JP2016198877A - 加工機用の工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークの加工すべき領域から保護シートを経済的にかつプロセス確実に除去する工具及び方法を提供すること。【解決手段】押退け部分23は、加工すべき面に向けられた1つの軸線28と、2つの押退け縁部とを有しており、この2つの押退け縁部は、軸線28の1つの点において互いに交差しており、この結果押退け部分は、軸線28の方向で見て、1つの先端25と該先端25に隣接する2つの押退け縁部とを備えた略くさび形の横断面を有しており、押退け縁部は、先端25に、第1の端部26と反対側に位置する第2の端部27とを有している。【選択図】図3a

Description

本発明は、加工機用の工具に関し、特にワークの加工すべき領域から保護シートを除去する工具に関する。
例えば加工すべき金属薄板であるワークにおける保護シートは、ワークの加工可能性を損なう。例えば、レーザ切断機を用いた金属薄板の切断時に、レーザビームが金属薄板から進出する側において、この面に保護シートが設けられている場合には、保護シートの溶融及び部分的な剥離によって、バリが形成されるので、このような金属薄板は自動化して加工することができない。別の使用例では、レーザビームに向いた面における保護シートも、加工を妨げる。
このような保護シートを加工すべき面から除去するために、既に複数の方法が公知である。
例えば機械のレーザビームを用いて、保護シートのストリップが蒸発させられる。そのために、切断作業中にレーザビームとは反対の側に位置するシートの除去を目的として、所望のワーク輪郭を反映した輪郭が除去され、次いで金属薄板が手によってひっくり返される。しかしながら、この場合には手による作業過程が必要であり、蒸発の精度には金属薄板の誤差が影響するので、このような方法は手間もしくはコストがかかり、しかも確実なプロセスではない。
さらに、加工すべき金属薄板の表面から保護シートを完全に又は部分的に剥離するための、独立した機械も存在する。シートの部分を剥離するために、手によって又は自動的にシートに切れ目が入れられるか又はシートが切断される。しかしながら、この方法には、常に別体の機械又はかなりの手間が必要である。さらに、切れ目形成又は切断時に、金属薄板表面を傷付けるおそれがある。
本発明の課題は、ワークの加工すべき領域から保護シートを経済的にかつプロセス確実に除去することができる工具及び方法を提供することである。
この課題は、請求項1記載の工具及び請求項13記載の方法によって解決される。
本発明に係る工具によって、保護シートを、丸く形成された又は面取り部を有する2つの押退け縁部が隣接している先端によって、加工すべき面から所定領域において押し退けることができる。保護シートへの先端の進入及び軌道に沿ったワークの移動によって(このとき工具は、押退け部分の先端がワークに対する運動に対して先行するように回転させられる)、保護シートを軌道に沿って押し退けることができる。軌道は、直線であってもよいし、又は屈曲部又は角隅部を有していてもよい。軌道の切断が行われるのではなく、単に分離及び押退けが行われるので、シートの切れ端は発生しない。このようなシートの切れ端は確実なプロセスで排出することができないので、燃え滓及びバリの形成によって及びスラグ形成によってレーザ切断が不都合な影響を受けることがあるが、本発明ではこのようなことは回避される。
添付の図面を参照して、本発明を実施形態に基づき説明する。
打抜き・レーザ機が組み合わせられた一実施形態における加工機を示す図である。 本発明に係る押退け部分を備えたプランジャを有する工具を示す図である。 第1実施形態による押退け部分を備えたプランジャを示す等角投影図である。 図3aに示したプランジャの平面図である。 図3aに示したプランジャの側面図である。 第2実施形態による押退け部分を備えたプランジャを示す等角投影図である。 図4aに示したプランジャの平面図である。 図4aに示したプランジャの側面図である。 図4cに示したプランジャの一部を拡大して示す図である。 保護シートが押し退けられる領域を生ぜしめる直線軌道の例を示す図である。 小さな丸み部を備えた切断軌道のための、保護シートが押し退けられる領域を生ぜしめる軌道を示す図である。 保護シートが押し退けられる、鋭角部を備えた切断軌道のための領域を生ぜしめる軌道を示す図である。 図5cに示した軌道の一部を拡大して示す図である。
図1には、加工機1の一実施形態が示されている。加工機1の実施形態は、ここでは、例えば金属薄板を打ち抜くこと及びレーザビームを用いて加工、例えば切断することができる、組み合わせられた打抜き・レーザ機である。
