JP6633951B2 - パネル体におけるエッジ材の位置決め用治具及びエッジ材の取付け方法 - Google Patents

パネル体におけるエッジ材の位置決め用治具及びエッジ材の取付け方法 Download PDF

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Description

本発明は、トイレブース等の仕切り部位に設けられるパネル体におけるエッジ材の位置決め用治具及びエッジ材の取付方法の技術分野に関するものである。
今日、トイレブース等の仕切り部位をパネル体で仕切ることがあるが、このようなパネル体の左右端縁部にエッジ材が取付けられる。このようなエッジ材としては、内エッジをパネル体の端縁にビス止めし、この内エッジに外エッジを無理嵌めする状態で取付け係止するようにしたものが提唱されている(例えば特許文献1参照)。ところがこのものは、内エッジが、パネル体の端縁部に外嵌する脚片を備えた凹陥状になっているため、該内エッジをパネル体に外嵌することで内エッジのパネル体に対する位置決めがなされることとなって、いちいち内エッジのパネル体に対する位置決め作業を必要としないものの、内エッジの脚片がパネル体の表裏面に対して外嵌する構造になるため平滑感が損なわれるという問題がある。
そこで内エッジの幅をパネル体の厚さよりも小さいものとし、この内エッジに、幅をパネル体の厚みと同寸法に設定した外エッジを被せながら無理嵌め嵌合することで組付ける構成にし、これによりエッジ材の幅がパネル体の厚さと同じになるようにして平滑感を発揮するようにしたものが知られている(例えば特許文献2参照)。
特開2015−34413号公報 特開平8−13942号公報
ところが前記エッジ材をパネル体の厚さと同寸法にしたものでは、内エッジをパネル体端縁にビス固定することになるが、このビスが見えないようにするには、外エッジに設けた貫通孔を通してビス固定することが提唱されるが、この場合には貫通孔を塞ぎ部材で塞ぐ必要があり、外観性を損なうだけでなく、塞ぎ部材も必要になって部品点数が増えるという問題がある。
これに対し、予め内エッジをビスを介してパネル体端縁に固定し、しかる後、外エッジを取付けるようにすることが提唱されるが、内エッジの幅がパネル体の厚さよりも小さいものであるため、内エッジをパネル体に対して正確に位置決めした状態で取付けないと、外エッジがパネル体の表裏面に対して凸凹した状態で取付けられて外観性が損なわれ、これがひどいときには組付け不良になってしまうという問題がある。しかしながら内エッジをパネル体端縁に正確に位置決めするため、いちいち定規を当てがう等の作業をすることは煩わしいだけでなく、作業性を損なうという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、パネル体の端縁に、幅が該パネル体の厚さと同寸法のエッジ材を取付けるためのパネル体におけるエッジ材の位置決め用治具であって、エッジ材は、幅がパネル体の厚さよりも小さく、ビスを介してパネル体端縁に取付け固定される内エッジと、幅がパネル体の厚さと同寸法で、幅方向内面が内エッジの幅方向外端に摺接する状態で内エッジに被せながら無理嵌め嵌合させることで内エッジに取付けられる外エッジとを備えて構成されるものであり、位置決め用治具は、幅がパネル体の厚さと同寸法で、幅方向内面が内エッジの幅方向外端に摺接する状態で内エッジに被せるものであり、パネル体端縁に当てがった状態の内エッジに被せた位置決め用治具を、幅方向外端がパネル体の表裏面に面一状になるようパネル体端縁に当てがうことで内エッジのパネル体に対する位置決めがなされるように構成されていることを特徴とするパネル体におけるエッジ材の位置決め用治具である。
請求項2の発明は、位置決め用治具には、位置決めされた内エッジをビス固定するためのビス貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1記載のパネル体におけるエッジ材の位置決め用治具である。
