JP2016196778A - 樋保持具用支持装置 - Google Patents

樋保持具用支持装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016196778A
JP2016196778A JP2015077560A JP2015077560A JP2016196778A JP 2016196778 A JP2016196778 A JP 2016196778A JP 2015077560 A JP2015077560 A JP 2015077560A JP 2015077560 A JP2015077560 A JP 2015077560A JP 2016196778 A JP2016196778 A JP 2016196778A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
holder
main body
support device
attachment member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015077560A
Other languages
English (en)
Inventor
義秋 寺沢
Yoshiaki Terasawa
義秋 寺沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKAYUU KK
Original Assignee
TAKAYUU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAKAYUU KK filed Critical TAKAYUU KK
Priority to JP2015077560A priority Critical patent/JP2016196778A/ja
Publication of JP2016196778A publication Critical patent/JP2016196778A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Abstract

【課題】 固定杆を打ち込む既存のタイプの樋保持具を用いて施工できるようにするとともに、包持体の進退動位置を可変にできるようにし、しかも、進退動位置を変えても確実に支持できるようにする。
【解決手段】 管状の樋Tを包持するリング状の包持体Ha及び包持体Haから突設し建物の壁に打ち込むことが可能な固定杆Hbを備えた樋保持具Hを支持するもので、建物に取付けられ樋保持具Hの固定杆Hbを支持する本体1を備え、本体1に樋保持具Hの固定杆Hbが挿通可能な貫通孔5を形成し、本体1に貫通孔5に挿通された樋保持具Hの固定杆Hbを所望の位置でロックするロック手段20を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、管状の樋を保持する樋保持具を建物に支持するための樋保持具用支持装置に係り、特に、壁に打ち込むことができる固定杆を備えた既存の樋保持具を支持する樋保持具用支持装置に関する。
一般に、図13に示すように、住宅などの建物においては、屋根に降る雨水を、軒先に設けた開放の樋から管状の樋Tを通して排出するようにしている。この管状の樋Tは、所謂縦樋といわれ、主には壁Wに沿って設けられ、また、建物の構造によっては、屋根Rに沿っても設けられる。壁Wに沿って設ける場合には、従来から、例えば、一般に市販されて極普通に用いられている樋保持具Hで保持する(例えば、特開2005−299250号公報(特許文献1)等に掲載)。図14に示すように、この樋保持具Hは、開閉可能で閉時に管状の樋を包持するリング状の包持体Haと、包持体Haから突設し壁Wに打ち込むことが可能な固定杆Hbとを備えて構成されている。固定杆Hbは先端が先細りなっており、釘様に形成されている。
この樋保持具Hを用いるときは、壁Wにハンマーで固定杆Hbを打ち込んで固定する。この樋保持具Hは、一本の縦樋Tに対して、複数個設けるので、壁Wへの施工時には、樋Tが真っ直ぐに固定されるように、壁Wに対する包持体Haの位置が均等に所定位置に位置するように、固定杆Hbの打ち込み寸法に気を使う。もし、打ち込みすぎると、引き出す所謂出の調整を行なうが、その分、固定杆Hbの壁Wに対する支持がゆるくなって弱くなる。そのため、場所を変えて打ち込みなおすことも行なう。
また、図15に示すように、管状の樋Tを壁Wに沿って設ける場合には、例えば、実用新案登録第3045109号公報(特許文献2)に記載の樋保持具100も知られている。これは、上記の一般的な樋保持具Hにおいては、所謂出の調整は好ましくないことに鑑みなされたもので、上記樋保持具Hと同様の包持体101を備えるとともに、上記の固定杆Hbに相当する取付部102を、壁Wに図示外のビスで固定され雌ネジ部103を有したベース104と、ベース104の雌ネジ部103に対して螺合する雄ネジ部105とを有して構成し、雄ネジ部105のネジ込み程度によって包持体101のベース104に対する突出位置を可変にしている。
一方、管状の樋Tを屋根Rに沿って設ける場合には、屋根Rに穴を開けると雨水の漏れの原因になるので、屋根Rには上記の壁Wの樋保持具(H,100)のように屋根Rに固定杆Hbを打ち込んだり、ビスをねじ込んだりすることができないことから、図16に示すように、例えば、特開2003−3626号公報(特許文献3)に記載のような専用の樋保持具110を用いる。この樋保持具110は、金属製屋根用のもので、上記樋保持具Hと同様の包持体111を備えるとともに、上記の固定杆Hbに相当する取付部112を、金属屋根に形成される段差部Raに係止させる形状に形成している。
