JP2016196317A - 折り畳み容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】底壁と跳ね上げ側壁の係合力の安定化を図ることが可能な折り畳み容器の提供を目的とする。
【解決手段】本発明の折り畳み容器10では、上部フレーム20に回動可能に連結された跳ね上げ側壁30が、組立状態では、上部フレーム20から垂下して底壁11と係合し、折畳状態では、内側に折り畳まれる。底壁11と跳ね上げ側壁30とには、組立状態で跳ね上げ側壁30の幅方向に突き合わされると共に、互いに係止して跳ね上げ側壁30が内側に折り畳まれることを抑制する係止突部14と側壁側係止部50とが設けられ、側壁側係止部50には、跳ね上げ側壁30の幅方向で係止突部14と対向する対向支持壁41から突出し且つ弾性変形によって跳ね上げ側壁30の幅方向に伸縮する弾性伸縮部52が備えられている。
【選択図】図9

Description

本発明は、上部フレームに回動可能に連結された跳ね上げ側壁が、組立状態では、上部フレームから垂下して底壁と係合し、折畳状態では、内側に折り畳まれる折り畳み容器に関する。
従来、この種の折り畳み容器として、底壁から起立して折り畳み容器の内側へ延びる底壁側係止爪を備えると共に、跳ね上げ側壁の下端部に、折り畳み容器の外側へ延びて跳ね上げ側壁の幅方向に弾性変形可能な側壁側係止爪を備え、組立状態で、底壁側係止爪と側壁側係止爪とが互いに係合するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4576241号公報(段落[0023]、図14)
しかしながら、上述した従来の折り畳み容器では、側壁側係止爪の弾性変形量が小さいため、跳ね上げ側壁の寸法バラつきや底壁の変形等により係合力にばらつきが生じやすいという問題があった。また、底壁側係止爪と側壁側係止爪に負荷がかかると、それら係止爪が破損するという問題もあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、底壁と跳ね上げ側壁の係合力の安定化を図ることが可能な折り畳み容器の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、上部フレームに回動可能に連結された跳ね上げ側壁が、組立状態では、前記上部フレームから垂下して底壁と係合し、折畳状態では、内側に折り畳まれる折り畳み容器において、前記底壁と前記跳ね上げ側壁とには、前記組立状態で前記跳ね上げ側壁の幅方向に突き合わされると共に、互いに係止して前記跳ね上げ側壁が内側に折り畳まれることを抑制する底壁側係止部と側壁側係止部とが設けられ、前記側壁側係止部には、前記跳ね上げ側壁の幅方向で前記底壁側係止部と対向する対向支持壁から突出し且つ弾性変形によって前記跳ね上げ側壁の幅方向に伸縮する弾性伸縮部が備えられている折り畳み容器である。
請求項2の発明は、前記弾性伸縮部は、前記対向支持壁から離れるにつれて前記組立状態の前記折り畳み容器の内側へ向かう第1弾性部と、前記第1弾性部から延設されて前記組立状態の前記折り畳み容器の外側へ向かう第2弾性部と、を備え、前記第2弾性部の先端部に、前記底壁側係止部に外側から係止する係止片が形成されている請求項1に記載の折り畳み容器である。
請求項3の発明は、前記底壁と前記跳ね上げ側壁とには、前記組立状態において前記跳ね上げ側壁が前記底壁に対して幅方向に移動することを規制する側壁移動規制部が設けられている請求項1又は2に記載の折り畳み容器である。
[請求項1の発明]
