JP2016191210A - レール装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】幅広なレール部材に応じた幅広な凹溝が設けられた上枠材に幅狭のレール部材を見栄え良くかつ簡易に取り付け得るレール装置を提供する。
【解決手段】幅広レール部材6が埋め込まれるように取付可能な凹溝3が設けられた上枠材2に取り付けられるレール装置1であって、前記凹溝の溝幅方向に沿う方向の寸法W2が前記幅広レール部材よりも小とされた幅狭レール部材10と、この幅狭レール部材と前記凹溝の内側面3bとの間を塞ぐように配されるスペーサー20と、を備えており、前記スペーサーは、前記凹溝の内側面の少なくとも開口側部位に沿うように配され、かつ上端23aが該凹溝の溝底面3aに当接される固定片部21と、該固定片部の下端から溝幅方向に沿う方向に突出するように設けられ、前記幅狭レール部材の下端部に当接するように配される塞ぎ片部24と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、戸体の上端側をガイドするレール装置に関する。
従来より、上枠材に設けられた凹溝に埋め込まれるように取り付けられ、戸体の上端部に設けられたランナーの転動部等の係合部をスライド自在に収容してガイドするガイド溝が設けられたレール部材が知られている。
例えば、下記特許文献1には、戸厚方向に沿う寸法が戸厚寸法と同程度とされた比較的に大きい吊戸ランナーの転動部を収容可能なように、ガイド溝の溝幅寸法が幅広とされた上レールを、上枠材の凹溝部に嵌め込んだ構成の開示がある。
また、下記特許文献2には、戸厚方向に沿う寸法が戸厚寸法よりも小とされた比較的に小さい走行体のローラーが設けられた部位を収容可能なように、ガイド溝の溝幅寸法が幅狭とされた上レールの開示がある。
特開2013−108293号公報 特開2006−77573号公報
上記のように、戸体の上端部には、種々のランナー(走行体)等の係合部が設けられ、これに応じたガイド溝を設けた幅寸法の上レールが必要になる。そのため、このような幅寸法の異なる上レールに応じた凹溝を設けた複数種の上枠材が必要になるという問題があった。また、例えば、模様替えのためや故障等によって、幅広な上レールに代えて、幅狭な上レールを取り付けたい場合が生じることが考えられる。このような場合に、既設の上枠材を撤去し、新たな上レールに応じた凹溝を設けた上枠材を設置することも考えられるが、大掛かりな作業となる。また、既設の上枠材に対して新たな上レールを取り付けることも考えられるが、既設の上枠材の凹溝の内側面との間に隙間が形成されたりすることが考えられる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、幅広なレール部材に応じた幅広な凹溝が設けられた上枠材に幅狭のレール部材を見栄え良くかつ簡易に取り付け得るレール装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係るレール装置は、幅広レール部材が埋め込まれるように取付可能な凹溝が設けられた上枠材に取り付けられるレール装置であって、前記凹溝の溝幅方向に沿う方向の寸法が前記幅広レール部材よりも小とされた幅狭レール部材と、この幅狭レール部材と前記凹溝の内側面との間を塞ぐように配されるスペーサーと、を備えており、前記スペーサーは、前記凹溝の内側面の少なくとも開口側部位に沿うように配され、かつ上端が該凹溝の溝底面に当接される固定片部と、該固定片部の下端から溝幅方向に沿う方向に突出するように設けられ、前記幅狭レール部材の下端部に当接するように配される塞ぎ片部と、を備えていることを特徴とする。
本発明に係るレール装置は、上述のような構成としたことで、幅広なレール部材に応じた幅広な凹溝が設けられた上枠材に幅狭のレール部材を見栄え良くかつ簡易に取り付けることができる。
(a)、(b)は、本発明の一実施形態に係るレール装置の一例及びレール装置の取付構造の一例を模式的に示し、(a)は、(b)におけるX−X線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図、(b)は、(a)におけるY−Y線矢視に対応させた一部破断概略横断面図である。 (a)は、図1(a)に対応させた一部破断概略分解縦断面図、(b)は、同レール装置が備えるスペーサーの一例を模式的に示す一部破断概略側面図である。 幅広レール部材の一例が取り付けられた状態を模式的に示す図1(a)に対応させた一部破断概略縦断面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、以下の実施形態では、本実施形態に係るレール装置を施工した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
