JP2016174739A - 着座シート - Google Patents
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Abstract
【課題】浴場における座面を清潔で衛生に保ち、座面の大きさや形状に合わせて簡単に変形が可能で、風呂用椅子のサイズ、サウナ室のベンチシート用のサイズのいずれのサイズにも適合できる着座シートを提供する。
【解決手段】可曲柔軟性と防水性を備えた素材で形成した着座シートである。利用者が着座する着座面を覆う本体部110と、その周辺に延設されている周辺部120を備え、可搬型で着座面に載せ置くことにより自分専用の着座面にできる。周辺部120において、その周縁側から本体部110の中央側に向けて設けられた切れ込み部130を備えておれば、切れ込み部130を境目として周辺部120は下方に折れ曲がることができ、椅子の座面が長方形であっても円形であってもほぼそのまま下方に折れ曲がることができる。
【選択図】図3
【解決手段】可曲柔軟性と防水性を備えた素材で形成した着座シートである。利用者が着座する着座面を覆う本体部110と、その周辺に延設されている周辺部120を備え、可搬型で着座面に載せ置くことにより自分専用の着座面にできる。周辺部120において、その周縁側から本体部110の中央側に向けて設けられた切れ込み部130を備えておれば、切れ込み部130を境目として周辺部120は下方に折れ曲がることができ、椅子の座面が長方形であっても円形であってもほぼそのまま下方に折れ曲がることができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、浴場向けに使用する着座シート、特にサウナ、風呂の洗い場などで使用する着座シートに関し、着座面に被せることで着座面を衛生的かつ使用感が良く、可搬型で着座面に載せ置くことにより自分専用の着座面にできる着座シートに関するものである。
浴場において椅子等に着座する機会は多い。例えば、浴場の洗い場で体を洗う際には、木材またはプラスチック等で形成された風呂用腰掛けを用い、風呂用腰掛けの上部に直接腰掛けるのが基本である。また、サウナ室内でも滞留型サウナ設備または放射型サウナ設備に対向するように設置された簀の子等で作成したベンチシートに腰掛けるのが基本である。なおサウナ室のベンチシートの上面にタオルなどが敷き詰められていることも多い。
特に、公衆浴場となると不特定多数の利用者が入れ替わり立ち替わり、同じ風呂用腰掛けやベンチシートを利用するため、利用者の臀部や太腿などが直接その着座面に接触することとなる。そのため少なからずの利用者が、着座面が不衛生かつ使用感が悪いと感じることが多い。
特に、公衆浴場となると不特定多数の利用者が入れ替わり立ち替わり、同じ風呂用腰掛けやベンチシートを利用するため、利用者の臀部や太腿などが直接その着座面に接触することとなる。そのため少なからずの利用者が、着座面が不衛生かつ使用感が悪いと感じることが多い。
そこで、公衆浴場の利用者は、風呂の洗い場の風呂用腰掛けであれば使用前に座面に湯をかけて簡単に洗浄等して使うことが多い。さらに冬期などでは風呂用腰掛けの座面が冷えており、湯を座面にかけて暖める必要があった。また、サウナ室のベンチシートであれば新しいタオルなどを持ち込んでベンチシートの上に敷き、その上に座って使うことが多い。
しかし、風呂の洗い場の風呂用腰掛けの座面を簡単に洗浄した程度では衛生的とは言えず、人によっては不潔感を感じるものである。また、サウナ室のベンチシートであればタオルなどが敷き詰められているが、利用者が大量に汗をかくため、座面内部に染み込んで蓄積した他人の汗が染み出してくる可能性もあり、衛生的とは言えず、人によっては不潔感を感じるものである。
従来技術において、上記課題に鑑みて考案されたものが幾つか知られている。
特許文献1(実用新案登録第3002304号公報)には、図6に示すように、発泡ウレタン製などの風呂床面マットを、風呂椅子の座面に適合する形状に裁断した板状の風呂マットであり、かつ、裏面に滑り止め用のゴムを設けたものが開示されている。
