JP2016166767A - ソナーセンサシステム用感度変更装置 - Google Patents

ソナーセンサシステム用感度変更装置 Download PDF

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Abstract

【課題】移動体の周辺環境又は走行状態などの影響による誤動作を低減し、検知性能を向上したソナーセンサシステムを提供する。
【解決手段】感度変更装置20は、移動体の周辺環境又は走行状態に関する情報を取得する情報取得部15と、情報取得部15が取得した情報を用いて、移動体に設けられたソナーセンサシステム100の感度を変更する感度変更部16とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体に設けた超音波センサを用いて障害物を検知するソナーセンサシステムに関するものであり、特にソナーセンサシステムの感度を変更する感度変更装置に関する。
従来、車両などの移動体に取り付けた超音波センサを用いて、移動体の周囲の障害物を検知するソナーセンサシステムが開発されている。一般に、ソナーセンサシステムは、送信用の超音波センサに超音波を送信させ、障害物で反射された超音波を受信用の超音波センサで受信する。次いで、ソナーセンサシステムは、受信信号の振幅値を所定の検知閾値と比較することで障害物の有無を判定する(例えば、特許文献1及び特許文献2)。
特許文献1の障害物検出装置は、基準周波数モードで超音波を送信する場合とシフト周波数モードで超音波を送信する場合とで、送信する超音波の音圧又は受信感度を変更するものである。これにより、特許文献1の障害物検出装置は、外来ノイズ及びセンサ送受信の混信による誤報を防止しながら、検知エリアの変動を抑制している。
特許文献2の障害物検知装置は、超音波ソナーを送受波兼用モードで用いる場合と比べて、超音波ソナーを受信のみのモードで用いる場合に、受信信号を増幅するゲインを高くするものである。これにより、特許文献2の障害物検知装置は、超音波ソナーにおける障害物の検知距離が車両から均一に一定距離となるようにしている。
特開2010−230427号公報 特開2007−333609号公報
一般に、移動体用のソナーセンサシステムは、移動体の周辺環境及び走行状態などの影響を受けやすい。例えば、移動体が走行中の地域で雪が降っていたり、道路の路面に積雪があったりした場合、降雪又は移動体のタイヤが巻き上げた積雪により超音波が乱れ、受信信号にノイズが生じることがある。このノイズにより受信信号の振幅値が検知閾値を超えると、実際には障害物が存在しないにもかかわらず障害物が誤検知される等、ソナーセンサシステムの検知性能が低下する問題がある。
あるいは、移動体の走行速度が速く、移動体の周囲で風が吹いている場合も、超音波センサの近傍の気流によって受信信号にノイズが生じ、誤検知が起こることがある。また、移動体の周囲の気温が高い場合、超音波センサの受信感度が低下して実際に存在する障害物を検知できない等、ソナーセンサシステムの検知性能が低下する問題がある。
このように、従来のソナーセンサシステムは、移動体の周辺環境及び走行状態などの影響により誤動作が生じ、検知性能が低下する課題があった。また、特許文献1の障害物検出装置及び特許文献2の障害物検知装置も、移動体の周辺環境及び走行状態などの影響については考慮しておらず、同様に誤動作が生じ、検知性能が低下する課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、移動体の周辺環境又は走行状態などの影響による誤動作を低減し、検知性能を向上したソナーセンサシステムを提供することを目的とする。
本発明のソナーセンサシステム用感度変更装置は、移動体の周辺環境又は走行状態に関する情報を取得する情報取得部と、情報取得部が取得した情報を用いて、移動体に設けられたソナーセンサシステムの感度を変更する感度変更部と、を備えるものである。
本発明のソナーセンサシステム用感度変更装置は、移動体の周辺環境又は走行状態に関する情報を用いてソナーセンサシステムの感度を変更する。これにより、移動体の周辺環境又は走行状態などの影響による誤動作を低減し、検知性能を向上したソナーセンサシステムを得ることができる。
本発明の実施の形態1に係るソナーセンサシステム及び感度変更装置を含むブロック図である。 図1に示すセンサECUの要部のハードウェア構成図である。 本発明の実施の形態1に係る感度変更装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る送信信号の波形、受信信号の波形及び検知閾値の例を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係るソナーセンサシステム及び感度変更装置を含むブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る感度変更装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係るソナーセンサシステム及び感度変更装置を含むブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る送信信号の波形、受信信号の波形、検知閾値及びノイズ閾値の例を示す説明図である。 本発明の実施の形態3に係る感度変更装置の詳細な動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る感度変更装置の詳細な動作の一例を示すフローチャートである。 自車両が走行中の地域が郊外であるか市街地であるかを判定する処理を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る他のソナーセンサシステム及び感度変更装置を含むブロック図である。
実施の形態1.