請求項3の発明は、位置決め用治具の幅方向外端面の少なくとも一方の面には、該位置決め用治具をパネル体端縁に当てがった状態でパネル体表裏面の少なくとも一方の面に当接して位置決め用治具の幅方向端面とパネル体の表裏面とが面一になるよう調整するための調整部材が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のパネル体におけるエッジ材の位置決め用治具である。
請求項4の発明は、位置決め用治具は、無理嵌め嵌合部が内エッジ側の無理嵌め嵌合部とは干渉しないよう処理された外エッジであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載のパネル体におけるエッジ材の位置決め用治具である。
請求項5の発明は、パネル体の端縁に、幅が該パネル体の厚さと同寸法のエッジ材を取付けるパネル体におけるエッジ材の取付け方法であって、エッジ材は、幅がパネル体の厚さよりも小さい内エッジを、ビスを介してパネル体端縁に取付け固定した後、該固定された内エッジに、幅がパネル体の厚さと同寸法で、幅方向内面が内エッジの幅方向外端に摺接する外エッジを被せながら無理嵌め嵌合することで該内エッジに外エッジを取付け固定するように構成するにあたり、内エッジをパネル体端縁に当てがった状態で、パネル体の厚さと同寸法の幅を備え、幅方向内面が内エッジの幅方向外端縁に摺接する位置決め用治具を内エッジに被せた状態で、該位置決め用治具の幅方向外端とパネル体の表裏面とを面一状にすることで内エッジのパネル体に対する位置決めをした後、位置決め用治具に設けた貫通孔から挿入したビスを内エッジに螺入して内エッジをパネル体に取付け固定し、しかる後、該取付け固定された内エッジに外エッジを被せながら無理嵌め嵌合するようにして取付けることを特徴とするパネル体におけるエッジ材の取付け方法である。
請求項6の発明は、位置決め用治具の幅方向外端面の少なくとも一方の面にパネル体の表裏面側に向けて設けられた調整部材を、パネル体の表裏面の少なくとも一方の面に当接させることにより内エッジのパネル体に対する位置決めを行うことを特徴とする請求項5記載のパネル体におけるエッジ材の取付け方法である。
請求項1または5の発明とすることにより、エッジ材を、内エッジと外エッジとを備え、内エッジを予めパネル体にビス固定した後、外エッジを内エッジに取付けるように構成されるエッジ材の幅をパネル体の厚さと同寸法にしたものでありながら、内エッジのパネル体端縁に対する位置決めが簡単に行えることになって外観性の優れた精度あるエッジ材の取付けができることになる。
請求項2の発明とすることにより、位置決め用治具で内エッジを位置決めした状態で該内エッジのビス固定ができることになって、作業性が向上する。
請求項3または6の発明とすることにより、内エッジに位置決め用治具を被せた状態で調整部材をパネル体の表裏面に当接することにより簡単に内エッジの位置決めができることになって作業性が向上する。
請求項4の発明とすることにより、外エッジが位置決め用治具として利用できるため、部品の兼用化が図れることになる。
トイレブースの正面図である。 トイレブースの平面図である。 トイレブースの部分水平断面図である。 (A)(B)はドアパネル体と正面パネル体の戸先部位、吊元部位の拡大水平断面図である。 (A)(B)(C)は内エッジの正面図、側面図、平面図である。 (A)(B)(C)は外エッジの正面図、側面図、平面図である。 (A)(B)は位置決め用治具の縦断面図、平面図である。 (A)〜(D)はエッジ材の取付け手順を示す水平断面図である。 (A)〜(D)はエッジ材の取付け手順を示す平面図である。 (A)(B)(C)は第二の実施の形態を示す位置決め用治具の縦断面図、平面図、位置決め状態を示す縦断面図である。 (A)(B)(C)は第三の実施の形態を示す位置決め用治具の縦断面図、平面図、位置決め状態を示す縦断面図である。 (A)(B)(C)は第四の実施の形態を示す位置決め用治具の縦断面図、平面図、位置決め状態を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1はトイレブースであって、該トイレブース1は、T字形に組付けられる仕切りパネル体2および正面パネル体3と、隣接する正面パネル体3間に形成される出入り口Aの開閉をするドアパネル体4を用いて構成されている。そしてドアパネル体4は、図1、2に示す正面図および平面図において、説明上、中央部と右側のものが内開きに構成され、左側のものが外開きに構成されているが、これに限定されるものではなく、全て内開き、外開きとすることができることは勿論であり、またこれらを適宜組合わせたものとしても構成することができる。尚、正面パネル体3との吊元側部位にはヒンジ金具3aが設けられている。
