JP2016181650A - 受発光素子モジュールおよびセンサ装置 - Google Patents

受発光素子モジュールおよびセンサ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016181650A
JP2016181650A JP2015062247A JP2015062247A JP2016181650A JP 2016181650 A JP2016181650 A JP 2016181650A JP 2015062247 A JP2015062247 A JP 2015062247A JP 2015062247 A JP2015062247 A JP 2015062247A JP 2016181650 A JP2016181650 A JP 2016181650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
receiving element
light receiving
light emitting
emitting element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015062247A
Other languages
English (en)
Inventor
俊広 安崎
Toshihiro Anzaki
俊広 安崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2015062247A priority Critical patent/JP2016181650A/ja
Publication of JP2016181650A publication Critical patent/JP2016181650A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】受発光素子モジュールを小型化すること。
【解決手段】被照射物に光を照射して、被照射物での反射光を検知する受発光素子モジュール1であって、一導電型の半導体材料からなる基板33と、基板の一主面上に積層された複数の半導体層を含んだ、それぞれ波長の異なる光を出射する複数の発光部を有する発光素子31と、基板の一主面に逆導電型の不純物を含む領域を含んだ、複数の発光部の光の正反射光を受光する1つの受光部を有する受光素子と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、受発光素子モジュールおよび受発光素子モジュールを備えたセンサ装置に関する。
従来、発光素子から被照射物へ光を照射し、被照射物へ入射する光に対する正反射光と拡散反射光とを受光素子によって受光することで被照射物の特性を検出するセンサ装置が種々提案されている。(例えば、特許文献1を参照)。
特開2007―187570号公報
従来、発光素子として、複数波長の光を照射する発光素子を使用する場合がある。この場合、例えば光の焦点が被照射物上に位置するように発光素子を配置した場合、波長の異なる光は焦点までの光路長が異なるため、波長ごとの正反射光を受光する位置のずれが大きくなりやすく、波長ごとに受光部が必要になることがあった。そのため、受発光素子モジュールが大型化しやすかった。
本発明は、このような事情に鑑みて案出されたものであり、受発光素子モジュールを小型化することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る受発光素子モジュールは、一導電型の半導体材料からなる基板と、前記基板の一主面上に積層された複数の半導体層を含んだ、それぞれ波長の異なる光を出射する複数の発光部を有する発光素子と、前記基板の前記一主面に逆導電型の不純物を含む領域を含んだ、前記複数の発光部の光の正反射光を受光する1つの受光部を有する受光素子と、を備える。
本発明の一実施形態に係る受発光素子モジュールによれば、受発光素子モジュールを小型化することができる。
本発明の一実施形態に係る受発光素子モジュールを模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る受発光素子モジュールを模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る受発光素子モジュールの一部を拡大した拡大図である。 本発明の一実施形態に係るセンサ装置のを模式的に示す断面図である。
(受発光素子モジュール)
以下に、本発明の一実施形態に係る受発光素子モジュールについて、図1〜図3を参照
しつつ説明する。なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。
図1は、本実施形態に係る受発光素子モジュールを上下方向(Z軸方向)に切断したときの断面図であり、受発光素子モジュール1の概略を模式的に示している。図2は、受発光素子モジュールの発光素子および受光素子における断面を模式的に示している。図3は、受発光素子モジュールの発光素子および受光素子を模式的に示した上面図である。
受発光素子モジュール1は、被照射物2の物質の量を検出するセンサ装置として機能する。例えば、受発光素子モジュール1は、被照射物2が含んでいる水分量、液体中のアルコール量または樹脂量、あるいは血管を流れる血液中のヘモグロビンの量の検出への適用が考えられる。
