JP4551777B2 - 分岐管継ぎ手の固定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一方及び他方の管を突合せて接続すると共にその突合せ部分にプラグを本体から突出成形し、このプラグに分岐管を接続する分岐ソケットを備えた分岐管継ぎ手の固定装置に関するものである。
従来の分岐管継ぎ手の構造としては、例えば、一方の管と他方の管を突き合わせ構成し、さらにこの両管の接続部位に分岐する管を接続する構成で成立するものである。そして、当該分岐管を接続・製作する手順としては、管の途中を穿孔し、ここに分岐管を接続する方法や一方の管及び他方の管の突き合わせ部に分岐する管を同時に接続する方法がある。
而して、従来の技術に於ける分岐管継ぎ手の固定装置又は固定ブラケットとしては、例えば、前述した分岐管継ぎ手の構造に於いて、一方の管、他方の管又は分岐する管のいずれか又はその全部に管の表面形状に合致する例えばU字形状管押え部を成形すると共にその両翼に平板状部を形成した固定ブラケットを介して、蝶ボルト等によりコンクリート構造物等に固定する構成であった。
また、この種、従来技術としての接続管の固定構造としては特開2003−275972に開示された技術がある。
かかる従来の技術は、単一管であって一方では支持体に固定されたスライド式接続管受け板を構成し、他方では、支持体に蝶ボルト等で固定される接続管押え用U形サドルの鍔部を有しかつ中央サドルのU字部に接続管を当接し嵌め込んで天井懐内の梁に密着・固定する技術である。
特開2003−275972公開特許公報
従来の技術は、叙上の構成であるので次の課題が存在した。
従来の技術に於ける前述した構成によれば、特に、前者の場合、一方の管、他方の管又は分岐する管のいずれか又はその全部に管の表面形状に合致する例えばU字形状管押え部を成形すると共にその両翼に平板状部を形成した固定ブラケットを介して、蝶ボルト等によりコンクリート構造物等に固定する構成によると、当該分岐管継ぎ手を固定するコンクリート構造物に震動が誘起されたとき及び該コンクリート構造物への固定壁面に凹凸部分が存在するときには蝶ボルト等が緩みかつ飛び出すことがあり、当該固定ブラケットがコンクリート構造物から離脱すること及び当該固定ブラケットをコンクリート構造物へ固定することが不安定であり、固定品質が劣化するばかりか、分岐管継ぎ手を該コンクリート構造物に固定することが困難であるという問題点があった。
また、特に、後者の場合、単一管であって一方では支持体に固定されたスライド式接続管受け板を構成し、他方では、支持体に蝶ボルト等で固定される接続管押え用U形サドルの鍔部を有しかつ中央サドルのU字部に接続管を当接し嵌め込んで天井懐内の梁に密着・固定する技術によると、第1の固定手段としてのスライド式接続管受け板、第2の固定手段としての上述のサドルを備える必要があり、当該天井懐内の梁へ接続管を固定する構成が複雑であるうえに前者の構成で述べたような問題点があった。また、当該従来の技術はそのまま分岐管継ぎ手の固定装置に適用できないという隘路があった。
本発明が解決しようとする課題は、上記背景技術で述べた問題点を解決することにある。
本発明は、例えば、全体が略円筒体で成形されたハウジングの内周面に一方及び他方の管を挿入し、該両管を所望の位置に配置・固定する弾性スリーブを貼着すると共に該ハウジングの長さ方向の略中心部位に該ハウジングの内部から鍔部及び筒状部を有した固定プラグの該筒状部を挿入するための挿通孔を形成してなり、そして該固定プラグの鍔部の上面及び筒状部の外周面には一連の山形状突起及び雄ねじを形成すると共に該固定プラグの筒状部を前記挿通孔に挿入した後に該固定プラグの筒状部の雄ねじが略円筒体でなるシール材を有した分岐ソケット内の雌ねじと螺合し、該固定プラグの鍔部の一連の山形状突起が前記ハウジング内の弾性スリーブに喰い込み前記固定プラグが分岐ソケットに緊締されてなる分岐管継ぎ手のコンクリート構造物等に固定するための固定ブラケット等