JP2017193979A - エンジンの冷却構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却液導入部から導入された冷却液がスペーサの下方からスペーサの縦壁面とシリンダブロックのウォータジャケットの内壁部との間に回り込むことを抑制することができるエンジンの冷却構造を提供する。
【解決手段】エンジンの冷却構造は、シリンダブロック20のウォータジャケット22に挿入されたスペーサ40の縦壁面41の下端部に、シリンダブロック20のウォータジャケット22の外壁部26に設けられた冷却液導入部23に対応する位置に冷却液導入部23から導入された冷却液を縦壁面41の周りに流れるように案内する案内部42が備えられ、案内部42は、縦壁面41の下端部から外方にシリンダブロック20のウォータジャケット22の底壁部に沿って冷却液導入部23に向かって延びている。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンの冷却構造に関し、特にシリンダブロックのウォータジャケットにスペーサが挿入されたエンジンの冷却構造に関する。
エンジンを備えた車両では一般に、エンジンのシリンダブロック及びシリンダヘッドに冷却液が流れるウォータジャケットを形成し、シリンダブロックの気筒列の一端側から冷却液をシリンダブロックのウォータジャケットに導入すると共にシリンダブロックのウォータジャケットとシリンダヘッドのウォータジャケットとに循環させてエンジンの燃焼室近傍を冷却することが行われている。
また、シリンダブロックのウォータジャケットとシリンダヘッドのウォータジャケットとに循環させた冷却液をシリンダヘッドの気筒列の他端側からラジエータに排出し、ラジエータによって冷却してウォータポンプによって再びシリンダブロックの気筒列の一端側からシリンダブロックのウォータジャケットに導入することも一般に行われている。
このように、シリンダブロックの気筒列の一端側から導入された冷却液をシリンダブロックのウォータジャケットとシリンダヘッドのウォータジャケットとに循環させて冷却する場合、シリンダブロックのウォータジャケットの内壁部における燃焼室近傍の上部は下部に比して高温となることから下部に比して冷却させることが求められている。
これに対し、例えば特許文献1には、シリンダブロックのウォータジャケットにシリンダボアを囲む縦壁面を備えたスペーサを挿入し、シリンダブロックのウォータジャケットの外壁部に設けられた冷却液導入部から導入された冷却液を、ウォータジャケットの下部ではスペーサの縦壁面の外周側を流れるように、またウォータジャケットの上部ではスペーサの縦壁面の内周側を流れるように整流してシリンダブロックのウォータジャケットの内壁部における上部を下部に比して冷却するものが開示されている。
特開2015−108346号公報
エンジンを備えた車両ではまた、シリンダブロックのウォータジャケットの内壁部における燃焼室近傍の上部を下部に比して冷却させると共に、エンジンの冷間始動時に燃費性能や排気浄化性能などの点から暖機を促進させて早期に暖機を終了させることが求められている。
しかしながら、シリンダブロックのウォータジャケットの外壁部に設けられた冷却液導入部からウォータジャケットにおけるスペーサの縦壁面の外周側に冷却液を導入させる場合、冷却液導入部からスペーサの縦壁面の外周側に導入された冷却液がスペーサの下方からスペーサの縦壁面とシリンダブロックのウォータジャケットの内壁部との間に回り込んでシリンダブロックのウォータジャケットの内壁部における下部を過度に冷却し、エンジンの冷間始動時に早期に暖機を終了させることができないおそれがある。
前記特許文献1に記載のものは、冷却液導入部から導入された冷却液がスペーサの下方から回り込むことを抑制するためにスペーサの縦壁面の上下方向中央側から冷却液導入部に向かって延びる案内部を設けているが、冷却液導入部から案内部に沿って導入された冷却液が縦壁面の周りに流れると共に案内部の両側から下方へ流れてスペーサの下方からスペーサの縦壁面とシリンダブロックのウォータジャケットの内壁部との間に回り込むおそれがあり、更なる改善が望まれる。
そこで、本発明は、冷却液がスペーサの下方からスペーサの縦壁面とシリンダブロックのウォータジャケットの内壁部との間に回り込むことを抑制することができるエンジンの冷却構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、エンジンのシリンダボアを囲むようにシリンダブロックに設けられたウォータジャケットにシリンダボアを囲む縦壁面を備えたスペーサが挿入され、前記ウォータジャケットに前記シリンダブロックのウォータジャケットの外壁部に設けられた冷却液導入部から導入された冷却液を循環させるエンジンの冷却構造であって、前記スペーサは、前記縦壁面の下端部に前記冷却液導入部に対応する位置に前記冷却液導入部から導入された冷却液を前記縦壁面の周りに流れるように案内する案内部を備え、前記案内部は、前記縦壁面の下端部から外方に前記シリンダブロックのウォータジャケットの底壁部に沿って前記冷却液導入部に向かって延びていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記シリンダブロックの冷却液導入部にウォータポンプが装着され、前記冷却液導入部及び前記ウォータポンプは、前記シリンダブロックのウォータジャケットの底壁部と同じ高さ位置に設けられていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記シリンダブロックのウォータジャケットの底壁部に前記冷却液導入部より下方に窪む凹部が形成され、前記案内部は、前記縦壁面の下端部から前記凹部内に延びていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項3に記載の発明において、前記案内部は、前記冷却液導入部側に向かうにつれて下方に傾斜する傾斜部を備え、前記傾斜部は、該傾斜部の冷却液導入部側が前記凹部内に位置するように設けられていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記請求項1から請求項4の何れか1項に記載の発明において、前記スペーサは、前記縦壁面の下端部に前記案内部に隣接して前記縦壁面から外方に前記シリンダブロックのウォータジャケットの外壁部に近接するように延びる鍔部を備え、前記鍔部と前記案内部とは前記縦壁面の下端部に連続して形成されていることを特徴とする。
