むためのアクセスを選択的に許容するステップは、ユーザがモジュールオブジェクトに情報を書き込む権限を有するかを決定するステップを含み得る。
【0013】
他の実施形態では、モジュールオブジェクトは、値を有するモジュールオブジェクトモード属性を含み得、そこでは、モジュールオブジェクトへの情報を書き込むためのアクセスを選択的に許容するステップは、ユニットモジュールオブジェクトモード属性の値とモジュールオブジェクトモード属性の値とに基づいて、モジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを制御するステップを含み得る。
【0014】
他の実施形態では、ユニットモジュールオブジェクトは、値を有するユニットモジュールオブジェクトロック属性を含み得、そこでは、モジュールオブジェクトへの情報を書き込むためのアクセスを選択的に許容するステップは、ユニットモジュールオブジェクトロック属性の値に基づいて、モジュールオブジェクトに情報を書き込むためのアクセスを制御するステップを含み得る。更に、プロセス制御システムはフェーズを含み得、モジュールオブジェクトへの情報を書き込むためのアクセスを選択的に許容するステップは、ユニットモジュールオブジェクトがそのフェーズによって使用されているかを決定することによりユニットモジュールオブジェクトロック属性の値を決定するステップを含み得る。
【0015】
更に、プロセス制御システムは、オペレータロックアウトを含むフェーズを含み得、そこでは、モジュールオブジェクトへの情報を書き込むためのアクセスを選択的に許容するステップは、ユニットモジュールオブジェクトを使用してオペレータロックアウトがそのフェーズに対して設定されたかを決定することにより、ユニットモジュールオブジェクトロック属性の値を決定するステップを含み得る。更に、ユニットモジュールオブジェクトは、値を有するユニットモジュールオブジェクトロック属性を含み得、そして、プロセス制御システムは、そのユニットモジュールオブジェクトに関連する複数のモジュールオブジェクトを含み得、モジュールオブジェクトへの情報を書き込むためのアクセスを選択的に許容するステップは、ユニットモジュールオブジェクトロック属性の値に基づいて複数のモジュールオブジェクトに情報を書き込むためのアクセスを制御するステップを含み得る。
【0016】
第2の実施形態に従えば、本発明は、プロセッサとハードウエア構成要素の状態を表すユニットモジュールオブジェクトとを有するプロセス制御システムで使用するための、モジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを制御するためのアクセス制御システムであり得、そこでは、モジュールオブジェクトは、ユニットモジュールオブジェクトに関連し、ハードウエア構成要素の状態を変更するのに使用され、ユニットモジュールオブジェクトは値を有するユニットモジュールオブジェクトモード属性を有している。このシステムは、メモリと、そのメモリに格納されプロセッサにユニットモジュールモード属性の値を決定させる第1のルーチンと、そのメモリに格納されプロセッサにユニットモジュールオブジェクトモード属性の値に基づいてモジュールオブジェクトへの情報を書き込むためのアクセスを選択的に許容させるための第2のルーチンとを含んでいる。
【0017】
第3の実施形態に従えば、本発明は、ハードウエア構成要素の状態を表すユニットモジュールオブジェクトを有するプロセス制御システムで使用するためのモジュールオブジェクトに情報を書き込むためのアクセスを制御する方法であり得、そこでは、モジュールオブジェクトは、ユニットモジュールオブジェクトに関連し、ハードウエア構成要素の状態を変更するのに使用され、モジュールオブジェクトは値を有するモジュールオブジェクトモード属性を有している。このような実施形態では、その方法は、モジュールオブジェクトモード属性の値を決定し、モジュールオブジェクトの値に基づいてモジュールオブジェクトに情報を書き込むためのアクセスを選択的に許容するステップを含んでいる。
【0018】
第4の実施形態に従えば、本発明は、プロセス制御装置とそのプロセス制御装置に関連するモジュールオブジェクトとを含むプロセス制御システムであり得、そこでは、モジュールオブジェクトはプロセス制御装置のオペレーションを制御するのに使用されるパラメータを含み、モジュールオブジェクトはそのモジュールオブジェクトのパラメータに情報を書き込むためのアクセスを選択的に許容するモジュールオブジェクトモード属性を含んでいる。
【0019】
本発明は、それ自身で、更なる目的と付随する利点と共に、添付の図面と組み合わせて、以下の詳細な記述により、当業者によって最良の理解が行われるであろう。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1を参照すれば、プロセス制御ネットワーク10は、多数のワークステーション14に例えばイーサネット(登録商標)接続15を介して接続されたプロセスコントローラ12を含んでいる。また、コントローラ12は、プロセス(概略的に参照番号16で表されている)内のデバイス又は装置と、入力/出力(I/O)デバイス(図示せず)及び通信ラインのセット若しくはバス18を介して接続されている。単なる例示のFisher−Rosemont Systems株式会社によって販売されているDeltaV(商標)コントローラであるコントローラ12は、一又はそれ以上のプロセス制御ルーチンを実行しそれによってプロセス16の所望の制御を実行するために、例えばプロセス16全体に分散しているフィールドデバイス及びフィールドデバイス内の機能ブロックのような制御エレメントと通信可能である。プロセス制御ルーチンは、連続又はバッチプロセス制御ルーチン又は手順である。ワークステーション14(これは、例えばパーソナルコンピュータであり得る)は、一又はそれ以上の技術者又はオペレータによって、コントローラ12によって実行されるべきプロセス制御ルーチンを設計するために、このようなプロセス制御ルーチンをダウンロードするためにコントローラ12と通信するために、プロセス16の操作の間にプロセス16に関する情報を受領し表示するために、そして、コントローラ12によって実行されているプロセス制御ルーチンと別の相互作用を行うために、使用され得る。ワークステーション14のそれぞれは、例えば構成設計アプリケーションのようなアプリケーションを格納し、例えばプロセス16の構成に関連する構成データのようなデータを格納するためのメモリ20を含んでいる。また、ワークステーション14のそれぞれは、ユーザがプロセス制御ルーチンを設計し、コントローラ12にこれらのプロセス制御ルーチンをダウンロードするのを可能とするアプリケーションを実行するプロセッサ21を含んでいる。同様に、コントローラ12は、プロセス16を制御するために使用される構成データ及びプロセス制御ルーチンを格納するためのメモリ22を含み、プロセス制御方策を実行するためにプロセス制御ルーチンを実行するプロセッサ24を含んでいる。もし、コントローラ12がDeltaVコントローラであるなら、それは、コントローラ12内のプロセス制御ルーチンの図式描写を、プロセス制御ルーチン内の制御要素とこれらの制御要素がプロセス16の制御を提供するように構成される方法を図示するワークステーション14の一つを介してユーザに提供する。
【0021】
図1に示す例示のプロセス制御ネットワーク10では、コントローラ12はバス18を介して同様に構成された装置の2つのセットに通信可能に接続され、それぞれのセットは、ここでReactor_01(R1)又はReactor_02(R2)として言及する反応器ユニット、ここでFilter_01(F1)又はFilter_02(F2)として言及するフィルタユニット、Dryer_01(D1)又はDryer_02(D2)として言及するドライヤユニットを有している。Reactor_01は、反応容器100、例えばヘッドタンク(図示せず)から反応容器100に液体を供給する入口ラインを制御するために接続されている2つの入力バルブ101及び102と、排出液体ラインを介して反応容器100の液体流出を制御するために接続されている出力バルブ103とを含んでいる。温度センサ、圧力センサ、液体レベルメーター等のようなセンサであるデバイス105、又は電気ヒーター又はスチームヒーター等の幾つかの他の装置が、反応容器100又はその近傍に配置されている。Reactor_01はバルブ103を介してフィルタ装置110を有するFilter_01に接続され、これは続いてドライヤ装置120を有するDryer_01に接続されている。同様に、装置の第2のセットは、反応器200、2つの入力バルブ201及び202と、出力バルブ203と、デバイス205とを含んでいる。Reactor_02はフィルタ装置210を有するFilter_02に接続され、これは続いてドライヤ装置220を有するDryer_02に接続されている。フィルタ装置110及び210、並びにドライヤ装置120及び220は、付加的な制御要素(例えば、ヒーター、コンベヤベルト等)、それに関連するセンサ等を有し得る。図1に示すように、コントローラ12は、バルブ101−103、201−203、デバイス105,205、フィルタ110,210、及びドライヤ120,220(及びこれらに関連する他の装置)にバス18を介して通信可能に接続され、これらのユニットに関連する一又はそれ以上のオペレーションを実行するためにこれらの要素の制御を行う。このようなオペレーションは、例えば、反応容器又はドライヤを満たすこと、反応容器又はドライヤ内の材料を加熱すること、反応容器又はドライヤから排出すること、反応容器又はドライヤを洗浄すること、フィルタを操作すること等を含んでいる。
【0022】
図1に示されているバルブ、センサ、及び他の装置は、例えばフィールドバスデバイス、標準的な4−20mAデバイス、HARTデバイス等を含む所望の種類又はタイプの何れでもであり得、例えばフィールドバスプロトコル、HARTプロトコル、4−20mAアナログプロトコル等の公知又は所望の通信プロトコルを使用して、コントローラ12と通信し得る。更に、他のタイプのデバイスがコントローラ12に接続され及びこれによって制御され得る。また、他のコントローラも、プロセス16に関連する他のデバイス又はエリアを制御するために、コントローラ12及びワークステーション14にイーサネット(登録商標)通信ライン15を介して接続され得、このような付加的なコントローラのオペレーションは、図1に示されているコントローラ12のオペレーションとどのような方法によっても協調し得る。
【0023】