さらに正面パネル体3は床面Fとのあいだに隙間があるが上端部は天井面Hまで至るようになっている。またドアパネル体4は、天井面Hとのあいだに欄間Rスペースが形成されるようになっているが、欄間Rは、本実施の形態では、正面視において左側のものが空間になったオープン仕様(汎用仕様)、中央部のものがドアパネル体と同じ厚さの欄間パネル体5が取付けられたパネル仕様、右側のものがガラス板6等の板材が嵌め込まれた板材仕様になっているが、これに限定されるものでなく、これらの組合わせは自由に設定することができる。
そして、正面パネル体3とドアパネル体4との互いに対向する端縁にそれぞれエッジ材7、8、9、10が取付けられているが、ドアパネル体4の吊元側金具3aが取付けられるエッジ材10以外のエッジ材7、8、9は、共通する形状の内エッジ12、8a、9aに、形状が異なる外エッジ13、8b、9bを外側から被せる状態で無理嵌め嵌合して組付けている。一方、正面パネル体の吊元側エッジ材10は、幅方向(出入り方向)両側部にフォロー部10aが形成され、中央部位が凹溝10bとなっているが、これらエッジ材7、8、9、10の上端部は何れもドアパネル体4の上端部位までの長さであり、具体的には、ドアパネル体4の上端部を開閉自在に支持するべくエッジ材10に取付けられるヒンジ金具3aまでの長さである。そして、ドアパネル体4の吊元側金具7が取付けられるエッジ材10以外のエッジ材7、8、9が本発明方法を実施して取付けられるが、以降、ドアパネル体4の吊元側のエッジ材7の構造、取付け手順について説明をし、残りのエッジ材8、9についての構造、取付け手順については内エッジ8a、9aの形状は共通し、外エッジ8b、9bの形状が異なる以外、同じであるので省略する。
エッジ材7は、ドアパネル体4の吊元端縁4bにビス11を介して取付け固定される内エッジ12と、該内エッジ12に無理嵌め嵌合状に取付けられる外エッジ13とにより構成されるが、内エッジ12は、幅(ドアパネル体4の厚さ方向の幅)がドアパネル体4の厚さよりも小さいものに設定される平板状の本体12aと、該本体12aの幅方向(ドアパネル体4の厚さ方向)両端縁において外側(ドアパネル体4とは反対側)に向けて突出した一対の脚片12bと、該脚片12bよりも幅方向内側に位置して本体12aから外側に向けて突出した一対の係止片12cと、幅方向中央部(ドアパネル体4の厚さ方向中央部)において本体12aが外側に向いて肉厚になっていてビス11を螺入できるビス螺入部12dとを備えて構成されるが、係止片12cには係止凹溝12eが形成されており、この係止片12cと係止凹溝12eにより本発明の内エッジ12側の無理嵌め嵌合部を構成している。尚、ビス螺入部12dに形成されるビス孔12gは本実施の形態では予め形成されているが、ビス螺入時に形成してもよい。またビス螺入部12dには、ドアパネル体4のパネル厚中心となる位置に溝状のマーク12hが形成されている。
一方、外エッジ13は、ドアパネル体4の左右方向外側に向けて円弧状に膨らみ、幅がドアパネル体4の厚みと一致する寸法(同寸法)設定となった本体13aと、該本体13aの幅方向両端縁から内側(ドアパネル体4側)に向けて突出した一対の脚片13bと、該脚片13bよりも幅方向内側に位置して内側に向けて突出した一対の係止受け片13cとを備えて構成される。
さらに外エッジ13は、前記ビス11を介してドアパネル体4の端縁4bに取付けられた内エッジ12に対し、脚片13aの幅方向内面13eが、内エッジ脚片12bの幅方向外端縁12fに摺接する寸法設定になっている。