本願の請求項1に記載の発明によれば、シリンダブロックのウォータジャケットに挿入されたスペーサの縦壁面の下端部に、シリンダブロックのウォータジャケットの外壁部に設けられた冷却液導入部に対応する位置に冷却液導入部から導入された冷却液を縦壁面の周りに流れるように案内する案内部が備えられ、案内部は、縦壁面の下端部から外方にシリンダブロックのウォータジャケットの底壁部に沿って冷却液導入部に向かって延びている。
これにより、スペーサの縦壁面の下端部にウォータジャケットの底壁部に沿って設けられた冷却液導入部に向かって延びる案内部によって冷却液導入部から導入された冷却液を縦壁面の周りに流れるように案内することができるので、冷却液が案内部の両側から下方へ流れることを抑制して冷却液がスペーサの下方からスペーサの縦壁面とシリンダブロックのウォータジャケットの内壁部との間に回り込むことを抑制することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、冷却液導入部及びウォータポンプは、シリンダブロックのウォータジャケットの底壁部と同じ高さ位置に設けられることにより、エンジンの吸気系及び排気系との干渉を回避しつつウォータジャケットの底壁部と同じ高さ位置にウォータポンプが装着される場合に冷却液導入部から導入された冷却液がスペーサの下方からスペーサの縦壁面とシリンダブロックのウォータジャケットの内壁部との間に回り込むことを抑制することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、シリンダブロックのウォータジャケットの底壁部に冷却液導入部より下方に窪む凹部が形成され、案内部は、縦壁面の下端部から凹部内に延びることにより、冷却液導入部から導入された冷却液の流れ抵抗が増大することを抑制しつつ冷却液を縦壁面の周りに流れるように案内することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、案内部は、冷却液導入部側に向かうにつれて下方に傾斜する傾斜部を備え、傾斜部は、冷却液導入部側が凹部内に位置するように設けられることにより、スペーサがウォータジャケット内で上下方向に移動した場合においても、冷却液導入部から導入された冷却液の流れ抵抗が増大することを抑制することができる。
更に、請求項5に記載の発明によれば、スペーサの縦壁面の下端部に案内部に隣接して縦壁面から外方にシリンダブロックのウォータジャケットの外壁部に近接するように延びる鍔部が備えられ、鍔部と案内部とは縦壁面の下端部に連続して形成されることにより、案内部に連続して形成される鍔部によって、冷却液がスペーサの下方からスペーサの縦壁面とシリンダブロックのウォータジャケットの内壁部との間に回り込むことをより有効に抑制することができる。
本発明の実施形態に係るエンジンの冷却構造を模式的に示す図である。 本発明の実施形態に係るエンジンのシリンダブロック、スペーサ及びガスケットを示す図である。 スペーサが挿入されたシリンダブロックを示す斜視図である。 図3におけるY4−Y4線に沿った前記シリンダブロックの断面図である。 図4におけるY5−Y5線に沿った前記シリンダブロックの断面図である。 図4におけるY6−Y6線に沿った前記シリンダブロックの断面図である。 図4におけるY7−Y7線に沿った前記シリンダブロックの断面図である。 図4におけるY8−Y8線に沿った前記シリンダブロックの断面図である。 スペーサを示す斜視図である。 図9におけるA方向から見たスペーサを示す斜視図である。 スペーサの正面図である。 スペーサの背面図である。 スペーサの左側面図である。 スペーサの右側面図である。 スペーサの要部を示す図である。 スペーサの別の要部を示す図である。 シリンダブロック側排出部に接続される流量制御弁の閉状態における冷却液の流れを示す図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るエンジンの冷却構造を模式的に示す図である。なお、図1及び後述する図2から図8では、シリンダブロック及びシリンダヘッドについて、吸気側をINとして表し、排気側をEXとして表している。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るエンジンの冷却構造1は、直列に配置された複数の気筒#1〜#4のシリンダボア21を囲むようにシリンダブロック20に設けられたウォータジャケット22と、シリンダブロック20に結合されるシリンダヘッド30に設けられたウォータジャケット32とを有し、ウォータポンプ3により、シリンダブロック20のウォータジャケット22及びシリンダヘッド30のウォータジャケット32と冷却液を冷却するためのラジエータ4とを経由させて冷却液を循環させる冷却液経路Lを備えている。
エンジン2は、多気筒エンジン、具体的には4つの気筒#1、#2、#3、#4が直列に配置された直列4気筒エンジンであり、シリンダブロック20には、4つの気筒#1〜#4のシリンダボア21を囲むようにウォータジャケット22が環状に形成されている。
シリンダブロック20には、気筒列の一端側に、具体的には第1気筒#1側にシリンダブロック20のウォータジャケット22へ冷却液を導入する冷却液導入部23が形成されている。冷却液導入部23は、シリンダブロック20の気筒列の一端側且つ吸気側においてシリンダブロック20のウォータジャケット22の外壁部26に吸気側から排気側に向かって延びるように設けられている。シリンダブロック20の冷却液導入部23にはウォータポンプ3が装着されている。
