JP2016180413A - 多気筒エンジンの冷却構造 - Google Patents
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Abstract
Description
直列に配置された複数の気筒のシリンダボアを囲むようにシリンダブロックに設けられたウォータジャケットと、シリンダヘッドに設けられたウォータジャケットとを有し、ウォータポンプにより、これらウォータジャケットとラジエータとを経由させて冷却液を循環させる冷却液経路が備えられた多気筒エンジンの冷却装置であって、
前記シリンダブロックは、
気筒列の一端側に設けられ、前記シリンダブロックのウォータジャケットへ冷却液を導入する導入部と、
前記導入部の近傍に設けられ、前記導入部から導入された冷却液が前記シリンダブロックのウォータジャケットの吸気側部分へ流れるのを制限する絞り部と、
前記導入部の近傍に設けられ、前記導入部から導入された冷却液をシリンダヘッド側へ指向させる傾斜部と
を有し、
前記シリンダヘッドは、
気筒列の他端側に設けられ、前記シリンダヘッドのウォータジャケットから冷却液を排出する排出部を有し、
前記傾斜部のシリンダヘッド側に、前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドのウォータジャケットを互いに接続する連通路が設けられ、
前記傾斜部及び連通路の双方が気筒列の一端側に設けられ、
前記傾斜部は、冷却液が前記連通路を介して前記シリンダヘッドのウォータジャケット内に流れるように冷却液をシリンダヘッド側へ指向させる
ことを特徴とする。
前記シリンダブロックのウォータジャケット内に、その内壁部及び外壁部との間に間隔を設けてスペーサが配設され、
前記絞り部と前記傾斜部は、前記スペーサの外周に形成されている
ことを特徴とする。
前記シリンダブロックのウォータジャケットの排気側部分は、シリンダ軸方向の上側の方が下側よりも流路断面積が大きくなるように形成されている
ことを特徴とする。
前記スペーサの排気側部分において、シリンダ軸方向の中央には前記傾斜部の上端部に連設する段部が形成され、該段部の上側の方が下側よりも前記スペーサと前記外壁部の間隔が広くなるように形成されている
ことを特徴とする。
前記絞り部は、前記スペーサの外周から外側へ突出するリブ形状の上側絞り部と下側絞り部とからなり、前記上側絞り部は前記下側絞り部よりも突出量が大きくなるように形成されている
ことを特徴とする。
前記スペーサの吸気側部分の下端に、前記スペーサの外周から外側へ突出するつば部が形成されている
ことを特徴とする。
前記シリンダブロックは、
吸気側における気筒列の中央部に設けられ、前記シリンダブロックのウォータジャケットから冷却液を排出する排出部を有する
ことを特徴とする。
また、本願の請求項8に係る発明は、請求項7に係る発明において、
前記シリンダブロックの排出部に連結された冷却液経路に、エンジン温度に応じて開閉する制御弁を備え、エンジンの冷間時に、前記制御弁で冷却液経路を閉じ、導入部からの冷却液は前記傾斜部でシリンダヘッド側へ指向され、前記連通路から前記シリンダヘッドのウォータジャケット内へ流入する
ことを特徴とする。
また、本願の請求項9に係る発明は、請求項1乃至8のいずれか1項に係る発明において、
前記傾斜部は、気筒列の一端側に吸気側から排気側に向かって登り傾斜に形成される
ことを特徴とする。
2 多気筒エンジン
3 シリンダブロック
4 シリンダヘッド
5 ウォータポンプ
7 ラジエータ
30 シリンダブロック本体(シリンダブロック)
32 シリンダボア
33 ブロック側ウォータジャケット(シリンダブロックのウォータジャケット)
34 排気側流路(ウォータジャケットの排気側部分)
34a、35a 内壁部
34b、35b 外壁部
36 導入孔(導入部)
37 ブロック側排出孔(シリンダブロックの排出部)
40 スペーサ
42 絞り部
42a 上側絞り部
42b 下側絞り部
43 傾斜部
52 第1連通孔(連通路)
61 ヘッド側ウォータジャケット(シリンダヘッドのウォータジャケット)
62 ヘッド側排出孔(シリンダヘッドの排出部)
W 冷却水(冷却液)
#1〜#4 気筒
直列に配置された複数の気筒のシリンダボアを囲むようにシリンダブロックに設けられたウォータジャケットと、シリンダヘッドに設けられたウォータジャケットとを有し、ウォータポンプにより、これらウォータジャケットとラジエータとを経由させて冷却液を循環させる冷却液経路が備えられた多気筒エンジンの冷却装置であって、
前記シリンダブロックは、気筒列の一端側に設けられ、前記シリンダブロックのウォータジャケットへ冷却液を導入する導入部を有し、
前記シリンダブロックのウォータジャケット内には、その内壁部及び外壁部との間にスペーサが配設され、
