JP2016198147A - マスクシート - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡単で安価に製造でき、美容液などの浸透効果にも優れたマスクシートを提供する。【解決手段】マスクシート100は、顔面全体を覆い目、鼻、口の少なくとも1つと対応する箇所に開口6、7、8を有する顔面被覆部1と、この顔面被覆部1と連続して設けられた、頭部全体を覆う頭部被覆部9と、顔面被覆部1および頭部被覆部9に対し両側方へ延びて、互いに結ばれる一対の結び部4、5とを備えている。マスクシート100を展開した状態で、顔面被覆部1と頭部被覆部9と結び部4、5とは同一平面となる。【選択図】図1

Description

本発明は、顔面を覆う部分と頭部を覆う部分とが一体となった美容用のマスクシートに関する。
美容用のマスクシートとしては、特許文献1に記載されているような、目・鼻・口に対応する部分に開口を設けた顔面被覆用のものがよく知られている。また、顔面を覆う部分と頭部を覆う部分とを一体に設けたマスクシートも知られている。たとえば、特許文献2には、顔面と頭部全体を被覆するマッサージ用マスクであって、空気袋の膨張によって顔面を圧迫しマッサージを行うものが示されている。また、特許文献3には、顔面と頭頂部を覆うシャワーキャップに、後頭部から首筋までを被覆する垂下被覆部を設けたフェイスマスクが示されている。
特開2011−250917号公報 特開2007−244842号公報 実用新案登録第3168078号公報
特許文献2のマスクシートは、伸縮性を有する素材からなる顔面部被覆シートと、非伸縮性の素材からなる後頭部被覆シートとから構成されており、両被覆シートは連結部で一体に連結されている。そして、後頭部被覆シートにファスナーが設けられているとともに、後頭部被覆シートの内側には、空気袋体が設けられている。このようなマスクシートは、構造が複雑で部品も多く、製造にも手間がかかるため、高価なものとなる。また、嵩張るため保管にも不便である。
特許文献3のマスクシートは、円形フイルムの周縁に伸縮紐を取り付けてシャーリングした開口部を有するフェイスキャップを用いているので、構造は比較的簡単である。しかし、フェイスキャップは非通気性のフイルムから形成されるため、美容液や化粧水を含浸させることはできない。また、フェイスキャップを美容液や化粧水の含浸が可能な素材で形成したとしても、垂下被覆部が頭部に対して固定されないため、後頭部や首筋と垂下被覆部との間に空間が生じ、髪や頭皮への液の浸透効果が低下する。
本発明は、構造が簡単で安価に製造でき、美容液などの浸透効果にも優れたマスクシートを提供することを目的としている。
本発明に係るマスクシートは、顔面全体を覆い、目、鼻、口の少なくとも1つと対応する箇所に開口を有する顔面被覆部と、この顔面被覆部と連続して設けられた、頭部全体を覆う頭部被覆部と、顔面被覆部および頭部被覆部に対し両側方へ延びて、互いに結ばれる一対の結び部とを備えており、展開した状態で、顔面被覆部と頭部被覆部と結び部とが同一平面となるように構成されている。
本発明では、マスクシートを展開したときに、顔面被覆部、頭部被覆部、および結び部が同一平面をなすので、1枚のシート材を裁断することにより、容易にマスクシートを製造することができる。また、マスクシートの形状・構造が簡単なものとなり、シートを折り畳んでコンパクトに保管することができる。さらに、両側方へ延びる一対の結び部が設けられているので、この結び部をたとえば頭の後ろ側で結ぶことにより、頭部被覆部を頭部に密着して固定することができる。このため、マスクシートに含浸された液の髪や頭皮への浸透効果を高めることができる。
本発明において、マスクシートを展開した状態で、顔面被覆部と、頭部被覆部と、結び部とが十字形を形成するようにしてもよい。
本発明において、マスクシートを展開した状態で、顔面被覆部と、頭部被覆部と、結び部とが三角形を形成するようにしてもよい。
本発明において、顔面被覆部の両側に、耳に引っ掛けられる第1耳掛部を設けてもよい。
本発明において、顔面被覆部と連続して頭部被覆部と反対側に設けられた、顎部を覆う顎部被覆部をさらに設け、この顎部被覆部の両側に、耳に引っ掛けられる第2耳掛部を設けてもよい。
