JPH1025874A - 浴室用手すり装置 - Google Patents

浴室用手すり装置

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Publication number
JPH1025874A
JPH1025874A JP8199602A JP19960296A JPH1025874A JP H1025874 A JPH1025874 A JP H1025874A JP 8199602 A JP8199602 A JP 8199602A JP 19960296 A JP19960296 A JP 19960296A JP H1025874 A JPH1025874 A JP H1025874A
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JP
Japan
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handrail
bathroom
bathtub
traveling
rail
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Application number
JP8199602A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuhiko Saruwatari
辰彦 猿渡
Mitsuhiro Sakata
満洋 坂田
Yasutaka Tsutsui
泰孝 筒井
Masakazu Shudo
正和 首藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入浴者が浴室内のどの位置にでも簡単に移動
できるとともに、手すりにより、浴室内を狭くすること
なく、かつ、浴室内の外観も損なうことのない浴室用手
すり装置を提供する。 【解決手段】 手すり装置2を、浴室の天井面W4に設
けられた走行レール20と、走行レール20に支持され
つつ、この走行レール20に沿って移動可能な走行手段
30と、走行手段30に下向きに取り付けられた入浴補
助用の手すり40とから構成した。手すり40につかま
りつつ移動すれば、走行手段が走行レール20に沿って
移動するため、入浴者は、浴室内のどの位置にも簡単に
移動できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は入浴補助用の浴室
用手すり装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、浴室内に設置される入浴補助
用の手すりは、入浴者の移動方向に沿った壁面や、入浴
者の動きに沿った壁面に設けられており、入浴者は、こ
の手すりをつかんで、この手すりが設けられた壁面に沿
いつつ、入浴動作を行なっている。
【0003】すなわち、図12で示されるように、浴室
の左側壁W1に手すり100を水平に設け、この手すり
100によって、浴室の出入口部と浴槽110間の移動
の容易化が図られているとともに、浴槽110上方の浴
室の正面壁W2に手すり101を水平に設け、この手す
り101によって、浴槽110に対する出入りの容易化
が図られている。また、浴室の浴槽110に寄った右側
壁W3に手すり102を垂直に設け、この手すり102
によって、洗い場Aでの立ち上がりや座り込みの容易化
が図られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の手すり100,101,102は、浴室の壁面W
1,W2,W3に取り付けられているため、入浴者の動
作は、この壁面W1,W2,W3に沿ったものに限られ
る。このため、入浴者は浴室の中央付近に移動したり、
浴室の中央付近を経由して他の場所に移動できないとい
う問題があった。
【0005】また、上記従来の入浴補助用の手すりは、
狭い浴室内の壁面に突出させた状態で多数のものを設け
なければならないため、この手すりによって浴室内の外
観が損なわれるとともに、浴室内が狭くなってしてしま
うという問題があった。
【0006】この発明は、以上の点に鑑み、入浴者が浴
室内のどの位置にでも簡単に移動できるとともに、手す
りにより、浴室内を狭くすることなく、かつ、浴室内の
外観も損なうことのない浴室用手すり装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の浴室用手すり装置の発明は、浴室の天井面側に設けら
れた走行レールと、この走行レールに支持されつつ、こ
の走行レールに沿って移動可能な走行手段と、この走行
手段に下向きに取り付けられた入浴補助用の手すりとを
有していることである。
【0008】この発明では、手すりをつかんで移動する
ことにより、走行手段が走行レールに沿って移動するた
め、入浴者は、走行レールさえあれば、浴室内のどの場
所にでも、手すりにつかまって簡単に移動することがで
きる。したがって、浴室の中央部にも容易に移動できる
ようになる。また、浴室の壁面に多数の手すりが不要に
なる分、浴室内もすっきりとして見栄えがよくなり、浴
