JP2016161683A - 画像形成装置 - Google Patents

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憲俊 萩本
Noritoshi Hagimoto
憲俊 萩本
中根 良樹
Yoshiki Nakane
良樹 中根
江理 吉田
Eri Yoshida
江理 吉田
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Abstract

【課題】金属製のクリーニングブレードにより感光体表面をクリーニングする構成において、感光体表面の傷つきを抑制することが可能な画像形成装置を提供すること。
【解決手段】金属製のクリーニングブレード151の表面15eのうち、感光体ドラム11の表面117に当接する部分15mを含む研磨領域15dの表面粗さを、十点平均粗さRzがトナー粒子の表面から離脱してドラム表面117に付着している外添剤の平均粒子径(=0.2μm)よりも大きく、最大粗さRyがトナー粒子の平均粒子径(=4〜5μm)よりも小さくなる範囲に規定した。
【選択図】図3

Description

本発明は、回転する像担持体上に形成されたトナー像を被転写体に転写し、当該転写後の像担持体表面を清掃部材で清掃する画像形成装置に関する。
プリンターなどの画像形成装置では、感光体ドラムや中間転写ベルトなどの像担持体上のトナー像を被転写体に転写した後、転写後に像担持体上に残ったトナーや紙粉などの残留物を清掃部材で清掃する構成が採用されている。具体的には、回転する像担持体の表面に、清掃部材としてポリウレタンなどのゴム製のクリーニングブレードの先端部を像担持体表面に押し付けて弾性変形させた状態で密着させ、像担持体表面の残留物をクリーニングブレードの先端部で掻き取る構成が多い。
ところが、この構成をとると、長期に亘ってゴム製のクリーニングブレードが徐々に摩耗していき、寿命末期に近づくに伴ってクリーニング不良が発生し易くなる。
このようなゴム製のクリーニングブレードに代えて、特許文献1、2には金属製のクリーニングブレードを用いる構成が開示されている。金属製のクリーニングブレードを用いれば、ゴム製に比べて摩耗が少なく、像担持体への当接圧をゴム製のもののように強くしなくてもブレード先端で残留物を掻き取ることができ、長期に亘ってクリーニング不良の発生を防止することが可能になる。
特開昭63−108372号公報 特開平3−235979号公報
しかしながら、金属製のクリーニングブレードはゴム製に比べて高硬度なので、感光体ドラムや中間転写ベルトなどの像担持体表面に傷がつき易いという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、金属製のクリーニングブレードにより像担持体表面を清掃する構成において、像担持体表面の傷つきを抑制することが可能な画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、回転する像担持体上に形成されたトナー像を被転写体に転写し、当該転写後の像担持体表面を清掃部材で清掃する画像形成装置であって、前記清掃部材は、先端が前記像担持体の回転方向に対してカウンター方向に向くように配置され、当該像担持体表面に当接する金属製のクリーニングブレードであり、前記トナー像には、トナー粒子と外添剤が含まれ、前記クリーニングブレードの、前記像担持体表面に当接する表面における十点平均粗さRzが前記現像部から前記像担持体表面に移動して当該像担持体表面に付着している外添剤の平均粒子径よりも大きく、最大高さRzが前記トナー粒子の平均粒子径よりも小さいことを特徴とする。
また、前記十点平均粗さRzおよび最大高さRzは、前記像担持体の回転軸に沿った方向における表面粗さを規定するものであるとしても良い。
さらに、前記クリーニングブレードの表面は、研磨加工が施されており、前記研磨方向は、前記像担持体の回転軸に沿った方向であるとしても良い。