で構成された固定装置に係り、固定手順が簡易・迅速であって、かつ固定装置自体の構造が簡素化されると共に耐震性及び耐久性が高く、部品点数を削減し、高品質を確保した分岐管継ぎ手の固定装置を提供することを目的としたものであって、次の構成、手段から成立する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、略半円状凹陥部を左右に形成した座枠体を備えた略L字状固定ブラケットと、前記略半円状凹陥部に載置・固定されかつ外周面に複数の切溝及び内周面に歯部を形成し、その上側部分が収縮自在に形成すると共に分岐管継ぎ手のハウジングを挿置する有端状の左・右の略円環状防振パットと、一端が前記略L字状固定ブラケットの座枠体に軸着され、その他端前記座枠体の前壁面に係止する棒状ナットを有した締付けボルトを連結しかつ前記左・右の略円環状防振パットの複数の切溝に係合する垂直縁を左右側に形成した屈曲・延在自在の左・右の保持カバーとで構成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、略半円状凹陥部を左右に形成した座枠体を備えかつコンクリート構造物に打設した複数のアンカーボルトに挿入・固定するボルト挿入用孔を有する水平面部を形成した略L字状固定ブラケットと、前記略半円状凹陥部に載置・固定されかつ外周面に複数の切溝及び内周面に歯部を形成し、その上側部分が収縮自在に形成すると共に分岐管継ぎ手のハウジングを挿置する有端状の左・右の略円環状防振パットと、一端が前記略L字状固定ブラケットの座枠体に軸着され、その他端前記座枠体の前壁面に係止する棒状ナットを有した締付けボルトを連結しかつ前記左・右の略円環状防振パットの複数の切溝に係合する垂直縁を左右側に形成した屈曲・延在自在の左・右の保持カバーとで構成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、略半円状凹陥部を左右に形成した座枠体を備えかつコンクリート構造物に打設した複数のアンカーボルトに挿入・固定するボルト挿入用孔を有する水平面部を形成した略L字状固定ブラケットと、前記略半円状凹陥部に載置・固定されかつ外周面に複数の切溝及び内周面に歯部を形成し、その上側部分が収縮自在に形成し、複数の締付け板を有した分岐管継ぎ手を挿置すると共に該締付け板の相互間幅長と略同一の幅長を有する有端状の左・右の略円環状防振パットと、一端が前記略L字状固定ブラケットの座枠体に軸着され、その他端前記座枠体の前壁面に係止する棒状ナットを有した締付けボルトを連結しかつ前記左・右の略円環状防振パットの複数の切溝に係合する垂直縁を左右側に形成しかつ前記略円環状防振パットと略同一幅長であって屈曲・延在自在の左・右の保持カバーとで構成したことを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、請求項1、2又は3記載の発明に於いて、前記左・右の保持カバーが第1連結アーム及び第2連結アームで構成されたことを特徴とする。
本発明に係る分岐管継ぎ手の固定装置は、叙上の構成を有するので次の効果がある。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、
略半円状凹陥部を左右に形成した座枠体を備えた略L字状固定ブラケットと、前記略半円状凹陥部に載置・固定されかつ外周面に複数の切溝及び内周面に歯部を形成し、その上側部分が収縮自在に形成すると共に分岐管継ぎ手のハウジングを挿置する有端状の左・右の略円環状防振パットと、一端が前記略L字状固定ブラケットの座枠体に軸着され、その他端前記座枠体の前壁面に係止する棒状ナットを有した締付けボルトを連結しかつ前記左・右の略円環状防振パットの複数の切溝に係合する垂直縁を左右側に形成した屈曲・延在自在の左・右の保持カバーとで構成したことを特徴とする分岐管継ぎ手の固定装置を提供する。