室内の外観も向上させることができるとともに、多数の
手すりが不要になる分、浴室内が狭くなってしまうこと
もない。
【0009】この発明の請求項2記載の発明は、請求項
1記載の発明の場合において、走行レールが、洗い場側
の浴槽リムに対向した、この浴槽リム上方の天井面側に
配置されていることである。
【0010】この発明では、入浴者は手すりにつかまり
つつ浴槽に沿うように洗い場を移動できるとともに、洗
い場に沿うように浴槽内を移動できる。このため、入浴
者は洗い場のどの位置からも浴槽に入ることができると
ともに、浴槽のどの位置からも洗い場に出ることができ
る。したがって入浴者は、浴室の壁面に沿って無理な姿
勢をとることなく、自由な姿勢で浴槽に出入りすること
ができる。
【0011】この発明の請求項3記載の発明は、請求項
1記載の発明の場合において、走行手段側に設けられた
突起部を、走行レール側の凹部に嵌脱させて、この走行
手段を走行レールの所定位置に位置決めする上部固定手
段を有していることである。
【0012】この発明の請求項4記載の発明は、請求項
1又は3記載の発明の場合において、手すりの下端側に
設けられた突起部を、洗い場の床面側の凹部又は浴槽リ
ム側の凹部に嵌脱させて、この手すりを洗い場の床面又
は浴槽リムの所定位置に位置決めする下部固定手段を有
していることである。
【0013】この発明の請求項3及び4記載の発明で
は、下部固定手段や上部固定手段により、手すりの上端
側や下端側を走行レール側や浴室の下部側に位置決めで
きるので、入浴者は、手すりを移動させない状態で、こ
の手すりにつかまることができる。したがって入浴者
は、浴室内で立ち上がったり、腰をかがめたり、又は浴
槽に跨ぎこんだりすることが容易にできるようになる。
この場合、手すりの位置決めが、突起部を凹部に嵌脱す
ることによってなされるため、上部固定手段や下部固定
手段の構成も簡単なものとなる。また、浴室の壁面側へ
の手すりの収納も容易にできるようになる。
【0014】この発明の請求項5記載の発明は、請求項
3又は4記載の発明の場合において、少なくとも上部固
定手段の突起部、又は下部固定手段の突起部のいずれか
一方を押圧して、この突起部を、少なくとも走行レー
ル、洗い場、又は浴槽リムの凹部が設けられた面のいず
れかに加圧する弾性手段を有していることである。
【0015】この発明では、例えば、上部固定手段の突
起部は、走行レールの凹部が設けられた面に加圧された
状態で移動(摺動)するため、走行手段が走行レールの
凹部の位置にくると、突起部は自動的に凹部に嵌め込ま
れ、手すりをこの凹部の位置に位置決め固定する。な
お、この後、走行手段を走行レールに沿って移動させた
い場合には、弾性手段を逆方向に加圧して、突起部を凹
部から離脱させればよい。
【0016】この発明の請求項6記載の発明は、請求項
4記載の発明の場合において、上部固定手段と下部固定
手段との突起部どうしを連結し、これらの突起部を、走
行レール側の凹部、及び洗い場の床面側の凹部又は浴槽
リム側の凹部に対して、同時に嵌脱させる連結手段を有
していることである。
【0017】この発明の請求項7記載の発明は、請求項
1又は3記載の発明の場合において、走行手段と手すり
との間に、この手すりの上端側を屈曲させて、この手す
りの下部側を走行手段周りの水平方向のいずれの向きに
も向けることができるフリージョイントを有しているこ
とである。
【0018】この発明では、フリージョイントにより、
手すりの上端側を屈曲させて、この手すりの下部側を浴
室内のどの向きにも向けることができる。したがって、
入浴者は、例えば、上端側を位置決めした状態で、水平
方向の所定の向きに斜状に延びた手すりを伝いつつ、浴
室内の所望の位置に容易に移動できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照しつつ説明する。 実施形態1.図1はこの発明の一実施の形態に係る手す
り装置を備えた浴室内の外観を示している。
【0020】図1において、浴室には、後部(奥)側の
正面壁W2横に、左側壁W1と右側壁W3間の左右幅一
杯に亘って浴槽1が設置されており、この浴槽1の手前
の前部側に洗い場Aが形成されているとともに、この洗
い場Aの手前に、浴室に出入りするための出入口部(図
示せず)が形成されている。
【0021】浴槽1は、図1で示されるように、凹状の
湯溜め部10周りに、水平な浴槽リム11が形成された
ものであるが、浴槽リム11が洗い場Aの床面A1より
一段高い位置に配置されるように、浴室内に設置されて
いる。そして、浴槽リム11の洗い場Aに面した前部側
浴槽リム11Aには、左端部、中間部及び右端部にそれ
ぞれ3つの凹部H、すなわち、凹部H1,H2,H3が
形成されている。また、前部側浴槽リム11Aは、入浴
時に、入浴者Mがゆったりと腰を掛けることができるよ
うに、やや幅広に形成されている。そして、この前部側
浴槽リム11Aの前端側下方には、湯溜め部10の側面
を隠すように、エプロン部3が設置されており、かつ、
この前部側浴槽リム11Aの上方には、入浴補助用の手
すり装置2が設けられている。