また、前記クリーニングブレードの表面を、当該クリーニングブレードの先端から距離Jだけ離れた位置Mまでの第1領域と、位置Mを挟んで先端側とは反対側の第2領域とに分けたとき、側面視において前記第1領域は、前記第2領域の仮想延長線に対して、当該第1領域の先端側が角度αだけ前記像担持体表面から遠ざかる方向に傾いてなる傾斜面であり、当該第1領域に前記表面粗さの加工処理が施されており、前記クリーニングブレードの側面視において、当該クリーニングブレードの表面における第1領域と、前記像担持体表面における当該クリーニングブレードが当接する当接位置の接線とのなす角をβとし、前記像担持体表面が単位走行距離、走行した場合における前記クリーニングブレードの前記接線と直交する方向の摩耗量をh、前記像担持体表面の予想合計走行距離をdとしたとき、以下の関係式を満たすとしても良い。J>h×(cosα/sinβ)×d
ここで、前記クリーニングブレードの側面視において、当該クリーニングブレードの先端のカット面と前記接線とのなす角度をγとしたとき、β<γの関係を有するとしても良い。
また、前記角度βは、7°〜20°の範囲内の値であるとしても良い。
ここで、前記角度βは、10°〜15°の範囲内の値であるとしても良い。
また、前記像担持体は、感光体であり、当該感光体表面に前記クリーニングブレードが当接している状態で、当該感光体の回転駆動トルクが0.1N・m以下になるように構成されているとしても良い。
さらに、前記クリーニングブレードは、板ばねであり、その先端部が当該板ばねの復元力により前記像担持体表面に押圧されているとしても良い。
上記のようにクリーニングブレードについての表面粗さとして、最大高さRyを規定することにより、転写後に像担持体表面に残ったトナー粒子を金属製のクリーニングブレードで除去でき、かつ、十点平均粗さRzを規定することにより、像担持体表面上に付着している外添剤の粒子がクリーニングブレードの表面粗さによる凹部に入り込むことにより像担持体表面とクリーニングブレード間の隙間に介在し易くなり、これが潤滑剤となって、クリーニングブレードの像担持体表面との接触部分の摩擦が軽減される。これにより、クリーニング性を維持しつつ、金属製のクリーニングブレードの像担持体表面への当接による像担持体表面の傷つきを防止することが可能になる。
プリンターの全体の構成を示す図である。 クリーナーの構成を拡大して示す図である。 クリーニングブレードの先端部が感光体ドラムの表面にカウンター方向に当接している様子を側面視したときの拡大模式図である。 研磨加工前のクリーニングブレードの先端部の様子を示す側面模式図である。 クリーニングブレードの表面の研磨に用いられる研磨台を示す模式図である。 クリーニングブレードの表面の研磨に用いられる研磨治具を示す模式図である。 プリンターのライフ中間期においてクリーニングブレードが感光体ドラムの表面と当接している様子を示す側面模式図である。 感光体ドラムの表面が単位走行距離だけ走行したと仮定した場合のクリーニングブレードの摩耗の様子を示す側面模式図である。 実施例と比較例のそれぞれにおける感光体傷の発生の有無などの実験結果を示す図である。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を、タンデム型カラープリンター(以下、単に「プリンター」という。)を例にして説明する。
(1)プリンターの全体の構成
図1は、プリンター1の全体構成を示す概略図である。
同図に示すようにプリンター1は、電子写真方式により画像を形成するものであり、画像プロセス部10と、中間転写部20と、給送部30と、定着部40と、制御部50を備え、ネットワーク(例えばLAN)を介して外部の端末装置(不図示)からのジョブの実行要求に基づき、カラーの画像形成(プリント)を実行する。
画像プロセス部10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の現像色に対応した作像部10Y、10M、10C、10Kを有する。
作像部10Yは、有機感光体である感光体ドラム(像担持体)11と、その周囲に配された帯電ローラー12、露光部13、現像部14、クリーナー15などを備えている。
帯電ローラー12は、矢印Aで示す方向に回転する感光体ドラム11の周面に接触して、矢印Bで示す方向に回転しながら感光体ドラム11を帯電させる接触帯電方式のローラーである。
露光部13は、帯電された感光体ドラム11を光ビームLにより露光して、感光体ドラム11上に静電潜像を作像する。