一般的に言えば、図1のプロセス制御システムは、例えばワークステーション14の一つ又はコントローラ12がバッチ実行ルーチン又はバッチ手順を実行するバッチプロセスを実行するのに使用され得る。バッチ手順(これは典型的にワークステーション14の一つで実行される)は、反応器ユニット、フィルタユニット、ドライヤユニット又は他の装置の一つのような単一のユニット上で動作するサブルーチン又はプロセスである一又はそれ以上のユニット手順の動作を指向する高レベルの制御ルーチンである。各ユニット手順(これも、ワークステーション14の一つで実行される)は一連のオペレーションを実行し、そのそれぞれは、関連するユニットモジュールを有するユニット上で一又はそれ以上のフェーズを実行する。この議論については、フェーズはユニット上で典型的に実行される最も低レベルのオペレーション又はステップであり、コントローラ12の一つで実行又は実装され、オペレーションはそのユニット上の特定の機能を実行するフェーズのセットであり、一連のフェーズを呼び出すことによりワークステーション14の一つで典型的に実行又は実装され、一方、ユニット手順は単一のユニット上で実行される一連の一又はそれ以上のオペレーションであり、一連のオペレーションコールとして典型的に実行される。結果として、ユニット手順は一又はそれ以上のフェーズ及び/又は一又はそれ以上のオペレーションを含み得る。
このような方法により、バッチ実行ルーチンは、食品、薬等のような製品を生産するのに必要とされる異なるステップ又はステージ(即ち、ユニット手順)を実行する。
【0024】
異なるユニット手順、オペレーション及びステップを実行するために、バッチ手順は、実行されるべきステップ、そのステップに関連する量及び時間、並びにステップの順序を特定する一般的にレシピと言われるものを使用する。一つのレシピについてのステップは、例えば、適当な材料又は原料で反応器を満たすこと、反応容器内の材料を混合すること、反応容器内の材料をある温度である時間加熱すること、反応器内を空にして次に洗浄し次のバッチ実行のために準備すること、反応器からの排出物を濾過するためにフィルタを通過させること、そして次に、反応器で生成された生産物を乾燥させるためにドライヤーを通過させることを含んでいる。異なるユニットに関連する一連のステップのそれぞれは、バッチ実行のユニット手順を定義し、そしてコントローラ12内のバッチ実行ルーチン又はバッチ手順がこれらのユニット手順のそれぞれの一つについての異なる制御アルゴリズムを実行するであろう。勿論、具体的な材料、材料の量、加熱温度及び時間等は、レシピ毎に異なっており、従って、これらのパラメータは、製造又は生産される生成物と使用されているレシピに依存して、バッチ実行毎に変更され得る。ここでは制御ルーチン及び構成が、図1に示されている反応器ユニット、フィルタユニット及びドライヤユニットでのバッチ実行について記載されているけれども、制御ルーチンは、所望なら、どのようなバッチプロセス実行を行うために、又は連続プロセス実行を行うために使用され得ることを、当業者は理解するであろう。
【0025】
また、当業者は、バッチプロセスの同じフェーズ、オペレーション又はユニットプロセスは、同時又は異なる時に、図1の異なる反応器ユニットのそれぞれで実行され得ることも理解するであろう。更に、図1の反応器ユニットは、一般的に同じ数及びタイプの装置を有している(即ち、それらは同じユニットクラスに帰属している)ので、この属のフェーズ制御ルーチンが異なる反応器ユニットに関連する異なるハードウエア又は装置を制御するように改変されなければならないという点を除いて、特定のフェーズについての同属のフェーズ制御ルーチンが、異なる反応器ユニットのそれぞれを制御するのに使用され得る。例えば、Reactor_01を満たすフェーズを実行するために(ここでは反応器ユニットが満たされる)、充満制御ルーチンは、一又はそれ以上の入力バルブ101又は102を、例えば液面メータ105が反応容器100が満たされたことを検出するまで、ある時間の間開く。しかしながら、この同様のルーチンは、単に入力バルブの指示をバルブ101又は102に代えてバルブ201又は202に変更することにより、そして、液面メータの指示を液面メータ105に代えて液面メータ205に変更するだけで、Reactor_02に対する充満フェーズを実行するのに使用され得る。
【0026】
図2のオブジェクト構造又はツリーは、ボックス内の具体的なオブジェクトを表し、オブジェクト(又はオブジェクトのタイプ)の一般的な分類は、オブジェクトの上にボックス無しでツリーに示されている。図2に示されているように、プロセス制御ネットワーク10は、例えば、プラント内のビルディング又は地理的なエリア表示等の他の一又はそれ以上のアイリアスを含んでいる。図2のオブジェクトツリーでは、プロセスは、Building_01及びBuilding_02と名付けられた2つのエリアオブジェクトを有している。それぞれのエリアオブジェクトはプロセスセルに分割され、それぞれのプロセスセルは、そのエリアで実行されているプロセスの特徴、又はそのエリア内の相互接続された装置のセットを認識する。図2のBuilding_01エリアオブジェクトは、Cell_01及びCell_02で示される少なくとも2つのプロセスセルオブジェクトを含んでいるように記載されている。各セルオブジェクトは、プロセスセルで使用されるハードウエアの異なるカテゴリ又はグルーピングを認識するゼロ、一又はそれ以上のユニットクラスを含み得る。
【0027】
ユニットクラスは、複製された装置のセットの共通の構成を保持する命名されたオブジェクトであり、より詳細には、非常に似ているが同一ではないプロセス機器を有するユニットの収集物であり、そのそれぞれは、プロセス内で非常に似ているが同一ではない機能を果たす。ユニットクラスオブジェクトは、それが帰属するプロセス制御システム内のユニットのタイプを記述するように典型的に命名される。図2は、Cell_01オブジェクトに関連するHeadTankユニットクラス、Reactorユニットクラス、Filterユニットクラス及びDryerユニットクラスを記述している。ユニットの他のグルーピングが他のセルに関連し得るが、同様のユニットクラスがCell_02に見られるであろう。勿論、殆どのプロセス制御ネットワークでは、ユニットクラスの多くの他のタイプが、同様に提供され又は定義されるであろう。
【0028】
図2のReactorユニットクラスについて示されているように、各ユニットクラスオブジェクトは、それに関連するユニットモジュールオブジェクト及びフェーズクラスオブジェクト(即ち、フェーズ)を有し得る。ユニットクラスは、一般的に、命名されたユニットクラス内の複製されたハードウエアのあるインスタンスを特定し、一方、フェーズクラスは、一般的に、ユニットクラスに関連するユニットモジュールオブジェクトに適用され得るフェーズを特定する。より詳細には、ユニットモジュールオブジェクトは、単一のプロセスユニットに対する変数とユニットフェーズの全てを保持する命名されたソフトウエアオブジェクトであり得、具体的なプロセス装置を識別するように典型的に命名される。例えば、図2のCell_01のReactorユニットクラスは、R1及びR2フェーズオブジェクトを有し、これらは図1に示されているReactor_01及びReactor_02ユニットモジュールに対応している。Cell_01のHeadTankユニットクラスは、単一のHT1のユニットモジュールを含んでいる。同様に、Cell_01のFilterユニットクラスは、具体的なフィルタモジュールF1を有し、Cell_01のDryerユニットクラスは、それに関連するD1及びD2のドライヤユニットを有している。同様に、Cell_02は(HT1の単一のユニットモジュールを有する)HeadTank、(R3の単一の反応器ユニットモジュールを有する)Reactor、(フィルタユニットモジュールF2及びF3を有する)Filterのユニットクラスを有しているであろう。
【0029】
図2に示すように、各ユニットフェーズオブジェクトは、一又はそれ以上の関連するモジュールを有し得、そのそれぞれは、(処理している部分内に含まれ又は含まれない)セットポイントをモニタする部分と同様に、入力、処理及び出力の部分を有している。例えば、ユニットモジュールオブジェクト1(これはユニットモジュールオブジェクトであると考えられる)は、モジュールオブジェクト1及び2を所有し得る。加えて、ユニットモジュールオブジェクト2(これもユニットモジュールオブジェクトであると考えられる)は、モジュールオブジェクト2を所有し得る。当業者によって理解されるように、モジュールオブジェクトは一又はそれ以上の異なるユニットモジュールオブジェクト又はユニットフェーズオブジェクトに関連し得る。一般的には、特定のモジュールオブジェクトが2つ又はそれ以上の異なるユニットモジュールオブジェクトに関係しているけれども、これらのユニットモジュールオブジェクトのたった一つが、与えられた時間に特定のモジュールを使用し得る。ユニットモジュールオブジェクトに関連するどのようなモジュールオブジェクトも、そのユニットモジュールオブジェクトによって所有されているとして言及され得る。
【0030】
フェーズクラスは、同じユニットクラスに属する複数のユニットクラス上で、及び所望なら複数の異なるユニットクラス上で実行され得るフェーズに対する共通の構成を保持する命名されたオブジェクトである。本質的には、各フェーズは、コントローラ12によって生成され使用されて同じ又は異なるユニットクラス内のユニットモジュールを制御する異なる制御ルーチンである。典型的には、各フェーズクラスは、ユニットモジュール上で実行されるアクションを記述する動詞に関連して命名される。例えば、図2に記載されているように、Reactorユニットクラスは、図1の反応容器100又は200の何れか一つを充満させるのに使用されるFillフェーズクラス、図1の反応容器100又は200の何れか一つを加熱するのに使用されるHeatフェーズクラス、図1の反応容器100又は200の何れか一つを空にするのに使用されるDumpフェーズクラス、及び図1の反応容器100又は200の何れか一つを洗浄するのに使用されるCleanフェーズクラスを有している。勿論、これに関連するどのような他のフェーズクラス又はユニットクラスでもあり得る。HeadTank、Filter及びDryerフェーズクラスに対する図2には具体的なフェーズクラスは示されてはいないが、少なくとも一つのフェーズクラスがそれぞれに対して存在し、そして、そのフェーズクラスが関連するユニットモジュールオブジェクトを使用して、バッチプロセスの部分、ユニット手順又はオペレーションを実行するのに使用される。フェーズクラスは、一般的には、そのバッチプロセスについてのレシピによって定義されるように、全体に亘るバッチプロセスで必要とされる幾つかの機能を果たすように、ユニットプロセスのオペレーション(バッチ実行ルーチン内の全て)によって呼び出されるサブルーチンであると考えられる。フェーズクラスは、基本的にバッチ実行ルーチン又は他のフェーズクラスからフェーズクラスサブルーチンに提供される入力であるゼロ又はそれ以上のフェーズ入力パラメータ、基本的にバッチ実行ルーチン又は他のフェーズクラスに戻されるフェーズクラスサブルーチンの出力であるゼロ又はそれ以上のフェーズ出力パラメータ、フェーズクラスのオペレーションに関してユーザに表示されるメッセージ又は幾つかの方法でこのフェーズクラスが関連する他のフェーズクラスに関する情報であるゼロ又はそれ以上のメッセージ、及びこのフェーズクラスに基づいてフェーズ論理モジュール又はユニットフェーズで生成されるパラメータを生ずるゼロ又はそれ以上のフェーズアルゴリズムパラメータを含み得る。(ユニットフェーズは、単に特定のユニットに対するフェーズクラスの実例を示す変形である)。これらのフェーズアルゴリズムパラメータは、一時的な格納場所又はフェーズの実行中の変数として使用され、必ずしもユーザ又はバッチ実行ルーチンに見えている必要はない。各フェーズは、一般的に言えばフェーズを実行するのに使用される制御ルーチンである一又はそれ以上のフェーズアルゴリズム定義(PADs)を含み得る。また、各フェーズクラスは、ゼロ、一、二又はそれ以上のユニットへの連想リストを有し、このリストは、このフェーズクラス及び従ってフェーズクラスのPADが適用され得るユニットクラスを定義する。従って、同じフェーズクラスは異なるプロセスセルの同じユニットクラス、又は同じ若しくは異なるプロセスセル若しくは装置の列の異なるユニットクラスに関連し得る。