加工機1の1つの構成部材は、C字形フレーム2である。このC字形フレーム2は、鋼製のねじり剛性がある溶接構造体から成っている。しかしながら、C字形フレーム2は、他の形状で形成されていてもよい。
C字形フレーム2の後端部には、加工機1の機能を制御する制御装置3が設けられている。
加工機1は、C字形フレーム2の上側脚の前側内端部に上側の工具収容部4を有し、C字形フレーム2の下側脚の前側内端部に下側の工具収容部5を有している。上側の工具収容部4には、例えば打抜き工具又は変形工具である工具7の工具上側部分を収容することができ、下側の工具収容部5には、工具7の工具下側部分を収容することができる。
上側の工具収容部4は、図示されていないプランジャを用いて軸線方向(Z方向)において可動であり、また、制御装置3を用いて、工具収容部4が完全なストロークを実施することができ、しかもその軸線方向ストローク経路内における如何なる任意の位置においても停止できるように制御される。さらに、上側の工具収容部4は、制御装置3によって制御され、任意選択的に軸方向の回転軸線6を中心にして回転可能である。
下側の工具収容部5もまた同様に、任意選択的にその回転軸線6を中心にして回転可能である。さらに、下側の工具収容部5は、その軸線方向(Z方向)において移動不能であるが、任意選択的に、いわゆるアクティブなダイとして構成されていてもよい。このような場合には、下側の工具収容部5も同様に、その軸線方向において移動することができ、制御装置3によって制御されて、その軸線方向ストローク経路の如何なる任意の位置においても停止することができる。
上側の工具収容部4及び下側の工具収容部5の他に、加工機1はレーザ加工ヘッド8をも有しており、このレーザ加工ヘッド8によって例えば金属薄板14を切断することができる。C字形フレーム2の下側脚の内側におけるワークテーブル9には、円形開口10が設けられている。レーザ加工ヘッド8は、図示されていない作動ユニットを用いてX方向及びY方向において移動可能であり、かつ適宜な焦点位置を調節するためにZ方向において移動可能である。円形開口10は、実質的にレーザ加工ヘッド8の加工領域11を決定している。
ワークテーブル9は、工具マガジンを備えた横方向レール12を有している。横方向レール12には、金属薄板14を固定するクランプ13が配置されている。これらのクランプ13は、横方向レール12における適宜な箇所において固定することができ、かつ、金属薄板14を確実に保持するが、金属薄板14を加工すべき面においては把持しないようにずらすことができる。工具マガジンには、複数の、本実施形態では2つの工具のための、複数の、本実施形態では3つの工具収容部15が示されている。
運転時に、ワークテーブル9は、打抜き又はレーザ加工のために、Y方向において、金属薄板14を保持するクランプ13が固定されている横方向レール12と一緒に、プログラミングされた位置に移動し、横方向レール12は、X方向において、プログラミングされた位置に移動し、このとき金属薄板14はワークテーブル9の上を滑る。取扱い中及び加工中における金属薄板14のひっかかりを回避するために、金属薄板14は通常両面に保護シート29を備えている。次いで、上側の工具収容部4によって打抜き行程が実施される。この打抜き行程の次に、同じ原理に基づいて、次の打抜き位置がもたらされる。代替的に、プログラミングされた位置を起点として、予め決定された切断軌道が開始され、このときレーザ加工ヘッド8は運転中である。
図2には、工具下側部分16と任意選択的に工具上側部分17を有する工具7が、断面斜視図で示されている。
工具下側部分16は、以下において詳しく述べるプランジャ18を有している。このプランジャ18は、本実施形態ではばねエレメント19及び滑り支持部を介して、工具下側部分16においてばね弾性的に支持されている。滑り支持部の代わりに、別の支持エレメントが設けられていてもよい。代替的な別の実施形態では、プランジャ18はばね弾性ではなく、工具下側部分16において不動に固定されている。
さらに工具下側部分16には、任意選択的なエジェクタ20が設けられている。このエジェクタ20は、本実施形態では、コイルばね21を介してばね弾性的に設けられている。代替的に、別のばねエレメントを設けることも可能である。
任意選択的な工具上側部分17は、工具下側部分16に向けられた滑り面22を備えている。これにより、場合によっては、プランジャ18から金属薄板14に向かって生ぜしめられる加工力に対する反力を生ぜしめることができる。任意選択的に、滑り面22は、図示のように球形である。別の代替的な実施形態では、滑り面22は、回転可能に支持された球によって準備される。滑り面22は、場合によっては誤差を補償するために、任意選択的にばね弾性的に設けられていてもよい。