受発光素子モジュール1は、図1に示すように、複数の波長の光を出射する発光素子31と、複数の波長の光を受光する受光素子32とを備えており、被照射物2に光を照射して被照射物2で反射した反射光を受光する機能を有する。その結果、受発光素子モジュール1は、例えば、発光素子31が水に吸収される波長の光と、水に吸収されない波長の光を出射して、両方の光の反射光の変化を検知することで、被照射物2の水分量を測定することができる。
また、受発光素子モジュール1は、発光素子31から出射した光の光路上に位置したレンズ4と、レンズ4を支えるとともに発光素子31および受光素子32を囲んだ枠体5とを備えている。なお、本実施形態では、レンズ4は複数あり、複数のレンズ4のそれぞれは、発光素子31および受光素子32のそれぞれに対応した位置に配置されている。なお、レンズ4および枠体5は、樹脂材料等を用いて、例えば押出成形等によって形成される。
発光素子31は、波長の異なる光を出射する複数の発光部31xを有している。発光素子31は、例えば発光ダイオード(LED)またはレーザーダイオード(LD)などが使用される。受発光素子モジュール1で物質を検出する場合、発光素子31は、検出したい物質に吸収される波長の光と、検出したい物資に吸収されない光とを出射する必要がある。なお、発光素子31の波長は、例えば650nm以上940nm以下に設定される。
受光素子32は、複数の発光部31xが出射する、波長の異なる光を受光する受光部32xを1つのみ有する。受光素子32は、例えばフォトダイオード(PD)またはフォトトランジスタ(PT)などが使用される。受発光素子モジュール1を、吸湿計として活用する場合には、受光素子32は、例えば650nm以上940nm以下の波長の光を受光可能に設定される。
本実施形態に係る受発光素子モジュール1は、図2(a)に示すように、1つの基板33上に発光素子31と受光素子32とを一体的に形成したものである。すなわち、発光素子31は、一導電型を呈する半導体材料からなる基板33の上面に、複数の半導体層を積層して形成されている。また、受光素子32は、基板33の上面における発光素子31に近接した領域に、逆導電型の不純物をドーピングすることによって形成されている。
以下、受発光素子モジュール1の構成について、具体的に説明する。なお、以下の説明において、発光素子31の説明は、1つの発光部31xを有している場合の説明である。
基板33は、本実施形態においては、n型の半導体材料からなる。すなわち、本実施形態では、一導電型はn型であり、逆導電型はp型である。n型の不純物濃度に限定はない
が、高い電気抵抗を有することが望ましい。本実施形態では、シリコン(Si)基板にn型の不純物としてリン(P)を1×1017〜2×1017atoms/cmの濃度で含むシリコン(Si)基板を用いている。n型の不純物としては、リン(P)の他に、例えば窒素(N)、砒素(As)、アンチモン(Sb)およびビスマス(Bi)などが挙げられ、ドーピング濃度は、例えば1×1016〜1×1020atoms/cmに設定される。
発光素子31は、図2(b)に示すように、基板33上に、バッファ層31a、n型コンタクト層31b、n型クラッド層31c、活性層31d、p型クラッド層31eおよびp型コンタクト層31fが順次積層されて形成されている。
まず、基板33の上面には、基板33と基板33の一主面33sに積層される半導体層(本実施形態の場合は後に説明するn型コンタクト層31b)との格子定数の差を緩衝するバッファ層31aが形成されている。これによって、基板33と半導体層の間に発生する格子歪などの格子欠陥を少なくし、ひいては基板33の一主面33sに形成される半導体層全体の格子欠陥または結晶欠陥を少なくする機能を有する。なお、バッファ層33aおよびその上面に形成される半導体層は、MOCVD(有機金属化学気相成長:Metal-organic Chemical Vapor Deposition)法により形成すればよい。
本実施形態におけるバッファ層31aは、不純物を含まないガリウム砒素(GaAs)からなり、その厚さが2〜3μm程度とされている。なお、基板33と基板33の一主面33sに積層される半導体層との格子定数の差が大きくない場合には、バッファ層31aは省略してもよい。
バッファ層31aの上面には、n型コンタクト層31bが形成されている。n型コンタクト層31bは、ガリウム砒素(GaAs)にn型不純物であるシリコン(Si)またはセレン(Se)などがドーピングされており、ドーピング濃度は1×1016〜1×1020atoms/cm程度に設定される。バッファ層31aの厚さは、例えば0.8〜1μm程度に設定される。
本実施形態では、n型不純物としてシリコン(Si)が1×1018〜2×1018atoms/cmのドーピング濃度でドーピングされている。n型コンタクト層31bの上面の一部は露出しており、この露出している部分に発光素子側の第1電極34aを介して、配線基板6とワイヤボンディングまたはフリップチップ接続などによって電気的に接続されている。n型コンタクト層31bは、n型コンタクト層31bに接続される発光素子側の第1電極31aとの接触抵抗を下げる機能を有している。