図1は、センサECU(Electronic Control Unit)1、超音波センサ2、表示装置3、スピーカ4、ナビゲーション装置5及び車両ECU6を図示しない車両に設けた状態を示すブロック図である。図1を参照して、実施の形態1のソナーセンサシステム100及び感度変更装置20について説明する。
センサECU1は、例えば、車両に搭載された電子制御ユニットにより構成されている。センサECU1は、障害物検知部11、送信アンプ12、受信アンプ13、警報出力部14、情報取得部15及び感度変更部16を有している。
障害物検知部11は、受信アンプ13から入力された電気信号(以下「受信信号」という)の振幅値を所定の検知閾値と比較することで、障害物Bの有無を判定するものである。また、障害物検知部11は、送信アンプ12に電気信号(以下「送信信号」という)を出力するものである。送信アンプ12は、障害物検知部11から入力された送信信号の振幅を増幅して超音波センサ2に出力するものである。
超音波センサ2は、例えば、車両のフロントバンパ又はリアバンパに取り付けられた少なくとも1個の超音波センサにより構成されている。超音波センサ2は、送信アンプ12から入力された送信信号に応じた超音波(以下「送信波」という)Aを送信するものである。また、超音波センサ2は、送信波Aが障害物Bで反射された超音波(以下「受信波」という)Cを受信して、受信波Cに応じた受信信号を受信アンプ13に出力するものである。センサECU1及び超音波センサ2により、ソナーセンサシステム100が構成されている。
受信アンプ13は、超音波センサ2から入力された受信信号の振幅を増幅して障害物検知部11に出力するものである。
受信アンプ13から障害物検知部11に受信信号が入力されると、例えば、受信信号の振幅値が検知閾値未満である場合、障害物検知部11は超音波センサ2の検知エリア内に障害物Bが存在しないと判定する。一方、受信信号の振幅値が検知閾値以上になった場合、障害物検知部11は超音波センサ2の検知エリア内に障害物Bが存在すると判定する。
すなわち、障害物検知部11の検知閾値は、ソナーセンサシステム100の感度に対応している。検知閾値が低いほど感度が高く、検知閾値が高いほど感度が低いものである。なお、検知閾値の詳細については図4を参照して後述する。
警報出力部14は、障害物検知部11で障害物Bが存在すると判定された場合に、障害物Bの存在を車両の搭乗者に通知するための警告画像及び警告音声を生成するものである。警報出力部14は、生成した警告画像の画像データを表示装置3に出力するとともに、生成した警告音声の音声データをスピーカ4に出力するようになっている。
表示装置3は、例えば、車両に搭載されたFPD(Flat Panel Display)などで構成されている。表示装置3は、警報出力部14から入力された画像データを画像として表示するものである。また、スピーカ4は、例えば、車両に搭載された少なくとも1個のスピーカにより構成されている。スピーカ4は、警報出力部14から入力された音声データを音声として出力するものである。
ナビゲーション装置5は、例えば、車両に搭載されたカーナビゲーション装置又は車両に持込まれたスマートフォンなどの携帯情報端末により構成されている。ナビゲーション装置5は、GPS(Global Positioning System)受信機を用いて図示しないGPS衛星から信号を受信し、自車両の位置を示す位置情報を生成するようになっている。また、ナビゲーション装置5は、図示しないインターネットなどの通信網を介して気象情報及び渋滞情報を取得するようになっている。気象情報は、例えば、地域ごとの天候、降雨量、降雪量、気温、風速及び風向を示すものである。さらに、ナビゲーション装置5は、図示しない記憶装置を有しており、地図情報及び少なくとも現在時刻を示す時刻情報を記憶している。
車両ECU6は、例えば車両に搭載された電子制御ユニットにより構成されており、車両のエンジンなどを電子的に制御するものである。車両ECU6は、車両に搭載された車速センサを用いて、車両の走行速度を示す車速情報を生成するようになっている。また、車両ECU6は、車両のフロントバンパ又はリアバンパに取り付けられた温度センサを用いて、車両の外部の気温を示す温度情報を生成するようになっている。
センサECU1、ナビゲーション装置5及び車両ECU6は、例えばCAN(Controller Area Network)規格に基づく車両通信ライン7を介して通信自在に接続されている。センサECU1の情報取得部15は、車両通信ライン7を介してナビゲーション装置5及び車両ECU6から情報を取得するものである。
ここで、情報取得部15が車両通信ライン7を介して取得する情報は、位置情報、気象情報、渋滞情報、地図情報、時刻情報、車速情報及び温度情報のうちの少なくとも1つの情報である。車両通信ライン7がCAN規格に基づく場合、ナビゲーション装置5及び車両ECU6がセンサECU1に送信する情報の種類と、情報を送信するタイミングとが予め設定されている。情報取得部15は、車両通信ライン7を介して、予め設定されたタイミングで予め設定された種類の情報を取得する。
例えば、センサECU1は、毎回の起動直後にナビゲーション装置5及び車両ECU6との接続確認を行う。この接続確認の際に、情報取得部15は、ナビゲーション装置5から気象情報を取得するとともに、車両ECU6から温度情報を取得する。その後、センサECU1は、定期的に(例えば数秒ごと又は数分ごとに)ナビゲーション装置5及び車両ECU6に情報の送信を要求するコマンドを送信する。ナビゲーション装置5及び車両ECU6は、コマンドを受信すると、コマンドに応じた種類の情報を車両通信ライン7上に送信する。
または、センサECU1は毎回の起動後に一定時間、ナビゲーション装置5及び車両ECU6から情報を取得するまでコマンドを送信し続け、情報を取得した時点でコマンドの送信を停止するものとしても良い。その後、車両ECU6は温度情報を車両通信ライン7上に送信し続け、センサECU1は温度情報が示す気温の変化に応じて、ナビゲーション装置5に気象情報の送信を要求するコマンドを送信する。
感度変更部16は、情報取得部15で取得した情報を用いて障害物検知部11の検知閾値を変更するものである。実施の形態1では、検知閾値を高と低の2段階のみの間で切り替えて変更するものとする。上述のように検知閾値はソナーセンサシステム100の感度に対応しており、感度変更部16が検知閾値を高に設定するとソナーセンサシステム100の感度が低くなる。また、感度変更部16が検知閾値を低に設定するとソナーセンサシステム100の感度が高くなる。情報取得部15及び感度変更部16により、感度変更装置20が構成されている。