シリンダブロック20にはまた、シリンダブロック20の吸気側において気筒列の中央側にシリンダブロック20のウォータジャケット22の外壁部26における下方側にウォータジャケット22から冷却液を排出するシリンダブロック側排出部24が形成されている。シリンダブロック20のシリンダブロック側排出部24にはオイルクーラ11が装着されている。
シリンダブロック20とシリンダヘッド30とは、後述する図2に示すガスケット50を挟んで結合されている。シリンダブロック20のウォータジャケット22とシリンダヘッド30のウォータジャケット32とは、ガスケット50に形成された連通孔52を通じて連通される。
これにより、気筒列の一端側においてシリンダブロック20のウォータジャケット22に導入された冷却液は、連通孔52を通じてシリンダヘッド30のウォータジャケット32に流れると共に、シリンダブロック20のウォータジャケット22を循環してシリンダブロック側排出部24を通じて気筒列の中央側から排出される。
シリンダヘッド30のウォータジャケット32は、各気筒#1〜#4の吸気ポート、排気ポート及びプラグポート(不図示)などの周囲を覆うようにして気筒列の一端側から他端側まで気筒列全体に亘って形成されている。
シリンダヘッド30には、気筒列の他端側に、具体的には第4気筒#4側にウォータジャケット32から冷却液を排出する第1シリンダヘッド側排出部33及び第2シリンダヘッド側排出部34が形成されている。シリンダヘッド30のウォータジャケット32にシリンダブロック20のウォータジャケット22から導入された冷却液は、シリンダヘッド30のウォータジャケット32を循環して第1シリンダヘッド側排出部33及び第2シリンダヘッド側排出部34を通じて気筒列の他端側から排出される。
第1シリンダヘッド側排出部33から排出された冷却液は、冷却液の温度を検出する温度検出センサを備えた温度検出ユニット6と、第1シリンダヘッド側排出部33とラジエータ4とを接続する冷却液経路L1とを通じてラジエータ4に流れ、ラジエータ4によって冷却された後に、ラジエータ4とバルブユニット5とを接続する冷却液経路L2を通じてバルブユニット5に流れるようになっている。
バルブユニット5は、第1流量制御弁5a、第2流量制御弁5b、第3流量制御弁5c及びサーモスタット弁5dを備え、第1、第2及び第3流量制御弁5a、5b、5cはそれぞれ、制御装置15によって第1、第2及び第3流量制御弁5a、5b、5cの開閉制御及び流量制御が行われる。サーモスタット弁5dは、該サーモスタット弁5dにおける冷却液の温度が所定温度になると開状態となるように構成されている。
冷却液経路L2を通じてバルブユニット5に流れた冷却液は、第1流量制御弁5aを通じ、バルブユニット5とウォータポンプ3とを接続する冷却液経路L3を通じてウォータポンプ3に流れ、ウォータポンプ3によってシリンダブロック20のウォータジャケット22に導入される。
第1シリンダヘッド側排出部33から排出された冷却液はまた、温度検出ユニット6と、第1シリンダヘッド側排出部33とバルブユニット5とを接続する冷却液経路L4とを通じてバルブユニット5に流れる。冷却液経路L4と冷却液経路L3とはサーモスタット弁5dを介して接続され、第1シリンダヘッド側排出部33から排出された冷却液はまた、温度検出ユニット6、冷却液経路L4、サーモスタット弁5d及び冷却液経路L3を通じてウォータポンプ3に流れ、ウォータポンプ3によってシリンダブロック20のウォータジャケット22に導入される。
一方、第2シリンダヘッド側排出部34から排出された冷却液は、第2シリンダヘッド側排出部34とバルブユニット5とを接続する冷却液経路L5を通じてバルブユニット5に流れる。冷却液経路L5にはまた、冷却液を補助的に圧送する補助ウォータポンプ7と、冷却液と空調用の風との間で熱交換するヒータユニット8と、排気ガスの一部を吸気側に還流させるEGRシステムにおける冷却液と吸気側に還流される排気ガスとの間で熱交換するEGRクーラ9及びEGRクーラ9への冷却液の供給量を制御するEGRバルブ10とが介設されている。
冷却液経路L5を通じてバルブユニット5に流れた冷却液は、第3流量制御弁5cを通じ、冷却液経路L3を通じてウォータポンプ3に流れ、ウォータポンプ3によってシリンダブロック20のウォータジャケット22に導入される。
冷却液経路L5を通じてバルブユニット5に流れる冷却液は、サーモスタット弁5dにも流れるように構成され、冷却液が所定温度以上でサーモスタット弁5dが開状態にある場合、サーモスタット弁5dと冷却液経路L3とを通じてウォータポンプ3に流れるようになっている。
また、シリンダブロック20に形成されたシリンダブロック側排出部24から排出された冷却液は、シリンダブロック側排出部24とバルブユニット5とを接続する冷却液経路L6を通じてバルブユニット5に流れる。冷却液経路L6には、冷却液とエンジンオイルとの間で熱交換するオイルクーラ11と、冷却液と自動変速機用オイルであるATFとの間で熱交換するATFウォーマ12とが介設されている。
冷却液経路L6を通じてバルブユニット5に流れた冷却液は、第2流量制御弁5bを通じ、冷却液経路L3を通じてウォータポンプ3に流れ、ウォータポンプ3によってシリンダブロック20のウォータジャケット22に導入される。
このように、本実施形態に係るエンジンの冷却構造1は、シリンダブロック20のウォータジャケット22の外壁部26に設けられた冷却液導入部23から導入された冷却液を、シリンダブロック20のウォータジャケット22及びシリンダヘッド30のウォータジャケット32に循環させるようになっている。
制御装置15には、燃料噴射量を検出する燃料噴射量センサ、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ、冷却液の温度を検出する温度検出センサなどからの信号が入力され、制御装置15は、燃料噴射量とエンジン回転数とによりエンジン2の負荷状態を判定すると共に前記温度検出センサによって検出される冷却液の温度と判定されたエンジン2の負荷状態とからエンジン2の燃焼室の壁面温度を予測し、予測したエンジン2の燃焼室の壁面温度に応じて流量制御弁5a、5b、5cを制御する。