特開2005−299250号公報 実用新案登録第3045109号公報 特開2003−3626号公報
ところで、上記従来の打ち込み型の樋保持具においては、図14に示すように、固定杆Hbを打ち込みすぎると、引き出す所謂出の調整を行なうが、その分、固定杆Hbの壁Wに対する支持がゆるくなって弱くなるという欠点がある。しかしながら、現況、このタイプの樋保持具Hが一般的に広く普及しており、その数も膨大であり、できるだけ、この一般的な樋保持具Hを使用したいという実情がある。
また、図15に示す壁用の樋保持具100にあっては、雄ネジ部105のネジ込み程度によって包持体101のベース104に対する突出位置を可変にしているので、上記の打ち込み型の樋保持具Hの欠点は解消される。しかしながら、雄ネジ部105を形成した包持体101を別途作成しなければならないので、製造が煩雑になる。また、雄ネジ部105の先端はベース104の雌ネジ部103の底部までしかネジ込むことができないので、その調整寸法が小さくなっており、包持体101をできるだけ壁Wに近づけて位置させたい場合に、対応できない。また、雄ネジ部105の回転によるので、包持体101の姿勢の関係で180度回転ずつ進退動させなければならないことから、微調整しにくいという問題があった。
更に、図16に示す屋根用の樋保持具16にあっては、屋根Rの構造や形状は種々あって一義的でないことから、屋根Rの構造や形状に合わせた取付部112を有した専用の樋保持具を逐一作製しなければならないので、汎用性に劣るという問題があった。また、包持体111の位置を変えたいときには、逐一、取付部112を移動させなければならないので、調整作業性が極めて悪いという問題があった。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、固定杆を打ち込む既存のタイプの樋保持具を用いて施工できるようにするとともに、包持体の進退動位置を可変にできるようにし、しかも、進退動位置を変えても確実に支持できるようにした樋保持具用支持装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明の樋保持具用支持装置は、基本的に、管状の樋を包持するリング状の包持体及び該包持体から突設し建物の壁に打ち込むことが可能な固定杆を備えた樋保持具を支持する樋保持具用支持装置であって、
建物に取付けられ上記樋保持具の固定杆を支持する本体を備え、該本体に上記樋保持具の固定杆が挿通可能な貫通孔を形成し、上記本体に上記貫通孔に挿通された固定杆を所望の位置でロックするロック手段を設けた構成としている。
これにより、樋保持具を建物に取付けるときは、先ず、樋保持具の取付け位置に本樋保持具用支持装置の本体を取付ける。次に、樋保持具の固定杆を本体に形成した貫通孔に挿通し、その後、ロック手段により固定杆をロックする。この場合、固定杆を進退動させて包持体の位置を調整できるので、樋保持具に保持する樋を適正位置で保持することができるようになる。また、ロック手段により本体に支持されて固定されるので、支持が強固で確実になる。そして、固定杆を打ち込む既存のタイプの樋保持具を用いて施工できるようになるので、このタイプの樋保持具は一般的に広く普及しており、その数も膨大であることから、汎用性を確保することができる。
より具体的には、本発明は、壁に管状の樋を設けるときは、以下の構成とすることができる。即ち、本発明の樋保持具用支持装置は、管状の樋を包持するリング状の包持体及び該包持体から突設し建物の壁に打ち込むことが可能な固定杆を備えた樋保持具を支持する樋保持具用支持装置であって、
壁に当接可能な裏面を有し壁に取付けられるベースと、該ベースの表面に一体に突設された突出部とを有した本体を備え、該本体の突出部の先端面から上記ベースの裏面に亘って貫通形成され上記樋保持具の固定杆が挿通可能な貫通孔を形成し、上記突出部に上記貫通孔に挿通された固定杆を所望の位置でロックするロック手段を設けた構成としている。
これにより、樋保持具を壁に取付けるときは、先ず、樋保持具の取付け位置に本樋保持具用支持装置の本体をそのベースにおいて例えばビスにより取付ける。次に、樋保持具の固定杆を本体の突出部の貫通孔に挿通し、ハンマーなどで壁に打ち付ける。この場合、貫通孔なので固定杆の打ち込みを容易に行うことができる。この打ち込みにおいては、樋の保持位置に合わせて調整する。この際、もし、打ち込みすぎたときは、固定杆を引き抜き、所謂出の調整を行なう。その後、ロック手段により固定杆をロックする。このため、出の調整により固定杆の壁に対する支持がゆるくなって弱くなっても、ロック手段により支持装置の突出部に支持されて固定されるので、支持が強固で確実になる。即ち、固定杆を打ち込む既存のタイプの樋保持具を用いて施工できるようになるとともに、包持体の進退動位置を可変にできるようになる。しかも、進退動位置を変えても、特に、所謂出の調整をしても、確実に壁に支持できるようになるのである。また、樋保持具の固定杆が壁に打ち込むことができない位置に移動させることがあっても、突出部においてロック手段により固定杆をロックすることができるので、支持を確実にできる。このため、樋保持具の進退動位置調整の幅を大きくとることができ、施工の自由度を増すことができる。
そして、必要に応じ、上記ロック手段を、上記突出部の外側面から貫通孔に亘って形成された雌ネジ部と、該雌ネジ部に螺合しネジ込まれて上記固定杆を該貫通孔の内壁に押圧するロックボルトとを備えて構成している。ロックボルトのネジ込みで固定杆をロックできるので、構造を簡単にして、ロック作業を容易にすることができる。
この場合、上記ロックボルトを頭部に把持片を備えた蝶ボルトで構成したことが有効である。手で締め付けを行うことができるので、ロック作業をより一層容易にすることができる。