図1及び図2(a)は、本実施形態に係るレール装置の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係るレール装置1は、幅広レール部材6(図3も参照)が埋め込まれるように取付可能な凹溝3が設けられた上枠材2に取り付けられる構成とされている。また、レール装置1は、凹溝3の溝幅方向に沿う方向の寸法(幅寸法)W2が幅広レール部材6の溝幅方向に沿う方向の寸法(幅寸法)W1よりも小とされた幅狭レール部材10を備えている。つまり、このレール装置1は、幅狭レール部材10の幅寸法W2よりも大とされた幅広レール部材6に応じた溝幅寸法W1とされた幅広な凹溝3が設けられた上枠材2に対して取り付けられる。
このレール装置1は、既設の幅広レール部材6が取り外された既設の上枠材2の凹溝3に埋め込まれるように取り付けられるものとしてもよい。また、このレール装置1を、既設の幅広レール部材6がガイドする既設戸体5(図3参照)に替えて、図1に示すように、新たな戸体7を設置する際に、既設の幅広レール部材6に替えて、上枠材2に取り付けられ、新たな戸体7をガイドする構成としてもよい。つまり、このレール装置1を、例えば、既設戸体5やその係合部5aに故障が生じた際や模様替え等のために既設戸体5を新たな戸体7に取り替える必要が生じた際に、既設の幅広レール部材6を上枠材2から撤去して上枠材2に取り付けられるものとしてもよい。
本実施形態では、これら幅広レール部材6及び幅狭レール部材10を、一本のガイド溝6a,11が設けられた単レールとし、これらにガイドされる既設戸体5及び新たな戸体7を、折戸としている(図1(b)参照)。
上枠材2は、住居等の建物の壁体を貫通するように設けられる出入口の上側を区画し、戸枠を構成する。本実施形態では、この上枠材2の長手方向両端部に、出入口の間口方向両側を区画し、戸枠を構成する両側の縦枠材4,4を連結するように設けた例を示している。なお、これら上枠材2及び縦枠材4,4は、適宜の枠下地に固定される。また、出入口の下側を区画する下枠を更に設けてもよく、または、出入口の下側を床面によって区画する態様としてもよい。
また、図例では、この上枠材2を、全長に亘って一様な幅寸法(壁厚方向に沿う寸法)とし、両側の縦枠材4,4を左右対称状とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、既設戸体5及び新たな戸体7を、引戸とした場合には、袖壁や戸袋を区画する戸袋壁等に応じて上枠材2の長手方向略半部の幅寸法を異ならせたり、縦枠材4,4の互いの幅寸法を異ならせたり、さらには、中方立等を更に備えた構成としたりしてもよい。既設戸体5及び新たな戸体7が建て付けられる戸枠を構成する上枠材2及び縦枠材4,4の態様としては、その他、種々の変形が可能である。
また、上枠材2の凹溝3は、図1(b)及び図2(a)に示すように、上枠材2の長手方向に沿って延びるように、かつ下向きに開口するように設けられている。この凹溝3は、上枠材2の全長に亘って設けられたものとしてもよい。
また、凹溝3は、下方側に向く溝底面3aと壁厚方向に沿う方向に向きかつ互いに対向するように設けられた両側の内側面3b,3bとによって区画されており、長手方向に見て、矩形溝状とされている。
この凹溝3の溝幅寸法(壁厚方向に沿う寸法)W1及び溝深さ寸法(上下寸法)D1は、幅広レール部材6の受け入れが可能なように適宜の寸法とされている。
既設戸体5は、図3に示すように、既設の幅広レール部材6に設けられたガイド溝6aにスライド自在に係合してガイドされる係合部としての既設ランナー5aを上端側に設けた構成とされている。
既設ランナー5aは、戸厚方向(壁厚方向に沿う方向)に沿う軸廻りに回転する転動体5b,5bを戸厚方向に間隔を空けて設けた構成とされている。この既設ランナー5aは、戸厚方向に沿う寸法(戸厚方向一方の転動体5bの戸厚方向外側面から戸厚方向他方の転動体5bの戸厚方向外側面までの戸厚方向に沿う寸法)が既設戸体5の戸厚寸法よりも大とされている。
また、既設戸体5は、この既設ランナー5aの転動体5b,5bが幅広レール部材6に案内支持されて幅広レール部材6に対して吊下支持される構成とされている。
幅広レール部材6は、既設ランナー5aをガイドするガイド溝6aを下向きに開口するように設けた構成とされている。この幅広レール部材6は、ガイド溝6aを、長手方向両端側が開口するように全長に亘って設けた構成とされ、全長に亘って一様な断面形状とされている。また、この幅広レール部材6の長さ寸法は、上枠材2の長さ寸法と概ね同長さとされている。