【0022】この手すり装置2は、図1で示されるよう
に、浴槽1の前部側浴槽リム11Aに沿うように、浴室
の天井面W4に左右方向に向かって取り付けられた走行
レール20と、この走行レール20に支持されつつ、こ
の走行レール20に沿って移動可能な走行手段としての
台車部30と、この台車部30に下向きに垂れるように
垂直に取り付けられた入浴補助用の手すり40と、台車
部30や手すり40を走行レール20の所定位置で位置
決め固定する固定手段としての固定機構50(図4参
照)とから構成されている。
【0023】走行レール20は、図5で示されるよう
に、断面が矩形状をした金属製の角筒の下辺側を一部カ
ットして、端部を上方に折り曲げた形状のレール部材2
1と、このレール部材21の所定の内面上部に取り付け
られ、台車部30を位置決め固定する板状の係止部材2
2とから構成されている。レール部材21は、上辺部2
1aがビス等により天井面W4に取り付けられていると
ともに、下辺側の中央に設けられた開口部21bの両側
に、凹状の支持部21cが形成されている。係止部材2
2は、図4で示されるように、浴槽1の凹部Hに対向し
た位置にそれぞれ設けられており、下面側に凹部22a
が形成されている。
【0024】台車部30は、図4及び図6で示されるよ
うに、本体部31の上部が開口部21bから走行レール
20内に差し込まれていて、この本体部31の上部側角
部から、走行レール20の支持部21c側に延びる4本
のアーム部32に、車輪33が回動自在に支持されたも
ので、この車輪33が一対の支持部21cに案内支持さ
れつつ、この走行レール20に沿って移動できるように
なっている。本体部31には、図4で示されるように、
上部側と下部側とにそれぞれ上凹部31aと下凹部31
bとが形成されており、これらが、リンク孔31cによ
って連通されている。
【0025】手すり40は、図4で示されるように、パ
イプ材41の上端と下端の開口を上キャップ42と下キ
ャップ43とで塞いだものであり、上キャップ42が取
り付けられたパイプ材41の上端側が台車部30の下凹
部31b内に差し込まれて固定され、この台車部30か
ら下方に垂れ下がるように位置決めされている。上キャ
ップ42は、パイプ材41内に圧入されているが、中心
部に小孔P1と大孔P2とからなる段孔42aが上下方
向に貫通するように形成されているとともに、下部側の
側部には、段孔42aの大孔P2に臨むように、上下に
長い一対の長孔42bが対向するように形成されてい
る。下キャップ43は、内部にパイプ材41の下端が差
し込まれたものであり、このパイプ材41に沿って上下
に移動可能となっている。この下キャップ43は、上部
に把手部43aが形成されているとともに、下部に突起
部43bが形成されている。
【0026】固定機構50は、図4で示されるように、
走行レール20側の凹部22aに突起部として嵌脱し、
台車部30を走行レール20側に位置決め固定するスト
ッパー棒51と、浴槽1の前部側浴槽リム11Aの凹部
Hに嵌脱して、手すり40を浴槽1側に位置決め固定す
る手すり40の突起部43bと、この突起部43bとス
トッパー棒51とを連結して同時に作動させる連結手段
としてのリンク機構Lと、浴槽1の凹部Hとから構成さ
れている。
【0027】リンク機構Lは、第1、第2、第3リンク
部材52,53,54及びガイド部材55とから構成さ
れている。第1リンク部材52は、中間部が、台車部3
0の上凹部31a内で両端が固定された第2リンク部材
53によって、回動自在に支持されており、一端側でス
トッパー棒51の端部を回動自在に支持している。第3
リンク部材54は、手すり40のパイプ材41と上キャ
ップ42の段孔42aとを貫通するとともに、台車部3
0のリンク孔31cを貫通して、上端が第1リンク部材
52の他端側に回動自在に支持され、下端が手すり40
の下キャップ43の孔部に圧入固定されている。ガイド
部材55は、第3リンク部材54の孔部に圧入固定され
ているとともに、両端が上キャップ42の長孔42b内
に位置決めされていて、長孔42b内を上下動すること
により、第3リンク部材54の上下移動を案内してい
る。
【0028】ここで、ストッパー棒51と走行レール2
0の凹部22aとで上部固定手段が構成され、手すり4
0の突起部43bと浴槽1の凹部Hとで下部固定手段が
構成されている。
【0029】なお、浴槽1の凹部Hは、図4で示される
ように、前部側浴槽リム11Aの開口に凹部Hを有する
凹状部材12を差し込んだ後、この凹状部材12をつば
部12aとリング部材13とで前部側浴槽リム11Aの
開口周りに加圧固定することにより形成される。
【0030】つぎに、この手すり装置2の作用について
説明する。なお、手すり40は、図2で示されるよう
に、入浴開始時には、下キャップ43の突起部43bを
浴槽1の凹部H1に差し込んだ、浴槽1の左端側の位置
P1に位置決め固定されているものとする。また、入浴
者Mは、手すり等につかまらなければ入浴動作のできな
い、例えば、高齢者であるものとする。
【0031】入浴者Mは、浴室の出入口部から浴室の左
側壁W1に沿ってP1の位置にある手すり40まで達す