また、必要に応じ、上記突出部を、上記ベースの略中央に突設し、該ベースの突出部の周囲であって上記貫通孔の軸線を中心とした点対称位置に該貫通孔の軸線と平行な軸線を有した複数の取付孔を形成した構成としている。取付孔にビスなどをネジ込むことにより、突出部の周囲を均等に固定することができるので、バランスよく樋保持具を支持することができ、支持を安定させることができる。
更に、必要に応じ、上記ベースの裏面を、壁に接合される外周縁部と、該外周縁部に囲繞され該外周縁部面よりも上記突出部側に所定深さ凹設されシール部材を介装可能な凹部とを備えて構成している。凹部にシール部材、例えば、粘着性のシールテープを介在させることができるので、固定杆から雨水が壁に侵入する事態を防止することができる。従来のように樋保持具のみを壁に付設した場合には、壁とのシール性を確保することができず防水性に劣るが、本構成では防水性を確保することができるのである。
更にまた、必要に応じ、上記ベースの裏面に開口する上記貫通孔の開口縁部を面取り形成し、シール材料を介装可能な空所を形成した構成としている。シール材料としては、シリコーン系やポリウレタン系などの樹脂からなる充填剤(コーキング剤)を用いることができる。貫通孔自体をシール材料で塞ぐので、固定杆から雨水が壁に侵入する事態をより一層確実に防止することができる。
そしてまた、本発明は、屋根に管状の樋を設けるときは、以下の構成とすることができる。即ち、本発明の樋保持具用支持装置は、管状の樋を包持するリング状の包持体及び該包持体から突設し建物の壁に打ち込むことが可能な固定杆を備えた樋保持具を支持する樋保持具用支持装置であって、
屋根に付設される付設部材に取付けられる本体を備え、該本体を上記付設部材に取付ける取付け手段を設け、上記本体に上記樋保持具の固定杆が挿通可能な貫通孔を形成し、上記本体に上記貫通孔に挿通された固定杆を所望の位置でロックするロック手段を設けた構成としている。
これにより、樋保持具を屋根に取付けるときは、先ず、樋保持具の取付け位置に付設部材を取り付ける。付設部材としては、例えば、雪止め用の金具や、屋根に雪止め用の部材などを取り付けるための取付金具等、既存の部材を用いることができる。これらの既存の屋根用の金具は、金属製屋根,瓦屋根など種々の屋根の構造や形状などの態様に合わせて種々市販されており、その種類も多く汎用性に富む。
それから、この付設部材に本樋保持具用支持装置の本体を取付け手段によって取付けるとともに、樋保持具の固定杆を本体に形成した貫通孔に挿通し、その後、ロック手段により固定杆をロックする。この場合、固定杆を進退動させて包持体の位置を調整できるので、樋保持具に保持する樋を適正位置で保持することができるようになる。また、ロック手段により本体に支持されて固定されるので、支持が強固で確実になる。そして、固定杆を打ち込む既存のタイプの樋保持具を用いて施工できるようになるので、このタイプの樋保持具は一般的に広く普及しており、その数も膨大であることから、汎用性を確保することができる。即ち、従来のように、屋根専用の樋保持具を用いなくても、付設部材として既存の雪止め用の金具等を用い、既存のタイプの樋保持具を用いて施工できるようになるので、汎用性を得ることができるのである。
そして、必要に応じ、上記ロック手段を、上記本体の外側面から貫通孔に亘って形成された雌ネジ部と、該雌ネジ部に螺合しネジ込まれて上記固定杆を該貫通孔の内壁に押圧するロックボルトとを備えて構成している。ロックボルトのネジ込みで固定杆をロックできるので、構造を簡単にして、ロック作業を容易にすることができる。
また、必要に応じ、上記付設部材は、露出した一方面及び他方面を有するとともに貫通した通孔を有した板状部を備えて構成され、
上記取付け手段を、上記本体に突設され該本体が上記付設部材の一方面側に配置された状態で該付設部材の上記通孔に挿通される取付けボルトと、上記付設部材の他方面側で上記取付けボルトに螺合しネジ込まれて該他方面に当接して上記本体とともに該付設部材の板状部を挾持して該本体を該板状部に取付ける取付けナットとを備えて構成した構成としている。
通孔が予め設けられている雪止め金具等の既存の部材を用いることができる。通孔がないときは、電動ドリルなどで別途設ければ良い。そして、この付設部材の板状部に本体を取付け手段により取付けるときは、通孔に取付けボルトを挿通してこれに取付けナットをネジ込み、この取付けナットと本体とで付設部材の板状部を挾持して本体を板状部に取付ける。取付けナットを締め付けるだけで固定できるので、構造を簡単にして、固定作業を容易にすることができる。
この場合、上記ロック手段を、上記本体の外側面から貫通孔に亘って形成された雌ネジ部と、該雌ネジ部に螺合しネジ込まれて上記固定杆を該貫通孔の内壁に押圧するロックボルトとを備えて構成し、上記取付け手段の取付けボルトを上記ロックボルトで構成したことが有効である。取付けボルトとロックボルトと共用できるので、より一層構造を簡単にすることができ、汎用性を増すことができる。
また、別の態様としては以下の構成にすることができる。即ち、上記付設部材は、露出した一方面及び他方面を有するとともに貫通した通孔を有した板状部を備えて構成され、
上記本体を、上記通孔に挿通され一端側から雄ネジが形成され他端側に上記貫通孔が形成されるとともに上記付設部材の通孔に挿通されて該貫通孔を上記一方面側に位置させる直状ボルトで構成し、
上記取付け手段を、上記付設部材の一方面側に位置した上記本体の貫通孔に上記樋保持具の固定杆を挿通した状態で、上記付設部材の他方面側から上記本体の雌ネジに螺合し、ネジ込まれて該他方面に当接して上記固定杆とともに該付設部材の板状部を挾持して該本体を該板状部に取付ける取付けナットを備えて構成し、
