JP2019063343A - フェイスマスク - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用方法が易しく、皮膚の皺のばしやリフトアップ効果が期待できるフェイスマスク。【解決手段】 シート体により形成されたフェイスマスクであって、顔面を覆うための本体部と、前記シート体を切り込むことで形成された局所引っ張り部を備え、前記局所引っ張り部は、前記本体部に接続した根本部と、当該根本部から延出した延出部と、当該延出部の末端であって使用者がつまむ部分となる止め部を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、フェイスマスクに関する。
化粧水や美容液等の美容効果のある液体を顔面に塗布するために、紙、織布又は不織布等の液体含浸性を有する可塑性のシート状のフェイスマスクが用いられる。
フェイスマスクを顔面に載置することで、フェイスマスクが含浸している化粧水等の液体を顔面の皮膚に接触させることができ、液体の美容効果を効率的に作用させることができるとされている。
特開2015−156996号公報
一方で、皮膚の皺のばしやリフトアップを簡単に行いたいという要望があるものの、従来のフェイスマスクでは、この要望に十分に応えられていない。
そこで本発明は、使用方法が易しく、皮膚の皺のばしやリフトアップ効果が期待できるフェイスマスクを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願発明は例えば、シート体により形成されたフェイスマスクであって、顔面を覆うための本体部と、前記シート体を切り込むことで形成された局所引っ張り部を備え、前記局所引っ張り部は、前記本体部に接続した根本部と、当該根本部から延出した延出部と、当該延出部の末端であって使用者がつまむ部分となる止め部と、を備える。
あるいは、シート体により形成されたフェイスマスクであって、顔面を覆うための本体部と、前記シート体を開口する開口部と、前記開口部に貼り付ける別シート体で形成された局所引っ張り部を備え、前記局所引っ張り部は、延出部と、当該延出部の末端であって使用者がつまむ部分となる止め部と、を備える。
前記局所引っ張り部は、目じり、ほうれい線、額、瞼のいずれか1つ以上の部位を引き伸ばす位置に設けられる。
前記止め部は、当該止め部の大きさより大きく切り抜かれた、切り抜き領域に配されており、前記止め部の、根本部と反対方向には、前記止め部を引っ張りながら皮膚に密着させて止めた場合に、シート体同士が重なることがないための、シート欠如領域が設けられていてもよい。
前記本体部は、顔面を部分的に覆うものであってもよい。
前記局所引っ張り部は、前記本体部よりも粘着力が強くなっていてもよい。
または、前記局所引っ張り部には、接着剤が形成されていてもよい。
本発明によれば、使用方法が易しく、皮膚の皺のばしやリフトアップ効果が期待できるフェイスマスクが提供される。
第一の実施形態に係るフェイスマスク10Aの概略図である。 第一の実施形態に係るフェイスマスク10Aの使用状態を示す図である。 第一の実施形態の変形例に係るフェイスマスク10Bの概略図である 第二の実施形態に係るフェイスマスク10Cの概略図である。 第二の実施形態の変形例に係るフェイスマスク10Dの概略図である。 第三の実施形態に係るフェイスマスク10Eの概略図である。 局所引っ張り部25の使用方法を説明するための図である。 第三の実施形態の変形例に係るフェイスマスク10Fの概略図である。 第三の実施形態の変形例に係るフェイスマスク10Gの概略図である。 第三の実施形態の変形例に係るフェイスマスク10Hの概略図である。 第三の実施形態の変形例に係るフェイスマスク10Iの概略図である。 第四の実施形態に係るフェイスマスク10Jの概略図である。 フェイスマスクJの鼻形状保持部材38の概略図である。図13(A)は、平面図であり、図13(B)は、使用状態を横から見た図である。 第三の実施形態の別の変形例に係るフェイスマスク10Kの概略図である。 第三の実施形態の別の変形例に係るフェイスマスク10Kの概略図である。 第三の実施形態の別の変形例に係るフェイスマスク10Kの概略図である。
