JP2016166825A - パッシブレーダ装置、および目標物探知方法 - Google Patents
パッシブレーダ装置、および目標物探知方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016166825A JP2016166825A JP2015047342A JP2015047342A JP2016166825A JP 2016166825 A JP2016166825 A JP 2016166825A JP 2015047342 A JP2015047342 A JP 2015047342A JP 2015047342 A JP2015047342 A JP 2015047342A JP 2016166825 A JP2016166825 A JP 2016166825A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- target
- group
- radar device
- passive radar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
Abstract
Description
以下、第1の実施形態のパッシブレーダ装置および目標物探知方法を、図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態のパッシブレーダ装置100を含むシステム構成を示すブロック図である。パッシブレーダ装置100は、送信局200により送信された送信波が到来したことに応じて送信信号を受信する。送信局200により送信された送信波には、パッシブレーダ装置100により直接に受信される直接波W1、およびパッシブレーダ装置100以外の障害物(実施形態における目標物Tを含む)に到来する直接波W1#が含まれる。パッシブレーダ装置100は、障害物に反射されずに到来した直接波W1および直接波W1#が目標物Tに反射して到来した間接波W2を受信する。パッシブレーダ装置100は、送信信号を受信したことに応じて目標物Tの位置を特定する。以下、このパッシブレーダ装置100について説明する。
パッシブレーダ装置100により受信される送信信号は、複数のパルスを含むグループごとにパルスの繰り返し周期を変更するグループスタガ方式に従って送信される。パッシブレーダ装置100により受信される送信信号には、各インターバルにおいて、複数のグループ(1)、(2)および(3)が含まれる。なお、このインターバルは、CPI(Coherent Processing Interval)とも称される。各グループ(1)、(2)および(3)は、同一の繰り返し周期(PRI:Pulse Repetition Interval)の複数のパルスであるパルス列を含む。グループ(1)、(2)および(3)は、それぞれ期間が異なるPRI(1)、PRI(2)、およびPRI(3)に設定される。
パッシブレーダ装置100には、図4の上図に示すように、時刻t0において直接波W1が到来し、直接波W1に基づく受信信号を生成する。また、パッシブレーダ装置100には、図4の下図に示すように、時刻t0後の時刻t1において、直接波W1が目標物Tに反射した間接波W2が到来し、間接波W2に基づく受信信号を生成する。タイミング制御部116は、直接波W1#が目標物Tにより反射された間接波W2を受信することが予測される期間において信号値を累積する累積期間を設定する。この累積期間は、パッシブレーダ装置100が探知する目標物Tの探知範囲に基づいて設定される。パッシブレーダ装置100が探知する目標物Tの探知範囲が広いほど、累積期間は長く設定される。
なお、直接波W1の到来時刻(例えばt0)と間接波W2の到来時刻(例えばt1)との時間差は、送信局200から目標物Tを経てパッシブレーダ装置100に至る距離と、送信局200からパッシブレーダ装置100までの距離との差分を反映した値となる。
累積部106は、タイミング制御部116の制御に従って、グループ(1)、(2)、および(3)ごとに、累積期間において受信信号の信号値を累積する。これにより、累積部106は、各グループ(1)、(2)および(3)について、累積値(1)、(2)および(3)を得る。なお、図4で示す累積期間中では微小な信号が増減して受信されており、各累積値は、累積期間における受信信号を、直接波W1からの経過時間毎に合成したものとなる。図5に示す累積値は、合成して得られた受信信号の波形の中で閾値を超えたものを取りだしたものである。
また、図6、図7および図8は、パッシブレーダ装置100が目標物Tを探知する範囲を領域に区分して示しており、目標物Tを探知する最小の範囲を一つの領域として表している。すなわち、各領域の距離および角度の範囲は、第1の実施形態のパッシブレーダ装置100において探知する対象である目標物Tの想定される移動速度および各グループの期間に基づいて設定される。また、図6、図7および図8中の矢印は、距離方向および角度方向における目標物Tの移動が予測される経路である。
