JP2016192744A - 撮影装置、撮影設定方法及びプログラム - Google Patents

撮影装置、撮影設定方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】種類の異なる複数のパラメータを組み合わせるブラケット撮影を行う際に、ユーザの所望する設定を容易に反映する。【解決手段】撮影装置は、種類の異なる複数のパラメータの値の組み合わせを変化させながら複数の画像を取得するブラケット撮影を行い、入力部17と、パラメータ設定部58と、を備える。入力部17は、複数のパラメータごとにパラメータの値を決定する基準となる基準値を、ユーザ操作により設定する。パラメータ設定部58は、複数のパラメータごとに、入力部17により設定された基準値を基準として複数のパラメータ値を決定する。パラメータ設定部58は、更に、決定された複数のパラメータごとの複数のパラメータ値の組み合わせにより、ブラケット撮影を行う複数のブラケット値を設定する。【選択図】図8

Description

本発明は、撮影装置、撮影設定方法及びプログラムに関する。
従来より、複数のパラメータの値の組み合わせを変更しながら複数回の撮影を連続して行い、所望する撮影画像を取得するブラケット撮影が広く使用されている。例えば、特許文献1には、組み合わせるパラメータの種類やパラメータの値を変化させるステップをユーザが任意に指定することが可能となっている技術が記載されている。
特開2006−67464号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、撮影装置により自動設定された値を基準としているため、撮影装置により基準値を自動設定できないような場合や、ユーザが基準となる値を設定することが求められるような場合に有効な技術ではない。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、複数のパラメータを組み合わせるブラケット撮影を行う際に、ユーザの所望する設定を容易に反映できるようにすることである。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の撮影装置は、
種類の異なる複数のパラメータの値の組み合わせを変化させながら複数の画像を取得するブラケット撮影を行う撮影装置であって、
前記複数のパラメータごとにパラメータの値を決定する基準となる基準値を、ユーザ操作により設定する基準値設定操作手段と、
前記複数のパラメータごとに、前記基準値設定操作手段により設定された基準値を基準として複数のパラメータ値を決定するパラメータ値決定手段と、
前記パラメータ値決定手段により決定された前記複数のパラメータごとの複数のパラメータ値の組み合わせにより、ブラケット撮影を行う複数のブラケット値を設定するブラケット値設定手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数のパラメータを組み合わせるブラケット撮影を行う際に、ユーザの所望する設定を容易に反映することができる。
本発明の一実施形態に係る撮影装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。 本実施形態におけるパラメータの設定レベルを説明するための模式図である。 各パラメータの設定テーブルを示す図である。 本実施形態におけるパラメータの設定画面の表示例を示す模式図である。 優先パラメータ及び他のパラメータの設定例を示す模式図である。 優先パラメータ及び他のパラメータの設定例を示す模式図である。 メイクアップ設定処理を経たライブビュー画像の表示画面の表示例を示した模式図である。 図1の撮影装置の機能的構成のうち、撮影処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 図8の機能的構成を有する図1の撮影装置が実行する撮影処理の流れを説明するフローチャートである。 撮影処理にうち、メイクアップ設定処理の流れを説明するフローチャートである。 各パラメータの設定テーブルを示す図である。 優先パラメータ及び他のパラメータの設定例を示す模式図である。 優先パラメータ及び他のパラメータの設定例を示す模式図である。 優先パラメータ及び他のパラメータの設定例を示す模式図である。 優先パラメータ及び他のパラメータの設定例を示す模式図である。 優先パラメータ及び他のパラメータの設定例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の一実施形態に係る撮影装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。
撮影装置1は、例えばデジタルカメラとして構成される。
撮影装置1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、撮像部16と、入力部17と、出力部18と、記憶部19と、通信部20と、ドライブ21と、を備えている。
CPU11は、ROM12に記憶されているプログラム、又は、記憶部19からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、撮像部16、入力部17、出力部18、記憶部19、通信部20及びドライブ21が接続されている。
撮像部16は、図示はしないが、光学レンズ部と、イメージセンサと、を備えている。
光学レンズ部は、被写体を撮影するために、光を集光するレンズ、例えばフォーカスレンズやズームレンズ等で構成される。
フォーカスレンズは、イメージセンサの受光面に被写体像を結像させるレンズである。ズームレンズは、焦点距離を一定の範囲で自在に変化させるレンズである。
光学レンズ部にはまた、必要に応じて、焦点、露出、ホワイトバランス等の設定パラメータを調整する周辺回路が設けられる。
イメージセンサは、光電変換素子や、AFE(Analog Front End)等から構成される。
光電変換素子は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の光電変換素子等から構成される。光電変換素子には、光学レンズ部から被写体像が入射される。そこで、光電変換素子は、被写体像を光電変換(撮像)して画像信号を一定時間蓄積し、蓄積した画像信号をアナログ信号としてAFEに順次供給する。
AFEは、このアナログの画像信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換処理等の各種信号処理を実行する。各種信号処理によって、ディジタル信号が生成され、撮像部16の出力信号として出力される。
このような撮像部16の出力信号を、以下、「撮像画像のデータ」という。撮像画像のデータは、CPU11等に適宜供給される。また、撮影装置1では、撮像部16から順次出力される撮像画像をライブビュー画像として取得し、後述の入力部17によるユーザの撮影指示操作により撮像部16から出力される撮像画像を撮影画像として取得する。
入力部17は、各種釦等で構成され、ユーザの指示操作に応じて各種情報を入力する。
出力部18は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、画像や音声を出力する。
記憶部19は、ハードディスク或いはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種画像のデータを記憶する。
通信部20は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
ドライブ21には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア31が適宜装着される。ドライブ21によってリムーバブルメディア31から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部19にインストールされる。また、リムーバブルメディア31は、記憶部19に記憶されている画像のデータ等の各種データも、記憶部19と同様に記憶することができる。
このように構成される撮影装置1は、取得したライブビュー画像や撮影画像等の画像に対して画像処理を施して、被写体である人の顔をより美しく見せてメイクアップの効果を付加した画像(以下、「メイクアップの処理を施した画像」ともいう。)を生成する機能を有する。
ここで、本実施形態におけるメイクアップの処理を施した画像の生成手法について説明する。
メイクアップの処理を施した画像(以下、「処理画像」という。)は、取得した画像の顔部分に対して、肌の状態を変化させるパラメータを変化させる画像処理を施すことにより生成される。