本発明が適用された例である実施形態について、以下、図に基づいて説明する。
<第一の実施形態>
図1は、第一の実施形態に係るフェイスマスク10Aの概略図である。図2は、第一の実施形態に係るフェイスマスク10Aの使用状態を示す図である。
フェイスマスク10Aは、紙、織布又は不織布等の可撓性、伸縮性及び含水性を有するシート体を、人体の顔面の全面を被覆できるように、所定の形状及び大きさに裁断して形成されている。使用時は、シート体に化粧液、美容液や保湿液などのパック液を吸い込ませる。そして、吸い込ませたシート体と皮膚との相互作用により皮膚に密着させ貼り付けることができる。
または、フェイスマスク10Aのシート体には、粘着性を持たせた化粧液、美容液や保湿液が塗布、または、含有してあり、剥離紙が貼り合わされていてもよい。人体の顔面の全面を被覆できるように、所定の形状及び大きさに裁断されている。使用時は、剥離紙を剥がし、皮膚に貼り付けるようすることができる。
フェイスマスク10Aには、本体部11に、目部12、鼻部13、口部14、延長部16、17、スリット15、紐吊部18が形成されている。
本体部11は、顔全体を覆うための、略円形状のシート体である。
一対の目部12は、顔面における左右一対の目に対応し、各々が横長の楕円形状の切り抜き孔で構成されている。なお、一対の目部12は、完全に切り抜いて形成するのではなく、一部を連結したままの山状の切込み(例えば、U字を逆さにした形状の切り込み)として、使用時にめくることで、目に相当する部分に貫通孔が出来上がる構造としてもよい。
鼻部13は、顔面の鼻翼及び鼻孔に対応し、略U字状の切込線で構成されている。
口部14は、顔面の口に対応し、横方向に長い楕円形状の切り抜き孔で構成されている。
スリット15は、本体部11の縁から内部方向に向かった複数の切込みである。スリット15は、図2に示すように、フェイスマスク10Aが使用者の顔の形状に沿わせて密着しやすいように設けられている。
紐吊部18は、本体部11を顔の上方に吊り上げるために使用される部分であり、紐や帯などの引き具を取り付けるための引き具取付部である。紐吊部18は、例えば、本体部11の上方(額(ひたい)に相当する部分)の縁に設けられた2つの孔である。図2に示すように、紐吊部18の孔に紐181を通して、後頭部方向に引っ張ることで、本体部11を顔の上方に引っ張ることができる。そして、本体部11の額に相当する部分の皮膚を上方に引き伸ばすことができる。なお、紐181は、使用者の後頭部にヘアバンドなどで取り付けてもよいし、髪を束ねたヘアゴムに取り付けるようにしてもよい。
延長部16、17は、鰓(えら)付け用の延長部16と、顎(あご)付け用の延長部17とを有する。
鰓付け用の延長部16は、本体部11の頬に相当する部分から延長し、外側方向に突出して伸びたタブ状の部分である。図2に示すように、顔の鰓に張り付くことができるので、本頬付近の皮膚を、鰓方向に引っ張り、引き伸ばすことができる。顔の部分や全体のリフトアップを可能とする。
顎付け用の延長部17は、本体部11の顎に相当する部分から延長し、外側方向に突出して伸びたタブ状の部分である。図2に示すように、顎の裏に張り付くことができるので、顎付近の皮膚を、顎の裏方向に引っ張り、引き伸ばすことができる。
また、延長部16、17が、鰓や顎の裏に貼りつくことで、紐吊部18により本体部11が頭の上方向に引っ張られた場合でも、本体部11が顔面から外れたり、ずれたりすることを防止することができる。