このような構成としたので、分岐管継ぎ手を支持するコンクリート構造物等が震動しても離脱することがなく、固定品質を高めるうえに簡易・迅速に分岐管継ぎ手を該コンクリート構造物に固定でき、施工工数を大幅に削減すると共に部品点数を少なくし工費を低減する効果がある。
請求項2記載の発明によれば、略半円状凹陥部を左右に形成した座枠体を備えかつコンクリート構造物に打設した複数のアンカーボルトに挿入・固定するボルト挿入用孔を有する水平面部を形成した略L字状固定ブラケットと、前記略半円状凹陥部に載置・固定されかつ外周面に複数の切溝及び内周面に歯部を形成し、その上側部分が収縮自在に形成すると共に分岐管継ぎ手のハウジングを挿置する有端状の左・右の略円環状防振パットと、一端が前記略L字状固定ブラケットの座枠体に軸着され、その他端前記座枠体の前壁面に係止する棒状ナットを有した締付けボルトを連結しかつ前記左・右の略円環状防振パットの複数の切溝に係合する垂直縁を左右側に形成した屈曲・延在自在の左・右の保持カバーとで構成したことを特徴とする分岐管継ぎ手の固定装置を提供する。
このような構成としたので、請求項1記載の発明の効果に加えて、特に、当該分岐管継ぎ手の固定装置をアンカーボルトを打設したコンクリート構造物に適用でき、その利用が広範囲に渉るという効果がある。
請求項3記載の発明によれば、略半円状凹陥部を左右に形成した座枠体を備えかつコンクリート構造物に打設した複数のアンカーボルトに挿入・固定するボルト挿入用孔を有する水平面部を形成した略L字状固定ブラケットと、前記略半円状凹陥部に載置・固定されかつ外周面に複数の切溝及び内周面に歯部を形成し、その上側部分が収縮自在に形成し、複数の締付け板を有した分岐管継ぎ手を挿置すると共に該締付け板の相互間幅長と略同一の幅長を有する有端状の左・右の略円環状防振パットと、一端が前記略L字状固定ブラケットの座枠体に軸着され、その他端前記座枠体の前壁面に係止する棒状ナットを有した締付けボルトを連結しかつ前記左・右の略円環状防振パットの複数の切溝に係合する垂直縁を左右側に形成しかつ前記略円環状防振パットと略同一幅長であって屈曲・延在自在の左・右の保持カバーとで構成したことを特徴とする分岐管継ぎ手の固定装置を提供する。
このような構成としたので、請求項1及び2記載の発明の効果に加えて、分岐管継ぎ手のハウジングの外表面に緊密かつ堅固に略円環状防振パットを固着させることができ、さらに分岐管継ぎ手の固定品質を高める効果がある。
請求項4記載の発明によれば、前記左・右の保持カバーが第1連結アーム及び第2連結アームで構成されたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の分岐管継ぎ手の固定装置を提供する。
このような構成としたので、請求項1、2又は3記載の発明の効果に加えて、左・右の保持カバーを分岐管継ぎ手の設計仕様に応じて各種の形態を構成し、簡易・迅速に分岐管継ぎ手をコンクリート構造物に支持・固定することができる効果がある。
以下、本発明に係る分岐管継ぎ手の固定装置に於ける実施の形態について添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明に係る分岐管継ぎ手の固定装置に於ける実施の形態を示すものであって、一方(右)の保持カバーを開放した状態を示す斜視図である。
先づ、当該分岐管継ぎ手の固定装置を説明するに先立ち図4に示す分岐管継ぎ手の一例を説明する。
Aは例えば、寒冷地域に於ける積雪を散水氷解するために使用する分岐管を接続してなる分岐管継ぎ手であって、大概すれば、略円筒体で構成されかつその両端に開口縁1aを折曲形成したハウジング1と、該ハウジング1の内周面に貼着しかつ装着された弾性スリーブ2と、前記ハウジング1及び前記弾性スリーブ2に形成されたプラグ挿入用孔(不図示)に筒状部を挿入する固定プラグ(不図示)と、該固定プラグの鍔部と分岐ソケット3の下端間で前記ハウジング1及び前記弾性スリーブ2を挾着・保持する分岐ソケット3と、前記ハウジング1の円周方向の一端が不連続となった円筒形状の不連続箇所に備えかつ締付けボルト孔4a、4aを対向して形成しかつ、一端を該ハウジング1の外表面に固定している複数の締付け板4、4、4と、この複数の締付け板4、4、4の締付けボルト孔4a、4a、4a内に係入した締付けボルト5、5、5、5に直交して結合した棒状ナット5a、5aと、該締付け板4、4、4間を橋架しかつ前記弾性スリーブ2の両端に嵌挿されかつ固定される図3に示す一方及び他方の管6を締付ける締付けボルト5、5、5、5とで構成される。