JP2001329702A - 手すり付き浴室構造 - Google Patents

手すり付き浴室構造

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JP2001329702A
JP2001329702A JP2000148077A JP2000148077A JP2001329702A JP 2001329702 A JP2001329702 A JP 2001329702A JP 2000148077 A JP2000148077 A JP 2000148077A JP 2000148077 A JP2000148077 A JP 2000148077A JP 2001329702 A JP2001329702 A JP 2001329702A
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bathtub
vertical handrail
spiral
bathroom
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JP2000148077A
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English (en)
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Atsushi Uetake
篤志 植竹
Eiko Masakado
詠子 正角
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高齢により身体機能が低下した人及び疾病等
により、片麻痺等の身体的ハンディキャップを負う人等
であっても、利用利便性が良好な手すり付き浴室構造及
び縦手すりを提供する。 【解決手段】 洗い場13と隣接する浴槽3とを有す
る手すり付き浴室構造である。洗い場周縁である洗い場
側周縁3bから、内側方向へ所定間隔L1離間した位置
で略中央に螺旋状縦手すり部材21が設けられている。
そして、間隔L1を車椅子が通行可能な間隔としてい
る。この螺旋状手すり部材21の外表面には、外側に凸
状の螺旋部21aが一体に形成されている。また、L字
型壁面手すり部材14配設壁面4aとこの螺旋状縦手す
り21との間隔L2は、車椅子が通行可能な距離を有し
て離間されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高齢により身体
機能が低下した人及び疾病等により、片麻痺等の身体的
ハンディキャップを負う人等であっても、利用利便性が
良好な手すり付き浴室構造及び縦手すりに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、図12に示す特開平5−8594
7号公報に記載されたような手すり付き浴室構造が知ら
れている。
【0003】このようなものでは、浴室1内に、洗い場
2とこの洗い場2に隣接して浴槽3とがもうけられてい
る。
【0004】この浴室1の壁部4には、この壁部4の延
設方向に沿って、上,下或いは略水平に配置されるよう
に、屈曲部5a,5bを有する壁面手すり部材5及び壁
面縦手すり部材6が設けられている。また、前記浴槽3
の右側側縁には、移乗台7が設けられていて上面7a
を、浴槽3の縁部上面3aと略同じ高さとするように構
成されている。
【0005】このように構成された従来の手すり付き浴
室構造では、前記壁面手すり部材6を伝って移乗台7か
ら浴槽3内へ、高齢により身体機能が低下した人及び疾
病等により、身体的ハンディキャップを負う人等であっ
ても容易に移動出来る。
【0006】なお、他のこの種のものとしては、特開平
10−25874号公報或いは特開平9−100640
号公報等に記載されているものが知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな壁部に手すりを設けた従来の手すり付き浴室構造で
は、壁面伝いに移動しなければならず、移動距離が長い
といった問題があり、大型の浴室では、この問題は、さ
らに顕著となる。
【0008】また、車椅子が入れるような広いスペース
を前記洗い場2に設けることがあるが、この場合、反対
側の壁面に設けられた手すりに手が届かない場合があっ
た。
【0009】更に、図3に示すユニット建物に片麻痺等
で麻痺側(図3中では、左側)に空間失認が有る場合、
壁部4に手すりが設けられていても、方向転換の際、失
認側に移動しなければならない。