なお、検知閾値は感度の変更条件などを考慮して予め設定された値であり、感度変更部16に予め記憶されている。また、感度変更部16は、例えば、感度の変更条件と検知閾値とを対応付けたテーブルを記憶しており、このテーブルに基づき検知閾値を変更する。
図2は、センサECU1の要部のハードウェア構成図である。
図1に示す障害物検知部11、警報出力部14、情報取得部15及び感度変更部16の機能は、例えば、半導体メモリなどの記憶装置31に記憶されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)又は専用のシステムLSI(Large Scale Integration)などの処理回路32により実現される。
なお、複数個の処理回路が連携して上記機能を実現するものとしても良く、このうち一部の処理回路はセンサECU1外の装置に設けられたものであっても良い。また、上記プログラムは複数個の記憶装置に分散して記憶されたものでも良く、このうち一部の記憶装置はセンサECU1外の装置に設けられたものであっても良い。例えば、感度変更装置20を構成する情報取得部15及び感度変更部16の機能は、ナビゲーション装置5に設けられた処理回路により実現されるものであっても良い。
次に、図3のフローチャートを参照して、感度変更装置20の動作について説明する。
まず、ステップST1にて、情報取得部15は、車両通信ライン7を介してナビゲーション装置5及び車両ECU6から少なくとも1つの情報を取得する。
次いで、ステップST2にて、感度変更部16は、ステップST1で情報取得部15が取得した情報を用いて、記憶したテーブルを参照しながら障害物検知部11の検知閾値を決定し、必要に応じて変更する。感度変更部16が検知閾値を高に設定すると、ソナーセンサシステム100の感度が低くなる。一方、感度変更部16が検知閾値を低に設定すると、ソナーセンサシステム100の感度が高くなる。
以下、図3及び図4を参照しながら、感度変更装置20の詳細な動作の具体例について説明する。
まず、天候に応じて感度を変更する例について説明する。図3のステップST1にて、情報取得部15は、ナビゲーション装置5から位置情報及び気象情報を取得する。次いで、ステップST2にて、感度変更部16は、ステップST1で情報取得部15が取得した位置情報及び気象情報を用いて、自車位置を含む地域の天候が雨又は雪であるか否かを判定する。天候が晴又は曇である場合、感度変更部16は検知閾値を低に設定する。一方、天候が雨又は雪である場合、感度変更部16は検知閾値を高に設定する。
なお、気象情報が長時間に亘る天候の変化を示すものである場合、ステップST1で情報取得部15は時刻情報をさらに取得し、ステップST2で感度変更部16は現在時刻における天候を判定するものとしても良い。
図4は、障害物検知部11が出力する送信信号Dの波形と、障害物検知部11に入力される受信信号Eの波形と、検知閾値との例を示す説明図である。
図4(a)は、天候が晴であり、超音波センサ2の検知エリア内に障害物が存在せず、かつ検知閾値が低に設定された状態を示している。図4(a)に示す如く、天候が晴であるため受信信号Eにノイズが生じておらず、受信信号Eの振幅は時刻t1〜t4の範囲に亘って低の検知閾値VThL未満になっている。
一方、図4(b)は、天候が雪であり、超音波センサ2の検知エリア内に障害物が存在せず、かつ仮に検知閾値が低に設定されたままだった場合の状態を示している。天候が雪である場合、降雪又は車両のタイヤが巻き上げた積雪により超音波が乱れて、受信信号Eの波形にノイズが発生する。ノイズによって受信信号Eの振幅が大きくなり、時刻t2以降、受信信号Eの振幅値が低の検知閾値VThL以上になっている。このため、超音波センサ2の検知エリア内に障害物が存在しないにもかかわらず、障害物検知部11は障害物が存在すると判定し、誤検知が発生する。また、天候が雨である場合も、同様に降雨によってノイズが発生し、誤検知が発生する。
そこで、感度変更装置20は、天候が雨又は雪である場合、図4(c)に示すように検知閾値を低の検知閾値VThLから高の検知閾値VThHに変更する。検知閾値VThHは、雨又は雪の場合に想定されるノイズを考慮して、ノイズによる誤検知が生じない程度の値に予め設定され記憶されている。これにより、障害物が存在しない場合のノイズを含む受信信号Eの波形は検知閾値未満となり、誤検知の発生を防ぐことができる。
ここで、図4に示す検知閾値は、時刻t1〜t2の第1時間区間と、時刻t2〜t3の第2時間区間と、時刻t3〜t4の第3時間区間とで異なる値に設定されている。具体的には、時刻t0〜t1にかけて超音波を送信した後、時間区間ごとに検知閾値が徐々に低くなるように設定されている。これは、実際に障害物が存在する場合における、伝搬距離に応じた受信信号の振幅の減衰を考慮したものである。
図4の例では、第1時間区間における低の検知閾値VThLと高の検知閾値VThHとの差分ΔTh1と、第2時間区間における差分ΔTh2と、第3時間区間における差分ΔTh3とは同等である。すなわち、時刻t1で超音波の送信を終了してからの経過時間によらず、感度変更装置20による検知閾値の変更幅が同じ幅になっている。
例えば、ステップST2において、感度変更装置20は時間区間ごとに検知閾値の変更幅を異なる幅にするものであっても良い。また、時間区間の区間数と区間長さは、想定される受信信号Eの波形の振幅の減衰に合わせて適切に検知閾値が設定できるものであれば良く、如何なる区間数と区間長さであっても良い。
次に、気温に応じて感度を変更する例について説明する。図3のステップST1にて、情報取得部15は、ナビゲーション装置5から位置情報及び気象情報を取得する。次いで、ステップST2にて、感度変更部16は、ステップST1で情報取得部15が取得した位置情報及び気象情報を用いて、自車位置を含む地域の気温が基準温度(例えば5℃)以上であるか否かを判定する。気温が基準温度未満である場合、感度変更部16は検知閾値を高に設定する。一方、気温が基準温度以上である場合、感度変更部16は検知閾値を低に設定する。
一般に、超音波センサ2自体は、外気温が5℃前後の基準温度を超えると受信感度が低下する特性を有している。したがって、検知閾値を変更しない場合、超音波センサ2の受信感度の低下により、ソナーセンサシステム100の検知性能が低下することになる。そこで、感度変更装置20は、外気温が5℃以上である場合に障害物検知部11の検知閾値を低くすることでソナーセンサシステム100の感度を上昇させ、超音波センサ2の受信感度の低下によるソナーセンサシステム100の検知性能の低下を補償する。なお、検知閾値の詳細については図4と同様であるため説明を省略する。
