JP2023051230A - 額縁部材、枠材及び建具の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガイドを用いることなく内装仕上材の切断処理を容易に、かつ見栄え良く行うこと。【解決手段】枠体10を構成する縦枠11の表面に設けられる額縁部材30であって、見付け方向に沿って延在し、かつ壁1の表面1aに設けられた内装仕上材40によって覆われる見付け面30dを有した見付け壁部30aと、見付け壁部30aにおいて枠体10の内周側に位置する縁部から延在し、見付け面30dとの間に入隅を構成する見込み面30eを有した見込み壁部30cとを備え、見付け面30d及び見込み面30eによって構成される入隅部分には、見付け面30dが凹部となるようにガイド溝30fが設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、額縁部材、枠材及び建具の取付構造に関する。
ドア等の室内建具には、壁の開口縁部に沿って設けられる枠材の表面が壁紙等の内装仕上材によって覆われているものがある。この種の建具では、枠材の表面から見切り壁部が突出するように設けられており、この見切り壁部までの表面に内装仕上材が配設されている(例えば、特許文献1参照)。
特願2020-20096号公報
ところで、内装仕上材は、建具の設置現場で壁から突出した部分をカッター等の切断手工具を用いて端部処理するのが一般的である。切断手工具を用いる場合には、切断後の内装仕上材の見栄えが良くなるように、定規等のガイドを用いて切断面が直線状となるようにしている。しかしながら、建具を設置する壁の表面と枠材の見付け面とが入隅となり、しかも壁と見切り壁部との間に十分な作業スペースを確保することができない状況下ではガイドを用いることができず、従って内装仕上材を直線状に切断する作業が困難となる。上述の特許文献1には、見切り壁部の突出縁部を凸状に形成し、切断手工具を凸状部分に支持させた状態で内装仕上材を切断するとの記載がある。しかしながら、見切り壁部の凸状部分に切断手工具を支持させた場合にも、切断中において切断手工具の傾斜角度が一定となるわけではなく、内装仕上材の縁部を直線状に切断する作業は依然として難しい。
本発明は、上記実情に鑑みて、ガイドを用いることなく内装仕上材の切断処理を容易に、かつ見栄え良く行うことのできる額縁部材、枠材及び建具の取付構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る額縁部材は、枠体を構成する枠材の表面に設けられる額縁部材であって、見付け方向に沿って延在し、かつ壁の表面に設けられた内装仕上材によって覆われる被覆面を有した見付け壁部と、前記見付け壁部において前記枠体の内周側に位置する縁部から延在し、前記被覆面との間に入隅を構成する見切り面を有した見切り壁部とを備え、前記被覆面及び前記見切り面によって構成される入隅部分には、前記被覆面が凹部となるようにガイド溝が設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る枠材は、枠体を構成する枠材であって、見付け方向に沿って延在し、かつ壁の表面に設けられた内装仕上材によって覆われる被覆面と、前記被覆面において前記枠体の内周側に位置する縁部から延在する見切り面とを有し、前記被覆面及び前記見切り面によって構成される入隅部分には、前記被覆面が凹部となるようにガイド溝が設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る枠体の取付構造は、上述した被覆面が壁の表面に交差するように前記壁に枠体が設けられ、前記被覆面と前記壁の表面とにわたって内装仕上材が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ガイド溝によってカッター等の切断手工具の刃先が案内されることになるため、内装仕上材を直線に沿って容易に切断することが可能となり、建具の外観品質が損なわれる事態を招来する懸念がなくなる。
本発明の実施の形態1である額縁部材を適用した建具の姿図である。 図1に示した建具の横断面図である。 図1に示した建具の要部を示す拡大横断面図である。 図1に示した建具に適用する額縁部材を示す端面一部拡大図である。 図1に示した建具の額縁部材に対して被覆面を内装仕上材によって覆う手順を示したもので、(a)は被覆面に内装仕上材を配置した状態の要部拡大図、(b)は内装仕上材を介して切断手工具の先端部をガイド溝に配置した状態の要部拡大図、(c)は内装仕上材の端部処理を終了した状態の要部拡大図である。 本発明の実施の形態2である枠材の端面を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る額縁部材、枠材及び建具の取付構造の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下においては便宜上、見込み方向及び見付け方向という用語を用いる場合がある。見込み方向とは、図中の矢印Aで示すように、建具の奥行きに沿った方向である。見込み方向に沿った面については見込み面と称する場合がある。見付け方向とは、上枠等のように水平方向に沿って延在するものの場合、見込み方向に直交した上下に沿う方向である。縦枠等のように上下方向に沿って延在するものの場合には、見込み方向に直交した水平に沿う方向を見付け方向という。見付け方向に沿った面については、見付け面と称する場合がある。