【0010】このため、浴槽3に入るまではよいが、浴
槽3から出て、更に、浴室1外へ移動しようとすると、
実際には困難な場合があった。
【0011】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解消し、高齢により身体機能が低下した人及び疾病等に
より、片麻痺の身体的ハンディキャップを負う人等であ
っても、利用利便性が良好な手すり付き浴室構造を提供
することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、洗い場と、該洗い
場に隣接して浴槽とを有する手すり付き浴室構造におい
て、前記洗い場周縁から、内側方向へ所定間隔離間した
位置に縦手すりが設けられている手すり付き浴室構造を
特徴としている。
【0013】このように構成された請求項1記載のもの
では、縦手すりが、前記洗い場周縁から、内側方向へ所
定間隔離間した位置に設けられているので、壁部に沿っ
て伝い歩きをするよりも、短い距離で、浴槽まで到達で
きる。
【0014】また、反対側からでも手が届きやすく、使
用利便性が良好である。
【0015】そして、請求項2に記載されたものでは、
前記洗い場周縁と前記縦手すりとの間隔は、通行可能な
距離離間されている請求項1記載の手すり付き浴室構造
を特徴としている。
【0016】このように構成された請求項2記載のもの
では、前記洗い場周縁と前記縦手すりとの間隔を、例え
ば、車椅子が通行可能な距離離間させて設定することに
より、車椅子利用の場合と、伝い歩きの双方に対応でき
る。
【0017】また、請求項3に記載されたものでは、前
記縦手すりは着脱可能となるように設けられている請求
項1又は2記載の手すり付き浴室構造を特徴としてい
る。
【0018】このように構成された請求項3記載のもの
では、利用者の身体的状況に応じて、前記縦手すりを容
易に着脱できるので、片麻痺等の進行状況に合わせて、
縦手すりを装着或いは撤去し、更に、使用利便性が良好
である。
【0019】そして、請求項4に記載されたものでは、
前記縦手すりは、前記浴槽の長手方向略中央で、しか
も、該浴槽縁部よりも所定距離洗い場側に離間させて設
けられている各請求項1乃至3のうち何れか一項記載の
手すり付き浴室構造を特徴としている。
【0020】このように構成された請求項4記載のもの
では、前記縦手すりが、前記浴槽の長手方向略中央で、
しかも、該浴槽縁部よりも所定距離洗い場側に離間させ
て設けられているので、浴槽に入るときと略同様に、健
康な側の身体を用いて浴槽から出ることが出来る。
【0021】このため、片麻痺の人でも使用利便性が良
好である。
【0022】また、請求項5に記載されたものでは、前
記縦手すりは、洗い場の平面視略中央位置に設けられて
いる各請求項1乃至4のうち何れか一項記載の手すり付
き浴室構造を特徴としている。
【0023】このように構成された請求項5記載のもの
では、前記縦手すりが、洗い場の平面視略中央位置に設
けられている。
【0024】このため、車椅子の利用と共に、短距離で
の伝い歩きも出来るので、更に、使用利便性が良好であ
る。
【0025】そして、請求項6に記載されたものでは、
前記浴槽の両端縁のうち、少なくとも何れか一方には、
腰掛け入浴スペースが設けられている各請求項1乃至5
のうち何れか一項記載の手すり付き浴室構造を特徴とし
ている。
【0026】このように構成された請求項6記載のもの
では、前記浴槽の両端縁のうち、少なくとも何れか一方
に設けられた腰掛け入浴スペースを用いて更に、容易
に、浴槽内に出入りできる。
【0027】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、図示例と共に説明する。なお、前記従
来例と同一乃至均等な部分については同一符号を付して
説明する。
【0028】図1乃至図6は、この発明の実施の形態1
の手すり付き浴室構造及び縦手すりを示すものである。
なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については、同
一符号を付して説明する。
【0029】まず、構成から説明すると、この実施の形
態1では、建築物としての個室ユニット建物10内に、
平面視長方形形状の浴室11が設けられている。この浴
室11には、脱衣室が隣接配置されていて、引き戸から
なるドア部12の開口部12aを介して連通するように
構成されている。
【0030】この浴室1内には、平面視長方形形状の洗
い場13と、この洗い場13に隣接すると共に浴室の一