なお、ステップST1において、情報取得部15は、ナビゲーション装置5から位置情報及び気象情報を取得するのに代えて、車両ECU6から温度情報を取得するものであっても良い。この場合、感度変更部16は、温度情報が示す気温が基準温度以上であるか否かに応じて検知閾値を変更する。一般に、気象情報が示す気温よりも車両に取り付けた温度センサで測定した気温の方が精度が高いため、車両ECU6を通じて温度センサで計測された温度情報を取得できる場合にはこの温度情報を用いるのがより好適である。
または、情報取得部15は、ナビゲーション装置5から位置情報及び気象情報を取得するとともに車両ECU6から温度情報を取得するものとしても良い。この場合、感度変更部16は、気象情報が示す気温と温度情報が示す気温とを組み合わせて参照しながら検知閾値を変更する。
次に、渋滞の有無に応じて感度を変更する例について説明する。図3のステップST1にて、情報取得部15は、ナビゲーション装置5から位置情報、渋滞情報及び地図情報を取得する。次いで、ステップST2にて、感度変更部16は、ステップST1で情報取得部15が取得した位置情報、渋滞情報及び地図情報を用いて、自車両が走行中の道路における渋滞の有無を判定する。走行中の道路で渋滞が発生している場合、感度変更部16は検知閾値を低に設定する。一方、走行中の道路で渋滞が発生していない場合、感度変更部16は検知閾値を高に設定する。
自車両が渋滞に巻き込まれている場合、一般に車間距離が短いため他車両と接触する可能性が高くなる。また、特に市街地で渋滞に巻き込まれている場合、歩行者が車両間を通行する場合もあり得る。そこで、感度変更装置20は、自車両が走行中の道路で渋滞が発生している場合に検知閾値を低くすることでソナーセンサシステム100の感度を高くする。これにより、他車両又は歩行車の接近を確実に検知することができる。なお、検知閾値の詳細については図4と同様であるため説明を省略する。
次に、現在時刻に応じて感度を変更する例について説明する。図3のステップST1にて、情報取得部15は、ナビゲーション装置5から時刻情報を取得する。次いで、ステップST2にて、感度変更部16は、ステップST1で情報取得部15が取得した時刻情報を用いて、現在時刻が夜間の時間帯であるか昼間の時間帯であるかを判定する。現在時刻が夜間の時間帯である場合、感度変更部16は検知閾値を低に設定する。一方、現在時刻が昼間の時間帯である場合、感度変更部16は検知閾値を高に設定する。
一般に、昼間に比べて夜間は視界が悪く、車両の運転者が障害物を視認できる距離が短くなる。そこで、感度変更装置20は、現在時刻が夜間の時間帯である場合に検知閾値を低くすることでソナーセンサシステム100の感度を高くする。これにより、より遠方にある障害物も検知できるようにする。なお、検知閾値の詳細については図4と同様であるため説明を省略する。
次に、走行中の地域種別に応じて感度を変更する例について説明する。図3のステップST1にて、情報取得部15は、ナビゲーション装置5から位置情報及び地図情報を取得する。次いで、ステップST2にて、感度変更部16は、ステップST1で情報取得部15が取得した位置情報と、地図情報に含まれる旅行時間などの情報とを用いて、自車両が走行中の地域が郊外であるか市街地であるかを判定する。走行中の地域が郊外である場合、感度変更部16は検知閾値を高に設定する。一方、走行中の地域が市街地である場合、感度変更部16は検知閾値を低に設定する。
なお、地図情報に旅行時間の情報が含まれていない場合、感度変更部16は、地図情報に含まれる信号機の情報を用いて郊外か市街地かを判定するものでも良い。例えば、感度変更部16は、図11に示す如く、自車両を中心とする半径1kmの円形の領域のうちの、自車両の進行方向を中心に方位角が±60°内である領域I内に、信号機が50個以上存在するか否かを判定する。領域I内に信号機が50個以上存在する場合、感度変更部16は自車両が走行中の地域が市街地であると判定する。一方、領域I内の信号機が50個未満である場合、走行中の地域が郊外であると判定する。
このとき、円の半径は1kmに限定されるものではなく、500m又は数kmなどの如何なる半径であっても良い。また、判定に用いる信号機の個数は領域Iの面積に応じた個数であれば良く、50個に限定されるものではない。また、信号機に代えて、交差点の個数を用いて郊外か市街地かを判定するものとしても良い。信号機の情報及び交差点の情報は、いずれも地図情報内にリンクと対応付けて記憶されている。
または、感度変更部16は、地図情報に含まれる人口密度の情報を用いて郊外か市街地かを判定するものとしても良い。例えば、感度変更部16は、図11に示す領域Iにおける人口密度が所定値(例えば900人/平方km)以上である場合、自車両が走行中の地域が市街地であると判定する。一方、領域Iの人口密度が所定値未満である場合、走行中の地域が郊外であると判定する。
一般に、郊外では道路の道幅が広く道路上の障害物も少ないのに対し、市街地では道幅が狭く障害物も多い。そこで、感度変更装置20は、走行中の地域が市街地である場合に検知閾値を低くすることでソナーセンサシステム100の感度を高くする。これにより、市街地における障害物をより確実に検知することができる。なお、検知閾値の詳細については図4と同様であるため説明を省略する。
次に、走行中の道路種別に応じて感度を変更する例について説明する。図3のステップST1にて、情報取得部15は、ナビゲーション装置5から位置情報及び地図情報を取得する。次いで、ステップST2にて、感度変更部16は、ステップST1で情報取得部15が取得した位置情報と、地図情報に含まれる道路種別の情報とを用いて、自車両が走行中の道路が高速道路などの車両専用道路であるか、それ以外の通常道路であるかを判定する。走行中の道路が車両専用道路である場合、感度変更部16は検知閾値を低に設定する。一方、走行中の道路が通常道路である場合、感度変更部16は検知閾値を高に設定する。
一般に、車両専用道路では車両の走行速度が速いため、遠方にある障害物を早期に発見することが求められる。そこで、感度変更装置20は、自車位置を含む道路が車両専用道路である場合に検知閾値を低くすることでソナーセンサシステム100の感度を高くする。これにより、より遠方にある障害物を早期に検知できるようにする。なお、検知閾値の詳細については図4と同様であるため説明を省略する。
次に、道路の道幅に応じて感度を変更する例について説明する。図3のステップST1にて、情報取得部15は、ナビゲーション装置5から位置情報及び地図情報を取得する。次いで、ステップST2にて、感度変更部16は、ステップST1で情報取得部15が取得した位置情報と、地図情報に含まれるレーン情報とを用いて、自車両が走行中の道路の道幅が基準幅(例えば5メートル)よりも広いか否かを判定する。走行中の道路の道幅が基準幅よりも広い場合、感度変更部16は検知閾値を高に設定する。一方、走行中の道路の道幅が基準幅よりも狭い場合、感度変更部16は検知閾値を低に設定する。