以上、第一の実施形態のフェイスマスク10Aについて説明した。このフェイスマスク10Aによれば、上方へ引っ張る紐吊部18と、鰓と顎裏に密着し、耳下方向および顎方向に引っ張ることが可能な延長部16、17により、顔面の皮膚の引き伸ばし力を向上することができる。
なお、延長部16、17は、鰓用と顎用の両方を設けてもよいし、いずれか一方であってもよい。あるいは、延長部16、17を設けず、本体部11の外周縁部と外周縁部以外の部分で粘着力の強度が異なるように形成してもよい。具体的には、本体部11の外周縁部の粘着力が、本体部11の外周縁部以外の部分よりも強くなるようにし、外周縁部の粘着力は、本体部11の他の部分の粘着力よりも1.2〜2倍、強い粘着力を有するように形成される。例えば、本体部11の外周縁部分のみに水分を吸収すると粘着力が強くなる成分を混ぜて形成すれば、本体部11の外周縁部以外の部分と外周縁部で粘着力が異なるようにすることができる。これにより、本体部11のみによる顔面への接着よりも、より皮膚に対して強く接着することができる。
なお、本体部11の外周縁部の全体が強い粘着力を有していなくてもよく、外周縁部の一部分のみ他よりも強い粘着力を有するようにしてもよい。または、本体部11の中央から外周縁部に向かって、粘着力が強くなるようにしてもよい。
なお、粘着力は次のように測定する。本実施形態では、粘着力は絆創膏程度の強度のものとし、JIS Z 0237の規格に基づく粘着力試験により測定される粘着力を指し、結果は、N/10mmで記録される。
また、紐吊部18は、必ずしも備えていなくても良い。
また、図3のフェイスマスク10Bに示すように、鰓や顎方向に紐吊部18nを設けても良く、紐吊部18nの紐は、顎や耳にかけて使用するようにしても良い。また、後頭部等に回して掛けたり、首裏方向、または、肩方向に引いても良い。より顔全体の頭部方向へのリフトアップが期待できる。
また、紐の位置は、上記で示した位置でなくとも良い。紐を帯やゴムなどとしても良く、その数に制限はなく、増減しても良いし、設けなくてもよい。
<第二の実施形態>
図4は、第二の実施形態に係るフェイスマスク10Cの概略図である。上記実施形態と同様の部分は説明を省略し、異なる部分について主に説明する。
本実施形態のフェイスマスク10Cは、部分的な皮膚の引っ張り(皺の引き伸ばし、リフトアップ等)のための局所引っ張り部21を備える。
局所引っ張り部21は、本体部11のシート体に設けられたU字状の切込みにより実現されている。
局所引っ張り部21は、シート体から切り離されずに連結している根本部Rと、根本部Rから突出した形状の延出部Eと、延出部の末端の止め部Tとを有する。
ほうれい線を引き伸ばすための局所引っ張り部21は、口部14の左右斜め上に設けられており、口角のやや上に根本部Rが位置し、耳の方向へ延出部Eが延び、止め部Tに至るように、本体部11のシート体に切込みが入れられている。
目じりの皺を引き伸ばすため(あるいは、上まぶたのリフトアップのため)の局所引っ張り部21は、左右の目部12の斜め上に設けられており、目じりのやや上に根本部Rが位置し、斜め上方向へ延出部Eが延び、止め部Tに至るように、本体部11のシート体に切込みが入れられている。
額(ひたい)の皺を引き伸ばすため(あるいは、眉間付近のリフトアップのため)の局所引っ張り部21は、額(ひたい)の位置に設けられており、眉間の根本部Rが位置し、頭頂部方向へ延出部Eが延び、止め部Tに至るように、本体部11のシート体に切込みが入れられている。額(ひたい)の皺は、他の小皺部分と比較して、大きいので、額(ひたい)の局所引っ張り部21は、大き目に形成されている。
使用者は、本体部11を顔面に被せたのち、各局所引っ張り部21について、止め部Tをつまんで根本部Rと反対方向に引っ張って、皮膚の皺を延ばした後、止め部Tを貼りつける。止め部Tは、濡れたシート体の一部であるので、ある程度の貼り付き力を持ち、伸縮性を有しており引き伸ばせるため、皮膚または付近のシート体に重ねて貼りつけることができる。