端側に配置される平面視略長方形状の浴槽3とが設けら
れている。
【0031】また、ドア部12は、浴室11の他端側に
設けられている。ここで洗い場13の大きさは約1.3
m×1.3mである。
【0032】この浴室1の壁部4には、この壁部4の延
設方向に沿って、上,下或いは略水平に配置されるよう
に、屈曲部14a及び分岐部15aを有するL字型壁面
手すり部材14及び壁面縦手すり部材15が設けられて
いる。
【0033】また、前記浴槽3の左,右両側端縁には、
移乗台7,7が設けられていて上面7aを、浴槽3の縁
部上面3aと略同じ高さとするように構成されている。
更に、この移乗台7には、移乗ボード7bが各々設けら
れている。
【0034】更に、この洗い場13には、浴用椅子16
が置かれると共に、ドア部12に対向する壁部4に隣接
して湯おけ台17と、湯おけ台17の上方にU字状手摺
17aと、図示省略のカラン及びシャワー装置とが設け
られている。この湯おけ台17と、前記移乗台7との間
の壁部4には、補助手すり18が設けられている。
【0035】また、この湯おけ台17に隣接すると共に
ドア部12の正面にはトイレ本体19が設けられてい
る。このトイレ本体19側壁面には、補助横手すり20
a,20bが設けられている。このように、手すりを壁
面や壁面近傍に配置することにより、壁面に沿った伝い
歩きが可能なように構成されている。
【0036】そして、この洗い場13の上面視略中央位
置には、浴槽3の洗い場側の浴槽縁部3bから、内側方
向へ所定間隔L1離間した位置に螺旋状縦手すり部材2
1が設けられている。
【0037】この実施の形態1では、間隔L1を車椅子
が通行可能な間隔とし、螺旋状縦手すり部材21の周り
全体に車椅子が通行可能なスペースが設けられている。
【0038】この螺旋状手すり部材21の外表面には、
外側に凸状の螺旋部21aが一体に形成されている。
【0039】また、前記洗い場周縁であるL字型壁面手
すり部材14配設壁面4aとこの螺旋状縦手すり21と
の間隔L2は、車椅子が通行可能な距離を有して離間さ
れている。
【0040】そして、この螺旋状縦手すり部材21の上
端部21bには、図4に示すように、天井面部13a
に、当接面部21eを当接して押圧される押圧部材21
cが、上下方向に沿ってスライド摺動可能に挿通され、
内蔵されたスプリング部材21dによって上方に付勢さ
れている。
【0041】また、この螺旋状縦手すり部材21の下端
部21fには、図5又は図6に示すように、雄ねじ部2
1gが形成され、ネジ構造で着脱可能な円形蓋部材22
によって開閉される前記洗い場13床面部13bに形成
された孔部13cの周壁の雌ねじ部13dに螺着可能と
なるように構成されている。
【0042】また、この実施の形態1では、前記螺旋状
縦手すり部材21は、図2に示すように、前記浴槽3の
長手方向略中央位置に設けられている。
【0043】次に、この実施の形態1の手すり付き浴室
構造及び縦手すりの作用について説明する。このように
構成されたこの実施の形態1の手すり付き浴室構造及び
縦手すりでは、螺旋状縦手すり部材21が、前記洗い場
13周縁である浴槽3の洗い場側周縁3bから、内側方
向へ所定間隔L1離間した位置に設けられているので、
まず、ドア部12から洗い場13内に入った利用者は、
該螺旋状縦手すり部材21を握り、直線的に、前記浴槽
3方向へ進行できる。このように、従来のように壁部4
に沿って伝い歩きをするよりも、短い距離で、浴槽3ま
で到達できる。
【0044】例えば、右麻痺者がドア部12から浴槽3
に向かう場合、補助横手すり20b,20aと、前記U
字状手すり17aとを握って伝い歩きしなくても、この
螺旋状縦手すり部材21を握って直線的に移動すること
が出来る。
【0045】また、例えば、左麻痺者が、ドア部12か
ら洗体のため、湯おけ台17に向かう場合、右手で略L
字状の縦手すり部材21を握って移動するので短い距離
で移動できる。
【0046】この実施の形態1の螺旋状縦手すり部材2
1では、凸状の螺旋部21aが形成されているので、滑
りにくく、しかも、上下方向への移動を、この螺旋状縦
手すり部材21の周囲を回転することによって介助でき
て、更に、立ち上がり時の使用利便性が良好である。
【0047】また、洗い場13のどの位置、例えば、ド
ア部12の反対側壁部4に設けられた湯おけ台17やあ
るいはトイレ本体19からでも手が届きやすく、使用利
便性が良好である。
【0048】そして、洗い場13周縁である浴槽3の洗
い場側周縁3bから、前記螺旋状縦手すり部材21との