一般に、道路の道幅が狭いほど車両が側方の障害物と接触する可能性が高くなる。そこで、感度変更装置20は、自車位置を含む道路の道幅が基準幅よりも狭い場合に検知閾値を低くすることでソナーセンサシステム100の感度を高くする。これにより、車両の側方にある障害物を確実に検知できるようにする。なお、検知閾値の詳細については図4と同様であるため説明を省略する。
なお、情報取得部15が情報を取得する度に感度変更部16が感度を変更する処理(以下「感度変更処理」という)を実行するのではなく、情報取得部15が一定時間中に複数回取得した情報を蓄積し、蓄積された情報を用いて感度変更部16が感度変更処理を実行するものとしても良い。
例えば、情報取得部15が車両ECU6から温度情報を取得する場合、感度変更部16は、複数回取得された温度情報のそれぞれが示す気温の平均気温に応じて感度変更処理を実行するものとしても良い。または、気象情報が頻繁に更新されるものである場合、感度変更部16は、一定時間中に取得された気象情報のそれぞれが示す天候のうち最も多くの気象情報が示す天候に応じて感度変更処理を実行するものとしても良い。
また、感度変更部16は、障害物検知部11の検知閾値に代えて送信アンプ12のパワーを変更することで、ソナーセンサシステム100の感度を変更するものであっても良い。この場合、パワーの値が高いほど感度が高く、パワーの値が低いほど感度が低いものである。
または、感度変更部16は、障害物検知部11の検知閾値に代えて受信アンプ13のゲインを変更することで、ソナーセンサシステム100の感度を変更するものであっても良い。この場合、ゲインの値が高いほど感度が高く、ゲインの値が低いほど感度が低いものである。
または、感度変更部16は、障害物検知部11の検知閾値、送信アンプ12のパワー及び受信アンプ13のゲインのうちの少なくとも2種類の値を組み合わせて変更することでソナーセンサシステム100の感度を変更するものであっても良い。この場合、例えば、感度変更部16は、障害物検知部11の検知閾値を低くするとともに送信アンプ12のパワーの値を高くすることでソナーセンサシステム100の感度を高くする。同様に、感度変更部16は、障害物検知部11の検知閾値を高くするとともに送信アンプ12のパワーの値を低くすることでソナーセンサシステム100の感度を低くする。
また、センサECU1とナビゲーション装置5間は、CAN規格に基づく車両通信ライン7に代えて又は加えて、いわゆる「Wi−Fi」又は「Bluetooth」(いずれも登録商標)規格に基づく近距離無線通信により接続されるものであっても良い。この場合、図12に示す如く、センサECU1は、ナビゲーション装置5が送信した電波51を受信する受信機52を有する。情報取得部15は、受信機52を用いて、近距離無線通信によりナビゲーション装置5から情報を取得する。
また、情報取得部15は、ナビゲーション装置5及び車両ECU6の両方から情報を取得するものでも良く、いずれか一方のみから情報を取得するものでも良い。
また、ソナーセンサシステム100及びナビゲーション装置5等を設ける移動体は、車両に限定されるものではない。車両、鉄道、船舶又は航空機等を含む如何なる移動体に設けられたものであっても良い。
以上のように、実施の形態1の感度変更装置20は、移動体の周辺環境又は走行状態に関する情報を取得する情報取得部15と、情報取得部15が取得した情報を用いて、移動体に設けられたソナーセンサシステム100の感度を変更する感度変更部16とを備える。移動体の周辺環境又は走行状態に関する情報を用いてソナーセンサシステム100の感度を変更することで、移動体の周辺環境又は走行状態などの影響による誤動作を低減し、検知性能を向上したソナーセンサシステム100を得ることができる。
また、ソナーセンサシステム100は、移動体に取り付けられた超音波センサ2と、超音波センサ2に出力する送信信号を増幅する送信アンプ12と、超音波センサ2から入力された受信信号を増幅する受信アンプ13と、受信信号の振幅値を検知閾値と比較することで障害物の有無を判定する障害物検知部11とを備える。感度変更部16は、障害物検知部11の検知閾値、送信アンプ12のパワー及び受信アンプ13のゲインのうちの少なくとも1つの値を変更することでソナーセンサシステム100の感度を変更する。これにより、障害物検知部11、送信アンプ12及び受信アンプ13の構成及び性能などに応じて任意にソナーセンサシステム100の感度を変更することができる。
また、感度変更部16は、超音波センサ2が超音波を送信した後の時間区間ごとに障害物検知部11の検知閾値を変更する。これにより、伝搬距離に応じた受信信号の減衰などを考慮した検知閾値を設定することができる。
また、情報取得部15は、移動体の位置を示す位置情報及び気象情報をナビゲーション装置5から取得する。感度変更部16は、移動体が位置する地域の気温に応じてソナーセンサシステム100の感度を変更する。気温が高い場合に感度を高くすることで、超音波センサ2の受信感度の低下によるソナーセンサシステム100の検知性能の低下を補償することができる。
または、情報取得部15は、移動体の位置を示す位置情報及び気象情報をナビゲーション装置5から取得する。感度変更部16は、移動体が位置する地域の天候に応じてソナーセンサシステム100の感度を変更する。天候が雪又は雨である場合に感度を低くすることで、受信信号のノイズによる誤検知の発生を抑制することができる。
または、情報取得部15は、移動体の外部の気温を示す温度情報を車両ECU6から取得する。感度変更部16は、温度情報が示す気温に応じてソナーセンサシステム100の感度を変更する。一般に、温度情報が示す気温は気象情報が示す気温よりも精度が高いため、車両ECU6から情報を取得できる場合は温度情報を用いるのがより好適である。
または、情報取得部15は、移動体の位置を示す位置情報及び地図情報をナビゲーション装置5から取得する。感度変更部16は、移動体が位置する地域の種別に応じてソナーセンサシステム100の感度を変更する。市街地を走行しているときは、郊外を走行しているときよりも感度を高くすることで、市街地において多く存在する障害物を確実に検知することができる。
または、情報取得部15は、時刻情報をナビゲーション装置5から取得する。感度変更部16は、時刻情報が示す現在時刻に応じてソナーセンサシステム100の感度を変更する。現在時刻が夜間の時間帯である場合に感度を高くすることで、遠方の障害物を早期に発見できる。
または、情報取得部15は、移動体の位置を示す位置情報、渋滞情報及び地図情報をナビゲーション装置5から取得する。感度変更部16は、移動体が走行中の道路における渋滞の有無に応じてソナーセンサシステム100の感度を変更する。移動体が渋滞に巻き込まれている場合に感度を高くすることで、他車両又は歩行車の接近を確実に検知することができる。
実施の形態2.
