JP2007135906A - シャワー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】誤操作を防ぎ、使用勝手が良好化するシャワー装置を提供する。
【解決手段】可動シャワーヘッド5をフック9に保持させた状態では、可動シャワーヘッド5が止水状態となり、且つ固定シャワーヘッド4が吐水可能状態となり、可動シャワーヘッド5をフック9から引き出した状態では、可動シャワーヘッド5が吐水可能状態となり、且つ固定シャワーヘッド4が止水状態となるように吐水を切り替える吐水切替手段を設け、吐水切替手段が、可動シャワーヘッド5がフック9に保持されている保持状態を検知する検知手段12と、検知手段12が可動シャワーヘッド5の保持状態を検知した時に可動シャワーヘッド5への吐水流路10aを閉止させ、且つ固定シャワーヘッド4への吐水流路15aを開放させる弁手段11b,11cで構成されている。
【選択図】図6
【解決手段】可動シャワーヘッド5をフック9に保持させた状態では、可動シャワーヘッド5が止水状態となり、且つ固定シャワーヘッド4が吐水可能状態となり、可動シャワーヘッド5をフック9から引き出した状態では、可動シャワーヘッド5が吐水可能状態となり、且つ固定シャワーヘッド4が止水状態となるように吐水を切り替える吐水切替手段を設け、吐水切替手段が、可動シャワーヘッド5がフック9に保持されている保持状態を検知する検知手段12と、検知手段12が可動シャワーヘッド5の保持状態を検知した時に可動シャワーヘッド5への吐水流路10aを閉止させ、且つ固定シャワーヘッド4への吐水流路15aを開放させる弁手段11b,11cで構成されている。
【選択図】図6
Description
本発明は、シャワー装置に関するものである。
従来、特許文献1に開示されているように、浴室に立設されたパイプの上部にヘッドシャワーを設け、パイプの下部にハンドシャワーを設けて、ヘッドシャワーとハンドシャワーの吐水の切り替えを手動式の切替ハンドルで行うように構成したシャワー装置が存在する。
特開2003−230496号公報
しかし、上記従来のようなシャワー装置では、ハンドシャワーを使用する際に、切替ハンドルでハンドシャワー側に吐水を切り替える操作が必要であり、操作が面倒で、また切替ハンドルの切替状態を誤って、上方のヘッドシャワーから吐水させてしまい、頭から水をかぶるような事態が生ずる虞があった。
本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、ハンドシャワーの使用勝手が良好なものとなり、また、誤って頭から水をかぶってしまうようなことがないシャワー装置を提供するものであり、その請求項1は、固定状に設置された固定シャワーヘッドと、フックに保持させることができるとともに該フックから引き出して使用可能な可動シャワーヘッドを備えたシャワー装置において、前記可動シャワーヘッドを前記フックに保持させた状態では該可動シャワーヘッドが止水状態となり、且つ前記固定シャワーヘッドが吐水可能状態となり、前記可動シャワーヘッドを前記フックから引き出した状態では該可動シャワーヘッドが吐水可能状態となり、且つ前記固定シャワーヘッドが止水状態となるように、吐水を切り替える吐水切替手段を設け、該吐水切替手段が、前記可動シャワーヘッドが前記フックに保持されている保持状態を検知する検知手段と、該検知手段が前記可動シャワーヘッドの保持状態を検知した時に該可動シャワーヘッドへの吐水流路を閉止させ、且つ前記固定シャワーヘッドへの吐水流路を開放させる弁手段で構成されていることである。
また請求項2は、前記検知手段は、前記可動シャワーヘッドの吐水口側を使用者から見えないように前記フックに保持させた時のみ保持状態を検知し、前記弁手段が前記可動シャワーヘッドへの吐水流路を閉止させ、且つ前記固定シャワーヘッドへの吐水流路を開放させるように構成したことである。