本実施形態において処理画像は、例えば、「目の開き具合」、「充血除去」、「歯の美白」、「肌の色」、「肌のなめらかさ」等のメイクアップの複数のパラメータのうち、視覚的な変化量がより大きい「肌の色」や「肌のなめらかさ」のパラメータについて画像処理を行うことで生成する。
複数のパラメータのうち、「美白」のパラメータは、人の顔の肌の色を変更するパラメータであり、美白の度合いをユーザが任意に変更可能に構成される。
また、複数のパラメータのうち、「肌のなめらかさ」のパラメータは、人の顔の肌のなめらかさを変更するパラメータであり、肌のなめらかさの度合いをユーザが任意に変更可能に構成される。
図2は、本実施形態におけるパラメータの設定レベルを説明するための模式図である。
本実施形態においては、図2に示すように、「パラメータ:美白」では、[レベル1]を、画像処理を施さない[0(切)]とし、[レベル2]乃至[レベル13]までを、美白の度合いが最も弱い[+1(弱)]乃至美白の度合いが最も強い[+12(強)]としている。なお、[レベル7]においては、標準的な美白の度合いとなる[+6(標準)]としている。
また、「パラメータ:肌のなめらかさ」では、[レベル1]を、画像処理を施さない[0(切)]とし、[レベル2]乃至[レベル13]を、肌のなめらかさの程度[+1(弱)]乃至[+12(強)]としている。なお、[レベル7]においては、標準的な肌のなめらかさとなる[+6(標準)]としている。
また、本実施形態においては、2種類のパラメータごとの複数のパラメータ値を組み合わせた複数のブラケット値で複数枚の異なる画像処理を施した画像を生成する。具体的には、「パラメータ:美白」において、設定した基準値と、基準値を基準にして決定した値と、「パラメータ:肌のなめらかさ」において、設定した基準値と、基準値を基準にして決定した値と、を組み合わせた複数のブラケット値で画像処理を施して、複数枚の処理画像を生成する。
したがって、撮影装置1では、複数の異なるパラメータごとにパラメータ値を変えて、複数の処理画像を生成するために、容易に2軸ブラケットが行えることになる。
本実施形態においては、基本的に、基準値を基準に決定した他のパラメータ値は、基準値から±2レベル(段階)変更した値を用いる。他のパラメータ値は、基本的に、基準値から±2段階変更した値としているため、基準値が上下限値から2段階以内に設定された場合、即ち、上下限値に設定された場合や上下限値から1段階手前に設定された場合には、変更した値とするか、上下限値と基準値との間の1段階に変更した値とするように構成する。即ち、基準値である基準値の設定時に設定可能範囲の端部で+2/−2が確保できない場合は、他のパラメータ値は、+1/−1に変化量を縮める、更に、+1/−1が確保できない場合は、省くため枚数が減ることになる。
図3は、各パラメータの設定テーブルを示す図である。
各パラメータのパラメータ値の設定テーブルは、優先パラメータと他のパラメータとの関連度(本実施形態においては、優先パラメータと他のパラメータの基準値の乖離の度合い)に基づいて予め設計された設定テーブルであり、図3に示すように、優先パラメータと他のパラメータの基準値の差と、各パラメータのパラメータ値の数が対応付けられた設定テーブルである。
各パラメータのパラメータ値の数は、優先パラメータの低いパラメータ値と高いパラメータ値の範囲と、他のパラメータの最も低いパラメータ値と最も高いパラメータ値の範囲との間で隙間が生じないように設定する。
詳細には、設定テーブルでは、優先パラメータの基準値(SA)と、他のパラメータの基準値(SB)との差の絶対値(|SA−SB|)を、所定の範囲のブロック(「0〜4」,「5〜6」,「7〜8」,「9〜10」,「11〜12」)に分けて、対応する範囲の優先パラメータ及び他のパラメータのパラメータ値の数(「基準値間で内側の値の数」,「基準値の数」,「基準値間で外側の値の数」)が対応付けられている。
具体的には、「|SA−SB|:0〜4」となるような優先パラメータの基準値(SA)と、他のパラメータの基準値(SB)を設定した場合には、優先パラメータは「基準値間で内側の値の数:1」,「基準値の数:1」,「基準値間で外側の値の数:0or1」となり、他のパラメータは「基準値間で内側の値の数:1」,「基準値の数:1」,「基準値間で外側の値の数:1」となる。
また、「|SA−SB|:5〜6」となるような優先パラメータの基準値(SA)と、他のパラメータの基準値(SB)を設定した場合には、優先パラメータは「基準値間で内側の値の数:1」,「基準値の数:1」,「基準値間で外側の値の数:0or1」となり、他のパラメータは「基準値間で内側の値の数:2」,「基準値の数:1」,「基準値間で外側の値の数:1」となる。
また、「|SA−SB|:7〜8」となるような優先パラメータの基準値(SA)と、他のパラメータの基準値(SB)を設定した場合には、優先パラメータは「基準値間で内側の値の数:1」,「基準値の数:1」,「基準値間で外側の値の数:0or1」となり、他のパラメータは「基準値間で内側の値の数:3」,「基準値の数:1」,「基準値間で外側の値の数:1」となる。
また、「|SA−SB|:9〜10」となるような優先パラメータの基準値(SA)と、他のパラメータの基準値(SB)を設定した場合には、優先パラメータは「基準値間で内側の値の数:1」,「基準値の数:1」,「基準値間で外側の値の数:0or1」となり、他のパラメータは「基準値間で内側の値の数:4」,「基準値の数:1」,「基準値間で外側の値の数:0or1」となる。
また、「|SA−SB|:11〜12」となるような優先パラメータの基準値(SA)と、他のパラメータの基準値(SB)を設定した場合には、優先パラメータは「基準値間で内側の値の数:1」,「基準値の数:1」,「基準値間で外側の値の数:0or1」となり、他のパラメータは「基準値間で内側の値の数:5」,「基準値の数:1」,「基準値間で外側の値の数:0or1」となる。
なお、優先パラメータの基準値(SA)が0か設定可能レベル数(M)の場合(SA=0orM)には、優先パラメータの基準値間で外側の値の数は0となる。
また、|SA−SB|−SA=0又は|SA−SB|+S=Mの場合は、他のパラメータの基準値間で外側の値の数は0となる。
図4は、本実施形態におけるパラメータの設定画面の表示例を示す模式図である。
本実施形態におけるパラメータの設定画面では、図4に示すように、ライブビュー画像を表示する領域R1と共に、メイクアップに適切であると特定されたパラメータのパラメータ値を設定するためのスライドバーSB1,SB2を重畳表示しており、画面の下部には、選択されたパラメータの名称と、パラメータ値が表示される領域R2が設けられる。
肌の色として関連性のある「美白」と「肌のなめらかさ」をメイクアップのパラメータとしている本例では、上段に「美白」のパラメータ値を表すスライドバーSB1、下段に「肌のなめらかさ」のパラメータ値を表すスライドバーSB2が表示されている。
ユーザによってパラメータ値(基準値)の変更可能なスライドバーは、強調表示(図中、スライドバーの太線表示が強調表示)され、ユーザによる入力部17への操作により、スライドバーをスライドさせて、パラメータ値(基準値)の変更を可能にする。なお、本実施形態では、「美白」のパラメータを優先パラメータとし、「肌のなめらかさ」を他のパラメータとして構成する。
また、スライドバーには、パラメータの効果を視覚的に表現した指標と、パラメータの上限値と下限値が表示される。具体的には、「美白」のスライドバーSB1には、美白を表す指標IC1と、美白の画像処理を施さない旨の表示である「OFF」の文字が表示され、「肌のなめらかさ」のスライドバーSB2には、肌のなめらかさを示す指標IC2と、肌のなめらかさの画像処理を施さない旨の表示である「OFF」の文字が表示される。
このため撮影装置1では、複数のパラメータに対して別途異なる設定画面を設けることなく、1の画面で設定可能であり、特定された複数のパラメータを設定するために最適化された設定画面を提供することができる。
具体的には、優先パラメータである「美白」のパラメータ値(基準値)を変更することにより、対応する優先パラメータの他のパラメータ値が設定される。
そして、他のパラメータである「肌のなめらかさ」のパラメータ値(基準値)を設定すると、「美白」のパラメ−タ値(基準値)との差に基づいて、「肌のなめらかさ」のパラメータ値(基準値)に対応する他のパラメータ値が設定される。
ここで、優先パラメータ及び他のパラメータの設定例について説明する。
図5及び図6は、優先パラメータ及び他のパラメータの設定例を示す模式図である。