前記スペーサは、前記シリンダブロックのウォータジャケットの内壁部側に位置してシリンダ軸方向に延設されたシリンダヘッド側縦壁部と、前記シリンダヘッド側縦壁部の反シリンダヘッド側部位から前記シリンダブロックのウォータジャケットの外壁部側に延設された横壁部とを有し、
前記横壁部は、前記導入部近傍において該導入部よりも反シリンダヘッド側に位置し、これにより、前記導入部から導入された冷却液が、前記シリンダブロックのウォータジャケットにおいて前記横壁部を基準に反シリンダヘッド側よりもシリンダヘッド側に多く流れるように構成されている
ことを特徴とする。
ことを特徴とする。
Claims (9)
- 直列に配置された複数の気筒のシリンダボアを囲むようにシリンダブロックに設けられたウォータジャケットと、シリンダヘッドに設けられたウォータジャケットとを有し、ウォータポンプにより、これらウォータジャケットとラジエータとを経由させて冷却液を循環させる冷却液経路が備えられた多気筒エンジンの冷却装置であって、
前記シリンダブロックは、
気筒列の一端側に設けられ、前記シリンダブロックのウォータジャケットへ冷却液を導入する導入部と、
前記導入部の近傍に設けられ、前記導入部から導入された冷却液が前記シリンダブロックのウォータジャケットの吸気側部分へ流れるのを制限する絞り部と、
前記導入部の近傍に設けられ、前記導入部から導入された冷却液をシリンダヘッド側へ指向させる傾斜部と
を有し、
前記シリンダヘッドは、
気筒列の他端側に設けられ、前記シリンダヘッドのウォータジャケットから冷却液を排出する排出部を有し、
前記傾斜部のシリンダヘッド側に、前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドのウォータジャケットを互いに接続する連通路が設けられ、
前記傾斜部及び連通路の双方が気筒列の一端側に設けられ、
前記傾斜部は、冷却液が前記連通路を介して前記シリンダヘッドのウォータジャケット内に流れるように冷却液をシリンダヘッド側へ指向させることを特徴とする多気筒エンジンの冷却構造。 - 前記シリンダブロックのウォータジャケット内に、その内壁部及び外壁部との間に間隔を設けてスペーサが配設され、
前記絞り部と前記傾斜部は、前記スペーサの外周に形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の多気筒エンジンの冷却構造。 - 前記シリンダブロックのウォータジャケットの排気側部分は、シリンダ軸方向の上側の方が下側よりも流路断面積が大きくなるように形成されている
ことを特徴とする請求項2に記載の多気筒エンジンの冷却構造。 - 前記スペーサの排気側部分において、シリンダ軸方向の中央には前記傾斜部の上端部に連設する段部が形成され、該段部の上側の方が下側よりも前記スペーサと前記外壁部の間隔が広くなるように形成されている
ことを特徴とする請求項3に記載の多気筒エンジンの冷却構造。 - 前記絞り部は、前記スペーサの外周から外側へ突出するリブ形状の上側絞り部と下側絞り部とからなり、前記上側絞り部は前記下側絞り部よりも突出量が大きくなるように形成されている
ことを特徴とする請求項3または4に記載の多気筒エンジンの冷却構造。 - 前記スペーサの吸気側部分の下端に、前記スペーサの外周から外側へ突出するつば部が形成されている
ことを特徴とする請求項5に記載の多気筒エンジンの冷却構造。 - 前記シリンダブロックは、
吸気側における気筒列の中央部に設けられ、前記シリンダブロックのウォータジャケットから冷却液を排出する排出部を有する
ことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の多気筒エンジンの冷却構造。 - 前記シリンダブロックの排出部に連結された冷却液経路に、エンジン温度に応じて開閉する制御弁を備え、エンジンの冷間時に、前記制御弁で冷却液経路を閉じ、導入部からの冷却液は前記傾斜部でシリンダヘッド側へ指向され、前記連通路から前記シリンダヘッドのウォータジャケット内へ流入する
ことを特徴とする請求項7に記載の多気筒エンジンの冷却構造。 - 前記傾斜部は、気筒列の一端側に吸気側から排気側に向かって登り傾斜に形成される
ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の多気筒エンジンの冷却構造。
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2016
- 2016-07-21 JP JP2016143536A patent/JP6296111B2/ja active Active
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