る。この場合、例えば、図12で示した手すり100が
左側壁W1に取り付けられており、入浴者Mは、この手
すり100を伝って手すり装置2の手すり40まで達す
るものとする。つづいて、入浴者Mは、把手部43aを
押しあげて、下キャップ43の突起部43bを凹部H1
から引き上げ、この手すり40を移動できる状態にす
る。この場合、リンク機構Lの第3リンク部材54がガ
イド部材55に案内されつつ上方に移動し、第1リンク
部材52を、図6で示されるように、反時計回り方向に
回動させて、ストッパー棒51を係止部材22の凹部2
2aから離脱させるため、台車部30は走行レール20
に沿って移動できるようになる。
【0032】つぎに、入浴者Mは、手すり40をつかみ
つつ、この手すり40とともに洗い場Aを浴槽1の中央
部側まで移動する。つづいて、把手部43aを下方に下
げて、下キャップ43の突起部43bを凹部H2に差し
込み、この手すり40を、図1で示されるように、浴槽
1の中間位置P2に位置決め固定する。この場合、スト
ッパー棒51も、走行レール20の凹部22a内に差し
込まれ、この手すり40は、上下両端側が固定された状
態となる。
【0033】つぎに、入浴者Mは、手すり40につかま
りつつ、浴槽1の前部側浴槽リム11Aに腰を掛けた
後、足を浴槽1の湯溜め部10内に跨ぎ込む。そして、
手すり40につかまりつつ体を湯溜め部10内の湯に浸
して入浴する。そして、体が温まると、手すり40につ
かまりつつ湯溜め部10から出て、浴槽1の前部側浴槽
リム11Aに再び腰を掛けた後、足を湯溜め部10から
洗い場A側に跨いで、浴槽1から出る。つづいて、手す
り40につかまりつつ、洗い場A側の風呂イス(図示せ
ず)に腰を掛けた後、体を洗う。そして、体をすすいだ
後は、入浴者Mは上記と全く逆の動作をして入浴を終了
する。
【0034】一方、水栓金具等が浴室の右側壁W3側に
あり、洗体時に右側壁W3側に移動する必要がある場合
には、浴槽1から出た入浴者Mは、手すり40につかま
りつつ立ち上がった後、下キャップ43の把手部43a
を上方に移動させ、手すり40(台車部30)を移動で
きる状態にする。つぎに、入浴者Mは、手すり40につ
かまりつつ浴槽1の右端側に移動した後、下キャップ4
3の把手部43aを下方に下ろし、突起部43bとスト
ッパー棒51とを浴槽1と走行レール20との凹部H
3,22aに差し込んで、手すり40を、図3で示され
る浴槽1の右端側の位置P3に位置決め固定する。つづ
いて、入浴者Mは手すり40につかまりつつ、洗い場A
側の風呂イス(図示せず)に腰を下ろし、水栓金具から
の湯を使用して体を洗った後、上記と全く逆の動作をし
て入浴を終了する。
【0035】なお、手すり40が不要な者が入浴する場
合には、例えば、図3で示されるように、手すり装置2
の手すり40を浴槽1の右端側の位置P3に移動させ、
手すり40の上下端側を固定しておけば、手すり40が
入浴の邪魔になることもない。
【0036】以上のように、この手すり装置2では、下
向きに垂れるように取り付けられた手すり40を、走行
手段である台車部30により、走行レール20に沿って
移動できるので、入浴者Mは、浴室内の壁面に沿った位
置だけでなく、浴室の中央側にも容易に達することがで
きる。このため、手すり等がなければ入浴できない例え
ば高齢の入浴者Mであっても、周りに壁面のない浴槽1
の中間部側から、湯溜め部10に入ったり、これから出
たりすることができる。もちろん、浴室内に多数の手す
りを配置する必要がないため、浴室内の外観もすっきり
したものとなり、手すりによって浴室内を狭くしてしま
うこともない。
【0037】また、この手すり装置2では、走行レール
20が浴槽1の前部側浴槽リム11Aに対向した天井面
W4に設けられているため、入浴者Mは、この前部側浴
槽リム11Aに沿って、洗い場A側や湯溜め部10内を
移動できる。このため、入浴者Mは、洗い場Aのどの位
置からも湯溜め部10に入ることができるとともに、湯
溜め部10のどの位置からも洗い場Aに出ることができ
る。したがって、入浴者は、浴室の壁面にしたがった無
理な姿勢をとることなく、自由な姿勢で、浴槽1の湯溜
め部10に出入りすることができる。
【0038】さらに、この手すり装置2では、固定機構
50を設けて、上部固定手段と下部固定手段とにより、
手すり40の両端側を所望の位置で固定できるため、入
浴者は、手すりを移動させない状態で、この手すりにつ
かまることができる。したがって、入浴者は、浴室内で
立ち上がったり、腰をかがめたり、又は浴槽1の湯溜め
部10に跨ぎ込むことが容易にできるようになる。特
に、この手すり装置2では、1箇所の把手部43aを操
作するだけで、リンク機構Lによって手すり40の上下
端側を同時に固定及び固定解除できるため、手すり40
の固定等の操作を容易かつ迅速になすことができる。
【0039】なお、例えば、固定機構50を、手すり4
0の突起部43bと浴槽1の凹部Hからなる下部固定手
段のみから構成し、把手部43aの操作により、手すり
40の下端側のみを固定するようにしても同様な効果を
得ることができる。また、固定機構50を、ストッパー
