JP2016185236A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2016185236A
JP2016185236A JP2015066831A JP2015066831A JP2016185236A JP 2016185236 A JP2016185236 A JP 2016185236A JP 2015066831 A JP2015066831 A JP 2015066831A JP 2015066831 A JP2015066831 A JP 2015066831A JP 2016185236 A JP2016185236 A JP 2016185236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reel
liquid crystal
display window
image
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015066831A
Other languages
English (en)
Inventor
晃 寺社下
Akira Terakososhita
晃 寺社下
英美 市川
Emi Ichikawa
英美 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KPE Inc
Original Assignee
KPE Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KPE Inc filed Critical KPE Inc
Priority to JP2015066831A priority Critical patent/JP2016185236A/ja
Publication of JP2016185236A publication Critical patent/JP2016185236A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】リール表示窓と、リール表示窓の隣接領域にて演出画像が表示される遊技機であって、目押し時の視認性が確保される遊技機を提供する。【解決手段】リール表示窓20と、リール表示窓20の隣接領域にて演出画像を表示する液晶パネル部25と、液晶パネル部25に表示される演出画像を構成する複数のレイヤ画像を描画させるための描画コマンドを出力する描画コマンド出力手段と、描画コマンドによりレイヤ画像を描画して複数のレイヤ画像を重ね合わせて演出画像を生成する液晶表示手段と、を有する遊技機であって、液晶パネル部25は、リール表示窓20に対応する部分が透過型液晶パネル部Trで構成され、描画コマンド出力手段は、リール表示窓20内の一部の領域のみにおいて、他のレイヤ画像による演出画像を排除してリール可変表示装置を透過表示するように構成された、最上位のレイヤ画像の描画コマンドを出力する、ことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、遊技機に関する。
回胴式の遊技機筐体の内部には、回転駆動される複数のリールを備えたリール可変表示装置が配置される。そして遊技者に対して、リール可変表示装置の様子を視認させるため、前面扉にはリール表示窓が備え付けられる。
また遊技機には、リール表示窓において半透明状の画像を表示しつつ、リール表示窓からその周辺にかけての領域にて演出画像を表示する表示器(例えば、全面液晶パネル)が採用されることもある。
特開2006−141533号公報
上記のような表示器が採用された遊技機においては、迫力のある演出や好奇心を向上させる演出を提供するべく、遊技中にリール表示窓内において演出画像を表示することが考えられる。
しかしながら、リールについては遊技者が目押しをするべく視認させる必要があり、リール表示窓内での演出画像の表示は目押しの妨げになってしまう恐れがある。
本発明は、このような課題に鑑みて、リール表示窓内と当該リール表示窓に隣接する領域にて演出画像が表示される遊技機であって、遊技者の目押しの際に必要となる視認性が確保される遊技機を提供することを目的とする。
以下、本発明について説明する。なお、発明の理解を容易にするため添付図面の参照符号等を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が表示の形態に限定されるものではない。
本発明にかかる遊技機は、上記課題に鑑みて、複数のリールを回転駆動させるリール可変表示装置(RL)と、前記リール可変表示装置を視認可能にするためのリール表示窓(20)、および、当該リール表示窓に隣接する領域において演出画像を表示する液晶パネル部(25)と、前記液晶パネル部に表示される演出画像を構成する複数のレイヤ画像(例えば、第1〜第4のレイヤL1〜L4)を描画させるための描画コマンドを出力する描画コマンド出力手段(例えば、サブ制御基板100B)と、前記描画コマンドを取得することにより前記レイヤ画像を描画し、描画された前記複数のレイヤ画像を重ね合わせることにより前記演出画像を生成する液晶表示手段(例えば、液晶表示基板197)と、を有する遊技機であって、前記液晶パネル部は、前記リール表示窓に対応する部分が透過型液晶パネル部(Tr)によって構成され、前記描画コマンド出力手段は、前記リール表示窓内の一部に対応して当該一部以外には対応しない領域にて、前記複数のレイヤ画像のうちの他のレイヤ画像(L2〜L4)に描画される画像を表示させずに、前記リール可変表示装置を透過表示するように構成された、前記複数のレイヤ画像のうちの最上位のレイヤ画像(L1)の描画コマンドを出力する、ことを特徴とする。