以上、第二の実施形態について説明した。本実施形態によれば、局所的な皮膚の引っ張り、局所的な皺の引き伸ばしを容易に行うことが可能となる。シート体の有する弾性により、気になる部位のみを強く引っ張ったり、引き伸ばしたりすることが可能となる。
なお、延長部16、17は設けずに、局所引っ張り部21を備える形態であってもよい。また、本体部11の外周縁を本体部11の外周縁部以外の部分と粘着力の強度が同じになるように形成しても、粘着力の強度が異なるように形成してもよい。
あるいは、局所引っ張り部21のみ、本体部11と粘着力が異なるように形成してもよい。局所引っ張り部21のみ、本体部11の粘着力よりも強い粘着力を有するように形成すれば、より気になる部位のみを強く引っ張り、皺の引き伸ばしを容易に行うことができる。
<第二の実施形態の変形例>
図5は、第二の実施形態の変形例に係るフェイスマスク10Dの概略図である。
フェイスマスク10Dは、瞼を引き上げるための局所引っ張り部24を備えている。すなわち、本体部11の目部12の上の眉毛の位置付近に、上瞼の形状に沿って、逆U字状の切込みが形成されている。切り込みは、図5に示すように、三日月状に切り抜かれていても良い。そうすれば、止め部Tを上方向に引っ張ってから貼り付けた場合に、シート体に重ならずに皮膚に貼り付けることができ、貼り付き力の向上が期待できる。
また、鰓用の延長部16、顎用の延長部17には、その縁に、粘着テープ(粘着材)が形成されており、皮膚に対して、強く接着できるようになっている。フェイスマスク10Dのシート体は、吸水性があり、皮膚にある程度密着する作用があるが、粘着テープ31により、皮膚から外れることをより確実に防止することができる。これにより、皮膚を強く引っ張った状態で長い時間保持することが可能となる。あるいは、延長部16、17と本体部11の境に、さらに粘着テープを設けてもよい。粘着テープの強度は、延長部16、17の縁に設けた粘着テープと同じ強度であってもよいし、異なる強度に形成されていてもよい。
また、本体部11の上端の縁に、紐吊部18の代わりに、外側に延長した額部用の延長部18tを設け、粘着テープ31を設けている。これにより、額(ひたい)部分に張り付いたシート体が外れるのを防止することができる。
粘着テープの粘着材は、皮膚に接着できるものであれば、特に制限はない。絆創膏用の粘着テープの材料(例えば、アクリル系粘着剤、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤)を用いることができる。
粘着テープには、あらかじめ剥離紙を貼っておいても良いのは、言うまでもない。
また、本体部11と延長部16、17、18tとの境目を含む、本体部11の外周縁部に、本体部11の外周縁部以外の部分よりも強い粘着力を有するように形成されていてもよい。さらに、延長部16、17、18tの粘着テープ31の粘着力を、本体部11の周縁部の粘着力よりも強い粘着力を有するように形成してもよい。この様に周囲をより強力な粘着剤で固定することで、局所引っ張り部の効果が出やすくなる。
なお、延長部16、17、18tは、設けられなくてもよい。
<第三の実施形態>
図6は、第三の実施形態に係るフェイスマスク10Eの概略図である。上記実施形態と同様の部分は説明を省略し、異なる部分について主に説明する。
本体部11の外周縁全体に周辺延長部16aを設け、周辺延長部16aに、粘着部(粘着テープ)32を設けている。
また、額用の局所引っ張り24を、2本形成している。
ほうれい線用の局所引っ張り部25は、本体部11に連結している根本部Rと、根本部Rから耳の方向に延びた延出部Eと、延長部Eの末端の円状の止め部Tとを備えている。円状の止め部Tは、延長部Eよりも幅広になっている。止め部Tは、止め部Tの大きさより大きく切り抜かれた、切り抜き領域Sに配されている。止め部Tの、根本部Rと反対方向には、弾性を有する止め部Tを引っ張りながら皮膚に密着させて止めた場合に、シート体部材同士が重なることがないように、シート欠如領域Sが設けられている。