図3aには、プランジャ18の第1の実施形態が等角投影図で示されている。図3b及び図3cには、プランジャ18がそれぞれ平面図及び側面図で示されている。プランジャ18は、くさびエレメントとして形成された押退け部分23を有している。図3bから分かるように、押退け部分23は、2つの押退け縁部24を有しており、両押退け縁部24は、プランジャ18の、ひいては押退け部分23の軸線28の1つの点において、互いに交差している。押退け縁部24は、軸線28に対して垂直な方向で、互いの間にくさび角αを成している。このくさび角αは60°であるが、約+/−10°の角度範囲にあってもよい。押退け縁部24によって、軸線28の方向で見て、先端25を備えた略くさび形の横断面が形成されるので、押退け縁部24は先端25のところで互いに隣接している。押退け縁部24はそれぞれ、先端25における第1の端部26と、反対側に位置する第2の端部27とを有している。押退け縁部24は、軸線28に対して垂直な平面との間に逃げ角βを成している。この逃げ角βは、本実施形態では2°であるが、シート厚さに関連して、0°よりも大きい他の値を有することができる。このような逃げ角βが設けられていないと、金属薄板表面が押退け縁部24によって損傷させられるおそれがある。さらに押退け縁部24は、対称軸線36を有している。
押退け縁部24は、本実施形態では、直線であり、かつ丸く形成されているか又は面取り部を有している。重要なことは、押退け縁部24が鋭角を成しておらず、これによって保護シート29が押退け縁部24によって切断されないことである。さもないと、レーザ切断に対して不都合な影響を及ぼすシート切れ端が発生するおそれがある。保護シート29は単に先端25によって分離され、次いで押退け縁部24によって押し退けられる。
図2に示すように、プランジャ18は、その軸線28が金属薄板14の加工すべき面に方向付けられるように、もしくは金属薄板14の加工すべき面に対して垂直に位置するように、工具下側部分16に取り付けられている。図3cから分かるように、逃げ角βは、軸線28に対して垂直な平面、つまり金属薄板14の面のように配置されている平面と、押退け縁部24との間に形成されるので、押退け縁部24の第1の端部26は、第2の端部27に比べて、金属薄板14の加工すべき面から小さな間隔を有している。
図4aには、プランジャ18の第2の実施形態が等角投影図で示されている。図4b及び図4cには、プランジャ18がそれぞれ平面図及び側面図で示されている。図4dには、図4cに示したプランジャ18の一部が拡大して示されている。
第2の実施形態におけるプランジャ18は、第1の実施形態におけるプランジャ18と同様に、押退け部分23の先端25を形成する押退け縁部24を有している。押退け縁部24は本実施形態においても、第1の端部26及び第2の端部27並びに対称軸線36を有している。プランジャ18の第2の実施形態では、第1の実施形態と異なり、押退け縁部24は直線ではなく、それぞれ第1の部分31と第2の部分32とに分割されている。それぞれ第1の部分31は、押退け縁部24のそれぞれ第1の端部26に位置し、軸線28との間に直角を成している。これによって平坦域30が形成され、この平坦域30において軸線28は垂直に位置している。押退け縁部24の第2の部分32は、ここでも軸線28との間に逃げ角βを成しているので、押退け縁部24の第2の端部27は、図2に示した状態においてそれぞれ再び、金属薄板14の加工すべき面から、第1の端部26に比べて大きな間隔を有している。
代替的な実施形態では、押退け縁部24は必ずしも2つの部分31,32に分割されている必要はなく、さらに多くの部分に分割されていてよい。
押退け部分23は任意選択的に、図2に示したように、追加的な切断エレメント33を先端に備えていてもよく、このような切断エレメント33が設けられていると、シートを綺麗に分離させることができる。
本実施形態では、押退け部分23を備えたプランジャ18は、保護シート29を金属薄板14の下側面から除去するために、プランジャ18が工具下側部分16に取り付けられているように示されている。代替的に又は追加的に、押退け部分23を備えたプランジャ26が工具上側部分17にも取り付けられていてもよく、このようになっていると、保護シート29を金属薄板14の上側面から除去することができる。
プランジャ18は工具下側部分16に、かつ工具下側部分16は下側の工具収容部5に、その軸線28が下側の工具収容部5の回転軸線6と整合するように収容されている。このことは、工具上側部分17におけるプランジャ18の使用についても同様である。