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記一部は、前記リール表示窓内における有効ライン上の図柄を表示する位置(領域ER)に対応する、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記描画コマンド出力手段は、前記他のレイヤ画像のいずれかにおいて、前記リール表示窓内に画像を表示させるための描画コマンドを出力する、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記液晶表示手段は、前記リール表示窓内の前記一部に対応する領域において、前記他のレイヤ画像のいずれかにおいて表示される画像を表示せずに、前記リール可変表示装置が透過表示されるように前記演出画像を生成する、ことを特徴としてもよい。
本発明によれば、リール表示窓内と当該リール表示窓に隣接する領域にて演出画像が表示される遊技機であって、遊技者の目押しの際に必要となる視認性が確保される遊技機を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る遊技機1を説明するための図である。 第1の実施形態に係る遊技機のリール可変表示装置の構造を示す説明図である。 第1の実施形態に係る遊技機の電気的構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る遊技機のサブ制御基板と液晶表示基板の機能的構成を示す図である。 第1の実施形態における遊技機のフレームバッファにて重ね合わせされるレイヤ画像を説明するための図である。 第1の実施形態の液晶パネル部にて表示される演出画像の様子を示す図である。
[第1の実施形態]
以下においては、本発明の第1の実施形態に係る遊技機1についての説明をする。
[1−1.遊技機の外観構成]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る遊技機1の概観を示す斜視図である。遊技機1は、前面が開口した箱状の本体2と本体2の前面に配置した前面扉3から構成されている。本体2と前面扉3とは片側で蝶番により固定され開閉できるようになっている。前面扉3は、リール可変表示装置の図柄を視認させるためのリール表示窓20を有しつつも、その近傍をも含む領域において演出等を表示する液晶パネル部25を有している。また、遊技者が遊技を行うためのボタン類が配置された操作部OP、受皿部BPを含んで構成される。
操作部OPには、メダル投入口10、MAXBETボタン11をはじめとする一遊技に賭ける遊技媒体の数を設定するベットボタン、スタートレバー12、左ストップボタン13a、中ストップボタン13b、右ストップボタン13c、精算ボタン14、が設けられている。MAXBETボタン11の下部位置の前面側には、リールR1〜R3の回転を行うためのスタートレバー12が配置され、その右側には左リールR1の回転を停止させるための左ストップボタン13a、中リールR2の回転を停止させるための中ストップボタン13b及び右リールR3の回転を停止させるための右ストップボタン13cが配置される。
本実施形態における液晶パネル部25におけるリール表示窓20に対応する位置には、1つのリールにつき、3個の連続した図柄をのぞむことができる透過型液晶パネル部Trが構成されており、遊技者は3つのリールで9個分の図柄を、リール表示窓20を通して目視することができる。また液晶パネル部25は、透過型液晶パネル部Trとその周囲の領域に跨った演出画像を表示することができるようになっている。
液晶パネル部25は、カラーフィルタ基板とTFT基板の間に挟持された液晶層を備えた液晶パネル、偏光板、シート状の光学部材、導光部材、光源を含んで構成される。導光部材は、リール表示窓20に対応する位置が開口した板状の部材となっており、光源からの光を誘導して液晶パネルに向けて出射する。また透過型液晶パネル部Trでは、後述のリール可変表示装置からのバックライト光などが入射して半透明の画像を表示できるようになっている。液晶パネルは、ノーマリーホワイトの表示モードとなっており、透過型液晶パネル部Trにおいて白色表示される場合にはリール表示窓20が透明表示となって、リール可変表示装置におけるリールの図柄が遊技者に認識されるようになっている。
本実施形態における遊技機1は、リール表示窓20の下段表示位置に水平の有効ラインを有している。すなわち、左リールR1における上段表示位置をU1、中段表示位置をM1、下段表示位置をD1、中リールR2における上段表示位置をU2、中段表示位置をM2、下段表示位置をD2、右リールR3における上段表示位置をU3、中段表示位置をM3、下段表示位置をD3、とした場合に、有効ラインは、各リールR1〜R3における下段表示位置(D1−D2−D3)に対応している。
