JP2016194213A - 引戸用ランナー - Google Patents

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潤也 小野
Junya Ono
潤也 小野
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Abstract

【課題】揺動レバーが不用意に停止位置から揺動せず、またトリガーに当接したときの衝撃音を低減するようにした引戸用ランナーを提供する。【解決手段】戸板に固定されるフレーム部材21のガイド溝21bに沿って摺動可能であるスライド部材22と、スライド部材22を引戸開放方向に付勢する引張バネ25と、フレーム部材21に対して係合する停止位置と係合せず摺動可能な摺動位置との間を揺動可能な揺動レバー23と、揺動レバー23を停止位置に係止及び係止解除するロック部材24と、を備え、引戸の閉鎖時に、戸枠に設けられたトリガー27がロック部材24に当接して揺動レバー23の係止が解除され、さらに揺動レバー23に当接して揺動レバー23が摺動位置まで揺動し、係合爪がトリガー27に係合して、引戸が閉鎖位置まで移動するように、引戸用ランナー14,20を構成する。【選択図】図2

Description

本発明は、開口部に開閉可能に支持された引戸に関し、特に閉鎖または開放時の閉鎖位置または開放位置付近での引戸の制動機能を備えた引戸用ランナーに関するものである。
従来、住宅の各室間の出入り口等の開口部を開閉するために引戸が使用されることがある。
このような引戸は、例えば開口部の上縁に沿って設けられたガイドレールに沿って走行するガイドローラを含む閉動作抑制構造により支持される。
引戸は、ガイドレールに沿ってガイドローラが走行して開口部の一側または両側に向かって移動することにより、開口部を開放し、または閉鎖する。
そして、引戸の開閉時に、操作性を向上させるために、開放された引戸を自動的に閉鎖位置まで移動させる自閉手段を備えた自閉式引戸が知られている。
このような自閉式引戸は、例えばゼンマイを利用したり、あるいはガイドレールを閉鎖位置側で低くなるように傾斜して設置したりすることにより、外部からエネルギーを供給することなく、引戸の自閉を実現することができる。
自閉式引戸を閉鎖位置付近で制動するようにした自閉式引戸の閉動作抑制構造も知られている。
このような閉動作抑制構造は、例えばランナーまたは引戸側に設けられたベース部と、ベース部に対して引戸開閉方向に移動可能に支持されたスライド部材と、スライド部内で横方向に延びる揺動軸の周りに揺動可能な揺動レバーと、スライド部材を引戸開放側に付勢する付勢手段と、スライド部材の引戸開放側への移動を抑制するダンパー部材と、を含んでいる。
揺動レバーの揺動軸は、スライド部材を貫通して、ベース部に設けられた引戸開閉方向に延びるガイド溝に摺動可能に支持され、且つ揺動レバーの引戸開放側に設けられた係合軸が、上記ガイド溝から分岐した係合溝内に進入して、揺動レバーが摺動位置から停止位置に揺動することにより、揺動レバーが引戸開閉方向に関して係止される。
ここで、引戸が閉鎖位置に近づいて、戸枠側に設けられたトリガーにより揺動レバーが停止位置から摺動位置に揺動すると、上記揺動レバーが上記トリガーに係合すると共に、上記係合軸が上記係合溝から上記ガイド溝内に移動し、上記ガイド溝に沿って移動可能となる。
そして、さらなる引戸の閉鎖位置への移動により、揺動レバーは、トリガーにより上記ガイド溝を引戸開放方向に相対的に移動し、その際、揺動レバーの移動がダンパー部材により制動される。従って、揺動レバーの引戸開放方向への移動が低速となり、引戸が閉鎖位置まで低速で移動することになる。
特許文献1には、レール上面に形成されたトリガーと、横軸を介して上下に回動変位可能に形成され、上面にトリガーが係入する凹部が設けられた係合部材を備えた引戸用ランナー構造が開示されている。
このランナー構造においては、引戸が閉鎖位置に近づいたとき、トリガーが凹部に係入することにより、ダンパーの作用で引戸が低速で閉鎖位置まで移動する。
特開2012−112101号公報
しかしながら、前述した自閉式引戸用の制動構造においては、係合部材がトリガーに当接していない状態でも揺動可能であるため、係合部材がトリガーに当接していないにもかかわらず摺動位置に意図せずして揺動してしまうことがある。このような場合、引戸が閉鎖位置に接近したとき、係合部材がトリガーに衝突して、それ以上閉鎖方向に移動できず、引戸が完全に閉鎖位置まで閉鎖できなくなってしまう。このため、係合部材を元の位置に揺動させる煩雑な手作業が必要になる。
