JP2016169481A - レール装置 - Google Patents

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友洋 川股
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Abstract

【課題】幅広なレール部材に応じた幅広な凹溝が設けられた上枠材に幅狭のレール部材を見栄え良くかつ簡易に取り付け得るレール装置を提供する。
【解決手段】幅広レール部材6が埋め込まれるように取付可能な凹溝3が設けられた上枠材2に取り付けられるレール装置1であって、前記凹溝の溝幅方向に沿う方向の寸法W2が前記幅広レール部材よりも小とされた幅狭レール部材10と、この幅狭レール部材と前記凹溝の内側面との間を塞ぐように配され、少なくとも下面17aが化粧面とされた化粧スペーサー材17と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、戸体の上端側をガイドするレール装置に関する。
従来より、上枠材に設けられた凹溝に埋め込まれるように取り付けられ、戸体の上端部に設けられたランナーの転動部等の係合部をスライド自在に収容してガイドするガイド溝が設けられたレール部材が知られている。
例えば、下記特許文献1には、戸厚方向に沿う寸法が戸厚寸法と同程度とされた比較的に大きい吊戸ランナーの転動部を収容可能なように、ガイド溝の溝幅寸法が幅広とされた上レールを、上枠材の凹溝部に嵌め込んだ構成の開示がある。
また、下記特許文献2には、戸厚方向に沿う寸法が戸厚寸法よりも小とされた比較的に小さい走行体のローラーが設けられた部位を収容可能なように、ガイド溝の溝幅寸法が幅狭とされた上レールの開示がある。
特開2013−108293号公報 特開2006−77573号公報
上記のように、戸体の上端部には、種々のランナー(走行体)等の係合部が設けられ、これに応じたガイド溝を設けた幅寸法の上レールが必要になる。そのため、このような幅寸法の異なる上レールに応じた凹溝を設けた複数種の上枠材が必要になるという問題があった。また、例えば、模様替えのためや故障等によって、幅広な上レールに代えて、幅狭な上レールを取り付けたい場合が生じることが考えられる。このような場合に、既設の上枠材を撤去し、新たな上レールに応じた凹溝を設けた上枠材を設置することも考えられるが、大掛かりな作業となる。また、既設の上枠材に対して新たな上レールを取り付けることも考えられるが、既設の上枠材の凹溝の内側面との間に隙間が形成されたりすることが考えられる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、幅広なレール部材に応じた幅広な凹溝が設けられた上枠材に幅狭のレール部材を見栄え良くかつ簡易に取り付け得るレール装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係るレール装置は、幅広レール部材が埋め込まれるように取付可能な凹溝が設けられた上枠材に取り付けられるレール装置であって、前記凹溝の溝幅方向に沿う方向の寸法が前記幅広レール部材よりも小とされた幅狭レール部材と、この幅狭レール部材と前記凹溝の内側面との間を塞ぐように配され、少なくとも下面が化粧面とされた化粧スペーサー材と、を備えていることを特徴とする。
本発明に係るレール装置は、上述のような構成としたことで、幅広なレール部材に応じた幅広な凹溝が設けられた上枠材に幅狭のレール部材を見栄え良くかつ簡易に取り付けることができる。