液晶パネル部25の上方には、遊技機1のモチーフがデザインされた表示盤30や、ゲーム状態に応じて色彩や点灯パターンを変化させてゲーム状態を表示する電飾LED31及びゲーム状態に応じて変化させるBGMやボタン操作に応じた操作音、ガイド音声を出力するスピーカ32が設けられている。
[1−2.リール可変表示装置の構成]
図2は、遊技機1のリール可変表示装置RLの構造を示す説明図である。図2(a)は、リール可変表示装置RL全体の構造を示し、リール可変表示装置の内部を表すために右リールR3が取り外された状態を示したものである。図2(b)は、右リールR3の詳細の構造を示す。
リールR1〜R3は、軸部から放射線状に延びた複数のスポーク部と環状の枠を有する透明なABS樹脂等からなるリール枠に、21個の各種の図柄(図柄番号1〜21の図柄)が印刷されているリール帯が、リール枠の周面に貼り付けられて構成される。リールR1〜R3はリール可変表示装置RLのケース体50の上下に設けられた、それぞれのリールに対応したガイドレール51a〜51cに沿って挿入され、ケース体50内に収容される。図2(b)を使って、リールR3の説明をするが、リールR1〜R2も同一の構造である。リールR3では、リール帯58cがリール枠56cに貼り付けられて構成され、内部に固定されたステッピングモータ54cによって回転するようになっている。リールR3の回転には、504ステップのパルスの供給で1回転するステッピングモータ54cを使用し、所定のパルスを供給することで所定の図柄をリール表示窓20に表示させることができる。さらにLED(図示せず)を設置したバックライト装置53cを設け、リール帯58cの裏側から光を照射できるようになっている。このように、リール帯58cの裏側からバックライト装置53cによって光を照射することで、遊技者にリール帯58c上の図柄を目立たせることができる。
またスポーク部の一つに検知板57cを取り付け、リール位置検出センサ55cによって、リールR3が1回転するごとに1パルスのリール位置検出信号155cを出力できるようになっている。
リールR3、リールR3が固定されたステッピングモータ54c、バックライト装置53c及びリール位置検出センサ55cをベース板52cに固定することで一つのユニット構成としている。また、リール可変表示装置RLは、ベース板52cをリール可変表示装置RLのケース体50に設けられたガイドレール51cに沿って挿入してケース体50内に収容するようになっている。
[2.遊技機の電気的構成]
図3は、遊技機1の電気的構成を示すブロック図である。遊技機1は、遊技の主たる制御を行うメイン制御基板100A、液晶パネル部25に対して表示制御を行い画像表示するサブ制御基板100B(描画コマンド出力手段)と液晶表示基板197(液晶表示手段)を備えている。メイン制御基板100Aは、CPU(centralprocessingunit)101、クロック発生回路a102、クロック発生回路b103、ROM(read-onlymemory)104、RAM(random-accessmemory)105、データ送出回路106、入出力ポート107から構成されている。なお、CPU101としてROMやRAMを内蔵しているものを採用することができる。その場合には、外付けのROM104、RAM105は不要となる。
CPU101は、ROM104に格納されたプログラムを、クロック発生回路a102で発生したCLK信号のタイミングに基づいて読み出し、プログラムを逐次実行する。CPU101は、電源が投入されるとあらかじめ定められたアドレスからメインプログラムを実行し、クロック発生回路a102の周期とは異なるクロック発生回路b103で発生したINTR信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。ここで、INTR信号の間隔は、例えば、2ミリ秒である。CPU101はプログラムの実行に応じて、各種フラグや各種カウンタ又は各種遊技情報をRAM105に保存する。外部から供給される電源が遮断した場合でも、RAM105は電池により記憶情報が保持されており、その後電源が復帰した場合には、電源断発生の直前の状態から再開する。CPU101は、入出力ポート107を介して各種ボタン、センサの状態を読み取って各種モータ等を駆動する。
ベット操作指示信号111a〜111c、開始操作指示信号112、停止操作指示信号113a〜113c及び精算操作指示信号114は、それぞれ操作部OPに設けられたMAXボタン11をはじめとするベットボタン、スタートレバー12、ストップボタン13a〜13c、精算ボタン14が遊技者に操作されたことに応じて検知される信号であり、入出力ポート107を介してCPU101に送られる。リール位置検出信号155a〜155cはそれぞれリール可変表示装置RLのそれぞれのリールに対応し、リールが1回転するたびに1回検出する信号であり入出力ポート107を介してCPU101に送られる。リール駆動信号154a〜154cは、それぞれリール可変表示装置RLのそれぞれのリールR1〜R3を駆動するステッピングモータ駆動信号であり、入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。このリール駆動信号154a〜154cによってステッピングモータに対する制御を行うことにより、各リールR1〜R3の回転制御の開始や停止制御を実行することができる。