優先パラメータ及び他のパラメータの設定は、優先パラメータがレベル±2で設定できる場合には、図5に示すように、設定した優先パラメータの基準値と他のパラメータの基準値間の差に基づいて、他のパラメータの他のパラメータ値が設定される。
優先パラメータがレベル±2で設定できる端において優先パラメータの基準値を設定した場合には、優先パラメータの基準値と、他のパラメータの基準値の差の絶対値は、「0〜4」から「9〜10」の間となる。
また、優先パラメータがレベル±2で設定できる中央において優先パラメータの基準値を設定した場合には、優先パラメータの基準値と、他のパラメータの基準値の差の絶対値は、「0〜4」から「5〜6」の間となる。
優先パラメータ及び他のパラメータの設定は、優先パラメータの上下いずれかがレベル±1となる場合又は優先パラメータの上下いずれかが設定できない場合では、図6に示すように、他のパラメータの他のパラメータ値が設定される。
優先パラメータの上下いずれかがレベル±1となる場合には、優先パラメータの基準値と、他のパラメータの基準値の差の絶対値は、「0〜4」から「11〜12」の間となる。
優先パラメータの上下いずれかが設定できない場合には、優先パラメータの基準値と、他のパラメータの基準値の差の絶対値は、「0〜4」から「11〜12」の間となる。
本実施形態においては、図3の設定テーブルを参照して、優先パラメータの基準値と、他のパラメータの基準値の差の絶対値に対応する「基準値間で内側の値の数」及び「基準値間で外側の値の数」が設定される。
また、撮影装置1では、上述した画面表示に加えて以下のような表示も行う。
メイクアップ設定処理を経たライブビュー画像の表示画面の表示例について説明する。
図7は、メイクアップ設定処理を経たライブビュー画像の表示画面の表示例を示した模式図である。
図7の例に示すようにメイクアップ設定処理を経たライブビュー画像の表示画面では、ライブビュー画像に重畳してメイクアップ設定がされた旨を示す指標IC4と、処理画像が複数枚生成される旨を示す指標IC5が表示される。
これにより、ユーザは、表示画面を確認すれば、メイクアップ設定がされていることと、撮影した場合に、複数枚の処理画像が生成されることを把握することができる。
このように構成される撮影装置1では、画面上でライブビュー画像を表示しながら、撮影対象に対応した複数のパラメータの設定を1の画面で可能とするUI(User Interface)を提供することができる。
図8は、このような撮影装置1の機能的構成のうち、撮影処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
「撮影処理」とは、特定したパラメータの組み合わせによるブラケット値(ユーザが設定した優先パラメータと、他のパラメータごとの基準値及び各基準値に対応して設定され他のパラメータ値の組み合わせ)を設定し、設定した複数のパラメータ値の組み合わせに基づいて画像処理を施した処理画像を生成して取得し、ライブビュー画像を表示したり、撮影画像を記憶したりするまでの一連の処理である。
また、「メイクアップ設定処理」とは、画像処理の行程で施すことが適切であるパラメータを特定して、特定したパラメータのパラメータ値を設定する処理である。「メイクアップ設定処理」では、パラメータ値の設定に際して、ユーザが設定した基準値の組み合わせで画像処理を施したライブビュー画像を表示する。
メイクアップ設定処理を含む撮影処理を実行する場合には、図8に示すように、CPU11において、撮像制御部51と、操作検出部52と、モード設定部53と、画像取得部54と、画像処理部55と、表示制御部56と、記憶制御部57と、パラメータ設定部58と、を備える。
記憶部19の一領域には、パラメータ情報記憶部71と、画像記憶部72と、が設けられる。
パラメータ情報記憶部71には、メイクアップの画像処理を施すためのパラメータに関する情報が記憶されている。具体的には、パラメータ情報記憶部71には、図3に示すような構成の設定テーブルがパラメータ値の参照用に記憶されており、現在のパラメータごとの基準値についても合わせて記憶されている。
画像記憶部72には、撮像部16から出力される撮像画像を取得して撮影処理が行われた撮影画像やその撮影画像に画像処理を施した撮影画像が記憶される。
撮像制御部51は、ユーザからの入力部17を介した撮影開始指示に基づいて、撮像処理を実行させたり、ライブビュー画像の表示を開始したりするように撮像部16を制御する。
操作検出部52は、ユーザによる入力部17への操作を検出する。具体的には、操作検出部52は、モード設定を行う操作、メイクアップ設定処理を開始させる操作、撮影指示操作、メイクアップ設定処理における優先パラメータ及び他のパラメータの基準値の変更操作、処理の終了操作等の各種操作を検出する。
モード設定部53は、操作検出部52により検出された入力部17へのモード設定を行う操作に基づいて、例えば、通常・夜景・風景・花等の撮影の状態に適した撮影設定を行う撮影のモードを設定する。本実施形態のメイクアップの画像処理を行う「メイクアップモード」も撮影のモードの1として設定される。モード設定部53によりモード設定されない場合には、例えば、通常撮影モード等の初期設定のモードや前回設定したモードとなる。
画像取得部54は、撮像部16から出力された撮像画像を取得する。
画像処理部55は、画像取得部54によって取得された撮像画像に対して、設定された複数のブラケット値の組み合わせによる画像処理を施して処理画像(画像処理が施された撮影画像)を生成する。
画像処理部55は、「美白」をパラメータにして画像処理を施す場合には、肌の色に対して、肌の色に適した白の度合いを変化させる画像処理である美白処理を施す。なお、美白処理は、各々周知の画像処理技術を用いることで実現可能であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
また、画像処理部55は、「肌のなめらかさ」をパラメータにして画像処理を施す場合には、肌の領域に対して、なめらかさの程度を変更する画像処理を施す。なお、肌領域のなめらかさを変更する画像処理は、周知の画像処理技術を用いることで実現可能であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
また、画像処理部55は、後述するパラメータ設定部58により特定されたパラメータが「美白」と「肌のなめらかさ」である場合には、「肌のなめらかさ」による画像処理を行ってから、「美白」についての画像処理を行う。即ち、撮像画像に対して設定されている「肌のなめらかさ」による画像処理を行った複数の処理画像を基に、設定されている「美白」のブラケットを行い、複数の処理画像を生成する。これにより、撮影装置1では、2軸ブラケットが行えることになる。
具体的には、画像処理部55は、まず、優先パラメータである「美白」のパラメータのパラメータ値、すなわち、任意に設定されている基準値と、後述するパラメータ設定部58により設定される、基準値を基準に決定した他のパラメータ値で画像処理を施して複数の処理画像を生成する。
そして、画像処理部55は、「美白」の複数のパラメータ値で画像処理した複数の処理画像に対して、順次「肌のなめらかさ」の画像処理を施して、複数枚の処理画像を生成する。即ち、画像処理部55は、「美白」のパラメータで画像処理した複数の処理画像の各々に対して、「肌のなめらかさ」の複数のパラメータ値で画像処理を施して、「美白」のパラメータ値数と「肌のなめらかさ」のパラメータ値の数を乗じた枚数の処理画像を生成する。
本実施形態においては、画像処理部55は、「美白」のパラメータ値である基準値及びその基準値から所定値増減した他のパラメータ値と、「肌のなめらかさ」のパラメータ値である基準値及びその基準値から所定値増減した他のパラメータ値とを組み合わせて画像処理を施す。結果として、4から18枚の処理画像が生成されることとなる。
表示制御部56は、画像等を表示出力するように出力部18を制御する。
具体的には、表示制御部56は、ライブビュー画像を表示出力したり、メイクアップの設定がある場合には、設定されたパラメータ値(基準値)の組み合わせで画像処理を施したライブビュー画像を表示出力したり、パラメータの設定画面をライブビュー画像と共に表示出力したりするように出力部18を制御する。
記憶制御部57は、撮像部16から出力される撮像画像を取得した撮影画像を画像記憶部72に記憶させる。メイクアップの設定がある場合には、画像処理部55が、設定されたブラケット値で画像処理を施した撮影画像を画像記憶部72に記憶させる。
パラメータ設定部58は、メイクアップに適切であるパラメータとして、「美白」を優先パラメータ、「肌のなめらかさ」を他のパラメータとして特定する。
