JP2016187580A - 浴室 - Google Patents

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安彦 泉谷
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Toshiaki Kawame
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Abstract

【課題】様々なシーンに対応可能な手摺あるいはシャワー装置としても利用可能な手摺を備えた浴室を提供することを目的とする。【解決手段】浴槽と洗い場とが互いに並べて設置され周囲を壁面で囲まれてなる浴室であって、把持可能な太さを有し浴槽の洗い場の側のリムの上方に上下方向に立設された管と、管の途中に設けられシャワーヘッドを保持可能な第1のシャワーフックと、を備え、シャワーヘッドに接続されたシャワーホースを挿通可能な中空部を内部に有する中空管とされてなり、中空管は、その途中に開口部を有し、シャワーヘッドが引き出されるとシャワーホースが開口部から繰り出し可能とされてなる。【選択図】図1

Description

本発明の態様は、一般的に、浴室に関する。
浴室の使用者は、洗い場と浴槽との間を移動する際に、あるいは洗い場や浴槽内で座っている状態から立ち上がる際に、浴室や浴槽に設けられた手摺を利用することが多い。しかし、一般的な浴室では、浴室の壁面や浴槽の内部に手摺が設置されているため、複数の箇所に手摺を設置する必要がある。そのため、コストアップにつながったり、浴室内が雑然とした感じになるという問題がある。また、手摺が浴室の壁面に設置されている場合には、壁面の掃除が煩雑となったり、壁面の掃除を行い難いという問題がある。
これに対して、浴槽の長手方向の中央部に上下に延びる縦手摺が配置された浴室がある(特許文献1)。また、浴室の洗い場に洗い場の床から細長く起立する形態のタワー式水栓装置が設置された浴室内設備がある(特許文献2)。特許文献2に記載されたタワー式水栓装置におけるタワー本体は、少なくとも一部が手摺りとして構成してある。
しかし、特許文献1には、シャワーについての開示がない。また、特許文献2に記載された浴室内設備では、手摺りが洗い場の中央に設置されている。そのため、浴槽と、手摺りおよびシャワーと、の距離が遠く、手摺りが洗い場と浴槽との間の移動行為の補助とはならない。また、シャワーホースが手摺りから露出しているため、使用者が手摺りを掴むときにシャワーホースが邪魔となるという問題がある。そのため、使用者が手摺りを掴み難いという問題がある。
特開2001−292923号公報 特開2002−58609号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、様々なシーンに対応可能な手摺あるいはシャワー装置としても利用可能な手摺を備えた浴室を提供することを目的とする。
第1の発明は、浴槽と洗い場とが互いに並べて設置され周囲を壁面で囲まれてなる浴室であって、把持可能な太さを有し前記浴槽の前記洗い場の側のリムの上方に上下方向に立設された管と、前記管の途中に設けられシャワーヘッドを保持可能な第1のシャワーフックと、を備え、前記管は、前記シャワーヘッドに接続されたシャワーホースを挿通可能な中空部を内部に有する中空管とされてなり、前記中空管は、その途中に開口部を有し、前記シャワーヘッドが引き出されると前記シャワーホースが前記開口部から繰り出し可能とされてなることを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、シャワーヘッドを保持可能な管が浴槽の洗い場の側のリムの上方に立設されているため、使用者は、洗い場を広く使うことができる。そのため、使用者は、より広い空間においてシャワーを用いることで快適に身体を洗うことができる。また、使用者は、浴槽に漬かりながらシャワーを使用することもできる。
さらに、使用者は、洗い場と浴槽との間を移動する際に、あるいは洗い場や浴槽内で座っている状態から立ち上がる際に、管を手摺として利用することができる。このように、使用者は、様々なシーンにおいて管を手摺として利用することができる。そのため、浴室内に複数の手摺を設ける必要がなく、浴室内が雑然とした感じになることを抑えることができたり、コスト低減を図ることができる。