この幅広レール部材6は、ガイド溝6aの底側を区画する底壁部6bとガイド溝6aの溝幅方向両側を区画する両側壁部6c,6cとを備えている。また、幅広レール部材6は、これら両側壁部6c,6cの下端部から互いに向き合う方向に突出し、既設ランナー5aの転動体5b,5bを案内支持する案内片部6d,6dを備えている。また、幅広レール部材6の両側壁部6c,6cの下端部には、溝幅方向(戸厚方向に沿う方向)外方側に突出する突出片部が設けられている。
この幅広レール部材6のガイド溝6aの溝幅寸法となる一方の側壁部6cの内面から他方の側壁部6cの内面までの溝幅方向に沿う寸法は、既設ランナー5aの上記戸厚方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。また、この幅広レール部材6のガイド溝6aの深さ寸法となる底壁部6bから案内片部6d,6dまでの上下方向に沿う寸法は、既設ランナー5aの転動体5b,5bの外径に応じた寸法とされている。
また、上記した上枠材2の凹溝3の溝幅寸法W1は、この幅広レール部材6の一方の側壁部6cの外側面から他方の側壁部6cの外側面までの溝幅方向に沿う寸法W1と略同寸法とされている。
また、上記した上枠材2の凹溝3の溝深さ寸法D1は、この幅広レール部材6の底壁部6bの上面から突出片部の上面までの上下方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。
上記構成とされた幅広レール部材6は、ねじ等によって上枠材2に取り付けられており、このねじ等を取り外せば、上枠材2から取外し可能とされている。
本実施形態に係るレール装置1が備える幅狭レール部材10にガイドされる新たな戸体7は、既設戸体5と戸厚寸法が概ね同寸法とされている。なお、これら既設戸体5及び新たな戸体7の戸厚寸法は、20mm〜40mm程度でもよく、互いに異なる寸法でもよい。
また、この戸体7は、図1(a)に示すように、幅狭レール部材10に設けられたガイド溝11にスライド自在に係合してガイドされる係合部としてのランナー8を上端側に設けた構成とされている。
ランナー8は、戸厚方向に沿う軸廻りに回転する転動体8a,8aを戸厚方向に間隔を空けて設けた構成とされている。このランナー8は、戸厚方向に沿う寸法(戸厚方向一方の転動体8aの戸厚方向外側面から戸厚方向他方の転動体8aの戸厚方向外側面までの戸厚方向に沿う寸法)が戸体7の戸厚寸法よりも小とされている。つまり、このランナー8の戸厚方向に沿う寸法は、上記した既設ランナー5aの戸厚方向に沿う寸法よりも小とされている。
また、このランナー8の転動体8a,8a間の戸厚方向に沿う寸法は、既設ランナー5aの転動体5b,5b間の戸厚方向に沿う寸法よりも小とされている。
また、このランナー8の転動体8a,8aの軸方向に沿う寸法は、既設ランナー5aの転動体5b,5bの軸方向に沿う寸法よりも小とされている。
本実施形態に係るレール装置1が備える幅狭レール部材10は、図1及び図2(a)に示すように、上記した幅広レール部材6のガイド溝6aの溝幅寸法よりも溝幅寸法が小とされた下向きに開口するガイド溝11を設けた構成とされている。
この幅狭レール部材10は、このガイド溝11を、長手方向両端側が開口するように全長に亘って設けた構成とされ、全長に亘って一様な断面形状とされている。また、本実施形態では、この幅狭レール部材10を、長手方向に見て、溝幅方向中心線を対称軸とする線対称状としている。また、この幅狭レール部材10の長さ寸法は、上枠材2の長さ寸法と概ね同長さとされている。
また、幅狭レール部材10は、ガイド溝11の底側を区画する底壁部12とガイド溝11の溝幅方向両側を区画する両側壁部13,13とを備えている。
本実施形態では、底壁部12の溝幅方向中央部に、当該幅狭レール部材10を上枠材2に固定するねじ等の止具9の止着箇所12aを設けている。本実施形態では、この止着箇所12aを、止具9の誘い(目印)となるV溝状の細溝とし、底壁部12の全長に亘って設けた構成としている。なお、止具9の止着箇所12aとしては、このような細溝に限られず、例えば、底壁部12を厚さ方向に貫通するように設けられ、止具9が挿通される挿通孔としてもよい。この場合は、幅狭レール部材10の長手方向に間隔を空けて複数箇所に挿通孔を設けるようにしてもよい。
また、幅狭レール部材10は、両側壁部13,13の下端部から互いに向き合う方向に突出し、ランナー8の転動体8a,8aを案内支持する案内片部14,14を備えている。これら案内片部14,14の突出寸法、つまり、各側壁部13,13の下端部からの案内片部14,14の溝幅方向に沿う寸法は、ランナー8の転動体8a,8aの軸方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。また、案内片部14,14によって区画されるガイド溝11の下端の開口幅寸法は、ランナー8を戸体7に連結する上下方向に軸方向を沿わせた連結軸の挿通が可能な寸法とされている。