発光素子側の第1電極34aは、例えば金(Au)アンチモン(Sb)合金、金(Au)ゲルマニウム(Ge)合金またはNi系合金などが使用される。第1電極34aの厚さは、例えば0.5〜5μm程度に設定される。そして、第1電極34aは、基板33の上面からn型コンタクト層31bの上面を覆うように形成される絶縁層31gの上に配置されているため、基板33およびn型コンタクト層31b以外の半導体層とは電気的に絶縁されている。
絶縁層31gは、例えば窒化シリコン(SiNx)または酸化シリコン(SiO)などの無機絶縁膜や、ポリイミドなどの有機絶縁膜などで形成される。絶縁層31gの厚さは、例えば0.1〜1μm程度に設定される。
n型コンタクト層31bの上面には、n型クラッド層31cが形成されており、後に説明する活性層31dに正孔を閉じ込める機能を有している。n型クラッド層31cは、ア
ルミニウムガリウム砒素(AlGaAs)にn型不純物であるシリコン(Si)またはセレン(Se)などがドーピングされており、ドーピング濃度は1×1016〜1×1020atoms/cm程度とされるとともに、その厚さが0.2〜0.5μm程度とされている。本実施形態では、n型不純物としてシリコン(Si)が1×1017〜5×1017atoms/cmのドーピング濃度でドーピングされている。
n型クラッド層31cの上面には、活性層31dが形成されており、電子や正孔などのキャリアが集中して、再結合することによって光を発する発光部31xとして機能する。活性層31dは、不純物を含まないアルミニウムガリウム砒素(AlGaAs)である。活性層31dの厚さは、例えば0.1〜0.5μm程度に設定される。なお、本実施形態の活性層31dは、不純物を含まない層であるが、p型不純物を含むp型活性層であっても、n型不純物を含むn型活性層であってもよく、活性層のバンドギャップがn型クラッド層31cおよび後に説明するp型クラッド層31eのバンドギャップよりも小さくなっていればよい。
活性層31dの上面には、p型クラッド層31eが形成されており、活性層31dに電子を閉じ込める機能を有している。p型クラッド層31eは、アルミニウムガリウム砒素(AlGaAs)にp型不純物である亜鉛(Zn)、マグネシウム(Mg)または炭素(C)などがドーピングされている。なお、p型不純物のドーピング濃度は、例えば1×1016〜1×1020atoms/cm程度に設定される。p型クラッド層31eの厚さは、例えば0.2〜0.5μm程度に設定される。本実施形態では、p型不純物としてマグネシウム(Mg)が1×1019〜5×1020atoms/cmのドーピング濃度でドーピングされている。
p型クラッド層31eの上面には、p型コンタクト層31fが形成されている。p型コンタクト層31fは、アルミニウムガリウム砒素(AlGaAs)にp型不純物である亜鉛(Zn)、マグネシウム(Mg)または炭素(C)などがドーピングされている。p型不純物のドーピング濃度は、例えば1×1016〜1×1020atoms/cm程度に設定される。p型コンタクト層31fの厚さは、例えば0.2〜0.5μm程度に設定される。
p型コンタクト層31fは、発光素子側の第2電極34bを介して、配線基板6とワイヤボンディングまたはフリップチップ接続などによって電気的に接続されている。p型コンタクト層31fは、p型コンタクト層31fに接続される発光素子側の第2電極34bとの接触抵抗を下げる機能を有している。
また、p型コンタクト層31fの上面には、p型コンタクト層31fの酸化を防止する機能を有するキャップ層(図示せず)を形成してもよい。キャップ層は、例えば不純物を含まないガリウム砒素(GaAs)で形成して、その厚さを0.01〜0.03μm程度とすればよい。
発光素子側の第2電極34bは、例えば金(Au)やアルミニウム(Al)と、密着層であるニッケル(Ni)、クロム(Cr)またはチタン(Ti)とを組み合わせたAuNi、AuCr、AuTiまたはAlCr合金などで形成される。第2電極34bの厚さは、例えば0.5〜5μm程度に設定される。また、第2電極34bは、基板33の上面からp型コンタクト層31fの上面を覆うように形成される絶縁層31gの上に配置されているため、基板33およびp型コンタクト層31f以外の半導体層とは電気的に絶縁されている。
このようにして構成された発光素子3aは、発光素子側の第1電極34aと発光素子側
の第2電極34bとの間にバイアスを印加することによって、発光部31d(活性層31d)が発光して、光の光源として機能する。
なお、本実施形態における発光素子3は、複数の発光部31xを有している。本実施形態における発光素子3では、上記の半導体層の積層体を平面方向(XY平面方向)または上下方向(Z軸方向)に複数形成する。その結果、複数の発光部31xを有している。
なお、本実施形態においては、アルミニウム(Al)とガリウム(Ga)との混晶比を調整することによって、発光部31x(活性層31d)から出る光の波長を変化させることができる。本実施形態においては、発光部31xの光の波長は、例えば650nm以上940nm以下になる。
