JP2016190022A5 - 生体情報計測装置、生体情報計測方法及び生体情報計測プログラム - Google Patents

Description

本発明の実施形態は、生体情報計測装置、生体情報計測方法及び生体情報計測プログラムに関する。

本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、人体の血圧変動を、簡便に、非接触的に測定することが可能な、生体情報計測装置、生体情報計測方法及び生体情報計測プログラムを提供することを課題とする。

実施形態に係る生体情報計測装置は、算出部と、計測部とを備える。算出部は、対象者の所定の部位の映像信号の輝度情報から抽出される映像脈波と、同一時間の前記所定の部位以外の部位の前記映像信号の輝度情報から抽出される映像脈波との差分を算出する。計測部は、前記算出部で算出された前記差分に基づいて、前記対象者の血圧の変動を計測し、各前記脈波映像が抽出された部位の組み合わせに応じて計測処理を変化させる。

Claims (13)

1. 対象者の所定の部位の映像信号の輝度情報から抽出される映像脈波と、同一時間の前記所定の部位以外の部位の前記映像信号の輝度情報から抽出される映像脈波との差分を算出する算出部と、
   前記算出部で算出された前記差分に基づいて、前記対象者の血圧の変動を計測する計測部と、を備え、
   前記計測部は、
   各前記脈波映像が抽出された部位の組み合わせに応じて計測処理を変化させる、
   生体情報計測装置。
2. 前記各脈波映像が抽出される部位は、末梢血管抵抗の影響を受ける部位同士、末梢血管抵抗の影響を受けない部位同士、末梢血管抵抗の影響を受ける部位と末梢血管抵抗の影響を受けない部位との組み合わせ、のいずれかである、
   請求項１に記載の生体情報計測装置。
3. 前記算出部は、算出された前記差分から、脈波伝播時間、及び、瞬時位相差のうち少なくとも１つを算出し、
   前記計測処理は、
   前記脈波伝搬時間、及び、瞬時位相差のうち少なくとも１つと、血圧変動の相関とが、正の相関関係、負の相関関係のいずれかに基づき処理を行う、
   請求項１又は２に記載の生体情報計測装置。
4. 前記計測処理は、
   各映像脈波を取得した前記所定の部位、及び、前記所定の部位以外の部位が、末梢血管抵抗の影響を受ける部位と、末梢血管抵抗の影響を受けない部位とであった場合には正の相関関係に基づき血圧の変動を計測し、
   各映像脈波を取得した前記所定の部位、及び、前記所定の部位以外の部位が、共に末梢血管抵抗の影響を受ける部位であった場合、又は、共に末梢血管抵抗の影響を受けない部位であった場合には、負の相関関係に基づき血圧の変動を計測する計測処理を行う、
   請求項３に記載の生体情報計測装置。
5. 前記映像脈波を抽出した各部位が前記対象者のどの部位であるか判定する抽出部を更に備え、
   前記計測部は、前記抽出部の判定に基づいて、前記計測処理を選択する、
   請求項１〜４のいずれか１項に記載の生体情報計測装置。
6. 前記対象者の所定の部位の映像信号を動画像として取得する映像取得装置と、
   前記映像脈波の値を種々の色相の変化で示した色相動画像を前記算出部で生成し、生成した前記色相動画像を前記対象者の前記動画像に重畳させ、且つ、随時更新して表示する出力部を更に備える、
   請求項１〜５のいずれか１項に記載の生体情報計測装置。
7. 前記算出部は、
   前記所定の部位に、関心領域を設定し、設定された前記関心領域をモザイク状に分割設定を行い、分割後の各領域の輝度平均を用いて前記映像脈波の解析を行い、
   前記モザイク状の各領域における映像信号の輝度情報を色相変化で示した前記色相動画像を生成する、
   請求項６に記載の生体情報計測装置。
8. 前記算出部は、
   前記各領域に心拍の周波数成分が含まれているか否かを判定することにより、前記映像信号の脈波情報が含まれているかを判定する、
   請求項７に記載の生体情報計測装置。
9. 前記算出部は、算出された前記差分から、脈波伝播時間差、及び、瞬時位相差のうち少なくとも１つを算出し、
   前記計測部は、前記脈波伝播時間差、及び、前記瞬時位相差映像信号のうち少なくとも１つから、前記対象者の前記血圧の変動を計測し、
   前記脈波伝播時間差は、前記所定の部位の前記映像脈波の波形の特徴点と、前記所定の部位以外の部位の前記映像脈波の波形の特徴点との時間差から算出され、
   前記瞬時位相差は、前記所定の部位の前記映像脈波の及び前記所定の部位以外の部位の前記映像脈波の位相差から算出される、
   請求項１〜８のいずれか１項に記載の生体情報計測装置
10. 前記算出部は、
    前記対象者が所定の行為を行う前の前記対象者の血流に関する第１血行情報を算出し、
    前記対象者が所定の行為を行った後の前記対象者の血流に関する第２血行情報を算出し、
    前記第１血行情報と前記第２血行情報との差分を算出する、
    請求項１〜９のいずれか一項に記載の生体情報計測装置。
11. 前記対象者の所定の部位の映像信号を取得する映像取得装置と、
    算出された前記第１血行情報と前記第２血行情報との差分を色相の変化で示した色相画像を前記算出部で生成し、生成した前記色相画像を前記対象者の前記画像に重畳させ、表示する出力部と、を更に備える、
    請求項１０に記載の生体情報計測装置。
12. 対象者の所定の部位の映像信号の輝度情報から抽出される映像脈波と、同一時間の前記所定の部位以外の部位の前記映像信号の輝度情報から抽出される映像脈波との差分を算出する算出工程と、
    前記算出部で算出された前記差分に基づいて、前記対象者の血圧の変動を計測する計測工程と、を含み、
    前記計測工程は、
    各前記脈波映像が抽出された各部位の組み合わせに応じて計測処理を変化させる、
    生体情報計測方法。
13. 生体情報計測装置が実行する生体情報計測プログラムであって、
    対象者の所定の部位の映像信号の輝度情報から抽出される映像脈波と、同一時間の前記所定の部位以外の部位の前記映像信号の輝度情報から抽出される映像脈波との差分を算出するステップと、
    各前記脈波映像が抽出された各部位の組み合わせに応じて計測処理を変化させるステップと、
    前記差分を前記計測処理により処理することで、前記対象者の血圧の変動を計測するステップと、を前記生体情報計測装置に実行させるための生体情報計測プログラム。