メダル投入信号160は、投入された遊技メダルをメダル投入口10から通ずる前面扉3の内部に設けられたメダル検出装置に設けられたメダルを検出するセンサの信号であり、入出力ポート107を介してCPU101に送られる。また、メダルブロック信号161はメダル検出装置に設けられたソレノイドを駆動する信号であり入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。メダル払出信号162はメダル払出装置のメダル放出部に設けられたメダルを検出するセンサ信号であり、入出力ポート107を介してCPU101に送られる。また、払出駆動信号163はメダル払出装置に設けられたモータを駆動する信号であり、入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。
CPU101は、データ送出回路106を介してサブ制御基板100Bへ各種コマンドを出力する。サブ制御基板100Bは、CPU(centralprocessingunit)191、クロック発生回路c192、クロック発生回路d193、ROM(read-onlymemory)194、RAM(random-accessmemory)195、データ入力回路196を備えている。また、液晶表示基板197は、グラフィックLSIとその周辺回路を含んで構成される。サブ制御基板100BのCPU191は、ROM194に格納されたプログラムを、クロック発生回路c192で発生したCLK信号のタイミングに基づいて読み出し、プログラムを逐次実行する。CPU191は、電源が投入されるとあらかじめ定められたアドレスからメインプログラムを実行し、クロック発生回路c192の周期とは異なるクロック発生回路d193で発生したINTR1信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。ここで、INTR1信号の間隔は、例えば、2ミリ秒とする。CPU191は、プログラムの実行に応じて、各種フラグや各種カウンタ又は各種遊技情報をRAM195に保存する。また、メイン制御基板100Aのデータ送出回路からのデータ送出タイミングに同期して送出されるストローブ信号に基づいてINTR2信号を発生させ、このINTR2信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。
サブ制御基板100BにおけるCPU191は、メイン制御基板100Aからの各種コマンドを受信して、遊技に伴う演出内容に対応するコマンドを生成して、液晶表示基板197に出力する。また、液晶表示基板197は、サブ制御基板100Bからのコマンドを受信して、フレームバッファ上に演出画像を生成して液晶パネル部25に表示させる。また、サブ制御基板100Bは、電飾LED31による電飾装置の点灯制御や、リール可変表示装置RLに設けられたバックライト装置53a〜53cの点灯制御、及びBGMなどのサウンドをスピーカ32から出力する音制御を行う。
[3.遊技機1について]
以下では、本実施形態の遊技機1について説明をする。
本実施形態の遊技機1の液晶パネル部25に表示される演出画像は、複数のレイヤ画像を重ね合わせることによって構成されるものとなっており、サブ制御基板100Bは、複数のレイヤ画像のいずれか(それぞれ)を描画させるためのコマンド(描画コマンド)を出力し、液晶表示基板197は、その描画コマンドに従ってレイヤ画像の描画をする。また液晶表示基板197は、フレームバッファ上で複数のレイヤ画像を重ね合せて演出画像を生成し、液晶パネル部25に演出画像の表示をさせる。
ここで特に、本実施形態における遊技機1では、有効ライン上の視認性が確保されるようになっており、複数のレイヤ画像のうちの他のレイヤ画像よりも優先度が高く、当該複数のレイヤ画像のうちで最上位となるレイヤ画像において、リール表示窓20の有効ライン上に対応する位置が白色表示(最上位となるレイヤ画像よりも下層に位置するレイヤ画像による演出画像が表示されずに、リール可変表示装置RLが透過表示)されるようになっている。
図4は、本実施形態の遊技機1におけるサブ制御基板100B(描画コマンド出力手段)と液晶表示基板197の機能的構成を説明するための図である。同図で示されるように、サブ制御基板100Bは、演出内容決定部EDを含んで構成され、液晶表示基板197は、演出画像生成部EGと、フレームバッファFMと、記憶部RMを含んで構成される。
まずサブ制御基板100Bにおける演出内容決定部EDは、例えば、メイン制御基板100Aからの内部抽選の結果を示す情報に基づいて、演出テーブルを選択して別途乱数値を発生させて、液晶パネル部25に表示させる演出内容を決定する。サブ制御基板100Bは、演出内容決定部EDによって決定された演出内容に基づいて、液晶表示基板197のフレームバッファFMにて描画される各レイヤ画像に対しての描画コマンドを出力する。
次に液晶表示基板197における演出画像生成部EGは、サブ制御基板100Bからの各レイヤ画像に対する描画コマンドを取得することにより、複数のレイヤ画像のそれぞれにて表示をする演出パターンを記憶部RMから読み出して、フレームバッファFM上でレイヤ画像を重ね合せて演出画像のバッファリングをする。サブ制御基板100Bからの描画コマンドは、いずれのレイヤ画像にどのような演出パターンを表示するかを示す情報が含まれており、記憶部RMには、演出画像の構成素材となる演出パターンのデータが保持されている。