受光素子32は、図2(a)に示すように、基板33の一主面33sにp型半導体領域32aを設けることによって、n型の基板33とでpn接合を形成して構成される。p型半導体領域32aは、基板33にp型不純物を高濃度に拡散させて形成されている。p型不純物としては、例えば亜鉛(Zn)、マグネシウム(Mg)、炭素(C)、ホウ素(B)、インジウム(In)またはセレン(Se)などが挙げられる。p型半導体のドーピング濃度は、例えば1×1016〜1×1020atoms/cm程度に設定される。本実施形態では、p型半導体領域32aの厚さが0.5〜3μm程度となるように、ホウ素(B)がp型不純物として拡散されている。
p型半導体領域32aは、受光素子側の第1電極(図示せず)と電気的に接続されており、n型半導体である基板33には、受光素子側の第2電極(図示せず)が電気的に接続されている。
受光素子側の第1電極は、基板33の上面に絶縁層31gを介して配置されているため、基板33と電気的に絶縁されている。
受光素子側の第1電極、受光素子側の第2電極は、例えば金(Au)とクロム(Cr)、アルミニウム(Al)とクロム(Cr)または白金(Pt)とチタン(Ti)の合金などで、その厚さが0.5〜5μm程度となるように形成されている。
このように構成された受光素子32は、p型半導体領域32aに光が入射すると、光電効果によって光電流が発生して、この光電流を受光素子側の第1電極を介して取り出すことによって、受光部32xとして機能する。なお、受光素子側の第1電極と受光素子側の第2電極との間に逆バイアスを印加すれば、受光素子32の光検出感度が高くなるので好ましい。
本実施形態に係る受発光素子モジュール1は、上述した通り、1つの基板33上に発光素子31と受光素子32とを一体的に形成したものである。そして、発光素子31は、それぞれ波長の異なる光を発する複数の発光部31xを有している。また、受光素子32は複数の発光部の光の正反射光を受光する1つの受光部32xを有している。
このように、1つの受発光素子モジュール1における発光素子31および受光素子32を、1つの基板33上に形成することによって、発光素子31および受光素子32を近接して配置することができる。その結果、受発光素子モジュール1の被照射物2に対する光の入射角を小さくすることができるため、波長ごとの光路長の平面方向(XY平面方向)成分の差を小さくすることができる。したがって、波長ごとの正反射光を受光する位置のずれを小さくすることができ、複数波長の正反射光を1つの受光部で受光することができ、受発光素子モジュール1を小型化させることが可能になる。
また、本構造によれば、ミラーなどで光を誘導する必要もないことから、光を誘導する機構も必要なくなり、部品点数を削減することができる。したがって、部品点数を削減できるという観点でも、受発光素子モジュール1を小型化させることが可能になる。
また、本発明では、拡散反射光ではなく、正反射光を受光するようにしていることから、拡散反射光を受光する場合と比較して、正反射光は被対象物2の表層からの反射であるから、被照射物2の表層の状態を測定しやすくなる。
なお、受発光素子モジュール1は、少なくとも1つの発光素子31と、少なくとも1つの受光素子32を有しているが、複数の発光素子31と、複数の受光素子32とを有していても構わない。なお、複数の受光素子32は、それぞれ1つの受光部32xを有しており、それぞれの受光素子32が複数波長の光を受光する。
受発光素子モジュール1の受光素子32は、正反射光を受光する受光素子32(以下、第1受光素子32Aという)の他に、発光素子31の光の拡散反射光を受光する第2受光素子32Bを有していてもよい。その結果、受発光素子モジュール1が、正反射光だけでなく、拡散反射光も検知することができる。拡散反射光は、被対象物2の内部からの反射光であることから、被対象物2の内部を測定することができる。なお、第2受光素子32Bについても、複数波長の光を受光する1つの受光部32xを有している。なお、発光素子31の光をレンズ4によって第1受光素子32A側に屈折させることによって、第1受光素子32Aは正反射光を受光できるようになり、一方で第2受光素子32Bは拡散反射光を受光できるようになる。
発光素子31は、図3(a)に示すように、第1受光素子32Aと第2受光素子32Bとの間に配置されてもよい。第1受光素子32A、発光素子31、第2受光素子32Bは、一列に並んでいてもよい。このような構成とすれば、発光素子31に対して第1受光素子32Aと第2受光素子32Bが反対側に配置されていることから、それぞれの反射光の干渉をうけにくくなる。その結果、受発光素子モジュール1の精度を向上させることができる。
第1受光素子32Aは、発光素子31と第1受光素子32Aとが並んでいる方向が長尺になる形状であってもよい。その結果、発光素子31の波長が長くなっても、第1受光素子32Aで効果的に発光素子31の正反射光を受光することができる。なお、第1受光素子32Aは、上面視した時に、例えば矩形状に形成される。
第2受光素子32Bは、発光素子31と第2受光素子32Bとが並んでいる方向に直交する方向が長尺になる形状であってもよい。なお、第2受光素子32Bは、上面視した時に、例えば矩形状に形成される。