また、この自閉式引戸用の制動構造の引戸への組み込みの際に係合部材が意図せずして摺動位置へ揺動してしまうことがあり、この場合も手動で係合部材を元の位置に揺動させる必要が有るため、作業が煩雑になり、組立時間が長くなってしまう。
また、係合部材が摺動位置に意図せずして揺動してしまうことを防ぐためには、係合部材にある程度大きな力が加わった場合にのみ係合部材が摺動位置に移動するように設定する必要があり、この場合には、係合部材がトリガーに当接して摺動位置に揺動する際に大きな力が加わるため、衝撃音が発生することになってしまう。
本発明は、以上の点に鑑み、簡単な構成により、揺動レバー(係合部材)が不用意に揺動しない、引戸を制動するための引戸用ランナーを提供することを目的としている。
上記目的は、本発明の構成によれば、引戸の戸枠に設けられたガイドレールに沿って長手方向に走行するガイドローラと、戸板に固定され且つガイドローラに連結されるユニット部材と、を有し、ユニット部材は、ガイドローラに連結されるフレーム部材と、フレーム部材に設けられた長手方向のガイド溝に沿って摺動可能であるスライド部材と、スライド部材内に、長手方向に対して垂直な横方向に延びる揺動軸により揺動可能に支持され、フレーム部材に対して係合する停止位置とフレーム部材に係合せず摺動可能な摺動位置との間を揺動可能な揺動レバーと、揺動レバーを停止位置に係止及び係止解除するロック部材と、を備え、引戸の閉鎖または開放時に、戸板の移動に伴って、戸枠に設けられたトリガーがロック部材に当接して揺動レバーの係止が解除され、さらにトリガーが揺動レバーに当接して揺動レバーが摺動位置まで揺動し、揺動レバーの係合爪がトリガーに係合して、揺動レバー及びスライド部材がフレーム部材内を摺動し、引戸が閉鎖位置または開放位置まで移動することを特徴とする、引戸用ランナーにより、達成される。
上記構成によれば、引戸の戸板は、ガイドローラがガイドレールに係合することにより、戸枠に対して開閉可能に支持されており、引戸は、閉鎖位置または開放位置に移動して停止し、開口部が閉鎖または開放される。
ここで、引戸の閉鎖または開放状態においては、揺動レバーが摺動位置に在って、その係合爪がトリガーの引戸閉鎖または開放側に係合することにより、揺動レバー及びスライド部材がガイド溝の引戸開放または閉鎖側に移動した状態にある。
このとき、揺動レバーは、ロック部材によって係止されていない。
このような閉鎖位置または開放位置から引戸が開放または閉鎖されると、摺動位置に在る揺動レバーがトリガーに係合しているため、引戸の開方向または閉方向への移動に伴って、揺動レバー及びスライド部材がフレーム部材のガイド溝に沿って相対的に引戸閉鎖または開放方向に摺動する。
そして、揺動レバーの揺動軸がガイド溝の引戸閉鎖または開放側の端部に達して、さらに引戸が開放または閉鎖されると、引戸の開方向または閉方向への移動に伴って、揺動レバーの係合軸がガイド溝から係合溝内に進入し、揺動レバーが停止位置まで揺動する。このとき、揺動レバーの係合爪がトリガーから外れる。そして、揺動レバーは、この停止位置でロック部材により係止される。
この状態で、揺動レバーはトリガーから解放され、さらなる引戸の開方向または閉方向への移動を許すことになる。従って、引戸は全開位置または任意の開放位置あるいは全閉位置または任意の閉鎖位置まで開放され得ることになる。
また、引戸を閉鎖または開放する際には、引戸が閉鎖方向または開放方向に移動される。
これにより、引戸が閉鎖位置または開放位置手前まで移動して、まずロック部材が戸枠に設けられたトリガーに当たると、ロック部材が揺動レバーの停止位置での係止を解除する。その後、停止位置に在る揺動レバーの係合部が、戸枠に設けられたトリガーに当たって、揺動レバーが摺動位置まで揺動する。
これにより、揺動レバーの係合爪がトリガーの引戸閉鎖または開放側に係合して、揺動レバー及びスライド部材が戸枠側に固定されると共に、揺動レバーの係合軸が係合溝から脱出してガイド溝内に移動する。
さらに、引戸が閉鎖方向または開放方向に移動すると、この引戸の移動に伴って、揺動レバー及びスライド部材は、戸枠側に対しては静止したままで、フレーム部材に対してガイド溝に沿って相対的に引戸閉鎖または開放側に摺動する。
ここで、揺動レバーが停止位置に位置している状態においては、揺動レバーはロック部材によって停止位置に係止されている。
従って、引戸が開放位置と閉鎖位置の間にある状態では、揺動レバーが停止位置に在って、例えば引戸に振動等による衝撃が加えられたとしても、揺動レバーが停止位置から外れて摺動位置に向かって揺動してしまうようなことはない。
また、引戸用ランナーの引戸への組み込み前にも、揺動レバーがロック部材によって停止位置に係止されていることから、不用意に揺動レバーが停止位置から摺動位置に向かって揺動してしまうようなことがない。