この構造により、図7に示すように、使用者は、止め部Tをつまんで、根本部R付近の皮膚を引っ張りながら、止め部Tを皮膚に密着させて止めることができる。止め部Sの面積を大きくすることで、皮膚との貼り付き力を向上させ、外れたり、ずれたりすることを防止することができる。円状の止め部Tの直径は、例えば、0.5〜2センチ、好ましくは、1〜1.5センチである。止め部Tは円状でなくても良く、その面積は、例えば、0.5〜5平方センチメートル、好ましくは、0.7〜3平方センチメートルである。
シート欠如領域Sの面積は、止め部Tの面積の1.2〜3倍、好ましくは、1.5〜2.5倍、より好ましくは、1.5〜2倍である。
また、本実施形態の場合、本体部11、本体部11の外周縁部、周辺延長部16aの順に粘着力が強くなるように形成することもできる。皮膚に強く接着されるので、動きながら使用をしてもフェイスマスク10Eが顔から剥がれ落ちにくくなる。
図8は、第三の実施形態の変形例に係るフェイスマスク10Fの概略図である。
図8に示すように、止め部Tの皮膚側の面に粘着テープ34、33が形成されていてもよい。これにより、皮膚が戻ろうとする力に対抗して止め部Tを皮膚に接着し続けることがより確実となる。
なお、止め部Tに粘着テープを設けず、本体部11より粘着力を強くして形成されていてもよい。
図9は、第三の実施形態の他の変形例に係るフェイスマスク10Gの概略図である。
図9に示すように、向かって左側のほうれい線用の局所引っ張り部25は、切り抜き領域Sを設けず、本体部11のシート体に切り込みが入れられた状態を示している。また、図9に示すように、向かって右側のほうれい線用の局所引っ張り部25は、止め部Tを引っ張り、本体部11のシート体に張り付けた状態を示している。止め部Tは、粘着テープが形成されているが、粘着テープを設けず、本体部11より粘着力が強くなるように形成されていてもよい。または、止め部Tを、別テープで貼り付けて押さえてもよい。その際、本体部11のシート体の表面は、止め部Tの粘着テープ等が接着する素材とする。
また、図10のフェイスマスク10Hに示すように、局所引っ張り部25の延出部Eの皮膚側の面に、パック液が皮膚と密着しないための構造Fを備えていてもよい。
例えば、本体部11は吸水性シート体で形成するものの、延出部Eの皮膚側の面は、パック液が浸透しない非吸水性(撥水性)の材料でコーティングする。または、皮膚に接触しないように浮き上がらせるため、湾曲するように、湾曲部材(アーチ部材)を取り付けるなどする。湾曲部材は、V字形状、W字形状であってもよい。
こうすることで、皮膚を引っ張った際に延出部Eの下に形成された皮膚の皺に対して、上から力が加わることを抑制し、延出部Eの下の皮膚に皺の跡に残ってしまうことを防止することができる。
また、延出部Eは、ゴムなどの弾性の部材とし、引き伸ばし時に弾力性を持たせるようにしてもよい。なお、アーチ状、V字形状、W字形状などの、湾曲した弾性の部材を設けてもよい。
あるいは、図11のフェイスマスク10Iに示すように、図10のフェイスマスク10Hで局所引っ張り部25を設けていた部分のシート体に矩形の開口部Kを設けてもよい。この場合、局所引っ張り部25aは、両側に粘着テープを設けた別シート体として形成される。すなわち、根本部Rと止め部Tが粘着部を有するように形成される。局所引っ張り部25aの一方を本体部11のシート体の口部14の斜め上に接着して根本部Rとし、もう一方を止め部Tとしてつまんで、根本部Rと反対方向に引っ張って延長部Eを延ばした後、止め部Tを貼り付ける。局所引っ張り部25aは、本体部11に前もって貼り付けられていても、本体部11を顔面に貼り付けた後に、追加して貼り付けてもよい。