さらに、この浴室によれば、シャワーホースが開口部から管の内部へ挿通されているため、使用者は、シャワーホースを洗い場に垂らすことなく管の内部に収めることができる。そのため、浴室の見栄えをより良くすることができる。また、シャワーホースから滴る水が浴槽の中に落ちることを抑えることができる。そのため、使用者は、快適に浴槽に漬かることができる。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記第1のシャワーフックは、前記開口部を有し、前記シャワーヘッドを前記開口部に装着可能とされてなることを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、第1のシャワーフックおよび管の内部にシャワーホースを完全に隠すことができるため、浴室のデザイン性を向上させることができる。
また、第3の発明は、第2の発明において、前記第1のシャワーフックは、前記管が途中で前記上下方向に対して横方向へ分岐した分岐部を有し、前記開口部は、前記分岐部の先端に設けられたことを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、管が途中で横方向へ分岐された分岐部の先端に開口部が設けられているため、使用者は、シャワーヘッドを第1のシャワーフックに容易に装着することができる。また、使用者が手を掛けることができるような形状を分岐部が有する場合には、管の表面を加工しなくとも使用者の手が掛かる部位を管に形成することができる。
また、第4の発明は、第3の発明において、前記分岐部の外形の太さは、前記シャワーヘッドの外形の太さと同一であることを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、分岐部の外形の太さがシャワーヘッドの外形の太さと同一であるため、浴室のデザイン性を向上させることができる。
また、第5の発明は、第1〜第4のいずれか1つの発明において、前記開口部よりも上方における前記管に設けられ、前記シャワーヘッドを保持可能とし前記上下方向に移動可能な第2のシャワーフックをさらに備えたことを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、使用者は、シャワーヘッド第2のシャワーフックに保持させることで、シャワーヘッドを好みの位置に固定してシャワーを使用し快適に身体を洗うことができる。
また、第6の発明は、第1の発明において、前記リムの下方に設けられて前記シャワーホースの基端部と接続され、前記シャワーホースへ供給する水の給水量および温度の少なくともいずれかを調整する水栓装置と、前記浴槽と前記洗い場とのあいだに設けられ前記浴槽の側面を覆うエプロンと、をさらに備え、前記管は、前記リムの上面に立設され、前記シャワーホースの余剰部分を収納する収納部が前記エプロンからみて前記洗い場の側とは反対側に形成されたことを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、水栓装置とシャワーヘッドとの間の距離をより短くし、シャワーホースの長さをより短くすることができる。そのため、より早いうちにシャワーヘッドから適温の湯を吐水させることができる。また、シャワーホースをエプロンの裏側に隠すことができるため、シャワーホースが邪魔にならず、また浴室のデザイン性を向上させることができる。さらに、水栓装置の点検者は、エプロンを取り外すことで容易に水栓装置の点検を行うことができる。
また、第7の発明は、第6の発明において、前記管および前記水栓装置が設置された前記リムの部位の長手方向の両側における前記リムの部位の幅は、前記管および前記水栓装置が設置された前記リムの部位の幅よりも短いことを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、浴槽に出入りするリムの部位の幅は、管および水栓装置が設置されたリムの部位の幅よりも短い。そのため、使用者は、浴槽への出入りを楽に行うことができる。
本発明の態様によれば、様々なシーンに対応可能な手摺あるいはシャワー装置としても利用可能な手摺を備えた浴室が提供される。