特許文献1(実用新案登録第3002304号公報)には、図6に示すように、発泡ウレタン製などの風呂床面マットを、風呂椅子の座面に適合する形状に裁断した板状の風呂マットであり、かつ、裏面に滑り止め用のゴムを設けたものが開示されている。
特許文献2(特開2004−321746号公報)には、図7に示すように、適度の柔軟性および弾力性を有する発泡ポリエチレン製等の素材にて形成され、マット本体中央に水抜き孔を設けられたことを特長とする風呂椅子用マットが開示されている。
特許文献3(実開平05−48785号公報)には、図8に示すように、風呂椅子の座面に適合する形状に発泡樹脂などを裁断し、風呂用腰掛けの上面の形状とほぼ同形状をなすクッション部と、クッション部の周縁部から下方に延出して設けられた延出部とを有し、風呂用腰掛けの上部に被せて冠着可能な構造とした風呂用腰掛けマットが開示されている。
特許文献4(実用新案登録第3116420号公報)には、図9に示すように、風呂椅子の座面に適合する形状に布綿を裁断した布綿製のカバー体であり、かつ、カバー体の対向する位置に一対の翼片を形成せしめ、翼片に吸盤などの固定具を取り付けた風呂椅子カバーが開示されている。
しかし、上記のような従来技術における着座シートには下記に示す問題があった。
第1の問題は、大きさや形状が固定的で使い勝手が悪いという問題である。
個人宅の浴室内の椅子であれば形状が固定的であっても合致していれば良いが、公衆浴場の場合、利用者が着座しようとする座面の大きさや座面の形は、風呂椅子やサウナ室のベンチシートなど様々であるため、必ずしも着座する座面に適合するものとはならない。特に、利用者が訪問する公衆浴場が一つに特定されておらず、複数の公衆浴場を利用する場合、風呂椅子の形状もバラバラである。
第1の問題は、大きさや形状が固定的で使い勝手が悪いという問題である。
個人宅の浴室内の椅子であれば形状が固定的であっても合致していれば良いが、公衆浴場の場合、利用者が着座しようとする座面の大きさや座面の形は、風呂椅子やサウナ室のベンチシートなど様々であるため、必ずしも着座する座面に適合するものとはならない。特に、利用者が訪問する公衆浴場が一つに特定されておらず、複数の公衆浴場を利用する場合、風呂椅子の形状もバラバラである。
特許文献1(実用新案登録第3002304号公報)に開示された板状の風呂マットは変形しない板状のものであり大きさや形状が固定的である。例えば、図6のような長方形の風呂マットであった場合、風呂用椅子の上面が円形の場合、風呂マットの縁が大きく周囲にはみ出てしまい、使い勝手が悪くなる。
特許文献2(特開2004−321746号公報)に開示された風呂椅子用マットは、折り畳みはできる構造であるものの、板状のしっかりした構造物であり、展開して拡げた大きさや形状が一意に定まってしまうものであった。そのため、展開して拡げた大きさや形状が一意に定まってしまい、図7のような長方形の風呂椅子用マットであった場合、風呂用椅子の上面が円形の場合、風呂椅子用マットの縁が大きく周囲にはみ出てしまい、使い勝手が悪くなるという問題点は解消していない。
特許文献3(実開平05−48785号公報)に開示された風呂用腰掛けマットは、風呂椅子の上面の形状にピタリと合致させて作成されているものであり、他の風呂椅子では使用ができないものである。つまり、例えば、図8のように長方形用の風呂用腰掛けマットは、円形の風呂椅子では使用することができない。
特許文献4(実用新案登録第3116420号公報)に開示された風呂椅子カバーは柔軟で曲がる構造物であり風呂椅子にある程度は沿うように変形する構造である。しかし、やはり特定の風呂椅子の形状にしか合致しないものである。図9の例では円形の風呂椅子用のカバーであるが、長方形の風呂椅子には適合できないことは明らかである。また、同じ円形の風呂椅子であったとしても、図9に示すように、綺麗にスカート状に折れ曲がるか否かは疑問である。実際には風呂椅子用マットの縁が綺麗には垂れ下がらずに周囲にはみ出てしまい、使い勝手が悪くなることが想定される。