【0031】
再び図2のユニットモジュールを参照すると、各ユニットモジュールオブジェクトは、初期値を有するゼロ又はそれ以上のユニットタグオブジェクト(UT)又はパラメータを含んでいる。UTオブジェクトは図2のR1及びR2モジュールについてのみ示されている。これらのパラメータは、そのユニットモジュールに関連する装置の設定と構成パラメータとに対応し得る。これらのユニットタグは、例えば、ユニットの容量、ユニットの材料、ユニットの製造者、又はその装置に関連する他のデータ若しくはパラメータを定義している。このデータは、製造データのように固定であり得、又はそのユニットが使用された最終時間、最後のプロセス又はそのユニット内に入れられた材料等のように可変であり得る。更にまた、各ユニットモジュールオブジェクトは、それに関連するアラーム、リソース識別子、(マン−マシンインターフェイス画像のような)制御ディスプレイ、このユニットモジュールが要求するリソースのリスト、プロセスセル情報等を有し得る。
【0032】
よく知られているように、バッチ制御ルーチン又はバッチ手順は、例えば反応器ユニット(R1,R2,R3,R4)、フィルタユニット(F1,F2,F3)及び ドライヤ(D1,D2,D3)の何れかを含み得る装置のグループ又はセット上で特定のバッチプロセスを実行するために生成される。一般的に、このようなバッチ手順は、そのユニット手順が全体に亘るバッチ手順の間に実行される必要があるときに、それぞれ特定のユニットに関連し一又はそれ以上のモジュールオブジェクトを所有し得る一又はそれ以上のユニット手順又はユニットオブジェクトを呼び出し又は実行するであろう。しかしながら、バッチ手順が書かれ又は最初に実行を開始したときに異なるユニット手順のそれぞれに於いて使用されるべき特定のユニットを特定する代わりに、バッチ手順は、そのユニット手順又はステージが実行されるべきときに、バッチ手順のそれぞれの特定のユニット手順又はステージに対して使用されるべきユニットを選択する動的選択ルーチンを含み得る。この選択のタイミングは、バッチ手順が書かれ最初に実行されてから長時間経った後であり得る。実際に、幾つかの例では、バッチ手順の後のステージに対する動的選択ルーチンは、バッチ手順が最初に実行されてから数時間又は数日でさえある。
【0033】
一般的に言えば、バッチ手順は、ユニット又は装置の異なるセット(又はときには同じセット)に関連する異なるユニット手順又はユニットモジュールを呼び出すように書かれる。書かれるに際しては、バッチ手順は、それが実行されるべき或る又は特定のプロセスセルを特定することができ、又はバッチ手順の開始時に使用されるべきプロセスセルをユーザ又はオペレータが選択するのを許容するように書かれる。しかしながら、一度特定のセルが選択されてバッチ手順が開始されたら、バッチ手順は、選択されたプロセスセルに関連する装置又はユニットモジュールを使用するように制限される。
【0034】
勿論、バッチ手順を生成し又は記述するときには、エンジニアは、新たなユニット手順が実行されるときはいつでも、バッチ手順に動的選択ルーチンを単に呼び出させ得る。エンジニアは、動的にユニットを選択するためにその選択ルーチンによって使用されるべき各ユニット手順、ユニットクラス、ユニットオブジェクト等に対するユニットアロケーションテーブルを生成し得る。このユニットアロケーションテーブルは、例えば、関連するユニット手順、ユニットクラス、ユニットモジュール等に対して実行されるべき適切な表現と優先度の表現を含み得る。エンジニアは、各ユニットモジュールに対するユニットタグが選択ルーチンによって必要とされるユニットパラメータを含んでいるということを確保しなければならない。次に、エンジニアは、バッチ手順が実行され得るときに、適当なコントローラ12及び/又はワークステーション14内の適当なデータベースに、バッチ手順、選択ルーチン、ユニットアロケーションテーブル及びユニットタグをダウンロードする。
【0035】
図3を参照すれば、ユーザインターフェイス300の描写は、フェーズのステップを表す種々のボックスを含むフェーズダイヤグラム図式描写305をフローチャートの形式で含んでいる。このようなユーザインターフェイス300は、ビデオディスプレイ上に表示され得るユーザインターフェイスと同様であり得る。ステップは、フェーズダイヤグラムの種々のボックスによって色々に表現されているステップは、種々のユニットモジュールオブジェクト及び/又はモジュールオブジェクトを使用して実行され得る。
【0036】
また、ユーザインターフェイス300は、ユニットモジュールオブジェクト及び/又はモジュールオブジェクトがユーザインターフェイス300上に表示されているフローダイヤグラム305によって表現されるフェーズによって使用されるときに、ユーザがユニットモジュールオブジェクト及び/又はモジュールオブジェクトのロック特性を可能又は不可能とすることを許容するパラメータを表わすオペレータロックアウトチェックボックス310を含んでいる。ここで使用されているように、「ロック」という用語は、ユニットモジュールオブジェクト又はモジュールオブジェクトに情報が書き込まれ得ないことを意味し、「ロック解除」という用語は、ユニットモジュールオブジェクト又はモジュールオブジェクトに情報が書き込まれ得ることを意味している。モジュールオブジェクトに書き込まれるべき情報は、これには限定されないが、セットポイント、流速、タイミング又は他のパラメータを含み得る。本開示の目的のために、そのフェーズがそのフェーズの実行の間その特定のユニットモジュールオブジェクト及び/又はモジュールオブジェクトを使用するときに、特定のユニットモジュールオブジェクト及び/又はモジュールオブジェクトは、特定のフェーズによって所有されるとして言及される。特に、フェーズオペレーションの混乱を避けるために、ユニットモジュールオブジェクト及び/又はそれらに関連するモジュールオブジェクトは、チェックボックス310の使用を通じて優位に制御され得る。例えば、フェーズのオペレータ設計又は改変がチェックボックス310の使用を介してロックアウト特性を可能とするとき、特定のフェーズによって所有されているユニットモジュールオブジェクト及び/又はモジュールオブジェクトは、そのフェーズがアクティブなときにロックされ得る。フェーズがアクティブと考えられる間、フェーズは種々のオペレーションのモードを有し得る。例えば、そのフェーズが実行され、保持され、停止され、中断され又は再スタートされるときには、フェーズはアクティブであると考えられる。フェーズがアイドル、完了、停止又は中断状態であるときは、そのユニットモジュールオブジェクトによって所有されているモジュールオブジェクトはロックされていない。その代わりに、フェーズが稼働していないときでさえ、ユニットモジュールオブジェクト及び/又はモジュールオブジェクトはロックされている。
【0037】
図4に示すように、ユニットモジュールオブジェクト320はOPERLOCK属性、パラメータ又はフィールド325、及びOPERMODE属性、パラメータ又はフィールド330を有し、それぞれユニットモジュールオブジェクトによって所有されるユニットモジュールオブジェクト及び/又はモジュールオブジェクトにオペレータがアクセスするのに使用され得る属性を表している。OPERLOCK属性は、各ユニットモジュールオブジェクトに含まれるモジュールレベル名設定パラメータであり、OPERMODE属性は、各ユニットモジュールオブジェクト及び/又はモジュールオブジェクトに含まれるモジュールレベル名設定パラメータである。OPERLOCK及びOPERMODEフィールド325、330は、フィールド325、330を異なる値で満たすためにユーザによって使用され得るプルダウンメニューを有している。これに代えて、OPERLOCK及びOPERMODEフィールド325、330は、プログラムの部分によって操作され得る(即ち、ロック、ロック解除等)。また、図4に示されているのは、ユニットモジュールオブジェクト320によって所有されている3つのモジュールオブジェクト335,340,345である。各モジュールオブジェクト335,340,345は、OPERMODEフィールド330を有している。OPERLOCK及びOPERMODEフィールド325、330に入れられている値は、ユニットモジュールオブジェクト及び/又はモジュールオブジェクトの状態を制御する。例えば、ユニットモジュールオブジェクト又はモジュールオブジェクトは、OPERLOCK及びOPERMODEフィールド325、330に入れられている値に基づいて、ロック状態又はロック解除状態にされる。オペレータのアクセスに関する更なる詳細及びどのようにOPERLOCK及びOPERMODEフィールド325、330を使用してそれが制御されるかは、図5、6及び7とそれらに付随する以下の記述とに関して提供されるであろう。
【0038】
OPERLOCKフィールド325は、ロック350、ロック解除355及び制限357という値をそれぞれ含み得るプルダウンメニュー項目を有し得、これらはオペレータによって選択され得る。例えば、オペレータはマウス、キーボード又は幾つかの他の入力デバイスをワークステーション14で使用して、プルダウンメニューから値を選択する。これに代えて、OPERLOCKフィールド325の値は、オペレータロックアウトチェックボックス310(図3)及び後に詳細に記述するOPERMODEフィールド330の値に基づいて計算され又は評価される。例えば、オペレータがフェーズを編集し又は生成したとき、もしオペレータがオペレータロックアウトチェックボックス310を選択したら、ユニットモジュールオブジェクト320のOPERLOCKフィールド325は、そのユニットモジュールオブジェクト320を使用するフェーズが開始されたときにLOCKEDの値で満たされる得る。また、ユニットモジュールオブジェクト320のOPERLOCKフィールド325は、ユニットモジュールオブジェクト320を使用するフェーズが実行中又はOPERLOCKフィールド325のトラック状態を実行中かどうかにとは独立に制御され得る。もし、ユニットモジュールオブジェクト320及びモジュール335,340,345のOPERMODEフィールド330が(後述するように)適切に設定されているなら、OPERLOCKフィールド325は、ユニットモジュールオブジェクト320及びモジュール335,340,345へのアクセスを制御するのに使用され得る。従って、OPERLOCKフィールド325は、オペレータがソフトウエア又はユニットモジュールオブジェクト320若しくはモジュールオブジェクト335,340,345の属性を変更することにより混乱することを防止するのに有利に使用され得る。OPERLOCKフィールド325及びその計算は、図5に関連して更に詳細に記述されるであろう。