次に、図5および図6を用いて、本実施形態におけるレイヤ画像の例と、そのレイヤ画像によって液晶パネル部25にて表示される画面の様子について説明をする。
図5は、第1の実施形態における遊技機1のフレームバッファにて重ね合わせられるレイヤ画像を説明するための図である。図5の例においては、第1のレイヤL1、第2のレレイヤL2、第3のレイヤL3、第4のレイヤL4の順番に4層のレイヤが重ね合せられて、第1のレイヤL1が最上位のレイヤ画像であり、第4のレイヤL4が最下位のレイヤ画像となっている。フレームバッファFMにて生成される演出画像では、下位のレイヤ画像に対して上位のレイヤ画像が上書きされるようになっている。なお第1〜第4のレイヤL1〜L4における中央の破線枠は、リール表示窓20(透過型液晶パネル部Tr)に対応する領域を示しており、第1のレイヤL1における一点鎖線枠は、有効ラインに対応して白色表示・透過表示される領域ERとなっている。
また図6は、第1〜4のレイヤL1〜L4を重ね合わせ表示された演出画像の一例の様子を示すものとなっており、図6(a)は、スタートレバー12の押下後、3つのリールが回転している状態で液晶パネル部25に表示される演出画像であり、図6(b)は、左ストップボタン13aによって左リールR1が停止されて残り2つのリールが回転されている状態で液晶パネル部25に表示される演出画像となっている。
図6で示されるように、リール可変表示装置RLの回転中においては、有効ラインに対応する領域ERにて演出画像の表示が排除されて視認性が維持されるように、サブ制御基板100Bから描画コマンドが出力されるようになっている。以下においては、各レイヤ画像について詳細に説明をする。
まずサブ制御基板100Bは、第1のレイヤL1に対しては、領域ERを白色表示するための描画コマンドを出力する。このように演出画像を表示する他のレイヤ画像に対して上書きされる最上位のレイヤ画像にて、有効ライン上の3つの図柄に対応する位置にて白色表示がなされることで、透過型液晶パネル部Trにてリール可変表示装置RLが透過表示されることとなる。
次にサブ制御基板100Bは、第2のレイヤL2のレイヤ画像に対しては、左ストップボタン13aが押下されて停止操作指示信号113aを検出した際に、図5のようなスイカの画像を表示させる描画コマンドを出力する。またサブ制御基板100Bは、第3のレイヤL3に対しては、スタートレバー14が押下されて開始操作指示信号112を検出した際に、チェリーの画像を表示させる描画コマンドを出力する。最後にサブ制御基板100Bは、第4のレイヤL4に対しては、リール可変表示装置RL等の遊技機筐体2の内部構造を視認されないようにするための黒枠を表示させる描画コマンドを出力する。
図5及び図6で示されるように、第2のレイヤL2におけるスイカの演出画像は、左リールR1に重複する領域にて描画され、第3のレイヤL3におけるチェリーの演出画像は、リール表示窓20とその周辺の領域にて描画される。リール表示窓20内の領域では、図6で示されるように、第2のレイヤL2や第3のレイヤL3にて描画された演出画像が有効ライン以外の図柄を表示する領域にて半透過表示されることとなる。このように、リールの回転中においても必要な視認性を維持しつつ、リール表示窓20とリール表示窓20に隣接する領域跨って演出画像が表示されるため、遊技者の好奇心を向上させることができる。
また、演出画像の開発をする者としても、下位のレイヤ画像による表示を排除して有効ラインに対応する領域ERを透過表示させる第1のレイヤL1が予め設定されていることにより、リール表示窓20の視認性についての意識をせずに効率的に他のレイヤ画像による演出画像の開発をすることができるようになる。
また第2のレイヤL2のレイヤ画像(黒地にスイカが表示される画像)は、停止したリールにおける有効ライン外の図柄を表示する位置にて、第3のレイヤL3のレイヤ画像(チェリーが表示される画像)に対して割り込むようにして表示されるようになっている。図6(b)で示されるように、遊技者が押下したストップボタンの位置に対応しつつ、有効ライン上の視認性を阻害しない演出画像が表示されることでも、遊技者の好奇心をさらに向上させることができるようになる。
なお、本実施形態において透過表示される領域ERは、有効ラインとなる下段表示位置(D1−D2−D3)に位置する3コマの全域を、リール表示窓20の正面からみて視認可能とするように設定される(なお、本実施形態における1コマは、リールR1〜R3を21等分した面積にて定義される)。しかしながら、本発明はこのような態様には限定されず、例えば領域ERが、有効ラインとなる3コマの全域に対して若干狭くなるように設定されてもよく、目押しをする遊技者にとって必要となる程度の視認性が確保されるように、透過表示される領域ERが設定されればよい。
なお、本実施形態においては有効ラインが下段表示位置(D1−D2−D3)にて設定されているが、例えば、中段表示位置(M1−M2−M3)にて設定されていてもよいし、右斜めライン(U1−M2−D3)にて設定されていてもよい。また、複数の有効ラインが設定されていてもよく、いずれかの有効ラインにおいて視認性が確保されるようになっていてもよい。