第2の問題は、風呂の洗い場用の椅子とサウナ室のベンチシートでの使用サイズの違いに対応できないという問題である。風呂の洗い場用の椅子はサイズが尻の大きさと近く比較的コンパクトなものが多いが、サウナ室のベンチシートでは利用者がリラックスして座る姿勢も変えながら長時間使用することが前提であるので、利用者の座面使用範囲が比較的広いものが想定される。つまり、風呂の洗い場用の椅子に対応してサイズを小さくすれば、サウナ室のベンチシートでの使用時にはサイズが合わなくなる。一方、サウナ室のベンチシートでの使用サイズに合わせて大きく作ると風呂の洗い場用の椅子に載せた際に風呂椅子用マットの縁が大きく周囲にはみ出てしまい、サイズが合わなくなる。
この問題は、特許文献1(実用新案登録第3002304号公報)に開示された板状の風呂マット、特許文献2(特開2004−321746号公報)に開示された風呂椅子用マット、特許文献4(実用新案登録第3116420号公報)に開示された風呂椅子カバーのいずれも共通した問題であり、このように、座面の広さを動的に変化させる構造を持つものはない。また、特許文献3(実開平05−48785号公報)に開示された風呂用腰掛けマットは、平面のサウナ室のベンチシートには適合しないものであることは明らかである。
そこで、上記問題に鑑み、本発明は、浴場における座面を清潔で衛生に保ち、使用しようとする座面の大きさや形状に合わせて簡単に変形が可能でいずれの座面にも適合でき、また、風呂用椅子のサイズ、サウナ室のベンチシート用のサイズのいずれのサイズにも適合できる着座シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の公衆浴場用の着座シートは、可曲柔軟性と防水性を備えた素材で形成した着座シートであって、利用者が着座する着座面を覆う本体部と、前記本体部の周辺に延設されている周辺部を備えた着座シートであって、可搬型で着座面に載せ置くことにより自分専用の着座面にできる浴場用の着座シートである。
なお、周辺部において、その周縁側から本体部の中央側に向けて設けられた切れ込み部を備えた構造とし、切れ込み部が本体部の中央側に対して放射状に少なくとも4カ所設けられていることが好ましい。
なお、周辺部において、その周縁側から本体部の中央側に向けて設けられた切れ込み部を備えた構造とし、切れ込み部が本体部の中央側に対して放射状に少なくとも4カ所設けられていることが好ましい。
上記構成により、座面がサウナ室のベンチシートのように大きな平面である場合は平面として拡がり、風呂の洗い場の風呂椅子であれば本体部の一部および周辺部の一部が風呂椅子の座面に沿うように平面で残り、他の部分は下方に折れ曲がって風呂椅子の座面のサイズに適合することができる。切れ込み部が設けられているため切れ込み部を境目として周辺部は下方に折れ曲がることができ、椅子の座面が長方形であっても円形であっても、その座面からはみ出た部分はほぼそのまま下方に折れ曲がることができる。
次に、上記構成の浴場用の着座シートにおいて、本体部および前記周辺部の裏面に滑り止め効果を有する凹凸形状を設けた構成とすることが好ましい。裏面に凹凸形状があれば風呂椅子の座面であっても、サウナ室のベンチシートの座面であっても安定して滑りにくくなる。
また、上記構成の浴場用の着座シートにおいて、本体部および前記周辺部の表面に、水分を中央から周辺部の外方へ導くための水抜き用の溝を多数設けた構成とすることも好ましい。溝があればいわゆる“毛細管現象”により水が移動し、座面に溜まる水が座面の外方へと移動するため座面の水を低減させることができる。
なお、本発明の浴場用の着座シートの素材であるが、可曲柔軟性と防水性を備えた素材であれば限定されず採用することができるが、一例としては、シリコン樹脂、熱可塑性エラストマー、天然ゴム、合成ゴム、塩化ビニール、軟質性プラスチック樹脂のいずれかまたはそれらの組み合わせなどがある。
本発明の着座シートによれば、可搬型で着座面に載せ置くことにより自分専用の着座面にでき、浴場における座面を清潔で衛生に保つことができる。
また、本発明の着座シートによれば、使用しようとする座面の大きさや形状に合わせて簡単に変形が可能でいずれの座面にも適合できる。
さらに、本発明の着座シートによれば、風呂用椅子のサイズのみならず、サウナ室のベンチシート用のサイズのいずれのサイズにも適合できる。
また、本発明の着座シートによれば、使用しようとする座面の大きさや形状に合わせて簡単に変形が可能でいずれの座面にも適合できる。