【0039】
ユニットモジュールオブジェクト320及び/又はモジュールオブジェクト335,340,345に含まれ得るOPERMODEフィールド330は、図4のロック360、ロック解除365、制限370又は自動375の値を含むプルダウンメニューを含み得る。もし、OPERMODEフィールド330がロックの値を有するなら、そのユニットモジュールオブジェクトによって所有されるユニットモジュールオブジェクト及び/又はモジュールオブジェクトへの全ての書き込みの試みは、妨げられるであろう。従って、オペレータは、ロック状態の値を特定しているOPERMODEフィールド330を有するユニットモジュールオブジェクト又はモジュールオブジェクトに変更を加えようとすると、妨げられる。逆に、もし、OPERMODEフィールド330がロック解除状態の値を有しているなら、ユニットモジュールオブジェクト又はモジュールオブジェクトへの書き込みが行われる(おそらく、標準の機密性チェック下にある)。もし、ユニットモジュールオブジェクト又はモジュールオブジェクトが制限状態の値を有するOPERMODEフィールド330を有しているなら、そのユニットモジュール又はモジュールは、もし変更を加えようとするオペレータが適切な承認コードを有しているときのみ変更され得る。例えば、オペレータは、制限されているオブジェクト又はモジュールに変更を加えようとするのを許可される前に、正しいコード、個人識別番号(PIN)又はパスワードをワークステーション14に入力する必要がある。また、ユニットモジュールオブジェクト又はモジュールオブジェクトのOPERMODEフィールド330は、自動状態の値を有し得る。ロック、ロック解除及び制限の値を有するOPERMODEフィールド330のオペレーションは、ユニットモジュールオブジェクトとモジュールオブジェクトとの間で実質的に同じ(例えば、変更は許可され、妨げられ、又は制限されたアクセスに基づく)であるが、自動状態の値を有するOPERMODEフィールド330は、OPERMODEフィールド330がユニットモジュールオブジェクト320又はモジュールオブジェクト335,340,345に位置するかどうかに依存して、僅かに異なる機能を果たし得る。
【0040】
もし、ユニットモジュールオブジェクト320に対するOPERMODEフィールド330が自動の値を有するなら、ユニットモジュールオブジェクト320は、ユニットモジュールオブジェクト320のOPERLOCKの状態に依存して、ロック又はロック解除の状態であろう。OPERLOCKの状態の計算に関する詳細は、図5の記述に関連して以下に提供されている。例えば、もし、ユニットモジュールオブジェクト320のOPERMODEフィールド330は自動の値を有し、そしてOPERLOCKフィールド325がロックの値を有するなら、ユニットモジュールオブジェクト320はロックされ、従って、オペレータは、ユニットモジュールオブジェクト320に変更を加えようとすると妨げられるであろう。ユニットモジュールオブジェクトのOPERMODEフィールド330が自動に設定されているインスタンスでは、OPERLOCKフィールド325の値はモジュールオブジェクトを使用しているフェーズが動作しているかどうかに基づいて決定され得る。逆に、もし、OPERMODEフィールド330が自動の値を有し、OPERLOCKフィールド325がロック解除の値を有しているなら、オペレータはユニットモジュールオブジェクト320に変更を加えることができるであろう。
【0041】
もし、モジュールオブジェクト(例えば、モジュールオブジェクト335)内のOPERMODEフィールド330が自動の値を有しているなら、モジュールオブジェクト335の状態(例えば、ロック又はロック解除)が、モジュールオブジェクト335を所有するユニットモジュールオブジェクト320のOPERMODEフィールド330値に基づいて決定される。例えば、図4を参照すれば、モジュールオブジェクト335のOPERMODEフィールド330が自動の値を有しているなら、モジュールオブジェクト335は、OPERLOCKフィールド325を調べることにより、その状態を決定するであろう。従って、モジュールオブジェクトへのアクセスは、種々のモジュールオブジェクトを所有するユニットモジュールオブジェクトへのアクセスを制御することにより、階層的に制御され得る。
【0042】
ユニットモジュールオブジェクト320及びモジュールオブジェクト335のOPERMODEフィールド330が自動の値を有しているとき、モジュールオブジェクト335の状態はユニットモジュールオブジェクト320のOPERLOCKフィールド325によって制御されるであろう。例えば、もし、OPERLOCKフィールド325がロック状態の値を有しているなら、モジュールオブジェクト335はロックされるであろう。逆に、ユニットモジュールオブジェクト320のOPERLOCKフィールド325がロック解除の値を有しているなら、モジュールオブジェクト335はロック解除されるであろう。
【0043】
OPERLOCK及びOPERMODEの両方がモジュールレベルパラメータを有しているので、多重フェーズは、種々のモジュールオブジェクト及び/又はユニットモジュールオブジェクトのOPERLOCK及びOPERMODEパラメータを変更するために、それらのオペレーションを調整する。例えば、フェーズは、フェーズの最初にロックの値をモジュールオブジェクトのOPERMODEに書き込むことにより、モジュールオブジェクトをロックし、フェーズが実質的に完了した後に自動の値をモジュールオブジェクトのOPERMODEに書き込むことにより、モジュールオブジェクトを自動モードに戻すことができる。
【0044】
さて、図5に移れば、ユニットモジュールオブジェクトOPERLOCK決定機能400は、種々のブロックによって表される種々のステップ又は手順を含んでいる。図5に示されているステップ又は手順は、適当な言語で書かれたソフトウエア命令を使用して実行され得、ソフトウエア命令はコントローラ12又はワークステーション14に含まれるようなプロセッサ上で実行され得る。ユニットモジュールオブジェクトは、そのユニットモジュールオブジェクトのOPERLOCK属性が、図6及び図7に関連して記述されるであろう機密性チェックプロセスソフトウエアを含むソフトウエアの他の部分によって読み取られるように、そのOPERLOCK属性の値を周期的に決定する。
【0045】
一般的には、ロック、ロック解除及び制限のモジュールオブジェクトOPERMODEフィールド値については、OPERLOCK属性はユニットモジュールオブジェクト320(図4)のOPERMODEフィールド330の値を追跡する。しかしながら、ユニットモジュールオブジェクト320のOPERMODEフィールド330は自動の値を有しているとき、OPERLOCK属性の値は、そのユニットモジュールオブジェクトがフェーズによって使用されているか、及びそのフェーズのオペレータロックアウトチェックボックス310(図3)が選択されているかに基づいて決定される。
【0046】
再び図5を参照すれば、ブロック402で、プロセス400は、ユニットモジュールオブジェクト320のOPERMODE属性がロックの値を有するかを決定する。もし、ユニットモジュールオブジェクト320のOPERMODE属性がロックの値を有しているなら、制御はブロック402からブロック404に移行し、ユニットモジュールオブジェクト320のOPERLOCK属性をロックに設定する(即ち、OPERMODE属性と同じ値)し、制御はブロック406に移行してプロセス400を終了する。しかしながら、もし、OPERMODE属性がロックの値を有していないなら、ブロック402はブロック408に移行する。
【0047】
ブロック408はOPERMODE属性の値がロック解除に設定されているかを決定する。もし、ブロック408がOPERMODE属性がロック解除に設定されているなら、制御はブロック408からブロック410に移行し、OPERLOCK属性をロック解除(即ち、OPERMODE属性と同じ値)に設定する。ブロック410がその実行を完了した後、ブロック410は制御をブロック412に移行させ、プロセス400を終了させる。もし、ブロック408がユニットモジュールオブジェクト320のOPERMODE属性がロック解除に設定されていなければ、制御はブロック408からブロック414に移行する。
【0048】
ブロック402及び408と同様に、ブロック414はOPERMODE属性の値をテストする。しかし、ブロック414は、OPERMODE属性が制限に設定されているかを決定するようにテストする。もし、ブロック414がOPERMODE属性が制限に設定されていることを決定したなら、制御はブロック414からブロック416に移行し、OPERLOCK属性の値を制限に等しく設定する。ブロック416の実行の後、制御はブロック418に移行し、プロセス400の処理を終了する。
【0049】
もし、ブロック402、408及び414で述べた問いかけに対する答えが全て「いいえ」なら、制御は最終的にブロック420に移行する。ユニットモジュールオブジェクトOPERMODE属性に対するブロック402、408及び414のテストはロック、ロック解除及び制限にそれぞれ等しい値であるべきであるので、もし、プロセス400の実行によりブロック420に達するなら、OPERMODE属性は自動に等しいはずである。ブロック420は、フェーズが現在ユニットモジュールオブジェクト320を使用しているか、及びユニットモジュールオブジェクトが使用されているか、現在ユニットモジュールオブジェクト320を使用しているそのフェーズに対するオペレータロックアウトチェックボックス310(図3)が選択されているかを決定する。各モジュールはそれを所有するユニットモジュールオブジェクトの正体を知っているので、これは可能である。もし、ユニットモジュールオブジェクト320が使用されており、ユニットモジュールオブジェクト320を使用しているフェーズのオペレータロックアウトチェックボックス310が選択されているなら、制御はブロック422に移行する。ブロック422はOPERLOCK属性をロックに等しく設定し、制御をブロック424に移行させ、プロセス400の実行を終了する。
【0050】