従って、引戸への組み込みの際に、揺動レバーが停止位置に在ることを確認したり、あるいは摺動位置に在る揺動レバーを手作業で停止位置に揺動させる必要がなく、引戸用ランナーの引戸への組み込みが簡単に短時間で行なわれ得ることになる。
また、上述のようにロック部材による係止が解除されない限り揺動レバーが停止位置から摺動位置に向かって揺動してしまうようなことがないから、揺動レバーの停止位置から摺動位置への移動に要する力を小さく設定することができる。また揺動レバーが停止位置から摺動位置へ移動するように付勢しておくことも可能である。このため、揺動レバーのトリガーへの当接時における衝撃音を低減することができる。
本発明による引戸用ランナーは、好ましくは、ロック部材が揺動レバーに対して揺動可能に支持されている。
本発明による引戸用ランナーは、好ましくは、ロック部材が、横方向に突出して設けられた係合部を有し、この係合部がスライド部材に設けられた係合凹部に係合することにより、揺動レバーを停止位置に係止する。
この構成によれば、ロック部材の揺動により、ロック部材の係合部がスライド部材に設けられた係合凹部に係合することによって、揺動レバーが停止位置に係止される。
本発明による引戸用ランナーは、好ましくは、スライド部材が、ロック部材の係合部をガイドするガイド部を備え、このガイド部に係合凹部が形成されており、係合凹部から外れた状態では、ロック部材の係合部が揺動レバーの揺動に伴ってガイド部に沿って移動して、揺動レバーの摺動位置までの揺動を許す。
この構成によれば、ロック部材が揺動レバーに対して揺動することにより、ロック部材の係合部がスライド部材に設けられたガイド部に沿ってガイドされて、揺動レバーが摺動位置まで円滑に揺動することが可能になる。
本発明による引戸用ランナーは、好ましくは、ロックレバーと揺動レバーとの間に付勢部材を備えている。
この構成によれば、付勢部材によって、ロックレバーの係合部が係合凹部内に係合する方向に付勢されることになるので、揺動レバーが停止位置にあるとき、ロックレバーの係合部が確実にスライド部材の係合凹部内に嵌入して、揺動レバーを停止位置に係止することが可能となる。
このようにして、本発明によれば、簡単な構成により、揺動レバーが不用意に停止位置から揺動しない引戸用ランナーを提供することができる。
本発明による引戸用ランナーの一実施形態を組み込んだ自閉式引戸が戸枠に設置される前の全体構成を示す概略正面図である。 図1の自閉式引戸に組み込まれた引戸用ランナーの引戸開放時における正面図である。 図2の引戸用ランナーの要部を一部破断して示す部分拡大正面図である。 図2の引戸用ランナーの要部の構成を示す分解斜視図である。 図2の引戸用ランナーの要部の構成を示す部分拡大斜視図である。+ 図2の引戸用ランナーの要部の構成を示す部分拡大断面図である。 図2の引戸用ランナーの引戸閉鎖時における正面図である。 図7の引戸用ランナーの要部を一部破断して示す部分拡大正面図である。 図2の引戸用ランナーの引戸開放時及び引戸閉鎖時を比較する正面図である。 図2の引戸用ランナーの引戸閉鎖時の制動動作を順次に示す一部破断正面図である。 図2の引戸用ランナーの引戸閉鎖時のロック部材の係合部とスライド部材のガイド部との関係を順次に示す一部破断部分正面図である。
図1は、本発明による引戸用ランナーの一実施形態を自閉式引戸に組み込んだ状態であって戸枠に引戸を取り付ける前の状態を示している。
図1において、自閉式引戸10は、建物等に設けられた開口部の戸枠11の上縁に設けられたガイドレール12に沿って長手方向(X方向)に移動可能に支持された引戸(戸板)13と、その上縁に配置されたユニット部材20により、構成されている。
ここで、引戸13は、その上縁両端付近に取り付けられたガイドローラ14,14がガイドレール12に沿って走行することにより、ガイドレール12に沿って長手方向に移動すると共に、内蔵された自閉手段によって、閉鎖方向に付勢されている。
ガイドレール12は、図2にて鎖線で示すように、例えば断面が中空の四角形として例えば長尺のアルミニウム材から構成されており、Z方向下方が開放していると共に、長手方向に垂直な横方向(紙面に垂直なY方向)の両側の下縁が内側に折り返されることにより、その先端が上方を向いたレール部12aを形成している。
ガイドローラ14は、図1及び図2に示すように、引戸13の上縁両端付近にて引戸13の上縁に設けられた凹陥部13a内に取り付けられる本体14aと、本体14aの上端から軸部14bを介して上方に連結される支持部14cに回転可能にX方向に隔置して取り付けられる二対の車輪14dと、から構成されている。
車輪14dは、図2に示すように、支持部14cのX方向両側に延びる部分で、Y方向両側に配置されている。