図5のブロック図を参照して、感度変更処理の種類ごとの優先度を設定した感度変更装置20aについて説明する。なお、図5において、図1に示す実施の形態1のブロック図と同様のブロックには同一符号を付して説明を省略する。また、センサECU1の要部のハードウェア構成は実施の形態1と同様であるため、図2を援用して説明する。
感度変更部16は、実施の形態1と同様に、情報取得部15で取得した情報を用いて障害物検知部11の検知閾値を変更するものである。感度変更部16は、情報取得部15が複数種類の情報を取得した場合に、複数種類の感度変更処理が実行可能であるか否かを判定するようになっている。具体的には、例えば、優先度記憶部17において優先度が定まった種類の感度変更処理が複数含まれているかどうかに基づき判定する。
優先度記憶部17には、感度変更処理の種類ごとの優先度が記憶されている。例えば、実施の形態1で例示した感度変更処理のうち、時刻情報が示す現在時刻に応じた感度変更処理は、他の感度変更処理よりも優先度が低く設定されている。また、気象情報が示す天候に応じた感度変更処理と気温に応じた感度変更処理とでは、天候に応じた感度変更処理の方が優先度が高く設定されている。
感度変更部16は、複数種類の感度変更処理を実行可能であると判定した場合、優先度記憶部17に記憶された優先度を参照する。感度変更部16は、実行可能な複数種類の感度変更処理のうち、優先度が最も高い感度変更処理により障害物検知部11の検知閾値を変更するようになっている。
優先度記憶部17は、例えば、図2に示す記憶装置31により構成されている。情報取得部15、感度変更部16及び優先度記憶部17により、感度変更装置20aが構成されている。
次に、図6のフローチャートを参照して、感度変更装置20aの動作について説明する。
まず、情報取得部15は、実施の形態1と同様のステップST1の処理を実行する。
次いで、ステップST11にて、感度変更部16は、ステップST1で情報取得部15が取得した情報を用いて、複数種類の感度変更処理を実行可能であるか否かを判定する。1種類の感度変更処理のみが実行可能である場合(ステップST11“NO”)、次いで、感度変更部16は、実施の形態1と同様のステップST2の処理を実行する。
一方、複数種類の感度変更処理が実行可能である場合(ステップST11“YES”)、次いで、ステップST12にて、感度変更部16は、優先度記憶部17に記憶された優先度を参照する。
次いで、ステップST13にて、感度変更部16は、実行可能な複数種類の感度変更処理のうち、ステップST12で参照した優先度が最も高い感度変更処理により障害物検知部11の検知閾値を変更する。
以下、感度変更装置20aの詳細な動作の具体例について説明する。
図6のステップST1において、情報取得部15が、ナビゲーション装置5から位置情報、気象情報及び時刻情報の全てを取得したものとする。この場合、感度変更部16は、実施の形態1で説明したように、位置情報及び気象情報を用いて天候に応じて検知閾値を変更することができる。また、感度変更部16は、位置情報及び気象情報を用いて気温に応じて検知閾値を変更することもできる。さらに感度変更部16は、時刻情報を用いて現在時刻に応じて検知閾値を変更することもできる。したがって、ステップST11にて、感度変更部16は複数種類の感度変更処理が実行可能であると判定する。
次いで、ステップST12にて、感度変更部16は優先度記憶部17に記憶された優先度を参照する。優先度記憶部17において、時刻情報が示す現在時刻に応じた感度変更処理は、他の感度変更処理よりも優先度が低く設定されている。また、気象情報が示す天候に応じた感度変更処理と気温に応じた感度変更処理とでは、天候に応じた感度変更処理の方が優先度が高く設定されている。この場合、ステップST13にて、感度変更部16は、実行可能な3種類の感度変更処理のうち優先度が最も高い天候に応じた感度変更処理を実行する。
なお、上記優先度の設定は一例であり、ソナーセンサシステム100を搭載する移動体の用途及び使用地域などに応じて如何なる優先度を設定しても良い。
また、感度変更部16は、実行可能な数種類の感度変更処理のうち他の感度変更処理よりも優先度が高いいずれかの感度変更処理を実行するものであれば良く、優先度が最も高い感度変更処理を実行する構成に限定されるものではない。
以上のように、実施の形態2の感度変更装置20aは、感度変更処理の種類ごとの優先度を記憶した優先度記憶部17を備える。感度変更部16は、複数種類の感度変処理を実行可能な場合、他の感度変更処理よりも優先度が高いいずれかの感度変更処理を実行する。これにより、ナビゲーション装置5又は車両ECU6から取得した複数種類の情報を用いて、移動体の用途及び使用地域などにより適した感度変更処理を実行することができる。
実施の形態3.