図5に示すプロセス400は、特定の順序でブロック402,408,414及び420に示す問い合わせを有しているけれども、当業者は、問い合わせの順序は変更可能であることを容易に認識するであろう。例えば、ブロック402によって果たされる問い合わせは、ブロック408又は414によって果たされる問い合わせの何れかの後に実行されてもよい。どのように問い合わせが図5に再配置されるかの更なる例として、ブロック402,408及び414によって果たされる問い合わせに対する答えが全て「いいえ」であるなら、ブロック420はOPERMODEが自動モードであると仮定する。このような仮定が行われるのは、OPERMODEがブロック420の実行前にブロック402,408及び414によってテストされているからである。従って、OPERMODEが自動であることを仮定する最後の問い合わせの代わりに、OPERMODEが例えばロックであることを仮定する最後の問い合わせを可能とするように、問い合わせを加え又は並び替え得る。例えば、もし、図5のブロック402がOPERMODEがロックの代わりに自動であるかをテストするように変更されると、プロセス400の実行がブロック420に達したとき、ブロック402,408及び414によって果たされる問い合わせが全て「いいえ」の答えを有しているので、ブロック420はOPERMODEはロックであると仮定することができる。
【0051】
さて、ブロック420に戻って、もし、ユニットモジュールオブジェクト320がフェーズによって現在使用されていないか、又はユニットモジュールオブジェクト320を使用しているフェーズのオペレータロックアウトチェックボックス310が選択されていないなら、制御はブロック420からブロック426に移行する。ブロック426は、プロセス400を終了させるブロック428に移行する前にOPERLOCK属性をロック解除に等しく設定する。
【0052】
図5の先の記載によって理解されるように、ユニットモジュールオブジェクト320のOPERMODE属性は自動に設定されるとき、ブロック420−428は、ユニットモジュールオブジェクト320がフェーズによって使用されているかどうか、及びオペレータロックアウトチェックボックス310のロックアウトが選択されているかどうかに基づいて、OPERLOCK属性をロック又はロック解除の何れかに自動的に設定されるように機能する。図6及び図7に示される機密性チェックプロセス500に関連して記述されるように、OPERLOCK属性は、フェーズオペレーションの間にユニットモジュールオブジェクト及び/又はモジュールオブジェクトにオペレータがアクセスするのを防止するのに有用である。
【0053】
設定ポイント、流速等の情報又はパラメータをユニットモジュールオブジェクト及び/又はモジュールオブジェクトにオペレータが不注意に書き込むことを防止するために、図6及び図7に示すように、オペレータがユニットモジュールオブジェクト及び/又はモジュールオブジェクトに情報を書き込むことを希望したときに、機密性チェックプロセス500が実行される。付加的な又は他の機密性チェックが、図6及び図7に示すプロセスに加えて実行される。記述の簡単のために、情報が書き込まれるべきモジュールオブジェクトは、書き込まれるべき情報の標的であるので、標的モジュールオブジェクトと呼ばれる。ユニットモジュールオブジェクト及び/又はモジュールオブジェクトに書き込まれるべき情報はそのアドレスを有し、そのアドレスはパラメータ名及びフィールド名を含んでいる。パラメータ名は、情報が書かれるべきデータ構造を識別するのに使用される。フィールド名は、情報が書かれるべきデータ構造の特定の位置を識別するのに使用される。従って、パラメータ名及びフィールド名は、標的モジュールに書き込まれるべき情報に対するアドレスとして振る舞う。
【0054】
以下の記述で強調されるように、オペレータは、標的モジュールオブジェクトとその標的モジュールオブジェクトを所有するユニットモジュールオブジェクトのOPERMODE属性に基づいて、標的モジュールオブジェクトに情報を書き込む能力を有するであろう。加えて、標的モジュールオブジェクトに情報を書き込む能力は、標的モジュールオブジェクトを所有するユニットモジュールオブジェクトOPERMODE属性の値に依存し得る。
【0055】
図6及び図7を参照すれば、プロセス500が開始したとき、ブロック502は情報が書き込まれるべきフィールドが機密状態にあるかを決定する。もし、報が書き込まれるべきフィールドが機密状態にないなら、制御はブロック504に移行し、これは標的モジュールオブジェクトへの書き込みを可能とする。ブロック504が完了した後、機密性チェックプロセス500はブロック506で終了する。しかし、もし、情報が書き込まれるべきフィールドが機密状態であるなら、制御はブロック502からブロック508に移行し、標的モジュールオブジェクトに書き込まれるべきパラメータが機密状態にあるかを決定する。もし、標的モジュールオブジェクトに書き込まれるべきパラメータが機密状態にあるなら、制御はブロック510に移行し、標的モジュールオブジェクトへの書き込みを可能とし、制御をブロック512に移行し、そこで機密性チェックプロセス500を終了する。フィールド又はパラメータが機密状態にあるかどうかは、単に設計上の選択に過ぎない。例えば、オペレータはアラーム、状態条件等には常に応答する必要があるので、アラーム又は他の状態条件の認識は機密状態にあることにはならない。もし、標的モジュールオブジェクトに書き込まれるべき情報が機密状態にあるパラメータであるなら、ブロック508は制御をブロック514に移行させ、ブロック514は標的モジュールオブジェクトのOPERMODEを読み取る。
【0056】
標的モジュールオブジェクトのOPERMODEがブロック514で読み出された後、制御はブロック516に移行する。もし、標的モジュールオブジェクトのOPERMODEがロック状態なら、ブロック516は制御をブロック518に移行させ、標的モジュールオブジェクトへの書き込みを不可とし、標的モジュールオブジェクトがロックされていることをオペレータに知らせる。ブロック518が完了すると、制御はブロック520に移行し、ここで機密性チェックプロセス500は終了する。もし、標的モジュールオブジェクトのOPERMODEがロック解除状態なら、ブロック516は制御をブロック522に移行させ、標的モジュールオブジェクトのOPERMODEが制限状態であるかを決定する。もし、OPERMODEが制限状態であるなら、制御はブロック522からブロック524に移行し、オペレータが情報を標的モジュールオブジェクトに書き込むことを可能とする適切なキーを有しているかどうかを決定する。適切なキーは、個人識別番号(PIN)、オペレータの名前、パスワード又はオペレータを識別するのに使用し得る他の適切な情報のどのような断片をも含み得る。もし、オペレータが適切なキーを有していないなら、ブロック524は制御をブロック526に移行させ、標的モジュールオブジェクトへの書き込みを不可とし、彼又は彼女が標的モジュールオブジェクトへの書き込みを行うアクセス権を有していないことをユーザに知らせる。ブロック526が実行された後、制御はブロック528に移行し、機密性チェックプロセス500の実行を終了する。しかし、もし、オペレータが適切なキーを有していないなら、ブロック524は制御を標的モジュールオブジェクトに情報が書き込まれることを可能とするブロック530に移行させ、更に制御をブロック532に移行させ、機密性チェックプロセス500を終了する。
【0057】
もし、標的モジュールオブジェクトのOPERMODEがロック状態でもなく制限状態でもないなら、制御はブロック522からブロック534に移行し、OPERMODEが自動であるかを決定する。もし、OPERMODEが自動に設定されていないなら、OPERMODEはロック解除に設定されなければならず、ブロック534は制御をブロック536に移行させ、標的モジュールオブジェクトに情報が書き込まれるのを可能とする。ブロック536が実行を完了した後、制御はブロック538に移行し、機密性チェックプロセス500が終了する。
【0058】
しかし、もし、ブロック534がOPERMODEが自動に設定されていることを決定したなら、制御はブロック540に移行し、標的モジュールオブジェクトを所有するユニットモジュールオブジェクトを決定する。例えば、図4に戻って参照すれば、もし、モジュールオブジェクト335のOPERMODEが自動に設定されているなら、図6のブロック540はモジュールオブジェクト335がユニットモジュールオブジェクト320によって所有されていることを決定するであろう。このことは、各モジュールはそれを所有しているユニットモジュールの正体を知っているので可能である。標的モジュールオブジェクトを所有するユニットモジュールが決定された後、制御はブロック540からブロック542に移行し、ユニットモジュールオブジェクトのOPERLOCKは読み取られる。図5に関連して記述したように、OPERLOCKは、ユニットモジュールオブジェクトのOPERMODEによって決定され、及び/又はユニットモジュールオブジェクトがフェーズによって使用されているかどうかとフェーズのオペレータロックアウト特性が可能となっているかどうかとに基づく属性である。
【0059】
ユニットモジュールオブジェクトのOPERLOCKがブロック542によって読み出された後、ブロック544はユニットモジュールオブジェクトのOPERLOCKがロックに設定されているかどうかを決定する。もし、ユニットモジュールオブジェクトのOPERLOCKがロックに設定されているなら、制御はブロック544からブロック546に移行し、情報が標的モジュールオブジェクトに書き込まれるのを可能とする。ブロック546の実行が完了した後、制御はブロック548に移行し、プロセス500の実行を終了する。
【0060】
もし、ユニットモジュールオブジェクトのOPERLOCKがロックに設定されていないなら、ブロック544は制御をブロック550に移行させ、ユニットモジュールオブジェクトのOPERLOCKが制限に設定されているかどうかを決定する。もし、ユニットモジュールオブジェクトのOPERLOCKが制限に設定されているなら、制御はブロック550からブロック552に移行し、ブロック552は、ブロック554及びブロック556、又はブロック558及びブロック560の何れかに選択的に制御を移行させる。集団として、ブロック552〜560は、制限されたモジュールオブジェクトへのアクセス権をオペレータが有することを可能とする適切なキーをオペレータが有しているかを決定する機能と、そして、そのキーに基づいてオペレータの書き込み能力を可能とし又は不可能とする機能とを果たしている。ブロック552〜560は、上述したブロック524〜532と実質的に同じように機能している。
【0061】
もし、ブロック550がユニットモジュールオブジェクトのOPERLOCKが制限に設定されていないと決定したなら、ユニットモジュールオブジェクトのOPERLOCKはロック解除でなければならず、制御はブロック562に移行し、情報が標的モジュールオブジェクトに書き込まれるのを可能とする。ブロック562が完了すると、制御はブロック564に移行し、プロセス500の実行を終了する。
【0062】
当業者によって理解されるように、図5と同様に、プロセス500内のブロックは、プロセス500を実行するのに必要な機能を維持しながら再配置が可能である。例えば、ブロック508はブロック502の前に実行可能である。加えて、ブロック516,522及び534はどのような順序であってもよく、又はブロック544及び550はどのような順序にも再配列され得る。