本発明は、固定状に設置された固定シャワーヘッドと、フックに保持させることができるとともに該フックから引き出して使用可能な可動シャワーヘッドを備えたシャワー装置において、前記可動シャワーヘッドを前記フックに保持させた状態では該可動シャワーヘッドが止水状態となり、且つ前記固定シャワーヘッドが吐水可能状態となり、前記可動シャワーヘッドを前記フックから引き出した状態では該可動シャワーヘッドが吐水可能状態となり、且つ前記固定シャワーヘッドが止水状態となるように、吐水を切り替える吐水切替手段を設け、該吐水切替手段が、前記可動シャワーヘッドが前記フックに保持されている保持状態を検知する検知手段と、該検知手段が前記可動シャワーヘッドの保持状態を検知した時に該可動シャワーヘッドへの吐水流路を閉止させ、且つ前記固定シャワーヘッドへの吐水流路を開放させる弁手段で構成されていることにより、可動シャワーヘッドをフックから引き出して良好に可動シャワーヘッドから吐水させることができ、また、可動シャワーヘッドをフックに保持させることで固定シャワーヘッドが吐水可能状態となり、わざわざ切替ハンドルを設けて操作せずとも、シャワーヘッドの位置によって自動的に吐水流路を切り替えることができ、極めて使用勝手が良好なものとなる。
また、前記検知手段は、前記可動シャワーヘッドの吐水口側を使用者から見えないように前記フックに保持させた時のみ保持状態を検知し、前記弁手段が前記可動シャワーヘッドへの吐水流路を閉止させ、且つ前記固定シャワーヘッドへの吐水流路を開放させるように構成したことにより、可動シャワーヘッドの吐水口側を使用者から見えないようにフックに保持させた時には、可動シャワーヘッドからの吐水はなく固定シャワーヘッドが吐水可能状態となり、可動シャワーヘッドの吐水口側を例えば手前側に向けて検知手段から離してフックに保持させた時、および可動シャワーヘッドをフックから引き出して手で持ったような時には、固定シャワーヘッドが止水状態となり、可動シャワーヘッドから吐水させることができ、可動シャワーヘッドの吐水口側を例えば手前側に向けてフックに保持させた状態で可動シャワーヘッドから吐水させて良好に洗髪等を行うことができ、また可動シャワーヘッドを手に持って良好にシャワーを浴びることができるものとなり、使用勝手が良好なものとなる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、浴室内に設置されたシャワー装置3の全体構成図であり、図2は、ハンドシャワーをフックに保持した状態(使用しない場合)を示し、図3は、ハンドシャワーの吐水口を手前側に向けた状態(フックに保持して使用する場合)を示し、図4は、ハンドシャワーを引き出した状態を示し、また図5は、ハンドシャワーの拡大斜視図を示す。
図1は、浴室内に設置されたシャワー装置3の全体構成図であり、図2は、ハンドシャワーをフックに保持した状態(使用しない場合)を示し、図3は、ハンドシャワーの吐水口を手前側に向けた状態(フックに保持して使用する場合)を示し、図4は、ハンドシャワーを引き出した状態を示し、また図5は、ハンドシャワーの拡大斜視図を示す。
浴室内の浴槽1の近傍に床面から立設されたシャワータワー2の上部には、上方へ湾曲しながら手前側へ延びるオーバーヘッドシャワー4が設けられており、シャワータワー2の下部にはハンドシャワー5が着脱可能に設けられている。
このハンドシャワー5の上方には、オン/オフスイッチ6が設けられており、更にこのオン/オフスイッチ6の上方には、ジョイスティック式で構成された湯温および水量を調整することのできる温調・水量調整部7が設けられており、更にその上方には、温調・水量調整部7で調整された湯温および水量等を表示する温調・水量表示部8が設けられている。
このハンドシャワー5の上方には、オン/オフスイッチ6が設けられており、更にこのオン/オフスイッチ6の上方には、ジョイスティック式で構成された湯温および水量を調整することのできる温調・水量調整部7が設けられており、更にその上方には、温調・水量調整部7で調整された湯温および水量等を表示する温調・水量表示部8が設けられている。
なお、シャワータワー2には制御部14が設けられており、シャワータワー2は、図6の縦断面拡大構成図で示すように中空角パイプ状に形成されて、シャワータワーの前壁2aには開口9aが形成されており、前壁2aに形成された開口9aの奥側には、シャワータワーの背壁2bから前壁2a側に下傾状に差込孔9cを有するフック傾斜壁9bが形成されており、この開口9aとフック傾斜壁9bでフック9が形成され、このフック9にハンドシャワー5を保持させることができるように構成されている。
ハンドシャワー5は、下端にホース10が接続された挿入部5dが形成されており、上端側に吐水口5aaを有するシャワーヘッド部5aが形成され、上端のシャワーヘッド部5aから下方側へ延出部5bが連続され、延出部5bの下端側でくの字状に曲げられて手で握ることのできる握り部5cが形成されており、この握り部5cの下端に、前記挿入部5dが形成されている。なお、ホース10内は吐水流路10aとなっている。