本発明において、結び部は、顔面被覆部の上側に設けられた上側結び部と、顎部被覆部の下側に設けられた下側結び部とから構成してもよい。
本発明において、頭部被覆部を、額および頭頂部を覆う第1頭部被覆部と、後頭部を覆う第2頭部被覆部とから構成してもよい。この場合、第2頭部被覆部は、首筋、肩、または背中まで延びる長さに形成されていてもよい。
本発明によれば、構造が簡単で安価に製造でき、美容液などの浸透効果にも優れたマスクシートを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るマスクシートを示した平面図である。 同マスクシートと顔および頭との位置関係を示した正面図である。 同マスクシートと顔および頭との位置関係を示した側面図である。 同マスクシートの装着手順を示した図である。(a)は正面から見た図、(b)および(c)は背後から見た図である。 本発明の第2実施形態に係るマスクシートを示した平面図である。 本発明の第3実施形態に係るマスクシートを示した平面図である。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。各図において、同一の部分または対応する部分には、同一符号を付してある。
図1は、第1実施形態に係るマスクシート100を展開した状態を示している。マスクシート100は、1枚のシートを裁断することによって作られる。シートの素材は、伸縮性を有する不織布である。
マスクシート100は、顔面被覆部1と、頭部被覆部9と、一対の結び部4、5とを備えている。顔面被覆部1は、顔面全体を覆う部分である。この顔面被覆部1には、目、鼻、口に対応して、それぞれ開口6、7、8が形成されている。顔面被覆部1のX方向(顔の横方向)の寸法1xは、約21cmであり、Y方向(顔の縦方向)の寸法1yは、約18cmである。但し、これらの寸法は単なる一例であって、本発明を限定するものではない。以下の寸法例示についても同様である。また、図1において、各部1〜5の境界に描かれている破線は、便宜上のものであり、実在しなくてもよいが、境界であることを示す何らかの表示を施してもよいことは言うまでもない。後述する図5、図6においても同様である。
頭部被覆部9は、頭部全体を覆う部分で、顔面被覆部1とY方向に連続して設けられている。頭部被覆部9は、額と頭頂部を覆う第1頭部被覆部2と、後頭部を覆う第2頭部被覆部3とから構成される。第1頭部被覆部2のX方向の寸法2xは、約21cmであり、Y方向の寸法2yは、約17cmである。第2頭部被覆部3のX方向の寸法3xは、約21cmであり、Y方向の寸法3yは、約35cmである。
結び部4、5は、顔面被覆部1および頭部被覆部9に対し両側方(X方向)へ延びている。左側の結び部4と右側の結び部5の大きさは同じである。結び部4、5のX方向の寸法4x、5xは、約45cmであり、Y方向の寸法4y、5yは、約17cmである。結び部4、5は、後述するように、頭の後ろ側で互いに結ばれる。
図1からわかるように、マスクシート100を展開した状態では、顔面被覆部1と頭部被覆部9と結び部4、5とが同一平面となっている。また、この展開状態において、顔面被覆部1と頭部被覆部9と結び部4、5とは、十字形を形成している。
図2に示すように、顔面被覆部1の開口6は目の位置にあって、マスクシート100を装着した状態で、目が開口6から露出するので、利用者は視界が妨げられることがない。開口7は、鼻の位置にあって、スリットを3方に設けることにより形成され、常時はスリットで囲まれた部分の台形状の舌片で塞がれている。マスクシート100を顔に装着すると、舌片が鼻で押されてめくられ、開口7に鼻の一部が露出するので、利用者は呼吸が妨げられることがない。開口8は、口の位置にあって、マスクシート100を装着した状態で、口が開口8から露出するので、利用者は呼吸や会話が妨げられることがない。
図2および図3に示すように、マスクシート100を装着した状態では、顔面の全域が顔面被覆部1で覆われる。また、図3に示すように、額と頭頂部の領域は、頭部被覆部9の第1頭部被覆部2で覆われ、後頭部は、頭部被覆部9の第2頭部被覆部3で覆われる。第2頭部被覆部3は、首筋から肩を経て、背中まで延びる長さに形成されている。