合成部108は、例えば一つのインターバルの含まれるグループが3グループの(1)、(2)および(3)である場合、処理対象の領域A(G1)にグループ(1)を割り当てる。また、合成部108は、処理対象の領域A(G1)から距離の+方向に1領域分だけ拡張した領域A(G2)−1、距離の−方向に1領域分および水平のL方向に1領域分だけ拡張した領域A(G2)−2、および、距離の−方向に1領域分および水平のR方向に1領域分だけ拡張した領域A(G2)−3にグループ(2)を割り当てる。さらに、合成部108は、処理対象の領域A(G1)から距離の+方向に2領域分だけ拡張した領域A(G3)−1、距離の−方向に2領域分および水平のL方向に1領域分だけ拡張した領域A(G3)−2、および、距離の−方向に2領域分および水平のR方向に1領域分だけ拡張した領域A(G3)−3にグループ(3)を割り当てる。
なお、合成部108により目標物Tが移動する経路は、図8に示した一例に限るものではなく、合成部108は、処理対象の領域から任意の方向に移動を予測し、移動が予測される経路上の領域にグループを割り当ててもよい。合成部108は、例えば予測しうる12通りの全てについて目標物Tの移動を予測してもよい。また、合成部108は、単一の受信ビームに限らず、受信ビーム間を跨いで目標物Tが移動する経路を予測してもよい。
まず、タイミング制御部116は、インターバルの開始タイミングまで待機し(ステップS100)、インターバルの開始タイミングが到来したことに応じて、グループごとの累積期間において受信信号を取り込むように間接波信号処理部104および累積部106を制御する(ステップS102)。累積部106は、累積期間において取り込んだ受信信号の信号値をグループごとに累積し、グループごとに累積された受信信号を生成する。累積部106により生成されたグループごとの受信信号は、合成部108に供給される。
以下、第2の実施形態のパッシブレーダ装置および目標物探知方法を、図面を参照して説明する。なお、第1の実施形態のパッシブレーダ装置100と同様の部分については同一符号を付することにより詳細な説明を省略する。
図10は、第2の実施形態のパッシブレーダ装置100Aの構成を示すブロック図である。パッシブレーダ装置100Aは、目標物特定部110Aが、合成部108および累積部106に接続され、累積部106により生成した累積結果および合成部108により生成した合成結果に基づいて目標物Tの位置を特定する点で、第1の実施形態のパッシブレーダ装置100とは異なる。
パッシブレーダ装置100Aは、第1の実施形態と同様に、グループごとの累積期間において受信信号を取り込むように累積部106を制御し、グループごとに累積された受信信号を生成する(ステップS102)。累積部106は、グループごとの累積結果を合成部108および目標物特定部110Aに供給する。
以上が、第2の実施形態のパッシブレーダ装置および目標物探知方法の説明である。
図12は、第1の実施形態のパッシブレーダ装置100において目標物Tの移動予測が成功した場合のSNR(信号対雑音比(signal-to-noise ratio))と探知確率との関係を示すシミュレーション結果を示す図である。図12において、特性Aは、第1の実施形態のパッシブレーダ装置100のシミュレーション結果であり、特性Bは、比較例のパッシブレーダ装置のシミュレーション結果である。比較例のパッシブレーダ装置は、グループごとに累積結果を生成し、累積結果に基づいて目標物を特定する処理を行う。
図12によれば、比較例のパッシブレーダ装置において探知確率が50%のSNRであっても、特性Aの探知確率は90%以上となる。このように、第1の実施形態のパッシブレーダ装置100によれば、比較例に対して高い探知性能であることが分かる。
Claims (7)
- 電波を受信する受信部と、
前記受信部により受信した電波に基づく信号の信号値を、前記信号の周期に応じたグループ毎に累積する累積部と、
前記累積部によりそれぞれ累積された結果を、複数のグループ間で合成する合成部と、
前記合成部により合成された結果に基づいて、送信局により送信された直接波を反射した目標物の位置を特定する特定部と、
を備えるパッシブレーダ装置。 - 前記合成部は、前記累積部によりそれぞれ累積された結果を前記信号の周波数成分ごとの利得を表す周波数成分特性に変換し、前記グループごとの変換結果を合成する、
請求項1に記載のパッシブレーダ装置。 - 前記累積部は、前記直接波が前記目標物により反射された間接波を受信することが予測される期間において前記受信部により生成された信号の信号値を累積する、
請求項1または2に記載のパッシブレーダ装置。 - 前記複数のグループは、少なくとも第1のグループと第2のグループとを含み、
前記合成部は、前記第1のグループに処理対象の領域を割り当てると共に、前記第2のグループに前記処理対象の領域から前記目標物の距離方向および/または角度方向に移動することが予測される領域を割り当て、前記第2のグループに対して割り当てた領域に前記第2のグループに関する前記累積部の累積結果を拡張し、前記拡張を反映させて前記第1のグループの累積結果および前記第2のグループの累積結果を合成する、
請求項1から3のうち何れか1項に記載のパッシブレーダ装置。 - 前記特定部は、前記グループの数に対応した第1の閾値を設定し、前記合成部により合成された結果が前記第1の閾値を超えたか否かを判定し、前記合成部により合成された結果が前記第1の閾値を超えた場合に前記目標物の位置を特定する、