【0063】
当業者によって理解されるように、機密性チェック500は、図6及び図7に示すように、ユニットモジュールオブジェクト及び/又はモジュールオブジェクトの階層的なロックを許容する。例えば、各モジュールオブジェクトのOPERMODEは、ロック、ロック解除又は制限の状態であり得、これにより、各モジュールオブジェクトの個々の制御が可能となる。それに代えて、多重モジュールオブジェクトのOPERMODEが自動に設定され得、それによってこれらのモジュールオブジェクトへのアクセスは、これらのモジュールオブジェクトを所有するユニットモジュールオブジェクトのOPERMODEによって制御され得る。更に、ユニットモジュールオブジェクトを所有するユニットモジュールオブジェクトのOPERMODEは、自動に設定され得、それにより、ユニットモジュールオブジェクトのOPERLOCKは、次に自動に設定されたOPERMODEを有するユニットモジュールオブジェクトによって所有されているモジュールオブジェクトへのアクセスを制御する。OPERMODEが自動に設定されたとき、OPERLOCKはモジュールを使用してフェーズによって制御され、従って、フェーズはユニットモジュールによって所有されているモジュールへの書き込みを制御し得る。
【0064】
【発明の効果】
バッチ手順のように、アクセス制御を使用するプロセス制御ルーチンがどのような所望のプロセス制御プログラミング環境内に於いても使用され実行され得ること、どのような所望のタイプのプロセス制御通信プロトコルを使用してどのようなプロセス制御システムでも使用され得ること、更に、どのようなタイプのデバイス又はデバイスのサブユニットに関連するどのようなタイプの機能を実行するのにも使用され得ることが理解されるであろう。従って、個々の記述されているフローチャートに示されている機能は必ずしも記載されているように実行されるものと限定されるものではなく、当業者は容易に理解し、種々の方法で実行するであろう。ここに記載されているようにアクセス制御を使用するプロセス制御ルーチンは、例えばコントローラ又は他のプロセス制御デバイスに格納されるソフトウエアに於いて実行される。しかしながら、これらのルーチンは、これに代えて又はこれに加えて、所望のハードウエア、ファームウエア、アプリケーションに特化された集積回路、プログラム可能な論理回路等に於いて実行され得る。もし、ソフトウエアで実行されるなら、プロセス制御ルーチンは、磁気ディスク、光ディスク、又は他の記録媒体等のコンピュータ読み取り可能なメモリ上に、コンピュータ、コントローラフィールドデバイス、プログラムされた論理回路等のランダムアクセスメモリ(RAM)又はリードオンリーメモリ(ROM)内に、格納され得る。更に、このようなソフトウエアは、非圧縮状態又は圧縮状態で格納され得、このようなソフトウエアは、実行可能にインストールされ得る。同様に、このソフトウエアは、例えばワイヤレスリンク、電話回線、インターネット、コンピュータ読み取り可能なディスクのような搬送可能な媒体上を含むどのような公知の又は所望の配布方法を介して、ユーザ又はデバイスに配送され得る。
【0065】
本発明は特定の実施例を参照して記載されているが、これは例示のみを意図し本発明の限定を意図するものではない。本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、変更、不可又は削除が開示された実施形態に可能であることが当業者に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、モジュールアクセスを制御するためにモジュールレベルパラメータを使用するプロセス制御ネットワークの部分の部分ブロックダイヤグラム、部分概略ダイヤグラムである。
【図2】図2は、図1のプロセス制御ネットワークの概念的な配置を示すオブジェクト構造のブロックダイヤグラムである。
【図3】図3は、フェーズの図式描写を使用してフェーズを制御又は構築するのに使用されるユーザインターフェイスを表している。
【図4】図4は、ユニットモジュールオブジェクトと、そのユニットモジュールオブジェクトによって所有される3つの典型的なモジュールオブジェクトとの間の関係を示している。
【図5】図5は、ユニットモジュールオブジェクトがそのOPERLOCKパラメータの値を決定するプロセスを表している。
【図6】図6は、オペレータがプロセス制御システムのモジュールに不注意な変更を行うのを防止するための機密性チェックプロセスを表している。
【図7】図7は、オペレータがプロセス制御システムのモジュールに不注意な変更を行うのを防止するための機密性チェックプロセスを表している。
【符号の説明】
20 メモリ
21 プロセッサ
14 ワークステーション
12 コントローラ
100,200 反応容器
110,210 フィルタ装置
120,220 ドライヤ
101,102 入力バルブ
201,202 入力バルブ
103 出力バルブ
203 出力バルブ

Claims (36)

  1. 複数のハードウエアサブユニットを有するハードウエア構成要素に関連するユニットモジュールオブジェクトを含み、前記ユニットモジュールオブジェクトに関連する複数のモジュールオブジェクトであって該複数のモジュールオブジェクトのそれぞれがハードウエアサブユニットの異なる一つに関連しているものを含むプロセス制御システムにおいて、情報を書き込むためのアクセスを制御する方法であって、
    それぞれ値を有するユニットモジュールオブジェクトモード属性を含む前記ユニットモジュールオブジェクトの特定の一つにおいて、前記ハードウエア構成要素を制御するためのパラメータを格納するステップと、
    前記モジュールオブジェクトの特定の一つにおいて、前記ハードウエア構成要素の前記サブユニットの特定の一つを制御するためのパラメータを格納するステップであって、前記モジュールオブジェクトの特定の一つはモジュールオブジェクトモード属性を有し、前記モジュールオブジェクトの特定の一つは、前記ハードウエア構成要素のサブユニットの前記特定の一つの動作状態を変更するために使用され、前記モジュールオブジェクトモード属性は、第1の値のセットの何れか一つに設定され得、前記第1の値のセットのそれぞれは、前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性値とは独立であり、又は前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性値に依存することを示している、格納するステップと、
    (1)前記モジュールオブジェクトモード属性が前記第1の値のセットの一つに設定されたときに前記モジュールオブジェクトモード属性の前記第1の値のセットの一つによって指示されているように前記モジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを選択的に許容することにより、および(2)前記モジュールオブジェクトモード属性が更なる値に設定されたときに前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性の値によって指示されているように前記モジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを選択的に許容することにより、前記モジュールオブジェクトモード属性の値に基づいて前記モジュールオブジェクトに書き込むことを許容するかどうかを決定するステップと
    を包含している方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記モジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを選択的に許容するステップが、前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性が更なる値に設定され、前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性の値がロック解除状態を示しているときに、前記モジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを許容するステップを包含している方法。
  3. 請求項1に記載の方法であって、前記モジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを選択的に許容するステップが、前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性が更なる値に設定され、前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性の値がロック状態であるときに、前記モジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを許容しないステップを包含している方法。
  4. 請求項1に記載の方法であって、前記モジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを選択的に許容するステップが、ユーザが前記モジュールオブジェクトに情報を書き込む権限を有しているかどうかを決定するステップを包含している方法。
  5. 請求項1に記載の方法であって、前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性は値を有するユニットモジュールオブジェクトロック属性を含み、前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性が更なる値に設定されたときに前記モジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを選択的に許容するステップが、前記ユニットモジュールオブジェクトロック属性の値に基づいて、前記モジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを制御するステップを包含している方法。
  6. 請求項5に記載の方法であって、前記プロセス制御システムがフェーズを有し、前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性が更なる値に設定されたときに前記モジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを選択的に許容するステップが、前記ユニットモジュールオブジェクトが前記フェーズによって使用されているかを決定することにより、前記ユニットモジュールオブジェクトロック属性の値を決定するステップを包含している方法。