また、図11のフェイスマスク10Iに示すように、局所引っ張り部25aの延出部Eの皮膚側の面に、パック液が皮膚と密着しないための構造Fを備えていてもよい。
なお、局所引っ張り部25aは、根本部Rおよび止め部Tとなる部分に粘着テープを設けず、本体部11より粘着力が強くなるように形成されていてもよい。
また、開口部Kは、矩形に限られず、例えば、楕円形であってもよい。
また、鼻部13に、鼻腔を広げる部材を取り付けてもよい。広がる方向に付勢された弾性の板材35を、鼻翼のやや上で、鼻背を跨るように、鼻部13のシート体に取り付ける。板材35の端部は、粘着剤を設けて、皮膚にしっかりと固定できるようにするのが好ましい。鼻腔を広げる部材により、本体部11で顔全体を覆ったとき感じる、息苦しさを緩和することができる。
あるいは、図12及び図13に示すフェイスマスク10Jのように、鼻部13に、鼻形状保持部材38を取り付けても良い。鼻部13は、鼻柱を含むように下に突出した形状となるように、切り込まれている。鼻形状保持部材38は、図13に示すように、T字形状の弾性部材であり、山折りと谷折りの折り目(折り曲げ部)が形成されている。鼻形状保持部材38は、鼻翼や鼻突(鼻尖)を両側から押さえたり、鼻橋基部付近を持ち上げたりすることで、鼻突を持ち上げる矯正部材である。鼻翼の両端と、鼻橋基部とで、皮膚に接着固定できるように、谷折りされ、粘着テープ39が設けられている。鼻柱に相当する部分に、立ち上げ基礎38tを形成し、粘着テープ39で固定することで、鼻突を持ち上げたり、挟み込むことで、鼻突を挟み込み高く矯正することができる。
なお、鼻突先端にも粘着テープを用いることで、上方向に持ち上げることができるようにしても良い。
また、鼻形状保持部材は、鼻突(鼻突周辺を含む)を形成する鼻の形を形作るもので有り、その形状、構造、素材には制限はない。理想とする鼻の形を前もって形成した部材を設けても、取り付けても良い。
なお、鼻形状保持部材38は、皮膚側の面に設けられているが、本体部11のシート体の間に設けたり、皮膚側とは反対の面に設けられてもよい。あるいは、シート体の材料に織り込んだり、シート体に固着剤を吸引、塗布などにより部分的に形成してもよい。
例えば、鼻橋基部の挿入部は表面シート材と乳液シート材の間に設けたり、表面シート材の表面に張り付けても良い。さらには表面シート材に織り込んだり、表面シート材に固着材を部分的に吸引、塗布などにより部分的に形成しても良い。
なお、周辺延長部16a及び粘着部32は、設けられていなくてもよい。
図12〜14は、第三の実施形態のさらに別の変形例に係るフェイスマスク10Iの概略図である。
図12に示すように、フェイスマスク10Iは、実線で表した両頬と顎部分が覆われれるように形成した部分本体部Pが、ほうれい線用の局所引っ張り部25のみを有し、部分的に貼り付けて使用できるように形成されている。このフェイスマスク10Iによれば、顔の中で部分的に気になる箇所の皺を効果的に引き伸ばすことができる。あるいは、図13に示すように、片頬ずつに分けた部分本体部Pが、ほうれい線用の局所引っ張り部25を有していてもよい。また、図14に示すように額部分を覆う部分本体部Pに第二の実施形態で示した局所引っ張り部21、24を有するように形成することもできる。なお、フェイスマスク10Iは、周辺延長部16aと粘着部32を設けていなくてもよい。
なお、第二の実施形態で示した局所引っ張り部21を有する部分本体部Pとして、目じりの皺を部分的に引き伸ばすフェイスマスクとすることもできる。
また、局所引っ張り部21、25のみ、粘着力が強くなるように形成することもできる。
以上、本願発明の実施形態の例について説明した。本願発明は、上記実施形態に限定されない。また、各実施形態及び変形例の各構成要素は、自由に組み合わせることが可能である。
局所引っ張り部の位置や数に制限はなく、皺のできやすい位置、リフトアップの願望が多い位置に設けることができる。