また、この幅狭レール部材10のガイド溝11の溝幅寸法となる一方の側壁部13の内面から他方の側壁部13の内面までの溝幅方向に沿う寸法は、ランナー8の上記戸厚方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。また、この幅狭レール部材10のガイド溝11の深さ寸法となる底壁部12から案内片部14,14までの上下方向に沿う寸法は、ランナー8の転動体8a,8aの外径に応じた寸法とされている。
また、当該幅狭レール部材10の凹溝3に嵌め込まれる部位の幅寸法W2となる一方の側壁部13の外側面から他方の側壁部13の外側面までの溝幅方向に沿う寸法は、凹溝3の溝幅寸法W1よりも小さい寸法とされている。図例では、当該幅狭レール部材10の幅寸法W2を、凹溝3の溝幅寸法W1の概ね1/2程度とした例を示している。
また、本実施形態では、幅狭レール部材10の両側壁部13,13の下端部に、溝幅方向外方側に向けてそれぞれに突出する突出片部15,15を設けた構成としている。一方の突出片部15の先端部から他方の突出片部15の先端部までの凹溝3の溝幅方向に沿う寸法は、凹溝3の溝幅寸法W1よりも小とされている。
また、これら突出片部15,15は、図1(a)に示すように、幅狭レール部材10が上枠材2に取り付けられた状態で、これら突出片部15,15の上面が、上枠材2の下面よりも下方側に位置するように設けられている。つまり、これら突出片部15,15の上面から底壁部12の上面までの上下方向に沿う寸法が凹溝3の溝深さ寸法D1よりも大とされている。
また、図例では、これら突出片部15,15の下面と案内片部14,14の下面とを一連状の同一平面状とした例を示している。
また、図例では、幅狭レール部材10の底壁部12、両側壁部13,13の下側部位、各案内片部14,14及び各突出片部15,15の厚さ寸法を、それぞれ概ね同寸法とした例を示している。
なお、この幅狭レール部材10は、適宜の金属系材料や合成樹脂系材料から押出成形や鋳造成形または切削加工等によって一体的に成形されたものとしてもよい。
また、レール装置1は、図1(a)に示すように、この幅狭レール部材10と凹溝3の内側面3bとの間を塞ぐように配されるスペーサー20を備えている。
本実施形態では、幅狭レール部材10の溝幅方向に沿う方向両側のそれぞれに対状に配される一対のスペーサー20,20を備えた構成としている。
これらスペーサー20,20は、図1(b)に示すように、凹溝3の全長に亘って設けられている。これらスペーサー20,20は、長さ寸法が凹溝3の溝長さ寸法と略同寸法とされ、全長に亘って一様な断面形状とされている。
また、これらスペーサー20,20は、凹溝3の内側面3b,3bの少なくとも開口側部位に沿うように配され、かつそれぞれの上端(上端面)23a,23aが凹溝3の溝底面3aに当接される固定片部21,21をそれぞれに備えている。また、これらスペーサー20,20は、固定片部21,21の下端から溝幅方向に沿う方向に突出するように設けられ、幅狭レール部材10の下端部に当接するように配される塞ぎ片部24,24を備えている。
つまり、これらスペーサー20,20は、固定片部21,21と塞ぎ片部24,24とによって長手方向に見て概ねL字状とされている。これらスペーサー20,20の幅寸法となる固定片部21,21の凹溝3の内側面3b,3b側に向く面(溝幅方向外側面)22a,22aから塞ぎ片部24,24の突出方向先端面までの溝幅方向に沿う寸法は、本実施形態では、互いに略同寸法とされている。つまり、これらスペーサー20,20の間に設けられる幅狭レール部材10は、凹溝3の溝幅方向略中央に位置するように配される構成とされている。また、これらスペーサー20,20の幅寸法を足し合わせた寸法は、凹溝3の溝幅寸法W1から幅狭レール部材10の幅寸法W2を差し引いた寸法と略同寸法とされている。
また、これらスペーサー20,20の凹溝3の溝深さ方向に沿う方向の寸法(上下寸法)D2は、凹溝3の溝深さ寸法D1に応じた寸法とされている。本実施形態では、これらスペーサー20,20の上下寸法D2を、凹溝3の溝深さ寸法D1よりも大としている。つまり、これらスペーサー20,20のそれぞれの上端面23a,23aを溝底面3aに当接させた状態で、それぞれの下面が上枠材2の下面よりも下方側に位置する構成とされている。上記した幅狭レール部材10の突出片部15,15は、これらスペーサー20,20の各塞ぎ片部24,24の下面に当接または近接される構成とされている。つまり、これらスペーサー20,20によって形成される幅狭な凹溝の開口縁を覆うように突出片部15,15が設けられている。また、これらスペーサー20,20の上下寸法D2は、幅狭レール部材10の突出片部15,15の上面から底壁部12の上面までの上下方向に沿う寸法と略同寸法とされている。これらスペーサー20,20の上下寸法D2は、それぞれの上端面23a,23aを溝底面3aに当接させた状態で、それぞれの下面が上枠材2の下面よりも僅かに下方側に位置するような寸法としてもよい。これらスペーサー20,20の上下寸法D2を、例えば、凹溝3の溝深さ寸法D1よりも0.2mm〜2.0mm程度、大としてもよい。