上記ロック手段を、上記取付け手段の取付けナットからなるロックナットで構成している。
通孔が予め設けられている雪止め金具等の既存の部材を用いることができる。通孔がないときは、電動ドリルなどで別途設ければ良い。そして、この付設部材に樋保持具を取付けるときは、付設部材の通孔に直状ボルトからなる本体を挿通し、付設部材の一方面側に位置した本体の貫通孔に樋保持具の固定杆を挿通し、この状態で、付設部材の他方面側から取付け手段の取付けナット(ロック手段のロックナット)をネジ込み、この取付けナット(ロックナット)と固定杆とで付設部材の板状部を挾持して本体を板状部に取付ける。これにより、取付けナット(ロックナット)を締め付けるだけで、本体を固定できるとともに、同時に樋保持具の固定杆をロックできるので、構造を極めて簡単にして、固定作業を容易にすることができる。即ち、取付けボルトとロックボルトと共用できるので、より一層構造を簡単にすることができ、汎用性を増すことができる。
本発明によれば、樋保持具を建物に取付けるときは、樋保持具の固定杆を本体に形成した貫通孔に挿通し、その後、ロック手段により固定杆をロックするが、この場合、固定杆を進退動させて包持体の位置を調整できるので、樋保持具に保持する樋を適正位置で保持することができるようになる。また、ロック手段により本体に支持されて固定されるので、支持が強固で確実になる。そして、固定杆を打ち込む既存のタイプの樋保持具を用いて施工できるようになるので、このタイプの樋保持具は一般的に広く普及しており、その数も膨大であることから、汎用性を確保することができる。
また、樋保持具を付設部材を用いて屋根に取付ける場合には、付設部材としては、例えば、雪止め用の金具や、屋根に雪止め用の部材などを取り付けるための取付金具等、既存の部材を用いることができるので、これらの既存の屋根用の金具は、種々の屋根の態様に合わせて種々市販されており、その種類も多く汎用性に富むことから、従来のように、屋根専用の樋保持具を用いなくても良く、汎用性を得ることができる。
本発明の第一の実施の形態に係る樋保持具用支持装置を樋保持具の一例とともに示す斜視図である。 本発明の第一の実施の形態に係る樋保持具用支持装置を示し、(a)は表側から見た斜視図、(b)は裏側から見た斜視図である。 本発明の第一実施の形態に係る樋保持具用支持装置を壁への取付け状態及び樋保持具の取付け状態とともに示す断面図である。 本発明の第一実施の形態に係る樋保持具用支持装置を壁への取付け状態及び樋保持具の別の取付け状態とともに示す断面図である。 本発明の第二の実施の形態に係る樋保持具用支持装置を樋保持具の一例及び付設部材の一例とともに示す斜視図である。 本発明の第二の実施の形態に係る樋保持具用支持装置を示す分解斜視図である。 本発明の第二の実施の形態に係る樋保持具用支持装置を屋根への取付け状態及び樋保持具の取付け状態とともに示す斜視図である。 本発明の第二の実施の形態に係る樋保持具用支持装置を樋保持具の取付け状態とともに示す断面図である。 本発明の第三の実施の形態に係る樋保持具用支持装置を樋保持具の一例及び付設部材の一例とともに示す斜視図である。 本発明の第三の実施の形態に係る樋保持具用支持装置を示し、(a)は分解斜視図、(b)は組み付けた状態の斜視図である。 本発明の第三の実施の形態に係る樋保持具用支持装置を屋根への取付け状態及び樋保持具の取付け状態とともに示す斜視図である。 本発明の第三の実施の形態に係る樋保持具用支持装置を樋保持具の取付け状態とともに示す断面図である。 本発明が適用される建物の一例を樋の取付け状態の一例とともに示す図である。 本発明が適用される樋保持具の一例を示す斜視図である。 従来の壁用の樋保持具の一例を示す斜視図である。 従来の屋根用の樋保持具の一例を示す斜視図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係る樋保持具用支持装置について詳細に説明する。尚、上記と同様のものには同一の符号を付して説明する。
図1乃至図4には、本発明の第一の実施の形態に係る樋保持具用支持装置SAを示している。この樋保持具用支持装置SAは、壁用のものであり、図1に示すように、管状の樋Tを包持するリング状の包持体Ha及び包持体Haから突設し建物の壁Wに打ち込むことが可能な固定杆Hbを備えた樋保持具Hを支持するものである。
この第一の実施の形態に係る樋保持具用支持装置SAは、建物の壁Wに取付けられ樋保持具Hの固定杆Hbを支持する樹脂製の本体1を備えている。本体1は、壁Wに当接可能な裏面2を有し壁Wに取付けられるベース3と、ベース3の表面に一体に突設された突出部4とを備えて構成されている。ベース3は略長方形の板状に形成され、突出部4は略四角柱状に形成され、ベース3の略中央に突設されている。そして、この本体1には、その突出部4の先端面からベース3の裏面2に亘って樋保持具Hの固定杆Hbが挿通可能な貫通孔5が貫通形成されている。また、ベース3の突出部4の周囲であって貫通孔5の軸線を中心とした点対称位置には、貫通孔5の軸線と平行な軸線を有した複数の取付孔6が形成されている。実施の形態では、取付孔6は突出部4の左右に夫々1つ形成されている。
また、ベース3の裏面2は、壁Wに接合される外周縁部7と、外周縁部7に囲繞されこの外周縁部7の面よりも突出部4側に所定深さ凹設されシール部材10を介装可能な凹部8とを備えて構成されている。シール部材10として、例えば、粘着性のシールテープを用いることができる。更に、ベース3の裏面2に開口する貫通孔5の開口縁部は、面取り形成されており、シール材料11を介装可能な空所9が形成されている。シール材料11としては、シリコーン系やポリウレタン系などの樹脂からなる充填剤(コーキング剤)を用いることができる。