このようなハンドシャワー5は、図6に示すように、下端の挿入部5dをフック傾斜壁9bの差込孔9c内に差し込んでフック9に保持させることができ、図6の実線で示すように、挿入部5dを差込孔9c内に差し込み、ハンドシャワー5の延出部5bをほぼ垂直状にシャワータワー2の前壁2aに平行に立ち上げて、シャワーヘッド部5aの吐水口5aaを使用者から見えないように前壁2aにほぼ当接させて保持させた場合は、図2に示すように、シャワータワー2の前壁2aから突出する量を少なくして、すっきりとした保持状態が得られるものであり、この状態で、シャワータワーの前壁2aに設けられている検知手段12の位置にシャワーヘッド部5aの吐水口5aaの面がほぼ当接状態となるように設定されている。
なお、この検知手段12は、スプリング式の機械的な検知手段で構成される場合、あるいは、赤外線センサ等の近接センサで構成される場合があり、この検知手段12は制御部14を介し接続線13で吐水流路10aに設けられている切替弁11bに接続され、検知手段12がシャワーヘッド部5aの接近状態あるいは当接状態を検知した時に、制御部14を介して切替弁11bが閉止され吐水流路10aが閉じられるように構成されている。なお、メインバルブ11aの下流側から前記オーバーヘッドシャワー4まで延びるホース15が分岐され、このホース15内が吐水流路15aとなっており、この吐水流路15aに切替弁11cが設けられており、この切替弁11cは前記切替弁11bが閉止された時に開放されるように構成されている。
従って、図6の実線で示すように、フック9にハンドシャワー5が保持されている時には、切替弁11bは閉止され、切替弁11cが開放され、使用者がオン/オフスイッチ6をオンした時にはメインバルブ11aが開いて、オーバーヘッドシャワー4から吐水がなされることとなり、使用者はハンドシャワー5が図6の実線で示す状態にフック9に保持されているのを視認して、ハンドシャワー5からは吐水されることがなくオーバーヘッドシャワー4から吐水がなされることを良好に認識することができて、オン/オフスイッチ6をオンした時に、予想外にオーバーヘッドシャワー4からの吐水を頭から浴びるようなことはなくなる。
なお、ハンドシャワー5が図6に実線で示す保持状態以外の状態にある時、即ち、図6の想像線で示すように、ハンドシャワー5のシャワーヘッド部5aが検知手段12から離れた前方側向きにフック9に保持されているような場合(図3参照)、あるいは図4に示すように、ハンドシャワー5をフック9から引き出して手で持っているような状態では、検知手段12がシャワーヘッド部5aを検知しないため、切替弁11bは開き、切替弁11cは閉じられた状態となり、この状態ではオン/オフスイッチ6がオンされ、メインバルブ11aが開くと、優先的にハンドシャワー5のシャワーヘッド部5aの吐水口5aaから吐水が行われて、オーバーヘッドシャワー4からは吐水が行われることはない。
従って、図6の想像線あるいは図3で示すようなフック9への保持状態、あるいは図4のようにフック9から引き出した状態では、直ちにハンドシャワー5から吐水させて良好にシャワーを浴びることができるものであり、使用勝手が良好なものとなる。
従って、図6の想像線あるいは図3で示すようなフック9への保持状態、あるいは図4のようにフック9から引き出した状態では、直ちにハンドシャワー5から吐水させて良好にシャワーを浴びることができるものであり、使用勝手が良好なものとなる。
また、図6の想像線あるいは図3で示すようにハンドシャワー5を手前に向けたり、図4のように引き出して手で持つのは、ハンドシャワー5を使用したい時であり、この状態では必ずハンドシャワー5から吐水が行われるために、オーバーヘッドシャワー4から誤って吐水されることがなく、誤動作を未然に防ぐことができるものとなる。
なお、本例では、ハンドシャワー5は、くの字状に形成したものを例示しているが、このような形状のハンドシャワー5に限定されるものではなく、また、フック9の形状も本例のものに限定されるものではなく、フックにシャワーヘッド部5aを差し込んで保持させるような構造としても良く、フック内にシャワーヘッド部5aが差し込まれた状態で検知手段12により検知されて切替弁11bが閉止され、切替弁11cが開かれるような構成であっても良い。
1 浴槽
2 シャワータワー
3 シャワー装置
4 オーバーヘッドシャワー
5 ハンドシャワー
5a シャワーヘッド部
5aa シャワーヘッド部の吐水口
5b 延出部
5c 握り部
5d 挿入部
6 オン/オフスイッチ
7 温調・水量調整部
8 温調・水量表示部