なお、本実施形態においては、リールの回転中に有効ラインにて透過表示が維持されて視認性が確保されるようになっているが、本発明はこのような態様には限定されず、例えば、有効ラインとは異なるラインである中段表示位置(M1−M2−M3)にて透過表示が維持されて視認性が確保されるようになっていてもよいし、リール表示窓20の一部に対応する領域でのみ透過表示が維持されて視認性が確保されるようになっていてもよい。
なお、本実施形態においては、図6で示されるように、リール表示窓20を含む液晶パネル部25に表示されたチェリーの画像に対して、黒地にスイカが表示された画像が割り込んで表示されるようになっているが、このような態様に限定されない。したがって例えば、スタートレバー12の押下後において、第3のレイヤL3によるチェリーの画像がなくリール表示窓20全体が透明表示されている状態であって、1つめのストップボタンの押下後に、第2のレイヤL2によるスイカの画像が、停止されたリールにおける有効ライン上以外の図柄を表示する位置に表示されるようになっていてもよい。
なお、本実施形態においては、第2のレイヤL2においてはスイカの画像が表示され、第3のレイヤL3においてはチェリーの画像が表示されるようになっているが、このような画像の態様に限定されないことは言うまでもないことであり、これらのレイヤにおいて動画が表示されるようになっていてもよい。
なお、本実施形態においては、単一のリール表示窓20・透過型液晶パネル部Trにより、リール可変表示装置RLにおける9コマの図柄を表示するようにしているが、本発明はこのような態様には限定されず、例えば、3組のリール表示窓・透過型液晶パネル部Trにより各リールのそれぞれの図柄を表示するようにしてもよい。このような場合であっても、最上位となるレイヤ画像において視認性を確保するために、例えば有効ラインに対応する位置にて透過表示が維持されるようになっていればよい。
なお、本実施形態においては、演出画像を構成する複数のレイヤ画像が4層のレイヤとなっているが、本発明はこのような態様には必ずしも限定されず、これらの4層以外にも演出画像を構成するレイヤ画像が含まれていてもよいし、例えば、第4のレイヤL4のレイヤ画像が含まれておらずともよい。
なお、本実施形態においては、リール表示窓20の上下左右において演出画像が表示されるように液晶パネル部25が延在しているが、本発明はこのような態様には限定されず、例えば、左リールR1の左側のみに延在する液晶パネル部25が採用されてもよいし、各リールの上側のみに延在するような液晶パネル部25が採用されていてもよい。
なお、本実施形態においては、描画コマンド出力手段と、液晶表示手段とが別々の基板によって構成されているが、本発明はこのような態様には限定されない。
なお本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能であることは言うまでもない。
1 遊技機、R1〜R3 リール、12 スタートレバー、13a〜13c ストップボタン、25 液晶パネル部、Tr 透過型液晶パネル部、100A メイン制御基板、100B サブ制御基板、197 液晶表示基板、ED 演出内容決定部、EG 演出画像生成部、FM フレームバッファ、RM 記憶部、L1〜L4 第1〜第4のレイヤ、ER 有効ラインに対応する領域。

Claims (4)

  1. 複数のリールを回転駆動させるリール可変表示装置と、
    前記リール可変表示装置を視認可能にするためのリール表示窓、および、当該リール表示窓に隣接する領域において演出画像を表示する液晶パネル部と、
    前記液晶パネル部に表示される演出画像を構成する複数のレイヤ画像を描画させるための描画コマンドを出力する描画コマンド出力手段と、
    前記描画コマンドを取得することにより前記レイヤ画像を描画し、描画された前記複数のレイヤ画像を重ね合わせることにより前記演出画像を生成する液晶表示手段と、を有する遊技機であって、
    前記液晶パネル部は、前記リール表示窓に対応する部分が透過型液晶パネル部によって構成され、
    前記描画コマンド出力手段は、
    前記リール表示窓内の一部に対応して当該一部以外には対応しない領域にて、前記複数のレイヤ画像のうちの他のレイヤ画像に描画される画像を表示させずに、前記リール可変表示装置を透過表示するように構成された、前記複数のレイヤ画像のうちの最上位のレイヤ画像の描画コマンドを出力する、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載された遊技機であって、
    前記一部は、前記リール表示窓内における有効ライン上の図柄を表示する位置に対応する、
    ことを特徴とする遊技機。
  3. 請求項2に記載された遊技機であって、
    前記描画コマンド出力手段は、
    前記他のレイヤ画像のいずれかにおいて、前記リール表示窓内に画像を表示させるための描画コマンドを出力する、
    ことを特徴とする遊技機。
  4. 請求項3に記載された遊技機であって、
    前記液晶表示手段は、
    前記リール表示窓内の前記一部に対応する領域において、前記他のレイヤ画像のいずれかにおいて表示される画像を表示せずに、前記リール可変表示装置が透過表示されるように前記演出画像を生成する、