さらに、本発明の着座シートによれば、風呂用椅子のサイズのみならず、サウナ室のベンチシート用のサイズのいずれのサイズにも適合できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の着座シートの実施形態を説明する。ただし、本発明の技術的範囲は以下の実施形態に示した具体的な用途や形状・寸法などには限定されない。
図1は、実施例1にかかる本発明の公衆浴場向け着座シート100の構成例を簡単に示す図である。
図1に示した着座シート100の構成例は、本体部110と周辺部120を備えた構成となっている。
図1に示した着座シート100の構成例は、本体部110と周辺部120を備えた構成となっている。
着座シート100全体は、可曲柔軟性と防水性を備えた素材で形成されている。浴場の着座面は水気が多く、その座面にある水を遮断して利用者の臀部や太腿が直接触れ得る部分を清潔かつ衛生的に保つためである。
着座シート100全体の素材の例としては、可曲柔軟性と防水性を備えたものであれば採用できるが、例えば、シリコン樹脂、熱可塑性エラストマー、天然ゴム、合成ゴム、塩化ビニール、軟質性プラスチック樹脂のいずれかまたはそれらの組み合わせなどがある。これらはいずれも軟質性であり、薄手に製作すれば自重で簡単にたわむ程度の可曲柔軟性を持つものとすることができる。シリコン樹脂や熱可塑性エラストマーや塩化ビニールは肌触りも良く、臭いもないので好適である。
着座シート100全体の素材の例としては、可曲柔軟性と防水性を備えたものであれば採用できるが、例えば、シリコン樹脂、熱可塑性エラストマー、天然ゴム、合成ゴム、塩化ビニール、軟質性プラスチック樹脂のいずれかまたはそれらの組み合わせなどがある。これらはいずれも軟質性であり、薄手に製作すれば自重で簡単にたわむ程度の可曲柔軟性を持つものとすることができる。シリコン樹脂や熱可塑性エラストマーや塩化ビニールは肌触りも良く、臭いもないので好適である。
着座シート100のサイズは限定されない。例えば、風呂椅子の着座面およびサウナ室のベンチシートの着座面に対応する大きさとすれば良い。一例として、幅40cm〜60cm程度、奥行き30cm〜50cm程度とすることができる。なお、一般の風呂椅子の座面は幅40cm程度、奥行30cm程度のものが多い。サウナ室のベンチシートの上で必要とするサイズは個人差があるが、一般のオフィスチェアのサイズが幅50cm程度、奥行き50cm程度のものが多いことを鑑みれば、着座シート100全体のサイズは幅60cm程度、奥行き50cm程度あれば使用に耐えるものと考えられる。もちろん、そのサイズよりも大きなサイズとしても良いし、小さいサイズとしても良い。
素材に可曲柔軟性があるため簡単に折り畳んで小さくすることができ、可搬型のシートとなり得る。
素材に可曲柔軟性があるため簡単に折り畳んで小さくすることができ、可搬型のシートとなり得る。
本体部110は、利用者が着座する着座面を覆う本体部分である。概ね利用者はこの本体部110の上に腰を下ろして臀部が接触する部位となる。その周辺には周辺部120が拡がっており、この周辺部も着座面として使用できるので、本体部110はその中央部分と捉えることができる。本体部110と周辺部120はとりあえず名付けたもので、実際には連続した1枚のシートと捉えることができる。
本体部110は、例えば、幅30cm程度、奥行30cm程度のものとする。サウナ室のベンチシートでの使用、風呂椅子の座面での使用のいずれの使用であっても利用者が腰掛ける基本的部分となるサイズがあれば良く、ここでは、風呂椅子の座面が、幅40cm程度、奥行30cm程度であることを鑑みて、ここでは幅30cm程度、奥行30cm程度を利用者が腰掛ける基本的部分となるサイズと想定した。
本体部110は、例えば、幅30cm程度、奥行30cm程度のものとする。サウナ室のベンチシートでの使用、風呂椅子の座面での使用のいずれの使用であっても利用者が腰掛ける基本的部分となるサイズがあれば良く、ここでは、風呂椅子の座面が、幅40cm程度、奥行30cm程度であることを鑑みて、ここでは幅30cm程度、奥行30cm程度を利用者が腰掛ける基本的部分となるサイズと想定した。