間隔が、車椅子が通行可能な距離L1離間させて設定さ
れていることにより、車椅子利用の場合と、伝い歩きの
双方に対応できると共に、車椅子であっても、螺旋状縦
手すり部材21に邪魔されることなく自由に洗い場を移
動することが出来る。
【0049】また、車椅子を浴槽3に横付け出来るので
浴槽への出入りが容易となる。
【0050】さらに、この螺旋状縦手すり部材21を浴
室11に装着する場合、図4に示すように天井面部13
aに、螺旋状縦手すり部材21の上端部21bに形成さ
れた押圧部材21cの当接面部21eを当接させて押圧
すると、前記スプリング部材21dの付勢力に抗して、
この押圧部材21cが、下方向に沿ってスライド摺動し
て、上端部21dの円筒部内に収納され、全長を短縮さ
せる。
【0051】次に、この螺旋状縦手すり部材21の下端
部21fを、図5又は図6に示すように、前記洗い場1
3床面部13bに形成された孔部13cに回転させなが
ら挿入する。
【0052】円形蓋部材22が開放された孔部13cで
は、周壁の雌ねじ部13dに、前記下端部21fの雄ね
じ部21gが螺着されて固定される。
【0053】この螺旋状縦手すり部材21を取り外す場
合には、下端部21fを、逆方向に回転させながら前記
孔部13cから抜き出す。
【0054】このように利用者の身体的状況に応じて、
前記螺旋状縦手すり部材21を容易に着脱できる。この
ため、片麻痺等の進行状況に合わせて、縦手すりを装着
或いは撤去し、更に、使用利便性が良好である。
【0055】そして、この実施の形態1では、前記螺旋
状縦手すり部材21が、前記浴槽3の長手方向略中央
で、しかも、この該浴槽3の洗い場側周縁3bよりも所
定距離L1洗い場3側に離間させて設けられているの
で、浴槽に入るときと略同様に、例えば、右半身が片麻
痺している者では、図2中上側の移乗台7および移乗ボ
ード7bを使用し、左半身の健康な側の身体を用いて、
この螺旋状縦手すり部材21を把持しながら浴槽3から
出ることが出来る。
【0056】このため、片麻痺の人でも使用利便性が良
好である。
【0057】また、この実施の形態1では,前記螺旋状
縦手すり部材21が、洗い場13の平面視略中央位置に
設けられている。
【0058】このため、この螺旋状縦手すり部材21を
車椅子によって廻る事ができると共に、短距離での伝い
歩きも出来るので、更に、使用利便性が良好である。
【0059】また、螺旋状縦手すり部材21は、両端を
洗い場天井に固定しているが、いづれか一方端でも良
く、また、使用者が握れるのであれば、天井から吊り下
げるようにしても良く、洗い場13の床から突出させる
ように構成してもよい。
【0060】
【変形例1】図7は、この実施の形態1の変形例1を示
すものである。なお、前記実施の形態1と同一乃至均等
な部分については、同一符号を付して説明する。
【0061】まず、構成を説明すると、この変形例1の
浴槽23では、長辺方向縁部23aの略中央位置に略半
円形状の座部24が、前記洗い場13方向に突設されて
設けられている。
【0062】この座部24には、前記螺旋状縦手すり部
材21の下端部21fが固定されている。
【0063】このように構成された変形例1の手すり付
き浴室構造及び縦手すりでは、浴槽23の長辺方向縁部
23aの略中央位置に略同じ高さで設けられた略半円形
状の座部24に腰掛け、前記螺旋状縦手すり部材21を
把持しながら更に、容易に浴槽23に出入りできる。
他の構成及び作用効果については前記実施の形態1と同
一乃至均等であるので説明を省略する。
【0064】
【変形例2】図8は、この実施の形態1の変形例2を示
すものである。なお、前記実施の形態1と同一乃至均等
な部分については、同一符号を付して説明する。
【0065】まず、構成を説明すると、この変形例2の
螺旋状縦手すり部材121の上,下方向略中央位置に
は、水平円盤状の座部121aが一体に形成されてい
る。
【0066】次に、この変形例2の作用について説明す
る。
【0067】このように構成された変形例2の手すり付
き浴室構造及び縦手すりでは、螺旋状縦手すり部材12
1の上,下方向略中央位置に形成された水平円盤状の座
部121aに一旦腰掛けて、休むことが出来、更に、使
用利便性が良好である。
【0068】他の構成及び作用効果については前記実施
の形態1と同一乃至均等であるので説明を省略する。
【0069】
【変形例3】図9及び図10は、この実施の形態1の変
形例3を示すものである。なお、前記実施の形態1と同
一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明す