(a)、(b)は、本発明の一実施形態に係るレール装置の一例及びレール装置の取付構造の一例を模式的に示し、(a)は、(b)におけるX−X線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図、(b)は、(a)におけるY−Y線矢視に対応させた一部破断概略横断面図である。 (a)は、図1(a)に対応させた一部破断概略分解縦断面図、(b)は、同レール装置が備える化粧スペーサー材の一例の製造工程の一例を模式的に示す概略縦断面図である。 幅広レール部材の一例が取り付けられた状態を模式的に示す図1(a)に対応させた一部破断概略縦断面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、以下の実施形態では、本実施形態に係るレール装置を施工した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
図1及び図2(a)は、本実施形態に係るレール装置の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係るレール装置1は、幅広レール部材6が埋め込まれるように取付可能な凹溝3が設けられた上枠材2に取り付けられる構成とされている。また、レール装置1は、凹溝3の溝幅方向に沿う方向の寸法(幅寸法)W2が幅広レール部材6の溝幅方向に沿う方向の寸法(幅寸法)W1よりも小とされた幅狭レール部材10を備えている。つまり、このレール装置1は、幅狭レール部材10の幅寸法W2よりも大とされた幅広レール部材6に応じた溝幅寸法W1とされた幅広な凹溝3が設けられた上枠材2に対して取り付けられる。
このレール装置1は、既設の幅広レール部材6が取り外された既設の上枠材2の凹溝3に埋め込まれるように取り付けられるものとしてもよい。また、このレール装置1を、既設の幅広レール部材6がガイドする既設戸体5に替えて、図1に示すように、新たな戸体7を設置する際に、既設の幅広レール部材6に替えて、上枠材2に取り付けられ、新たな戸体7をガイドする構成としてもよい。つまり、このレール装置1を、例えば、既設戸体5やその係合部5aに故障が生じた際や模様替え等のために既設戸体5を新たな戸体7に取り替える必要が生じた際に、既設の幅広レール部材6を上枠材2から撤去して上枠材2に取り付けられるものとしてもよい。
本実施形態では、これら幅広レール部材6及び幅狭レール部材10を、一本のガイド溝6a,11が設けられた単レールとし、これらにガイドされる既設戸体5及び新たな戸体7を、折戸としている(図1(b)参照)。
上枠材2は、住居等の建物の壁体を貫通するように設けられる出入口の上側を区画し、戸枠を構成する。本実施形態では、この上枠材2の長手方向両端部に、出入口の間口方向両側を区画し、戸枠を構成する両側の縦枠材4,4を連結するように設けた例を示している。なお、これら上枠材2及び縦枠材4,4は、適宜の枠下地に固定される。また、出入口の下側を区画する下枠を更に設けてもよく、または、出入口の下側を床面によって区画する態様としてもよい。
また、図例では、この上枠材2を、全長に亘って一様な幅寸法(壁厚方向に沿う寸法)とし、両側の縦枠材4,4を左右対称状とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、既設戸体5及び新たな戸体7を、引戸とした場合には、袖壁や戸袋を区画する戸袋壁等に応じて上枠材2の長手方向略半部の幅寸法を異ならせたり、縦枠材4,4の互いの幅寸法を異ならせたり、さらには、中方立等を更に備えた構成としたりしてもよい。既設戸体5及び新たな戸体7が建て付けられる戸枠を構成する上枠材2及び縦枠材4,4の態様としては、その他、種々の変形が可能である。
また、上枠材2の凹溝3は、図1(b)及び図2(a)に示すように、上枠材2の長手方向に沿って延びるように、かつ下向きに開口するように設けられている。この凹溝3は、上枠材2の全長に亘って設けられたものとしてもよい。
また、凹溝3は、下方側に向く溝底面と壁厚方向に沿う方向に向きかつ互いに対向するように設けられた両側の内側面とによって区画されており、長手方向に見て、矩形溝状とされている。
この凹溝3の溝幅寸法(壁厚方向に沿う寸法)W1及び溝深さ寸法(上下寸法)は、幅広レール部材6の受け入れが可能なように適宜の寸法とされている。