車輪14dの回転軸は、ガイドレール12内の両側に延びるように、支持部14cをY方向に貫通して配置されており、車輪14dが、それぞれガイドレール12内で対応するレール部12aに乗ることにより、引戸13の開閉に伴ってレール部12a上を転動する。
ユニット部材20は、図1に示すように、引戸13の上端に取り付けられる二つのガイドローラ14のうち、一方(図1において左方)のガイドローラ14の支持部14cの一端(図示の場合、右端)に一体的に取り付けられている。
ここで、一方のガイドローラ14とユニット部材により、本発明による引戸用ランナーを構成している。
ユニット部材20は、図2〜図6に示すように、フレーム部材21と、スライド部材22と、揺動レバー23と、ロック部材24と、引張バネ25と、抑制手段としてのダンパー部材26と、を有している。
フレーム部材21は、引戸開放側、即ち図2及び図3にて左側に、凹陥部21a(図4参照)を備えており、この凹陥部21aがガイドローラ14の支持部14cの右端に設けられた突出部14eに係合することにより、支持部14cに対して一体的に取り付けられ、固定ネジ21eにより固定保持される。
フレーム部材21は、底部及び長手方向両側に位置する両側壁を有しており、これら両側壁に設けられた長手方向(X方向)に延びるガイド溝21b(図4参照)により、後述する揺動レバー23の揺動軸をX方向に摺動可能に且つ揺動可能に支持する。
ガイド溝21bは、その引戸開放側の端部(図2にて右端)までの長さが、後述するように引戸13の閉鎖位置までの移動により、揺動レバー23の係合軸がガイド溝21bの右端に当接しないように、選定されている。
ここで、フレーム部材21は、図4に示すように、そのガイド溝21bの引戸閉鎖側の端部付近から上方に延びる係合溝21cを有している。
この係合溝21cは、揺動レバー23の揺動軸がガイド溝21bの引戸閉鎖側の端部に位置するときの揺動レバー23の係合軸に対応する位置で、ガイド溝21bから分岐して、ガイド溝21bの接続部分から引戸閉鎖側に向かって斜め上方に延びている。
そして、ガイド溝21bと係合溝21cとの間の接続部分は、角部が湾曲して形成されている。
フレーム部材21は、引戸開放側(図2にて右方)の端部付近に、左右一対のガイドローラ21dを備えている。
これらガイドローラ21dは、ガイドローラ14の車輪14dと共に、ガイドレール12のレール部12aに乗って、引戸13の開閉移動に伴って転動する。
これにより、フレーム部材21そしてユニット部材20全体が、安定してガイドレールに沿って移動できる。
スライド部材22は、フレーム部材21の両側壁の間に配置され、後述するように揺動レバー23の揺動軸がY方向に貫通する貫通孔22aを引戸閉鎖側に備えており、この揺動軸がフレーム部材のガイド溝21bに沿って案内されることにより、フレーム部材21内で長手方向(X方向)に摺動する。
尚、スライド部材22は、その引戸開放側にも同様のY方向に貫通する貫通孔22eを備えており、この貫通孔22eに挿通されたガイド軸22fが上記揺動レバー23の揺動軸と共にガイド溝21bに沿って案内されることにより、スライド部材22が安定してX方向に摺動し得るようになっている。
揺動レバー23は、図2〜図4に示すように、スライド部材22内に収容されており、揺動軸23aから長手方向両側に延びている。
ここで、揺動軸23aは、揺動レバー23の長手方向中央付近で左右方向(Y方向)に貫通する軸孔23b内に挿通され、さらに左右両側に突出して、フレーム部材21のガイド溝21b内に嵌入している。
揺動レバー23は、その軸孔23bの引戸13とは反対側(図2において上側)に突出した係合部23cを有している。
この係合部23cは、本引戸用ランナー、即ちガイドローラ14及びユニット部材20が引戸13の上端に取り付けられた状態で、ガイドレール12内の上面近くまで延びている。
これに対して、戸枠側、図示の場合には、ガイドレール12内の上面には、トリガー27が取付ネジ27aにより取り付けられている。
ここで、トリガー27は、引戸13の閉鎖位置より所定距離だけ手前の位置で、引戸13に取り付けられたユニット部材20における揺動レバー23の係合部23cが当接する位置に配置されている。
これにより、引戸13の閉鎖に伴って、ガイドローラ14及びユニット部材20がガイドレール12内を引戸閉鎖側に移動する際に、揺動レバー23の係合部23cがトリガー27に当たって、揺動レバー23が図2及び図3に示す停止位置から時計回りに揺動し、図7及び図8に示す摺動位置まで揺動するようになっている。
また、揺動レバー23は、その引戸開放側(図2において右方)の端部付近に、Y方向に延びる軸孔23dを有しており、この軸孔23d内には、係合軸23eが挿通される。