本発明の実施の形態にかかる浴室を表す斜視模式図である。 本実施形態の管およびシャワーヘッドを表す拡大模式図である。 本実施形態の管が手摺として使用される状態を説明する斜視模式図である。 本実施形態にかかる浴室を斜め上方から眺めた斜視模式図である。 本実施形態にかかる浴室を表す断面模式図である。 本実施形態にかかる浴室を表す断面模式図である。 本実施形態にかかる浴室を表す断面模式図である。 本実施形態にかかる浴室を表す断面模式図である。 シャワーホースが開口部から繰り出した状態を例示する斜視模式図である。 本実施形態の第2のシャワーフックを拡大して眺めた斜視模式図である。 本実施形態の第2のシャワーフックにシャワーヘッドが保持された状態を例示する斜視模式図である。 本実施形態にかかる浴室を斜め上方から眺めた斜視模式図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる浴室を表す斜視模式図である。
また、図2は、本実施形態の管およびシャワーヘッドを表す拡大模式図である。
本実施形態にかかる浴室10は、浴槽110と、洗い場210と、第1の壁面410と、第2の壁面420と、第3の壁面430と、天井440と、を備える。浴槽110と洗い場210とは、互いに並べて設置されている。洗い場210と浴槽110との間には、エプロン150が設けられている。エプロン150は、浴槽110の側面を覆っている。つまり、エプロン150は、洗い場210と浴槽110との間に形成される開口を塞ぐように取り付けられている。
図2に表したように、浴槽110は、第1のリム111と、第2のリム112と、第3のリム113と、を有する。第1のリム111は、洗い場210の側に形成されている。第3のリム113は、洗い場210の側とは反対の側に形成されている。第2のリム112は、第1のリム111および第3のリム113に隣接し、第2の壁面420の側に形成されている。
第1の壁面410と、第2の壁面420と、第3の壁面430と、は、浴槽110および洗い場210の周囲に設置されている。具体的には、第1の壁面410は、浴槽110の洗い場210の側の側面と対向して設置されている。言い換えれば、第1の壁面410は、エプロン150と対向して設置されている。第3の壁面430は、第1の壁面410と対向して設置されている。第2の壁面420は、第1の壁面410および第3の壁面430と隣接し、浴槽110の第2のリム112に沿って設置されている。
本実施形態では、洗い場210と一体成形された床壁面が洗い場210の周囲に設けられている。すなわち、本実施形態では、第1の壁面410は、第1の床壁面211と、第1の床壁面211の上に立設された第1の浴室壁面411と、を有する。第2の壁面420は、第2の床壁面212と、第2の床壁面212の上に立設された第2の浴室壁面421と、を有する。但し、第1の壁面410および第2の壁面420の設置形態は、これだけに限定されるわけではない。例えば、第1の床壁面211および第2の床壁面212が設けられず、第1の壁面410(第1の浴室壁面411)および第2の壁面420(第2の浴室壁面421)が洗い場210の周縁部から上方へ立設されていてもよい。
また、第1のリム111の上方には、上下方向に立設された管310が設置されている。ここで、本願明細書においては、洗い場210に立ったあるいは座った使用者からみて上方を「上方」とし、洗い場210に立ったあるいは座った使用者からみて下方を「下方」とする。具体的には、管310の下端部は、第1のリム111の上面に接続され固定されている。一方、管310の上端部は、浴室10の天井440に接続され固定されている。但し、管310の下端部は、第1のリム111の上面に固定されていることだけに限定されず、例えば第2の壁面420やエプロン150の裏側(洗い場210とは反対の側)に設けられた図示しない部材などに固定されていてもよい。
図1および図2に表したように、管310は、例えば縦長の柱形状を呈し、第1のリム111の上方において上下方向に延在している。なお、本願明細書において「上下方向」という範囲には、鉛直方向だけに限定されず、第1のリム111の上方において立設可能あるいは延在可能な程度の方向が含まれるものとする。