既設戸体5は、図3に示すように、既設の幅広レール部材6に設けられたガイド溝6aにスライド自在に係合してガイドされる係合部としての既設ランナー5aを上端側に設けた構成とされている。
既設ランナー5aは、戸厚方向(壁厚方向に沿う方向)に沿う軸廻りに回転する転動体5b,5bを戸厚方向に間隔を空けて設けた構成とされている。この既設ランナー5aは、戸厚方向に沿う寸法(戸厚方向一方の転動体5bの戸厚方向外側面から戸厚方向他方の転動体5bの戸厚方向外側面までの戸厚方向に沿う寸法)が既設戸体5の戸厚寸法よりも大とされている。
また、既設戸体5は、この既設ランナー5aの転動体5b,5bが幅広レール部材6に案内支持されて幅広レール部材6に対して吊下支持される構成とされている。
幅広レール部材6は、既設ランナー5aをガイドするガイド溝6aを下向きに開口するように設けた構成とされている。この幅広レール部材6は、ガイド溝6aを、長手方向両端側が開口するように全長に亘って設けた構成とされ、全長に亘って一様な断面形状とされている。また、この幅広レール部材6の長さ寸法は、上枠材2の長さ寸法と概ね同長さとされている。
この幅広レール部材6は、ガイド溝6aの底側を区画する底壁部6bとガイド溝6aの溝幅方向両側を区画する両側壁部6c,6cとを備えている。また、幅広レール部材6は、これら両側壁部6c,6cの下端部から互いに向き合う方向に突出し、既設ランナー5aの転動体5b,5bを案内支持する案内片部6d,6dを備えている。また、幅広レール部材6の両側壁部6c,6cの下端部には、溝幅方向(戸厚方向に沿う方向)外方側に突出する突出片部が設けられている。
この幅広レール部材6のガイド溝6aの溝幅寸法となる一方の側壁部6cの内面から他方の側壁部6cの内面までの溝幅方向に沿う寸法は、既設ランナー5aの上記戸厚方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。また、この幅広レール部材6のガイド溝6aの深さ寸法となる底壁部6bから案内片部6d,6dまでの上下方向に沿う寸法は、既設ランナー5aの転動体5b,5bの外径に応じた寸法とされている。
また、上記した上枠材2の凹溝3の溝幅寸法W1は、この幅広レール部材6の一方の側壁部6cの外側面から他方の側壁部6cの外側面までの溝幅方向に沿う寸法W1と略同寸法とされている。
また、上記した上枠材2の凹溝3の溝深さ寸法は、この幅広レール部材6の底壁部6bの上面から突出片部の上面までの上下方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。
上記構成とされた幅広レール部材6は、ねじ等によって上枠材2に取り付けられており、このねじ等を取り外せば、上枠材2から取外し可能とされている。
本実施形態に係るレール装置1が備える幅狭レール部材10にガイドされる新たな戸体7は、既設戸体5と戸厚寸法が概ね同寸法とされている。なお、これら既設戸体5及び新たな戸体7の戸厚寸法は、20mm〜40mm程度でもよく、互いに異なる寸法でもよい。
また、この戸体7は、図1(a)に示すように、幅狭レール部材10に設けられたガイド溝11にスライド自在に係合してガイドされる係合部としてのランナー8を上端側に設けた構成とされている。
ランナー8は、戸厚方向に沿う軸廻りに回転する転動体8a,8aを戸厚方向に間隔を空けて設けた構成とされている。このランナー8は、戸厚方向に沿う寸法(戸厚方向一方の転動体8aの戸厚方向外側面から戸厚方向他方の転動体8aの戸厚方向外側面までの戸厚方向に沿う寸法)が戸体7の戸厚寸法よりも小とされている。つまり、このランナー8の戸厚方向に沿う寸法は、上記した既設ランナー5aの戸厚方向に沿う寸法よりも小とされている。
また、このランナー8の転動体8a,8a間の戸厚方向に沿う寸法は、既設ランナー5aの転動体5b,5b間の戸厚方向に沿う寸法よりも小とされている。
また、このランナー8の転動体8a,8aの軸方向に沿う寸法は、既設ランナー5aの転動体5b,5bの軸方向に沿う寸法よりも小とされている。