次に、マスクシート100の使用方法について説明する。以下では、美容液を含浸させたマスクシート100を用いて、顔面と頭皮のケアだけでなく、ヘアケアも行なう場合を例に挙げる。
まず、シャンプーで洗髪を行い、シャンプーを洗い流した後、トリートメント剤を髪に塗布し、しばらく置いてからトリートメント剤を洗い流す。次に、髪に美容液を塗布する。美容液は、主に毛先に塗り込むように塗布するとよい。なお、髪がセミロングやロングのように長い場合は、髪の先端側を団子状に束ねる。
続いて、マスクシート100を装着する。マスクシート100には、あらかじめ美容液が含浸されている。装着にあたっては、まず図4(a)に示すように、顔面被覆部1の開口6、7、8が、それぞれ目、鼻、口の位置に来るように、顔面被覆部1を顔にフィットさせる。また、図4(a)、(b)に示すように、第1頭部被覆部2で額と頭頂部を覆い、第2頭部被覆部3で後頭部を覆うように、頭部被覆部9で頭部全体を覆う。この状態から、図4(c)に示すように、左右の結び部4、5を、頭の後ろ側で互いに結ぶ。髪が団子状に束ねられている場合は、束ねた部分の下側で、結び部4、5を結ぶ。結び部4、5を互いに結ぶことで、頭部被覆部9は頭部に対して固定される。
図4(c)に示す状態で、10〜15分程度放置する。顔面被覆部1についても、一般のフェイスマスクと同様に、開口6、7、8を目、鼻、口に合わせてフィットさせた状態で、10〜15分程度放置する。これによって、マスクシート100に含浸されている美容液が顔面と頭皮、および髪に浸透する。そして、時間が来たら、マスクシート100を外し、ドライヤーを用いて髪を乾かす。以上により、顔面と頭皮のケアに加えて、髪のケアが行なわれる。
上述した第1実施形態によれば、マスクシート100を展開したときに、顔面被覆部1、頭部被覆部9、および結び部4、5が同一平面をなすので、1枚のシート材を裁断することにより、容易にマスクシート100を製造することができる。また、マスクシート100の形状・構造が簡単なものとなり、シートを折り畳んでコンパクトに保管することができる。さらに、両側方へ延びる一対の結び部4、5が設けられているので、この結び部4、5を頭の後ろ側で結ぶことにより、頭部被覆部9を頭部に密着して固定することができる。このため、マスクシート100に含浸された美容液の、髪や頭皮への浸透効果を高めることができる。
図5は、第2実施形態に係るマスクシート200を展開した状態を示している。このマスクシート200も、1枚のシートを裁断することによって作られ、シートの素材は、伸縮性を有する不織布である。
マスクシート200は、全体として二等辺三角形に形成されていて、顔面被覆部11と、頭部被覆部19と、一対の結び部14、15とを備えている。マスクシート200全体のX方向の寸法20x(三角形の底辺長)は、約1mであり、Y方向の寸法20y(三角形の高さ)は、約1mである。
顔面被覆部11は、顔面全体を覆う部分である。この顔面被覆部11には、目、鼻、口に対応して、それぞれ開口16、17、18が形成されている。顔面被覆部11のX方向の寸法21xは、約21cmであり、Y方向の寸法21yは、約18cmである。
頭部被覆部19は、額と頭頂部を覆う第1頭部被覆部12と、後頭部を覆う第2頭部被覆部13とから構成される。第1頭部被覆部12のX方向の寸法22xは、約21cmであり、Y方向の寸法22yは、約17cmである。第2頭部被覆部13を構成する三角形の底辺長は、約65cmであり、三角形の高さは、約65cmである。
結び部14、15は、顔面被覆部11および頭部被覆部19に対し両側方(X方向)へ延びている。左側の結び部14と右側の結び部15の大きさは同じである。結び部14、15は、第1実施形態の結び部4、5と同様に、頭の後ろ側で互いに結ばれる(図示省略)。
図5からわかるように、マスクシート200を展開した状態では、顔面被覆部11と頭部被覆部19と結び部14、15とが同一平面となっている。また、この展開状態において、顔面被覆部11と頭部被覆部19と結び部14、15とは、三角形を形成している。