図7のブロック図を参照して、ソナーセンサシステム100の感度を3段階以上に変更する感度変更装置20bについて説明する。なお、図7において、図1に示す実施の形態1のブロック図と同様のブロックには同一符号を付して説明を省略する。また、センサECU1の要部のハードウェア構成は実施の形態1と同様であるため、図2を援用して説明する。
ノイズ判定部18は、障害物検知部11に入力された受信信号の振幅値を所定のノイズ閾値と比較し、振幅値がノイズ閾値以上であるか否かを判定するものである。なお、ノイズ閾値の詳細については図8を参照して後述する。
感度変更部16は、情報取得部15が取得した情報に加えて、ノイズ判定部18による判定結果を用いて障害物検知部11の検知閾値を変更するようになっている。ここで、感度変更部16は、検知閾値を高、中、低の3段階に変更するようになっている。
ノイズ判定部18の機能は、例えば、図2に示す処理回路32により実現される。情報取得部15、感度変更部16及びノイズ判定部18により、感度変更装置20bが構成されている。
図8を参照して、実施の形態3の検知閾値及びノイズ閾値の具体例について説明する。
図8(a)は、天候が晴又は曇であり、超音波センサ2の検知エリア内に障害物が存在せず、かつ検知閾値が低に設定された状態を示している。図8(a)に示す如く、天候が晴又は曇であるため受信信号Eにノイズが生じておらず、受信信号Eの振幅は低の検知閾値VThL未満になっている。
一方、図8(c)は、天候が雨又は雪であり、超音波センサ2の検知エリア内に障害物が存在せず、かつ検知閾値が高に設定された状態を示している。天候が雨又は雪である場合、超音波が乱れて受信信号Eにノイズが発生し、受信信号Eの振幅が大きくなる。これに対し、障害物検知部11の検知閾値を高の検知閾値VThHに変更することで、受信信号Eの振幅値が検知閾値未満になり、ノイズによる誤検知の発生を防ぐことができる。
ここで、天候が雨又は雪であっても、降雨量、降雪量、風速又は風向などによっては、超音波の乱れが小さく受信信号Eの振幅がさほど大きくならない場合がある。この場合、図8(b)に示す如く、検知閾値を低の検知閾値VThLにすると誤検知が生じる一方、高の検知閾値VThHにすると受信信号Eのピーク点と検知閾値VThH間の差分が大きくなり、ソナーセンサシステム100の感度を過度に低くした状態となる。
そこで、実施の形態3では、低の検知閾値VThLと高の検知閾値VThHとの間に中の検知閾値VThNを設定する。また、中の検知閾値VThNの最低値(図8の例では、時刻t3〜t4の第3時間区間における検知閾値VThNの値)と同等の値のノイズ閾値NThを設定する。
ノイズ判定部18は、受信信号Eの振幅値がノイズ閾値NTh以上であるか否かを判定し、判定結果を感度変更部16に出力する。感度変更部16は、自車位置を含む地域の天候が雨又は雪である場合、ノイズ判定部18による判定結果を参照する。車両の走行中に一定時間、受信信号Eの振幅値がノイズ閾値NTh以上の状態が続いた場合、感度変更部16は検知閾値を高の検知閾値VThHに設定する。一方、受信信号Eの振幅値がノイズ閾値NTh未満である場合、感度変更部16は検知閾値を中の検知閾値VThNに設定する。
以下、感度変更装置20bの詳細な動作の具体例について説明する。図9のフローチャートは、感度変更装置20bが気温、天候及びノイズ判定部18の判定結果に応じて感度を変更する例を示している。
まず、ステップST21にて、情報取得部15は、ナビゲーション装置5から情報を取得可能であるか否かを確認する。ナビゲーション装置5から情報を取得できない場合とは、例えば、ナビゲーション装置5に故障が発生した場合、又は、ナビゲーション装置5が車両通信ライン7に接続されていない場合などがある。
ナビゲーション装置5から情報を取得できない場合(ステップST21“NO”)、次いで、ステップST22にて、情報取得部15は車両ECU6から温度情報を取得する。次いで、ステップST23にて、感度変更部16は、ステップST22で情報取得部15が取得した温度情報を用いて、車両の外部の気温が基準温度(例えば5℃)以上であるか否かを判定する。
気温が基準温度以上である場合(ステップST23“YES”)、次いで、ステップST24にて、感度変更部16は障害物検知部11の検知閾値を低に設定し、ソナーセンサシステム100の感度を高くする。これにより、超音波センサ2の受信感度の低下によるソナーセンサシステム100の検知性能の低下を補償する。なお、気温が基準温度未満である場合(ステップST23“NO”)、感度変更装置20bはステップST21の処理に戻る。
一方、ナビゲーション装置5から情報を取得できる場合(ステップST21“YES”)、次いで、ステップST25にて、情報取得部15はナビゲーション装置5から位置情報及び気象情報を取得する。次いで、ステップST26にて、感度変更部16は、ステップST25で情報取得部が取得した位置情報及び気象情報を用いて、自車位置を含む地域の天候が雨又は雪であるか否かを判定する。
自車位置を含む地域の天候が晴又は曇である場合(ステップST26“NO”)、次いで、ステップST27にて、感度変更部16は障害物検知部11の検知閾値を低に設定し、ソナーセンサシステム100の感度を高くする。
一方、自車位置を含む地域の天候が雨又は雪である場合(ステップST26“YES”)、次いで、ステップST28にて、感度変更部16はノイズ判定部18から判定結果を取得する。受信信号の振幅値がノイズ閾値以上である場合(ステップST29“YES”)、次いで、ステップST31にて、感度変更部16は検知閾値を高に設定し、ソナーセンサシステム100の感度を低くする。一方、受信信号の振幅値がノイズ閾値未満である場合(ステップST29“NO”)、次いで、ステップST30にて、感度変更部16は検知閾値を中に設定し、ソナーセンサシステム100の感度を中程度とする。
なお、図9に示す感度変更処理に用いる情報の組み合わせは一例であり、感度変更装置20bは、情報取得部15で取得可能な情報及びノイズ判定部18による判定結果をどのように組み合わせて感度変更処理を実行するものであっても良い。
また、感度変更装置20bは、ソナーセンサシステム100の感度を4段階以上に変更するものであっても良い。
以上のように、実施の形態3の感度変更装置20bは、障害物検知部11に入力された受信信号の振幅値がノイズ閾値以上であるか否かを判定するノイズ判定部18を備える。感度変更部16は、情報取得部15が取得した情報と、ノイズ判定部18による判定結果とを用いてソナーセンサシステム100の感度を変更する。ノイズ判定部18の判定結果を用いることで、ソナーセンサシステム100の感度をより細かく調整することができる。
実施の形態4.