    ことを特徴とする遊技機。
JP2015066831A 2015-03-27 2015-03-27 遊技機 Pending JP2016185236A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015066831A JP2016185236A (ja) 2015-03-27 2015-03-27 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015066831A JP2016185236A (ja) 2015-03-27 2015-03-27 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016185236A true JP2016185236A (ja) 2016-10-27

Family

ID=57203688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015066831A Pending JP2016185236A (ja) 2015-03-27 2015-03-27 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016185236A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018068602A (ja) * 2016-10-28 2018-05-10 株式会社三共 遊技機
JP2021069522A (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 株式会社平和 遊技機
CN112967573A (zh) * 2021-03-12 2021-06-15 焦作大学 一种思想政治教学装置
JP2021094153A (ja) * 2019-12-16 2021-06-24 株式会社オリンピア 遊技機
JP2022093534A (ja) * 2019-12-16 2022-06-23 株式会社オリンピア 遊技機
JP2022136677A (ja) * 2021-03-08 2022-09-21 株式会社オリンピア 遊技機
JP2022136681A (ja) * 2021-03-08 2022-09-21 株式会社オリンピア 遊技機

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004181223A (ja) * 2002-11-20 2004-07-02 Aruze Corp 遊技機
JP2004321553A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Aruze Corp 遊技機
JP2005124937A (ja) * 2003-10-24 2005-05-19 Samii Kk スロットマシン
JP2006014856A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Aruze Corp 遊技機
JP2008253535A (ja) * 2007-04-04 2008-10-23 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP2009261774A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Olympia:Kk 遊技機
JP2012100789A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2013118910A (ja) * 2011-12-06 2013-06-17 Olympia:Kk 遊技機
JP2014230585A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2016016163A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 株式会社三共 スロットマシン
JP2016016164A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 株式会社三共 スロットマシン
JP2016093299A (ja) * 2014-11-13 2016-05-26 株式会社ニューギン 遊技機

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004181223A (ja) * 2002-11-20 2004-07-02 Aruze Corp 遊技機
JP2004321553A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Aruze Corp 遊技機
JP2005124937A (ja) * 2003-10-24 2005-05-19 Samii Kk スロットマシン
JP2006014856A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Aruze Corp 遊技機