棒51と走行レール20の凹部22aからなる上部固定
手段のみから構成し、把手部43aの操作により、手す
り40の上端側のみを固定するようにしても同様な効果
を得ることができる。
【0040】さらに、手すり40の下キャップ43は、
パイプ材41に対して自由に上下動できるようになって
いるが、パイプ材41への係合部等を設けて、これを位
置決めするようにし、把手部43aの移動により、突起
部43bをロック位置とロック解除位置とにそれぞれ位
置決めできるようにしてもよい。
【0041】また、図7の(a)で示されるように、走
行レール20を、浴室の出入口部Dから浴室の左側壁W
1に沿って設けた後、浴槽1の前部側浴槽リム11Aに
沿うように(く)の字形に曲げるようにしてもよい。こ
のことにより、入浴者Mは、左側壁W1に特別な手すり
を設けなくても、浴室の出入口部D側から浴槽1まで、
手すり40によって移動できるようになる。この場合、
鎖線で示されるように、走行レール20を洗い場A側に
のみ設け、手すり40の下端側を洗い場Aの床面A1側
の所望の位置に固定するようにしてもよい
【0042】さらに、図7の(b)で示されるように、
浴室の出入口部Dから洗い場Aを通って浴槽1まで、浴
室の中心に沿って走行レール20を設けるようにしても
よい。この場合、走行レール20の形状は単純なものと
なるが、入浴者Mは、手すり40を使用して、浴室の出
入口部Dと浴槽1との間を容易に移動できるようにな
る。
【0043】また、固定機構50操作用の把手部は、入
浴者の使用しやすい手すり40の中間部側に設けるよう
にしてもよい。また、走行レール20側の凹部22aや
浴槽1側の凹部Hの数を増やし、手すり40を種々の位
置で固定できるようにしてもよい。さらに、下キャップ
43の突起部43aと凹部H等との位置合わせを容易に
するために、例えば、走行レール20と台車部30とに
位置合わせ用のマーキングを設けるようにしてもよい。
【0044】実施形態2.図8はこの発明の他の実施の
形態に係る手すり装置を示している。なお、実施形態1
に係る手すり装置2と同一機能を有するものには、同一
符号を付し、その説明を省略する。
【0045】この手すり装置2Aは、図8で示されるよ
うに、走行レール20と、台車部30と、手すり40
と、固定機構50と、台車部30と手すり40との間に
設けられ、手すり40の上端側を屈曲させて、この手す
り40の下部側を台車部30に対して、水平方向のいず
れの向きにも向けることができるフリージョイント60
とから構成されている。
【0046】走行レール20は、図8及び図9で示され
るように、レール部材21と係止部材22Aとから構成
されるが、レール部材21の内面上部に取り付けられる
係止部材22Aは、レール部材21と同一の長さ分だけ
設けられており、この係止部材22Aの所定位置に台車
部30を位置決め固定する凹部22aが形成されてい
る。そして、この係止部材22Aの下面側は、滑らかに
形成されている。
【0047】台車部30は、走行レール20内に差し込
まれた本体部34の上部側角部に、アーム部32を介し
て4つの車輪33が回動自在に支持されたものであり、
車輪33が走行レール20の支持部21cに案内支持さ
れつつ、この走行レール20に沿って移動できるように
なっている。本体部34は、上部側が円筒状に形成さ
れ、下部側の拡径部34aの下方に、小径の外ねじ部3
4bが形成されている。本体部34の中程には、円筒内
孔34cに通じる、上下に長い一対の長孔34dが対向
するように形成されている。
【0048】固定機構50は、台車部30を走行レール
20の所定位置に位置決め固定する上部固定手段のみか
らなるものであり、ストッパー部材56と弾性手段とし
てのコイルバネ57と、ガイド部材58と、ピン部材5
9とから構成されている。
【0049】ストッパー部材56は、台車部30の円筒
内孔34c内に上下に移動自在に嵌め込まれており、上
部に、走行レール20の凹部に嵌め込まれる突起部56
aが形成されている。コイルバネ57は、ストッパー部
材56の下面と台車部30の円筒内孔34cの底部間に
設置され、ストッパー部材56の突起部56aを走行レ
ール20の係止部材22A下面に加圧している。ガイド
部材58は、円筒状に形成されて、台車部30の本体部
34外方に嵌め込まれており、台車部30の長孔34d
に差し込まれたピン部材59によって、ストッパー部材
56と連結されて、このストッパー部材56とともに、
この本体部34に沿って上下に移動可能となっている。
【0050】したがって、台車部30が移動すると、ス
トッパー部材56の突起部56aは、先端面が走行レー
ル20の係止部材22Aの下面を加圧しつつ移動し、凹
部22aの位置にくると、ストッパー部材56の肩部5
6bが係止部材22Aの下面に突き当たるまで、コイル
バネ57のバネ力により、この凹部22aに嵌め込まれ
る。また、ガイド部材58の把手部Tを下方に引くこと
により、ガイド部材58、ピン部材59を介して、スト
ッパー部材56も下方に押し下げられ、突起部56aが
走行レール20の凹部22aから離脱して、台車部30
は自由に移動できる状態となる。