そして、前記締付け板4、4、4の対向面間にはスライド板7が介装されている。すなわち、該スライド板7は上・下端のいずれかを前記ハウジング1の内壁面に固着すると共に前記弾性スリーブ2の表面を覆設している。また、締付けボルト5、5、5、5の頭部5b、5b、5b、5bは締付け板4、4、4の締付け作業を容易にすべく例えば、六角穴が形成されている。
次に、図1及び図2に基づき、本発明に係る分岐管継ぎ手の固定装置に於ける実施の形態を説明する。
8は、略L字状固定ブラケットであり、水平面部8aと、垂直面部8bを形成している。該略L字状固定ブラケット8は、前述した分岐管継ぎ手Aを支持対象物としてのコンクリート構造物9又は当該分岐管継ぎ手Aの支持基台等に支持するために利用するものであって、耐腐食性を有する例えば、オーステナイト系ステンレス(SUS)材料で成形されている。そして、前記略L字状固定ブラケット8の水平面部8aは該コンクリート構造物9の平坦水平面9aに、前記略L字状固定ブラケット8の垂直面部8bは、該コンクリート構造物9の垂直壁面9bに固定される。また、該水平面部8aは互に所望間隔を有しかつ複数個のボルト挿入用孔8c、8c…を穿孔し、このボルト挿入用孔8c、8c…に予めコンクリート構造物9に打込んで固定したアンカーボルト10、10…等各種ボルトを挿入する。該アンカーボルト10、10…はボルト挿入用孔8c、8c…に挿入された後、上方からナット11、11…をねじ込み該略L字状固定ブラケット8の水平面部8aがコンクリート構造物9の平坦水平面9aに密着・接合すると共に該略L字状固定ブラケット8の垂直面部8bもコンクリート構造物9の垂直壁面9bに堅固に固定される。
尚、ナット11、11とアンカーボルト10、10…に代えて単一のスクリューボルトであっても差支えない。
12は座枠体であり、前記略L字状固定ブラケット8の垂直面部8bに固定され、前記略L字状固定ブラケット8と同材質で成形される。該座枠体12は、その内周面に略半円状凹陥部12aを単一又は複数個を形成し、略円環状防振パット13、13を嵌入・配置している。該略円環状防振パット13、13は、左・右一対に構成されかつ有端状であって、耐候性及び耐オゾン性に優れると共に拡張かつ収縮可能に柔軟性を備えたゴム材料又は樹脂材料で成形され、外周面に周方向に複数の所定幅を有するそれぞれに切溝13aを、及び内周面に円周方向に対して直角方向にかつ内周面に一連となる溝で形成した歯部13bをそれぞれ成形してなる。
前記座枠体12は、左、右に両翼12b、12bを本体部の側面としての垂直面12c、12cから略直角方向に折曲して形成し、この両翼12b、12bを溶接手段等により前記略L字状固定ブラケット8の垂直面部8bに固定する。
尚、該座枠体12の前記両翼12b、12b及び垂直面12c、12cを該略L字状固定ブラケット8の垂直面部8bと一体形成してもよい。すなわち、前記座枠体12を前記略L字状固定ブラケット8に一体成形し全体構成の単一化及び簡素化を図ることができる。
また、前記略L字状固定ブラケット8の水平面部8a及び垂直面部8bには断面形状が略半円状に形成した単一又は複数個のリブ8d、8dが座枠体12側方向及び垂直方向に直線状に突設形成している。これにより前記ナット11、11をねじ込んだ際、該略半円状リブ8d、8dが拡開しながら略L字状固定ブラケット8の水平面部8a及び垂直面部8bがコンクリート構造物9の平坦水平面9aが圧着され緊密状態に固定されることとなる。