(実施の形態1)
図1、図2は、本発明の実施の形態1である額縁部材を適用した建具を示すものである。ここで例示する建具は、枠体10の内部にドアパネル20を備えた室内用の片開きドアである。本実施の形態1では、互いに平行となるように対向して設けられた壁1の相互間に通路用の空間が構成され、この空間をドアパネル20が仕切るように片開きドアが壁1に取り付けてある。枠体10は、左右の縦枠(枠材)11の間に上枠12を配設することによって構成したものである。左右の縦枠11及び上枠12は、アルミニウム合金等の金属や樹脂によって成形した押し出し形材であり、長手に沿った全長にわたる部分がほぼ同一の断面形状を有するように構成してある。図示の例では、左右の縦枠11がそれぞれ直接壁1の表面1aに取り付けてある。ドアパネル20は、ヒンジ21を介して枠体10に支持してあり、上下に沿ったヒンジ軸を中心として回転することにより、枠体10の開口を開閉することが可能である。本実施の形態1の説明においては便宜上、ドアパネル20によって仕切られる2つの空間をそれぞれa空間、b空間と称し、ドアパネル20がb空間側に開くこととする。図中の符号22は、ドアパネル20の両面に設けたドアハンドルである。以下、縦枠11の構成について詳述し、併せて本願発明の特徴部分について説明する。
枠体10の縦枠11は、図2、図3に示すように、枠本体部11a、額縁装着壁部11b、外周壁部11cが一体に成形してある。枠本体部11aは、見込み方向に沿って上下に延在する薄板状を成すものである。額縁装着壁部11bは、枠本体部11aにおいてa空間側の縁部から見付け方向に沿って上下に延在した薄板状を成すものである。額縁装着壁部11bの内周側となる延在縁部には、b空間に対応する見付け面にシール材装着部11dを介してシール部材15が装着してある。シール部材15は、ドアパネル20が閉じられた場合にドアパネル20の表面に当接することによってドアパネル20と枠体10との間の気密性を確保するものである。外周壁部11cは、額縁装着壁部11bの外周側となる延在縁部から見込み方向に沿ってb空間側に延在した後、内周側に屈曲したもので、枠本体部11a及び額縁装着壁部11bとの間に中空部11eを構成している。中空部11eは、見付け方向の寸法に対して見込み方向の寸法が大きな略長方形の筒状を成すものである。外周壁部11cにおいてa空間側に位置する部分には、係合部11fが設けてある。係合部11fは、外周側に向けて開口した溝状の凹部である。
上述の縦枠11には、額縁装着壁部11bにおいてa空間に臨む見付け面に額縁部材30が装着してある。額縁部材30は、縦枠11と同様、アルミニウム合金等の金属や樹脂によって成形した押し出し形材であり、長手に沿った全長にわたる部分がほぼ同一の断面形状を有するように構成してある。図3、図4に示すように、額縁部材30は、見付け壁部30a、係合壁部30b、見込み壁部(見切り壁部)30cを一体に成形したものである。見付け壁部30aは、均一の板厚を有した平板状を成すもので、長手に沿った寸法が縦枠11とほぼ同じとなるように構成してある。図には明示していないが、見付け壁部30aにおいてa空間に臨む見付け面(被覆面)30dには、後述する壁紙等の内装仕上材40との貼り付け性を向上させるため、ほぼ全面となる範囲に樹脂製のシートが設けてある。係合壁部30bは、見付け壁部30aの外周側となる縁部から見込み方向に沿ってb空間側に延在した後、内周側に向けて屈曲したものである。この係合壁部30bは、見付け壁部30aを縦枠11の見付け面に当接させた場合に、屈曲した部分が係合部11fに係合することにより、縦枠11に対する額縁部材30の相対移動を制限するように機能するため、縦枠11に額縁部材30を装着する作業を効率化することができる。見込み壁部30cは、見付け壁部30aの内周側となる縁部から見込み方向に沿ってa空間側に突出するように設けたものである。本実施の形態1では、見付け壁部30aよりも板厚が大きく、かつ外周側となる見込み面(見切り面)30eが見付け壁部30aの見付け面30dに対して直交する平面となるように見込み壁部30cが形成してある。見込み壁部30cの板厚は、係合壁部30bを係合部11fに係合させた場合に、内周側となる見込み面が、額縁装着壁部11bの内周側縁部と同一の平面上に位置するように設定してある。