ワークは、本実施形態では金属薄板14であるが、保護シートを加工すべき面から除去することが必要である限りは、代替的に他の材料から成っていてもよいし、又は他の形状を有していてもよい。
運転時において、保護シート29は、金属薄板14の加工すべき面の領域から除去される。この領域は、通常、切断軌道によって、つまりワーク14の輪郭によって確定される軌道に相当している。切断軌道は、前記領域の内部に位置していて、軌道の縁部に対して十分な間隔を有する必要がある。それというのは、間隔があまりに僅かであると、保護シート29が同様に溶融されるおそれがあるからであり、このような保護シート29の溶融は、スラグ形成の原因となり得る。
そのために金属薄板14は、押退け部分23の軸線28が軌道の所望の開始点に位置するような位置に移動させられる。代替的な実施形態では、金属薄板14ではなく、プランジャ18が移動させられる。次いでプランジャ18の押退け部分23が、金属薄板14に接近させられるが、この接近移動は、先端25が保護シート29内に進入するまで、もしくは、保護シート29が、次いで行われる金属薄板14の移動時に先端25によって分離され、押退け縁部24によって軌道から押し退けられるように変形されるまで、続けられる。
保護シート29を押し退けるための金属薄板14の移動の前に、プランジャ18は、先端25が金属薄板14に対する押退け部分23の相対運動において押退け縁部24に先行するように、回転させられる。直線の軌道部分では、プランジャ18は、押退け縁部24が移動方向に対して対称的であるように回転させられる。
図5aには、例として直線の切断軌道34が示されており、この切断軌道34に沿ってレーザビームを用いて金属薄板14が切断される。図示を可能にするために、プランジャ18の先端25の経路35は、点線で示した切断軌道34のそばに位置する実線で示されている。実際には切断軌道34と経路35とは一致している。
円弧を備えた軌道における保護シート29の押退け時には、プランジャ18は、経路35に沿った金属薄板14に対するプランジャ18の移動に加えて、押退け縁部24の対称軸線36が経路35に対して接線方向になるように、回転させられる。これによって、金属薄板14に対するプランジャ18の相対速度は、軌道の外側半径において内側半径における速度よりも大きくなる。
半径が小さい場合には、内側半径における相対運動が連続していることがもはや保証されなくなる。経路35に沿った運動に対する追加的な回転によって、押退け縁部24の第2の端部27が、軌道の内側半径において、金属薄板14に対して留まったままになるか、又はそれどころか、先端25の方向とは反対の方向に移動する、というおそれが生じる。これによって、またしても、切断プロセスを損なうおそれのあるシート切れ端が発生してしまう。
図5bに示すように、この理由から、例えば5mmよりも小さい半径を有する切断軌道34のためには、先端25が移動する経路35の半径は比較的大きく選択される。切断軌道34の半径が5mmの場合、経路35の半径は1mmだけ大きく、つまり6mmに決定される。
図示を可能にするために、図5bにおいても、プランジャ18の先端25の経路35は、点線で示した切断軌道34のそばに位置する実線で示されている。実際には、図5bにおいても直線領域では切断軌道34と経路35とは一致している。
切断軌道34のための軌道が鋭角を有する場合には、保護シート29を押し退けることは困難である。それというのは、押退け縁部24のうちの1つが、プランジャ18の回転時に、押し退けられた保護シート29の上を再度通過し、これによって再びシート切れ端が生じることがあるからである。平坦域30を備えた第2の実施形態による、押退け部分23を有するプランジャ18を備えた工具を使用すると、平坦域30が加工すべき面に常に面状に接触するので、極めて小さい半径の場合でもまったく又は最小のシート切れ端しか発生しない(このようなシート切れ端は、吸込み装置によって吸い込むことができる)、という利点が得られる。
