JP2018533381A5

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Publication number: JP2018533381A5
Application number: JP2018501926A
Authority: JP
Filing date: 2016-07-15
Publication date: 2019-08-22
Anticipated expiration: 2036-07-15

Claims

患者の脈管内に導入するための大きさ及び形状とされた少なくとも１つの圧力感知器具と、
前記少なくとも１つの圧力感知器具と通信状態にある処理ユニットとを備える、脈管内システムであって、
前記処理ユニットは、
前記少なくとも１つの圧力感知器具が、脈管の狭窄の近位側の位置に脈管内で位置付けられている間に、前記少なくとも１つの圧力感知器具から、前記患者の少なくとも１回の心周期にわたる近位側圧力測定値を取得し、
前記少なくとも１つの圧力感知器具が、脈管の狭窄の遠位側の位置に脈管内で位置付けられている間に、前記少なくとも１つの圧力感知器具から、前記患者の前記少なくとも１回の心周期にわたる遠位側圧力測定値を取得し、
近位側圧力測定値又は遠位側圧力測定値の少なくとも１つに関連する勾配の符号の変化を特定することにより、前記患者の心周期内で診断ウィンドウを選択し、前記診断ウィンドウは前記患者の心周期の一部分のみを包含し、
前記診断ウィンドウ中に取得された前記遠位側圧力測定値と、前記診断ウィンドウ中に取得された前記近位側圧力測定値との間の圧力比を計算し、
計算された前記圧力比を、前記処理ユニットと通信状態にある表示装置に出力する、
脈管内システム。
前記処理ユニットは、更に、心周期内の複数の時間期間にわたって前記勾配を計算する、請求項１に記載の脈管内システム。
前記処理ユニットは、更に、さらなる心周期の複数の時間期間にわたる勾配を計算し、前記さらなる心周期の時間期間は、心周期の時間期間とは異なる継続時間を有する、請求項２に記載の脈管内システム。
前記時間期間の継続時間は、１つ又は複数の先行する心周期中の時間期間の継続時間に基づく、請求項２に記載の脈管内システム。
連続した時間期間は、少なくとも部分的に時間的に重なり合う、請求項２に記載の脈管内システム。
連続した時間期間の開始点は、前記少なくとも１つの圧力感知器具の獲得レートに基づいてオフセットされる。請求項２に記載の脈管内システム。
前記処理ユニットは、更に、複数の時間期間にわたる前記勾配の計算に基づいて、前記勾配の符号の変化を特定する、請求項２に記載の脈管内システム。
前記処理ユニットは、更に、前記勾配の符号の変化に基づいて、
最小圧力測定値、ピーク圧力測定値、心周期の始まり、心周期の終わり、収縮期の始まり、弛緩期の終わり、診断ウィンドウの開始点、又は診断ウィンドウの終了点、
のうちの少なくとも１つを判定する、請求項７に記載の脈管内システム。
前記処理ユニットは、前記勾配の符号の変化に基づいて診断ウィンドウの開始点を判定し、前記診断ウィンドウの開始点は、前記勾配の符号の変化からオフセットされる、請求項７に記載の脈管内システム。
前記処理ユニットは、前記勾配の符号の変化に基づいてピーク圧力測定値を判定し、前記ピーク圧力測定値は、前記勾配の符号の変化をもたらす勾配波形の値からオフセットされる、請求項７に記載の脈管内システム。
前記処理ユニットは、前記勾配の符号の変化に基づいてピーク圧力測定値を判定し、前記ピーク圧力測定値に基づいて診断ウィンドウの開始点を判定し、前記診断ウィンドウの開始点は、前記ピーク圧力測定値からオフセットされる、請求項７に記載の脈管内システム。
前記処理ユニットは、前記勾配の符号の変化に基づいてピーク圧力測定値を判定し、更に、前記ピーク圧力測定値の後に発生する最大の負の勾配を判定する、請求項７に記載の脈管内システム。
前記処理ユニットは、更に、前記最大の負の勾配に基づいて診断ウィンドウの開始点を判定する、請求項１２に記載の脈管内システム。
前記診断ウィンドウの開始点は、前記最大の負の勾配からオフセットされる、請求項１３に記載の脈管内システム。
患者の脈管を評価する方法であって、前記方法は、
患者の脈管内に導入するための大きさ及び形状とされた少なくとも１つの圧力感知器具と通信状態にある処理ユニットで、脈管の狭窄の近位側の位置において、前記患者の少なくとも１回の心周期にわたる近位側圧力測定値を受け取るステップと、
前記処理ユニットで、脈管の狭窄の遠位側の位置において、前記患者の前記少なくとも１回の心周期にわたる遠位側圧力測定値を受け取るステップと、
前記処理ユニットを使用して、前記近位側圧力測定値又は遠位側圧力測定値の少なくとも１つに関連する勾配の符号の変化を特定することにより、前記患者の心周期内で診断ウィンドウを選択するステップであって、前記診断ウィンドウは前記患者の心周期の一部分のみを包含する、ステップと、
前記処理ユニットを使用して、前記診断ウィンドウ中に取得された前記遠位側圧力測定値と、前記診断ウィンドウ中に取得された前記近位側圧力測定値との間の圧力比を計算するステップと、
前記処理ユニットを使用して、計算された前記圧力比を、前記処理ユニットと通信状態にある表示装置に出力するステップとを含む、方法。