そしてビス11を介してドアパネル体4の端縁4bに固定した内エッジ12に、外エッジ13を被せるようにして脚片13bの先端13fがドアパネル体4の端縁4bに当接させるべく押しやると、係止受け片13cに設けた係止凸部13dが、内エッジ12の係止片12cに無理嵌め状に嵌合して係止凹溝12eに係止し、これにより外エッジ13の内エッジ12への取付け固定ができるようになっており、この係止受け片13cと係止凸部13dが本発明の外エッジ13側の無理嵌め嵌合部を構成している。
次にこのように内エッジ12に外エッジ13を取付け固定する場合に、内エッジ12のドアパネル体4に対する位置決め固定の手順について説明する。14は位置決め用治具であって、該位置決め用治具14は、本実施の形態では外エッジ13を用いて形成されているが、外エッジ13の係止受け片13cに相当する片14cを幅方向内側に折曲し、これにより位置決め治具14は、外エッジ13の内エッジ12に対する取付け状態と同じ状態にしたときに、片14cが内エッジ12の係止片12cと干渉することがないように設定されている。さらに位置決め用治具14の本体14aには、内エッジ12のビス挿入部12dが臨める(視認できる)ように貫通孔14hが形成されている。尚、本実施の形態では位置決め用治具14は、片14cを折曲したものを用いているが、片14cを切除したもの、あるいは係止凸部14dを切除したもの等、内エッジの係止片12cに干渉しないようにしたものであれば本発明の位置決め用治具として採用することができる。
また位置決め用治具14としては、本実施の形態ではエッジ材7用の外エッジ13を用いて構成しているが、他のエッジ材8、9においても内エッジの形状は同じであるので、これらの外エッジ8b、9bを利用しても実施することができることは言うまでもない。
そして内エッジ12をドアパネル体4の端縁4bに当てがった状態で、位置決め用治具14を内エッジ12に被せ、脚片14bの幅方向内面14eを内エッジ12の幅方向外端12fに摺接させると共に、脚片14bの先端14fをドアパネル体4の端縁4bに当接させた状態で脚片14bの幅方向外端14gがドアパネル体4の表裏面4aと面一状になるよう調整することで内エッジ12のドアパネル体4に対する位置決めができるが、この面一状の確認は、目視する、作業者の指で触診する(図8はこの状態を描いている。)、あるいは板を当てる等して脚片14bの幅方向外端14gがドアパネル体4の表裏面4aと面一状になっているか否かの確認をしてもよく、このように面一状になっていることが確認できたら、貫通孔14hからビス11をビス螺入部12dをめがけて挿入し、該挿入したビス11をビス螺入部12dに螺入する。この場合に、片14cは内エッジの係止片12cに干渉しないので、位置決め用治具14の組込み及び取外しが容易となる。
このようにして内エッジ12のドアパネル体4に対するビス固定が終了した後、位置決め用治具14を取外し、外エッジ13を内エッジ12に無理嵌め嵌合することでエッジ材7のよく位置決めされた組立てが完了する。
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、ドアパネル体4の端縁に、ドアパネル体4の厚さと同寸法のエッジ材7を設けるにあたり、まずドアパネル体4の端縁に、幅がドアパネル体4の厚みよりも小さい内エッジ12をビス11を介して取付け固定し、その後、ドアパネル体7の厚さと同寸法の外エッジを、前記取り付けられた内エッジ12に被せる状態で無理嵌め嵌合して取付けることになるが、この場合、内エッジ12は、位置決め用治具14によりドアパネル体4に対して位置決めされることになる。つまり、位置決め用治具14は、幅がドアパネル体4の厚さと同寸法で、脚片14bの幅方向内面14eが内エッジ12の幅方向外端縁12fに摺接する状態で内エッジ12に被せることになるが、ドアパネル体4の端縁4bに当てがった状態の内エッジ12に被せた位置決め用治具14を、幅方向外端14gがドアパネル体4の表裏面4aに面一状になるようドアパネル体4の端縁4bに当てがい調整をすることで内エッジ12のドアパネル体4に対する位置決めがなされる。この結果、内エッジ12のドアパネル体4に対する位置決めが簡単でありながら正確にできることになる。