制御装置15は、燃焼室の壁面温度が第1所定温度(例えば150度)より低いエンジン2の冷間始動時、第1流量制御弁5a、第2流量制御弁5b及び第3流量制御弁5cを全て閉じるように制御し、第1所定温度(例えば150度)以上になると第3流量制御弁5cを開くように制御し、第1所定温度よりも高い第2所定温度以上になると第3流量制御弁5cに加えて第2流量制御弁5bを開くように制御し、第2所定温度よりも高い第3所定温度以上になると第3流量制御弁5c及び第2流量制御弁5bに加えて第1流量制御弁5aを開くように制御する。
冷却液導入部23からシリンダブロック20のウォータジャケット22に導入された冷却液は、予測したエンジン2の燃焼室の壁面温度が第2所定温度より低い場合、シリンダブロック側排出部24を通じて排出されることなく連通孔52を通じてシリンダヘッド30のウォータジャケット32に流れてシリンダヘッド側排出部33、34から排出される一方、予測したエンジン2の燃焼室の壁面温度が第2所定温度以上である場合、シリンダブロック側排出部24を通じて排出されると共に連通孔52を通じてシリンダヘッド30のウォータジャケット32に流れてシリンダヘッド側排出部33、34から排出される。
図2は、本発明の実施形態に係るエンジンのシリンダブロック、スペーサ及びガスケットを示す図である。図2に示すように、本実施形態に係るエンジン2では、シリンダブロック20に設けられたウォータジャケット22に、4つの気筒#1〜#4のシリンダボア21を囲む縦壁面41を備えたスペーサ40が挿入される。
そして、シリンダブロック20のウォータジャケット22にスペーサ40が挿入された状態で、ガスケット50がシリンダブロック20に重ね合わせられ、ガスケット50を介してシリンダブロック20とシリンダヘッド30とが図示しない締結ボルトを用いて結合される。ガスケット50には、外周側に前記締結ボルトを挿通させるボルト挿通孔53が形成されている。
ガスケット50にはまた、シリンダボア21と同様に円形状に形成された4つの開口部51が設けられると共に、シリンダブロック20のウォータジャケット22とシリンダヘッド30のウォータジャケット32とを連通して冷却液が流れることを可能にする連通孔52が設けられている。なお、図2では、ガスケット50にシリンダブロック20のウォータジャケット22の形状を二点鎖線で示している。
ガスケット50に設けられる連通孔52は具体的には、冷却液導入部23が設けられる気筒列の一端側に配置される3つの連通孔52aと、4つの気筒#1〜#4に対応して形成された開口部51の排気側に配置される4つの連通孔52bと、気筒列の中央側の2つの気筒#2、#3に対応して形成された開口部51の吸気側に配置される2つの連通孔52cと、シリンダブロック20のシリンダボア間25aの吸気側及び排気側に配置される6つの連通孔52dとを備えている。
図3から図17を参照して、本発明の実施形態に係るエンジンの冷却構造について、さらに詳細に説明する。
図3は、スペーサが挿入されたシリンダブロックを示す斜視図、図4は、図3におけるY4−Y4線に沿った前記シリンダブロックの断面図、図5、図6、図7、図8はそれぞれ、図4におけるY5−Y5線、Y6−Y6線、Y7−Y7線Y8−Y8線に沿った前記シリンダブロックの断面図である。
図3から図8に示すように、シリンダブロック20のウォータジャケット22に挿入されるスペーサ40は、4つの気筒#1〜#4のシリンダボア21を囲む縦壁面41を備え、シリンダブロック20のウォータジャケット22の内壁部25とシリンダブロック20のウォータジャケット22の外壁部26との間に配置される。なお、図6及び図8に示すように、シリンダブロック20のウォータジャケット22の内壁部25には、耐摩耗性を有するライナー28が一体成形されている。
図9は、スペーサを示す斜視図であり、図10は、図9におけるA方向から見たスペーサを示す斜視図、図11は、スペーサの正面図、図12は、スペーサの背面図、図13は、スペーサの左側面図、図14は、スペーサの右側面図である。
図9から図14に示すように、スペーサ40の縦壁面41は、4つの気筒#1〜#4のシリンダボア21を囲むように環状に形成されると共に上下方向に延びるように形成されている。縦壁面41には、気筒列の一端側において吸気側に、該縦壁面41の下端部にシリンダブロック20の冷却液導入部23に対応する位置に冷却液導入部23から導入される冷却液を縦壁面41の周りに流れるように案内する案内部42が設けられている。
案内部42は、縦壁面41から外方に突出するリブによって形成され、図5に示すように、縦壁面41の下端部から外方にシリンダブロック20のウォータジャケット22の底壁部27に沿って気筒列の一端側且つ吸気側にある冷却液導入部23に向かって斜めに延びている。
前述したように、シリンダブロック20のウォータジャケット22の外壁部26に設けられた冷却液導入部23にはウォータポンプ3が装着されており、冷却液導入部23及びウォータポンプ3は、シリンダブロック20のウォータジャケット22の底壁部27と同じ高さ位置に設けられている。
本実施形態では、シリンダブロック20のウォータジャケット22の底壁部27には冷却液導入部23より下方に窪む凹部27aが形成され、スペーサ41の案内部42は、縦壁面41の下端部からシリンダブロック20のウォータジャケット22の底壁部27に形成された凹部27a内に延びている。
案内部42は、縦壁面41から冷却液導入部23側に略水平方向に延びる上面部41aと、上面部41aから冷却液導入部23側に向かうにつれて下方に傾斜する傾斜部41bと、傾斜部41bから冷却液導入部23側に略水平方向に延びる下面部41cとを備え、傾斜部41bの冷却液導入部23側及び下面部41cが凹部27a内に位置するように設けられている。底壁部27に形成される凹部27aは、案内部42の形状に応じて案内部42に沿うように形成されている。