また、パラメータ設定部58は、特定した優先パラメータと他のパラメータにおけるパラメータ値(基準値及び他のパラメータ値)を組み合わせて複数のブラケット値を設定する。本実施形態においては、パラメータ設定部58は、まず、「美白」「肌のなめらかさ」のパラメータごとに、ユーザによって入力部17を介して設定された基準値と、基準値を基準として他のパラメータ値を決定する。そしてパラメータごとの複数のパラメータ値を組み合わせて複数のブラケット値を設定する。
また、他のパラメータのパラメータ値の設定は、ユーザによって設定された優先パラメータと他のパラメータの基準値の差分の絶対値を算出することにより行う。算出された絶対値に基づいて、本実施形態においては、図3に示す設定テーブルを参照して、対応するパラメータ値の数を設定する。
図9は、図8の機能的構成を有する図1の撮影装置1が実行する撮影処理の流れを説明するフローチャートである。
撮影処理は、ユーザによる入力部17への開始の操作により開始される。
ステップS11において、撮像制御部51は、ライブビュー画像の表示を開始するように撮像部16を制御する。
ステップS12において、操作検出部52は、ユーザにより入力部17に対してモード設定操作があったか否かを判定する。
メイクアップモードでなく、メイクアップモードに設定する必要であるためモード設定操作があった場合には、ステップS12においてYESと判定されて、処理はステップS13に進む。
既にメイクアップモードであり、モードの設定する必要がないためモード設定操作がない場合には、ステップS12においてNOと判定されて、処理はステップS14に進む。
ステップS13において、モード設定部53は、ユーザによる入力部17の操作に応じてメイクアップモードを設定する。
ステップS14において、操作検出部52は、ユーザにより入力部17に対してメイクアップ設定処理操作があったか否かを判定する。
メイクアップ設定処理操作があった場合には、ステップS14においてYESと判定されて、処理はステップS15に進む。
メイクアップ設定処理操作がない場合には、ステップS14においてNOと判定されて、処理はステップS16に進む。
ステップS15において、画像取得部54と、画像処理部55と、表示制御部56と、パラメータ設定部58は、メイクアップ設定処理を実行する。メイクアップ設定処理の詳細な流れについては、後述する。
メイクアップ設定処理が実行された結果、画像処理に用いるパラメータ(本実施形態においては、「美白」「肌のなめらかさ」)ごとの複数のパラメータ値の組み合わせである複数のブラケット値が設定される。
ステップS16において、操作検出部52は、撮影指示操作があったか否かを判定する。
撮影指示操作があった場合には、ステップS16においてYESと判定されて、処理はステップS21に進む。ステップS21以降の処理は、後述する。
撮影指示操作がない場合には、ステップS16においてNOと判定されて、処理はステップS17に進む。
ステップS17において、画像取得部54は、撮像部16から出力される撮像画像をライブビュー画像として取得する。
ステップS18において、パラメータ設定部58は、メイクアップ設定があったか否かを判定する。即ち、パラメータ設定部58は、ステップS15において、メイクアップ設定処理により、画像処理に用いるパラメータ値(基準値)が設定されたか否かを判定する。
メイクアップ設定があった場合には、ステップS18においてYESと判定されて、処理はステップS19に進む。
メイクアップ設定がない場合には、ステップS18においてNOと判定されて、処理はステップS20に進む。
ステップS19において、画像処理部55は、画像取得部54により取得したライブビュー画像に対して、画像処理を施して処理画像を生成する。詳細には、画像処理部55は、取得したライブビュー画像に対して、設定された複数のブラケット値で画像処理を施す。画像処理部55は、「美白」のパラメータ値である基準値で画像処理を施した処理画像を生成し、処理画像に対して、さらに「肌のなめらかさ」のパラメータ値である基準値で画像処理を施して処理画像を生成する。
ステップS20において、表示制御部56は、ライブビュー画像を表示出力するように出力部18を制御する。その結果、出力部18には、ステップS17で取得したライブビュー画像又は、ステップS19でメイクアップ設定がされている場合には、図7に示すような表示画面が表示され、メイクアップの処理を施したライブビュー画像(詳細には、取得したライブビュー画像に対して、設定したパラメータ値(基準値)で画像処理を施して生成した処理画像)が表示される。
その後、処理はステップS25に進む。ステップS25の処理については後述する。
ステップS21において、画像取得部54は、ユーザによる入力部17への撮影指示操作が行われ、撮像制御部51により撮像処理を行うように撮像部16が制御された結果、撮像部16から出力される撮像画像を撮影画像として取得する。
ステップS22において、パラメータ設定部58は、メイクアップ設定があったか否かを判定する。即ち、パラメータ設定部58は、ステップS15において、メイクアップ設定処理により、画像処理に用いる複数のブラケット値が設定されたか否かを判定する。
メイクアップ設定があった場合には、ステップS22においてYESと判定されて、処理はステップS23に進む。
メイクアップ設定がない場合には、ステップS22においてNOと判定されて、処理はステップS24に進む。
ステップS23において、パラメータ設定部58によって設定された複数のブラケット値に従って、画像処理部55は、画像取得部54により取得した撮影画像に対して、画像処理を施して処理画像を生成する。詳細には、画像処理部55は、取得した撮影画像に対して、設定された複数のブラケット値で画像処理を施す。画像処理部55は、「美白」のパラメータ値である基準値と他のパラメータ値で画像処理を施した複数の処理画像を生成し、さらに処理画像の各々に対して、「肌のなめらかさ」のパラメータ値である基準値と他のパラメータ値で画像処理を施して複数の処理画像を生成する。
具体的には、画像処理部55は、パラメータ設定部58によって設定されたパラメータに従って、まず、「美白」のパラメータ値である基準値と他のパラメータ値で画像処理を施した複数の処理画像の各々に対して、「肌のなめらかさ」のパラメータ値である基準値と他のパラメータ値で画像処理を施して、複数の処理画像を生成する。
ステップS24において、記憶制御部57は、画像記憶部72に撮影画像を記憶させる。詳細には、記憶制御部57は、メイクアップ設定がされている場合には、設定された複数のブラケット値で画像処理を施した複数の撮影画像(詳細には、撮影画像に対して、設定された複数のブラケット値で画像処理を施して生成した複数の処理画像)を記憶させるように画像記憶部72を制御する。
ステップS25において、操作検出部52は、ユーザにより入力部17に対して、終了操作があったか否かを判定する。
終了操作がない場合には、ステップS25においてNOと判定されて、処理はステップS12に戻る。
終了操作があった場合には、ステップS25においてYESと判定されて、撮影処理は終了する。
図10は、撮影処理にうち、メイクアップ設定処理の流れを説明するフローチャートである。
ステップS41において、パラメータ設定部58は、複数のパラメータのうち、メイクアップに用いるパラメータを特定する。本実施形態においては、パラメータ設定部58は、複数のパラメータのうち、メイクアップに適した「美白」を優先パラメータ、「肌のなめらかさ」を他のパラメータとして特定する。
ステップS42において、画像取得部54は、撮像部16から出力されるライブビュー画像を取得する。
ステップS43において、操作検出部52は、ユーザによる入力部17への基準値の変更操作があったか否かを判定する。具体的には、ユーザによる入力部17への基準値の変更操作として、図4に示すような各パラメータのスライドバーにおける基準値を表すバーBR1の位置を変更するような操作が行われたか否かを判定する。
基準値の変更操作があった場合には、ステップS43においてYESと判定されて、処理はステップS44に進む。
基準値の変更操作がない場合には、ステップS43においてNOと判定されて、処理はステップS45に進む。
ステップS44において、画像処理部55は、画像取得部54により取得したライブビュー画像に対して、画像処理を施して処理画像を生成する。詳細には、画像処理部55は、ライブビュー画像に対して、設定されたパラメータ値で画像処理を施す。画像処理部55は、メイクアップ設定処理で特定したパラメータが「美白」と、「肌のなめらかさ」である場合には、「肌のなめらかさ」のパラメータ値である基準値で画像処理を施した処理画像を生成し、処理画像に対して、さらに「美白」のパラメータ値である基準値で画像処理を施して処理画像を生成する。