また、本実施形態では、これらスペーサー20,20を、互いに同寸同形状としている。なお、以下では、溝幅方向に沿う方向一方側のスペーサー20を例にとって説明する。
固定片部21は、図1(a)に示すように、上端面23aが凹溝3の溝底面3aに当接され、溝幅方向外側面22aが凹溝3の内側面3bに沿うように配される構成とされている。
本実施形態では、この固定片部21の上端部に、凹溝3の溝底面3aと内側面3bとの入隅部に向けてねじ等の止具9が斜め状に止着されるように止具9の止着方向のガイドとなる止具ガイド部23bを設けた構成としている。本実施形態では、固定片部21の上端部を、厚さ方向を溝幅方向に沿わせた平板状の垂直片部22の上端部から上方側に向かうに従い凹溝3の溝幅方向中心側に向けて傾斜状とされた傾斜片部23としている。
この傾斜片部23は、当該スペーサー20が凹溝3に取り付けられた状態で、溝幅方向中心側に向く面(溝幅方向内側傾斜面)が斜め下方側に向くように傾斜状とされている。この傾斜片部23の垂直片部22に対する傾斜角度は、凹溝3の溝幅寸法W1や止具9の止着作業性の観点等から適宜、設定するようにしてもよい。図例では、垂直片部22の凹溝3の溝幅方向中心側に向く面(溝幅方向内側面)とこの溝幅方向内側面に連なる傾斜片部23の溝幅方向内側傾斜面とのなす角を、概ね135°程度とした例を示している。
また、本実施形態では、固定片部21の上端となる傾斜片部23の上端を、溝底面3aに平行状に配される平坦状の上端面23aとしている。また、図例では、傾斜片部23の上端部に、この上端面23aに直交するように凹溝3の溝幅方向中心側に向く垂直面を設けた例を示している。また、この垂直面を、後記する塞ぎ片部24の突出方向先端面と略同一平面状とした例を示している。つまり、垂直片部22の溝幅方向外側面22aから傾斜片部23の突出方向先端までの溝幅方向に沿う寸法と、垂直片部22の溝幅方向外側面22aから塞ぎ片部24の突出方向先端までの溝幅方向に沿う寸法と、を互いに略同寸法とした例を示している。また、図例では、この傾斜片部23の上下方向に沿う寸法を、垂直片部22の上下方向に沿う寸法よりも小とした例を示している。また、傾斜片部23の厚さ寸法を、垂直片部22の厚さ寸法よりも大とした例を示している。
本実施形態では、止具ガイド部23bを、この傾斜片部23を貫通するように設けられた止具孔23bとしている。この止具孔23bは、傾斜片部23を、その厚さ方向となる傾斜片部23の溝幅方向内側傾斜面の法線方向に貫通するように設けられている。また、本実施形態では、この止具孔23bを、止具孔23bの貫通方向に見て、止具孔23bと塞ぎ片部24とが重なり合わないように設けた構成としている。図例では、当該スペーサー20を凹溝3に取り付けた状態で、止具孔23bの貫通方向延長線と上枠2の下面に同高さの略水平面との交差部が凹溝3の溝幅方向略中心に位置するように止具孔23bを設けた構成としている。つまり、凹溝3の下方側の溝幅方向略中央部から傾斜片部23の溝幅方向内側傾斜面に対面した状態で、止具孔23bの全体が視認可能な構成としている。
また、本実施形態では、図2(b)に示すように、傾斜片部23の長手方向に間隔を空けて複数の止具孔23bを設けた構成としている。
なお、止具孔23bとしては、固定片部21の上端部に傾斜状に設けられた傾斜片部23を厚さ方向に貫通するように設けられたたようなものに限られず、平板状とされた固定片部21の上端部に、斜め状に貫通するように設けられた止具孔23bとしてもよい。また、止具ガイド部23bとしては、このような止具孔に限られず、傾斜片部23の溝幅方向内側傾斜面に長手方向に沿うように設けられ、止具9の誘い(目印)となるV字状溝等の細溝等としてもよい。
塞ぎ片部24は、厚さ方向を上下方向に沿わせた平板状とされている。
この塞ぎ片部24は、図1(a)に示すように、当該スペーサー20を凹溝3に取り付けた状態で、突出方向先端面が、幅狭レール部材10の側壁部13の外側面の下端部に当接または近接される構成とされている。また、この塞ぎ片部24は、当該スペーサー20を凹溝3に取り付けた状態で、下面が、幅狭レール部材10の下端部となる突出片部15の上面に当接または近接される構成とされている。つまり、この塞ぎ片部24は、幅狭レール部材10の下端部となる突出片部15及び側壁部13の外側面の下端部の両方または一方に当接するように配される構成とされている。また、図例では、塞ぎ片部24の厚さ寸法を、垂直片部22の厚さ寸法よりも小とした例を示している。