管310の途中すなわち管310の下端部と上端部との間には、第1のシャワーフック320が設けられている。図2に表したように、第1のシャワーフック320は、シャワーヘッド330を保持することができる。第1のシャワーフック320は、管310が途中で上下方向に対して横方向へ分岐した分岐部を有する。管310の外形の太さ(例えば外径)D1は、管310が分岐された部分(分岐部)すなわち第1のシャワーフック320がシャワーヘッド330を保持する部分の外形の太さ(例えば外径)D2と略同一である。また、管310の分岐部の外形の太さ(例えば外径)D2は、シャワーヘッド330の外形の太さ(例えば外径)D3と略同一である。このように、管310の外形の太さD1と、管310の分岐部の外形の太さD2と、シャワーヘッド330の外形の太さD3と、を略同一とすることで、本実施形態にかかる浴室10のデザイン性を向上させることができる。
図1に表したように、第1のシャワーフック320よりも上方の管310には、第2のシャワーフック340が設けられている。第2のシャワーフック340は、第1のシャワーフック320と同様にシャワーヘッド330を保持することができ、管310に沿って上下方向に移動することができる。第2のシャワーフック340については、後に詳述する。
また、図1に表したように、浴槽110と第1の壁面410との間において、第2の壁面420の洗い場210の側に沿うように腰掛部(カウンタ)250が設けられている。使用者は、腰掛部250に腰掛けることができる。腰掛部250には、第1の支柱261と、第2の支柱263と、が取り付けられている。第1の支柱261および第2の支柱263は、例えば金属管などにより形成されている。第1の支柱261および第2の支柱263のそれぞれの一端部は、エプロン150の裏側において図示しない支持部材に固定されている。一方、第1の支柱261および第2の支柱263のそれぞれの他端部は、第1の壁面410に固定されている。これにより、腰掛部250は、洗い場210の上方に設けられている。そして、腰掛部250の上面は、浴槽110の第1のリム111、第2のリム112、および第3のリム113の上面と略同じ高さの位置に設けられている。
図2に表したように、第1のリム111の上面には、シャワー水栓用の操作部510が設置されている。操作部510は、給水量調整操作部511と、温度調整操作部513と、を有する。前述したように、腰掛部250の上面は、浴槽110の第1のリム111の上面と略同じ高さの位置に設けられている。そのため、操作部510は、腰掛部250と略同じ高さの位置に設けられている。そして、使用者は、腰掛部250に腰掛けた状態で操作部510を操作(使用)することができる。シャワーヘッド330は、シャワーヘッド330自身の軸を中心軸として回動可能である。そのため、腰掛部250に腰掛けた使用者は、シャワーヘッド330を第1のシャワーフック320に保持させた状態でシャワーヘッド330を適宜回動させることで、腰掛部250の側へ水を吐水させることができる。なお、本願明細書において「水」という場合には、冷水のみならず、加熱されたお湯も含むものとする。これにより、使用者は、腰掛部250に腰掛けた状態でシャワー浴を楽しむことができる。また、使用者は、シャワーヘッド330を手で持つ必要はないため、楽な姿勢で比較的長時間シャワー浴を楽しむことができる。
なお、給水量や温度を調整する水栓装置については、後に詳述する。
図1に表したように、天井440には、オーバーヘッドシャワー390が設けられている。オーバーヘッドシャワー390は、洗い場210にいる使用者の頭上から水を吐水することができる。例えば、使用者は、給水量調整操作部511を一方へ回転させることでシャワーヘッド330から水を吐水させることができ、給水量調整操作部511を他方へ回転させることでオーバーヘッドシャワー390から水を吐水させることができる。
本実施形態によれば、シャワーヘッド330を保持可能な管310が第1のリム111の上方に立設されているため、使用者は、洗い場210を広く使うことができる。そのため、使用者は、より広い空間においてシャワーを用いることで快適に身体を洗うことができる。また、使用者は、浴槽110に漬かりながらシャワーを使用することもできる。
図3は、本実施形態の管が手摺として使用される状態を説明する斜視模式図である。
管310は、使用者が手で握ることができる太さD1(図2参照)を有する。管310を長手方向(延在方向)にみたときの断面形状は、例えば円形状や多角形状である。管310を長手方向にみたときの断面形状が円形状である場合には、管310の外径D1は、例えば約30〜32ミリメートル(mm)程度である。