【0051】フリージョイント60は、図8で示される
ように、上接続部61と、回動ピン62と、中接続部6
3と、下接続部64と、水平ピン65とから構成されて
いる。
【0052】上接続部61は、有底の円筒状に形成さ
れ、上端に台車部30の外ねじ部34bにねじ込まれる
内ねじが形成されているとともに、底部に回動ピン62
用の孔部61aが形成されている。回動ピン62は、円
板部62aの下面側に小径の脚部62bが形成されたも
のであり、円板部62aを上接続部61内に残した状態
で、脚部62bが、孔部61aを介して、下方に突出す
るように位置決めされる。中接続部63は、上部側の円
柱部に回動ピン62の脚部62bが圧入固定され、下部
に、横孔63bを有する突起部63aが形成されてい
る。下接続部64は、上部に中接続部63の突起部63
aが差し込まれる凹部64aが形成されていて、この上
部を水平に貫通する水平ピン65を中接続部63の横孔
63bに通すことにより、中接続部63と接続されてい
る。
【0053】したがって、このフリージョイント60で
は、上接続部61に対して、中接続部63と下接続部6
4とが、回動ピン62を介して、水平方向に回動可能と
なっているとともに、中接続部63に対して、下接続部
64が、水平ピン65を介して、上下方向に屈曲するよ
うに回動可能となっている。このため、下接続部64側
は、台車部30周りのいずれの水平方向に対しても、水
平ピン65を中心に、上下方向に回動できる。
【0054】なお、手すり40は、パイプ材41とこの
パイプ材41の下端を閉じる下キャップ44とから構成
されており、パイプ材41の上端が、下接続部64下端
に圧入固定されることにより、下方に垂れ下がるよう
に、フリージョイント60に接続されている。この場
合、手すり40は下端が浴槽1の前部側浴槽リム11A
に当たらないように、やや短く形成されている。
【0055】つぎに、この手すり装置2Aの作用につい
て説明する。まず、手すり40を、図10の鎖線で示さ
れる浴槽1の左端側の位置Q1に位置決めしておく。そ
して、浴室の出入口部から他の把手等を使用してこの手
すり40に達した入浴者Mは、この手すり40をつかん
で、浴槽1の中間部側まで移動する。この場合、走行レ
ール20の中間位置に凹部22aがあるので、台車部3
0の移動とともに、固定機構50の突起部56aがこの
凹部22aに自動的に嵌め込まれ、手すり40は、図1
0の実線で示される位置Q2に自ら位置決め固定され
る。なお、浴槽1の左端と中間部間(位置Q1と位置Q
2との間)にも、走行レール20に凹部22aが設けら
れている場合、手すり40はこの凹部22aによっても
位置決め固定されるが、この場合、把手部Tを下方に引
いて、固定機構50の突起部56aを凹部22aから離
脱させればよい。
【0056】つぎに、入浴者はQ2の位置にある手すり
40につかまりつつ、浴槽1の前部側浴槽リム11Aに
腰を掛けた後、浴槽1の湯溜め部10内に跨ぎ込む。つ
づいて、入浴者Mは、フリージョイント60を使用し
て、手すり40の下部側を、例えば、図10中鎖線で示
されるQ3の位置に向けながら、この手すり40につか
まりつつ湯溜め部10の湯中に体を浸ける。そして、入
浴者Mは、体が温まると、この手すり40につかまりつ
つ、再び浴槽1の前部側浴槽リム11Aに腰を掛け、そ
の後、足を洗い場A側に跨いで、湯溜め部10から出
る。つづいて、入浴者Mは、Q3の位置にある手すり4
0を洗い場A側に向けながら、この手すり40につかま
りつつ、洗い場Aの風呂イス等に腰を掛け、体を洗う。
【0057】また、浴槽1の右端側まで移動する必要が
ある場合は、入浴者Mは、把手部Tを下方に引いて、台
車部30を移動可能な状態にした後、手すり40につか
まりつつ浴槽1の右端側まで移動する。この場合、手す
り40を図10中鎖線で示される浴槽1の右端側の位置
Q4まで移動させれば、ここで、固定機構50の突起部
56aが走行レール20の凹部22aに嵌め込まれ、手
すり40は、この位置に自動的に位置決めされる。そし
て、入浴者Mは、浴室の右側壁W3近傍の洗い場Aで、
水栓金具からの湯を使用して体を洗い、その後は、上記
と逆の動作をして入浴を終了する。
【0058】一方、手すり40の不要な者が入浴する場
合には、図10で示されるように、手すり40を、例え
ば、浴槽1の左側の邪魔にならない位置Q4に位置決め
するか、又は手すり40の下端側が、例えば、浴室の右
側壁W3側に支持されるQ5の位置に位置決めする。手
すり40をQ5の位置に収納する場合には、図11で示
されるように、右側壁W3に、例えば、プレートを曲げ
て形成されたホルダーRを取り付けておくとともに、手
すり40の下端に、ピンS1の先端に円板S2のついた
係止具Sを取り付けておく。そして、ホルダーRのたて
溝R1に沿ってピンS1を下降させつつ、円板S2をホ
ルダーR内に収納して、手すり40の下端をホルダーR
に支持させるようにする。
【0059】以上のように、この手すり装置2Aにおい
ても、実施形態1で説明した手すり装置2と同様な効果
を得ることができる。また、この手すり装置2Aでは、
固定機構50の突起部56aを弾性手段を介して、走行
