JP3094375U - 浴用シートクッション - Google Patents

浴用シートクッション

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JP3094375U JP2002007593U JP2002007593U JP3094375U JP 3094375 U JP3094375 U JP 3094375U JP 2002007593 U JP2002007593 U JP 2002007593U JP 2002007593 U JP2002007593 U JP 2002007593U JP 3094375 U JP3094375 U JP 3094375U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】浴用椅子等に対して直に座ることによる不衛生
さを解消できるような浴用シートクッションの提供。 【解決手段】浴用椅子Xの座面に載置可能で臀部を支え
得る大きさのシート状のシート部2を設け、該シート部
2に、厚み方向に貫通する排水用の貫通穴3を形成し、
該貫通穴に向かう溝部10をシート部2の表面に形成し
た浴用シートクッション1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えば銭湯へ行ったときに使用するのに好適であるような浴用シ ートクッションに関する。
【0002】
【従来の技術】
銭湯には浴用椅子が備えられているが、その浴用椅子は誰もが自由に使用する ので、浴用椅子をそのまま使用するのには気が引ける。このため着座に際しては 使用者個人々々が湯を流して軽く洗う。中にはどうしても嫌なため、タオルを敷 いて使用する人もいる。
【0003】 また、備え付けの浴用椅子には数に限りがあるため、多人数が一度に入浴する 場合など、浴用椅子が足りなくなることがあり、やむを得ず洗い場等に直接座ら ざるを得ない場合もある。
【0004】 さらに、家庭での入浴の場合では浴用椅子が足りないということはまず起きな いが、浴用椅子が硬質の合成樹脂で形成されているために、座り心地が悪いと感 じる場合がある。同様のことは、サウナに入る場合にもよく感じる。
【0005】 このように、入浴における着座に関しては、これまで多々の不都合があったが 、その不都合を解消し得る物品は存在しない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
そこでこの考案は、汚れを落とす事とともに、疲労回復、精神衛生、健康等の ために大切な入浴時間をより快適に過ごすことができるようにすべく、新規な浴 用シートクッションの提供を主たる課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 そのための手段は、浴用椅子の座面に載置可能で臀部を支え得る大きさのシー ト状のシート部を設け、該シート部に、厚み方向に貫通する排水用の貫通穴を形 成した浴用シートクッションであることを特徴とする。
【0008】 シート部の平面視形状は、長方形、楕円形、長円形、円形など、座りやすい適 宜の形状に形成すればよく、また材料には、スポンジ状の部材や布地、織物、タ オル地などを採用できる。使用に当たっては、浴用椅子の座面に載せたり、湯船 の外周側の段部や洗い場に敷いたりして使用する。シート部の上に掛かった湯や 水は、貫通穴から下へ流れるので、シート部の上面に湯水がたまることを阻止で きる。また、貫通穴を形成している分、重量は軽い。
【0009】 なお、座り心地をよくするためには、厚みをつけて体重をやわらかく支持でき るようにするとよく、座布団のように詰め物をしたりするとよい。詰め物には、 粉粒体や流体を採用することもできる。好ましくは、シート部に、弾力性を有す る弾力支持部を形成するとよい。
【0010】 また前記シート部を、スポンジ状で弾力性を有する芯材と、該芯材の表裏両面 を被覆する防水性の被覆材とで形成するもよい。
【0011】 また、浴用椅子上等での使用に際して安定感がよいように、前記シート部の裏 面に艶出し面を設けるもよい。
【0012】 使用時の感触をよくするとともに外観を良好にするには、前記シート部の表面 に凹凸を形成し、該凹凸で、適宜の図柄模様からなる意匠面を形成するとよい。
【0013】 さらに、前記貫通穴をシート部の中央部に形成するとともに、該シート部の表 面に、貫通穴を中心とした放射状の溝部を形成するもよい。溝部が、貫通穴から の排水を行う際の湯水の導出路となる。また持ち運び等の際には、溝部において 容易に折り曲げられる。