係合軸23eは、スライド部材22に設けられたスロット22bを貫通して、フレーム部材21のガイド溝21bまたは係合溝21c内に嵌入する。
スロット22bは、貫通孔22aを中心とし且つ揺動軸23a及び係合軸23eの距離を半径とする円弧状に形成されており、揺動レバー23の揺動軸23aを中心とする揺動の際に、揺動レバー23の係合軸23eを円滑にガイドする。
さらに、揺動レバー23は、その引戸閉鎖側(図2において左方)の端部に、上方に突出する係合爪23fを備えている。
この係合爪23fは、揺動レバー23が図2及び図3に示す停止位置から図7及び図8に示す摺動位置まで揺動したとき、ガイドレール12内の上面付近にまで上方移動して、後述するようにトリガー27の引戸閉鎖側に係合するようになっている。
このようにして、揺動レバー23は、図2及び図3に示す停止位置から、図7及び図8に示す摺動位置まで、時計回りに揺動する。
停止位置においては、図3に詳細に示すように、揺動レバー23の係合軸23eがフレーム部材21の係合溝21cに係合していることにより、揺動レバー23及びスライド部材22は、フレーム部材21に対して長手方向に移動しないように係止される。
また、摺動位置においては、図8に詳細に示すように、揺動レバー23の係合軸23eがフレーム部材21のガイド溝21b内に位置しているので、揺動レバー23の揺動軸23a及び係合軸23eがガイド溝21bに沿って移動することにより、揺動レバー23及びスライド部材22は、フレーム部材21に対して長手方向に移動し得る。
ロック部材24は、図3〜図5に示すように、揺動レバー23内に収容されており、揺動レバー23の揺動軸23a及び係合軸23eの間の下方にて横方向(Y方向)に延びる揺動軸24aの周りに揺動可能に支持されている。
ロック部材24は、その上端の引戸開放側が揺動レバーとの間に設けられた付勢部材としての圧縮バネ24bにより、図3にて反時計回りに付勢されている。
この圧縮バネ24bは、図6に詳細に示すように、その一端がロック部材24の上端の引戸開放側に向かって突出するボス部24cに被嵌されると共に、その他端が揺動レバー23の引戸開放側端部から引戸閉鎖側に向かって突出するボス部23gに被嵌されることによって、ロック部材24と揺動レバー23との間に保持されている。
ロック部材24は、その上端の引戸開放側に、横方向(Y方向)両側に突出する一対の係合部24dを有している。
これに対して、スライド部材22の内側には、ロック部材24の係合部24dをガイドするガイド部22cが設けられている。
ガイド部22cは、揺動レバー23の揺動に伴って、揺動レバー23と一体に移動するロック部材24の係合部24dをガイドする。
さらに、ガイド部22cは、揺動レバー23の停止位置におけるロック部材24の係合部24dに対応して係合凹部22dを備えている。
揺動レバー23が停止位置まで揺動すると、ロック部材24の係合部24dが圧縮バネ24bの付勢力により、係合凹部22d内に押し込まれ、係止される。このとき、揺動レバー23は、揺動することができないから、停止位置において、ロック部材24により係止されることになる。
これに対して、係合部24dがガイド部22cの係合凹部22dから外れた状態では、ロック部材24の係合部24dがガイド部22cに沿ってガイドされつつ、揺動レバー23の摺動位置までの揺動が可能となる。
また、ロック部材24は、その上端の引戸閉鎖側の端部が尖って形成されており、その尖端24eは、その係合部24dがガイド部22cの係合凹部22d内に嵌入している状態で、図6に詳細に示すように、揺動レバー23の係合部23cより距離dだけ引戸閉鎖側に位置している。
ここで、図9の下段に示すように、引戸13が開放位置から閉鎖位置に向かって移動して、閉鎖位置から所定距離Dの位置に達するまでは、図2,図3及び図6に示すように、揺動レバー23は停止位置に在って、揺動レバー23及びスライド部材22は、フレーム部材21、ユニット部材20そして引戸13と一体的に移動する。
このとき、ロック部材24の係合部24dがガイド部22cの係合凹部22d内に圧縮バネ24bの付勢力により嵌入していることによって、揺動レバー23は停止位置に係止されている。従って、振動や衝撃等によって揺動レバー23が不用意に停止位置から摺動位置に向かって揺動してしまうようなことはない。
そして、引戸13がこの位置からさらに閉鎖方向に移動すると、引戸13の閉鎖方向への移動に伴って、まずロック部材24の尖端24eがトリガー27に当接し、相対的にロック部材24の係合部24dが引戸13の開放方向に押動されるので、ロック部材24の係合部24dがスライド部材22のガイド部22cの係合凹部22dから外れる。これにより、ロック部材24による揺動レバー23の係止が解除される。