レール20の凹部22aに嵌め込むようにしているた
め、走行レール20の凹部22aの位置で、手すり40
を自動的に位置決めすることができ、この手すり装置2
Aの操作の容易化を図ることができる。
【0060】さらに、この手すり装置2Aでは、フリー
ジョイント60を設け、手すり40の上端側を屈曲さ
せ、この手すり40を斜状に傾斜させることにより、こ
の手すり40の下部側を台車部30周りの、水平方向の
どの向きにも向けることができるため、入浴者Mは、固
定された手すり40の上端側を中心に、手すり40の下
部側が延出される位置まで自由に移動でき、入浴者Mの
移動範囲を広げることができる。この場合、手すり40
の上端側を固定しないで、手すり40の上端側を屈曲さ
せるようにしてもよい。
【0061】なお、図7の(a)や(b)で示されるよ
うに、走行レール20を浴室の出入口部D側近傍まで設
けるようにしてもよい。また、固定機構50の弾性手段
は、板バネやゴム状の弾性体であってもよい。
【0062】さらに、フリージョイント60は、回動ピ
ン62や水平ピン65周りに、ある程度の抵抗を持た
せ、所定の水平方向に向けて斜状に位置決めされた手す
り40を保持できるようにしてもよい。また、フリージ
ョイント60のタイプは、どのようなものでもよく、例
えば、球状凸部と、球面状凹部とを嵌め合わせたような
ものでもよい。
【0063】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0064】この発明の請求項1記載の浴室用手すり装
置の発明によれば、浴室の天井面側に設けられた走行レ
ールと、この走行レールに支持されつつ、この走行レー
ルに沿って移動可能な走行手段と、この走行手段に下向
きに取り付けられた入浴補助用の手すりとを有している
ので、入浴者は、移動可能な手すりにつかまりつつ浴室
内のどの位置にでも簡単に移動できるとともに、浴室内
に多数の手すりを取り付ける必要がない分、浴室内も狭
くならず、浴室内の外観が損なわれてしまうこともな
い。
【0065】この発明の請求項2記載の発明によれば、
請求項1記載の発明の場合において、走行レールが、洗
い場側の浴槽リムに対向した、この浴槽リム上方の天井
面側に配置されているので、浴槽に対する出入りの容易
化を図ることができる。
【0066】この発明の請求項3記載の発明によれば、
請求項1記載の発明の場合において、走行手段側に設け
られた突起部を、走行レール側の凹部に嵌脱させて、こ
の走行手段を走行レールの所定位置に位置決め固定する
上部固定手段を有しているので、手すりを所望の位置に
簡単に位置決め固定できるとともに、入浴者も、固定さ
れた手すりに充分に体を支持させた状態で、この手すり
に沿って移動できる。
【0067】この発明の請求項4記載の発明によれば、
請求項1又は3記載の発明の場合において、手すりの下
端側に設けられた突起部を、洗い場の床面側の凹部又は
浴槽リム側の凹部に嵌脱させて、この手すりを洗い場の
床面又は浴槽リムの所定位置に位置決め固定する下部固
定手段を有しているので、請求項3記載の発明と同様な
効果を得ることができる。また、上部固定手段と下部固
定手段とを設けた場合には、手すりをよりしっかりと固
定できる。
【0068】この発明の請求項5記載の発明によれば、
請求項3又は4記載の発明の場合において、少なくとも
上部固定手段の突起部、又は下部固定手段の突起部のい
ずれか一方を押圧して、この突起部を、少なくとも走行
レール、洗い場、又は浴槽リムの凹部が設けられた面の
いずれかに加圧する弾性手段を有しているので、手すり
を凹部に対して自動的に固定でき、手すりの固定操作の
容易化を図ることができる。
【0069】この発明の請求項6記載の発明によれば、
請求項4記載の発明の場合において、上部固定手段と下
部固定手段との突起部どうしを連結し、これらの突起部
を、走行レール側の凹部、及び洗い場の床面側の凹部又
は浴槽リム側の凹部に対して、同時に嵌脱させる連結手
段を有しているので、手すりの上下端側の固定を、簡単
になすことができる。
【0070】この発明の請求項7記載の発明によれば、
請求項1又は3記載の発明の場合において、走行手段と
手すりとの間に、この手すりの上端側を屈曲させて、こ
の手すりの下部側を走行手段周りの水平方向のいずれの
向きにも向けることができるフリージョイントを有して
いるので、入浴者は、手すりを傾斜させることにより、
走行レールの設けられていない浴室内の種々の場所にも
容易に移動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る手すり装置を備
えた浴室の外観斜視図である。
【図2】図1で示される手すり装置の手すりを浴槽の左
端側に位置決めした場合の浴室内の外観斜視図である。
【図3】図1で示される手すり装置の手すりを浴槽の右
端側に位置決めした場合の浴室内の外観斜視図である。
【図4】図1で示される手すり装置の側断面図である。
【図5】図4のAーA矢視断面図である。
【図6】図1で示される手すり装置の作用説明図であ
る。
【図7】図1で示される手すり装置の走行レールの変更