ステップS45において、表示制御部56は、ライブビュー画像と現在のパラメータ値を表示出力するように出力部18を制御する。その結果、出力部18には、図7に示すような表示画面が表示され、メイクアップの処理を施したライブビュー画像(詳細には、ライブビュー画像に対して、ステップS42で取得されたライブビュー画像或いはステップS44で設定したパラメータ値(基準値)の組み合わせで画像処理を施して生成した処理画像)が表示される。
ステップS46において、操作検出部52は、ユーザにより入力部17に対して、終了操作があったか否かを判定する。
終了操作がない場合には、ステップS46においてNOと判定されて、処理はステップS42に戻る。
終了操作があった場合には、ステップS46においてYESと判定されて、ステップS47に進む。
ステップS47において、パラメータ設定部58は、優先パラメータの基準値と他のパラメータの基準値の差分の絶対値を算出して、算出した絶対値に基づいて、図3の設定テーブルを参照して、パラメータ値(優先/他のパラメータの基準値と他のパラメータ値)を決定する。その後、メイクアップ設定処理は終了する。
したがって、撮影装置1においては、複数のパラメータを組み合わせるブラケット撮影を行う際に、撮影装置により基準値を自動設定できないような場合や、ユーザが基準となる値を設定するような場合であっても、容易にユーザの設定を反映することができる。また、画面上でライブビュー画像を表示しながら、撮影対象に対応した複数のパラメータの設定を、それら複数のパラメータに最適化された1の画面で可能とするUI(User Interface)を提供することができる。
<第2の実施形態>
上述した実施形態では、複数のパラメータの組み合わせに応じて、適切なブラケット撮影枚数を自動で異なるように設定したり、複数のパラメータの各基準値間の乖離が大きいほど、他のパラメータ値の数を増やしたり、他のパラメータ値の数は基準値間の内側方向に増やしたりして構成したが、本実施形態では、複数のパラメータの組み合わせに応じて、他のパラメータ値の数は固定としつつ、基準値と他のパラメータ値の位置関係を異なるように設定したり、複数のパラメータの各基準値間の乖離が大きい場合は、基準値間の外側の他のパラメータ値を内側に移動させたり、優先でない他のパラメータを先に移動させたりするように構成する。
本実施形態は、上述の実施形態における図3のパラメータの設定テーブルを図11に示すパラメータの設定テーブルに置き換えることで実現されるものであるため、その他の箇所の説明は省略する。
本実施形態のパラメータの設定テーブルについて説明する。
図11は、パラメータの設定テーブルを示す図である。
本実施形態においては、複数のパラメータの組み合わせに応じて、他のパラメータ値の数は固定としつつ、基準値と他のパラメータ値の位置関係を異なるように設定したり、複数のパラメータの各基準値間の乖離が大きい場合は、基準値間の外側の他のパラメータ値を内側に移動させたり、優先でない他のパラメータを先に移動させたりするように、図11に示すように、構成する。
即ち、設定テーブルでは、優先パラメータの基準値(SA)と、他のパラメータの基準値(SB)との差の絶対値(|SA−SB|)を、所定の範囲のブロック(「0〜4」,「5〜6」,「7〜12」)に分けている。
具体的には、「|SA−SB|:0〜4」となるような優先パラメータの基準値(SA)と、他のパラメータの基準値(SB)を設定した場合には、優先パラメータは「基準値間で内側の値の数:1」,「基準値の数:1」,「基準値間で外側の値の数:0or1」となり、他のパラメータは「基準値間で内側の値の数:1」,「基準値の数:1」,「基準値間で外側の値の数:0or1」となる。
また、「|SA−SB|:5〜6」となるような優先パラメータの基準値(SA)と、他のパラメータの基準値(SB)を設定した場合には、優先パラメータは「基準値間で内側の値の数:1」,「基準値の数:1」,「基準値間で外側の値の数:1」となり、他のパラメータは「基準値間で内側の値の数:2」,「基準値の数:1」,「基準値間で外側の値の数:0」となる。
また、「|SA−SB|:7〜12」となるような優先パラメータの基準値(SA)と、他のパラメータの基準値(SB)を設定した場合には、優先パラメータは「基準値間で内側の値の数:2」,「基準値の数:1」,「基準値間で外側の値の数:0」となり、他のパラメータは「基準値間で内側の値の数:2」,「基準値の数:1」,「基準値間で外側の値の数:0」となる。
ここで、優先パラメータ及び他のパラメータの設定例について説明する。
図12〜図16は、優先パラメータ及び他のパラメータの設定例を示す模式図である。
優先パラメータ及び他のパラメータの設定は、優先パラメータがレベル±2で設定できる場合には、図12〜図14に示すように、複数のパラメータの組み合わせに応じて、他のパラメータ値の数は固定としつつ、基準値と他のパラメータ値の位置関係を異なるように設定したり、複数のパラメータの各基準値間の乖離が大きい場合は、優先パラメータの数を増やしたり、基準値間の外側の他のパラメータ値を内側に移動させたり、優先でない他のパラメータを先に移動させる。
具体的には、優先パラメータの基準値と、他のパラメータの基準値の差の絶対値が「0〜4」の場合には、優先パラメータと他のパラメータのいずれにおいても、内側の他のパラメータ値と基準値と外側の他のパラメータ値の位置関係は維持するように設定する。優先パラメータの基準値と、他のパラメータの基準値の差の絶対値が「5〜6」の場合には、優先パラメータの基準値と他のパラメータ値との位置関係は維持しつつ、他のパラメータの他のパラメータ値のうち、基準値間の外側の他のパラメータ値を内側に移動させて基準値と他のパラメータ値の位置関係を異なるように設定する。優先パラメータの基準値と、他のパラメータの基準値の差の絶対値が「7〜10」の場合には、優先パラメータと他のパラメータの他のパラメータ値のいずれにおいても、基準値間の外側の他のパラメータ値を内側に移動させて基準値と他のパラメータ値の位置関係を異なるように設定する。
また、優先パラメータ上下のいずれかがレベル±1となる場合には、図15に示すように、優先パラメータの基準値と、他のパラメータの基準値の差の絶対値が「0〜4」の場合には、優先パラメータと他のパラメータのいずれにおいても、内側の他のパラメータ値と基準値と外側の他のパラメータ値の位置関係は維持するように設定する。優先パラメータの基準値と、他のパラメータの基準値の差の絶対値が「5〜6」の場合には、優先パラメータの基準値と他のパラメータ値との位置関係は維持しつつ、他のパラメータの他のパラメータ値のうち、基準値間の外側の他のパラメータ値を内側に移動させて基準値と他のパラメータ値の位置関係を異なるように設定する。優先パラメータの基準値と、他のパラメータの基準値の差の絶対値が「7〜11」の場合には、優先パラメータと他のパラメータの他のパラメータ値のいずれにおいても、基準値間の外側の他のパラメータ値を内側に移動させて基準値と他のパラメータ値の位置関係を異なるように設定する。
また、優先パラメータ上下のいずれかが設定できない場合、即ち基準値間の外側の他のパラメータ値が設定できない場合には、図16に示すように、優先パラメータの基準値と、他のパラメータの基準値の差の絶対値が「0〜4」の場合には、優先パラメータと他のパラメータのいずれにおいても、内側の他のパラメータ値と基準値と外側の他のパラメータ値炉の位置関係は維持するように設定する。優先パラメータの基準値と、他のパラメータの基準値の差の絶対値が「5〜6」の場合には、優先パラメータの基準値と他のパラメータ値との位置関係は維持しつつ、他のパラメータの他のパラメータ値のうち、基準値間の外側の他のパラメータ値を内側に移動させて基準値と他のパラメータ値の位置関係を異なるように設定する。優先パラメータの基準値と、他のパラメータの基準値の差の絶対値が「7〜12」の場合には、優先パラメータの設定できなかった基準値の外側の他のパラメータ値を内側に設定するとともに、他のパラメータの基準値間の外側の他のパラメータ値を内側に移動させて基準値と他のパラメータ値の位置関係を異なるように設定する。
なお、他のパラメータの基準値間の外側のパラメータが、上下のいずれかでレベル±1となる場合には、上下のいずれかでレベル±1で設定する。また、他のパラメータの基準値間の外側のパラメータが設定できない場合は、優先パラメータの基準値と、他のパラメータの基準値の差の絶対値が「0〜6」の場合は、外側の他のパラメータ値は設定せず、「7〜12」の場合は、基準値間で内側に移動させて設定する。