14、14は前記略円環状防振パット13、13の外周面に覆設する開閉自在の左・右一対の保持カバーであって、該略円環状防振パット13、13と略同一の左・右幅長を有している。該保持カバー14は、全体が略半円弧状に形成されてあって複数の例えば、第1連結アーム14a、第2連結アーム14bで構成されている。そして、該第1連結アーム14aの基端(一端)は座枠体12の上端12dに固定されているヒンジピン14cに回動自在に軸着され、及び該第1連結アーム14aの他端は前記第2連結アーム14bの一端とヒンジピン14cに回動自在に軸着されている。また、該第1連結アーム14aは全体が略円弧状に形成され、その左・右側面はそれぞれ垂直縁14d、14dを垂下形成している。
前記第2連結アーム14bは前記第1連結アーム14aと構造及び形状が略同一であり、相違点のみ説明し、同一符号を付し、その説明を省略する。該第2連結アーム14bの他端は、カール状締付け板15を固定・配置し、さらに図1に示すように前記略円環状防振パット13を被覆する際に、該第2連結アーム14bを該第1連結アーム14aから前方に屈曲させかつ延圧させると共に前記略円環状防振パット13から開放する際に、該第2連結アーム14bを該第1連結アーム14aから後方に屈曲させかつ縮退させる。
尚、前記左・右一対の保持カバー14、14は2つの連結アームに限定されず単一の連結アーム又は3個以上の連結アームで構成しても差支えない。
前記カール状締付け板15は締付けボルト孔15aを形成し、これに締付けボルト16を係入している。該締付けボルト16の一端は該カール状締付け板15の内周面に直交・配備した棒状ナット16aを係合し、該締付けボルト16の他端は別の棒状ナット16bと直交し、連結している。該締付けボルト16の頭部16cはカール状締付け板15の締付け作業を容易にすべく、例えば六角穴が形成されている。
そして、左・右一対の前記保持カバー14、14を略円環状防振パット13、13に図2に示すように被覆するとき、左・右にそれぞれ有する前記第1及び第2連結アーム14a、14bのそれぞれの垂直縁14d、14dが前記略円環状防振パット13、13の外周面に形成した複数の切溝13a、13aのうちそれぞれの左端・右端側の切溝13a、13aに嵌入し、該保持カバー14が正確にかつ揺動することなく、堅固に覆設される。
次に本発明に係る分岐管継ぎ手の固定装置に於ける実施の形態の組立手順や作用等について図3等に基づき説明する。
先づ、例えば図3に示す分岐管継ぎ手Aを組立てる場合について説明すれば、ハウジング1の水平幅長と略同一幅長の弾性スリーブ2を嵌着・施工する。そして、分岐ソケット3の雌ねじ(不図示)を該固定プラグ(不図示)の雄ねじに螺合し、該分岐ソケット3を該固定プラグに固定し、ハウジング1及び弾性スリーブ2が分岐ソケット3と固定プラグ間に挾着される。さらに、前記ハウジング1の一方の開口縁1a内(開口部)から一方の管6を挿入する。そして、例えば弾性スリーブ2の内壁面に形成したストッパ片に該一方の管6の端部が衝当し、進入停止する。次に、前記ハウジング1の他方の開口縁1a内(開口部)から他方の管6を同様に挿入し、例えば弾性スリーブ2の内壁面に形成したストッパ片に該一方の管6の端部が衝当し、進入停止する。
かくして、一方の管6及び他方の管6が前記ハウジング1及び前記弾性スリーブ2内の所定位置に設定される。そして、図4に示す例えば、3つの締付け板4、4、4に装着された各々の1個ないし2個の締付けボルト5の頭部5bに六角穴等を形成し、この六角穴に締付け工具のボルトを嵌合して回動し、該ハウジング1の外表面を締付ける。このとき、前記スライド板7の自由端は該ハウジング1を締付ける際の移動に従い、該ハウジング1の内壁面をスライドする。そこで、当該分岐管継ぎ手Aの組立てが完成する。
尚、本発明は前記した構造の分岐管継ぎ手Aに限定されず各種の分岐管継ぎ手に適用される。