本実施形態に係るレール装置1が備える幅狭レール部材10は、図1及び図2(a)に示すように、上記した幅広レール部材6のガイド溝6aの溝幅寸法よりも溝幅寸法が小とされた下向きに開口するガイド溝11を設けた構成とされている。
この幅狭レール部材10は、このガイド溝11を、長手方向両端側が開口するように全長に亘って設けた構成とされ、全長に亘って一様な断面形状とされている。また、本実施形態では、この幅狭レール部材10を、長手方向に見て、溝幅方向中心線を対称軸とする線対称状としている。また、この幅狭レール部材10の長さ寸法は、上枠材2の長さ寸法と概ね同長さとされている。
また、幅狭レール部材10は、ガイド溝11の底側を区画する底壁部12とガイド溝11の溝幅方向両側を区画する両側壁部13,13とを備えている。
本実施形態では、底壁部12の溝幅方向中央部に、当該幅狭レール部材10を上枠材2に固定するねじ等の止具9の止着箇所12aを設けている。本実施形態では、この止着箇所12aを、底壁部12を厚さ方向に貫通し、止具9が挿通される挿通孔としている。このように止着箇所12aを挿通孔とした場合には、図1(b)に示すように、幅狭レール部材10の長手方向に間隔を空けて複数箇所に設けるようにしてもよい。なお、止具9の止着箇所12aとしては、このような挿通孔に限られず、止具9の誘い(目印)となる例えば、全長に亘って設けられたV溝状の細溝等としてもよい。
また、幅狭レール部材10は、両側壁部13,13の下端部から互いに向き合う方向に突出し、ランナー8の転動体8a,8aを案内支持する案内片部15,15を備えている。これら案内片部15,15の突出寸法、つまり、各側壁部13,13の下端部からの案内片部15,15の溝幅方向に沿う寸法は、ランナー8の転動体8a,8aの軸方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。また、案内片部15,15によって区画されるガイド溝11の下端の開口幅寸法は、ランナー8を戸体7に連結する上下方向に軸方向を沿わせた連結軸の挿通が可能な寸法とされている。
また、この幅狭レール部材10のガイド溝11の溝幅寸法となる一方の側壁部13の内面から他方の側壁部13の内面までの溝幅方向に沿う寸法は、ランナー8の上記戸厚方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。また、この幅狭レール部材10のガイド溝11の深さ寸法となる底壁部12から案内片部15,15までの上下方向に沿う寸法は、ランナー8の転動体8a,8aの外径に応じた寸法とされている。
また、当該幅狭レール部材10の凹溝3に嵌め込まれる部位の幅寸法W2となる一方の側壁部13の外側面から他方の側壁部13の外側面までの溝幅方向に沿う寸法は、凹溝3の溝幅寸法W1よりも小さい寸法とされている。図例では、当該幅狭レール部材10の幅寸法W2を、凹溝3の溝幅寸法W1の概ね1/2程度とした例を示している。
また、本実施形態では、幅狭レール部材10の両側壁部13,13の下端部に、溝幅方向外方側に向けてそれぞれに突出する突出片部14,14を設けた構成としている。一方の突出片部14の先端部から他方の突出片部14の先端部までの凹溝3の溝幅方向に沿う寸法は、凹溝3の溝幅寸法W1よりも小とされている。
また、これら突出片部14,14は、幅狭レール部材10が上枠材2に取り付けられた状態で、これら突出片部14,14の上面が上枠材2の下面と略同高さとなるように設けられている。つまり、これら突出片部14,14の上面から底壁部12の上面までの上下方向に沿う寸法が凹溝3の溝深さ寸法と略同寸法とされている。
また、図例では、これら突出片部14,14の下面と案内片部15,15の下面とを一連状の同一平面状とした例を示している。
また、図例では、幅狭レール部材10の底壁部12、両側壁部13,13、各突出片部14,14及び各案内片部15,15の厚さ寸法を、それぞれ概ね同寸法とした例を示している。