9 フック
9a 開口
9b フック傾斜壁
9c 差込孔
10,15 ホース
10a,15a 吐水流路
11a メインバルブ
11b,11c 切替弁
12 検知手段
14 制御部
2 シャワータワー
3 シャワー装置
4 オーバーヘッドシャワー
5 ハンドシャワー
5a シャワーヘッド部
5aa シャワーヘッド部の吐水口
5b 延出部
5c 握り部
5d 挿入部
6 オン/オフスイッチ
7 温調・水量調整部
8 温調・水量表示部
9 フック
9a 開口
9b フック傾斜壁
9c 差込孔
10,15 ホース
10a,15a 吐水流路
11a メインバルブ
11b,11c 切替弁
12 検知手段
14 制御部
Claims (2)
- 固定状に設置された固定シャワーヘッドと、フックに保持させることができるとともに該フックから引き出して使用可能な可動シャワーヘッドを備えたシャワー装置において、
前記可動シャワーヘッドを前記フックに保持させた状態では該可動シャワーヘッドが止水状態となり、且つ前記固定シャワーヘッドが吐水可能状態となり、前記可動シャワーヘッドを前記フックから引き出した状態では該可動シャワーヘッドが吐水可能状態となり、且つ前記固定シャワーヘッドが止水状態となるように、吐水を切り替える吐水切替手段を設け、
該吐水切替手段が、前記可動シャワーヘッドが前記フックに保持されている保持状態を検知する検知手段と、該検知手段が前記可動シャワーヘッドの保持状態を検知した時に該可動シャワーヘッドへの吐水流路を閉止させ、且つ前記固定シャワーヘッドへの吐水流路を開放させる弁手段で構成されていることを特徴とするシャワー装置。 - 前記検知手段は、前記可動シャワーヘッドの吐水口側を使用者から見えないように前記フックに保持させた時のみ保持状態を検知し、前記弁手段が前記可動シャワーヘッドへの吐水流路を閉止させ、且つ前記固定シャワーヘッドへの吐水流路を開放させるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のシャワー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005334490A JP2007135906A (ja) | 2005-11-18 | 2005-11-18 | シャワー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005334490A JP2007135906A (ja) | 2005-11-18 | 2005-11-18 | シャワー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007135906A true JP2007135906A (ja) | 2007-06-07 |
Family
ID=38199467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005334490A Pending JP2007135906A (ja) | 2005-11-18 | 2005-11-18 | シャワー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007135906A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013029021A (ja) * | 2008-03-27 | 2013-02-07 | Toto Ltd | 水栓およびシステムキッチン |
JP2013179988A (ja) * | 2012-02-29 | 2013-09-12 | Toto Ltd | 浴室 |
JP2016187580A (ja) * | 2016-06-23 | 2016-11-04 | Toto株式会社 | 浴室 |
KR102207007B1 (ko) * | 2020-08-14 | 2021-01-22 | 한석희 | 오버헤드 샤워장치 |
-
2005
- 2005-11-18 JP JP2005334490A patent/JP2007135906A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016187580A (ja) * | 2016-06-23 | 2016-11-04 | Toto株式会社 | 浴室 |
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