そしてこのように正確に位置決めされた内エッジ12に対し、位置決め用治具14に設けた貫通孔14hからビス11を螺入することで、内エッジ12はドアパネル4の端縁4bに位置決めされた状態で取付け固定されることになる。
しかも位置決め用治具14は、係合受け片14cが内エッジ12の係合片12cに干渉しないよう曲げ処理された外エッジ13で形成されているため、部品の兼用化が達成され、部品点数の少ないものとなる。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないものであることは勿論であって、図10に示す第二の実施の形態のようにしても実施することができる。このものは、本実施の形態では用いられていない他のエッジ材の外エッジ15を利用して位置決め用治具15としたものであって、平板状の本体15aの幅方向両端縁に脚片15bが設けられ、該脚片15bの幅方向内面15eが内エッジ12の脚片12bの幅方向外端縁12fに摺接する構成になっている。このものには、本体15aおよび一方の脚片15bの外面にL字形をした調整部材17を設けたものであり、該調整部材17には、脚片15bの先端より長く延出した脚片17aが設けられている。
そしてこのものを用いて内側エッジ12を位置決めするには、内エッジ12をドアパネル体4の端縁に載置し、位置決め用治具15の脚片15bをドアパネル体4の何れか一方の表裏面4aに当てがった状態で、幅方向内面15eを、内エッジ12の幅方向外端縁12fに外嵌するよう当接させることで内エッジ12の位置決めができ、この状態で位置決め用治具15および調整部材17に設けた貫通孔15h、17bからビス11を螺入して内エッジ12をドアパネル体4に固定することで、内エッジ12の正確に位置決めされた固定が簡単にできることになる。
この場合に位置決め治具15は、調整部材脚片17aによるドアパネル体4に対する支持ができるため、脚片15bの先端15fがドアパネル体4の端縁に当接するまで押し込む必要がないから、前記位置決めされた状態で係止受け片15cに設けられる係止凸部15dが内エッジ係止凹溝12eに嵌合係止することがなく、この結果、係止受け片15cを折曲して係止片12cに干渉しないように配慮する必要がない。
さらにこの場合、ドアパネル体4の厚さに誤差がある場合、調整部材17の脚片17aの内面に粘着テープ等の調整材17cを貼着する等することで誤差吸収ができることになって都合が良い。
さらに本発明は、図11に示す第三の実施の形態とすることもできるが、このものでは、外エッジ8bを位置決め用治具16として用いている。そしてこのものでは調整部材18が貫通孔16hにまで至らないものに構成している。このものでは、前記第二の実施の形態と同様、脚片16bから延びる調整部材18をドアパネル体表裏面4aに当接する状態で貫通孔16hからビス11を螺入することで内エッジ12のドアパネル体4に対する位置決め固定ができることになる。
そしてこのものも、第二の実施の形態と同様、脚片16bの先端がドアパネル体4の端縁に当接しない状態での位置決めができ、このため、係止片16cを第一の実施の形態のように折曲するような必要がない。
また本発明は、図12に示す第四の実施の形態のようにしても実施することができる。このものは前記第二の実施の形態の外エッジ15を用いて位置決め用治具を形成しているが、外エッジ15の脚片15bに平板状の調整部材19を固定したものであって、調整部材19をドアパネル体表裏面4aに当接した状態でビス11を貫通孔15hから螺入することで内エッジ12のドアパネル体4への位置決め固定ができることになる。
また、本発明を実施する場合に、位置決め用治具としては、ビスを貫通する貫通孔がないものでも実施することができるが、この場合、エッジ材を取付けるパネル体の端縁を上向きの姿勢にし、位置決め用治具で内エッジの位置決めをした後、位置決め用治具を取外し、しかる後、前記位置決めされた内エッジをビス固定することになる。