図4中に拡大して示すように、額縁部材30には、見付け壁部30aの見付け面30dと見込み壁部30cの見込み面30eとによって構成される入隅部分にガイド溝30fが形成してある。ガイド溝30fは、見付け壁部30aの見付け面30d及び見込み壁部30cの見込み面30eの双方が凹部となるように形成した凹溝状を成すものである。見付け壁部30aにおいてb空間側の見付け面(以下、装着面30gという)は、見込み壁部30c側より係合壁部30b側が凹んだ階段状に形成してある。
上記のように構成した縦枠11及び額縁部材30は、縦枠11に額縁部材30を装着した状態で壁1の表面1aに固定することにより、上枠12とともに片開きドアの枠体10を構成する。縦枠11を壁1に固定する場合には、額縁部材30の見付け面30dが壁1の表面1aに交差するようにしている。図示の例では、額縁部材30の見付け面30dと壁1の表面1aとがほぼ直交しているが、必ずしも直交している必要はない。縦枠11に額縁部材30を装着するには、例えば額縁装着壁部11bと装着面30gとの間を両面テープ等の接着手段で接着すれば良い。このようにすれば、両面テープの板厚が装着面30gによって吸収され、見込み壁部30cが額縁装着壁部11bに当接した状態となり、縦枠11の内周側において額縁部材30との間に隙間が生じることなく連続した状態となる。縦枠11を壁1に固定した後においては、壁1の表面1aに内装仕上材40を貼り付けるとともに、この内装仕上材40の縁部を谷となるように折り曲げて額縁部材30の表面についても内装仕上材40によって覆った状態に仕上げる。これにより、a空間側への縦枠11の露出量が大幅に減少することになり、外観品質を向上させることができるようになる。
ここで、内装仕上材40によって壁1や額縁部材30を覆う作業は、建築現場において実施するものであり、内装仕上材40の寸法も現場合わせとなる。つまり、現場での作業としては、図5(a)に示すように、大きめの寸法を有した内装仕上材40によって壁1から額縁部材30までを覆った後、内装仕上材40を見付け壁部30aの見付け面30dに密着させ、この状態から余った部分をカッター等の切断手工具Cを用いて切断するようにしている。この場合、切断手工具Cによって切断した内装仕上材40の縁部は、a空間側から視認可能となるため、切断手工具Cの刃先を直線に沿って正確に移動させることが、外観品質を維持する上できわめて重要となる。
この点、上述の片開きドアによれば、額縁部材30において見付け壁部30aの見付け面30dと見込み壁部30cの見込み面30eとによって構成される入隅部分にガイド溝30fが設けてある。しかも、ガイド溝30fは、見付け壁部30aの見付け面30dに対して凹部となるものである。さらに、見込み壁部30cの見込み面30eにおいてガイド溝30fよりもa空間側となる部分は、平坦状に構成してある。従って、壁1の表面1aとの間に大きな隙間が確保できない状況下であっても、図5(b)に示すように、壁1の表面1aと見込み壁部30cとの間に切断手工具Cを挿入し、かつ刃先をガイド溝30fに容易に挿入させることが可能となる。内装仕上材40を介して切断手工具Cの刃先をガイド溝30fに挿入すれば、切断手工具Cを額縁部材30の長手に沿って移動させる際にも刃先がガイド溝30fを乗り越えて外周側に移動する事態を防止することが可能となる。これにより、額縁部材30の見込み壁部30cと壁1の表面1aとの隙間が小さく、定規等のガイドを用いることが困難な場合であっても、内装仕上材40を直線に沿って容易に切断することが可能となり、片開きドアの外観品質が損なわれる事態を招来することがない。加えて、ガイド溝30fとして見込み壁部30cの見込み面30eにおいても凹部となるように形成したものを適用している。このため、図5(c)に示すように、切断手工具Cによって押しつけられながら切断された内装仕上材40の端縁部は、ガイド溝30fの内部に収容された状態に維持され、外部に露出することがなく、経年によって捲れ上がる等の事態が生じるおそれもない。また、内装仕上材40を貼り付ける際に余剰となった糊材が端縁部から外部に押し出されたとしても、ガイド溝30fの内部に収容されるため、糊材によって内装仕上材40が汚損される懸念もない。
なお、上述した実施の形態1では、額縁部材30の見付け壁部30aにおいて縦枠11の表面である額縁装着壁部11bに対向する部分に凹んだ装着面30gを設けるようにしているが、必ずしも装着面30gを設ける必要はない。また、縦枠11の表面に別体の額縁部材30を設け、この額縁部材30を内装仕上材40によって覆うように構成した片開きドアを例示しているが、図6に示す実施の形態2のように、縦枠11を直接内装仕上材40によって覆うように片開きドア(建具)を構成することも可能である。