請求項1の発明では、底壁側係止部と係止する側壁側係止部に、跳ね上げ側壁の幅方向に伸縮する弾性伸縮部を備えているので、跳ね上げ側壁の寸法バラつきや底壁の変形等が生じても、弾性伸縮部によって係合力のバラつきを抑えることが可能となる。これにより、底壁と跳ね上げ側壁の係合力の安定化を図ることが可能となる。
[請求項2の発明]
請求項2の発明によれば、組立状態で側壁側係止部の係止片が底壁側係止部に外側から係止するので、側壁側係止部と底壁側係止部の係止の安定化を図ることが可能となる。また、跳ね上げ側壁を回動させて折り畳み容器を組立状態にする際、跳ね上げ側壁が底壁から起立したときに、折り畳み容器の内外方向で側壁側係止部と底壁側係止部を係止させることが可能となるので、跳ね上げ側壁と底壁の係合の安定化が図られる。
[請求項3の発明]
請求項3の発明によれば、組立状態において跳ね上げ側壁が底壁に対して幅方向に移動することが規制されるので、弾性伸縮部の伸縮が抑えられ、底壁側係止部と側壁側係止部の係止が外れることが防がれる。
本発明の一実施形態に係る折り畳み容器の斜視図 折畳状態の折り畳み容器の斜視図 底壁の斜視図 係止突部の斜視図 跳ね上げ側壁を外側から見た斜視図 跳ね上げ側壁を内側から見た斜視図 跳ね上げ側壁の下縁係止孔周辺の斜視図 跳ね上げ側壁の一部破断斜視図 係止突部と下縁係止孔の平断面図 係止突部と下縁係止孔の側断面図 跳ね上げ側壁を内側から見た折り畳み容器の断面図 変形例に係る弾性伸縮部の平断面図 変形例に係る弾性伸縮部の平断面図 変形例に係る弾性伸縮部の平断面図
以下、本発明の一実施形態を図1〜図11に基づいて説明する。本実施形態の折り畳み容器10は、樹脂の成形品であって、図1に示すように、矩形状の底壁11と、底壁11と略同じ大きさの矩形枠状をなす上部フレーム20と、底壁11と上部フレーム20との間を連絡する側壁10Sと、を備えている。そして、折り畳み容器10は、側壁10Sが折り畳まれることで、図1に示す組立状態から、図2に示す折畳状態となる。
図3に示すように、底壁11は、矩形状のベース壁12の外縁部から底部カバー壁13が起立した構造になっている。ベース壁12は、図10に示す下駄部12Aを下面に備えている。この下駄部12Aは、例えば、格子状のリブ12Lの周囲を包囲壁12Hで囲んだ構造をなし、ベース壁12の外縁部を除いた略全体に亘って形成されている。底部カバー壁13は、底壁11の長辺部11A,11Aに位置する底部長辺側壁13A,13Aと、底壁11の短辺部11B,11Bに位置する底部短辺側壁13B,13Bと、からなる。また、底壁11の長辺部11Aには、ベース壁12から上方に突出した長辺支持突起11ATが設けられている。長辺支持突起11ATの高さは、底部長辺側壁13Aよりも低くなっている。
図3に示すように、底部短辺側壁13Bの中央部からは係止突部14が水平内側に突出している。図4に拡大して示すように、係止突部14は、略直方体のブロック状をなし、底壁11の短辺方向外側の両側部に、係止爪14T,14Tを備えている。係止爪14Tは、平面視三角形状をなし、水平外側を向いて側部短辺側壁13Bと対向する係止面14Mと、水平内側を向いた傾斜ガイド面14Kと、を有している(図9参照)。
詳細には、係止突部14は、図3に示すように、底部短辺側壁13Bの中央部を内側へ袋状に突出させてなり、係止突部14の内側には、水平外側に開口した指掛凹部15が形成されている。この指掛凹部15には、折り畳み容器10を持ち上げる際の作業者の指やロボットのアームが挿入される。また、底部短辺側壁13Bの外面には、指掛凹部15の側部開口15Aの下縁部からベース壁12の下面まで延びたガイド溝16が形成されている(図10参照)。これにより、ガイド溝16を案内にして、指又はアームを指掛凹部15へ誘導することが可能となる。