なお、この幅狭レール部材10は、適宜の金属系材料や合成樹脂系材料から押出成形や鋳造成形または切削加工等によって一体的に成形されたものとしてもよい。
また、レール装置1は、図1(a)に示すように、この幅狭レール部材10と凹溝3の内側面との間を塞ぐように配され、少なくとも下面17aが化粧面とされた化粧スペーサー材17を備えている。
本実施形態では、幅狭レール部材10の溝幅方向に沿う方向両側のそれぞれに対状に配される一対の化粧スペーサー材17,17を備えた構成としている。
これら化粧スペーサー材17,17は、図1(b)に示すように、凹溝3の全長に亘って設けられ、長手方向に見た外郭形状が略矩形状とされている。これら化粧スペーサー材17,17は、長さ寸法が凹溝3の溝長さ寸法と略同寸法とされている。
また、これら化粧スペーサー材17,17は、互いに向き合う側となる一方側の側面17b,17bが幅狭レール部材10の各側壁部13,13の外側面に当接または近接して配される構成とされている。また、これら化粧スペーサー材17,17は、他方側の側面17b,17bが凹溝3の各内側面に当接または近接して配される構成とされている。つまり、これら化粧スペーサー材17,17の凹溝3の溝幅方向に沿う寸法(幅寸法)を足し合わせた寸法は、凹溝3の溝幅寸法W1から幅狭レール部材10の幅寸法W2を差し引いた寸法と略同寸法とされている。
また、本実施形態では、これら化粧スペーサー材17,17の幅寸法を、互いに略同寸法としている。つまり、これら化粧スペーサー材17,17の間に設けられる幅狭レール部材10は、凹溝3の溝幅方向略中央に位置するように配される構成とされている。
また、これら化粧スペーサー材17,17の凹溝3の溝深さ方向に沿う方向の寸法(上下方向に沿う寸法)を、凹溝3の溝深さ寸法と略同寸法としている。
また、これら化粧スペーサー材17,17は、それぞれの下面17a,17aが上枠材2の下面と略同一平面状となるように配される構成とされている。つまり、これら化粧スペーサー材17,17の上面17c,17cを凹溝3の溝底面に当接または近接させた状態で、それぞれの下面17a,17aが上枠材2の下面と略同一平面状となる構成とされている。
また、上記した幅狭レール部材10の突出片部14,14は、これら化粧スペーサー材17,17の下面17a,17aに当接または近接される構成とされている。つまり、これら化粧スペーサー材17,17によって形成される幅狭な凹溝の開口縁を覆うように突出片部14,14が設けられている。
また、これら化粧スペーサー材17,17における凹溝3の溝幅方向両側に向く両側面17b,17b,17b,17bの少なくとも下端部位を、下面17a,17aと一連状の化粧面としている。本実施形態では、これら化粧スペーサー材17,17の両側面17b,17b,17b,17bの全体を下面17a,17aと一連状の化粧面としている。
また、本実施形態では、これら化粧スペーサー材17,17を、下面17a,17a及び両側面17b,17b,17b,17bが化粧面となるように、芯材18に表面仕上シート19を貼着した構成としている。また、これら化粧スペーサー材17,17を、図2(b)に示すように、化粧材16を凹溝3の溝深さ方向に沿う方向の中心で二分割して形成されたものとしている。化粧材16は、長手方向に見た外郭形状が矩形状とされた芯材18の四周に化粧面を構成する表面仕上シート19が貼着された構成とされている。つまり、各化粧スペーサー材17,17の芯材18,18は、化粧材16の芯材18を二分割した構成とされている。
芯材18としては、合板やLVL(単板積層材)等の木質積層板、パーティクルボード等の木質ボード、インシュレーションボードやMDF(中密度繊維板)等の木質繊維板などの木質系材料から形成されたものとしてもよい。また、芯材18は、合成樹脂系材料に、木粉や無機フィラー、相溶化剤、着色剤などを所定の含有割合で含有させた木粉・プラスチック複合材(WPC)から形成されたものとしてもよく、また、合成樹脂系材料や金属系材料からなるものとしてもよい。また、芯材18は、中実状とされたものに限られず、中空状とされたものとしてもよい。この場合は、好ましくは、二分割される部位近傍が中実となるように適宜の桟材が設けられたものとしてもよい。
