JP2016164140A - 油性固形化粧料 - Google Patents

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【課題】本発明は油性固形化粧料に関し、オリーブ油を多量に含有しながら、透明〜半透明で外観の審美性に優れ、更に密着感、エモリエント感にも優れる油性固形化粧料に関するものである。【解決手段】(A)オリーブ油を15〜50質量%、(B)30℃における粘度25000〜40000mPa・sの炭化水素油を30〜60%、(C)デキストリン脂肪酸エステルを8〜25質量%を含有し、外観が透明〜半透明であることを特徴とする油性固形化粧料。【選択図】なし

Description

本発明は油性固形化粧料に関し、更に詳細には、オリーブ油を多量に含有しながら、外観の透明性が高く審美性に優れ、密着感に優れる、油性固形化粧料に関するものである。
油性固形化粧料は、使用性や携帯性に優れるため、化粧料に広く応用されている剤型の一つであり、主に、液状油をワックス等の固化剤により固めたものである。油性固形化粧料の大半は外観が不透明なものであるため、透明〜半透明の油性固形化粧料は、外観の審美性で非常に優位であり、好まれている。これまでにも、デキストリン脂肪酸エステルと、液状油、界面活性剤及び香料を含有する外観の透明性や、使用感に優れる油性固形化粧料の技術(特許文献1)等があった。一方、近年、安全・健康志向の高まりを背景に、植物由来の原料を使用するニーズが高まっている。これに伴い、植物油を含有する油性固形化粧料の開発も進んでいるが、植物油には酸化安定性に劣るものも多く、特に多量に含有される場合において、経時での黄変や変臭の原因となるものも多い。植物油の中でも、オリーブ油は、エモリエント効果に優れることで馴染み深い植物油であり、酸化しにくく安定性にも優れていることから、化粧料に広く用いられる。例えば、柱状又は管状の塩基性炭酸マグネシウムと、固形状油分とを含有する油性固形化粧料の技術(特許文献2)にもオリーブ油を多量に含有し、落下強度や保存安定性に優れるリップスティックが記載されている。
特開第2010−202568号公報 特開第2005−220058号公報
しかしながら、特許文献1の技術においては、外観の透明性に優れる油性固形化粧料が得られるものの、特に口唇への使用には、密着感に満足のいくものではなく、その為エモリエント感を感じにくくなる場合があった。また、特許文献2においては、固化剤としてワックスを用いているため、外観が不透明なものである、
本発明は、オリーブ油を多量に含有しながら、透明〜半透明で外観の審美性に優れ、更に密着感にも優れる油性固形化粧料を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題に鑑み、特定粘度の炭化水素油が皮膚への付着を向上させることに着目し、鋭意検討の結果、30℃の粘度が25000〜40000mPa・sの炭化水素油、オリーブ油と、デキストリン脂肪酸エステルを、各々特定量含有する油性固形化粧料が、透明性が高く外観の審美性に優れ、使用時に密着感に優れるものであり、さらに密着感を維持しながらも、固形であり使用性や携帯性に優れた油性化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下の成分(A)(B)及び(C);
(A)オリーブ油を15〜50質量%;
(B)30℃における粘度25000〜40000mPa・sの炭化水素油を30〜60%;
(C)デキストリン脂肪酸エステルを8〜25質量%;
含有し、外観が透明〜半透明の油性固形化粧料である。
本発明は油性固形化粧料に関し、オリーブ油を多量に含有しながら、透明〜半透明で外観の審美性に優れ、更に密着感にも優れる油性固形化粧料に関するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いる成分(A)のオリーブ油はオリーブの果実を圧搾して得た脂肪油である。エモリエント感を与え、酸化しにくいことから、化粧料に広く使用されるものである。オリーブ油は、例えば、オリーブ果実から絞ったを果汁や、果実をすり潰した果汁を遠心分離機等で分離して得ることができる。また、このようにして得られたオリーブ油を、脱臭、脱色して得られる精製したものが、好ましく使用できる。
本発明における成分(A)の含有量は、油性固形化粧料中に15〜50質量%(以下、単に%とする)が好ましく、更に好ましくは15〜30%である。成分(A)の含有量が50%を超えると密着感が損なわれ、15%を下回ると、オリーブ油によるエモリエント感が十分に感じられない。
本発明における成分(B)は30℃での粘度が25000〜40000mPa・sの炭化水素油である。成分(A)と共に用いることにより、使用時の密着感を高め、エモリエント効果を得ることができる。成分(B)は一種または二種以上を用いても良く、二種以上の炭化水素油を混合して用いると、所定の粘度に調整することが容易であり好ましく、混合物の粘度がこの範囲であれば問題なく使用することができる。炭化水素油としてはポリブテン、水添ポリイソブテン、α−オレフィンオリゴマー、流動パラフィン等が挙げられ、市販品としては、パールリーム4/EX/6/18/24/46(以上、日本油脂製)、精製ポリブテンHV−100F(SB)(日本ナチュラルプロダクツ社製)、日石ポリブテン HV−35/HV−100/300F/1900F(以上、JX日光日石エネルギー社製)、ノムコートHP30/HP100(以上、日清オイリオグループ社製)、KLEAROL WHITE MINERAL OIL等が挙げられる。中でも、密着感の向上の点から、ポリブテン、水添ポリイソブテン等の高粘度炭化水素油が特に好ましい。
本発明において、上記成分(B)の粘度は、単一円筒型回転粘度計ビスメトロン(芝浦システム社製)等のブルックフィールド型粘度計を使用して測定された値である。具体的に粘度値は次のようにして測定される。まず、測定試料を外径45mm、内径38mm、高さ82mmのガラス製ビンにエアスペースが生じないように充填し、ふたをして30℃恒温槽にて一昼夜放置する。翌日、単一円筒型回転粘度計ビスメトロン(登録商標)(芝浦システム社製)にて、付属の4号ローターを用い、0.3〜30rpmで1分後の測定値を読み取り、各々の乗数を乗したものが粘度値となる
また、密着感の向上と固化の点において、炭化水素油の一種または二種以上の混合物の30℃における粘度が30000〜35000mPa・sのものが更に好ましい。炭化水素油の粘度が25000mPa・sを下回ると、密着感を感じにくく、40000mPa・sを超えると、化粧料が固化しにくくなる。
本発明における成分(B)の含有量は30〜60%であり、更に好ましくは30〜45%の範囲である。この範囲であると、密着感に優れた固形化粧料となる。成分(B)の含有量が30%未満では使用時の密着感に欠ける。また、60%を超えると化粧料が固化しにくくなる。
本発明に用いる成分(C)のデキストリン脂肪酸エステルは、脂肪酸とデキストリンとのエステルである。成分(C)は、油性成分をゲル化し、表面の油浮きを無くす効果や保湿感の持続性に寄与することができる。成分(C)はデキストリンと好ましくは炭素数12〜22の高級脂肪酸とのエステルが用いられ、具体的には、ラウリン酸デキストリン、パルミチン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、ベヘニン酸デキストリン、ヤシ油脂肪酸デキストリン、(パルミチン酸/オクタン酸)デキストリン等が挙げられる。これらの中でも固化力の高さからパルミチン酸デキストリンが最も好ましい。デキストリン脂肪酸エステルの市販品としては、例えば、レオパールKL2、レオパールKE2、レオパールTT2、レオパールTL2、レオパールMKL(以上、千葉製粉社製)等が挙げられる。成分(C)は1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明における成分(C)の含有量は油性固形化粧料中に8〜25%であるが、特に、10〜20%がより好ましい。この範囲であると、成分(A)や(B)を固化し、外観の透明性の観点から良好なものが得られる。成分(C)の含有量が8%未満では固化しにくい場合があり、25%を超えると透明性が損なわれる傾向がある。
本発明の油性固形化粧料は、主成分が油性成分とするものであり、水や多価アルコール等の水性成分を含んでもよいが、水性成分の含有量は1%以下であることが好ましい。
本発明の油性固形化粧料には、上記成分(A)〜(C)の他に、通常化粧料に含有される成分として、炭化水素油、エステル油、植物油、シリコーン油、シリコーン誘導体等の液状油、界面活性剤、無機顔料、有機顔料及び体質顔料等の粉体及びそれらのシリコーン処理物やフッ素化合物処理物、水や多価アルコール、低級アルコール、水溶性高分子、保湿剤等の水性成分、糖類、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防腐剤、リパーゼやプロテアーゼ等の酵素類、レゾルシンやイオウ等の各種薬剤や美容成分、清涼剤、香料等を本発明の効果を妨げない範囲で含有することができる。
様々な感触を演出する目的で用いられる油性成分としては、成分(A)、(B)の他に、30℃で液状の油剤であれば特に限定されず、一種または二種以上を用いても良い。エステル油としてはトリイソステアリン酸ポリグリセリル−2、トリ−2エチルヘキサン酸グリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、(ビニルピロリドン/ヘキサデセンコポリマー)、ヒマシ油、酢酸液状ラノリン、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、トリメリト酸トリトリデシル、ダイマージリノール酸(フィトステリル/オクチルドデシル)、ダイマージリノレイル水添ロジン縮合物、(カプリル/カプリン/ミリスチン/ステアリン酸)トリグリセリル等が挙げられ、市販品としては、コスモール43V、コスモール222(以上、日清オイリオグループ社製)、MYRITOL GTEH(BASF社製)、ANTARON V216(アイエスピー・ジャパン社製)、ACELAN SP(クローダジャパン社製)、LIPONATE TDTM(LIPO CHEMICALS社製)、エルデュウPS−203(以上、味の素社製)、LUSPLAN DD−DHR(以上、日本精化社製)等が挙げられる。シリコーン油としては、ジメチルポリシロキサン、トリメチルシロキシフェニルジメチコン、トリメチルペンタフェニルトリシロキサン、ジフェニルジメチコン、フェニルトリメチコン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン等が挙げられ、例えばKF−96A−5cs/6cs/10cs/20cs/30cs/50cs/100cs/200cs/300c/350cs/500cs/1000cs/3000cs/5000cs/6000cs、KF−96H−1万cs/1、25万cs/3万cs/5万cs/6万cs/10万cs/30万cs/50万cs/100万cs、KF−50−100cs/1000cs、KF−53、KF−54、KF−56A、KF−54HV(以上、信越化学工業社製)、SH−200 C Fluid 5CS/6CS/10CS/20CS/30CS/50CS/100CS/200CS/350CS/500CS/1000CS/3000CS/5000CS/10000CS/12500CS/30000CS/60000CS/100000CS/1000000CS、SH−556 Fluid、PH−1555 HRI Cosmetic Fluid、FZ−3156(以上、東レ・ダウコ−ニング社製)、PDM20、PDM350VP、PDM1000(以上、旭化成ワッカー社製)等が挙げられる。中でも、良好な安定性と外観の透明性の点から、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2、トリ−2エチルヘキサン酸グリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル等のエステル油が特に好ましい。
化粧効果の付与や経時安定性を確保する目的として用いられる粉体成分としては、化粧料に一般に使用される粉体として用いられる粉体であれば、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的に例示すれば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、チタン・酸化チタン焼結物、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体、等が挙げられ、これら粉体はその1種又は2種以上を用いることができ、更に複合化したものを用いても良い。
粉体の分散性向上を目的とする界面活性剤としては、例えば、非イオン界面活性剤としては、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラノリンのアルキレングリコール付加物等が挙げられる。アニオン界面活性剤としては、ステアリン酸、ラウリン酸のような脂肪酸及びそれらの無機及び有機塩、アルキルベンゼン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル−N−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシル−N−アルキルアミノ酸塩、ο−アルキル置換リンゴ酸塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げられる。カチオン系界面活性剤としては、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム及び塩化ベンザルコニウム塩等がある。両性界面活性剤としては、アミノ酸タイプやベタインタイプのカルボン酸型、硫酸エステル型、スルホン酸型、リン酸エステル型のものが挙げられる。
モイスチャー効果を付与する目的で用いる水性成分としては、水及び水に可溶な成分であれば何れでもよく、水の他に、例えば、エチルアルコール、ブチルアルコール等の低級アルコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプリピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液が挙げられる。感触改善の目的で水溶性高分子としては、グアーガム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン等の天然系のもの、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の半合成系のもの、カルボキシビニルポリマー、アルキル付加カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム等の合成系のものを挙げることができる。保湿剤としては、例えばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等、美容成分としては例えばビタミン類、消炎剤、生薬等、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等が挙げられる。
以上説明した本発明の油性固形化粧料は、メイクアップ化粧料、スキンケア化粧料、頭髪化粧料等とすることができ、目的に応じて種々の形状、製品形態とすることができる。形状としては、スティック状、皿状、ペンシル状、ジャー容器等が挙げられ、製品形態としては、口紅、リップグロス、リップクリーム、ファンデーション、頬紅、アイカラー、アイライナー、アイブロウ、アイクリーム、ヘアワックスなどが挙げられる。なかでも使用時の密着感に優れることから、口唇化粧料において好適に使用できる。
また、本発明の外観が透明〜半透明とは、油性固形化粧料を厚さ30mmとした時に、下に置いた文字サイズ10pt、黒字の文字を読むことができるものとする。
以下に実施例をあげて本発明を詳細に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。
実施例1〜9及び比較例1〜4:油性固形透明リップクリーム
下記表1に示す処方のリップクリームを調製し、イ.固化の状態、ロ.外観の透明性、ハ.使用時の密着感、二.使用時のエモリエント感について下記評価方法により評価した。その結果も併せて表1に示す。
※1:精製ポリブテンHV−100F(SB)(日本ナチュラルプロダクツ社製)
※2:パールリーム18(日本油脂製)
※3:パールリーム24(日本油脂製)
※4:日石ポリブテン HV−1900F(JX日光日石エネルギー社製)
※5:パールリーム46(日本油脂製)
※6:レオパール KL2(千葉製粉社製)
※7:コスモール222(日清オイリオグループ社製)
※8:MYRITOL GTEH(日清オイリオグループ社製)
※9:コスモール 43V(日清オイリオグループ社製)
※10:AEROSIL R976S(日本アエロジル社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(10)を均一に90℃にて溶解する。
B.Aに成分(11)〜(13)を加え、均一に混合する。
C.Bを容器に90℃にて溶解充填して冷却固化し油性固形リップクリームを得た。
(評価方法)
下記評価項目について各々下記方法により評価し、判定を行った。
(評価項目)
イ.固化の状態
ロ.外観の透明性
ハ.使用時の密着感
二.使用時のエモリエント感
(イ.固化の状態)
各試料の針入荷重値を測定し、下記階判定基準にて判定した。
<針入荷重値の測定>
金皿に充填した各試料を35℃に一昼夜置き、不動工業(株)社製レオメータ(条件;針状(10mmΦ)プランジャー、針入深度2mm、テーブル上昇速度6cm/min)にセットし、その針入荷重値(g)を測定した。
<判定基準>
判定:評価
◎ :針入荷重値100以上:十分に固化
○ :針入荷重値50以上100未満:やや軟らかいが固化
× :針入荷重値50未満:固化していない
(ロ.外観の透明性)
あらかじめ文字(「透明」と文字サイズ10ptで黒で記載)を記載した容器に厚さ30mmとなるように前記実施例及び比較例の油性固形リップクリームを流し込み、冷却後、以下の判定基準に従い判定した。
<判定基準>
判定:評価
◎ :文字が明確に読める
○ :文字が少しぼやけているが読める
△ :文字は見えるが読みづらい
× :文字が見えないか、読めない
(ハ.使用時の密着感、ニ.エモリエント感)
各試料について、化粧歴10年以上の化粧品評価専門パネル20名に各試料を口唇に塗布してもらい、使用時の密着感やエモリエント感を感じるかどうかについて、下記評価基準に従って5段階評価し評点を付け、試料ごとにパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。
<評価基準>
評価結果 :評点
非常に良好:5点
良好 :4点
普通 :3点
やや不良 :2点
不良 :1点
<判定基準>
判定:評価
◎ :4.5以上
○ :3.5以上4.5未満
△ :1.5以上3.5未満
× :1.5未満
表1の結果から明らかなように、本発明の実施例1〜9の油性固形口唇化粧料は、比較例1〜4の油性固形口唇化粧料に比べ、固化の状態、外観の透明性、密着感、エモリエント感に優れたものであった。
一方、成分(B)の粘度が高い比較例1は、化粧料が固化せず高粘度のゲル状となってしまい、使用性や携帯性に劣るものであった。また、成分(B)の粘度が低い比較例2は、外観の透明性の高い固形化粧料が得られたものの、口唇への密着感が不十分であった。デキストリン脂肪酸エステルの量が少ない比較例3ではやはり化粧料が固化しなかった。逆にデキストリン脂肪酸エステルの量が多い比較例4では、化粧料は固化したものの外観の透明性が損なわれてしまった。
実施例10:油性固形透明リップグロス
(成分) (%)
(1)オリーブ油 20
(2)水添ポリイソブテン(平均分子量1000)※2 30
(3)ポリブテン(平均分子量3000)※4 5
(4)パルミチン酸デキストリン※6 12
(5)ミリスチン酸デキストリン※11 2
(6)リンゴ酸ジイソステアリル※7 5
(7)トリメリト酸トリトリデシル※12 10
(8)トリイソステアリン酸ジグリセリル※9 残量
(9)2,6−ジーターシャリーブチル―パラクレゾール 0.1
(10)フェノキシエタノール 1
(11)シリル化処理無水ケイ酸※10 1.5
(12)酢酸トコフェロール 0.5
(13)赤色226号 0.04
(14)メチコン・ジメチコン処理黄色4号 0.01
(15)シリカ※13 0.5
(16)ベンガラ・酸化チタン被覆ガラス末 1
(17)黄酸化鉄被覆雲母チタン 2

組成物中の炭化水素油粘度(30℃):30100mPa・s
※11:レオパール MKL2(千葉製粉写製)
※12:LIPONATE TDTM(LIPO CHEMICALS社製)
※13:AEROSIL300(日本アエロジル社製)
(製法)
A.成分(1)〜(8)を均一に90℃にて溶解する。
B.Aに成分(9)〜(17)を加え、均一に混合する。
C.Bを90℃にて容器に溶解充填して冷却固化しリップグロスを得た。
以上のようにして得られたリップグロスは、硬さ、外観の透明性、口唇への密着感、エモリエント感に優れたものであった。
実施例11:固形状アイグロス
(成分) (%)
(1)オリーブ油 30
(2)ポリブテン(平均分子量1000)※1 30
(3)水添ポリイソブテン(平均分子量2700)※5 5
(4)パルミチン酸デキストリン※5 13
(5)(パルミチン酸/オクタン酸)デキストリン※14 2
(6)炭酸ジアルキル(14,15)※15 5
(7)ジフェニルジメチコン※16 3
(8)トリイソステアリン酸ジグリセリル※9 残量
(9)2,6−ジーターシャリーブチル―パラクレゾール 0.1
(10)ジプロピレングリコール 1
(11)シリル化処理無水ケイ酸※10 2
(12)青色1号 0.1
(13)酸化チタン被覆ガラス末 2
(14)ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層末 1

組成物中の炭化水素油粘度(30℃):31900mPa・s
※14:レオパール TT2(千葉製粉社製)
※15:LIALCARB SR−1000/R(三井化学ファイン社製)
※16:シリコンKF−54HV(信越化学工業社製)

(製法)
A.成分(1)〜(8)を均一に90℃にて溶解する。
B.Aに成分(9)〜(14)を加え、均一に混合する。
C.Bを金皿に90℃にて溶解充填して冷却固化し固形状アイグロスを得た。
以上のようにして得られた固形状アイグロスは、硬さ、外観の透明性、瞼への密着感、エモリエント感に優れたものであった。
実施例12:固形状ボディオイル
(成分) (%)
(1)オリーブ油 30
(2)ポリブテン(平均分子量1000)※1 30
(3)ポリブテン(平均分子量3000)※4 5
(4)パルミチン酸デキストリン※6 6
(5)パルミチン酸デキストリン※17 6
(6)ラウリルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)※18 5
(7)トリイソステアリン酸ジグリセリル ※9 残量
(8)2,6−ジーターシャリーブチル―パラクレゾール 0.1
(9)ジプロピレングリコール 1
(10)シリル化処理無水ケイ酸※10 2

組成物中の炭化水素油の粘度(30℃):30500mPa・s
※17:レオパール TL2(千葉製粉社製)
※18;エルデュウ PS−203(味の素社製)
(製法)
A.成分(1)〜(7)を均一にて溶解する。
B.Aに成分(8)〜(10)を加え、均一に混合する。
C.Bを容器に充填し、固形状ボディオイルを得た。
以上のようにして得られた固形状ボディオイルは、硬さ、外観の透明性、肌への密着感、エモリエント感に優れたものであった。
実施例13:スティック状ネイルオイル
(成分) (%)
(1)オリーブ油 20
(2)水添ポリイソブテン(平均分子量1000)※2 30
(3)水添ポリイソブテン(平均分子量2700)※5 5
(4)パルミチン酸デキストリン※6 20
(5)ジメチルポリシロキサン※19 1
(6)酢酸液状ラノリン※20 10
(7)リンゴ酸ジイソステアリル※7 残量
(8)ホホバ油 1
(9)アボカド油 1
(10)2,6−ジーターシャリーブチル―パラクレゾール 0.1
(11)フェノキシエタノール 0.5
(12)シリル化処理無水ケイ酸 2

組成物中の炭化水素油の粘度(30℃):28500mPa・s
※19:シリコンKF−96 20CS(信越化学工業社製)
※20:ACELAN SP(クローダジャパン社製)

(製法)
A.成分(1)〜(9)を均一に100℃にて溶解する。
B.Aに成分(10)〜(12)を加え、均一に混合する。
C.Bを容器に90℃にて溶解充填して冷却固化しスティック状ネイルオイルを得た。
以上のようにして得られたスティック状ネイルオイルは、硬さ、外観の透明性、爪への密着感、エモリエント感に優れたものであった。
実施例14:固形香料
(成分) (%)
(1)オリーブ油 25
(2)ポリブテン(平均分子量1000)※1 27
(3)ポリブテン(平均分子量3000)※4 4.5
(4)パルミチン酸デキストリン※6 20
(5)(ビニルピロリドン/ヘキサデセン)コポリマー)※21 5
(6)リンゴ酸ジイソステアリル 残量
(7)2,6−ジーターシャリーブチル―パラクレゾール 0.1
(8)ジプロピレングリコール 1
(9)シリル化処理無水ケイ酸 3
(10)メチルシロキサン網状重合体 1
(11)ハイドロゲンジメチコン処理赤色202号 0.5
(12)香料 10
組成物中の炭化水素油の粘度(30℃):30500mPa・s
※21:ANTARON V−216(ISPジャパン社製)
(製法)
A.成分(1)〜(6)を均一に90℃にて溶解する。
B.Aに成分(7)〜(12)を加え、均一に混合する。
C.Bを容器に90℃にて充填して冷却し、固形香料を得た。
以上のようにして得られた固形香料は、硬さ、外観の透明性、肌への密着感、エモリエント感に優れたものであった。

Claims (3)

  1. 次の成分(A)(B)及び(C);
    (A)オリーブ油を15〜50質量%;
    (B)30℃における粘度が25000〜40000mPa・sの炭化水素油を30〜60%;
    (C)デキストリン脂肪酸エステルを8〜25質量%;
    含有し、外観が透明〜半透明である油性固形化粧料。
  2. 前記成分(C)がパルミチン酸デキストリンである請求項1に記載の油性固形化粧料。
  3. 油性固形化粧料が口唇化粧料である、請求項1又は2に記載の油性固形化粧料。
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