また、本体1の突出部4には、貫通孔5に挿通された固定杆Hbを所望の位置でロックするロック手段20が設けられている。ロック手段20は、突出部4の外側面から貫通孔5に亘って形成された雌ネジ部21と、雌ネジ部21に螺合しネジ込まれて固定杆Hbを貫通孔5の内壁に押圧するロックボルト22とを備えて構成されている。ロックボルト22は、頭部に把持片23を備えた蝶ボルトで構成されている。
従って、樋Tを取付ける際、樋保持具Hを壁Wに取付けるときは、先ず、樋保持具Hの取付け位置に樋保持具用支持装置SAの本体1をそのベース3において例えばビス13により取付ける。この場合、図3及び図4に示すように、ベース3の裏面2の凹部8には、シール部材10、例えば、粘着性のシールテープを介在させる。また、ベース3の裏面2の空所9には、シール材料11、例えば、シリコーン系やポリウレタン系などの樹脂からなる充填剤(コーキング剤)を充填する。
この状態で、図3に示すように、樋保持具Hの固定杆Hbを本体1の突出部4の貫通孔5に挿通し、ハンマーなどで壁Wに打ち付ける。この場合、貫通孔5なので固定杆Hbの打ち込みを容易に行うことができる。この打ち込みにおいては、樋Tの保持位置に合わせて調整する。この際、もし、打ち込みすぎたときは、固定杆Hbを引き抜き、所謂出の調整を行なう。その後、ロック手段20のロックボルト22をネジ込み、固定杆Hbをロックする。ロックボルト22のネジ込みで固定杆Hbをロックできるので、構造を簡単にして、ロック作業を容易にすることができる。また、ロックボルト22は、蝶ボルトで構成されているので、手で締め付けを行うことができ、ロック作業をより一層容易にすることができる。
また、樋保持具Hの固定杆Hbの出の調整により固定杆Hbの壁Wに対する支持がゆるくなって弱くなっても、ロック手段20のロックボルト22により樋保持具Hの固定杆Hbが突出部4に支持されて固定されるので、支持が強固で確実になる。即ち、固定杆Hbを打ち込む既存のタイプの樋保持具Hを用いて施工できるようになるとともに、包持体Haの進退動位置を可変にできるようになる。しかも、進退動位置を変えても、特に、所謂出の調整をしても、確実に壁Wに支持できるようになるのである。
また、図4に示すように、樋保持具Hの固定杆Hbが壁Wに打ち込むことができない位置に移動させることもあるが、この場合でも、ロック手段20のロックボルト22により樋保持具Hの固定杆Hbが突出部4に支持されて固定されるので、支持を強固にすることができる。このため、樋保持具Hの進退動位置調整の幅を大きくとることができ、施工の自由度を増すことができる。
更に、突出部4は、ベース3の略中央に突設され、ベース3は貫通孔5の軸線を中心とした点対称位置にある取付孔6にねじ込まれたビス13に支持されるので、突出部4の周囲を均等に固定することができることから、バランスよく樋保持具Hを支持することができ、支持を安定させることができる。そして、樋Tが取付けられた状態では、ベース3の裏面2の凹部8には、シール部材10が介在しているので、固定杆Hbから雨水が壁Wに侵入する事態を防止することができる。従来のように樋保持具Hのみを壁Wに付設した場合には、壁Wとのシール性を確保することができず防水性に劣るが、本構成では防水性を確保することができるのである。また、ベース3の裏面2の空所9には、シール材料11が介装されているので、貫通孔5自体をシール材料11で塞ぐことができ、固定杆Hbから雨水が壁Wに侵入する事態をより一層確実に防止することができる。
図5乃至図8には、本発明の第二の実施の形態に係る樋保持具用支持装置SBを示している。第二の実施の形態に係る樋保持具用支持装置SBは、屋根用のものであり、図5及び図7に示すように、上記と同様に、管状の樋Tを包持するリング状の包持体Ha及び包持体Haから突設し建物の壁に打ち込むことが可能な固定杆Hbを備えた樋保持具Hを支持するものである。
この樋保持具用支持装置SBは、金属製であり、屋根Rに付設される付設部材30に取付けられる本体40を備えている。付設部材30としては、例えば、雪止め用の金具や、屋根Rに雪止め用の部材などを取り付けるための取付金具等、既存の部材を用いることができる。これらの既存の屋根用の金具は、金属製屋根,瓦屋根など種々の屋根の構造や形状などの態様に合わせて種々市販されており、その種類も多く汎用性に富む。図5,図7及び図8に示す付設部材30は、上下に重なり合う段差部Raを有した金属製屋根Rに雪止め用の部材などを取り付けるための周知の取付金具であり、露出した一方面31及び他方面32を有するとともに貫通した通孔33を有した起立した板状部34を有し、板状部34に連設された一対の板バネ状の舌片35,36をネジ手段37の締め付けにより屋根Rの段差部Raを挾持することにより屋根Rに取付けられる。
本体40は、例えば、樋保持具Hの固定杆Hbが挿通可能な貫通孔41が形成された金属製の円筒状に形成されている。また、本体40には、本体40を付設部材30の板状部34に取付ける取付け手段42と、貫通孔41に挿通された固定杆Hbを所望の位置でロックするロック手段43とが備えられている。本体40には、本体40の外側面から貫通孔41に亘ってネジ径の異なる一対の雌ネジ部44,45が形成されている。
取付け手段42は、本体40に突設され本体40が付設部材30の一方面31側に配置された状態で付設部材30の通孔33に挿通される取付けボルト46と、付設部材30の他方面32側で取付けボルト46に螺合しネジ込まれて他方面32に当接して本体40とともに付設部材30の板状部34を挾持して本体40を板状部34に取付ける取付けナット47とを備えて構成されている。取付けボルト46は、一対の雌ネジ部44,45のうちいずれか一方の雌ネジ部44にネジ込まれて本体40から突設される形態を取る。