また、図3に示すように、底壁11の短辺部11Bのうち係止突部14の両脇には、ベース壁12の一部を上方に隆起させてなる補助突部17T,17Tが形成され、これら補助突部17T,17Tの裏側(下面側)に補助凹部17A,17Aが形成されている。ベース壁12の下面からの補助凹部17Aの陥没深さは、指掛凹部15の上下方向の高さよりも浅くなっている。この補助凹部17Aには、指掛凹部15に挿入される指又はアームとは別の指又はアームが引っ掛けられる。
図1に示すように、上部フレーム20は、天井壁21の内縁部と外縁部とから内側対向壁22と外側対向壁23とが垂下した溝構造になっていて、外側対向壁23は、内側対向壁22より下方に延ばされている。外側対向壁23は、上部フレーム20の周方向全体に亘って同じ高さになっている。また、上部フレーム20の短辺部20Bにおける内側対向壁22の高さは、長辺部20Aの内側対向壁22の高さよりも低くなっていて、短辺部20Bにおける内側対向壁22の下端は、長辺部20Aにおける内側対向壁22の下端より上方に配置されている。なお、短辺部20Bにおける外側対向壁23の中央部には、折り畳み容器10が図2に示す折畳状態から図1に示す組立状態へ移行するときに、上部フレーム20を持ち上げる指を引っ掛けるための上部指掛凹部23Aが形成されている。
図1に示すように、側壁10Sは、底壁11の短辺部11B,11Bと上部フレーム20の短辺部20B,20Bとの間を連絡する1対の跳ね上げ側壁30,30と、底壁11の長辺部11A,11Aと上部フレーム20の長辺部20A,20Aとの間を連絡する1対の折り曲げ側壁60,60と、からなる。
図1に示すように、折り曲げ側壁60は、上下方向の中央で上側分割側壁61と下側分割側壁65とに2分割されている。上側分割側壁61は、枠状の主板壁62と、主板壁62の内側に配置される透明プレート63と、で構成されている。上側分割側壁61の上端部は、上部フレーム20の各長辺部20A,20Aに回動可能に連結されている。具体的には、上側分割側壁61の上端部に備えた回動突部61Tが、上部フレーム20の長辺部20Aに形成された長辺支持突起20ATの間に配置されると共に、その長辺支持突起20ATに回動可能に連結されている。
また、下側分割側壁65も上側分割側壁61と同様の構成になっていて、下側分割側壁65の下端部は、底壁11の各長辺部11A,11Aに回動可能に連結されている。具体的には、下側分割側壁65の下端部に備えられた図示しない回動突部が、底壁11の長辺部11Aに形成された長辺支持突起11AT(図3参照)の間に配置されると共に、長辺支持突起11ATに回動可能に連結されている。
上側分割側壁61と下側分割側壁65とは、複数のヒンジ部Hによって回動可能に連結されている。そして、跳ね上げ側壁30,30を折り畳んだ状態で、各折り曲げ側壁60が内側に2つ折りにされると、上側分割側壁61と下側分割側壁65の外面同士が重ね合わされると共に上部フレーム20と底壁11とが互いに接近し、折り畳み容器10が折畳状態になる。また、通常は、折り曲げ側壁60,60は、起立状態の跳ね上げ側壁30,30に当接して2つ折りが規制され、折り畳み容器10が組立状態に保持されている。
図5及び図6に示すように、跳ね上げ側壁30は、上側分割側壁61と同様に、枠状の主板壁31と、主板壁31の内側に配置される透明プレート32と、で構成されている。詳細には、主板壁31は、外縁部が屈曲される等して補強された構造になっている。跳ね上げ側壁30の上端部には、複数の回動突部30Tが形成されている。回動突部30Tは、図1に示すように、上部フレーム20の短辺部20Bに形成された短辺支持突起20BTの間に配置されると共に、その短辺支持突起20BTに回動可能に連結される。これにより、跳ね上げ側壁30が上部フレーム20の短辺部20Bに回動可能に連結される。なお、上部フレーム20において跳ね上げ側壁30の回動中心は、上述した上側分割側壁61の回動中心より上方に位置しており、跳ね上げ側壁30は折畳状態になると折り曲げ側壁60の上方に退避する。