図5cにおいて、プランジャ18は、プランジャ18′によって示すように、走行移動の開始時には、図5aに示した移動と同様に移動する。図示を可能にするために、図5cでも、プランジャ18の先端25の経路35は、点線で示した切断軌道34のそばに位置する実線で示されている。実際には、図5cでも直線領域では切断軌道34と経路35とは一致している。しかしながら、切断軌道34は直線領域の後に鋭角部を有していて、次いで再び直線的に延びており、このときプランジャ18は、プランジャ18′′′によって示すように、再び走行移動の開始時と同様に直線的に移動する。しかしながら、鋭角部においては、先端25の実線で示した経路35は、点線で示した切断軌道34に追従しない。ここでは、先端25の経路35は、鋭角部に内接した、所定の半径(ここではR=0.5mm)を有する丸み部(Radius)に追従する。代替的に、他の値の半径が、角度の値に関連して決定される。同時にプランジャ18は、プランジャ18′′の瞬間的な姿勢で示されているように、回転させられ、これによって押退け縁部24の対称軸線36は経路35に対して接線方向に位置する。プランジャ18の走行移動は、切断軌道34が常に保護シート29が押し退けられる領域に位置するように、回動と合わせられている。
図5cにおける軌道の一部を拡大した図である図5dに示すように、プランジャ18は、該プランジャ18が、経路35の、切断軌道34の鋭角部に内接した丸み部の頂部における、経路35の点Pに到るまで走行するように、金属薄板14に対してさらに移動する。次いでプランジャ18は、軸線28を中心にして、つまり先端25を中心にして、完全に一回転し、これによって鋭角部の領域における保護シートが押し退けられる。プランジャ18は、経路35の頂点における点Pを中心にして回転させられる。代替的に、回転は、点Pを中心に実施されるのではなく、切断軌道34の鋭角部の領域における他の点を中心にして実施される。別の代替的な実施形態では、プランジャ18は、1つの点を中心にして回転させられるのではなく、点を中心にした例えば半径0.1mmの円形運動を軸線28が実施するように回転させられる。このような回転によって、保護シート29は角度分だけより大きな面積で押し退けられ、これによってレーザ切断が改善される。回転の後、押退け縁部24の対称軸線36が再び経路35に対して接線方向になった位置から、経路35に沿った先端25の移動が実施される。
1 加工機、 2 C字形フレーム、 3 制御装置、 4 上側の工具収容部、 5 下側の工具収容部、 6 回転軸線、 7 工具、 8 レーザ加工ヘッド、 9 ワークテーブル、 10 円形開口、 11 加工領域、 12 横方向レール、 13 クランプ、 14 金属薄板、 16 工具下側部分、 17 工具上側部分、 18 プランジャ、 19 ばねエレメント、 20 エジェクタ、 21 コイルばね、 22 滑り面、 23 押退け部分、 24 押退け縁部、 25 先端、 26 第1の端部、 27 第2の端部、 28 軸線、 29 保護シート、 30 平坦域、 31 第1の部分、 32 第2の部分、 33 切断エレメント、 34 切断軌道、35 経路、 36 対称軸線

Claims (15)

  1. ワーク(14)における保護シート(29)を押し退ける、加工機(1)用の工具であって、前記ワーク(14)は、当該工具によって加工すべき面を有していて、当該工具は、前記加工すべき面において前記保護シート(29)が押し退けられた領域を生ぜしめるために、前記加工すべき面に向けられた押退け部分(23)を有しており、
    前記押退け部分(23)は、前記加工すべき面に向けられた軸線(28)と、2つの押退け縁部(24)とを有していて、該押退け縁部(24)は互いに前記軸線(28)の1つの点において交差しており、これによって前記押退け部分(24)は、前記軸線(28)の方向で見て、1つの先端(25)と該先端(25)に隣接する2つの押退け縁部(24)とを備えた略くさび形の横断面を有しており、前記押退け縁部(24)は、前記先端(25)に第1の端部(26)を有し、かつ反対側に第2の端部(27)を有しており、
    前記押退け縁部(24)は、前記軸線(28)に対して垂直な方向で、互いの間にくさび角(α)を成しており、
    前記2つの押退け縁部(24)の少なくとも1つの同じ部分(31,32)が、前記軸線(28)に対して垂直に方向付けられた平面との間に、同じ逃げ角(β)を成していて、その結果、前記押退け縁部(24)の前記第2の端部(27)は、前記軸線(28)の方向において、前記第1の端部(26)から間隔を有しており、
    前記押退け縁部(24)は、丸く形成されているか又は面取り部を有している
    ことを特徴とする、加工機用の工具。
  2. 前記軸線(28)が、前記ワーク(14)の前記加工すべき面において垂直に位置している場合、前記押退け縁部(24)の前記第1の端部(26)は、前記第2の端部(27)よりも、前記加工すべき面から僅かな間隔を有している、請求項1記載の工具。
  3. 前記押退け縁部(24)は、前記第1の端部(26)から前記第2の端部(27)まで直線的に延びている、請求項1又は2記載の工具。