なお、スペーサー20は、適宜の金属系材料や合成樹脂系材料から押出成形や鋳造成形または切削加工等によって一体的に成形されたものとしてもよく、また、木質系材料等から形成されたものとしてもよい。
また、スペーサー20の少なくとも下面を、幅狭レール部材10または上枠材2と同色調とされたものとしてもよい。例えば、スペーサー20を、幅狭レール部材10と同色調となるように幅狭レール部材10と同一の金属系材料から形成されたものとしてもよく、若しくは、少なくとも下面が幅狭レール部材10と同色調となるように、化粧シートの貼着や塗装等の表面仕上処理がなされたものとしてもよい。または、スペーサー20を、上枠材2と同色調となるように上枠材2と同種の天然銘木の無垢材から形成されたものとしてもよく、若しくは、少なくとも下面が上枠材2と同色調となるように、化粧シートの貼着や塗装等の表面仕上処理がなされたものとしてもよい。
また、本実施形態では、図2(a)に示すように、固定片部21の溝幅方向外側面22aに、表面側に剥離可能な剥離材26が設けられた粘着材25を設けた構成としている。つまり、本実施形態では、スペーサー20の固定片部21が粘着材25を介して凹溝3の内側面3bに沿うように配される構成としている。
粘着材25は、スペーサー20を凹溝3の内側面3bに仮固定可能なものとしてもよく、適宜の粘着材としてもよい。例えば、この粘着材25を、表面側に剥離材26としての剥離紙が設けられた粘着テープ(両面テープ)等としてもよい。
また、粘着材25及び剥離材26は、スペーサー20の全長に亘って設けられたものとしてもよく、スペーサー20の長手方向に沿って間隔を空けて複数箇所に設けられたものとしてもよい。また、図例では、粘着材25及び剥離材26を、固定片部21の垂直片部22の溝幅方向外側面22aの上方側部位のみに設けた例を示している。
上記構成とされたレール装置1は、例えば、以下のように施工するようにしてもよい。
まず、既設の幅広レール部材6が取り外された既設の上枠材2の凹溝3に一対のスペーサー20,20を差し入れ、これらスペーサー20,20を上枠材2に取り付ける。この際、各スペーサー20,20の粘着材25,25の剥離材26,26を剥離し、これら粘着材25,25によって、各スペーサー20,20を凹溝3の内側面3b,3bに仮固定するようにしてもよい。そして、このように仮固定した状態で、各スペーサー20,20の傾斜片部23,23の止具ガイド部23b,23bに止具9,9をガイドさせて傾斜片部23,23を介して上枠材2に止着し、これらスペーサー20,20を上枠材2に本固定するようにしてもよい。
そして、これらスペーサー20,20によって溝幅方向両側が区画される幅狭な凹溝に、幅狭レール部材10を嵌め入れ、上記のように止具9によって上枠材2に取り付けるようにしてもよい。
なお、このように幅狭レール部材10を取り付ける前に、新たな戸体7の上端側に連結されるランナー8を、幅狭レール部材10のガイド溝11に保持させておくようにしてもよい。そして、当該幅狭レール部材10を取り付けた後に、幅狭レール部材10に保持されたランナー8の連結軸を、戸体7の上端部に設けられた適宜の連結凹部等に連結して戸体7を建て付ける態様等としてもよい。
本実施形態に係るレール装置1は、上述のような構成としたことで、幅広レール部材6に応じた幅広な凹溝3が設けられた上枠材2に幅狭レール部材10を見栄え良くかつ簡易に取り付けることができる。
つまり、上枠材2の凹溝3の溝幅方向に沿う方向の寸法W2が幅広レール部材6よりも小とされた幅狭レール部材10と、この幅狭レール部材10と凹溝3の内側面3bとの間を塞ぐように配されるスペーサー20と、を備えた構成としている。従って、幅広レール部材6に応じた幅広な凹溝3が設けられた上枠材2の凹溝3の内側面3bとの間に隙間が形成されるようなことがなく、幅狭レール部材10及びスペーサー20を埋め込むように凹溝3に取り付けることができる。これにより、幅狭レール部材10の位置ずれを抑制することができる。また、上枠材2を、幅広レール部材6及び幅狭レール部材10のいずれにも適用可能な兼用の部材にでき、幅広レール部材6及び幅狭レール部材10の各幅寸法W1,W2に応じた凹溝が形成された複数種の上枠材を要せず、幅狭レール部材10を取り付けることができる。これにより、上記した例のように、既設の幅広レール部材6に替えて、幅狭レール部材10を取り付ける場合にも、既設の上枠材2を撤去することなく、幅広レール部材6を取り外した上枠材2に対して、幅狭レール部材10を見栄え良く取り付けることができる。また、上枠材2を、幅広レール部材6と幅狭レール部材10とのいずれにも適用可能な兼用の部材にできるので、上枠材2の生産性や取扱性等を向上させることができる。