図3(a)および図3(b)に表したように、使用者は、腰掛部250に腰掛けた状態で管310を把持することができる。図3(a)および図3(b)に表した状態では、使用者は、第1のシャワーフック320よりも上方の管310の部分を把持している。但し、これだけに限定されず、使用者は、第1のシャワーフック320よりも下方の管310の部分を把持することができる。
これによれば、使用者は、腰掛部250に腰掛けている状態から立ち上がる際に、管310を手摺として利用することができる。また、前述したように、管310は、第1のリム111の上方に上下方向に立設されている。そのため、使用者は、洗い場210と浴槽110との間を移動する際に、あるいは洗い場210や浴槽110内で座っている状態から立ち上がる際に、管310を手摺として利用することができる。このように、使用者は、様々なシーンにおいて管310を手摺として利用することができる。そのため、浴室10内に複数の手摺を設ける必要がなく、浴室10内が雑然とした感じになることを抑えることができたり、コスト低減を図ることができる。
次に、本実施形態の管310、第1のシャワーフック320、シャワーヘッド330、および第2のシャワーフック340について、図面を参照しつつさらに説明する。
図4は、本実施形態にかかる浴室を斜め上方から眺めた斜視模式図である。
また、図5および図6は、本実施形態にかかる浴室を表す断面模式図である。
なお、図5および図6は、図4に表した切断面A−Aにおける断面模式図である。但し、シャワーヘッド330およびシャワーホース336は、断面模式図ではなく斜視模式図で表されている。説明の便宜上、図4〜図6に表した浴室10では、第1の壁面410、第2の壁面420、および第3の壁面430を省略している。説明の便宜上、図4および図5に表した浴室10では、シャワーヘッド330を省略している。説明の便宜上、図5および図6に表した浴室10では、エプロン150を省略している。
図5および図6に表したように、本実施形態の管310は、中空部を内部に有する。つまり、管310は、中空管として形成されている。図6に表したように、管310の内部には、シャワーヘッド330に接続されたシャワーホース336が挿通されている。また、管310の内部には、オーバーヘッドシャワー390へ水を供給する図示しない給湯管が配管されてもよい。
図4および図5に表したように、管310の途中には、開口部321が設けられている。具体的には、開口部321は、第1のシャワーフック320の先端に設けられている。言い換えれば、開口部321は、管310が途中で横方向へ分岐された分岐部の先端に設けられている。但し、開口部321の設置形態は、これだけに限定されず、上下方向に延在している管310の部分の途中に設けられていてもよい。そして、後述するように、使用者は、シャワーヘッド330を第1のシャワーフック320から引き出し、シャワーホース336を開口部321から繰り出すことができる。
これによれば、シャワーホース336が開口部321から管310の内部へ挿通されているため、使用者は、シャワーホース336を洗い場210に垂らすことなく管310の内部に収めることができる。そのため、浴室10の見栄えをより良くすることができる。また、シャワーホース336から滴る水が浴槽110の中に落ちることを抑えることができる。そのため、使用者は、快適に浴槽110に漬かることができる。
なお、管310の下方には、シャワーホース336から滴る水を受けて排水可能な図示しない構造が設けられている。
図6に表したように、シャワーヘッド330の下端部331は、シャワーヘッド330の外形の太さD3よりも小さい太さを有する。また、シャワーヘッド330の下端部331の外形の太さは、第1のシャワーフック320の開口部321の開口幅よりも小さい。そのため、使用者は、第1のシャワーフック320の先端に設けられた開口部321にシャワーヘッド330の下端部331を挿入することで、シャワーヘッド330を第1のシャワーフック320に装着し保持させることができる。
これによれば、第1のシャワーフック320および管310の内部にシャワーホース336を完全に隠すことができるため、浴室10のデザイン性を向上させることができる。また、管310が途中で横方向へ分岐された分岐部の先端に開口部321が設けられた場合には、使用者は、シャワーヘッド330を第1のシャワーフック320に容易に装着することができる。また、使用者が手を掛けることができるような形状を分岐部が有する場合には、管310の表面を加工しなくとも使用者の手が掛かる部位を管310に形成することができる。