請求項1から4のうち何れか1項に記載のパッシブレーダ装置。 - 前記特定部は、
前記グループの数に対応した第1の閾値を設定し前記合成部により合成された結果が前記第1の閾値を超えたか否かを判定する第1の判定処理を行い、前記グループ毎の第2の閾値を設定し前記累積部によりそれぞれ累積された結果が第2の閾値を超えたか否かをそれぞれ判定する第2の判定処理を行い、
前記第1の判定処理と前記第2の判定処理の何れか一つの判定処理において閾値を超えたと判定された場合に前記目標物の位置を特定する、
請求項1から4のうち何れか1項に記載のパッシブレーダ装置。 - コンピュータが、
受信部により受信した電波に基づく信号の信号値を、前記信号の周期に応じたグループ毎に累積するステップと、
累積された結果を、複数のグループ間で合成するステップと、
合成された結果に基づいて、送信局により送信された直接波を反射した目標物の位置を特定するステップと、
を実行する目標物探知方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015047342A JP6426505B2 (ja) | 2015-03-10 | 2015-03-10 | パッシブレーダ装置、および目標物探知方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015047342A JP6426505B2 (ja) | 2015-03-10 | 2015-03-10 | パッシブレーダ装置、および目標物探知方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016166825A true JP2016166825A (ja) | 2016-09-15 |
JP6426505B2 JP6426505B2 (ja) | 2018-11-21 |
Family
ID=56898490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015047342A Active JP6426505B2 (ja) | 2015-03-10 | 2015-03-10 | パッシブレーダ装置、および目標物探知方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6426505B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101886566B1 (ko) * | 2017-03-21 | 2018-08-07 | 연세대학교 산학협력단 | 레이더를 이용하여 도로의 형상을 이미지로 제공하는 방법 및 장치 |
JP2022018769A (ja) * | 2020-07-16 | 2022-01-27 | 株式会社東芝 | レーダ装置 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH049786A (ja) * | 1990-04-27 | 1992-01-14 | Nec Corp | レーダ干渉除去方式 |
US5748143A (en) * | 1996-12-09 | 1998-05-05 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force | Adaptive post-doppler sequential beam processor |
JP2000221259A (ja) * | 1999-02-03 | 2000-08-11 | Mitsubishi Electric Corp | 測距装置 |
JP2003344527A (ja) * | 2002-05-29 | 2003-12-03 | Mitsubishi Electric Corp | レーダ装置 |
JP2009257907A (ja) * | 2008-04-16 | 2009-11-05 | Toshiba Corp | 目標検出装置 |
JP2013029420A (ja) * | 2011-07-28 | 2013-02-07 | Mitsubishi Electric Corp | パッシブレーダ装置 |
-
2015
- 2015-03-10 JP JP2015047342A patent/JP6426505B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH049786A (ja) * | 1990-04-27 | 1992-01-14 | Nec Corp | レーダ干渉除去方式 |
US5748143A (en) * | 1996-12-09 | 1998-05-05 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force | Adaptive post-doppler sequential beam processor |
JP2000221259A (ja) * | 1999-02-03 | 2000-08-11 | Mitsubishi Electric Corp | 測距装置 |