発光素子31および第1受光素子32Aの間の距離は、発光素子31および第2受光素子32Bの間の距離よりも大きくてもよい。その結果、発光素子31の波長が長くなっても、第1受光素子32Aで効果的に発光素子31の正反射光を受光することができる。なお、発光素子31と第1受光素子32Aとの間の距離とは、発光素子31の中央から第1受光素子32Aの中央までの距離であり、例えば1.5mm程度に設定される。発光素子31と第2受光素子32Bとの間の距離とは、発光素子31の中央から第2受光素子32Bの中央までの距離であり、例えば1.3mm程度に設定される。
第1受光素子32Aおよび第2受光素子32Bを上面から視たときに、第2受光素子32Bの面積は、第1受光素子32Aの面積よりも小さくてもよい。その結果、受発光素子モジュール1を効果的に小型化することができる。なお、第1受光素子32Aを上面視した時に、第1受光素子32Aの面積は、例えば0.32mm程度に設定される。また、第2受光素子32Bを上面視した時に、第2受光素子32Bの面積は、例えば0.16mm程度に設定される。
発光素子31の複数の発光部31xは、第1受光素子32Aの片側に密集していてもよい。その結果、発光素子31の焦点の調整をまとめて行うことができ、レンズなどの部品点数を削減することができるため、受発光素子モジュール1を効果的に小型化することができる。
また、発光素子31が複数ある場合でも、複数の発光素子31は、第1受光素子32Aの片側に密集していてもよい。その結果、発光素子31の焦点の調整をまとめて行うことができ、レンズなどの部品点数を削減することができるため、受発光素子モジュール1を効果的に小型化することができる。
発光素子31の複数の発光部は、同一のレンズで集光されてもよい。その結果、発光素子31の焦点の調整をまとめて行うことができ、レンズなどの部品点数を削減することができるため、受発光素子モジュール1を効果的に小型化することができる。
発光素子31の複数の発光部は、図3(b)に示すように、上下方向(Z軸方向)に積層されていてもよい。その結果、受光素子32において、各波長の受光領域を集約しやすくなり、第1受光素子32の面積を小さくすることができる。その結果、受発光素子モジュール1の面積を小型化することができる。
一方で、発光素子31の複数の発光部が、図3(c)に示すように、平面方向に離れて形成されている場合、複数の発光部において、波長が長い光を出射する発光部ほど、第1受光素子32Aから離れて配置されてもよい。その結果、第1受光素子32Aで効果的に発光素子31の正反射光を受光することができる。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。
本実施形態においては、発光部31xがアルミニウムガリウム砒素(AlGaAs)の場合を例に説明したが、発光部31xが、例えばインジウムガリウム砒素リン(InGaAsP)で形成されてもよい。この場合、発光部31xから出る光の波長は、例えば、1100nm以上1700nm以下になることから、受発光素子モジュール1は、吸収波長が1450nm前後である水分(HO)の検出に利用することができる。
その結果、例えば水分量を検出する場合に、受発光素子モジュール1は、コピー機やプリンタなどの画像形成装置に組み込まれて、印刷紙の水分量(HO)の変化などを検出する吸湿計として活用することができる。そのため、受発光素子モジュール1は、例えば、印刷紙が印刷に適した状態であるか否かを判別することができる。この場合、被照射物2は印刷紙となる。
なお、水分量を検出する場合、受発光素子モジュール1は、印刷紙の水分量の変化の検出に限らず、様々な他の用途も考えられる。例えば、受発光素子モジュール1は、布、フィルム、錠剤またはセラミックス中の水分量の変化も検出することができる。
(センサ装置)
次に、受発光素子モジュール1を備えたセンサ装置100について説明する。図4に示
すように、本実施形態のセンサ装置100は、受発光素子モジュール1と、受発光素子モジュール1に電気的に接続された制御用回路101とを有している。制御用回路101は、受発光素子モジュール1を制御するものである。制御用回路101は、例えば、発光素子3aを駆動させるための駆動回路、受光素子32からの電流を処理する演算回路または外部装置と通信するための通信回路等を含んでいる。なお、図4に示す破線の矢印は、発光素子3から出る光の経路を例示している。
1 受発光素子モジュール
2 被照射物
31 発光素子
31a バッファ層
31b n型コンタクト層
31c n型クラッド層
31d 活性層
31e p型クラッド層
31f p型コンタクト層
31g 絶縁層
31x 発光部
32 受光素子
32a p型半導体領域
32x 受光部
32A 第1受光素子
32B 第2受光素子
33 基板
34a 第1電極
34b 第2電極
4 レンズ
5 枠体
6 配線基板

Claims (6)

  1. 一導電型の半導体材料からなる基板と、
    前記基板の一主面上に積層された複数の半導体層を含んだ、それぞれ波長の異なる光を出射する複数の発光部を有する発光素子と、
    前記基板の前記一主面に逆導電型の不純物を含む領域を含んだ、前記複数の発光部の光の正反射光を受光する1つの受光部を有する受光素子と、を備える、受発光素子モジュール。