次に、座枠体12を溶接手段等で固定し又は座枠体12と一体成形した前記略L字状固定ブラケット8の水平面部8aに形成した複数個のボルト挿入用孔8c、8c…はコンクリート構造物9等の支持対象物に予め打込んで突設配備した複数個のアンカーボルト10、10…を挿入し、上方からそれに適応したナット11、11…をねじ込み緊締し、該略L字状固定ブラケット8が該コンクリート構造物9に堅固に固定される。
前記左・右一対の略円環状防振パット13、13を座枠体12の略半円状凹陥部12a、12aに載置・固定する。而して、前記左・右一対の略円環状防振パット13、13の下側の略半円状部分が略半円状凹陥部12a、12aに固定すると共に上側の略半円状部分は収縮・拡開移動自在となる。そして、前記左・右一対の略円環状防振パット13、13の上側の略半円状部分及び前記左・右一対の保持カバー14、14を開放し、例えば、前述した分岐管継ぎ手Aのハウジング1を前記左・右一対の略円環状防振パット13、13内に挿入・載置する。このとき、前記左・右一対の略円環状防振パット13、13の幅長S1が前記分岐管継ぎ手Aのハウジング1の外表面に固定した締付け板4、4、4の相互間隔幅長S2、S2と略同一幅長若しくはそれより若干幅小に構成してあり、前記分岐管継ぎ手Aのハウジング1を挿入した際、前記左・右一対の略円環状防振パット13、13が緊密状態に覆設する。また、前記左・右一対の保持カバー14、14は図1に示す他方側(右側)に示すように、第2連結アーム14bを第1連結アーム14aから後方に屈曲させかつ縮退させた状態となる。分岐管継ぎ手Aのハウジング1を前記左・右一対の略円環状防振パット13、13内に挿入・載置した後に前記左・右一対の保持カバー14、14を前記左・右一対の略円環状防振パット13、13の外周面を被覆する。このとき、左・右にそれぞれ有する前記第1及び第2連結アーム14a、14bのそれぞれの垂直縁14d、14dが前記略円環状防振パット13、13の外周面に形成した複数の切溝13a、13aのうちそれぞれの左端・右端側の切溝13a、13aに嵌入し、該保持カバー14が正確にかつ揺動することなく、堅固に覆設される。
一方、前記左・右一対の保持カバー14、14を前記左・右一対の略円環状防振パット13、13の外周面を被覆する際、第2連結アーム14b、14bを第1連結アーム14a、14aから前方に屈曲させかつ延圧させた後前記締付けボルト16、16の棒状ナット16b、16bを座枠体2の前壁面12eの左・右の所定箇所に備えた左・右の係止部12f、12fにそれぞれ係止する。このとき、前記左・右一対の保持カバー14、14は図2及び図3に示すように左・右一対の略円環状防振パット13、13の外表面を被覆した状態となる。
さらに、例えば締付けボルト16の頭部16cの六角穴に各種の締付け工具等のボルトを嵌合して回動し、前記左・右一対の保持カバー14、14を締付ける。これにより、該保持カバー14、14の各第1及び第2連結アーム14a、14aのそれぞれの垂直縁14d、14dが左・右一対の略円環状防振パット13、13の外周面の左・右端側に形成した切溝13a、13aを押圧し、該左・右一対の略円環状防振パット13、13の外周面のうち上側半円状部分を収縮させる。左・右一対の略円環状防振パット13、13の内周面に形成した歯部13b、13bが前記分岐管継ぎ手Aのハウジング1の外表面に圧着する。この左・右一対の略円環状防振パット13、13の歯部13b、13bにより前記分岐管継ぎ手Aのハウジング1は図3に示すように座枠体2に完全に密着状態に堅固に固定されることとなる。
本発明に係る分岐管継ぎ手の固定装置に於ける実施の形態を示す斜視図である。 本発明に係る分岐管継ぎ手の固定装置に於ける実施の形態を示すものであって、左・右一対の保持カバーを閉止した状態を示す斜視図である。 本発明に係る分岐管継ぎ手の固定装置に於ける実施の形態を示すものであって、分岐管継ぎ手を固定した状態を示す斜視図である。 本発明に係る分岐管継ぎ手の固定装置に適用する分岐管継ぎ手の一例を示す斜視図である。
1 ハウジング
1a ハウジングの開口縁
2 弾性スリーブ
3 分岐ソケット
4 締付け板
4a 締付け板の締付けボルト孔