以上のように構成される撮影装置1は、複数のパラメータの値の組み合わせを変化させながら複数の画像を取得するブラケット撮影を行う。
また、撮影装置1は、入力部17と、パラメータ設定部58と、を備える。
入力部17は、種類の異なる複数のパラメータごとにパラメータの値を決定する基準となる基準値を、ユーザ操作により設定する。
パラメータ設定部58は、複数のパラメータごとに、入力部17により設定された基準値を基準としてパラメータ値を決定する。
パラメータ設定部58は、決定された複数のパラメータごとのパラメータ値の組み合わせにより、ブラケット撮影を行う複数のブラケット値を設定する。
これにより、撮影装置1においては、複数のパラメータを組み合わせるブラケット撮影を行う際に、撮影装置1により基準値を自動設定できないような場合や、ユーザが基準となる値を設定するような場合であっても、容易にユーザの設定を反映することができる。
パラメータ設定部58は、入力部17により設定された複数の基準値の関係性に基づき、複数のパラメータのうちのいずれか又は全てのパラメータのパラメータ値の数が異なるようにパラメータ値を決定する。
これにより、撮影装置1においては、ユーザが設定した基準に基づいて、ブラケット撮影を行うことができ、容易にユーザの設定を反映することができる。
また、撮影装置1は、入力部17により設定された複数のパラメータごとの基準値間の関連度を算出するパラメータ設定部58を、更に備える。
パラメータ設定部58は、算出された関連度に基づき、複数のパラメータのうちのいずれか又は全てのパラメータのパラメータ値の数が異なるようパラメータ値を決定する。
これにより、撮影装置1においては、パラメータごとの基準値間の関連度に基づいて、パラメータ値を設定するために、ユーザが設定した基準に基づいて、ブラケット撮影を行うことができ、容易にユーザの設定を反映することができる。
パラメータ設定部58は、複数のパラメータごとの基準値間の差を算出する。
パラメータ設定部58は、パラメータ設定部58により算出された差に基づき、複数のパラメータのうちのいずれか又は全てのパラメータのパラメータ値の数が異なるようパラメータ値を決定する。
これにより、撮影装置1においては、基準となるパラメータの値の差を関連度とするために、容易にパラメータの値を設定することができる。
パラメータ設定部58は、パラメータ設定部58により算出された差が大きいほど、複数のパラメータのうちのいずれか又は全てのパラメータのパラメータ値の数が多くなるようにパラメータ値を決定する。
これにより、撮影装置1においては、基準となるパラメータの値の差が大きいほど、パラメータの値の数を多くするために、乖離したような関係性の薄くなった状態でも効果的なブラケット撮影を行うことができる。
パラメータ設定部58は、パラメータ設定部58により算出された差が大きいほど、複数のパラメータのうちのいずれか又は全てのパラメータのパラメータ値のうち、当該複数のパラメータごとの基準値間で内側となるパラメータ値の数が多くなるようにパラメータ値を決定する。
これにより、撮影装置1においては、基準となるパラメータの値の差が大きいほど、パラメータの値の数を多くするために、乖離したような関係性の薄くなった状態でも効果的なブラケット撮影を行うことができる。
パラメータ設定部58は、入力部17により設定された複数の基準値の関係性に基づき、複数のパラメータごとのパラメータ値の数が一定でかつ、当該複数のパラメータのうちのいずれか又は全てのパラメータのパラメータ値と各々の基準値との位置関係が異なるようにパラメータ値を決定する。
これにより、撮影装置1においては、基準となるパラメータの値の差が大きいほど、パラメータの値の数を多くするために、乖離したような関係性の薄くなった状態でも効果的なブラケット撮影を行うことができる。
また、撮影装置1は、パラメータ設定部58を、更に備える。
パラメータ設定部58は、入力部17により設定された複数のパラメータごとの基準値間の関連度を算出する。
パラメータ設定部58は、パラメータ設定部58により算出された関連度に基づき、複数のパラメータごとのパラメータ値の数が一定でかつ、基準値との位置関係が異なるようにパラメータ値を決定する。
これにより、撮影装置1においては、ユーザが設定した基準に基づいて、ブラケット撮影を行うことができ、容易にユーザの設定を反映することができる。
パラメータ設定部58は、複数のパラメータごとの基準値間の差を算出する。
パラメータ設定部58は、パラメータ設定部58により算出された差に基づき、複数のパラメータのうちのいずれか又は全てのパラメータのパラメータ値と各々の基準値との位置関係が異なるようにパラメータ値を決定する。
これにより、撮影装置1においては、基準となるパラメータの値の差を関連度とするために、容易にパラメータの値を設定することができる。
パラメータ設定部58は、パラメータ設定部58により算出された差が所定の閾値より大きい場合に、複数のパラメータのうちのいずれか又は全てのパラメータのパラメータ値を、当該複数のパラメータごとの基準値間で内側となる位置に決定する。
これにより、撮影装置1においては、基準となるパラメータの値の差が大きいほど、パラメータの値の数を多くするために、乖離したような関係性の薄くなった状態でも効果的なブラケット撮影を行うことができる。
パラメータ設定部58は、複数のパラメータごとの優先度に基づく順番で、複数のパラメータのパラメータ値を、当該複数のパラメータごとの基準値間で内側となる位置に決定する。
これにより、撮影装置1においては、基準となるパラメータの値の差が大きいほど、パラメータの値の数を多くするために、乖離したような関係性の薄くなった状態でも効果的なブラケット撮影を行うことができる。
また、撮影装置1は、撮像部16と、表示制御部56と、出力部18とを備える。
撮像部16は、撮像画像を逐次取得する。
表示制御部56は、撮像部16により逐次取得される撮像画像に、入力部17により設定される複数のパラメータごとの基準値の組み合わせによる撮像状態を反映したライブビュー画像を出力部18に表示する制御を行う。
これにより、撮影装置1においては、パラメータごとの基準値の組み合わせによる撮像状態を確認しながら、パラメータ設定を行うことができる。
また、画像処理部55は、パラメータ設定部58により設定された複数のブラケット値による撮影状態を反映した複数の撮影画像を生成する。
これにより、撮影装置1においては、設定された複数のブラケット値による撮影状態を反映した複数の撮影画像を確認して、パラメータ設定を行うことができる。
種類の異なる複数のパラメータは、画像の特性に応じて関連性を有する異なるパラメータである。
パラメータ設定部58は、複数のパラメータ間の関連性と、入力部17により設定された当該複数のパラメータごとの基準値間の関連性とに基づき、複数のパラメータごとのパラメータ値を設定する。
これにより、撮影装置1においては、パラメータごとの基準値を設定するだけで、画像の特性に応じて関連性を有する異なるパラメータの値を設定することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
また、上述の第1の実施形態では、他のパラメータのパラメータ値の数だけを変化させているが、優先パラメータだけ、或いは両方のパラメータのパラメータの数を基準値間の差に応じて変化させるようにしてもよい。
また、上述の各実施形態では、メイクアップのパラメータとして「美白」と「肌のなめらかさ」をブラケットの対象としているが、視覚的な変化量(効果)が大きいパラメータがより適切であるとして、ブラケットの対象としてもよい。
ここで、メイクアップの他のパラメータの例として、「目の開き具合」、「充血除去」、「歯の美白」等が挙げられる。
また、上述の各実施形態では、メイクアップ機能について言及したが、これに限られず、複数のパラメータの設定をライブビュー画面上で撮影対象に対応した1の画面で可能とするようなものであれば、よい。他の撮影対象の例として、「花」で「彩度」や「背景ぼかし」、「紅葉」で「コントラスト」や「赤の強調」等が挙げられる。
また、上述の各実施形態では、画像処理を「美白」「肌のなめらかさ」の順に施しているが、「肌のなめらかさ」「美白」の順であってもよい。
また、上述の各実施形態では、1枚の撮像画像に対して複数回の画像処理をかけて複数枚の撮影画像を生成しているが、パラメータの値の組み合わせであるブラケット値を撮影毎に変更して複数回の撮影を行い複数枚の撮影画像を生成する、通常のブラケット撮影であってもよい。
また、上述の各実施形態では、設定可能なパラメータの種類は2であるが、3以上でもよく、その場合、スライドバーも相当する数となるように構成する。