本発明は、トイレブース等の仕切り部材を構成するパネル体におけるエッジ材の位置決め用治具及びエッジ材の取付け方法として利用することができる。
1 トイレブース
4 ドアパネル体
4a 表裏面
4b 端縁
7 エッジ材
11 ビス
12 内エッジ
12c 係止片
12e 係止凹溝
12f 幅方向外端縁
13 外エッジ
13b 脚片
13c 係止受け片
13d 係止凸部
13e 幅方向内面
13f 脚片先端
14 位置決め用治具
14b 脚片
14e 幅方向内面
14f 脚片先端
14g 幅方向外端
14h 貫通孔
15、16 位置決め用治具
17、18 調整部材
17b 脚片

Claims (6)

  1. パネル体の端縁に、幅が該パネル体の厚さと同寸法のエッジ材を取付けるためのパネル体におけるエッジ材の位置決め用治具であって、
    エッジ材は、幅がパネル体の厚さよりも小さく、ビスを介してパネル体端縁に取付け固定される内エッジと、幅がパネル体の厚さと同寸法で、幅方向内面が内エッジの幅方向外端に摺接する状態で内エッジに被せながら無理嵌め嵌合させることで内エッジに取付けられる外エッジとを備えて構成されるものであり、
    位置決め用治具は、幅がパネル体の厚さと同寸法で、幅方向内面が内エッジの幅方向外端に摺接する状態で内エッジに被せるものであり、
    パネル体端縁に当てがった状態の内エッジに被せた位置決め用治具を、幅方向外端がパネル体の表裏面に面一状になるようパネル体端縁に当てがうことで内エッジのパネル体に対する位置決めがなされるように構成されていることを特徴とするパネル体におけるエッジ材の位置決め用治具。
  2. 位置決め用治具には、位置決めされた内エッジをビス固定するためのビス貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1記載のパネル体におけるエッジ材の位置決め用治具。
  3. 位置決め用治具の幅方向外端面の少なくとも一方の面には、該位置決め用治具をパネル体端縁に当てがった状態でパネル体表裏面の少なくとも一方の面に当接して位置決め用治具の幅方向端面とパネル体の表裏面とが面一になるよう調整するための調整部材が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のパネル体におけるエッジ材の位置決め用治具。
  4. 位置決め用治具は、無理嵌め嵌合部が内エッジ側の無理嵌め嵌合部とは干渉しないよう処理された外エッジであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載のパネル体におけるエッジ材の位置決め用治具。
  5. パネル体の端縁に、幅が該パネル体の厚さと同寸法のエッジ材を取付けるパネル体におけるエッジ材の取付け方法であって、
    エッジ材は、幅がパネル体の厚さよりも小さい内エッジを、ビスを介してパネル体端縁に取付け固定した後、該固定された内エッジに、幅がパネル体の厚さと同寸法で、幅方向内面が内エッジの幅方向外端に摺接する外エッジを被せながら無理嵌め嵌合することで該内エッジに外エッジを取付け固定するように構成するにあたり、
    内エッジをパネル体端縁に当てがった状態で、パネル体の厚さと同寸法の幅を備え、幅方向内面が内エッジの幅方向外端縁に摺接する位置決め用治具を内エッジに被せた状態で、該位置決め用治具の幅方向外端とパネル体の表裏面とを面一状にすることで内エッジのパネル体に対する位置決めをした後、位置決め用治具に設けた貫通孔から挿入したビスを内エッジに螺入して内エッジをパネル体に取付け固定し、しかる後、該取付け固定された内エッジに外エッジを被せながら無理嵌め嵌合するようにして取付けることを特徴とするパネル体におけるエッジ材の取付け方法。
  6. 位置決め用治具の幅方向外端面の少なくとも一方の面にパネル体の表裏面側に向けて設けられた調整部材を、パネル体の表裏面の少なくとも一方の面に当接させることにより内エッジのパネル体に対する位置決めを行うことを特徴とする請求項5記載のパネル体におけるエッジ材の取付け方法。
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