  7. 請求項5に記載の方法であって、前記プロセス制御システムがオペレータロックアウトフィールドを含むフェーズを有し、前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性が更なる値に設定されたときに前記モジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを選択的に許容するステップが、前記ユニットモジュールオブジェクトを使用して前記フェーズに対して前記オペレータロックアウトフィールドが設定されているかを決定することにより、前記ユニットモジュールオブジェクトロック属性の値を決定するステップを包含している方法。
  8. 請求項1に記載の方法であって、前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性は値を有するユニットモジュールオブジェクトロック属性を含み、前記モジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを選択的に許容するステップが、前記ユニットモジュールオブジェクトロック属性の値に基づいて、前記複数のモジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを制御するステップを包含している方法。
  9. 請求項8に記載の方法であって、前記複数のモジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを選択的に許容するステップが、前記ユニットモジュールオブジェクトロック属性の値がロック状態のときに、前記複数のモジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを許容しないステップを包含している方法。
  10. 請求項8に記載の方法であって、前記複数のモジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを選択的に許容するステップが、前記ユニットモジュールオブジェクトロック属性の値がロック解除状態のときに、前記複数のモジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを許容するステップを包含している方法。
  11. 請求項1に記載の方法であって、前記情報を書き込むアクセスを選択的に許容するステップが、前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性の値に基づいて、前記複数のモジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを制御するステップを包含している方法。
  12. 請求項11に記載の方法であって、前記情報を書き込むアクセスを選択的に許容するステップが、前記ユニットモジュール機密性属性の値がロック状態であるときに、前記複数のモジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを許容しないステップを包含している方法。
  13. 請求項11に記載の方法であって、前記情報を書き込むアクセスを制御するステップが、前記ユニットモジュール機密性属性の値がロック解除状態であるときに、前記複数のモジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを許容するステップを包含している方法。
  14. 複数のハードウエアサブユニットを有するハードウエア構成要素に関連するユニットモジュールオブジェクトを含み、それぞれ前記複数のハードウエアサブユニットの異なる一つに関連し前記ユニットモジュールオブジェクトに関連する複数のモジュールオブジェクトを含むプロセス制御システムにおける制御要素への制御パラメータを書き込むアクセスを制御するためのアクセス制御システムであって、
    プロセッサと、
    ハードウエア構成要素を制御し、値を有するユニットモジュールオブジェクトモード属性を含むパラメータを格納するユニットモジュールオブジェクトと、
    前記ハードウエア構成要素の前記サブユニットの特定の一つを制御するためのパラメータを格納する第1のモジュールオブジェクトであって、該第1のモジュールオブジェクトは前記ハードウエア構成要素の前記サブユニットの特定の一つの動作状態を変更するために使用され且つモジュールオブジェクトモード属性を含み、前記モジュールオブジェクトモード属性は第1の値のセットの何れか一つに設定可能であり、前記第1の値のセットそれぞれは前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性値とは独立し又は前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性値に依存すること示す更なる値に設定可能である、第1のモジュールオブジェクトと、
    メモリと、
    前記メモリに格納され、前記モジュールオブジェクトモード属性の値を前記プロセッサに決定させるための第1のルーチンと、
    前記メモリに格納され、(1)前記モジュールオブジェクトモード属性が前記第1の値のセットの一つに設定されたときに、前記モジュールオブジェクトモード属性の第1の値のセットの一つによって指示されるように、前記モジュールオブジェクトへの情報の書き込むアクセスを選択的に許容することにより、および(2)前記モジュールオブジェクトモード属性が前記更なる値に設定されたときに、前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性の値によって指示されるように、前記モジュールオブジェクトへの情報の書き込むアクセスを選択的に許容することにより、前記モジュールオブジェクトモード属性の値に基づいて前記第1のモジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを前記プロセッサに選択的に許容させる第2のルーチンと
    を備えているシステム。
  15. 請求項14に記載のシステムであって、前記第2のルーチンは、前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性の値がロック解除状態であり、前記モジュールオブジェクトモード属性が更なる値に設定されたときに、前記第1のモジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを前記プロセッサに許容させるための命令を含んでいるシステム。
  16. 請求項14に記載のシステムであって、前記第2のルーチンは、前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性の値がロック状態であり、前記モジュールオブジェクトモード属性が更なる値に設定されたときに、前記第1のモジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを前記プロセッサに許容させないための命令を含んでいるシステム。
  17. 請求項14に記載のシステムであって、前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性は値を有するユニットモジュールオブジェクトロック属性を含み、前記第2のルーチンは、前記モジュールオブジェクトモード属性が更なる値に設定されたときに、前記ユニットモジュールオブジェクトロック属性に基づいて、前記第1のモジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを前記プロセッサに制御させるための命令を含んでいるシステム。
  18. 請求項17に記載のシステムであって、前記プロセス制御システムがフェーズを有し、
    前記第2のルーチンが、前記ユニットモジュールオブジェクトが前記フェーズによって使用されているかを決定することにより、前記ユニットモジュールオブジェクトロック属性の値を前記プロセッサに決定させる命令を含んでいるシステム。
  19. 請求項17に記載のシステムであって、前記プロセス制御システムがオペレータロックアウトを含むフェーズを有し、前記第2のルーチンが、前記ユニットモジュールオブジェクトを使用して前記フェーズに対して前記オペレータロックアウトが設定されているかを決定することにより、前記ユニットモジュールオブジェクトロック属性の値を前記プロセッサに決定させる命令を含んでいるシステム。
  20. 請求項14に記載のシステムであって、前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性は値を有するユニットモジュールオブジェクトロック属性を含み、前記プロセス制御システムは、前記第2のルーチンが、前記ユニットモジュールオブジェクトロック属性の値に基づいて、前記複数のモジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを前記プロセッサに制御させる命令を含んでいるシステム。
  21. 請求項20に記載のシステムであって、前記第2のルーチンが、前記ユニットモジュールオブジェクトロック属性の値がロック状態のときに、前記複数のモジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを前記プロセッサに許容させない命令を含んでいるシステム。
  22. 請求項20に記載のシステムであって、前記第2のルーチンが、前記ユニットモジュールオブジェクトロック属性の値がロック解除状態のときに、前記複数のモジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを前記プロセッサに許容させる命令を含んでいるシステム。
  23. プロセス制御システムに情報を書き込むアクセスを制御する方法であって、
    ニットモジュールオブジェクトにおいて、複数のハードウエアサブユニットを有するハードウエア構成要素を制御するためのパラメータを格納するステップであって、前記ユニットモジュールオブジェクトは、前記複数のハードウエアサブユニットの少なくとも1つに対応するモジュールオブジェクトを含み、かつ、値を有するユニットモジュールオブジェクトモード属性と値を有するユニットモジュールオブジェクトロック属性とを含む、格納ステップと、
    前記ユニットモジュールオブジェクトの前記少なくとも1つのモジュールオブジェクトにおいて、前記ハードウエア構成要素のサブユニットの特定の一つを制御するためのパラメータを格納するステップであって、前記モジュールオブジェクトの少なくとも1つは、
    前記ハードウエア構成要素のサブユニットの特定の一つの動作状態を変更するのに使用され、前記モジュールオブジェクトの少なくとも1つは、(1)前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性値とはそれぞれ独立している第1の値のセットの何れか一つに設定され得、又は(2)前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性値又は前記ユニットモジュールオブジェクトロック属性値に依存することを示す更なる値に設定され得るモジュールオブジェクトモード属性を有している、格納ステップと、
    前記モジュールオブジェクトモード属性の値を決定するステップと、