冷却液導入部23から導入された冷却液は、スペーサ40の縦壁面41の下端部にウォータジャケット22の底壁部27に沿って設けられた冷却液導入部23に向かって延びる案内部42によって縦壁面41の周りに流れるように案内されるようになっている。
本実施形態では、案内部42は、縦壁面41の下端部から気筒列の一端側及び吸気側に斜めに延び、冷却液導入部23から導入された冷却液は、縦壁面41の周りに、主としてウォータジャケット22の排気側部分22aに流れるように、一部がウォータジャケット22の吸気側部分22bに流れるように案内するようになっている。
縦壁面41にはまた、気筒列の一端側における縦壁面41の下端部に案内部42に隣接して縦壁面41から外方に略水平方向に延びる鍔部43が設けられている。鍔部43は、シリンダブロック20のウォータジャケット22の外壁部26に近接するようにウォータジャケット22の外壁部26の形状に応じて形成されている。鍔部43と案内部42とは縦壁面41の下端部に連続して形成されている。
スペーサ40はまた、縦壁面41の下端部に設けられた鍔部43に隣接して縦壁面41からシリンダブロック20のウォータジャケット22の外壁部26に近接するように外方に延び、冷却液導入部23から導入された冷却液の流れを整流する整流部44を備えている。
整流部44は、スペーサ40がシリンダブロック20のウォータジャケット22に配置されたときに気筒列の一端側からウォータジャケット22の排気側部分22aにおいて気筒列の他方側へ、気筒列の他端側においてウォータジャケット22の排気側部分22aから吸気側部分22bへ、ウォータジャケット22の吸気側部分22bにおいて気筒列の他方側から気筒列の一方側へ向かうにつれて上方に一定の傾斜角度で連続して傾斜するように設けられている。
整流部44は、気筒列の一端側からウォータジャケット22の排気側部分22aに流れる冷却液が、スペーサ40の縦壁面41の外周側を縦壁面41の周りに一方向に流れるように、またシリンダブロック20のウォータジャケット22の上部に流れるように整流する。整流部44は、一定の傾斜角度で連続して傾斜するように設けられているので、スペーサ40の縦壁面41の外周側を流れる冷却液の流速が低下して冷却液の流れが悪化することを抑制することができる。
また、整流部44と鍔部43とは縦壁面41に連続して形成されている。これにより、整流部44と鍔部43が離間して形成される場合に比して、冷却液がスペーサ40の下方からスペーサ40の縦壁面41とシリンダブロック20のウォータジャケット22の内壁部25との間に回り込むことを抑制することができる。
スペーサ40はまた、縦壁面41の上部におけるシリンダブロック20のシリンダボア間25aに対応する部分に複数の開口部48a、具体的には6つの開口部48aを備えている。6つの開口部48aは、整流部44の上側において縦壁面41の上端部に形成されている。
図15は、スペーサの要部を示す図であり、図9におけるB方向から見たスペーサ40の要部を示している。図16は、スペーサの別の要部を示す図であり、図9におけるC方向から見たスペーサ40の要部を示している。
図7、図15及び図16に示すように、縦壁面41に形成される開口部48aは、シリンダブロック20のシリンダボア間25aにおける吸気側部分及び排気側部分に対向するように設けられ、スペーサ40の縦壁面41の外周側を流れる冷却液が開口部48aを通じて縦壁面41の内周側に流れるようになっている。これにより、シリンダボア21の上部を下部に比して冷却することができると共に、シリンダブロック20のシリンダボア間25aの上部を冷却することができる。
縦壁面41には、開口部48aの下方にシリンダブロック20のウォータジャケット22の内壁部25に近接するように縦壁面41から内方に突出する突出部48が形成され、突出部48は、縦壁面41の上部に上下方向に所定高さを有するように設けられている。これにより、スペーサ40の重量増加を抑制しつつスペーサ40の縦壁面41の内周側に開口部48aを通じて流れる冷却液が下方へ流れることを抑制することができ、シリンダボア21の上部を有効に冷却することができる。
また、シリンダブロック20のシリンダボア間25aにおける吸気側部分及び排気側部分の上端部には、図4及び図7に示すように、シリンダブロック20のシリンダボア間25aにおける気筒列方向と直交する方向の内方側に窪む凹部25bが形成されている。縦壁面41の開口部48aは、シリンダブロック20のシリンダボア間25aに形成された凹部25bに対応して設けられている。
シリンダブロック20のシリンダボア間25aに形成される凹部25bは具体的には、シリンダボア間25aの上端部においてシリンダブロック20のシリンダボア間25aにおける吸気側部分及び排気側部分から気筒列方向と直交する方向の内方側に窪む第1凹部25cと、第1凹部25cよりもさらに気筒列方向と直交する方向の内方側に窪む第2凹部25dとから構成されている。これにより、開口部48aを通じてスペーサ40の縦壁面41の内周側に流れる冷却液をシリンダボア間25aに形成された凹部25bに向けて流すことができ、シリンダブロック20のシリンダボア間25aを有効に冷却させることができる。
スペーサ40はまた、ウォータジャケット22の排気側部分22a、気筒列の他端側及び吸気側部分22aに配置される縦壁面41の上端部からシリンダブロック20のウォータジャケット22の外壁部26に近接するように外方に延びる鍔部46を備えている。鍔部46は、縦壁面41に形成された開口部48aを含んで気筒列方向に延び、開口部48aの上方側に形成されている。
鍔部46にはまた、図9に示すように、ガスケット50の連通孔52を通じてシリンダブロック20のウォータジャケット22からシリンダヘッド30に流れる冷却液の流れを促進させるために外周側の一部が切り欠かれた切欠部46aが設けられている。切欠部46aは、第2気筒#2、第3気筒#3、第4気筒#4の排気側に配置される連通孔52b及び第2気筒#2、第3気筒#3の吸気側に配置される連通孔52cに対応して設けられている。