本発明の感度変更装置は、実施の形態3に示したノイズ判定部18を有しない構成において、検知閾値を3段階以上に変更するものであっても良い。この場合のブロック図は実施の形態1と同様であるため、以下、図1を援用して説明する。
図10のフローチャートは、感度変更装置20が移動体の走行速度及び風速に応じて感度を3段階に変更する例を示している。
情報取得部15は、ナビゲーション装置5から情報を取得可能である場合(ステップST41“YES”)、ステップST42にてナビゲーション装置5から位置情報及び気象情報を取得する。また、情報取得部15は、ステップST43にて車両ECU6から車速情報を取得する。
次いで、ステップST44にて、感度変更部16は、ステップST43で情報取得部15が取得した車速情報を用いて、自車両の走行速度が基準速度(例えば時速100キロメートル)以上であるか否かを判定する。走行速度が基準速度未満である場合(ステップST44“NO”)、次いで、ステップST45にて、感度変更部16は障害物検知部11の検知閾値を低に設定し、ソナーセンサシステム100の感度を高くする。
一方、走行速度が基準速度以上である場合(ステップST44“YES”)、次いで、ステップST46にて、感度変更部16は、ステップST42で情報取得部15が取得した位置情報及び気象情報を用いて、自車位置を含む地域の風速が基準風速(例えば秒速10メートル)以上であるか否かを判定する。風速が基準風速未満である場合、次いで、ステップST47にて、感度変更部16は障害物検知部11の検知閾値を中に設定する。一方、風速が基準風速以上である場合、次いで、ステップST48にて、感度変更部16は障害物検知部11の検知閾値を高に設定し、ソナーセンサシステム100の感度を低くする。
なお、感度変更装置20は、自車位置を含む地域の風速に加えて、気象情報が示す風向を加味してソナーセンサシステム100の感度を変更するものであっても良い。
また、感度変更装置20は、ソナーセンサシステム100の感度を4段階以上に変更するものであっても良い。
以上のように、実施の形態4の感度変更装置20は、情報取得部15が、移動体の位置を示す位置情報及び気象情報をナビゲーション装置5から取得するとともに、移動体の走行速度を示す車速情報を車両ECU6から取得する。感度変更部16は、移動体が位置する地域の風速と、移動体の走行速度とに応じてソナーセンサシステム100の感度を変更する。これにより、超音波センサ2の近傍の気流よる誤検知の発生を抑制することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 センサECU、2 超音波センサ、3 表示装置、4 スピーカ、5 ナビゲーション装置、6 車両ECU、7 車両通信ライン、11 障害物検知部、12 送信アンプ、13 受信アンプ、14 警報出力部、15 情報取得部、16 感度変更部、17 優先度記憶部、18 ノイズ判定部、20,20a,20b 感度変更装置、31 記憶装置、32 処理回路、52 受信機、100 ソナーセンサシステム。

Claims (10)

  1. 移動体の周辺環境又は走行状態に関する情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が取得した情報を用いて、前記移動体に設けられたソナーセンサシステムの感度を変更する感度変更部と、
    を備えるソナーセンサシステム用感度変更装置。
  2. 前記ソナーセンサシステムは、前記移動体に取り付けられた超音波センサと、前記超音波センサに出力する送信信号を増幅する送信アンプと、前記超音波センサから入力された受信信号を増幅する受信アンプと、前記受信信号の振幅値を検知閾値と比較することで障害物の有無を判定する障害物検知部と、を備え、
    前記感度変更部は、前記障害物検知部の検知閾値、前記送信アンプのパワー及び前記受信アンプのゲインのうちの少なくとも1つの値を変更することで前記ソナーセンサシステムの感度を変更する
    ことを特徴とする請求項1記載のソナーセンサシステム用感度変更装置。
  3. 前記感度変更部は、前記超音波センサが超音波を送信した後の時間区間ごとに前記障害物検知部の検知閾値を変更することを特徴とする請求項2記載のソナーセンサシステム用感度変更装置。
  4. 前記情報取得部は、前記移動体の位置を示す位置情報及び気象情報をナビゲーション装置から取得するとともに、前記移動体の走行速度を示す車速情報を前記移動体の電子制御ユニットから取得し、
    前記感度変更部は、前記移動体が位置する地域の風速と、前記移動体の走行速度とに応じて前記ソナーセンサシステムの感度を変更する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のソナーセンサシステム用感度変更装置。
  5. 前記情報取得部は、前記移動体の位置を示す位置情報及び気象情報をナビゲーション装置から取得し、
    前記感度変更部は、前記移動体が位置する地域の気温に応じて前記ソナーセンサシステムの感度を変更する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のソナーセンサシステム用感度変更装置。
  6. 前記情報取得部は、前記移動体の位置を示す位置情報及び気象情報をナビゲーション装置から取得し、
    前記感度変更部は、前記移動体が位置する地域の天候に応じて前記ソナーセンサシステムの感度を変更する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のソナーセンサシステム用感度変更装置。
  7. 前記情報取得部は、前記移動体の外部の気温を示す温度情報を前記移動体の電子制御ユニットから取得し、
    前記感度変更部は、前記温度情報が示す気温に応じて前記ソナーセンサシステムの感度を変更する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のソナーセンサシステム用感度変更装置。
  8. 前記情報取得部は、前記移動体の位置を示す位置情報及び地図情報をナビゲーション装置から取得し、
    前記感度変更部は、前記移動体が位置する地域の種別に応じて前記ソナーセンサシステムの感度を変更する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のソナーセンサシステム用感度変更装置。
  9. 前記情報取得部は、時刻情報をナビゲーション装置から取得し、
    前記感度変更部は、前記時刻情報が示す現在時刻に応じて前記ソナーセンサシステムの感度を変更する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のソナーセンサシステム用感度変更装置。
  10. 前記情報取得部は、前記移動体の位置を示す位置情報、渋滞情報及び地図情報をナビゲーション装置から取得し、
    前記感度変更部は、前記移動体が走行中の道路における渋滞の有無に応じて前記ソナーセンサシステムの感度を変更する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のソナーセンサシステム用感度変更装置。
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