図5に示すように、跳ね上げ側壁30の下縁中央部には、外側に開放した下縁係止孔40が形成され、跳ね上げ側壁30における下縁係止孔40の両脇には、跳ね上げ側壁30の下端縁を上方に陥没させてなる補助係合凹部45,45が形成されている。具体的には、跳ね上げ側壁30の下辺部には、主板壁31から突出した複数のリブ31Lによって、外側に開放した複数の部屋33が横並びにして備えられている。そして、複数の部屋33のうち跳ね上げ側壁30の幅方向中央に配置された中央部屋33Aによって下縁係止孔40が形成され、中央部屋33Aに隣接する中央隣接部屋33B,33Bの底壁を陥没させて、補助係合凹部45,45が形成されている。
図1に示すように、跳ね上げ側壁30の下端部は、底壁11の底部短辺側壁13Bに内側から当接すると共に、跳ね上げ側壁30の側縁部は、折り曲げ側壁60の側縁部から跳ね上げ側壁30側に直角曲げされた側部ストッパ壁60Sに内側から当接する。これにより、跳ね上げ側壁30が底壁11から直立した起立状態になる。
跳ね上げ側壁30が起立状態になると、図10に示すように、底部短辺側壁13Bから水平内側に突出した係止突部14が、跳ね上げ側壁30の下縁係止孔40内に受容される。また、側部ストッパ壁60Sから水平内側に突出した図示しない係止爪が跳ね上げ側壁30の側縁部に形成された係止孔30K(図5参照)内に係止する。これにより、跳ね上げ側壁30が起立状態に保持される。そして、跳ね上げ側壁30の下端部を内側に押し込むように押圧又は殴打することで、係止突部14と下縁係止孔40の係止及び図示しない係止爪と係止孔30Kの係止が解除されて跳ね上げ側壁30が上部フレーム20の下端部に収まった折畳状態になる。
また、図11には、起立状態の跳ね上げ側壁30を折り畳み容器10の内側から見た様子が示されている。同図に示されるように、底壁11に形成された補助突部17T,17Tは、跳ね上げ側壁30に形成された補助受容凹部45,45に受容される。そして、跳ね上げ側壁30のうち補助受容凹部45,45の間に形成される中央突部46が、1対の補助突部17T,17Tの間に挟まれる。これにより、底壁11に対する跳ね上げ側壁30の幅方向の移動が規制されている。なお、本実施形態では、補助突部17Tと補助受容凹部45とによって本発明に係る側壁移動規制部48が形成されている。
図7に示すように、下縁係止孔40は横長矩形状をなし、下縁係止孔40内には、係止突部14の係止爪14T(図4参照)と係止する側壁係止爪51を備えた側壁側係止部50が下縁係止孔40の幅方向に対をなして備えられている。具体的には、下縁係止孔40を形成する中央部屋33Aのうち幅方向で対向する対向支持壁41,41からは、下縁係止孔40の幅方向に弾性変形する弾性伸縮部52が突出し、その弾性伸縮部52の先端部に側壁係止爪51が形成されている。なお、側壁側係止部50は、対向支持壁41の上下方向の中間部から突出し、中央部屋33Aの底壁42及び天井壁43との間に隙間を有して配置されている。
図8及び図9に示すように、弾性伸縮部52は、基端連絡突部55と第1弾性部53と第2弾性部54とからなる。基端連絡突部55は、対向支持壁41から突出し、跳ね上げ側壁30の幅方向に延びている。第1弾性部53は、基端連絡突部55の先端部から下縁係止孔40の奥側(組立状態における折り畳み容器10の内側)へ直線状に延びている。第2弾性部54は、第1弾性部53の先端部から下縁係止孔40の手前側(組立状態における折り畳み容器10の外側)へ直線状に延びている。そして、第1弾性部53と第2弾性部54のなす角が変化することにより、弾性伸縮部52が下縁係止孔40の幅方向で伸縮するようになっている。