表面仕上シート19は、表面が化粧面とされ、薄シート状(フィルム状)とされている。この表面仕上シート19は、上枠材2の色柄に応じた色柄とされたものとしてもよく、例えば、表面が木目模様等の適宜の色柄とされたもの等としてもよい。または、この表面仕上シート19の表面を、幅狭レール部材10の色調に応じた色調(例えば、金属系の色調)とされたものとしてもよい。つまりは、表面仕上シート19の表面を、上枠材2または幅狭レール部材10の表面意匠に応じた化粧面としてもよい。
また、表面仕上シート19としては、例えば、合成樹脂製シートや突板等の化粧シートとしてもよく、樹脂クロスや紙クロス、布クロス等の壁紙等としてもよい。
化粧材16は、図2(b)に示すように、芯材18の四周に一連状に表面仕上シート19を貼着した構成とされている。図例では、芯材18の四周に一連状に貼着された表面仕上シート19の両端部を、化粧材16の厚さ方向一方側面における凹溝3の溝深さ方向に沿う方向の中心において突き合わせた例を示している。
この化粧材16の凹溝3の溝深さ方向に沿う方向(幅方向)の両端面が、一対の化粧スペーサー材17,17の各下面17a,17aを構成する。また、化粧材16の凹溝3の溝幅方向に沿う方向(厚さ方向)の両側面が、一対の化粧スペーサー材17,17の各両側面17b,17b,17b,17bを構成する。また、化粧材16を二分割した際の各切断面が、一対の化粧スペーサー材17,17の各上面17c,17cを構成する。
なお、一対の化粧スペーサー材17,17は、この化粧材16を工場等において二分割して形成されたものとしてもよい。または、例えば、化粧スペーサー材17,17を、工場出荷後に住居等の施工現場や工務店等の施工現場外において化粧材16を二分割して形成されたものとしてもよい。この場合は、例えば、芯材18の四周面を、表面仕上シート19の貼着が可能なように易貼着性の下地面とし、上枠材2の色柄等と表面意匠を合わせるように選択された表面仕上シート19が施工現場や施工現場外において芯材18に貼着されたものとしてもよい。
上記構成とされたレール装置1は、例えば、以下のように施工するようにしてもよい。
まず、既設の幅広レール部材6が取り外された既設の上枠材2の凹溝3に一対の化粧スペーサー材17,17を差し入れ、これら化粧スペーサー材17,17を上枠材2に取り付ける。この際、各化粧スペーサー材17,17を、釘やねじ等の適宜の止具を介して上枠材2に固定する場合には、下面17a,17aに止具が露出しないように固定するようにしてもよい。また、このような止具によって化粧スペーサー材17,17を上枠材2に固定する態様に代えて、または、加えて、適宜の接着剤や粘着テープ等の粘着材を用いるようにしてもよい。
そして、これら化粧スペーサー材17,17によって溝幅方向両側が区画される幅狭な凹溝に、幅狭レール部材10を嵌め入れ、上記のように止具9によって上枠材2に取り付けるようにしてもよい。
なお、このように幅狭レール部材10を取り付ける前に、新たな戸体7の上端側に連結されるランナー8を、幅狭レール部材10のガイド溝11に保持させておくようにしてもよい。そして、当該幅狭レール部材10を取り付けた後に、幅狭レール部材10に保持されたランナー8の連結軸を、戸体7の上端部に設けられた適宜の連結凹部等に連結して戸体7を建て付ける態様等としてもよい。
本実施形態に係るレール装置1は、上述のような構成としたことで、幅広レール部材6に応じた幅広な凹溝3が設けられた上枠材2に幅狭レール部材10を見栄え良くかつ簡易に取り付けることができる。