10A、10B、10C、10D、10E、10F、10G、10H、10I、10J、10K:フェイスマスク
11:本体部
12:目部
13:鼻部
14:口部
15:スリット
16、17:延長部
16a:周辺延長部
18:紐吊部
21、24、25、25a:局所引っ張り部
31、34:粘着テープ
35:板材
38:鼻形状保持部材
181:紐
E:延長部
F:構造
K:開口部
R:根本部
S:シート欠如領域
T:止め部
P:部分本体部
14〜16は、第三の実施形態のさらに別の変形例に係るフェイスマスク10の概略図である。
14に示すように、フェイスマスク10は、実線で表した両頬と顎部分が覆われれるように形成した部分本体部Pが、ほうれい線用の局所引っ張り部25のみを有し、部分的に貼り付けて使用できるように形成されている。このフェイスマスク10によれば、顔の中で部分的に気になる箇所の皺を効果的に引き伸ばすことができる。あるいは、図15に示すように、片頬ずつに分けた部分本体部Pが、ほうれい線用の局所引っ張り部25を有していてもよい。また、図16に示すように額部分を覆う部分本体部Pに第二の実施形態で示した局所引っ張り部21、24を有するように形成することもできる。なお、フェイスマスク10は、周辺延長部16aと粘着部32を設けていなくてもよい。

Claims (9)

  1. シート体により形成されたフェイスマスクであって、
    顔面を覆うための本体部と、
    前記シート体を切り込むことで形成された局所引っ張り部を備え、
    前記局所引っ張り部は、
    前記本体部に接続した根本部と、
    当該根本部から延出した延出部と、
    当該延出部の末端であって使用者がつまむ部分となる止め部と、を備える
    ことを特徴とするフェイスマスク。
  2. シート体により形成されたフェイスマスクであって、
    顔面を覆うための本体部と、
    前記シート体を開口する開口部と、
    前記開口部に貼り付ける別シート体で形成された局所引っ張り部を備え、
    前記局所引っ張り部は、
    延出部と、
    当該延出部の末端であって使用者がつまむ部分となる止め部と、を備える
    ことを特徴とするフェイスマスク。
  3. 請求項1または2に記載のフェイスマスクであって、
    前記局所引っ張り部は、目じり、ほうれい線、額、瞼のいずれか1つ以上の部位を引き伸ばす位置に設けられている
    ことを特徴とするフェイスマスク。
  4. 請求項1に記載のフェイスマスクであって、
    前記止め部は、
    当該止め部の大きさより大きく切り抜かれた、切り抜き領域に配されており、
    前記止め部の、根本部と反対方向には、前記止め部を引っ張りながら皮膚に密着させて止めた場合に、シート体同士が重なることがないための、シート欠如領域が設けられている
    ことを特徴とするフェイスマスク。
  5. 請求項1に記載のフェイスマスクであって、
    前記本体部は、顔面を部分的に覆う
    ことを特徴とするフェイスマスク。
  6. 請求項1または2に記載のフェイスマスクであって、
    前記本体部は、部分的に粘着力が異なる
    ことを特徴とするフェイスマスク。
  7. 請求項6に記載のフェイスマスクであって、
    前記粘着力は、前記本体部の外周縁部分のみ粘着力が強い
    ことを特徴とするフェイスマスク。
  8. 請求項3に記載のフェイスマスクであって、
    前記局所引っ張り部は、前記本体部よりも粘着力が強い
    ことを特徴とするフェイスマスク。
  9. 請求項3に記載のフェイスマスクであって、
    前記局所引っ張り部には、接着剤が形成されている
    ことを特徴とするフェイスマスク。
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