マスクシート200の装着方法は、基本的に、第1実施形態のマスクシート100と同じである。すなわち、顔面被覆部11の開口16、17、18が、それぞれ目、鼻、口の位置に来るように、顔面被覆部11を顔にフィットさせるとともに、第1頭部被覆部12で額と頭頂部を覆い、第2頭部被覆部13で後頭部を覆うように、頭部被覆部19で頭部全体を覆う。そして、左右の結び部14、15を、頭の後ろ側で互いに結ぶことにより、頭部被覆部19が頭部に対して固定される。
第1実施形態の場合と同様に、マスクシート200にあらかじめ美容液を含浸させておくことで、美容液が顔面と頭皮、および髪に浸透し、顔面と頭皮のケアに加えて、髪のケアを行なうことができる。
上述した第2実施形態によれば、マスクシート200を展開したときに、顔面被覆部11、頭部被覆部19、および結び部14、15が同一平面をなすので、1枚のシート材を裁断することにより、容易にマスクシート200を製造することができる。また、マスクシート200の形状・構造が簡単なものとなり、シートを折り畳んでコンパクトに保管することができる。さらに、両側方へ延びる一対の結び部14、15が設けられているので、この結び部14、15を頭の後ろ側で結ぶことにより、頭部被覆部19を頭部に密着して固定することができる。このため、マスクシート200に含浸された美容液の、髪や頭皮への浸透効果を高めることができる。
図6は、第3実施形態に係るマスクシート300を展開した状態を示している。このマスクシート300も、1枚のシートを裁断することによって作られ、シートの素材は、伸縮性を有する不織布である。
マスクシート300は、顔面被覆部31と、頭部被覆部39と、一対の上側結び部34、35と、顎部被覆部40と、一対の下側結び部44、45とを備えている。顔面被覆部31は、顔面全体を覆う部分である。この顔面被覆部31には、目、鼻、口に対応して、それぞれ開口36、37、38が形成されている。また、顔面被覆部31の両側には、左右の耳にそれぞれ引っ掛けられる第1耳掛部41が形成されている。第1耳掛部41は、開口36、38と同様の開口からなる。また、顔面被覆部31には、側端から開口36へ至るスリット47が形成されている。
顎部被覆部40は、顎部を覆う部分であって、顔面被覆部31と連続して、頭部被覆部39と反対側に設けられている。顎部被覆部40の両側には、左右の耳にそれぞれ引っ掛けられる第2耳掛部42が形成されている。第2耳掛部42は、第1耳掛部41と同様の開口からなる。顔面被覆部31と顎部被覆部40との境界における左右両側には、スリット43が形成されている。顔面被覆部31および顎部被覆部40のX方向の寸法30xは、約22cmであり、両被覆部31、40を合わせたY方向の寸法30yは、約16cmである。
頭部被覆部39は、頭部全体を覆う部分で、顔面被覆部31とY方向に連続して設けられている。頭部被覆部39は、額と頭頂部を覆う第1頭部被覆部32と、後頭部を覆う第2頭部被覆部33とから構成される。第1頭部被覆部32および第2頭部被覆部33のX方向の寸法33xは、約15cmである。第1頭部被覆部32のY方向の寸法32yは、約17cmである。第2頭部被覆部33のY方向の寸法33yは、約32cmである。
上側結び部34、35は、顔面被覆部31の上側に設けられていて、顔面被覆部31および頭部被覆部39に対し両側方(X方向)へ延びている。左側の結び部34と右側の結び部35の大きさは同じである。上側結び部34、35のX方向の寸法34x、35xは、約45cmであり、Y方向の寸法34y、35yは、約15cmである。上側結び部34、35は、第1実施形態の結び部4、5と同様に、頭の後ろ側で互いに結ばれる(図示省略)。
下側結び部44、45は、顎部被覆部40の下側に設けられていて、顔面被覆部31、頭部被覆部39、および顎部被覆部40に対し両側方(X方向)へ延びている。左側の結び部44と右側の結び部45の大きさは同じである。顎部被覆部40と下側結び部44、45との境界における左右両側には、スリット46が形成されている。下側結び部44、45のX方向の寸法44x、45xは、約35cmであり、Y方向の寸法44y、45yは、約5cmである。