図7および図8は、本実施形態にかかる浴室を表す断面模式図である。
また、図9は、シャワーホースが開口部から繰り出した状態を例示する斜視模式図である。
なお、図7および図8は、図4に表した切断面A−Aにおける断面模式図である。但し、シャワーヘッド330およびシャワーホース336は、断面模式図ではなく斜視模式図で表されている。説明の便宜上、図7に表した浴室10では、シャワーホース336の一部を省略している。説明の便宜上、図7および図8に表した浴室10では、エプロン150を省略している。
図7および図8に表したように、第1のリム111の下方であってエプロン150の裏側には、水栓装置520が設けられている。図8に表したように、シャワーホース336の一端部(基端部)は、水栓装置520と接続されている。シャワーホース336の他端部は、シャワーヘッド330の下端部331と接続されている。そして、水栓装置520は、シャワーヘッド330に水を供給したり、シャワーホース336へ供給する水の給水量や温度を調整することができる。
図8に表したように、シャワーホース336は、水栓装置520と接続された一端部と、シャワーヘッド330と接続された他端部と、の間において余剰部分を有する。シャワーホース336の余剰部分は、エプロン150の裏側であって水栓装置520の下方に収納されている。つまり、本実施形態にかかる浴槽110では、シャワーホース336の余剰部分を収納する収納部120がエプロン150の裏側に形成されている。
これによれば、水栓装置520とシャワーヘッド330との間の距離をより短くし、シャワーホース336の長さをより短くすることができる。そのため、より早いうちにシャワーヘッド330から適温の湯を吐水させることができる。また、シャワーホース336をエプロン150の裏側に隠すことができるため、シャワーホース336が邪魔にならず、また浴室10のデザイン性を向上させることができる。さらに、水栓装置520の点検者は、エプロン150を取り外すことで容易に水栓装置520の点検を行うことができる。
図9に表したように、シャワーホース336が余剰部分を有するため、使用者は、シャワーヘッド330を第1のシャワーフック320から引き出すことができる。すると、シャワーホース336は、第1のシャワーフック320の開口部321から繰り出される。そして、使用者は、第1のシャワーフック320から引き出したシャワーヘッド330を第2のシャワーフック340に装着し保持させることができる。
ここで、第2のシャワーフック340について、図面を参照しつつさらに説明する。
図10は、本実施形態の第2のシャワーフックを拡大して眺めた斜視模式図である。
また、図11は、本実施形態の第2のシャワーフックにシャワーヘッドが保持された状態を例示する斜視模式図である。
本実施形態の第2のシャワーフック340は、ハンドル341とホルダ343とを有し、開口部321の上方における管310に取り付けられている。図11に表したように、ホルダ343は、シャワーヘッド330を保持することができる。図10(a)に表した矢印A1のように、使用者は、ハンドル341を回転させて緩めることで第2のシャワーフック340の角度や位置などを調整することができる。具体的には、図10(b)に表した矢印A2のように、使用者は、管310の軸を中心軸として第2のシャワーフック340を左右方向に回転させることができる。あるいは、図10(c)に表した矢印A3および矢印A4のように、使用者は、管310の延在方向に沿って第2のシャワーフック340を上下方向に移動させることができる。そして、図10(d)に表した矢印A5のように、使用者は、ハンドル341を回転させて締めることで第2のシャワーフック340の角度や位置などを固定することができる。
また、図11に表した矢印A6のように、使用者は、シャワーヘッド330をホルダ343に保持させたままで、第2のシャワーフック340の軸を中心軸としてホルダ343を前後方向に回転させることができる。
これによれば、使用者は、シャワーヘッド330を第1のシャワーフック320から引き出し第2のシャワーフック340に保持させることで、シャワーヘッド330を好みの位置に固定してシャワーを使用し快適に身体を洗うことができる。
図12は、本実施形態にかかる浴室を斜め上方から眺めた斜視模式図である。