側壁係止爪51は、第2弾性部54の先端部に形成されている。側壁係止爪51は、平面視三角形状をなし、下縁係止孔40の奥側(組立状態の折り畳み容器10の内側)を向いた係止面51Mと、下縁係止孔40の手前側(組立状態の折り畳み容器10の外側)を向いた傾斜ガイド面51Kと、を有している。そして、跳ね上げ側壁30が起立状態になると、側壁係止爪51は、図9に示すように、下縁係止孔40に受容された係止突部14の係止爪14Tに外側から係止して、跳ね上げ側壁30が内側に折り畳まれることを抑制する。なお、本実施形態では、係止突部14が本発明の「底壁側係止部」に相当し、側壁係止爪51が本発明の「係止片」に相当する。
本実施形態に係る折り畳み容器10の構成に関する説明は以上である。次に、折り畳み容器10の作用効果について説明する。
本実施形態の折り畳み容器10では、底壁11の係止突部14と係止する側壁側係止部50に、跳ね上げ側壁30の幅方向に伸縮する弾性伸縮部52が備えられているので、跳ね上げ側壁30の寸法バラつきや底壁11の変形等が生じても、弾性伸縮部52によって側壁側係止部50と係止突部14の係合力のばらつきを抑えることが可能となる。これにより、底壁11と跳ね上げ側壁30の係合力の安定化を図ることが可能となる。また、側壁側係止部50及び係止突部14に負荷がかかった場合には、その負荷を弾性伸縮部52で吸収することが可能となり、側壁側係止部50及び係止突部14の破損を抑えることが可能となる。即ち、底壁11と跳ね上げ側壁30の係合部分の破損を抑制することが可能となる。
また、本実施形態では、弾性伸縮部52が、対向支持壁41から離れるにつれて組立状態の折り畳み容器10の内側へ向かう第1弾性部53と、第1弾性部53から延びて組立状態の折り畳み容器10の外側へ向かう第2弾性部54と、を備え、第2弾性部54の先端部に形成された側壁係止爪51が係止突部14の係止爪14Tに外側から係止するので、側壁側係止部50と係止突部14の係止の安定化を図ることが可能となる。しかも、跳ね上げ側壁30を回動させて折り畳み容器10を組立状態にする際、跳ね上げ側壁30が底壁11から起立したときに、側壁側係止部50と係止突部14を折り畳み容器10の内外方向で係止させることが可能となるので、跳ね上げ側壁30と底壁11の係合の安定化が図られる。さらに、底壁11と跳ね上げ側壁30とには、組立状態で跳ね上げ側壁30が底壁11に対して幅方向に移動することを規制する側壁移動規制部48が備えられているので、組立状態において跳ね上げ側壁30が底壁11に対して幅方向に移動することが規制される。これにより、弾性伸縮部52の伸縮が抑えられ、係止突部14と側壁側係止部50の係止が外れることが防がれる。
[他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、弾性伸縮部52は、係止突部14と係合するときに圧縮変形する構成であったが、図12(A)〜図12(C)への変化に示すように、引張り変形する構成であってもよい。
(2)上記実施形態では、側壁側係止部50が1対設けられていたが、片方だけであってもよい。なお、上記実施形態の構成では、1対の側壁側係止部50,50が係止突部14を挟むように配置されているので、跳ね上げ側壁30が底壁11に対して幅方向にずれた場合であっても、1対の側壁側係止部50,50の係止突部14との係止が同時に解除され難くすることが可能となる。