実施形態を示す図である。
【図8】この発明の実施形態2に係る手すり装置の正断
面図である。
【図9】図8で示される手すり装置の作用説明図であ
る。
【図10】図8で示される手すり装置を備えた浴室内の
外観斜視図である。
【図11】図8で示される手すり装置の手すりの下端を
支持するホルダーの外観斜視図である。
【図12】従来の手すりを備えた浴室内の外観斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 浴槽 2、2A 手すり装置 11 浴槽リム 20 走行レール 22a 凹部 30 台車部(走行手段) 40 手すり 43b 突起部 50 固定機構(上部固定手段、下部固定手段) 51 ストッパー棒(突起部) 54 第3リンク部材(連結手段) 56a 突起部 57 コイルバネ(弾性手段) 60 フリージョイント A 洗い場 A1 床面 H,H1,H2,H3 凹部 L リンク機構(連結手段) W4 天井面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 筒井 泰孝 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 首藤 正和 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室の天井面側に設けられた走行レール
    と、この走行レールに支持されつつ、この走行レールに
    沿って移動可能な走行手段と、この走行手段に下向きに
    取り付けられた入浴補助用の手すりとを有することを特
    徴とする浴室用手すり装置。
  2. 【請求項2】 前記走行レールが、洗い場側の浴槽リム
    に対向した、この浴槽リム上方の前記天井面側に配置さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の浴室用手すり
    装置。
  3. 【請求項3】 前記走行手段側に設けられた突起部を、
    前記走行レール側の凹部に嵌脱させて、この走行手段を
    上記走行レールの所定位置に位置決めする上部固定手段
    を有していることを特徴とする請求項1記載の浴室用手
    すり装置。
  4. 【請求項4】 前記手すりの下端側に設けられた突起部
    を、洗い場の床面側の凹部又は浴槽リム側の凹部に嵌脱
    させて、この手すりを上記洗い場の床面又は上記浴槽リ
    ムの所定位置に位置決めする下部固定手段を有している
    ことを特徴とする請求項1又は3記載の浴室用手すり装
    置。
  5. 【請求項5】 少なくとも前記上部固定手段の突起部、
    又は前記下部固定手段の突起部のいずれか一方を押圧し
    て、この突起部を、少なくとも前記走行レール、前記洗
    い場、又は前記浴槽リムの前記凹部が設けられた面のい
    ずれかに加圧する弾性手段を有していることを特徴とす
    る請求項3又は4記載の浴室用手すり装置。
  6. 【請求項6】 前記上部固定手段と前記下部固定手段と
    の前記突起部どうしを連結し、これらの突起部を、前記
    走行レール側の凹部、及び前記洗い場の床面側の凹部又
    は浴槽リム側の凹部に対して、同時に嵌脱させる連結手
    段を有していることを特徴とする請求項4記載の浴室用
    手すり装置。
  7. 【請求項7】 前記走行手段と前記手すりとの間に、こ
    の手すりの上端側を屈曲させて、この手すりの下部側を
    上記走行手段周りの水平方向のいずれの向きにも向ける
    ことができるフリージョイントを有していることを特徴
    とする請求項1又は3記載の浴室用手すり装置。
JP8199602A 1996-07-11 1996-07-11 浴室用手すり装置 Pending JPH1025874A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7416774B2 (en) 2003-02-25 2008-08-26 Nippon Steel Corporation Precoated metal sheet for light reflectors
JP2008289806A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Panasonic Electric Works Bath & Life Co Ltd 浴室用握りバー
CN111096607A (zh) * 2018-10-26 2020-05-05 上饶师范学院 一种防滑防撞型幼儿教育用防护装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008289806A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Panasonic Electric Works Bath & Life Co Ltd 浴室用握りバー
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