図12に表したように、本実施形態の浴槽110の第1のリム111の幅は、管310および水栓装置520が設置された部位から第1のリム111の長手方向あるいは延在方向の両側へ向けて漸減している。つまり、管310および水栓装置520が設置された第1のリム111の部位の長手方向あるいは延在方向の両側における第1のリム111の幅D12、D13は、管310および水栓装置520が設置された第1のリム111の部位の幅D11よりも短い。
これによれば、浴槽110に出入りする第1のリム111の部位の幅(例えば幅D12、D13)は、管310および水栓装置520が設置された第1のリム111の部位の幅(例えば幅D11)よりも短い。そのため、使用者は、浴槽110への出入りを楽に行うことができる。また、使用者は、管310を手摺として利用することで、浴槽110への出入りをさらに楽に行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、管310、第1のシャワーフック320、および第2のシャワーフック340などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや開口部321の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 浴室、 110 浴槽、 111 第1のリム、 112 第2のリム、 113 第3のリム、 120 収納部、 150 エプロン、 210 洗い場、 250 腰掛部、 261 第1の支柱、 263 第2の支柱、 310 管、 320 第1のシャワーフック、 321 開口部、 330 シャワーヘッド、 331 下端部、 336 シャワーホース、 340 第2のシャワーフック、 341 ハンドル、 343 ホルダ、 390オーバーヘッドシャワー、 410 第1の壁面、 420 第2の壁面、 430 第3の壁面、 440 天井、 510 操作部、 511 給水量調整操作部、 513 温度調整操作部、 520 水栓装置

Claims (7)

  1. 浴槽と洗い場とが互いに並べて設置され周囲を壁面で囲まれてなる浴室であって、
    把持可能な太さを有し前記浴槽の前記洗い場の側のリムの上方に上下方向に立設された管と、
    前記管の途中に設けられシャワーヘッドを保持可能な第1のシャワーフックと、
    を備え、
    前記管は、前記シャワーヘッドに接続されたシャワーホースを挿通可能な中空部を内部に有する中空管とされてなり、
    前記中空管は、その途中に開口部を有し、
    前記シャワーヘッドが引き出されると前記シャワーホースが前記開口部から繰り出し可能とされてなることを特徴とする浴室。
  2. 前記第1のシャワーフックは、前記開口部を有し、前記シャワーヘッドを前記開口部に装着可能とされてなることを特徴とする請求項1記載の浴室。
  3. 前記第1のシャワーフックは、前記管が途中で前記上下方向に対して横方向へ分岐した分岐部を有し、
    前記開口部は、前記分岐部の先端に設けられたことを特徴とする請求項2記載の浴室。
  4. 前記分岐部の外形の太さは、前記シャワーヘッドの外形の太さと同一であることを特徴とする請求項3記載の浴室。
  5. 前記開口部よりも上方における前記管に設けられ、前記シャワーヘッドを保持可能とし前記上下方向に移動可能な第2のシャワーフックをさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の浴室。
  6. 前記リムの下方に設けられて前記シャワーホースの基端部と接続され、前記シャワーホースへ供給する水の給水量および温度の少なくともいずれかを調整する水栓装置と、
    前記浴槽と前記洗い場とのあいだに設けられ前記浴槽の側面を覆うエプロンと、
    をさらに備え、
    前記管は、前記リムの上面に立設され、
    前記シャワーホースの余剰部分を収納する収納部が前記エプロンからみて前記洗い場の側とは反対側に形成されたことを特徴とする請求項1記載の浴室。
  7. 前記管および前記水栓装置が設置された前記リムの部位の長手方向の両側における前記リムの部位の幅は、前記管および前記水栓装置が設置された前記リムの部位の幅よりも短いことを特徴とする請求項6記載の浴室。
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