  2. 前記受光素子を第1受光素子としたときに、前記複数の発光部の光の拡散反射光を受光する第2受光素子をさらに備える、請求項1に記載の受発光素子モジュール。
  3. 前記発光素子は、前記第1受光素子と前記第2受光素子との間に配されている、請求項2に記載の受発光素子モジュール。
  4. 前記発光素子および前記第1受光素子の間の距離は、前記発光素子および前記第2受光素子の間の距離よりも大きい、請求項3に記載の受発光素子モジュール。
  5. 前記第1受光素子および前記第2受光素子を上面から視たときに、
    前記第2受光素子の面積は、前記第1受光素子の面積よりも小さい、請求項2〜4のいずれかに記載の受発光素子モジュール。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の受発光素子モジュールと、
    前記受発光素子モジュールに電気的に接続され、前記受発光素子モジュールを制御する制御用回路と、を備え、
    前記発光素子から被照射物に光を照射し、該被照射物からの反射光に応じて出力される前記受光素子からの出力電流に応じて前記被照射物に含まれる物質の量を検出する、センサ装置。
JP2015062247A 2015-03-25 2015-03-25 受発光素子モジュールおよびセンサ装置 Pending JP2016181650A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015062247A JP2016181650A (ja) 2015-03-25 2015-03-25 受発光素子モジュールおよびセンサ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015062247A JP2016181650A (ja) 2015-03-25 2015-03-25 受発光素子モジュールおよびセンサ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016181650A true JP2016181650A (ja) 2016-10-13

Family

ID=57131190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015062247A Pending JP2016181650A (ja) 2015-03-25 2015-03-25 受発光素子モジュールおよびセンサ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016181650A (ja)

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05243615A (ja) * 1992-02-28 1993-09-21 Kyocera Corp 半導体発光素子
JP2000183325A (ja) * 1998-12-16 2000-06-30 Canon Inc 半導体装置及びその形成方法
JP2001356640A (ja) * 2000-06-12 2001-12-26 Rohm Co Ltd 光センサ、判別装置および画像形成装置
JP2004179247A (ja) * 2002-11-25 2004-06-24 Sanyo Electric Co Ltd 半導体発光素子
US20070115314A1 (en) * 2005-11-18 2007-05-24 Seiko Epson Corporation Optical sensor, ink cartridge, and inkjet apparatus
JP2010034352A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Kyocera Corp 受発光素子アレイ及びこれを備えたセンサ装置
JP2011153964A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Sony Corp 濃度測定装置
US20120051770A1 (en) * 2010-08-31 2012-03-01 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus and toner concentration sensor
WO2013015379A1 (ja) * 2011-07-28 2013-01-31 京セラ株式会社 受発光素子およびそれを備えたセンサ装置
JP2013115245A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Kyocera Corp 受発光素子
US20130259501A1 (en) * 2012-03-30 2013-10-03 Matthias Hermann Regelsberger Printer with unfused toner process control

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05243615A (ja) * 1992-02-28 1993-09-21 Kyocera Corp 半導体発光素子