続いて、引戸13の閉鎖方向の移動に伴って、揺動レバー23の係合部23cがトリガー27に当接し、相対的に揺動レバー23の係合部23cが引戸13の開放方向に押動される。これにより、揺動レバー23が揺動軸23aの周りに時計回りに揺動して、摺動位置に達すると共に、揺動レバー23の係合爪23fがトリガー27の引戸閉鎖側に係合する。
このとき、揺動レバー23の揺動に伴って、ロック部材24の係合部24dも移動するが、このとき係合部24dは、スライド部材22に設けられたガイド部22cに対し付勢されつつガイドされる。
さらに、引戸13が閉鎖方向に移動すると、係合爪23fがトリガー27に係合していることにより、揺動レバー23及びスライド部材22はフレーム部材21に対して相対的に引戸開放側に向かって摺動し、引戸13が閉鎖位置に達すると、図9の上段に示すように、揺動レバー23の係合軸23eは、ガイド溝21bの右端付近まで移動し、引戸13が戸枠に当たって、閉鎖位置で停止する。
引張バネ25は、フレーム部材21内において、引戸開放側(図2にて右方)の端部と、スライド部材22の引戸開放側の端部との間に張架された引張バネであって、スライド部材22をフレーム部材21内で引戸開放側に付勢する。
抑制部材としてのダンパー部材26は、本体部26aと、本体部26aに対して入れ子式に移動可能である可動部26bとから構成されており、可動部26bが本体部26aに対して移動しようとするとき、その移動が抑制され、減速されるようになっている。
そして、ダンパー部材26は、フレーム部材21内において、その本体部26aの引戸開放側(図2にて右方)の端部がフレーム部材21の右端に取り付けられると共に、図3に示すように、可動部26bの先端26dがスライド部材22の引戸開放側に取り付けられている。
本発明による引戸用ランナーは、以上のように構成されており、以下のように動作する。
まず、引戸13の開放状態(より詳細には、引戸13の左端が戸枠から所定距離D以上離れている状態)においては、図2,図3及び図6に示すように、揺動レバー23が停止位置に在って、その係合軸23eが係合溝21cに係合している。これにより、揺動レバー23及びスライド部材22は、フレーム部材21に対して長手方向に移動しないように係止されている。
従って、引戸13の開閉移動に伴って、揺動レバー23は、フレーム部材21と一体的に長手方向(X方向)に移動し、その際、引張バネ25及びダンパー部材26は作用せず、制動作用は発生しない。
このとき、揺動レバー23は、ロック部材24により上述した停止位置に係止されているので、引戸13の移動による振動や衝撃等によって、不用意に停止位置から摺動位置ま向かって揺動してしまうようなことはない。
そして、引戸13が内蔵された自閉手段によって引戸閉鎖方向(X2方向)に移動することにより、閉鎖位置から所定距離Dより少しだけ手前の位置(図10(a)参照)から、さらに図10(b)及び図11(a)に示すように、閉鎖位置から所定距離Dだけ手前の位置に達すると、まずロック部材24の尖端24eがトリガー27に当接する。
さらに、引戸13が引戸閉鎖方向(X2方向)に移動すると、図10(c)及び図11(b)に示すように、トリガー27によりロック部材24の尖端24eが相対的に引戸開放方向(X1方向)に向かって押動される。これにより、ロック部材24の係合部24dがガイド部22cの係合凹部22dから外れて、ロック部材24による揺動レバー23の係止が解除される。
同時に、揺動レバー23の係合部23cがトリガー27に当接する。
さらに、引戸13が引戸閉鎖方向(X2方向)に移動すると、トリガー27が揺動レバー23の係合部23cを相対的に引戸開放方向(X1方向)に向かって押動する。
これにより、図10(d)及び図11(c)に示すように、揺動レバー23は、揺動軸23aの周りに時計回りに揺動し、その係合軸23eがフレーム部材21の係合溝21cからガイド溝23c内に移動する。
同時に、揺動レバー23の揺動により、揺動レバー23の係合爪23fが上方に移動して、トリガー27の引戸閉鎖側に係合する。
このとき、ロック部材24の係合部24dは、スライド部材22に設けられたガイド部22cに沿ってガイドされる。
さらに、引戸13が引戸閉鎖方向(X2方向)に移動すると、図10(d)及び図11(c)に示すように、揺動レバー23の係合爪23fがトリガー27に係合していることにより、揺動レバー23及びスライド部材22は、そのままの位置を保持しつつ、相対的にフレーム部材21に対して、ガイド溝21bに沿って引戸開放方向(X1方向)に移動する。
このとき、スライド部材22は、引張バネ25の張力により引戸開放側に向かって付勢されると共に、ダンパー部材26により、その移動が抑制される。これにより、スライド部材22は、引張バネ25により確実に閉鎖位置まで移動することになると共に、スライド部材22のフレーム部材21に対する移動が低速となる。