る。
【0070】まず、構成を説明すると、この変形例1の
螺旋状縦手すり部材221の下部221fには、前記雄
ねじ部21gと螺合可能な六角ボルト部材25が挿通さ
れている。
【0071】次に、この変形例3の作用について説明す
る。
【0072】この螺旋状縦手すり部材221を浴室11
に装着する場合、前記実施の形態1と略同様に図4に示
すように天井面部13aに、螺旋状縦手すり部材221
の上端部21bに形成された押圧部材21cの当接面部
21eを当接させて押圧すると、前記スプリング部材2
1dの付勢力に抗して、この押圧部材21cが、下方向
に沿ってスライド摺動して、上端部21dの円筒部内に
収納され、全長を短縮させる。
【0073】次に、この螺旋状縦手すり部材221の下
端部221fを、図9又は図10に示すように、前記洗
い場13床面部13bに形成された孔部13cに回転さ
せながら挿入する。
【0074】円形蓋部材22が開放された孔部13cで
は、周壁の雌ねじ部13dに、前記下端部21fの雄ね
じ部21gが螺着されて固定される。
【0075】そして、更に、前記六角ボルト部材25を
前記雄ねじ部21gに沿わせて回転させて、下面部25
aを洗い場13の床部13bに圧着させる。このため、
更に、前記強固にこの螺旋状縦手すり部材221を浴室
11内に装着出来る。
【0076】この螺旋状縦手すり部材221を取り外す
場合には、まず、前記六角ボルト25の螺合を緩め、下
端部21fを、逆方向に回転させながら前記孔部13c
から抜き出す。
【0077】他の構成及び作用効果については前記実施
の形態1と同一乃至均等であるので説明を省略する。
【0078】
【変形例4】図11は、この実施の形態1の変形例4を
示すものである。なお、前記実施の形態1と同一乃至均
等な部分については、同一符号を付して説明する。
【0079】まず、構成を説明すると、この変形例4の
螺旋状縦手すり部材321は、一般面321bよりも深
く掘り下げられた断面略凹状の溝部321aが形成され
ることにより、螺旋形状を呈する様に構成されている。
【0080】このように構成された変形例4の螺旋状縦
手すり部材321では、溝部321gに沿って把持しな
がら回転することにより、上下方向への移動を介助でき
て、更に、立ち上がり時の使用利便性が良好である。ま
た、溝部321gは、断面略凹状に形成されているの
で、滑りにくく、不完全な把持によっても転倒等が防止
される。
【0081】更に、前記断面略凹状の溝部321aが、
一般面321bよりも掘り下げられて形成されるので、
加工が容易である。
【0082】以上、この発明の実施の形態1及び各変形
例1乃至4を図面により詳述してきたが、具体的な構成
はこの実施の形態1乃至4に限らず、この発明の要旨を
逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含
まれる。
【0083】例えば、前記実施の形態1では、縦手すり
として螺旋状縦手すり部材21を用いているが、特にこ
れに限らず、例えば、左右対称の滑り止め凸部を有する
縦手すり部材等、前記洗い場周縁から、内側方向へ所定
間隔離間した位置に設けられるものであればよい。
【0084】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、縦手すりが、前記洗い場周縁から、内側方
向へ所定間隔離間した位置に設けられているので、壁部
に沿って伝い歩きをするよりも、短い距離で、浴槽まで
到達できる。
【0085】また、反対側からでも手が届きやすく、使
用利便性が良好である。
【0086】そして、請求項2に記載されたものでは、
前記洗い場周縁と前記縦手すりとの間隔を、例えば、車
椅子が通行可能な距離離間させて設定することにより、
車椅子利用の場合と、伝い歩きの双方に対応できる。
【0087】また、請求項3に記載されたものでは、利
用者の身体的状況に応じて、前記縦手すりを容易に着脱
できるので、片麻痺等の進行状況に合わせて、縦手すり
を装着或いは撤去し、更に、使用利便性が良好である。
【0088】そして、請求項4に記載されたものでは、
前記縦手すりが、前記浴槽の長手方向略中央で、しか
も、該浴槽縁部よりも所定距離洗い場側に離間させて設
けられているので、浴槽に入るときと略同様に、健康な
側の身体を用いて浴槽から出ることが出来る。
【0089】このため、片麻痺の人でも使用利便性が良
好である。
【0090】また、請求項5に記載されたものでは、前
記縦手すりが、洗い場の平面視略中央位置に設けられて