また、スペーサー20を、凹溝3の内側面3bの少なくとも開口側部位に沿うように配され、かつ上端(上端面)23aが凹溝3の溝底面3aに当接される固定片部21を備えた構成としている。従って、このスペーサー20の固定片部21の上端面23aを凹溝3の溝底面3aに当接させ、凹溝3の内側面3bに沿わせるようにスペーサー20を凹溝3内に固定することができるので、位置決めを容易に行え、作業性を向上させることができる。また、スペーサー20を、この固定片部21の下端から溝幅方向に沿う方向に突出するように設けられ、幅狭レール部材10の下端部に当接するように配される塞ぎ片部24を備えた構成としている。つまりは、スペーサー20を、固定片部21と塞ぎ片部24とからなる長手方向に見て概ねL字状としている。従って、例えば、ブロック状とされたものと比べて、軽量化を図ることができる。また、塞ぎ片部24が幅狭レール部材10の下端部に当接されることとなるので、幅狭レール部材10のガイド溝11を区画する側壁部13の開口側の拡開を抑制することができ、ガイド溝11の開口幅寸法が所定以上に広がるようなことを抑制することができる。つまり、戸体7のランナー8がスライドする際には、このランナー8によって側壁部13の下端側が拡開されるようなことも考えられるが、このような拡開を塞ぎ片部24によって抑制することができる。これにより、ガイド溝11に挿入される戸体7の係合部としてのランナー8を安定的にガイドすることができる。
また、本実施形態では、スペーサー20の固定片部21の上端部に、凹溝3の入隅部に向けて止具9が斜め状に止着されるように止具9の止着方向のガイドとなる止具ガイド部23bを設けている。従って、ねじや釘等の止具9を、凹溝3の入隅部に向けて斜め状に止着し易くなり、スペーサー20の取付性をより向上させることができ、また、スペーサー20を上枠材2に対して安定的に固定することができる。
また、本実施形態では、固定片部21の上端部に溝幅方向中心側に向けて傾斜する傾斜片部23を設け、この傾斜片部23を厚さ方向に貫通するように設けられた止具孔23bを止具ガイド部としている。従って、例えば、平板状とされた固定片部21の上端部に斜め状に止具ガイド部としての止具孔を設けたようなものと比べて、止具9を凹溝3の開口側から止具孔23bに差し入れ易く、また、止着作業性を向上させることができる。なお、このような止具ガイド部23bを設けた態様に代えて、止具9の止着方向が上下方向や溝幅方向等となるようにガイドする止具ガイド部を設けたような態様としてもよい。例えば、固定片部21の上端部に、凹溝3の溝底面3aに沿うような水平状の片部を設け、この片部に止具ガイド部を設けたような態様としてもよい。さらには、このような止具ガイド部を設けないようにしてもよい。
また、本実施形態では、スペーサー20の固定片部21の凹溝3の内側面3b側に向く面(溝幅方向外側面)22aに、表面側に剥離可能な剥離材26が設けられた粘着材25を設けている。従って、粘着材25の剥離材26を剥離し、スペーサー20の固定片部21を凹溝3の内側面3bに沿わせるように固定することができる。また、上述のように、この粘着材25によってスペーサー20を凹溝3の内側面3bに仮固定し、止具9によってスペーサー20を上枠材2に本固定することもでき、スペーサー20の取付性をより向上させることができる。なお、このような粘着材25をスペーサー20に設けた態様に代えて、適宜の接着剤等によってスペーサー20を、凹溝3の内側面3bに沿わせるように固定(仮固定)する構成としてもよい。さらには、このような接着剤等を介さずに、固定片部21を凹溝3の内側面3bに直接的に当接させてスペーサー20を固定する構成としてもよい。
また、本実施形態では、幅狭レール部材10の幅方向両側のそれぞれに対状に配される一対のスペーサー20,20を備えた構成としている。従って、幅狭レール部材10の幅方向一方側のみにスペーサー20が設けられるものとした場合と比べて、幅狭レール部材10が幅方向一方側に片寄って配されるようなことを抑制することができる。これにより、幅広レール部材10にガイドされる新たな戸体7の戸厚方向中心と幅狭レール部材6にガイドされる既設戸体5の戸厚方向中心とを概ね一致させるようなこともでき、縦枠等の戸体7の周辺部材の兼用化を図ることも可能となる。
また、本実施形態では、スペーサー20の凹溝3の溝深さ方向に沿う方向の寸法(上下寸法)D2を、凹溝の溝深さ寸法D1よりも大としている。従って、例えば、スペーサー20の凹溝3の溝深さ方向に沿う方向の寸法(上下寸法)D2を、凹溝3の溝深さ寸法D1と同寸法としたり、凹溝3の溝深さ寸法D1よりも小としたものと比べて、凹溝3の内側面3bが露出するようなことを抑制することができる。なお、このような態様に代えて、スペーサー20の上下寸法D2を凹溝3の溝深さ寸法D1と同寸法としたり、凹溝3の溝深さ寸法D1よりも小としてもよい。