JP2008253535A (ja) * 2007-04-04 2008-10-23 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP2009261774A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Olympia:Kk 遊技機
JP2012100789A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2013118910A (ja) * 2011-12-06 2013-06-17 Olympia:Kk 遊技機
JP2014230585A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2016016163A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 株式会社三共 スロットマシン
JP2016016164A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 株式会社三共 スロットマシン
JP2016093299A (ja) * 2014-11-13 2016-05-26 株式会社ニューギン 遊技機

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018068602A (ja) * 2016-10-28 2018-05-10 株式会社三共 遊技機
JP2021069522A (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 株式会社平和 遊技機
JP7340414B2 (ja) 2019-10-29 2023-09-07 株式会社平和 遊技機
JP2021094153A (ja) * 2019-12-16 2021-06-24 株式会社オリンピア 遊技機
JP2022093534A (ja) * 2019-12-16 2022-06-23 株式会社オリンピア 遊技機
JP7218969B2 (ja) 2019-12-16 2023-02-07 株式会社オリンピア 遊技機
JP2022136677A (ja) * 2021-03-08 2022-09-21 株式会社オリンピア 遊技機
JP2022136681A (ja) * 2021-03-08 2022-09-21 株式会社オリンピア 遊技機
JP7264515B2 (ja) 2021-03-08 2023-04-25 株式会社オリンピア 遊技機
JP7264516B2 (ja) 2021-03-08 2023-04-25 株式会社オリンピア 遊技機
CN112967573A (zh) * 2021-03-12 2021-06-15 焦作大学 一种思想政治教学装置
CN112967573B (zh) * 2021-03-12 2023-03-21 焦作大学 一种教学装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016185236A (ja) 遊技機
JP5158946B2 (ja) 遊技機
US7234697B2 (en) Gaming machine
US7485039B2 (en) Gaming machine
JP2006081820A (ja) スロットマシン
US20040266518A1 (en) Gaming machine having a touch screen display
KR20060049328A (ko) 게임기
JP2008178520A (ja) 遊技機
JP2004089707A (ja) 遊技機用表示器および遊技機
JP2008061852A (ja) 遊技機
US20040242323A1 (en) Gaming machine
JP2007061465A (ja) 回胴式遊技機
ZA200609083B (en) Gaming machine
JP5144045B2 (ja) 遊技機
JP2007000396A (ja) スロットマシン
JP6283935B2 (ja) 遊技機
JP2009101020A (ja) 遊技機
JP2013505052A (ja) ゲーム機のリール装置
JP2006110064A (ja) 遊技機
JP6101947B2 (ja) 遊技機
JP5759951B2 (ja) 遊技機
JP6253010B2 (ja) 遊技機
JP2009207672A (ja) 画像演出装置、及び遊技機
JP2005021614A (ja) 遊技機及び遊技機用表示パネル
JP5593562B2 (ja) 画像表示装置、及び画像表示装置を備える遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170223

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170509

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171114

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180605