(実施の形態2)
図6は、実施の形態2である枠材を示したものである。ここで例示する枠材は、実施の形態1で示した室内用の片開きドアと同様の建具に適用する枠体の縦枠51として用いるものである。実施の形態2の縦枠51は、アルミニウム合金等の金属や樹脂によって成形した押し出し形材であり、長手に沿った全長にわたる部分がほぼ同一の断面形状を有するように構成してある。図示の例では、枠本体部51a、見付け壁部51b、外周壁部51c及び見込み壁部(見切り壁部)51dを一体に成形した縦枠51を例示している。枠本体部51aは、見込み方向に沿って上下に延在する薄板状を成すものである。見付け壁部51bは、枠本体部51aにおいてa空間側の縁部から見付け方向に沿って上下に延在した薄板状を成すものである。見付け壁部51bの内周側となる延在縁部には、b空間に対応する見付け面にシール材装着部51eが設けてある。図には明示していないが、見付け壁部51bにおいてa空間に臨む見付け面(被覆面)51fには、実施の形態1と同様、壁紙等の内装仕上材との貼り付け性を向上させるため、ほぼ全面となる範囲に樹脂製のシートが設けてある。外周壁部51cは、見付け壁部51bの外周側となる延在縁部から見付け方向に沿ってb空間側に延在した後、内周側に屈曲したもので、枠本体部51a及び見付け壁部51bとの間に中空部51gを構成している。中空部51gは、見付け方向の寸法に対して見付け方向の寸法が大きな長方形の筒状を成すものである。見込み壁部51dは、見付け壁部51bの内周側となる縁部から見込み方向に沿ってa空間側に突出するように設けたものである。見込み壁部51dは、見付け壁部51bよりも板厚が大きく、かつ外周側となる見込み面(見切り面)51hが見付け壁部51bの見付け面51fに対して直交する平面となるように形成してある。
また、実施の形態2の縦枠51には、見付け壁部51bの見付け面51fと見込み壁部51dの見込み面51hとによって構成される入隅部分にガイド溝51iが形成してある。ガイド溝51iは、見付け壁部51bの見付け面51f及び見込み壁部51dの見込み面51hの双方が凹部となるように形成した凹溝状を成すものである。
上記のように構成した縦枠51は、実施の形態1と同様、壁の表面に固定することにより、図示せぬ上枠とともに片開きドアの枠体を構成する。縦枠51を壁に固定する場合には、見付け壁部51bの見付け面51fが壁の表面に交差するようにしている。見付け壁部51bの見付け面51fと壁の表面とは、直交していても良いし、その他の角度で交差していても構わない。縦枠51を壁に固定した後においては、壁の表面に内装仕上材を貼り付けるとともに、内装仕上材の縁部を折り曲げて見付け壁部51bの表面についても内装仕上材によって覆った状態に仕上げれば、a空間側への縦枠51の露出量が大幅に減少することになり、外観品質を向上させることができるようになる。
また、上述の縦枠51を適用した片開きドアによれば、見付け壁部51bの見付け面51fと見込み壁部51dの見込み面51hとによって構成される入隅部分にガイド溝51iが設けてある。しかも、ガイド溝51iは、見付け壁部51bの見付け面51fに対して凹部となるものである。さらに、見込み壁部51dの見込み面51hにおいてガイド溝51iよりもa空間側となる部分は、平坦状に構成してある。従って、実施の形態1と同様、壁の表面との間に大きな隙間が確保できない状況下であっても、壁の表面と見込み壁部51dとの間に切断手工具を挿入し、かつ刃先を容易にガイド溝51iに挿入させることが可能となる。その後、切断手工具Cを縦枠51の長手に沿って移動させれば、定規等のガイドを用いることが困難な場合であっても、内装仕上材を直線に沿って容易に切断することが可能となり、片開きドアの外観品質が損なわれる事態を招来することがない。切断後の内装仕上材の端縁部や余剰となった糊材をガイド溝51iの内部に収容することができるのも実施の形態1と同様である。
なお、上述した実施の形態1では、片開きドアの縦枠11を覆う額縁部材30について例示し、実施の形態2では、片開きドアの縦枠51について例示しているが、必ずしも額縁部材30が縦枠11に設けられるものである必要はなく、また枠体の縦枠51を構成する枠材である必要もない。また建具は片開きドアでなくとも良い。また、建具の設置場所として互いに対向する壁1の相互間を例示しているが、本発明はこれに限定されず、例えば、実施の形態1において一方の壁1が額縁部材30の見付け面30dに沿って延在していても構わない。
また、上述した実施の形態1及び実施の形態2では、見切り面として見付け面30d,51fに直交するものを例示しているが、必ずしもこれに限定されず、見切り面が見付け面30d,51fに対して多少傾斜していても構わない。さらに、板状を成す見込み壁部30c,51dに見切り面を設けるようにしているが、見切り面を設ける箇所が板状を成している必要もない。