図6からわかるように、マスクシート300を展開した状態では、顔面被覆部31と、頭部被覆部39と、顎部被覆部40と、上側結び部34、35と、下側結び部44、45とが同一平面となっている。また、この展開状態において、顔面被覆部31、頭部被覆部39、顎部被覆部40、上側結び部34、35、および下側結び部44、45は、大略「士」の字形を形成している。
なお、図6においては、上側結び部34、35と下側結び部44、45が、いずれも若干斜めになった状態で側方へ延びているが、これに限らず、各結び部34、35、44、45は、図1に示した結び部4、5のように、側方へまっすぐ延びていてもよい。あるいは、上側結び部34、35と下側結び部44、45の一方のみを、若干斜めになった状態で側方へ延ばし、他方を側方へまっすぐ延ばしてもよい。
マスクシート300は、たとえば次のような手順で装着される。最初に、第1実施形態のマスクシート100と同様の要領で、顔面被覆部31の開口36、37、38が、それぞれ目、鼻、口の位置に来るように、顔面被覆部31を顔にフィットさせるとともに、第1頭部被覆部32で額と頭頂部を覆い、第2頭部被覆部33で後頭部を覆うように、頭部被覆部39で頭部全体を覆う。また、顔面被覆部31の両側の第1耳掛部41を、シート材(不織布)の伸縮性を利用して左右の耳に引っ掛ける。次に、上側結び部34、35を、頭の後ろ側で互いに結ぶことにより、頭部被覆部39が頭部に対して固定される。
次に、顎部被覆部40で顎部を覆った後、顎部被覆部40の両側の第2耳掛部42を、シート材の伸縮性を利用して左右の耳に引っ掛ける。このとき、左右の耳には、すでに顔面被覆部31の第1耳掛部41が引っ掛けられているので、第2耳掛部42は、第1耳掛部41に重ねて、耳に引っ掛けられることになる。最後に、下側結び部44、45を、顎部を持ち上げるように上方へ引っ張って、頭頂部付近で互いに結ぶ。以上でマスクシート300の装着が完了する。
第1実施形態の場合と同様に、マスクシート300にあらかじめ美容液を含浸させておくことで、美容液が顔面と頭皮、および髪に浸透し、顔面と頭皮のケアに加えて、髪のケアを行なうことができる。
また、顔面被覆部31の第1耳掛部41を、左右の耳に引っ掛けることによって、目の下の領域の肌が上側に引っ張られて、リフトアップ効果が得られる。さらに、顎部被覆部40の第2耳掛部42を、左右の耳に引っ掛けることによって、顎から頬にかけての領域の肌が上側に引っ張られて、リフトアップ効果が得られる。
上述した第3実施形態によれば、マスクシート300を展開したときに、顔面被覆部31、頭部被覆部39、顎部被覆部40、上側結び部34、35、および下側結び部44、45が同一平面をなすので、1枚のシート材を裁断することにより、容易にマスクシート300を製造することができる。また、マスクシート300の形状・構造が簡単なものとなり、シートを折り畳んでコンパクトに保管することができる。さらに、両側方へ延びる一対の上部結び部34、35が設けられているので、この上部結び部34、35を頭の後ろ側で結ぶことにより、頭部被覆部39を頭部に密着して固定することができる。このため、マスクシート300に含浸された美容液の、髪や頭皮への浸透効果を高めることができる。
また、第3実施形態のマスクシート300では、顔面被覆部31に第1耳掛部41、顎部被覆部40に第2耳掛部42がそれぞれ設けられているので、両耳掛部41、42を耳に引っ掛けることにより、顔の下半分のリフトアップ効果を得ることができる。
さらに、第3実施形態のマスクシート300では、顎部被覆部40に連続して下側結び部44、45が設けられているので、この下側結び部44、45で顎部を持ち上げることによって、より強力なリフトアップ効果を得ることができる。
本発明は、以上述べた実施形態に限らず、以下のような種々の実施形態を採用することができる。
図1では、1枚のシートを裁断することによって、顔面被覆部1、頭部被覆部9、および結び部4、5を一体に形成した例を示したが、これらの一部を縫製や接着などにより他の部分に接合してもよい。図5、図6においても同様である。
図1では、顔面被覆部1に、目、鼻、口に対応する3つの開口6、7、8が形成されているが、目、鼻、口のいずれか1つまたは2つに対応する開口のみを形成してもよい。図5、図6においても同様である。