周辺部120は、本体部110の周辺に延設されている部位であり、いわゆる本体部110に対するマージンの領域である。この本体部110と周辺部120の両方を合わせることにより、どのようなサイズ、形状の座面であっても着座面をカバーすることができる効果がある。
周辺部120の大きさであるが、この例では周辺方向にそれぞれ10cm〜30cm程度とすることができる。
周辺部120の大きさであるが、この例では周辺方向にそれぞれ10cm〜30cm程度とすることができる。
図2は、本発明の着座シート100が様々な座面に対して変形して適合できる様子を簡単に示す図である。
図2(a)は、座面がサウナ室のベンチシート200aのように大きな平面である場合の着座シート100の状態を示す図である。サウナ室のベンチシートのように大きな平面に拡げて載せ置いた場合、着座シート100は平面として拡がるが、ベンチシートからはみ出ている部分は折れ曲がって垂れ下がる。
図2(a)は、座面がサウナ室のベンチシート200aのように大きな平面である場合の着座シート100の状態を示す図である。サウナ室のベンチシートのように大きな平面に拡げて載せ置いた場合、着座シート100は平面として拡がるが、ベンチシートからはみ出ている部分は折れ曲がって垂れ下がる。
図2(b)は、座面が風呂の洗い場の風呂椅子200bであり、その座面が長方形の場合の着座シート100の状態を示す図である。着座シート100は風呂椅子200bからはみ出た周辺部120の一部は風呂椅子200bの縁から垂れ下がるように屈曲し、長方形の座面に沿う形に変形していることが分かる。このように長方形の座面に沿った形となるので風呂椅子の座面から着座シートがはみ出るようなことはなく風呂椅子200bの座面のサイズに適合したものとなり、また太腿などに当たることもなく、使用感が良好なものとなる。
図2(c)の場合は、座面が風呂の洗い場の風呂椅子200cであり、その座面が円形の場合の着座シート100の状態を示す図である。着座シート100は風呂椅子200bからはみ出た周辺部120の一部が風呂椅子200bの縁から垂れ下がるように屈曲し、円形の座面に沿う形に変形していることが分かる。このように円形の座面に沿った形となるので風呂椅子の座面から着座シートがはみ出るようなことはなく、風呂椅子200cの座面のサイズに適合するものとなり、また太腿などに当たることもなく、使用感が良好なものとなる。
つまり、図2に示すように、利用者は本発明の着座シートを可搬しておれば、どの公衆浴場のサウナや洗い場を利用しても、その着座面に載せ置くことにより自分専用の着座面にすることができる。
実施例2は、周辺部120において切れ込み部130を備えた構成例である。
図3は、実施例2にかかる本発明の公衆浴場向け着座シート100aの構成例を簡単に示す図である。
着座シート100aの構成例は、本体部110と周辺部120に加え、切れ込み部130を備えた構成となっている。
図3は、実施例2にかかる本発明の公衆浴場向け着座シート100aの構成例を簡単に示す図である。
着座シート100aの構成例は、本体部110と周辺部120に加え、切れ込み部130を備えた構成となっている。
切れ込み部130は、周辺部120に設けられている切れ込みであり、周辺部120の周縁側から本体部110の中央側に向けて設けられたものとなっている。図3に示す構成例では、切れ込み部130が本体部110の中央側に対して放射状に4本設けられた例となっている。この切れ込み部130を設ける範囲は、周辺部120に留まっており本体部110には至っていない。
次に、切れ込み部130を設けた効果について説明する。
図4は、切れ込み部130の存在によって着座シート100aが様々な座面に対して変形して適合できる様子を簡単に示す図である。
図4(a)は、座面がサウナ室のベンチシート200aのように大きな平面である場合の着座シート100aの状態を示す図である。サウナ室のベンチシートのように大きな平面に拡げて載せ置いた場合、着座シート100aは平面として拡がるが、ベンチシートからはみ出ている部分は折れ曲がって垂れ下がる。
図4は、切れ込み部130の存在によって着座シート100aが様々な座面に対して変形して適合できる様子を簡単に示す図である。