また、本実施形態では、スペーサー20の長さ寸法を、凹溝3の溝長さ寸法と略同長さとした例を示しているが、このような態様に代えて、凹溝3の溝長さ寸法よりも短い寸法とされた複数のスペーサー20を設けた構成としてもよい。
また、本実施形態では、一対のスペーサー20,20の幅寸法を互いに略同寸法とした例を示しているが、互いに異なる寸法としてもよい。さらには、このように一対のスペーサー20,20を備えたものに代えて、幅狭レール部材10の幅方向一方側のみに配されるスペーサー20を備えた構成としてもよい。
また、本実施形態では、幅狭レール部材10の突出片部15,15の上面から底壁部12の上面までの上下方向に沿う寸法を、凹溝3の溝深さ寸法D1よりも大としているが、このような態様に限られない。例えば、突出片部15,15の上面から底壁部12の上面までの上下方向に沿う寸法を凹溝3の溝深さ寸法D1と同寸法としてもよい。この場合は、スペーサー20の上下寸法D2を凹溝3の溝深さ寸法D1と同寸法としてもよい。
また、本実施形態では、幅狭レール部材10にランナー8の転動体8a,8aを案内支持する案内片部14,14を設け、幅狭レール部材10を、戸体7を吊下支持する構成とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、幅狭レール部材10のガイド溝11を、下荷重型の戸体7の上端部の係合部8がスライド自在に係合する構成とされたものとしてもよい。この場合は、例えば、幅狭レール部材10に案内片部14,14を設けないようにしてもよく、また、円柱状や突条等とされた戸体7の係合部8をガイド溝11に受け入れてガイドするものとしてもよい。
また、本実施形態では、単一のガイド溝11を設けた幅狭レール部材10を例示しているが、このような態様に限られず、複数本のガイド溝11を設けた複数連レール部材10としてもよい。この場合は、溝幅方向最外方側に位置する両側壁部13,13の両方または一方と凹溝3の内側面3bとの間にスペーサー20を設けるようにしてもよい。
1 レール装置
10 幅狭レール部材
20 スペーサー
21 固定片部
22a 溝幅方向外側面(凹溝の内側面側に向く面)
23a 上端面(上端)
23b 止具孔(止具ガイド部)
24 塞ぎ片部
25 粘着材
26 剥離材
2 上枠材
3 凹溝
3a 溝底面
3b 内側面
6 幅広レール部材
9 止具
D1 凹溝の溝深さ寸法
D2 スペーサーの上下寸法(スペーサーの凹溝の溝深さ方向に沿う方向の寸法)
W1 凹溝の溝幅寸法(幅広レール部材の凹溝の溝幅方向に沿う方向の寸法)
W2 幅狭レール部材の幅寸法(凹溝の溝幅方向に沿う方向の寸法)

Claims (5)

  1. 幅広レール部材が埋め込まれるように取付可能な凹溝が設けられた上枠材に取り付けられるレール装置であって、
    前記凹溝の溝幅方向に沿う方向の寸法が前記幅広レール部材よりも小とされた幅狭レール部材と、この幅狭レール部材と前記凹溝の内側面との間を塞ぐように配されるスペーサーと、を備えており、
    前記スペーサーは、前記凹溝の内側面の少なくとも開口側部位に沿うように配され、かつ上端が該凹溝の溝底面に当接される固定片部と、該固定片部の下端から溝幅方向に沿う方向に突出するように設けられ、前記幅狭レール部材の下端部に当接するように配される塞ぎ片部と、を備えていることを特徴とするレール装置。
  2. 請求項1において、
    前記スペーサーの固定片部の上端部には、前記凹溝の入隅部に向けて止具が斜め状に止着されるように止具の止着方向のガイドとなる止具ガイド部が設けられていることを特徴とするレール装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記スペーサーの固定片部の前記凹溝の内側面側に向く面には、表面側に剥離可能な剥離材が設けられた粘着材が設けられていることを特徴とするレール装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記スペーサーは、前記幅狭レール部材の溝幅方向に沿う方向両側のそれぞれに対状に配されることを特徴とするレール装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、
    前記スペーサーは、前記凹溝の溝深さ方向に沿う方向の寸法が該凹溝の溝深さ寸法よりも大とされていることを特徴とするレール装置。
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