つまり、幅広レール部材6の幅寸法W1よりも幅寸法W2が小とされた幅狭レール部材10と、この幅狭レール部材10と凹溝3の内側面との間を塞ぐように配され、少なくとも下面17aが化粧面とされた化粧スペーサー材17と、を備えた構成としている。従って、幅広レール部材6に応じた幅広な凹溝3が設けられた上枠材2の凹溝3の内側面との間に隙間が形成されるようなことがなく、幅狭レール部材10及び化粧スペーサー材17を埋め込むように凹溝3に取り付けることができる。これにより、幅狭レール部材10の位置ずれを抑制することができる。
また、化粧スペーサー材17の少なくとも下面17aが化粧面であるので、見栄えが損なわれるようなことを低減することができる。また、上枠材2を、幅広レール部材6及び幅狭レール部材10のいずれにも適用可能な兼用の部材にでき、幅広レール部材6及び幅狭レール部材10の各幅寸法W1,W2に応じた凹溝が形成された複数種の上枠材を要せず、幅狭レール部材10を取り付けることができる。これにより、上記した例のように、既設の幅広レール部材6に替えて、幅狭レール部材10を取り付ける場合にも、既設の上枠材2を撤去することなく、幅広レール部材6を取り外した上枠材2に対して、幅狭レール部材10を見栄え良く取り付けることができる。また、上枠材2を、幅広レール部材6と幅狭レール部材10とのいずれにも適用可能な兼用の部材にできるので、上枠材2の生産性や取扱性等を向上させることができる。
また、本実施形態では、化粧スペーサー材17における凹溝3の溝深さ方向に沿う方向の寸法を、凹溝3の溝深さ寸法と同寸法としている。従って、化粧スペーサー材17の上面17cを凹溝3の溝底面に当接させれば、化粧スペーサー材17の下面17aが上枠材2の下面と略同一平面状となる。これにより、見栄えの向上が可能でありながらも、化粧スペーサー材17の取付性を向上させることができる。
また、本実施形態では、幅狭レール部材10の幅方向両側のそれぞれに対状に配される一対の化粧スペーサー材17,17を備えた構成としている。従って、幅狭レール部材10の幅方向一方側のみに化粧スペーサー材17が設けられるものとした場合と比べて、幅狭レール部材10が幅方向一方側に片寄って配されるようなことを抑制することができる。これにより、幅広レール部材6にガイドされる既設戸体5の戸厚方向中心と幅狭レール部材10にガイドされる新たな戸体7の戸厚方向中心とを概ね一致させるようなこともでき、縦枠等の戸体7の周辺部材の兼用化を図ることも可能となる。
また、本実施形態では、化粧スペーサー材17における凹溝3の溝幅方向両側に向く両側面17b,17bの少なくとも下端部位を、下面17aと一連状の化粧面としている。従って、化粧スペーサー材17の下面17aのみを化粧面としたようなものと比べて、化粧スペーサー材17の両側の非化粧面が露出するようなことを抑制することができる。また、本実施形態のように、化粧スペーサー材17を、芯材18に表面仕上シート19を貼着した構成とした場合にも、表面仕上シート19の剥離が生じ難くなり、見栄えを向上させることができる。
また、本実施形態では、化粧スペーサー材17を、芯材18の四周に化粧面を構成する表面仕上シート19が貼着された化粧材16を、上枠材2の凹溝3の溝深さ方向に沿う方向の中心で二分割して形成されたものとしている。従って、化粧スペーサー材17の下面17a及び溝幅方向両側に向く両側面17b,17bが一連状の化粧面となり、上記同様な効果を奏する。また、各化粧スペーサー材17,17の下面17a,17a及び両側面17b,17b,17b,17bが一連状の化粧面となるように、個別に表面仕上シートを貼着して形成されたものと比べて、効率的に形成することができる。
なお、本実施形態では、化粧スペーサー材17を、芯材18に表面仕上シート19を貼着した構成としているが、このような態様に代えて、化粧スペーサー材17を、塗装や適宜の表面仕上処理によって少なくとも下面17aが化粧面とされたものとしてもよい。また、例えば、化粧スペーサー材17を、上枠材2と同種の天然銘木の無垢材からなるものとしてもよい。
また、本実施形態では、化粧スペーサー材17の長手方向両端面を非化粧面とした例を示しているが、長手方向両端面を化粧面としてもよい。