JP2000183325A (ja) * 1998-12-16 2000-06-30 Canon Inc 半導体装置及びその形成方法
JP2001356640A (ja) * 2000-06-12 2001-12-26 Rohm Co Ltd 光センサ、判別装置および画像形成装置
JP2004179247A (ja) * 2002-11-25 2004-06-24 Sanyo Electric Co Ltd 半導体発光素子
US20070115314A1 (en) * 2005-11-18 2007-05-24 Seiko Epson Corporation Optical sensor, ink cartridge, and inkjet apparatus
JP2007136855A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Seiko Epson Corp 光学センサ、インクカートリッジ及びインクジェット装置
JP2010034352A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Kyocera Corp 受発光素子アレイ及びこれを備えたセンサ装置
JP2011153964A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Sony Corp 濃度測定装置
US20120051770A1 (en) * 2010-08-31 2012-03-01 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus and toner concentration sensor
JP2012053108A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及びトナー濃度検出装置
WO2013015379A1 (ja) * 2011-07-28 2013-01-31 京セラ株式会社 受発光素子およびそれを備えたセンサ装置
JP2013115245A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Kyocera Corp 受発光素子
US20130259501A1 (en) * 2012-03-30 2013-10-03 Matthias Hermann Regelsberger Printer with unfused toner process control

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6420423B2 (ja) 受発光素子モジュールおよびこれを用いたセンサ装置
JP6495988B2 (ja) 受発光素子およびこれを用いたセンサ装置
JP6130456B2 (ja) 受発光素子モジュールおよびこれを用いたセンサ装置
JP5404026B2 (ja) 受発光一体型素子アレイおよびセンサ装置
JP5692971B2 (ja) 受発光素子及びその製造方法、並びに受発光素子を備えた光センサ装置
JP6365770B2 (ja) 光学分析装置及びその製造方法
US20170294426A1 (en) Light-emitting-and-receiving element module and sensor device using the same
WO2013065731A1 (ja) センサ装置
JP5882720B2 (ja) 受発光素子モジュールおよびこれを用いたセンサ装置
WO2013065668A1 (ja) 受発光一体型素子を用いた受発光装置およびセンサ装置
JP5744204B2 (ja) 受発光素子およびそれを備えたセンサ装置
JP5294745B2 (ja) 受発光素子アレイ及びこれを備えたセンサ装置
JP2015223404A (ja) センサおよび肌情報検出方法
JP5970370B2 (ja) 受発光素子およびこれを用いたセンサ装置
WO2015064697A1 (ja) 受発光素子およびこれを用いたセンサ装置
JP2016181650A (ja) 受発光素子モジュールおよびセンサ装置
JP5822688B2 (ja) 受発光素子
JP2016225623A (ja) 受発光素子モジュールおよび測定装置
JP2015008256A (ja) 受発光素子およびこれを用いたセンサ装置
JP6105428B2 (ja) 受発光素子
JP6117604B2 (ja) 受発光素子およびこれを用いたセンサ装置
US20230063072A1 (en) Analysis device
JP2020068341A (ja) 受発光センサおよびこれを用いたセンサ装置
JP6329287B2 (ja) 受発光素子
JP2005217188A (ja) 半導体光検出装置及び製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170710

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180731

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190212