5 締付けボルト
5a 締付けボルトの棒状ナット
5b 締付けボルトの頭部
6 一方、他方の管
7 スライド板
8 略L字状固定ブラケット
8a 略L字状固定ブラケットの水平面部
8b 略L字状固定ブラケットの垂直面部
8c 略L字状固定ブラケットのボルト挿入用孔
8d 略L字状固定ブラケットの略半円状リブ
9 コンクリート構造物
9a コンクリート構造物の平坦水平面
9b コンクリート構造物の垂直壁面
10 アンカーボルト
11 ナット
12 座枠体
12a 座枠体の略半円状凹陥部
12b 座枠体の両翼
12c 座枠体の垂直面
12d 座枠体の上端
12e 座枠体の前壁面
12f 座枠体の係止部
13 略円環状防振パット
13a 略円環状防振パットの切溝
13b 略円環状防振パットの歯部
14 保持カバー
14a 保持カバーの第1連結アーム
14b 保持カバーの第2連結アーム
14c 保持カバーのヒンジピン
14d 保持カバーの垂直縁
15 カール状締付け板
15a カール状締付け板の締付けボルト
16 締付けボルト
16a 締付けボルトの棒状ナット
16b 締付けボルトの棒状ナット
16c 締付けボルトの頭部
S1 略円環状防振パットの幅長
S2 分岐管継ぎ手のハウジングに固定された締付け板の相互間隔長

Claims (4)

  1. 略半円状凹陥部を左右に形成した座枠体を備えた略L字状固定ブラケットと、前記略半円状凹陥部に載置・固定されかつ外周面に複数の切溝及び内周面に歯部を形成し、その上側部分が収縮自在に形成すると共に分岐管継ぎ手のハウジングを挿置する有端状の左・右の略円環状防振パットと、一端が前記略L字状固定ブラケットの座枠体に軸着され、その他端前記座枠体の前壁面に係止する棒状ナットを有した締付けボルトを連結しかつ前記左・右の略円環状防振パットの複数の切溝に係合する垂直縁を左右側に形成した屈曲・延在自在の左・右の保持カバーとで構成したことを特徴とする分岐管継ぎ手の固定装置。
  2. 略半円状凹陥部を左右に形成した座枠体を備えかつコンクリート構造物に打設した複数のアンカーボルトに挿入・固定するボルト挿入用孔を有する水平面部を形成した略L字状固定ブラケットと、前記略半円状凹陥部に載置・固定されかつ外周面に複数の切溝及び内周面に歯部を形成し、その上側部分が収縮自在に形成すると共に分岐管継ぎ手のハウジングを挿置する有端状の左・右の略円環状防振パットと、一端が前記略L字状固定ブラケットの座枠体に軸着され、その他端前記座枠体の前壁面に係止する棒状ナットを有した締付けボルトを連結しかつ前記左・右の略円環状防振パットの複数の切溝に係合する垂直縁を左右側に形成した屈曲・延在自在の左・右の保持カバーとで構成したことを特徴とする分岐管継ぎ手の固定装置。
  3. 略半円状凹陥部を左右に形成した座枠体を備えかつコンクリート構造物に打設した複数のアンカーボルトに挿入・固定するボルト挿入用孔を有する水平面部を形成した略L字状固定ブラケットと、前記略半円状凹陥部に載置・固定されかつ外周面に複数の切溝及び内周面に歯部を形成し、その上側部分が収縮自在に形成し、複数の締付け板を有した分岐管継ぎ手を挿置すると共に該締付け板の相互間幅長と略同一の幅長を有する有端状の左・右の略円環状防振パットと、一端が前記略L字状固定ブラケットの座枠体に軸着され、その他端前記座枠体の前壁面に係止する棒状ナットを有した締付けボルトを連結しかつ前記左・右の略円環状防振パットの複数の切溝に係合する垂直縁を左右側に形成しかつ前記略円環状防振パットと略同一幅長であって屈曲・延在自在の左・右の保持カバーとで構成したことを特徴とする分岐管継ぎ手の固定装置。
  4. 前記左・右の保持カバーが第1連結アーム及び第2連結アームで構成されたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の分岐管継ぎ手の固定装置。
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