以上のように、本発明に係る額縁部材は、枠体を構成する枠材の表面に設けられる額縁部材であって、見付け方向に沿って延在し、かつ壁の表面に設けられた内装仕上材によって覆われる被覆面を有した見付け壁部と、前記見付け壁部において前記枠体の内周側に位置する縁部から延在し、前記被覆面との間に入隅を構成する見切り面を有した見切り壁部とを備え、前記被覆面及び前記見切り面によって構成される入隅部分には、前記被覆面が凹部となるようにガイド溝が設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、定規等のガイドを用いずとも、ガイド溝によってカッター等の切断手工具の刃先が案内されることになるため、内装仕上材を直線に沿って容易に切断することが可能となり、建具の外観品質が損なわれる事態を招来する懸念がなくなる。
また本発明は、上述した額縁部材において、前記ガイド溝は、前記見切り面に対しても凹部となるように設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、切断処理した内装仕上材の端縁部をガイド溝の内部に収容した状態に維持することができ、捲れ上がる等の事態を防止することが可能となる。
また、本発明に係る枠材は、枠体を構成する枠材であって、見付け方向に沿って延在し、かつ壁の表面に設けられた内装仕上材によって覆われる被覆面と、前記被覆面において前記枠体の内周側に位置する縁部から延在する見切り面とを有し、前記被覆面及び前記見切り面によって構成される入隅部分には、前記被覆面が凹部となるようにガイド溝が設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、定規等のガイドを用いずとも、ガイド溝によってカッター等の切断手工具の刃先が案内されることになるため、内装仕上材を直線に沿って容易に切断することが可能となり、建具の外観品質が損なわれる事態を招来する懸念がなくなる。
また本発明は、上述した枠材において、前記ガイド溝は、前記見切り面に対しても凹部となるように設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、切断処理した内装仕上材の端縁部をガイド溝の内部に収容した状態に維持することができ、捲れ上がる等の事態を防止することが可能となる。
また本発明に係る建具の取付構造は、上述した被覆面が壁の表面に交差するように前記壁に枠体が設けられ、前記被覆面と前記壁の表面とにわたって内装仕上材が設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、定規等のガイドを用いずとも、ガイド溝によってカッター等の切断手工具の刃先が案内されることになるため、内装仕上材を直線に沿って容易に切断することが可能となり、外観品質が損なわれる事態を招来する懸念がなくなる。
1 壁、1a 表面、10 枠体、11 縦枠、30 額縁部材、30a,51b 見付け壁部、30c,51d 見込み壁部、30d,51f 見付け面、30e,51h 見込み面、30f,51i ガイド溝、40 内装仕上材

Claims (5)

  1. 枠体を構成する枠材の表面に設けられる額縁部材であって、
    見付け方向に沿って延在し、かつ壁の表面に設けられた内装仕上材によって覆われる被覆面を有した見付け壁部と、
    前記見付け壁部において前記枠体の内周側に位置する縁部から延在し、前記被覆面との間に入隅を構成する見切り面を有した見切り壁部と
    を備え、前記被覆面及び前記見切り面によって構成される入隅部分には、前記被覆面が凹部となるようにガイド溝が設けられていることを特徴とする額縁部材。
  2. 前記ガイド溝は、前記見切り面に対しても凹部となるように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の額縁部材。
  3. 枠体を構成する枠材であって、
    見付け方向に沿って延在し、かつ壁の表面に設けられた内装仕上材によって覆われる被覆面と、
    前記被覆面において前記枠体の内周側に位置する縁部から延在する見切り面とを有し、
    前記被覆面及び前記見切り面によって構成される入隅部分には、前記被覆面が凹部となるようにガイド溝が設けられていることを特徴とする枠材。
  4. 前記ガイド溝は、前記見切り面に対しても凹部となるように設けられていることを特徴とする請求項3に記載の枠材。
  5. 請求項1~請求項4のいずれか一つに記載された被覆面が壁の表面に交差するように前記壁に枠体が設けられ、前記被覆面と前記壁の表面とにわたって内装仕上材が設けられていることを特徴とする建具の取付構造。
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