また、上述の実施形態では、ブラケット値は、基準値を基準としてプラスマイナス方向に各々所定量変化させた値としたが、これに限られず、基準は中心でなくてもよく、全てのパラメータ値をユーザが任意に設定できるように構成してもよい。
また、上述の実施形態では、本発明が適用される撮影装置1は、デジタルカメラを例として説明したが、特にこれに限定されない。
例えば、本発明は、撮影処理機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、プリンタ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、スマートフォン、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図8の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が撮影装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図7の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記憶媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記憶媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図1のリムーバブルメディア31により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記憶媒体等で構成される。リムーバブルメディア31は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk),Blu−ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記憶媒体は、例えば、プログラムが記憶されている図1のROM12や、図1の記憶部19に含まれるハードディスク等で構成される。
なお、本明細書において、記憶媒体に記憶されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
種類の異なる複数のパラメータの値の組み合わせを変化させながら複数の画像を取得するブラケット撮影を行う撮影装置であって、
前記複数のパラメータごとにパラメータの値を決定する基準となる基準値を、ユーザ操作により設定する基準値設定操作手段と、
前記複数のパラメータごとに、前記基準値設定操作手段により設定された基準値を基準として複数のパラメータ値を決定するパラメータ値決定手段と、
前記パラメータ値決定手段により決定された前記複数のパラメータごとの複数のパラメータ値の組み合わせにより、ブラケット撮影を行う複数のブラケット値を設定するブラケット値設定手段と、
を備えることを特徴とする撮影装置。
[付記2]
前記パラメータ値決定手段は、前記基準値設定操作手段により設定された複数の基準値の関係性に基づき、複数のパラメータのうちのいずれか又は全てのパラメータのパラメータ値の数が異なるようにパラメータ値を決定する、
ことを特徴とする付記1に記載の撮影装置。
[付記3]
前記基準値設定操作手段により設定された前記複数のパラメータごとの基準値間の関連度を算出する算出手段を、更に備え、
前記パラメータ値決定手段は、前記算出手段により算出された関連度に基づき、前記複数のパラメータのうちのいずれか又は全てのパラメータのパラメータ値の数が異なるようパラメータ値を決定する、
ことを特徴とする付記2に記載の撮影装置。
[付記4]
前記算出手段は、前記複数のパラメータごとの基準値間の差を算出し、
前記パラメータ値決定手段は、前記算出手段により算出された差に基づき、前記複数のパラメータのうちのいずれか又は全てのパラメータのパラメータ値の数が異なるようパラメータ値を決定する、
ことを特徴とする付記3に記載の撮影装置。
[付記5]
前記パラメータ値決定手段は、前記算出手段により算出された差が大きいほど、前記複数のパラメータのうちのいずれか又は全てのパラメータのパラメータ値の数が多くなるようにパラメータ値を決定する、
ことを特徴とする付記4に記載の撮影装置。
[付記6]
前記パラメータ値決定手段は、前記算出手段により算出された差が大きいほど、前記複数のパラメータのうちのいずれか又は全てのパラメータのパラメータ値のうち、当該複数のパラメータごとの基準値間で内側となるパラメータ値の数が多くなるようにパラメータ値を決定する、
ことを特徴とする付記5に記載の撮影装置。
[付記7]
前記パラメータ値決定手段は、前記基準値設定操作手段により設定された複数の基準値の関係性に基づき、前記複数のパラメータごとのパラメータ値の数が一定でかつ、当該複数のパラメータのうちのいずれか又は全てのパラメータのパラメータ値と各々の基準値との位置関係が異なるようにパラメータ値を決定する、
ことを特徴とする付記1に記載の撮影装置。
[付記8]
前記基準値設定操作手段により設定された前記複数のパラメータごとの基準値間の関連度を算出する算出手段を、更に備え、
前記パラメータ値決定手段は、前記算出手段により算出された関連度に基づき、前記複数のパラメータごとのパラメータ値の数が一定でかつ、基準値との位置関係が異なるようにパラメータ値を決定する、
ことを特徴とする付記7に記載の撮影装置。
[付記9]
前記算出手段は、前記複数のパラメータごとの基準値間の差を算出し、
前記パラメータ値決定手段は、前記算出手段により算出された差に基づき、前記複数のパラメータのうちのいずれか又は全てのパラメータのパラメータ値と各々の基準値との位置関係が異なるようにパラメータ値を決定する、
ことを特徴とする付記8に記載の撮影装置。
[付記10]
前記パラメータ値決定手段は、前記算出手段により算出された差が所定の閾値より大きい場合に、前記複数のパラメータのうちのいずれか又は全てのパラメータのパラメータ値を、当該複数のパラメータごとの基準値間で内側となる位置に決定する、
ことを特徴とする付記9に記載の撮影装置。
[付記11]
前記パラメータ値決定手段は、前記複数のパラメータごとの優先度に基づく順番で、複数のパラメータのパラメータ値を、当該複数のパラメータごとの基準値間で内側となる位置に決定する、
ことを特徴とする付記10に記載の撮影装置。
[付記12]
撮像画像を逐次取得する撮像手段と、
前記撮像手段により逐次取得される撮像画像に、前記基準値設定操作手段により設定される前記複数のパラメータごとの基準値の組み合わせによる撮像状態を反映したライブビュー画像を表示手段に表示する制御を行う表示制御手段と、
を更に備える、
ことを特徴とする付記1乃至11の何れか1つに記載の撮影装置。
[付記13]
前記ブラケット値設定手段により設定された複数のブラケット値による撮影状態を反映した複数の撮影画像を生成する生成手段を更に備える、
ことを特徴とする付記1乃至12の何れか1つに記載の撮影装置。
[付記14]
前記種類の異なる複数のパラメータは、画像の特性に応じて関連性を有する異なるパラメータであり、
前記パラメータ値決定手段は、前記複数のパラメータ間の関連性と、前記基準値設定操作手段により設定された当該複数のパラメータごとの基準値間の関連性とに基づき、複数のパラメータごとのパラメータ値を決定する、
ことを特徴とする付記1乃至13の何れか1つに記載の撮影装置。
[付記15]
種類の異なる複数のパラメータの値の組み合わせを変化させながら複数の画像を取得するブラケット撮影を行う撮影装置で実行される撮影設定方法あって、
前記複数のパラメータごとにパラメータの値を決定する基準となる基準値を、ユーザ操作により設定する基準値設定操作処理と、
前記複数のパラメータごとに、前記基準値設定操作処理により設定された基準値を基準として複数のパラメータ値を決定するパラメータ値決定処理と、
前記パラメータ値決定処理により決定された前記複数のパラメータごとの複数のパラメータ値の組み合わせにより、ブラケット撮影を行う複数のブラケット値を設定するブラケット値設定処理と、
を含むことを特徴とする撮影設定方法。
[付記16]
種類の異なる複数のパラメータの値の組み合わせを変化させながら複数の画像を取得するブラケット撮影を行う撮影装置を制御するコンピュータに、
前記複数のパラメータごとにパラメータの値を決定する基準となる基準値を、ユーザ操作により設定する基準値設定操作機能と、
前記複数のパラメータごとに、前記基準値設定操作機能により設定された基準値を基準として複数のパラメータ値を決定するパラメータ値決定機能と、