また、本実施形態では、化粧スペーサー材17の下面17a及び両側面17b,17bの全体を化粧面としているが、このような態様に限られない。例えば、化粧スペーサー材17の両側面17b,17bの下端部位のみを化粧面としたり、さらには、下面17aのみを化粧面としてもよい。
また、本実施形態では、化粧スペーサー材17の長さ寸法を、凹溝3の溝長さ寸法と略同長さとした例を示しているが、このような態様に代えて、凹溝3の溝長さ寸法よりも短い寸法とされた複数の化粧スペーサー材17を設けた構成としてもよい。
また、本実施形態では、一対の化粧スペーサー材17,17の幅寸法を互いに略同寸法とした例を示しているが、互いに異なる寸法とされたものとしてもよい。さらには、このように一対の化粧スペーサー材17,17を備えたものに代えて、幅狭レール部材10の幅方向一方側のみに配される化粧スペーサー材17を備えた構成としてもよい。
また、本実施形態では、幅狭レール部材10にランナー8の転動体8a,8aを案内支持する案内片部15,15を設け、幅狭レール部材10を、戸体7を吊下支持する構成とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、幅狭レール部材10のガイド溝11を、下荷重型の戸体7の上端部の係合部8がスライド自在に係合する構成とされたものとしてもよい。この場合は、例えば、幅狭レール部材10に案内片部15,15を設けないようにしてもよく、また、円柱状や突条等とされた戸体7の係合部8をガイド溝11に受け入れてガイドするものとしてもよい。
また、本実施形態では、単一のガイド溝11を設けた幅狭レール部材10を例示しているが、このような態様に限られず、複数本のガイド溝11を設けた複数連レール部材10としてもよい。この場合は、溝幅方向最外方側に位置する両側壁部13,13の両方または一方と凹溝3の内側面との間に化粧スペーサー材17を設けるようにしてもよい。
1 レール装置
10 幅狭レール部材
16 化粧材
17 化粧スペーサー材
17a 下面
17b 側面(凹溝の溝幅方向両側に向く側面)
18 芯材
19 表面仕上シート
2 上枠材
3 凹溝
6 幅広レール部材
W1 凹溝の溝幅寸法(幅広レール部材の凹溝の溝幅方向に沿う方向の寸法)
W2 幅狭レール部材の幅寸法(凹溝の溝幅方向に沿う方向の寸法)

Claims (5)

  1. 幅広レール部材が埋め込まれるように取付可能な凹溝が設けられた上枠材に取り付けられるレール装置であって、
    前記凹溝の溝幅方向に沿う方向の寸法が前記幅広レール部材よりも小とされた幅狭レール部材と、この幅狭レール部材と前記凹溝の内側面との間を塞ぐように配され、少なくとも下面が化粧面とされた化粧スペーサー材と、を備えていることを特徴とするレール装置。
  2. 請求項1において、
    前記化粧スペーサー材は、前記凹溝の溝深さ方向に沿う方向の寸法が該凹溝の溝深さ寸法と同寸法とされていることを特徴とするレール装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記化粧スペーサー材は、前記幅狭レール部材の溝幅方向に沿う方向両側のそれぞれに対状に配されることを特徴とするレール装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記化粧スペーサー材は、前記凹溝の溝幅方向両側に向く両側面の少なくとも下端部位が前記下面と一連状の化粧面とされていることを特徴とするレール装置。
  5. 請求項4において、
    前記化粧スペーサー材は、長手方向に見た外郭形状が矩形状とされた芯材の四周に前記化粧面を構成する表面仕上シートが貼着された化粧材を、前記凹溝の溝深さ方向に沿う方向の中心で二分割して形成されていることを特徴とするレール装置。
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