【0014】
【考案の効果】
以上のようにこの考案によれば、シート部が人体の臀部の下に位置し、浴用椅 子や洗い場、サウナ室の座面等、不特定多数の人間が接触する部分に臀部が直接 接触することを阻止するので、一切の不快感なく、入浴を楽しむことができる。 このため、健康等に大切な入浴を、これまで以上に有益なものとすることができ る。
【0015】 シート部に形成した貫通穴は、シート部の表面に湯水が溜まるのを阻止して、 着座時の不快感をなくす。このため、座り心地はよく、例えばサウナに入ったと きには流れた汗が溜まることはなく、快適に使用できる。そのうえ、貫通穴を形 成した分軽量となり、輸送コスト等を抑えることができる。
【0016】 また、シート部に弾力支持部を形成したり、クッション性を有した芯材を用い たりして浴用シートを形成すると、座り心地がより良好となる。
【0017】 さらに、前記シート部の裏面に艶出し面を設けると、合成樹脂や石材等かなる 滑りやすい平坦面上での密着性をよくし、良好なすべり止め効果を得られる。し かも加工は、例えば加熱ローラで押圧すればよいので簡単で、構成も簡素であり 、コストを抑えることができるなどの効果を得られる。
【0018】 さらにまた、前記シート部の表面に凹凸を形成して、適宜の意匠面を形成する と、使用時の感触がよくなる上に、美麗な外観を得ることもできる。
【0019】 シート部に形成する貫通穴をシート部の中央部に形成して、貫通穴を中心とし た放射状の溝部をシート部の上面に形成すると、溝部が貫通穴からの排水を行う 際の排水路となり、排水を円滑に行わせることができる。また、溝部の存在によ りシート部の折り曲げが容易になるので、持ち運びに際して折り曲げて、コンパ クトな形状にすることができ、便利である。
【0020】
【考案の実施の形態】
この考案の一実施の形態を、以下図面を用いて説明する。 図1は、浴用シートクッション1(以下、クッションという)の表面側から見 た斜視図であり、このクッション1は、臀部の下に敷いて使用するもので、長方 形をなすシート状のシート部2の中央部に、排水用の貫通穴3を形成している。
【0021】 シート部2は、浴用椅子の座面に載置可能で、かつ臀部を支え得る大きさであ り、具体的には例えば、たて20数センチから30センチ程度、よこ40数セン チから50センチ程度に形成するとよい。
【0022】 このクッション1は、弾力性を持たせるべく、図2に示したように、シート状 のスポンジからなる芯材4を内蔵して構成する。芯材4の表裏両面には、防水性 を有する被覆材5,6を配設して、芯材4が濡れないように包み込む。
【0023】 被覆材5,6は、熱可塑性合成樹脂シートを用いるとよい。最も好適な材料は 塩化ビニルである。充分な柔軟性を得られるとともに、加工しやすく、水をはじ くからである。
【0024】 また、被覆材5,6を構成する塩化ビニルには、例えば防カビ剤や抗菌剤、ま た貴陽石粒子等からなるマイナスイオン発生剤などの周知の有用材料を適宜混入 するとよい。
【0025】 なお、被覆材5,6のうちシート部2の表面を形成する被覆材5の表面には、 図2の部分拡大図に示したように、微細な凹凸7を形成し、皮膚に接触したとき に感触が良好になるようにしている。またその凹凸7で、図示した一例の如く幾 何学模様や、適宜の絵や図柄などを表現して、意匠面8を形成する。形成は、凹 凸を有する加熱ローラの押圧により簡単に行える。
【0026】 また、被覆材5,6のうちシート部2の裏面を形成する被覆材6の表面には、 凹凸なしの加熱ローラで押圧するなどして艶出し加工をして、図3に示したよう な艶出し面9を形成している。
【0027】 上記芯材4と2枚の被覆材5,6とからなるシート部2は、上から順に、表側 の被覆材5、芯材4、裏側のシート材6と三層重ねた上で、熱溶着(ウェルダ) して一体化する。上記貫通穴3は、打ち抜いて形成する。
【0028】 熱溶着する部位は、シート部2の外周縁部と内周縁部、それに上記貫通穴3の 中心を中心とした仮想放射線上の位置である。外周縁部と内周縁部の溶着部分で 、内部の気密性を保つとともに、放射線上の熱溶着部分で、シート部2の表面に 溝部10を形成する。この溝部10を形成することで、内部の芯材4が動くこと を防止して一体性を高めるとともに、上に溜まろうとする湯水の排水路となって 、貫通穴3からの排水を促すことができる。
【0029】 このように構成したクッション1は、図4に示したように浴用椅子Xの座面上 に載置したり、図5に示したように浴槽Yの外周側に設けられた段部Zに載置し たりして使用する。また図示はしないが、洗い場床面やサウナ室の座面などの必 要な適宜位置に載置しても使用でき、いわば簡易な携帯型の浴用椅子としての役 割も果たす。
【0030】 クッション1を載置してこの上から座ることによって、臀部は浴用椅子の座面 等から遮断される。このため、衛生的に気持ちよく入浴ができ、健康等に大切な 入浴を楽しく充実したものとすることができる。
【0031】 しかも、シート部2の中央には排水用の貫通穴3を形成しているので、シート 部2の上面に水が溜まることを阻止でき、座ったときの感じを良好にすることが できる。貫通穴3からの排水は溝部10を通して積極的に行うので、確実な効果 が期待できる。
【0032】 また、シート部2は弾力性を有する芯材4を内蔵して、防水性の被覆材5,6 で被覆しているので、使用によって濡れて重くなるようなことはなく、被覆材5 ,6の性質上水切れもよいので、特に銭湯で使用するのに好都合となる。
【0033】 シート部2の表面には微細な凹凸7による意匠面8を形成しており、感触がよ く外観美麗である上に、裏面の艶出し面9の存在により、使用時のすべりをなく せるので、不測にすべることはなく安全性も高い。
【0034】 以上の構成のうち芯材4は、この考案の弾力支持部に対応するも、この考案は 、上述の構成のみに限定されるものではない。
【0035】 例えば貫通穴3は複数形成するもよく、またシート部2は、適宜材料のシート 状体を用いて一枚で構成するもよい。また、シート部2の上面に貫通穴側が傾斜 する傾斜面を形成して、排水性を良好にするもよい。さらに排水性が良好な材料 や形状である場合には、溝部を形成せずともよい。
【0036】 また図6に示したように、シート部2を表裏2枚の被覆材11,12を用いて 中空状に形成し、開閉可能なエア注入口13を設けて、エア14の注入で膨らむ 折り畳み可能な構成とするもよい。また中空構造に形成した中空部に、液体や粉 粒体を充填して構成するもよい。上記エア14や液体、粉粒体は、この考案の弾 力支持部に対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 浴用シートクッションの表面側から見た斜視
図。
【図2】 図1のA−A断面図。
【図3】 浴用シートクッションの裏面側から見た斜視
図。
【図4】 使用状態を示す斜視図。
【図5】 使用状態を示す斜視図。
【図6】 他の例に係る浴用シートクッションの断面
図。
【符号の説明】
1…浴用シートクッション 2…シート部 3…貫通穴 4…芯材 5,6…被覆材 7…凹凸 8…意匠面 9…艶出し面 10…溝部 11,12…被覆材 14…エア

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴用椅子の座面に載置可能で臀部を支え得
    る大きさのシート状のシート部を設け、該シート部に、
    厚み方向に貫通する排水用の貫通穴を形成した浴用シー
    トクッション。
  2. 【請求項2】前記シート部に、弾力性を有する弾力支持
    部を形成した請求項1に記載の浴用シートクッション。
  3. 【請求項3】前記シート部を、スポンジ状で弾力性を有
    する芯材と、該芯材の表裏両面を被覆する防水性の被覆
    材とで形成した請求項1に記載の浴用シートクッショ
    ン。
  4. 【請求項4】前記シート部の裏面に、艶出し面を設けた
    請求項2または3に記載の浴用シートクッション。
  5. 【請求項5】前記シート部の表面に凹凸を形成し、該凹
    凸で、適宜の図柄模様からなる意匠面を形成した請求項
    2から請求項4のうちのいずれか一項に記載の浴用シー
    トクッション。
  6. 【請求項6】前記貫通穴をシート部の中央部に形成する
    とともに、該シート部の表面に、貫通穴を中心とした放
    射状の溝部を形成した請求項1から請求項5のうちのい
    ずれか一項に記載の浴用シートクッション。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013116227A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 Molten Corp 車椅子用クッション
JP2016174739A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 周作 宮本 着座シート

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