図4(a)は、座面がサウナ室のベンチシート200aのように大きな平面である場合の着座シート100aの状態を示す図である。サウナ室のベンチシートのように大きな平面に拡げて載せ置いた場合、着座シート100aは平面として拡がるが、ベンチシートからはみ出ている部分は折れ曲がって垂れ下がる。
図4(b)は、座面が風呂の洗い場の風呂椅子200bであり、その座面が長方形の場合の着座シート100の状態を示す図である。着座シート100aは切れ込み部130を境目として折れ曲がり、周辺部120の一部が風呂椅子200bの縁から垂れ下がるように屈曲し、長方形の座面に沿う形に変形していることが分かる。このように長方形の座面に沿った形となるので風呂椅子の座面から着座シートがはみ出るようなことはなく風呂椅子200bの座面のサイズに適合したものとなり、また太腿などに当たることもなく、使用感が良好なものとなる。
図4(c)の場合は、座面が風呂の洗い場の風呂椅子200cであり、その座面が円形の場合の着座シート100aの状態を示す図である。着座シート100aは切れ込み部130を境目として折れ曲がり、周辺部120の一部が風呂椅子200bの縁から垂れ下がるように屈曲し、円形の座面に沿う形に変形していることが分かる。このように円形の座面に沿った形となるので風呂椅子の座面から着座シートがはみ出るようなことはなく、風呂椅子200cの座面のサイズに適合するものとなり、また太腿などに当たることもなく、使用感が良好なものとなる。
つまり、図4に示すように、利用者は本発明の着座シートを可搬しておれば、どの公衆浴場のサウナや洗い場を利用しても、その着座面に載せ置くことにより自分専用の着座面にすることができる。
実施例3の本発明の着座シート100bは、裏面や表面にさらなる工夫を施した例である。
図5は、実施例3にかかる本発明の着座シート100bの構成を簡単に示す図である。図5(a)は実施例3にかかる本発明の着座シート100bの表面側、図5(b)は実施例2にかかる本発明の着座シート100bの裏面側を示す図となっている。
図5は、実施例3にかかる本発明の着座シート100bの構成を簡単に示す図である。図5(a)は実施例3にかかる本発明の着座シート100bの表面側、図5(b)は実施例2にかかる本発明の着座シート100bの裏面側を示す図となっている。
図5に示した例では、着座シート100の本体部110および周辺部120の裏面に滑り止め効果を有する凹凸形状140が設けられ、さらに、本体部110および周辺部120の表面に水分を中央から周辺部の外方へ導くための水抜き用の溝150が多数設けられた構成となっている。
なお、本体部110、周辺部120、切れ込み部130の基本的構造に関しては、実施例2に説明した着座シート100の構成と同様で良く、その説明は適宜省略する。
なお、本体部110、周辺部120、切れ込み部130の基本的構造に関しては、実施例2に説明した着座シート100の構成と同様で良く、その説明は適宜省略する。
凹凸形状140は、本体部110および周辺部120の裏面に設けられたものであり、滑り止め効果を発揮する部分である。
凹凸形状140の形状そのものは特に限定されないが、滑り止め効果を発揮する形状であれば良い。単純には格子状に凹凸形状を設けておけばある程度の滑り止め効果を発揮し得る。また、中心付近から同心円状に凹凸形状を設けておいても良い。また、例えば、自動車タイヤの表面には多数の凹凸形状が設けられているが、これら形状は水膜の張った路面でも滑り止め効果が発揮できる形状となっているところ、本発明の凹凸形状140として参考にすることができる。
凹凸形状140の形状そのものは特に限定されないが、滑り止め効果を発揮する形状であれば良い。単純には格子状に凹凸形状を設けておけばある程度の滑り止め効果を発揮し得る。また、中心付近から同心円状に凹凸形状を設けておいても良い。また、例えば、自動車タイヤの表面には多数の凹凸形状が設けられているが、これら形状は水膜の張った路面でも滑り止め効果が発揮できる形状となっているところ、本発明の凹凸形状140として参考にすることができる。
図5(b)の構成例では、単純な格子状の凹凸形状を設けた例となっている。