JP2003344527A (ja) * | 2002-05-29 | 2003-12-03 | Mitsubishi Electric Corp | レーダ装置 |
JP2009257907A (ja) * | 2008-04-16 | 2009-11-05 | Toshiba Corp | 目標検出装置 |
JP2013029420A (ja) * | 2011-07-28 | 2013-02-07 | Mitsubishi Electric Corp | パッシブレーダ装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101886566B1 (ko) * | 2017-03-21 | 2018-08-07 | 연세대학교 산학협력단 | 레이더를 이용하여 도로의 형상을 이미지로 제공하는 방법 및 장치 |
JP2022018769A (ja) * | 2020-07-16 | 2022-01-27 | 株式会社東芝 | レーダ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6426505B2 (ja) | 2018-11-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8686894B2 (en) | Radar imaging apparatus, imaging method, and program thereof | |
JP4492628B2 (ja) | 干渉判定方法,fmcwレーダ | |
US10379201B2 (en) | Radar interference mitigation and collaborative operation | |
US10386458B2 (en) | Radar signal processing device and method | |
JP5361914B2 (ja) | レーダ装置、レーダ受信装置及び目標検出方法 | |
JP5114217B2 (ja) | 電子走査型レーダ装置、受信波方向推定方法及び受信波方向推定プログラム | |
JP6005052B2 (ja) | 侵入物検知装置及び侵入物検知方法 | |
JP2015028440A (ja) | レーダ装置、及び、信号処理方法 | |
KR20200097101A (ko) | 차량용 레이더 장치 및 그 제어 방법 | |
JP6426505B2 (ja) | パッシブレーダ装置、および目標物探知方法 | |
JP5633407B2 (ja) | レーダ装置 | |
JP2010281689A (ja) | レーダ装置及びレーダ信号処理方法 | |
JP6411831B2 (ja) | 到来方向推定装置、位置推定装置、位置推定システム | |
KR100982697B1 (ko) | 레이더 펄스의 송신 타이밍 동기화를 이용한 간섭 억제 장치 및 방법과, 상기 방법을 행하는 프로그램을 기록한 컴퓨터로 읽을 수 있는 매체, 그리고 상기 장치를 이용한 차량 레이더 시스템 | |
JP2008275502A (ja) | スペクトル解析装置 | |
JP2001272464A (ja) | レーダ装置 | |
JP5392410B2 (ja) | レーダ装置 | |
JP5003619B2 (ja) | 信号処理装置 | |
JP2008202965A (ja) | パッシブ測角装置およびパッシブ測角方法 | |
JP2009036539A (ja) | レーダ信号処理装置およびレーダ信号処理方法 | |
JP2006258482A (ja) | 電子走査レーダのビーム制御装置 | |
JP6608127B2 (ja) | 干渉抑圧支援装置 | |
JP4564404B2 (ja) | 追尾レーダ装置 | |
JP2005091174A (ja) | レーダ装置 | |
JP5601850B2 (ja) | レーダ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170310 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20170911 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20170911 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180306 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180427 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180925 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181025 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6426505 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |