JP2021039633A - 警報システム - Google Patents

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Abstract

【課題】冠水等の路面状態の変化を示す情報を利用した警報システムを提供する。【解決手段】警報システム100は、道路上に設置され、路面の変化に関するアラーム情報を出力可能な車両感知器1と、複数の車両感知器1から送信されたアラーム情報を収集する監視装置30Aと、監視装置30Aが収集したアラーム情報に基づく情報を提供する道路情報制御装置50と、を備えている。【選択図】図8

Description

本発明は、道路上の走行車両を感知する車両感知器を備える警報システムに関する。
従来、道路上の交通量などを調べるために、超音波を用いて車両の有無を検知する車両感知器が知られている。このような車両感知器は、例えば、道路の上空から路面に向くように超音波の送受信用のヘッドを取り付け、ヘッドから路面に向けて略垂直方向に超音波を送信し、その反射波を受信するまでの時間に基づいて車両を感知する(例えば、特許文献1を参照)。
また、道路上の冠水を監視する装置としては、例えば特許文献2に記載の冠水検知システムが提案されている。
特開2002−251695号公報 特開2005−156460号公報
特許文献1の車両感知器は、車両を感知するのが目的である。そのため、冠水等の路面状態の変化を検出することはできない。一方で特許文献2に記載の冠水検知システムは、設置位置における冠水の有無は検知できるが、冠水したことを示す情報の利用については特に記載されていない。
そこで、本発明は、冠水等の路面状態の変化を示す情報を利用した警報システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた発明は、道路上に設置され、路面の変化に関する警報情報を出力可能な車両感知器と、複数の前記車両感知器から送信された前記警報情報を収集する収集装置と、前記収集装置が収集した警報情報に基づく情報を提供する提供装置と、を備えることを特徴とする警報システムである。
また、前記提供装置は前記警報情報に基づく情報を予め定められた機器に提供することを特徴とすることができる。
また、前記機器は、道路上に設置された情報板であることを特徴とすることができる。
また、前記機器は、防災無線であることを特徴とすることができる。
本発明によれば、冠水や積雪といった道路の路面状態の変化を示す警報情報を利用して、当該警報情報に基づく情報を提供することができる。
本発明の第1の実施形態にかかる車両感知器の設置例を示す図である。 図1に示された制御機の機能構成図である。 車両を感知しない場合の説明図である。 車両を感知した場合の説明図である。 温度により閾値が変動することを示した説明図である。 冠水を検出した場合の説明図である。 図1に示した車両感知器における車両の感知や冠水等の検出の動作のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態にかかる警報システムの概略構成図である。 本発明の他の実施形態にかかる警報システムの概略構成図である。
図1は、本実施形態に係る車両感知器1の設置例を示す図である。本図に示すように、車両感知器1は、車両が走行する道路の路面Rの脇に立設されたポール151に取り付けられた制御機20と、ポール151から道路上空に延びるアーム152に取り付けられた超音波ヘッド部10と、から構成されている。
超音波ヘッド部10は、周知のように、所定の周波数の超音波を路面Rに向けて送信する送信器と、その超音波の反射波を受信して電気信号に変換する受信器と、を備えている。
制御機20は、図2に示したように、車両感知部21と、通信処理部22と、温度センサ23と、を備えている。
車両感知部21は、超音波ヘッド部10の送信器から超音波として送信される送信信号を一定周期で出力する。また、車両感知部21は、超音波ヘッド部10の受信器が受信した反射波を示す電気信号を受信し、送信信号の出力から反射波の電気信号の受信までの時間(反射到達時間)を計時する。即ち、車両感知部21は、超音波ヘッド部10が超音波を送信してから反射波を受信するまでの時間に関する情報を取得する取得部として機能する。
また、車両感知部21は、計時した反射到達時間と予め定めた車両感知用の閾値(第1閾値)とに基づいて車両を感知して車両感知情報を出力する。また、車両感知部21は、車両が感知されないとき、計時した時間と予め定めた路面状態の変化検出用の閾値(第2閾値)とに基づいて道路の路面状態の変化を検出し、路面状態の変化を検出した場合はアラーム(警報情報)を出力する。
ここで、本実施形態における路面状態とは、冠水や積雪あるいは土砂等の路面R上の堆積物等によって車両Vの走行に影響する状態をいう。
さらに、車両感知部21には、路面Rから超音波ヘッド部10までの距離情報、つまり、超音波ヘッド部10の高さH0が設定されている(図3参照)。
通信処理部22は、車両感知部21が感知した車両感知情報をトラカンサーバ30へ送信する。車両感知情報としては、車両を感知したことを示す情報に限らず、所定時間内の車両の感知数(通過数、カウント数)や、感知の継続時間等も含めてもよい。
温度センサ23は、路面Rにおける車両感知器1の設置位置近傍の気温を検出する。温度センサ23は、制御機20ではなく超音波ヘッド部10内や近傍に設置してもよい。つまり、超音波ヘッド部10が送信する超音波が伝達する雰囲気の気温を検出あるいは推定できればよい。即ち、温度センサ23は、超音波ヘッド部10の周囲温度を検出する温度検出部として機能する。
トラカンサーバ30は、例えば道路管理者の事務所等に設置されたサーバ装置である。トラカンサーバ30は、制御機20から送信された車両感知情報を収集する。収集された情報は、交通量の調査や信号機の制御等に利用される。
自動通報装置40は、例えば道路脇等に設置され、道路の冠水等を報知する通報装置である。自動通報装置40は、制御機20から送信されたアラームに基づいて冠水等の通報を行う。
次に、上述した構成の制御機20における動作について図3〜図6を参照して説明する。図3は、上段が車両を感知しない場合、即ち、超音波ヘッド部10と道路の路面Rとの関係を示した図、下段が超音波ヘッド部10から送信された超音波の波形と道路Rの路面に反射した反射波の波形の例を示した図である。
図3上段に示したように、超音波ヘッド部10から送信された超音波は路面Rに反射されて反射波が超音波ヘッド部10で受信される。このとき、図3下段に示したように、超音波ヘッド部10から送信された信号波形が路面Rで反射された反射波形となって受信される。ここで、図3の場合の反射到達時間をt0とする。つまり、t0は路面Rで反射された場合の反射到達時間である。なお、図3下段において、送信した波形と反射波の波形が異なるのは減衰等を考慮したものである。
次に、車両Vを感知した場合を図4に示す。図4は、上段が車両Vを感知した場合の図、下段が超音波ヘッド部10から送信された超音波の波形と車両Vに反射した反射波の波形の例を示した図である。
図4上段に示したように、超音波ヘッド部10から送信された超音波は車両Vに反射されて反射波が超音波ヘッド部10で受信される。このとき、図4下段に示したように、超音波ヘッド部10から送信された信号波形が車両Vで反射された反射波形となって受信される。ここで、図4の場合の反射到達時間をt1とする。つまり、t1は車両Vで反射された場合の反射到達時間である。車両Vにおける反射面は路面Rよりも高い位置(超音波ヘッド部10に近い位置)にあるため、超音波が伝搬する距離が短くなり、反射到達時間t1は反射到達時間t0よりも短くなる。
本実施形態では、車両Vを感知するため、反射到達時間に閾値th1を設定する。この閾値th1は、車両Vを感知できる高さで反射された場合の時間に設定する。閾値th1の例としては路面Rから50cmの高さで反射された場合の時間とすることができる。
また、音速は温度によって変化することが知られている。そこで、本実施形態では、閾値th1を温度センサ23で検出された気温で補正する(図5を参照)。音速Cは、温度(気温)をteとすると、次の(1)式により算出されることが知られている。
C=331.5+0.6te[m/s]・・・(1)
例えば、気温が15℃と30℃の場合の音速は(1)式よりそれぞれ、340.5m/s、349.5m/sとなる。また、超音波ヘッド部10から反射面までの距離Hは、反射到達時間をtとすると、次の(2)式で算出されることが知られている。
H=(C×t)/2[m]・・・(2)
例えば、路面Rから5mの高さ(H0=5m)に超音波ヘッド部10を設置した場合で、車両検出とするのを路面Rから50cm(0.5m)の高さとする。このとき、(2)式より、気温が15℃の場合の閾値th1は約26.4ms、気温が30℃の場合の閾値th1は約25.8msとなる。
この温度補正は、算出式等を車両感知部21に予め設定して行ってもよいし、超音波ヘッド部10の高さと車両感知とする高さと気温と閾値th1との関係を示したテーブルを車両感知部21に予め設定して行ってもよい。
次に、冠水や積雪等の路面状態の変化の検出について図6を参照して説明する。図6は、上段が路面(道路)Rが冠水している場合の図、下段が超音波ヘッド部10から送信された超音波の波形と冠水面に反射した反射波の波形の例を示した図である。
図6上段に示したように、超音波ヘッド部10から送信された超音波は冠水面Wに反射されて反射波が超音波ヘッド部10で受信される。図6では、冠水しているため、冠水面Wは路面Rよりも高い位置となっている。したがって、冠水面Wから超音波ヘッド部10までの高さH1は、路面Rから超音波ヘッド部10までの高さであるH0より小さい値となる。図6上段のような状態のとき、図6下段に示したように、超音波ヘッド部10から送信された信号波形が反射波形となって受信される。ここで、冠水面Wは路面Rよりも高い位置にあるため、超音波が伝搬する距離が短くなり、反射到達時間は、図3に示した時間t0よりも短くなる。
そこで、本実施形態では、反射到達時間について、閾値th1に加えて閾値th1より大きな値、つまり、車両Vを感知できる高さよりも低い高さで反射された場合の時間である閾値th2を設定する。
この閾値th2は、冠水や積雪等により道路を走行するのに障害がありアラーム(警報)を発する必要がある程度の高さに応じた時間とすることが好ましい。例えば閾値th1が路面Rから50cmの位置に対応する時間の場合であれば、閾値th2は路面Rから20cm程度の位置に対応する時間とすることができる。なお、この閾値th2も温度(気温)による補正を行う。この閾値th2は、上述したように冠水や積雪等を検出するものであるため、路面Rよりも高い位置に対応する時間に設定するのは勿論である。
車両Vが感知される場合は、通常直接閾値th1未満の値が検出される。一方、冠水や積雪は、徐々に水面等が上昇するため、反射到達時間は、一度は閾値th1以上の値が検出される。したがって、反射到達時間が閾値th1以上の値が検出された際に、閾値th2と比較することで冠水か否かを判定することが可能となる。
次に、上述した車両感知器1における車両Vの感知や冠水等の検出の動作について図7のフローチャートを参照して説明する。図7に示したフローチャートは、主に車両感知部21で動作する。
まず、車両感知部21に超音波ヘッド部10の高さH0を設定する(ステップS11)。次に、反射到達時間を測定する(ステップS12)。つまり、車両感知部21が送信信号を出力して反射波の電気信号を受信するまでの時間を計時する。
次に、温度センサ23で検出された気温に基づいて閾値th1や閾値th2を補正する(ステップS13)。なお、ステップS13は、ステップS12の後ではなく、検出された気温に応じて適宜行ってもよい。即ち、車両感知部21は、閾値th1(第1閾値)及び閾値th2(第2閾値)を温度センサ23(温度検出部)が検出した気温(周囲温度)に基づいて補正している。
次に、ステップS12で測定した反射到達時間が閾値th1未満か否か判定する(ステップS14)。閾値th1未満の場合は(ステップS14:Yes)、車両感知として車両感知情報を出力する(ステップS15)。なお、車両感知情報として所定時間内の車両の感知数や感知の継続時間を含める場合は、ステップS14の1回の判定につき感知数のカウントアップ等を行う。即ち、車両感知部21は、反射到達時間(時間に関する情報)が、閾値th1(車両を感知したと判定するための基準とする時間に関する値である第1閾値)未満である場合は車両を感知したと判定している。
次に、感知動作が終了か否か判定し(ステップS16)、終了しない場合は(ステップS16:No)ステップS12に戻り、終了する場合は(ステップS16:Yes)フローチャートを終了する。
一方、ステップS14の判定の結果、閾値th1以上の場合は(ステップS14:No)、閾値th2未満か否か判定する(ステップS17)。閾値th2未満の場合は(ステップS17:Yes)、冠水等の路面状態の変化の検出としてアラームを出力する(ステップS18)。閾値th2以上の場合は(ステップS17:No)、路面検出又はアラームを出力する程度の路面状態の変化ではないとして何もせずにステップS16に進む。即ち、車両感知部21は、反射到達時間(時間に関する情報)が、閾値th1(第1閾値)以上であって、閾値th1(第1閾値)以上かつ高さH0(距離情報)に基づく時間未満となる閾値th2(第2閾値)未満である場合は道路の路面状態の変化を検出したと判定している。
本実施形態によれば、車両感知器1は、道路上空に設置され、対面する道路の路面Rに向かって超音波を送信するとともに、超音波の反射波を受信する超音波ヘッド部10と、反射到達時間を取得し、取得した反射到達時間に基づいて路面R上を走行する車両Vを感知する車両感知部21と、を備えている。そして、車両感知部21は、超音波ヘッド部10から路面Rまでの距離情報が設定され、反射到達時間が、閾値th1未満である場合は車両Vを感知したと判定し、反射到達時間が、閾値th1以上かつ閾値th2未満である場合は路面Rの路面状態の変化を検出したと判定している。
車両感知器1が上記のように構成されることにより、冠水や積雪といった路面Rの路面状態の変化を検出することができる。そのため、車両Vを感知しない場合の反射波も有効利用することができる。また、車両感知器1のみで冠水等の路面状態の変化を検出できるので、冠水等を検出するための装置等を別途設ける必要がない。さらに、閾値th2を設定することで、反射到達時間の算出精度が低くても路面R と誤判定せずに路面状態の変化を判定することができる。
また、車両感知器1は、超音波ヘッド部10の周囲の気温を検出する温度センサ23をさらに備え、車両感知部21は、閾値th1及び閾値th2を温度センサ23が検出した周囲温度に基づいて補正している。このようにすることにより、温度により変化する音速を補正した閾値を利用することができる。したがって、車両や路面状態の変化を精度よく判定することができる。
また、車両感知部21は、道路の路面状態の変化を検出したと判定した場合は、アラームを出力するので、通行に適さない状態となった場合に通行止め等の対策をとることができる。
なお、上述した実施形態では、第2閾値を1つだけ設定したが、複数設定してもよい。複数設定することにより、緊急度を段階的に判定することができる。その際のアラームは、例えば、路面Rから20cm、30cm、40cmの3か所の高さに相当する時間に第2閾値が設定されている場合であれば、どの閾値を超えたのかを識別する情報も含ませるとよい。また、第2閾値を設定せずに第1閾値以上かつ超音波が路面Rで反射された場合の時間未満であればアラームを出力するようにしてもよい。即ち、反射到達時間(時間に関する情報)が、閾値th1(第1閾値)以上であって、高さH0(距離情報)に基づいて算出した超音波ヘッド部10が超音波を送信してから道路で反射された反射波を受信する時間未満である場合は道路の路面状態の変化を検出したと判定してもよい。
また、上述した実施形態では、反射到達時間に対して、閾値を時間で設定していたが、反射到達時間を距離に換算し、閾値は距離で設定するようにしてもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態にかかる警報システムについて、図8〜図9を参照して説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態は、第1の実施形態で説明した車両感知器1を備えた警報システム100である。図8に示したように、警報システム100は、車両感知器1と、監視装置30Aと、道路情報制御装置50と、を備えている。
車両感知器1は、第1の実施形態で説明した車両感知情報に加えて、本実施形態ではアラーム(アラーム情報)も監視装置30Aへ送信する。なお、車両感知器1は、図8に示したように複数備えているのが好ましい。図8に示した複数の車両感知器1は、勿論それぞれ別の道路や地点に設置されているものである。
監視装置30Aは、第1の実施形態で説明したトラカンサーバ30の機能に加えて、受信したアラーム情報を収集し、収集したアラーム情報を道路情報制御装置50へ送信する。即ち、監視装置30Aは、複数の車両感知器1から送信されたアラーム情報(警報情報)を収集する収集装置として機能する。
本実施形態では、車両感知器1と監視装置30Aとは専用回線N1や公衆回線N2といった通信回線で接続されている。専用回線N1、公衆回線N2とも無線通信であってもよいし、有線通信であってもよい。
なお、監視装置30Aは、トラカンサーバ30の機能を有し、第1の実施形態のように、既存の通信回線を利用してアラーム情報を収集しているが、監視装置30Aをトラカンサーバ30とは別に用意してもよい。その場合は、新たな通信回線として、上述した専用回線N1や公衆回線N2を利用すればよい。
道路情報制御装置50は、監視装置30Aから送信されたアラーム情報に基づいて情報板60や防災無線70等に情報提供を行う。即ち、道路情報制御装置50は、監視装置30A(収集装置)が収集したアラーム情報(警報情報)に基づく情報を提供する提供装置として機能する。
具体的には、道路情報制御装置50は、ハザードマップを予め取得し、そのハザードマップとアラーム情報とに基づいて通行不可となる道路を予測して情報板60や防災無線70等に予測結果を送信する。例えば、アラーム情報が出力された車両感知器1の設置位置について、冠水のハザードマップを参照して、当該位置の周囲の位置で同等の冠水が予測される道路や、アラーム情報を受信した道路や冠水を予測した道路に至る経路上に設置されている情報板60や当該道路が属する地域の防災無線70に通行不可や通行注意であることを示す情報を送信する。
また、アラーム情報に反射到達時間や反射到達時間を距離に換算した値を含めてもよい。このようにすることにより、アラーム情報とともに実際の冠水の深度を得ることが可能となり、例えば、深度が深い場合は通行不可として、深度が浅い場合は通行注意とするといった判定も可能となる。
また、道路情報制御装置50でアラーム情報を蓄積することで、ハザードマップ等でアンダーパスとして示されている地点以外で冠水しやすい地点を検出することも可能となる。
情報板60は、道路における渋滞、交通事故、気象などの情報を提供する目的で設置される表示板であり、道路情報板、道路情報掲示板、道路情報表示装置とも呼ばれる。道路情報制御装置50と情報板60とは所定の通信回線により接続されている。
防災無線70は、行政機関に設けられた親局と、その行政機関が管轄する地域の所定の地点に設けられた拡声スピーカを備えた子局および住居等の施設内に設けられた戸別受信機によって構成され、災害注意報や警報などの緊急情報等の地域に応じた親局からの情報を、拡声子局および戸別受信機が受信して音声情報あるいは文字情報で出力する周知の無線システムである。
なお、監視装置30Aと、道路情報制御装置50と、は同じ施設内に設置されていてもよい。また、道路情報制御装置50が情報提供するのは、情報板60や防災無線70に限らず、交通管制センター(警察)や道路管理者でもよいし、あるいはVICS(登録商標)を通じて車両(ドライバー)に対して行ってもよい。
図9に、警報システムの他の実施形態を示す。図9においては、車両感知器1が管理装置30Bにアラーム情報等を送信する。
管理装置30Bは、例えば道路管理者の事業所等に設置されている。管理装置30Bは、車両感知器1からアラーム情報等を収集して道路管理者等に提示する。道路管理者は、管理装置30Bに収集されたアラーム情報に基づいて情報板60の表示変更や関係機関等への通報等を行う。即ち、図9の例では、収集装置と提供装置が一体となっている。
なお、図9では、管理装置30Bは、1つしか記載していないが複数あってもよい。つまり、車両感知器1は複数の管理装置30Bへアラーム情報を送信してもよい。この場合、複数の管理装置30Bは、例えば一方は国の機関で、他方は地方自治体などとすることができる。
また、管理装置30Bは、トラカンサーバ30の機能を有していてもよいし、アラーム情報の収集用の装置であってもよい。したがって、管理装置30Bと車両感知器1との間も既存回線であってもよいし、新規の回線であってもよい。
本実施形態によれば、警報システム100は、道路上に設置され、路面の変化に関するアラーム情報を出力可能な車両感知器1と、複数の車両感知器1から送信されたアラーム情報を収集する監視装置30Aと、監視装置30Aが収集したアラーム情報に基づく情報を提供する道路情報制御装置50と、を備えている。このようにすることにより、アラーム情報を直接報知するだけでなく、ハザードマップ等の他の情報と組み合わせて広域情報として提供することが可能となる。したがって、冠水や積雪といった道路の路面状態の変化を示す警報情報を利用して、当該警報情報に基づく情報を提供することができる。
また、道路情報制御装置50はアラーム情報に基づく情報を情報板60や防災無線70に提供してもよい。このようにすることにより、道路上を走行する車両のドライバーや当該道路が属する自治体や住民等といった、提供が必要となる機関等へ確実に情報提供することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の車両感知器及び警報システムの構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1 車両感知器
10 超音波ヘッド部
20 制御機
21 車両感知部(道路情報設定部、取得部、感知部)
23 温度センサ(温度検出部)
30A 監視装置(収集装置)
30B 管理装置(収集装置、提供装置)
50 道路情報制御装置(提供装置)
60 情報板(予め定められた機器)
70 防災無線(予め定められた機器)
100 警報システム

Claims (4)

  1. 道路上に設置され、路面の変化に関する警報情報を出力可能な車両感知器と、
    複数の前記車両感知器から送信された前記警報情報を収集する収集装置と、
    前記収集装置が収集した警報情報に基づく情報を提供する提供装置と、
    を備えることを特徴とする警報システム。
  2. 前記提供装置は前記警報情報に基づく情報を予め定められた機器に提供することを特徴とする請求項1に記載の警報システム。
  3. 前記機器は、道路上に設置された情報板であることを特徴とする請求項2に記載の警報システム。
  4. 前記機器は、防災無線であることを特徴とする請求項2に記載の警報システム。
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