スペーサ40はまた、ウォータジャケット22の排気側部分22aに配置される縦壁面41に、縦壁面41の上端部に形成された鍔部46の下側にシリンダブロック20のウォータジャケット22の外壁部26に近接するように外方に延びる鍔部47を備えている。鍔部47は、縦壁面41に形成された開口部48aを含んで気筒列方向に延び、開口部48aと同じ高さ位置に設けられて開口部48aに対応する部分が切り欠かれて形成されている。
図12に示すように、鍔部47は、第1気筒#1と第2気筒#2とのシリンダボア間25aと第2気筒#2と第3気筒#3との間のシリンダボア間25aとに対応して設けられた開口部48aの気筒列方向の両端から略水平方向に延びるように設けられている。
鍔部47にもまた、図9に示すように、ガスケット50の連通孔52を通じてシリンダブロック20のウォータジャケット22からシリンダヘッド30に流れる冷却液の流れを促進させるために外周側の一部が切り欠かれた切欠部47aが設けられている。切欠部47aは、第2気筒#2、第3気筒#3の吸気側に配置される連通孔52cに対応して設けられている。
スペーサ40は、縦壁面41の上端部から外方に延びる鍔部46と、鍔部46より下方から外方に延びる鍔部47とを備え、鍔部47は、縦壁面41における開口部48aと同じ高さ位置に設けられて開口部48aに対応する部分が切り欠かれて形成されることにより、縦壁面41の外周側を流れる冷却液がスペーサ40の上方からスペーサ40の縦壁面41とシリンダブロック20のウォータジャケット22の内壁部25との間に回り込むことを抑制することができる。
スペーサ40はまた、ウォータジャケット22の吸気側部分22aに配置される縦壁面41に、シリンダブロック20のウォータジャケット22の外壁部26に近接するように縦壁面41から外方に延び、冷却液導入部23から導入されてウォータジャケット22の吸気側部分22aへ流れる冷却液の流れを、連通孔52、具体的には第2気筒#2及び第3気筒#3の吸気側に配置される連通孔52cを通じてシリンダヘッド20のウォータジャケット22に流れる冷却液の流れと、シリンダブロック側排出部24に流れる冷却液の流れとに分流する分流リブ45を備えている。
分流リブ45は、図11に示すように、冷却液導入部23から、具体的には冷却液導入部23に対応して設けられる案内部42から気筒列の他端側に所定距離離間して設けられ、気筒列の一端側から気筒列の他端側に向かうにつれて上方へ一定の傾斜角度で連続して傾斜するように設けられている。
分流リブ45は、縦壁面41の上下方向中央側で第1気筒#1に対応する縦壁面41の気筒列方向と直交する方向に最大寸法となる部分から開口部48aより下側において気筒列の他端側に延び、整流部44におけるウォータジャケット22の吸気側部分22bの気筒列の一端側と分流リブ45におけるウォータジャケット22の吸気側部分22bの気筒列の他端側とが連結するように設けられている。
これにより、冷却液導入部23から導入されてウォータジャケット22の吸気側部分22bへ流れる冷却液を分流リブ45によって上下方向に分流してシリンダヘッド20のウォータジャケット22とシリンダブロック側排出部23とに安定して流すことができる。
冷却液導入部22から導入されてウォータジャケット22の吸気側部分22bへ流れた冷却液が連通孔52cを通じてシリンダヘッド20のウォータジャケット22に流れると共にシリンダブロック側排出部24に流れる経路とシリンダブロック側排出部24に流れることなく連通孔52cを通じてシリンダヘッド30のウォータジャケット32に流れる経路とが切り換えられる場合においても分流リブ45の上側を流れる冷却液の流れが変化することを抑制することができ、冷却液の流れが乱れることを抑制して冷却液をシリンダヘッド30のウォータジャケット32とシリンダブロック側排出部24とに安定して流すことができる。
スペーサ40はまた、図15に示すように、シリンダブロック20のウォータジャケット22の吸気側部分22bに配置される縦壁面41の下部に第1気筒#1、第2気筒#2及び第3気筒#3のシリンダボア21を囲む縦壁面41の気筒列方向と直交する方向に最大寸法となる部分に対応して外方に突出する突起部41aを備えている。
突起部41aによって、冷却液の流れ抵抗が増大することを抑制しつつスペーサ40の縦壁面41の下部がシリンダブロック側排出部24に当接することを抑制して冷却液導入部23から導入された冷却液がシリンダブロック側排出部24に流れる経路を確保することができる。
スペーサ40は、図8及び図15に示すように、ウォータジャケット22の吸気側部分22bに配置される縦壁面41の上部に設けられた整流部44及び分流リブ45にも、第1気筒#1、第2気筒#2及び第3気筒#3のシリンダボア21を囲む縦壁面41の気筒列方向と直交する方向に最大寸法となる部分に対応して外方に突出する突起部44a、45aが形成されている。
なお、スペーサ40は、ポリアミド系熱可塑性樹脂などの材料を用いて射出成形によって一体的に形成されている。
次に、スペーサ40を挿入したシリンダブロック20のウォータジャケット22に導入された冷却液の流れについて説明する。
図9に示すように、気筒列の一端側においてシリンダブロック20に導入された冷却液は、矢印S1で示すように、主にウォータジャケット22の排気側部分22aへ流れ、整流部44によってウォータジャケット22の排気側部分22aの上方へ流れる。
ウォータジャケット22の排気側部分22aへ流れた冷却液は、図10に示すように、整流部44によって、ウォータジャケット22の排気側部分22aにおいて、矢印S2、S3、S4、S5の順に気筒列の他端側且つ上方へ流れ、気筒列の他端側へ流れた冷却液は、矢印S6に示すように、ウォータジャケット20の吸気側部分22bへ流れると共に上方へ流れる。