ロック手段43は、本体40の外側面から貫通孔41に亘って形成された一対の雌ネジ部44,45のうちいずれか一方の雌ネジ部44と、この雌ネジ部44に螺合しネジ込まれて固定杆Hbを貫通孔41の内壁に押圧するロックボルト48とを備えて構成されている。実施の形態では、取付け手段42の取付けボルト46が、ロックボルト48で構成されており、共用されている。取付けボルト46とロックボルト48とを共用できるので、より一層構造を簡単にすることができ、汎用性を増すことができる。尚、ロックボルト48を、一対の雌ネジ部44,45のうちいずれか他方の雌ネジ部45にネジ込まれるボルトで構成することもできる。
従って、樋Tを取付ける際、樋保持具Hを屋根Rに取付けるときは、先ず、付設部材30を屋根Rに取付ける。それから、この付設部材30に樋保持具用支持装置SBの本体40を取付け手段42によって仮止めする。即ち、本体40を付設部材30の板状部34の一方面31側に配置し、取付けボルト46(ロックボルト48)に取付けナット47を螺合した状態で、取付けボルト46(ロックボルト48)の先端側を通孔33に挿通して本体40の雌ネジ部44にねじ込む。この状態で、樋保持具Hの固定杆Hbを本体40の貫通孔41に挿通し、樋Tの保持位置に合わせて挿通位置を調整し、ロック手段43により固定杆Hbをロックする。この場合、ロックボルト48(取付けボルト46)を雌ネジ部44にネジ込んで締め付け、固定杆Hbを貫通孔41の内壁に押圧する。この場合、固定杆Hbを進退動させて包持体Haの位置を調整できるので、樋保持具Hに保持する樋Tを適正位置で保持することができるようになる。また、ロック手段43により本体40に支持されて固定されるので、支持が強固で確実になる。
次に、取付け手段42の取付けナット47を締め付け、この取付けナット47と本体40とで付設部材30の板状部34を挾持して本体40を板状部34に取付ける。取付けナット47を締め付けるだけで固定できるので、構造を簡単にして、固定作業を容易にすることができる。これにより、固定杆Hbを打ち込む既存のタイプの樋保持具Hを用いて施工できるようになるので、このタイプの樋保持具Hは一般的に広く普及しており、その数も膨大であることから、汎用性を確保することができる。即ち、従来のように、屋根専用の樋保持具Hを用いなくても、付設部材30として既存の雪止め用の金具等を用い、既存のタイプの樋保持具Hを用いて施工できるようになるので、汎用性を得ることができるのである。
図9乃至図12には、本発明の第三の実施の形態に係る樋保持具用支持装置SCを示している。第三の実施の形態に係る樋保持具用支持装置SCは、屋根用のものであり、図9及び図11に示すように、上記と同様に、管状の樋Tを包持するリング状の包持体Ha及び包持体Haから突設し建物の壁に打ち込むことが可能な固定杆Hbを備えた樋保持具Hを支持するものである。この樋保持具用支持装置SCは、金属製であり、屋根Rに付設される付設部材30に取付けられる本体50を備えている。付設部材30としては、上記と同様の取付金具が用いられる。この付設部材30としての取付金具は、露出した一方面31及び他方面32を有するとともに貫通した通孔33を有した起立した板状部34を有し、板状部34に連設された一対の板バネ状の舌片35,36をネジ手段37の締め付けにより屋根Rの段差部Raを挾持することにより屋根Rに取付けられる。
本体50は、樋保持具Hの固定杆Hbが挿通可能な貫通孔51が形成された直状ボルトで構成されている。詳しくは、本体50は、付設部材30の通孔33に挿通され一端側から雄ネジ52が形成され他端側に貫通孔51が形成されるとともに付設部材30の通孔33に挿通されて貫通孔51を一方面31側に位置させる直状ボルトで構成されている。貫通孔51は、直状ボルトの軸線に直交する軸線を有して直状ボルトの他端側に貫通形成されている。
また、本体50には、本体50を付設部材30の板状部34に取付ける取付け手段53と、貫通孔51に挿通された固定杆Hbを所望の位置でロックするロック手段54とが備えられている。
取付け手段53は、付設部材30の一方面31側に位置した本体50の貫通孔51に樋保持具Hの固定杆Hbを挿通した状態で、付設部材30の他方面32側から本体50の雌ネジ52に螺合し、ネジ込まれて他方面32に当接して固定杆Hbとともに付設部材30の板状部34を挾持して本体50を板状部34に取付ける取付けナット55を備えて構成されている。また、ロック手段54は、この取付け手段53の取付けナット55からなるロックナット56で構成されている。即ち、取付けボルト53とロックボルト56と共用できるので、より一層構造を簡単にすることができ、汎用性を増すことができる。符号57は、取付けナット55(ロックナット56)と板状部34の他方面32との間に介装されるワッシャーである。
従って、樋Tを取付ける際、樋保持具Hを屋根Rに取付けるときは、先ず、付設部材30を屋根Rに取付ける。それから、予め、直状ボルトからなる本体50に取付け手段53の取付けナット55(ロック手段54のロックナット56)をネジ込み、ワッシャー57を装着しておき、付設部材30の通孔33にこの直状ボルトからなる本体50を挿通し、付設部材30の一方面31側に位置した本体50の貫通孔51に樋保持具Hの固定杆Hbを挿通し、樋Tの保持位置に合わせて挿通位置を調整し、この状態で、付設部材30の他方面32側から取付けナット55(ロックナット56)を締め、この取付けナット55(ロックナット56)と固定杆Hbとで付設部材30の板状部34を挾持して本体50を板状部34に取付ける。これにより、取付けナット55(ロックナット56)を締め付けるだけで、本体50を固定できるとともに、同時に樋保持具Hの固定杆Hbをロックできるので、構造を極めて簡単にして、固定作業を容易にすることができる。
この場合、固定杆Hbを進退動させて包持体Haの位置を調整できるので、樋保持具Hに保持する樋Tを適正位置で保持することができるようになる。また、ロック手段54により本体50に支持されて固定されるので、支持が強固で確実になる。これにより、固定杆Hbを打ち込む既存のタイプの樋保持具Hを用いて施工できるようになるので、このタイプの樋保持具Hは一般的に広く普及しており、その数も膨大であることから、汎用性を確保することができる。即ち、従来のように、屋根専用の樋保持具Hを用いなくても、付設部材30として既存の雪止め用の金具等を用い、既存のタイプの樋保持具Hを用いて施工できるようになるので、汎用性を得ることができるのである。
尚、上記第一の実施の形態において、ベース3の形状は、矩形板状に限らず、円盤状にするなど適宜変更して差支えない。また、突出部4の形状も円管状に形成するなど適宜変更して差支えない。貫通孔5の内径も適宜定めてよい。また、上記第2の実施の形態においても、本体40の形状は上述したものに限定されず適宜変更して差支えない。更に、上記第2の実施の形態において、取付けボルト46(ロックボルト48)を一対の雌ネジ部44,45のうちいずれか一方の雌ネジ部44に螺合するボルトで構成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、いずれか他方の雌ネジ部45に螺合するボルトで構成しても良い。即ち、ネジ径の異なる雌ネジ部44,45を一対設けたことにより、付設部材30に設けられる通孔33に合わせて、適正なネジ径の取付けボルト46(ロックボルト48)を選択できる。また、第二,第三の実施の形態において、これが取付けられる付設部材30は、上述した屋根に雪止め用の部材などを取り付けるための取付金具に限定されるものではなく、構造や形状が種々に異なる他の雪止金具をはじめとするどのような形態の金具であっても良いことは勿論である。また、各実施の形態において、樋保持具用支持装置SA,SB,SCの材質は、樹脂製,金属製に限定されないことは勿論である。
T 樋
W 壁
R 屋根
Ra 段差部
H 樋保持具
Ha 包持体
Hb 固定杆
SA 樋保持具用支持装置
1 本体
2 裏面
3 ベース
4 突出部
5 貫通孔
6 取付孔
7 外周縁部
8 凹部
9 空所
10 シール部材
11 シール材料
20 ロック手段
21 雌ネジ部
22 ロックボルト
SB 樋保持具用支持装置
30 付設部材
31 一方面
32 他方面
33 通孔
34 板状部
40 本体
41 貫通孔
42 取付け手段
43 ロック手段
44,45 雌ネジ部
46 取付けボルト
47 取付けナット
48 ロックボルト
SC 樋保持具用支持装置
50 本体
51 貫通孔
52 雄ネジ
53 取付け手段
54 ロック手段
55 取付けナット
56 ロックナット
57 ワッシャー

Claims (12)

  1. 管状の樋を包持するリング状の包持体及び該包持体から突設し建物の壁に打ち込むことが可能な固定杆を備えた樋保持具を支持する樋保持具用支持装置であって、
    建物に取付けられ上記樋保持具の固定杆を支持する本体を備え、該本体に上記樋保持具の固定杆が挿通可能な貫通孔を形成し、上記本体に上記貫通孔に挿通された固定杆を所望の位置でロックするロック手段を設けたことを特徴とする樋保持具用支持装置。
  2. 管状の樋を包持するリング状の包持体及び該包持体から突設し建物の壁に打ち込むことが可能な固定杆を備えた樋保持具を支持する樋保持具用支持装置であって、
    壁に当接可能な裏面を有し壁に取付けられるベースと、該ベースの表面に一体に突設された突出部とを有した本体を備え、該本体の突出部の先端面から上記ベースの裏面に亘って貫通形成され上記樋保持具の固定杆が挿通可能な貫通孔を形成し、上記突出部に上記貫通孔に挿通された固定杆を所望の位置でロックするロック手段を設けたことを特徴とする樋保持具用支持装置。
  3. 上記ロック手段を、上記突出部の外側面から貫通孔に亘って形成された雌ネジ部と、該雌ネジ部に螺合しネジ込まれて上記固定杆を該貫通孔の内壁に押圧するロックボルトとを備えて構成したことを特徴とする請求項2記載の樋保持具用支持装置。
  4. 上記ロックボルトを頭部に把持片を備えた蝶ボルトで構成したことを特徴とする請求項3記載の樋保持具用支持装置。
  5. 上記突出部を、上記ベースの略中央に突設し、該ベースの突出部の周囲であって上記貫通孔の軸線を中心とした点対称位置に該貫通孔の軸線と平行な軸線を有した複数の取付孔を形成したことを特徴とする請求項2乃至4何れかに記載の樋保持具用支持装置。
  6. 上記ベースの裏面を、壁に接合される外周縁部と、該外周縁部に囲繞され該外周縁部面よりも上記突出部側に所定深さ凹設されシール部材を介装可能な凹部とを備えて構成したことを特徴とする請求項2乃至5何れかに記載の樋保持具用支持装置。
  7. 上記ベースの裏面に開口する上記貫通孔の開口縁部を面取り形成し、シール材料を介装可能な空所を形成したことを特徴とする請求項2乃至6何れかに記載の樋保持具用支持装置。
  8. 管状の樋を包持するリング状の包持体及び該包持体から突設し建物の壁に打ち込むことが可能な固定杆を備えた樋保持具を支持する樋保持具用支持装置であって、
    屋根に付設される付設部材に取付けられる本体を備え、該本体を上記付設部材に取付ける取付け手段を設け、上記本体に上記樋保持具の固定杆が挿通可能な貫通孔を形成し、上記本体に上記貫通孔に挿通された固定杆を所望の位置でロックするロック手段を設けたことを特徴とする樋保持具用支持装置。
  9. 上記ロック手段を、上記本体の外側面から貫通孔に亘って形成された雌ネジ部と、該雌ネジ部に螺合しネジ込まれて上記固定杆を該貫通孔の内壁に押圧するロックボルトとを備えて構成したことを特徴とする請求項8記載の樋保持具用支持装置。
  10. 上記付設部材は、露出した一方面及び他方面を有するとともに貫通した通孔を有した板状部を備えて構成され、
    上記取付け手段を、上記本体に突設され該本体が上記付設部材の一方面側に配置された状態で該付設部材の上記通孔に挿通される取付けボルトと、上記付設部材の他方面側で上記取付けボルトに螺合しネジ込まれて該他方面に当接して上記本体とともに該付設部材の板状部を挾持して該本体を該板状部に取付ける取付けナットとを備えて構成したことを特徴とする請求項8または9記載の樋保持具用支持装置。
  11. 上記ロック手段を、上記本体の外側面から貫通孔に亘って形成された雌ネジ部と、該雌ネジ部に螺合しネジ込まれて上記固定杆を該貫通孔の内壁に押圧するロックボルトとを備えて構成し、
    上記取付け手段の取付けボルトを上記ロックボルトで構成したこと特徴とする請求項10記載の樋保持具用支持装置。
  12. 上記付設部材は、露出した一方面及び他方面を有するとともに貫通した通孔を有した板状部を備えて構成され、
    上記本体を、上記通孔に挿通され一端側から雄ネジが形成され他端側に上記貫通孔が形成されるとともに上記付設部材の通孔に挿通されて該貫通孔を上記一方面側に位置させる直状ボルトで構成し、
    上記取付け手段を、上記付設部材の一方面側に位置した上記本体の貫通孔に上記樋保持具の固定杆を挿通した状態で、上記付設部材の他方面側から上記本体の雌ネジに螺合し、ネジ込まれて該他方面に当接して上記固定杆とともに該付設部材の板状部を挾持して該本体を該板状部に取付ける取付けナットを備えて構成し、
    上記ロック手段を、上記取付け手段の取付けナットで構成したこと特徴とする請求項8記載の樋保持具用支持装置。
JP2015077560A 2015-04-06 2015-04-06 樋保持具用支持装置 Pending JP2016196778A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015077560A JP2016196778A (ja) 2015-04-06 2015-04-06 樋保持具用支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015077560A JP2016196778A (ja) 2015-04-06 2015-04-06 樋保持具用支持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016196778A true JP2016196778A (ja) 2016-11-24

Family

ID=57357696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015077560A Pending JP2016196778A (ja) 2015-04-06 2015-04-06 樋保持具用支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016196778A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020008141A (ja) * 2018-07-11 2020-01-16 株式会社スーパーツール ビームクランプ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020008141A (ja) * 2018-07-11 2020-01-16 株式会社スーパーツール ビームクランプ
JP7113400B2 (ja) 2018-07-11 2022-08-05 株式会社スーパーツール ビームクランプ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009156019A (ja) 屋根板取り付け金具
JP2009068178A (ja)
JP5215264B2 (ja) 取着体装置及び取着体
JP2016196778A (ja) 樋保持具用支持装置
JP3198271U (ja) 樋保持具用支持装置
JP4551777B2 (ja) 分岐管継ぎ手の固定装置
JP2013108626A (ja) 配線・配管材支持具
JP6598198B2 (ja) ボルト
JP2010095971A (ja) 矢板用転落防止柵取付け具
JP3939728B2 (ja) セグメント用継手構造
JP2005090681A (ja) クリップ
JP2010138930A (ja) パイプ抱持用クランプ
KR100967083B1 (ko) 편측 조임용 볼트넛
KR20140061022A (ko) 관통관 고정 장치
JP3114414U (ja) 壁つなぎ取付具
JP2009027823A (ja) 配線・配管材支持具
KR200358617Y1 (ko) 건축외장용 석재 고정구
KR20230140198A (ko) 지하공동구 및 지상전주의 케이블 지지구
JP3207352U (ja) 固定部材、および被固定体と固定部材との装置
JP2017078303A (ja) 縦樋
JP5004605B2 (ja) ボルト受け金物及び木製骨組部材の接合部構造
JP3092977U (ja) コーナー継ぎ合わせ組立用クランプバイス
JP4600976B2 (ja) ポール用取付金具
AU2012100728B4 (en) Improved Clamping device
JP2004116095A (ja) 物品の取付具