次に、溝150は、本体部110および周辺部120の表面に、水分を中央から周辺部の外方へ導くための水抜き用の溝である。このような細い溝であれば着座している使用者に特に違和感を持たせることもなく、また、溝150があればいわゆる“毛細管現象”により水がその溝150を伝って移動し、本体部110に溜まる水を外方へと移動させることができるため、本体部110に溜まる水を低減させることができる。
次に、溝150は、本体部110および周辺部120の表面に、水分を中央から周辺部の外方へ導くための水抜き用の溝である。このような細い溝であれば着座している使用者に特に違和感を持たせることもなく、また、溝150があればいわゆる“毛細管現象”により水がその溝150を伝って移動し、本体部110に溜まる水を外方へと移動させることができるため、本体部110に溜まる水を低減させることができる。
溝150の形状は、毛細管現象を発揮できる形状であれば特に限定はない。溝150の方向であるが、本体部分110の中央付近から周辺部120へと周囲に拡がるように設けておけば、自然と座面の水が外方へと排出され得る。
図5(a)の構成例では、中心付近から放射線状に多数の溝150が外方へ向けて刻まれている例となっている。このように中心付近から放射線状に多数の溝150が外方へ向けて設けられていれば、座面がサウナ室のベンチシートのような広い平面であっても、長方形の風呂椅子の座面であっても、円形の風呂椅子の座面であっても、いずれも座面の水を外方へ導いて排出することができる。
図5(a)の構成例では、中心付近から放射線状に多数の溝150が外方へ向けて刻まれている例となっている。このように中心付近から放射線状に多数の溝150が外方へ向けて設けられていれば、座面がサウナ室のベンチシートのような広い平面であっても、長方形の風呂椅子の座面であっても、円形の風呂椅子の座面であっても、いずれも座面の水を外方へ導いて排出することができる。
以上、本発明の着座シートの実施例を説明してきたが、本発明の技術的範囲を逸脱することなく種々の変更が可能であることは理解されるであろう。
本発明の着座シートは、浴場向けに使用する着座シート、特にサウナ、風呂の洗い場などで使用する着座シートとして広く適用することができ、可搬型で着座面に載せ置くことにより自分専用の着座面にできる着座シートとして広く適用することができる。
100 着座シート
110 本体部分
120 周辺部分
130 切れ込み部
140 凹凸形状
150 溝
200 着座面
110 本体部分
120 周辺部分
130 切れ込み部
140 凹凸形状
150 溝
200 着座面
Claims (6)
- 可曲柔軟性と防水性を備えた素材で形成した着座シートであって、
利用者が着座する着座面を覆う本体部と、前記本体部の周辺に延設されている周辺部を備え、
可搬型で着座面に載せ置くことにより自分専用の着座面にできる浴場用の着座シート。 - 前記周辺部において、周縁側から中央側にかけて設けられた切れ込み部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の浴場用の着座シート。
- 前記切れ込み部が、放射状に少なくとも4カ所設けられていることを特徴とする請求項2に記載の浴場用の着座シート。
- 前記本体部および前記周辺部の裏面に滑り止め効果を有する凹凸形状を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の浴場用の着座シート。
- 前記本体部および前記周辺部の表面に、水分を中央から前記周辺部の外方へ導くための水抜き用の溝を多数設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の浴場用の着座シート。
- 前記素材が、シリコン樹脂、熱可塑性エラストマー、天然ゴム、合成ゴム、塩化ビニール、軟質性プラスチック樹脂のいずれかまたはそれらの組み合わせからなる請求項1から5のいずれか1項に記載の浴場用の着座シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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