前記パラメータ値決定機能により決定された前記複数のパラメータごとの複数のパラメータ値の組み合わせにより、ブラケット撮影を行う複数のブラケット値を設定するブラケット値設定機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
1・・・撮影装置,11・・・CPU,12・・・ROM,13・・・RAM,14・・・バス,15・・・入出力インターフェース,16・・・撮像部,17・・・入力部,18・・・出力部,19・・・記憶部,20・・・通信部,21・・・ドライブ,31・・・リムーバブルメディア,51・・・撮像制御部,52・・・操作検出部,53・・・モード設定部,54・・・画像取得部,55・・・画像処理部,56・・・表示制御部,57・・・記憶制御部,58・・・パラメータ設定部,71・・・パラメータ情報記憶部,72・・・画像記憶部

Claims (16)

  1. 種類の異なる複数のパラメータの値の組み合わせを変化させながら複数の画像を取得するブラケット撮影を行う撮影装置であって、
    前記複数のパラメータごとにパラメータの値を決定する基準となる基準値を、ユーザ操作により設定する基準値設定操作手段と、
    前記複数のパラメータごとに、前記基準値設定操作手段により設定された基準値を基準として複数のパラメータ値を決定するパラメータ値決定手段と、
    前記パラメータ値決定手段により決定された前記複数のパラメータごとの複数のパラメータ値の組み合わせにより、ブラケット撮影を行う複数のブラケット値を設定するブラケット値設定手段と、
    を備えることを特徴とする撮影装置。
  2. 前記パラメータ値決定手段は、前記基準値設定操作手段により設定された複数の基準値の関係性に基づき、複数のパラメータのうちのいずれか又は全てのパラメータのパラメータ値の数が異なるようにパラメータ値を決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記基準値設定操作手段により設定された前記複数のパラメータごとの基準値間の関連度を算出する算出手段を、更に備え、
    前記パラメータ値決定手段は、前記算出手段により算出された関連度に基づき、前記複数のパラメータのうちのいずれか又は全てのパラメータのパラメータ値の数が異なるようパラメータ値を決定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮影装置。
  4. 前記算出手段は、前記複数のパラメータごとの基準値間の差を算出し、
    前記パラメータ値決定手段は、前記算出手段により算出された差に基づき、前記複数のパラメータのうちのいずれか又は全てのパラメータのパラメータ値の数が異なるようパラメータ値を決定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮影装置。
  5. 前記パラメータ値決定手段は、前記算出手段により算出された差が大きいほど、前記複数のパラメータのうちのいずれか又は全てのパラメータのパラメータ値の数が多くなるようにパラメータ値を決定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮影装置。
  6. 前記パラメータ値決定手段は、前記算出手段により算出された差が大きいほど、前記複数のパラメータのうちのいずれか又は全てのパラメータのパラメータ値のうち、当該複数のパラメータごとの基準値間で内側となるパラメータ値の数が多くなるようにパラメータ値を決定する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の撮影装置。
  7. 前記パラメータ値決定手段は、前記基準値設定操作手段により設定された複数の基準値の関係性に基づき、前記複数のパラメータごとのパラメータ値の数が一定でかつ、当該複数のパラメータのうちのいずれか又は全てのパラメータのパラメータ値と各々の基準値との位置関係が異なるようにパラメータ値を決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  8. 前記基準値設定操作手段により設定された前記複数のパラメータごとの基準値間の関連度を算出する算出手段を、更に備え、
    前記パラメータ値決定手段は、前記算出手段により算出された関連度に基づき、前記複数のパラメータごとのパラメータ値の数が一定でかつ、基準値との位置関係が異なるようにパラメータ値を決定する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の撮影装置。
  9. 前記算出手段は、前記複数のパラメータごとの基準値間の差を算出し、
    前記パラメータ値決定手段は、前記算出手段により算出された差に基づき、前記複数のパラメータのうちのいずれか又は全てのパラメータのパラメータ値と各々の基準値との位置関係が異なるようにパラメータ値を決定する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の撮影装置。
  10. 前記パラメータ値決定手段は、前記算出手段により算出された差が所定の閾値より大きい場合に、前記複数のパラメータのうちのいずれか又は全てのパラメータのパラメータ値を、当該複数のパラメータごとの基準値間で内側となる位置に決定する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の撮影装置。
  11. 前記パラメータ値決定手段は、前記複数のパラメータごとの優先度に基づく順番で、複数のパラメータのパラメータ値を、当該複数のパラメータごとの基準値間で内側となる位置に決定する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の撮影装置。
  12. 撮像画像を逐次取得する撮像手段と、
    前記撮像手段により逐次取得される撮像画像に、前記基準値設定操作手段により設定される前記複数のパラメータごとの基準値の組み合わせによる撮像状態を反映したライブビュー画像を表示手段に表示する制御を行う表示制御手段と、
    を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の撮影装置。
  13. 前記ブラケット値設定手段により設定された複数のブラケット値による撮影状態を反映した複数の撮影画像を生成する生成手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の撮影装置。
  14. 前記種類の異なる複数のパラメータは、画像の特性に応じて関連性を有する異なるパラメータであり、
    前記パラメータ値決定手段は、前記複数のパラメータ間の関連性と、前記基準値設定操作手段により設定された当該複数のパラメータごとの基準値間の関連性とに基づき、複数のパラメータごとのパラメータ値を決定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項に記載の撮影装置。
  15. 種類の異なる複数のパラメータの値の組み合わせを変化させながら複数の画像を取得するブラケット撮影を行う撮影装置で実行される撮影設定方法あって、
    前記複数のパラメータごとにパラメータの値を決定する基準となる基準値を、ユーザ操作により設定する基準値設定操作処理と、
    前記複数のパラメータごとに、前記基準値設定操作処理により設定された基準値を基準として複数のパラメータ値を決定するパラメータ値決定処理と、
    前記パラメータ値決定処理により決定された前記複数のパラメータごとの複数のパラメータ値の組み合わせにより、ブラケット撮影を行う複数のブラケット値を設定するブラケット値設定処理と、
    を含むことを特徴とする撮影設定方法。
  16. 種類の異なる複数のパラメータの値の組み合わせを変化させながら複数の画像を取得するブラケット撮影を行う撮影装置を制御するコンピュータに、
    前記複数のパラメータごとにパラメータの値を決定する基準となる基準値を、ユーザ操作により設定する基準値設定操作機能と、
    前記複数のパラメータごとに、前記基準値設定操作機能により設定された基準値を基準として複数のパラメータ値を決定するパラメータ値決定機能と、
    前記パラメータ値決定機能により決定された前記複数のパラメータごとの複数のパラメータ値の組み合わせにより、ブラケット撮影を行う複数のブラケット値を設定するブラケット値設定機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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