気筒列の他端側においてウォータジャケット22の吸気側部分22bへ流れた冷却液は、整流部44によって、ウォータジャケット22の吸気側部分22bにおいて、図9及び図11に示すように、矢印S7、S8、S9の順に気筒列の一端側且つ上方へ流れ、矢印S9に示すように、連通孔52cを通じてシリンダヘッド30のウォータジャケット32に流れる。
気筒列の一端側から導入されてウォータジャケット22の排気側部分22aへ流れた冷却液はまた、スペーサ40の縦壁面41の外周側を縦壁面41の周りに一方向に流れる際に、スペーサ40の縦壁面41の上部に形成された開口部48aを通じてスペーサ40の縦壁面41の内周側に流れて、シリンダボア21の上部を冷却すると共にシリンダボア間25aを冷却する。スペーサ40の縦壁面41の内周側に流れた冷却液は、連通孔52dを通じてシリンダヘッド30のウォータジャケット32に流れる。
冷却液がスペーサ40の縦壁面41の外周側を縦壁面41の周りに一方向に流れる際に開口部48aを通じてスペーサ40の縦壁面41の内周側に流れる場合においても、整流部44によって冷却液が流れる流路の断面積を徐々に小さくすることができるので、スペーサ40の縦壁面41の外周側を流れる冷却液の流速が低下して冷却液の流れが悪化することを抑制してシリンダボア21の上部における冷却液による冷却性を向上させることができる。
気筒列の一端側から導入されてウォータジャケット22の排気側部分22aへ流れた冷却液はまた、スペーサ40の縦壁面41の外周側を縦壁面41の周りに一方向に流れる際に、冷却液の一部は、連通孔52a、52b、52cを通じてシリンダヘッド30のウォータジャケット32に流れる。
一方、気筒列の一端側においてシリンダブロック20に導入された冷却液は、図9において矢印S11に示すように、一部がウォータジャケット22の吸気側部分22bへ流れる。気筒列の一端側から導入されてウォータジャケット22の吸気側部分22bへ流れた冷却液は、シリンダブロック側排出部24に接続される流量制御弁5bの開状態では、図11に示すように、分流リブ45によって上下方向に分流され、矢印S12に示す分流リブ45の上側の流れと矢印S13に示す分流リブ45の下側の流れとに分流される。
分流リブ45の上側を流れる冷却液は、ウォータジャケット22の吸気側部分22bにおいて気筒列の他端側且つ上方へ流れ、矢印S14に示すように、連通孔52cを通じてシリンダヘッド30のウォータジャケット32に流れる。分流リブ45の上側を流れる冷却液の一部はスペーサ40の縦壁面41の上部に形成された開口部48aを通じてスペーサ40の縦壁面41の内周側に流れて、シリンダボア21の上部を冷却すると共にシリンダボア間25aを冷却する。スペーサ40の縦壁面41の内周側に流れた冷却液は、連通孔52dを通じてシリンダヘッド30のウォータジャケット32に流れる。
一方、分流リブ45の下側を流れる冷却液は、ウォータジャケット22の吸気側部分22bにおいて気筒列の他端側へ流れ、矢印S15に示すように、シリンダブロック側排出部24に流れる。
図17は、シリンダブロック側排出部に接続される流量制御弁の閉状態における冷却液の流れを示す図である。図17に示すように、気筒列の一端側から導入されてウォータジャケット22の吸気側部分22bへ流れた冷却液は、シリンダブロック側排出部24に接続される流量制御弁5bの閉状態においても、分流リブ45によって上下方向に分流され、矢印S12に示す分流リブ45の上側の流れと矢印S13に示す分流リブ45の下側の流れとに分流される。
分流リブ45の上側を流れる冷却液は、シリンダブロック側排出部24に接続される流量制御弁5bの開状態と同様に、ウォータジャケット22の吸気側部分22bにおいて気筒列の他端側且つ上方へ流れ、矢印S14に示すように、連通孔52cを通じてシリンダヘッド30のウォータジャケット32に流れ、分流リブ45の上側を流れる冷却液の一部がスペーサ40の縦壁面41の上部に形成された開口部48aを通じてスペーサ40の縦壁面41の内周側に流れる。
一方、分流リブ45の下側を流れる冷却液は、ウォータジャケット22の吸気側部分22bにおいて気筒列の他端側へ流れるものの、シリンダブロック側排出部24に流れることなく、矢印S15´に示すように、シリンダヘッド30のウォータジャケット32に向かって流れることとなる。
本実施形態では、シリンダブロック20のウォータジャケット22の吸気側部分22bの外壁部26における気筒列の一端側に冷却液導入部23が設けられているが、シリンダブロック20のウォータジャケット22の排気側部分22bの外壁部26における気筒列の一端側に冷却液導入部を設けると共に気筒列の中央側にシリンダブロック側排出部を設けることも可能である。
かかる場合、スペーサ41の縦壁面41に設けられる案内部は、案内部42と同様に、気筒列の一端側において排気側に前記冷却液導入部に対応して設けられ、前記冷却液導入部から導入された冷却液を、縦壁面41の周りに、主としてウォータジャケット22の吸気側部分22bに流れるように、一部がウォータジャケット22の排気側部分22aに流れるように案内するように設けられる。
また、スペーサ40の縦壁面41に設けられる整流部は、整流部44と同様に、気筒列の一端側からウォータジャケット22の吸気側部分22bにおいて気筒列の他方側へ、気筒列の他端側においてウォータジャケット22の吸気側部分22bから排気側部分22aへ、ウォータジャケット22の排気側部分22aにおいて気筒列の他方側から気筒列の一方側へ向かうにつれて上方に連続して傾斜するように設けられる。
また、スペーサ40の縦壁面41に設けられる分流リブは、分流リブ44と同様に、前記冷却液導入部から導入されてウォータジャケット22の排気側部分22aへ流れる冷却液の流れを、シリンダヘッド30のウォータジャケット32に流れる冷却液の流れとシリンダブロック側排出部24に流れる冷却液の流れとに上下方向に分流するように設けられる。