    前記モジュールオブジェクトモード属性が前記第1の値のセットの一つに設定されたときに前記モジュールオブジェクトモード属性の値に基づいて、前記モジュールオブジェクトモード属性が前記更なる値に設定されたときに前記モジュールオブジェクトモード属性の値に基づいて、前記モジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを選択的に許容するステップと
    を包含している方法。
  24. 請求項23に記載の方法であって、前記モジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを選択的に許容するステップが、前記モジュールオブジェクトモード属性の値がロック解除状態を示す前記第1の値のセットの一つであるときに、前記モジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを許容するステップを包含している方法。
  25. 請求項23に記載の方法であって、前記モジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを選択的に許容するステップが、前記モジュールオブジェクトモード属性の値がロック状態を示す前記第1の値のセットの一つであるときに、前記モジュールオブジェクトに情報を書き込むアクセスを許容しないステップを包含している方法。
  26. 請求項23に記載の方法であって、前記プロセス制御システムがフェーズを有し、前記ユニットモジュールオブジェクトが前記フェーズによって使用されているかどうかを決定することにより、前記ユニットモジュールオブジェクトロック属性の値又は前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性の値を決定するステップを包含している方法。
  27. 請求項26に記載の方法であって、前記ユニットモジュールオブジェクトロック属性の値又は前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性の値を決定するステップが、前記ユニットモジュールオブジェクトを使用して前記フェーズに対してオペレータロックアウトが設定されているかを決定するステップを包含している方法。
  28. プロセス制御システムであって、
    第1のプロセス制御装置と第2のプロセス制御装置とを含むハードウエア構成要素と、
    前記第1のプロセス制御装置に関連する第1のモジュールオブジェクトと前記第2のプロセス制御装置に関連する第2のモジュールオブジェクトであって、前記第1及び第2のモジュールオブジェクトは前記第1及び第2のプロセス制御装置を制御するために使用されるパラメータを含むものと、
    前記ハードウエア構成要素を制御するための前記パラメータを格納するためのユニットモジュールオブジェクトであって、該ユニットモジュールオブジェクトは第1及び第2のモジュールオブジェクトを有し、前記第1及び第2のモジュールオブジェクトのそれぞれは、前記第1及び第2のモジュールオブジェクトの前記パラメータに情報を書き込むアクセスを選択的に許容するためのモジュールオブジェクトモード属性を含み、前記第1及び第2のモジュールオブジェクトの少なくとも1つに対するモジュールオブジェクトモード属性は、(1)それぞれ前記ユニットモジュールオブジェクト属性値とは独立した第1の値のセットの何れか一つに設定可能であるか、又は(2)前記ユニットモジュールオブジェクト属性値に依存することを示す更なる値に設定可能である、ユニットモジュールオブジェクトと
    を含むプロセス制御システム。
  29. 請求項28に記載のプロセス制御システムであって、前記ユニットモジュールオブジェクトは、前記第1及び第2のモジュールオブジェクトモード属性が更なる値に設定されたときに、前記第1及び第2のモジュールオブジェクトの前記パラメータに情報を書き込むアクセスを選択的に許容するためのユニットモジュールオブジェクトモード属性を含んでいるシステム。
  30. 請求項29に記載のプロセス制御システムであって、前記第1及び第2のモジュールオブジェクトの少なくとも1つのモジュールオブジェクトモード属性は、前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性に基づいており、前記ユニットモジュールオブジェクトは、前記第1及び第2のモジュールオブジェクトの少なくとも1つの前記パラメータに情報を書き込むアクセスを選択的に許容するためのユニットモジュールオブジェクトロック属性を更に含んでいるシステム。
  31. 請求項30に記載のプロセス制御システムであって、前記第1及び第2のモジュールオブジェクトの少なくとも1つが、前記ユニットモジュールオブジェクトロック属性がロックに設定されているかどうかに基づいて、前記第1及び第2のモジュールオブジェクトの少なくとも1つの前記パラメータに情報を書き込むアクセスを選択的に許容するシステム。
  32. 請求項31に記載のプロセス制御システムであって、前記ユニットモジュールオブジェクトに関連する複数のモジュールオブジェクトを更に有し、前記複数のモジュールオブジェクトのそれぞれは、それへのアクセスが前記ユニットモジュールオブジェクトロック属性によって制御されるパラメータのセットを含んでいるシステム。
  33. 請求項29に記載のプロセス制御システムであって、前記ユニットモジュールオブジェクトに関連する複数のモジュールオブジェクトを更に有し、前記複数のモジュールオブジェクトのそれぞれは、それへのアクセスが前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性によって制御されるパラメータのセットを含んでいるシステム。
  34. プロセス制御システムにおける制御装置において使用されるプログラムオブジェクトに情報を書き込むアクセスを制御する方法であって、
    入力を受信し前記入力に基づいて装置サブユニットの状態を調整するように構成された第1のモジュールオブジェクトを実行するステップであって、前記第1のモジュールオブジェクトは、前記第1のモジュールオブジェクトのモジュールオブジェクトモード属性によって指示されるモードで動作する、ステップと、
    前記第1のモジュールオブジェクトを含むモジュールオブジェクトのセットに対応しプロセス装置ユニットを制御するユニットモジュールオブジェクトを実行するステップであって、該ユニットモジュールオブジェクトは、前記ユニットモジュールオブジェクトのユニットモジュールオブジェクトモード属性によって指示されるモードで動作し、前記第1のモジュールオブジェクトのモジュールオブジェクトモード属性は、第1の値のセットの何れか一つに設定可能であり、第1の値のセットのそれぞれは前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性とは独立であり又は前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性に基づく更なる値に設定可能である、ステップと、
    前記モジュールオブジェクトモード属性が前記更なる値に設定されたときに前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性の値に基づいて情報を前記モジュールオブジェクトに書き込むアクセスを選択的に許容するステップと
    を包含している方法。
  35. プロセス制御システムにおける制御装置で使用されるプログラムオブジェクトへの情報の書き込みアクセスを制御するためのアクセス制御システムであって、
    プロセッサと、
    メモリと、
    前記メモリに格納され、入力を受信し前記受信した入力に基づいて装置サブユニットの状態を調整するように構成された第1のモジュールオブジェクトであって、該第1のモジュールオブジェクトのモジュールオブジェクトモード属性によって指示されるモードで動作するものと、
    前記メモリに格納され、前記第1のモジュールオブジェクトを含むモジュールオブジェクトのセットに対応しプロセス装置ユニットを制御するように構成されたユニットモジュールオブジェクトであって、該ユニットモジュールオブジェクトは、前記ユニットモジュールオブジェクトのユニットモジュールオブジェクトモード属性によって指示されるモードで動作し、前記モジュールオブジェクトモード属性は、(1)それぞれ前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性とは独立である第1の値のセットの何れか一つに設定可能であり、(2)前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性に基づいて更なる値に設定可能である、ユニットモジュールオブジェクトと、
    前記メモリに格納され、前記モジュールオブジェクトモード属性の値を前記プロセッサに決定させる第1のルーチンと、
    前記メモリに格納され、前記モジュールオブジェクトモード属性が前記第1の値のセットの何れか一つに設定されたときに前記モジュールオブジェクトモード属性の値に基づいて情報を前記モジュールオブジェクトに書き込むアクセスを前記プロセッサに選択的に許容させ第2のルーチンと
    を包含するシステム。
  36. プロセス制御システムにおける制御装置において使用されるプログラムオブジェクトに情報を書き込むアクセスを制御する方法であって、
    入力を受信し前記入力に基づいて装置サブユニットの状態を調整するように構成された第1のモジュールオブジェクトを実行するステップであって、前記第1のモジュールオブジェクトは、前記第1のモジュールオブジェクトのモジュールオブジェクトモード属性によって指示されるモードで動作する、ステップと、
    前記第1のモジュールオブジェクトを含むモジュールオブジェクトのセットに対応しプロセス装置ユニットを制御するユニットモジュールオブジェクトを実行するステップであって、該ユニットモジュールオブジェクトは、ユニットモジュールオブジェクトモード属性によって指示されるモードで動作するとともに、値を有するユニットモジュールオブジェクトロック属性を含む、ステップと、
    前記モジュールオブジェクトモード属性は、(1)それぞれ前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性とは独立である第1の値のセットの何れか一つに設定可能であり、又は(2)前記ユニットモジュールオブジェクトモード属性に基づく更なる値に設定可能であり、前記ユニットモジュールオブジェクトロック属性および前記モジュールオブジェクトモード属性は、前記モジュールオブジェクトモード属性が前記更なる値に設定されたときに前記モジュールオブジェクトモード属性の値に基づいている、ステップと、
    前記モジュールオブジェクトモード属性の値に基づいて情報を前記モジュールオブジェクトに書き込むアクセスを選択的に許容するステップと
    を包含する方法。
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