(3)上記実施形態では、側壁移動規制部48が2つ設けられていたが、1つのみであってもよいし、3つ以上であってもよい。
(4)上記実施形態において、弾性伸縮部52は、第1弾性部53と第2弾性部54とを逆に備えた構成としてもよい。具体的には、図13に示すように、弾性伸縮部52は、基端連絡突部55に、下縁係止孔40の手前側(組立状態の折り畳み容器10の外側)へ直線状に延びる第2弾性部54が連絡し、第2弾性部54の先端部に、下縁係止孔40の奥側側(組立状態の折り畳み容器10の内側)へ直線状に延びる第1弾性部53が連絡し、第1弾性部53の先端部に側壁係止爪51が形成される構成であってもよい。
(5)上記実施形態では、係止突部14が底部短辺側壁13Bから突出する構成であったが、ベース壁12から突出する構成であってもよい。
(6)上記実施形態では、係止突部14が中空構造をなして、内側に指掛凹部15を有する構成であったが、係止突部14を中実構造にして指掛凹部15を有さない構成としてもよい。
(7)上記実施形態では、側壁移動規制部48を構成する補助突部17Tが、ベース壁12の一部を上方に隆起させて形成されていたが、ベース壁12から突出する突部により形成されてもよい。なお、この場合、補助突部17Tの裏側に補助指掛凹部17Aが形成されなくなる。
(8)上記実施形態では、弾性伸縮部52,52が、跳ね上げ側壁30の幅方向中央側へ向かって互いに近づくように配置されていたが、跳ね上げ側壁30の幅方向外側へ向かって互いに離れるように配置されてもよい。
(9)図14に示すように、弾性伸縮部52に、伸縮量を調整するための調整リブ58を備えてもよい。具体的には、調整リブ58は、対向支持壁41から突出し、第1弾性部53の中間部に連絡する。従って、弾性伸縮部52は、調整リブ58よりも先端側の部分でのみ伸縮可能となっている。本構成では、調整リブ58の対向支持壁41からの突出量を変更し、第1弾性部53と連絡する位置を調整することにより、弾性伸縮部52の伸縮量を調整することが可能となっている。
10 折り畳み容器
11 底壁
14 係止突部(底壁側係止部)
20 上部フレーム
30 跳ね上げ側壁
48 側壁移動規制部
50 側壁側係止部
51 側壁係止爪(係止片)
52 弾性伸縮部
53 第1弾性部
54 第2弾性部

Claims (3)

  1. 上部フレームに回動可能に連結された跳ね上げ側壁が、組立状態では、前記上部フレームから垂下して底壁と係合し、折畳状態では、内側に折り畳まれる折り畳み容器において、
    前記底壁と前記跳ね上げ側壁とには、前記組立状態で前記跳ね上げ側壁の幅方向に突き合わされると共に、互いに係止して前記跳ね上げ側壁が内側に折り畳まれることを抑制する底壁側係止部と側壁側係止部とが設けられ、
    前記側壁側係止部には、前記跳ね上げ側壁の幅方向で前記底壁側係止部と対向する対向支持壁から突出し且つ弾性変形によって前記跳ね上げ側壁の幅方向に伸縮する弾性伸縮部が備えられている折り畳み容器。
  2. 前記弾性伸縮部は、前記対向支持壁から離れるにつれて前記組立状態の前記折り畳み容器の内側へ向かう第1弾性部と、前記第1弾性部から延設されて前記組立状態の前記折り畳み容器の外側へ向かう第2弾性部と、を備え、
    前記第2弾性部の先端部に、前記底壁側係止部に外側から係止する係止片が形成されている請求項1に記載の折り畳み容器。
  3. 前記底壁と前記跳ね上げ側壁とには、前記組立状態において前記跳ね上げ側壁が前記底壁に対して幅方向に移動することを規制する側壁移動規制部が設けられている請求項1又は2に記載の折り畳み容器。
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