最後に、引戸13が閉鎖位置まで移動すると、図7及び図8に示すように、引戸13の左端が戸枠11に当接するが、引戸13の移動速度が低速であることから、引戸の閉鎖時における指挟み等が発生したとしても、引戸による衝撃が小さくなると共に、引戸が戸枠に当たる衝撃音も小さくなる。
このとき、揺動レバー23の係合軸23eは、フレーム部材21のガイド溝21bの右端付近まで達する。
このようにして、引戸13の自動的な閉鎖の際に、引戸13が閉鎖位置に近づいたとき、揺動レバー23が停止位置から摺動位置に揺動し、揺動レバー23及びスライド部材22がフレーム部材21内を引戸開放側に摺動し、その際ダンパー部材26により減速される。
そして、停止位置に在る揺動レバー23がロック部材24により確実に係止されていることによって、引戸13の開放状態、具体的には引戸13の左端が戸枠11から所定距離D以上離れている状態においては、揺動レバー23が停止位置に在って、ロック部材24により係止されているので、引戸13の開閉動作等により振動や衝撃等が加えられたとしても、揺動レバー23が不用意に停止位置から摺動位置に向かって揺動してしまうようなことはない。
また、上述のようにロック部材24による係止が解除されない限り揺動レバー23が停止位置から摺動位置に向かって揺動してしまうようなことがないから、揺動レバー23の停止位置から摺動位置への移動に要する力を小さく設定することができる。このため、揺動レバー23のトリガーへの当接時における衝撃音を低減することができる。
次に、引戸13が閉鎖位置から開放される場合について、説明する。
閉鎖位置からダンパー26の減衰力に抗して、引戸13が開放方向に移動されると、図10(d)及び図11(c)に示すように、引戸が閉鎖位置から所定距離Dだけ離れた位置に達したとき、揺動レバー23の揺動軸23aがガイド溝21bの引戸閉鎖側の端部に達し、さらに引戸13が開放方向に移動されると、スライド部材22及び揺動レバー23が引戸開放方向に押動される。
これにより、揺動レバー23の係合爪23fが相対的にトリガー27により押動されることになり、揺動レバー23の係合軸23eがガイド溝21bから係合溝21c内に嵌入しながら、揺動レバー23が揺動する。
従って、図10(c)及び図11(b)に示すように、揺動レバー23が摺動位置から停止位置に向かって揺動する。これにより、揺動レバー23の係合爪23fがトリガー27から外れる。
そして、図10(b)及び図11(a)に示すように、ロック部材24は圧縮バネ24bの付勢により揺動し、係合部24dは、ガイド部22cに沿ってガイドされ、揺動レバー23が停止位置に達すると、係合凹部22d内に嵌入して、揺動レバー23を停止位置に係止する。
その後、さらに引戸13が開放方向に移動すると、図10(a)に示すように、ロック部材24の尖端24eがトリガー27から離反し、ユニット部材20は、ガイドローラ14と一体的に、引戸開放方向に向かって移動する。
これにより、引戸13は、全開位置または任意の開放位置まで開放される。
また、ユニット部材20が引戸13に取り付けられない組み付け前においても、揺動レバー23は、ロック部材24によって停止位置に係止されている。従って、ガイドローラ14及びユニット部材20の出荷時から組み付け直前までにおいても、揺動レバー23が確実に停止位置に係止されていることになる。
従って、組み付け時に、揺動レバー23が停止位置に在ることを確認する必要がなく、また摺動位置に在る揺動レバー23を手作業で停止位置に戻す必要がない。このため、ユニット部材20を容易に引戸13に組み付けることができるので、組立時間が短くて済むことになる。
本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施することができる。
例えば、上述した実施形態においては、ロック部材24は、圧縮バネ24bにより付勢されているが、これに限らず、他の付勢部材によって付勢されていてもよく、あるいは自重により係合部24dがガイド部22cの係合凹部22d内に嵌入するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、付勢手段として引張バネ25を備えているが、これに限らず、他の付勢手段であってもよい。
上述した実施形態においては、抑制手段として、ダンパー部材26を備えているが、これに限らず、他の抑制手段であってもよい。
上述した実施形態においては、本引戸用ランナー14及び20を自動式引戸に組み込んだ場合について説明したが、これに限らず、自閉式でない手動式引戸に本発明を適用することも可能である。