図3では、第2頭部被覆部3が、首筋から肩を経て背中まで延びる長さに形成されているが、第2頭部被覆部3は、後頭部のみを覆う長さであってもよく、あるいは、首筋までの長さ、肩までの長さ、背中までの長さのいずれであってもよい。図5、図6においても同様である。
図1では、顔面被覆部1に耳掛部が設けられていないが、図6のような第1耳掛部41に相当する耳掛部を、顔面被覆部1に形成してもよい。図5においても同様である。
図1および図5では、顎部を覆う部分が設けられていないが、図6のような顎部被覆部40を顔面被覆部1、11と連続して形成してもよい。その場合、図6のような下側結び部44、45をさらに設けてもよい。
図4では、結び部4、5を頭の後ろ側で結ぶ例を示したが、これに代えて、結び部4、5を頭の後ろで交差させた後、首に巻きつけるようにして前に引き出し、首や胸の位置で結ぶようにしてもよい。図5の結び部14、15と、図6の上側結び部34、35についても同様である。
図6では、顎部被覆部40の下側に下側結び部44、45を設けたが、この下側結び部44、45は省略してもよい。
前記の各実施形態では、マスクシート100、200、300に美容液を含浸させた例を挙げたが、マスクシート100、200、300に化粧水を含浸させてもよい。
前記の各実施形態では、マスクシート100、200、300の素材として不織布を例に挙げたが、美容液や化粧水などの含浸が可能で、伸縮性のある素材であれば、不織布以外の素材を用いてもよい。また、マスクシート100、200、300の素材は、伸縮性のないシートであってもよい。
1、11、31 顔面被覆部
2、12、32 第1頭部被覆部
3、13、33 第2頭部被覆部
4、5、14、15 結び部
34、35 上側結び部
44、45 下側結び部
6〜8、16〜18、36〜38 開口
9、19、39 頭部被覆部
40 顎部被覆部
41 第1耳掛部
42 第2耳掛部
100、200、300 マスクシート

Claims (8)

  1. 顔面全体を覆い、目、鼻、口の少なくとも1つと対応する箇所に開口を有する顔面被覆部と、
    前記顔面被覆部と連続して設けられた、頭部全体を覆う頭部被覆部と、
    前記顔面被覆部および前記頭部被覆部に対し両側方へ延びて、互いに結ばれる一対の結び部と、を備え、
    展開した状態で、前記顔面被覆部と前記頭部被覆部と前記結び部とが同一平面となる、ことを特徴とするマスクシート。
  2. 請求項1に記載のマスクシートにおいて、
    展開した状態で、前記顔面被覆部と、前記頭部被覆部と、前記結び部とが十字形を形成する、ことを特徴とするマスクシート。
  3. 請求項1に記載のマスクシートにおいて、
    展開した状態で、前記顔面被覆部と、前記頭部被覆部と、前記結び部とが三角形を形成する、ことを特徴とするマスクシート。
  4. 請求項1に記載のマスクシートにおいて、
    前記顔面被覆部の両側に、耳に引っ掛けられる第1耳掛部を設けた、ことを特徴とするマスクシート。
  5. 請求項4に記載のマスクシートにおいて、
    前記顔面被覆部と連続して、前記頭部被覆部と反対側に設けられた、顎部を覆う顎部被覆部をさらに備え、
    前記顎部被覆部の両側に、耳に引っ掛けられる第2耳掛部を設けた、ことを特徴とするマスクシート。
  6. 請求項5に記載のマスクシートにおいて、
    前記結び部は、前記顔面被覆部の上側に設けられた上側結び部と、前記顎部被覆部の下側に設けられた下側結び部とから構成される、ことを特徴とするマスクシート。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のマスクシートにおいて、
    前記頭部被覆部は、額および頭頂部を覆う第1頭部被覆部と、後頭部を覆う第2頭部被覆部とから構成される、ことを特徴とするマスクシート。
  8. 請求項7に記載のマスクシートにおいて、
    前記第2頭部被覆部は、首筋、肩、または背中まで延びる長さに形成されている、ことを特徴とするマスクシート。
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