  4. 前記押退け縁部(24)はそれぞれ少なくとも2つの部分(31,32)を有していて、第1の部分(31)は前記第1の端部(26)において、前記軸線(28)との間にそれぞれ直角を成している、請求項1又は2記載の工具。
  5. 前記押退け部分(24)は、ばね弾性的に当該工具において支持されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の工具。
  6. 前記押退け部分(24)は、当該工具(7)において非可撓性に支持されていて、当該工具(7)は、ばね弾性的なエジェクタ(20)を有している、請求項1から4までのいずれか1項記載の工具。
  7. 前記押退け部分(24)は、前記保護シート(29)を切断するために、追加的な切断エレメント(33)を備えている、請求項1から6までのいずれか1項記載の工具。
  8. 請求項1から7までのいずれか1項記載の工具を備えた工具セット(7)であって、対応工具が、押退けのための反力を生ぜしめるために、回転可能な球を有していることを特徴とする、工具セット。
  9. 請求項1から7までのいずれか1項記載の工具又は請求項8記載の工具セット(7)と加工機(1)とから成るシステムであって、前記加工機(1)は、上側の工具収容部(4)と、軸まわりに回転可能な下側の工具収容部(5)とを有しており、前記工具は、前記下側の工具収容部(5)に収容されていて、対応工具が、場合によっては前記上側の工具収容部(4)に収容されていることを特徴とする、システム。
  10. 軸まわりに回転可能な前記工具収容部(4,5)が、回転軸線(6)を有しており、前記工具の前記押退け部分(23)の軸線(28)は、該軸線(28)と回転可能な前記工具収容部(4,5)の前記回転軸線(6)とが整合するように配置されている、請求項9記載のシステム。
  11. 前記加工機(1)は、組み合わせられた打抜き・レーザ機である、請求項9又は10記載のシステム。
  12. 請求項9から11までのいずれか1項記載のシステムを用いて、保護シート(29)が押し退けられた、ワーク(14)の加工すべき面の領域を生ぜしめる方法であって、
    前記先端(25)が、前記保護シート(29)に進入するまで、又は前記保護シート(29)が前記ワーク(14)の次に行われる移動時に前記先端(25)によって分離されるように、前記保護シート(29)を変形させるまで、前記ワーク(14)の前記加工すべき面に前記押退け部分(23)を接近させるステップと、
    前記加工機(1)又はプランジャ(18)のワーク移動装置を用いて、経路(35)に沿って前記ワーク(14)を移動させ、かつ前記工具を回転させ、これによって前記先端(25)を、前記ワーク(14)に対する前記押退け部分(23)の相対運動において前記押退け縁部(24)に先行して移動させ、これにより前記押退け部分(23)によって前記領域における前記保護シート(29)を押し退けるステップと、
    を有することを特徴とする、ワークの加工すべき面の領域を生ぜしめる方法。
  13. 第1の作業過程において前記領域における前記保護シート(29)を押し退け、次いで第2の作業過程において、レーザビームを用いて前記ワーク(14)を所定の切断軌道(34)に沿って切断し、このとき該切断軌道(34)が前記領域の内部に位置するように、前記経路(35)に沿って移動させる、請求項12記載のシステムを備えた、請求項12記載の方法。
  14. 前記先端(25)の前記経路(35)が前記レーザビームの前記切断軌道(34)の鋭角部において、前記切断軌道(34)の鋭角部に内接する丸み部を有するように、前記ワーク(14)又は前記プランジャ(18)を前記経路(35)に沿って移動させ、かつ前記工具を回転させる、請求項13記載の方法。
  15. 前記ワーク(14)又は前記プランジャ(18)を、前記経路(35)に沿って前記丸み部の1つの点(P)に到るまで移動させ、このとき、前記押退け縁部(24)の対称軸線(36)が前記丸み部において前記経路(35)に対して接線方向に位置するように、前記プランジャ(18)を回転させるステップと、
    前記軸線(28)を中心にして前記プランジャ(18)を完全に1回転させるステップと、
    前記ワーク(14)又は前記プランジャ(18)を前記経路(35)に沿ってさらに移動させ、このとき前記押退け縁部(24)の前記対称軸線(36)を、前記丸み部において前記経路(35)に対して接線方向に位置させるステップと、
    をさらに有する、請求項14記載の方法。
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