このように、本実施形態に係るエンジンの冷却構造1では、シリンダブロック20のウォータジャケット22に挿入されたスペーサ40の縦壁面41の下端部に、シリンダブロック20のウォータジャケット22の外壁部26に設けられた冷却液導入部23に対応する位置に冷却液導入部23から導入された冷却液を縦壁面41の周りに流れるように案内する案内部42が備えられ、案内部42は、縦壁面41の下端部から外方にシリンダブロック20のウォータジャケット22の底壁部27に沿って冷却液導入部23に向かって延びている。
これにより、スペーサ41の縦壁面41の下端部にウォータジャケット22の底壁部27に沿って設けられた冷却液導入部23に向かって延びる案内部42によって冷却液導入部23から導入された冷却液を縦壁面41の周りに流れるように案内することができるので、冷却液が案内部の両側から下方へ流れることを抑制して冷却液がスペーサ40の下方からスペーサ40の縦壁面41とシリンダブロック20のウォータジャケット22の内壁部25との間に回り込むことを抑制することができる。
また、冷却液導入部23及びウォータポンプ3は、シリンダブロック20のウォータジャケット22の底壁部27と同じ高さ位置に設けられる。これにより、エンジン2の吸気系及び排気系との干渉を回避しつつウォータジャケット22の底壁部27と同じ高さ位置にウォータポンプ3が装着される場合に冷却液導入部23から導入された冷却液がスペーサ40の下方からスペーサ40の縦壁面41とシリンダブロック20のウォータジャケット22の内壁部25との間に回り込むことを抑制することができる。
また、シリンダブロック20のウォータジャケット22の底壁部27に冷却液導入部23より下方に窪む凹部27aが形成され、案内部42は、縦壁面41の下端部から凹部27a内に延びている。これにより、冷却液導入部23から導入された冷却液の流れ抵抗が増大することを抑制しつつ冷却液を縦壁面41の周りに流れるように案内することができる。
また、案内部42は、冷却液導入部23側に向かうにつれて下方に傾斜する傾斜部42bを備え、傾斜部42bは、冷却液導入部23側が凹部27a内に位置するように設けられる。これにより、スペーサ40がウォータジャケット22内で上下方向に移動した場合においても、冷却液導入部23から導入された冷却液の流れ抵抗が増大することを抑制することができる。
更に、スペーサ40の縦壁面41の下端部に案内部42に隣接して縦壁面41から外方にシリンダブロック20のウォータジャケット22の外壁部26に近接するように延びる鍔部43が備えられ、鍔部43と案内部42とは縦壁面41の下端部に連続して形成される。これにより、案内部42に連続して形成される鍔部43によって、冷却液がスペーサ40の下方からスペーサ40の縦壁面41とシリンダブロック20のウォータジャケット22の内壁部25との間に回り込むことをより有効に抑制することができる。
本発明は、例示された実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能である。
以上のように、本発明によれば、エンジンにおいて冷却液がスペーサの下方からスペーサの縦壁面とシリンダブロックのウォータジャケットの内壁部との間に回り込むことを抑制することが可能となるから、エンジンを搭載する車両などの製造技術分野において好適に利用される可能性がある。
2 エンジン
3 ウォータポンプ
20 シリンダブロック
21 シリンダボア
22 シリンダブロックのウォータジャケット
23 冷却液導入部
25 ウォータジャケットの内壁部
26 ウォータジャケットの外壁部
27 ウォータジャケットの底壁部
27a ウォータジャケットの底壁部の凹部
40 スペーサ
41 縦壁面
42 案内部
42b 傾斜部
43、46、47 鍔部
44 整流部
#1、#2、#3、#4 気筒

Claims (5)

  1. エンジンのシリンダボアを囲むようにシリンダブロックに設けられたウォータジャケットにシリンダボアを囲む縦壁面を備えたスペーサが挿入され、前記ウォータジャケットに前記シリンダブロックのウォータジャケットの外壁部に設けられた冷却液導入部から導入された冷却液を循環させるエンジンの冷却構造であって、
    前記スペーサは、前記縦壁面の下端部に前記冷却液導入部に対応する位置に前記冷却液導入部から導入された冷却液を前記縦壁面の周りに流れるように案内する案内部を備え、
    前記案内部は、前記縦壁面の下端部から外方に前記シリンダブロックのウォータジャケットの底壁部に沿って前記冷却液導入部に向かって延びている、
    ことを特徴とするエンジンの冷却構造。
  2. 前記シリンダブロックの冷却液導入部にウォータポンプが装着され、
    前記冷却液導入部及び前記ウォータポンプは、前記シリンダブロックのウォータジャケットの底壁部と同じ高さ位置に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの冷却構造。
  3. 前記シリンダブロックのウォータジャケットの底壁部に前記冷却液導入部より下方に窪む凹部が形成され、
    前記案内部は、前記縦壁面の下端部から前記凹部内に延びている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジンの冷却構造。
  4. 前記案内部は、前記冷却液導入部側に向かうにつれて下方に傾斜する傾斜部を備え、
    前記傾斜部は、該傾斜部の冷却液導入部側が前記凹部内に位置するように設けられている、
    ことを特徴とする請求項3に記載のエンジンの冷却構造。
  5. 前記スペーサは、前記縦壁面の下端部に前記案内部に隣接して前記縦壁面から外方に前記シリンダブロックのウォータジャケットの外壁部に近接するように延びる鍔部を備え、
    前記鍔部と前記案内部とは前記縦壁面の下端部に連続して形成されている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載のエンジンの冷却構造。
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