いる。
【0091】このため、車椅子の利用と共に、短距離で
の伝い歩きも出来るので、更に、使用利便性が良好であ
る。
【0092】そして、請求項6に記載されたものでは、
前記浴槽の両端縁のうち、少なくとも何れか一方に設け
られた腰掛け入浴スペースを用いて更に、容易に、浴槽
内に出入りできるという実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の手すり付き浴室構造及
び縦手すりで、浴室の全体の構成を説明する一部断面斜
視図である。
【図2】実施の形態1の手すり付き浴室構造及び縦手す
りで、浴室全体の配置を説明する平面図である。
【図3】実施の形態1の手すり付き浴室構造及び縦手す
りで、洗い場の使用利便性を説明する上方から見た模式
図である。
【図4】実施の形態1の縦手すりで、上部の一部断面側
面図である。
【図5】実施の形態1の縦手すりで、下部を、孔部に挿
入する様子を説明する分解斜視図である。
【図6】実施の形態1の縦手すりで、下部を、孔部に螺
着させた様子を説明する断面図である。
【図7】実施の形態1の変形例1の手すり付き浴室構造
及び縦手すりで、浴槽の斜視図である。
【図8】実施の形態1の変形例2の手すりで構成を説明
する斜視図である。
【図9】実施の形態1の変形例3の縦手すりで、下部
を、孔部に挿入する様子を説明する分解斜視図である。
【図10】実施の形態1の変形例3の縦手すりで、下部
を、孔部に螺着させた様子を説明する断面図である。
【図11】実施の形態1の変形例4の縦手すりで、構成
を説明する側面図である。
【図12】従来例の手すり付き浴室構造で、全体の構成
を説明する一部断面斜視図である。
【符号の説明】
3,23 浴槽 3b 洗い場側周縁(洗い場周縁) 13 洗い場 21,121,221,321螺旋状縦手すり部材(縦
手すり) 21a 螺旋部 321a (凹状)溝部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D032 DA07 GA00 2E025 BA02 BA04 BA05 BB08 BB09 BC03 BC04 2E101 FF01 HH02 JJ31 LL11 4C094 AA01 BA21 BC30 CC15 GG11 GG14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗い場と、該洗い場に隣接して浴槽とを有
    する手すり付き浴室構造において、 前記洗い場周縁から、内側方向へ所定間隔離間した位置
    に縦手すりが設けられていることを特徴とする手すり付
    き浴室構造。
  2. 【請求項2】前記洗い場周縁と前記縦手すりとの間隔
    は、通行可能な距離離間されていることを特徴とする請
    求項1記載の手すり付き浴室構造。
  3. 【請求項3】前記縦手すりは着脱可能となるように設け
    られていることを特徴とする請求項1又は2記載の手す
    り付き浴室構造。
  4. 【請求項4】前記縦手すりは、前記浴槽の長手方向略中
    央で、しかも、該浴槽縁部よりも所定距離洗い場側に離
    間させて設けられていることを特徴とする各請求項1乃
    至3のうち何れか一項記載の手すり付き浴室構造。
  5. 【請求項5】前記縦手すりは、洗い場の平面視略中央位
    置に設けられていることを特徴とする各請求項1乃至4
    のうち何れか一項記載の手すり付き浴室構造。
  6. 【請求項6】前記浴槽の両端縁のうち、少なくとも何れ
    か一方には、腰掛け入浴スペースが設けられていること
    を特徴とする各請求項1乃至5のうち何れか一項記載の
    手すり付き浴室構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011026782A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 Sankyo Tateyama Aluminium Inc 出入口用手摺及び玄関
AU2009100535B4 (en) * 2009-06-02 2012-02-02 D&I Klein Investments Pty Ltd Rails
JP2013179988A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Toto Ltd 浴室
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