また、上述した実施形態においては、戸枠11の上縁にガイドレール12が取り付けられて、引戸13の上端にガイドローラ及びユニット部材が取り付けられているが、これに限らず、戸枠11の下縁にガイドレールが取り付けられて、引戸13の下端にガイドローラ及びユニット部材が取り付けられていてもよい。
上述した実施形態においては、戸枠側にガイドレールが取り付けられ、引戸側にガイドローラ及びユニット部材が取り付けられているが、これに限らず、引戸側にガイドレールが取り付けられ、戸枠側にガイドローラ及びユニット部材が取り付けられていてもよい。
上述した実施形態においては、引戸をガイドレールに沿って移動させるためにガイドローラを備えているが、これに限らず、例えばガイドレールを摺動する等の異なる方式のガイド部材を備えるようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、本引戸用ランナーは、引戸13の閉鎖時に、閉鎖位置付近で引戸13を制動しつつ閉鎖位置まで確実に移動させるようになっているが、これに限らず、引戸13の開放時に、開放位置付近で引戸13を制動しつつ開放位置まで確実に移動させることも可能である。
この場合、ガイドレール12及び引戸13に対して、それぞれ引戸13の開閉方向に関して逆向きにトリガー27及びユニット部材20を取り付けることにより、引戸開放時の制御動作が実現可能である。
以上述べたように、本発明によれば、簡単な構成により、揺動レバーが不用意に摺動位置に揺動しないようにした、閉鎖位置または開放位置付近で引戸を制動するための極めて優れた引戸用ランナーが提供される。
10 自閉式引戸
11 戸枠
12 ガイドレール
13 引戸(戸板)
14 ガイドローラ(引戸用ランナー)
20 ユニット部材(引戸用ランナー)
21 フレーム部材
21b ガイド溝
21c 係合溝
22 スライド部材
22c ガイド部
22d 係合凹部
23 揺動レバー
23a 揺動軸
23c 係合部
23e 係合軸
23f 係合爪
24 ロック部材
24a 揺動軸
24d 係合部
24e 尖端
25 バネ(付勢手段)
26 ダンパー部材(抑制手段)
27 トリガー

Claims (7)

  1. 引戸の戸枠に設けられたガイドレールに沿って長手方向に走行するガイドローラと、戸板に固定され且つ前記ガイドローラに連結されるユニット部材と、を有し、
    前記ユニット部材は、
    前記ガイドローラに連結されるフレーム部材と、
    前記フレーム部材に設けられた長手方向のガイド溝に沿って摺動可能であるスライド部材と、
    前記スライド部材内に、長手方向に対して垂直な横方向に延びる揺動軸により揺動可能に支持され、前記フレーム部材に対して係合する停止位置と前記フレーム部材に係合せず摺動可能な摺動位置との間を揺動可能な揺動レバーと、
    前記揺動レバーを停止位置に係止及び係止解除するロック部材と、を備え、
    引戸の閉鎖または開放時に、戸板の移動に伴って、戸枠に設けられたトリガーが前記ロック部材に当接して前記揺動レバーの係止が解除され、さらに前記トリガーが前記揺動レバーに当接して前記揺動レバーが摺動位置まで揺動し、前記揺動レバーの係合爪が前記トリガーに係合して、前記揺動レバー及び前記スライド部材が前記フレーム部材内を摺動し、前記引戸が閉鎖位置または開放位置まで移動する、
    ことを特徴とする、引戸用ランナー。
  2. 前記ロック部材は、前記揺動レバーに対して揺動可能に支持されている、請求項1に記載の引戸用ランナー。
  3. 前記ロック部材は、横方向に突出して設けられた係合部を有し、この係合部が前記スライド部材に設けられた係合凹部に係合することにより、前記揺動レバーを停止位置に係止する、請求項1または2に記載の引戸用ランナー。
  4. 前記スライド部材は、前記ロック部材の係合部をガイドするガイド部を備え、このガイド部に前記係合凹部が形成されており、
    前記係合凹部から外れた状態では、前記ロック部材の係合部が前記揺動レバーの揺動に伴って前記ガイド部に沿って移動して、前記揺動レバーの摺動位置までの揺動を許す、請求項3に記載の引戸用ランナー。
  5. 前記ロックレバーと前記揺動レバーとの間に付勢部材を備えた、請求項1から4の何れかに記載の引戸用ランナー。
  6. 前記ユニット部材は、
    前記スライド部材を引き戸開放方向または閉鎖方向に付勢する付勢手段を備えた、請求項1から5の何れかに記載の引戸用ランナー。
  7. 前記ユニット部材は、
    前記スライド部材の引き戸開放方向または閉鎖方向への移動を抑制する抑制部材を備えた、請求項1から6の何れかに記載の引戸用ランナー。
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