現像部14は、ハウジング141にY色のトナー粒子を含む現像剤を収容しており、感光体ドラム11上の静電潜像をY色のトナーで現像する。これにより感光体ドラム11上にY色のトナー像が形成される。ここで、トナーの平均粒子径は、例えば4〜5μmであり、トナー粒子ごとに、その表面にはトナーの流動性や帯電性、クリーニング性などを向上させるための外添剤、例えば平均粒子径0.2μmのシリカ(SiO2)などの微粉末がトナーの製造時に添加されている。なお、外添剤としては、酸化チタン、アルミナなどの微粉末を用いることもできる。
感光体ドラム11上に作像されたY色のトナー像は、中間転写部20の中間転写ベルト21上に一次転写される。
クリーナー15は、一次転写後に感光体ドラム11の表面に残ったトナーや紙粉などを金属製のクリーニングブレードにより除去して感光体ドラム11の表面を清掃する。なお、他の作像部10M、10C、10Kについても作像部10Yと同様の構成であり、同図では符号が省略されている。
中間転写部20は、駆動ローラー24と従動ローラー25に張架されて矢印方向に循環走行される中間転写ベルト21と、中間転写ベルト21を挟んで各作像部10Y〜10Kの感光体ドラム11と対向配置される一次転写ローラー22と、中間転写ベルト21を介して駆動ローラー24と対向配置される二次転写ローラー23を備える。
給送部30は、シート、ここでは用紙Sを収容するカセット31と、カセット31から用紙Sを1枚ずつ搬送路39に繰り出す繰り出しローラー32と、繰り出された用紙Sを搬送する搬送ローラー33、34を備える。
定着部40は、定着ローラー41とこれに圧接される加圧ローラー42を有する。
制御部50は、画像プロセス部10〜定着部40の動作を統括的に制御し、円滑なジョブを実行させる。
具体的には、作像部10Y〜10Kのそれぞれごとに、帯電ローラー12により感光体ドラム11を帯電させる。そして、受け付けたジョブに含まれるプリント用の画像データに基づき、作像部10Y〜10Kの各露光部13から光ビームLを出射させる。
作像部10Y〜10Kのそれぞれごとに、露光部13から発せられた光ビームLにより、帯電後の感光体ドラム11上に静電潜像が作像され、その静電潜像がトナーにより現像されてトナー像が形成され、そのトナー像が一次転写ローラー22の静電作用により中間転写ベルト21上に一次転写される。
作像部10Y〜10Kによる各色の作像動作は、各色のトナー像が、走行する中間転写ベルト21の同じ位置に重ね合わせて転写されるように走行方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。
この作像タイミングに合わせて、給送部30からは、カセット31から用紙Sが二次転写ローラー23に向けて搬送されて来ており、二次転写ローラー23と中間転写ベルト21の間を用紙Sが通過する際に、中間転写ベルト21上に多重転写された各色トナー像が二次転写ローラー23の静電作用により用紙Sに一括して二次転写される。
各色トナー像が二次転写された後の用紙Sは、定着部40まで搬送され、定着部40の定着ローラー41と加圧ローラー42との間を通過する際に加熱、加圧されることにより、用紙S上のトナーがその用紙Sに融着して定着される。定着部40を通過した用紙Sは、排紙ローラー35によって排紙トレイ36上に排出される。
(2)クリーナーの構成
図2は、クリーナー15の構成を拡大して示す図である。
同図に示すようにクリーナー15は、ハウジング150と、クリーニングブレード151と、ブレード支持部材152と、廃トナー搬送スクリュー153と、トナーシール154などを備える。ハウジング150〜トナーシール154のそれぞれの部材は、感光体ドラム11の回転軸方向(同図紙面垂直方向:以下、「ドラム軸方向」という。)に沿って長尺状になっている。
ハウジング150は、樹脂などからなり、クリーニングブレード151、ブレード支持部材152、廃トナー搬送スクリュー153、トナーシール154を保持し、感光体ドラム11に対向する側に開口部159を有する。
クリーニングブレード151は、金属製の薄板からなり、金属材料としては耐腐食性の高いステンレス鋼、リン青銅、真鍮などがあげられ、特に高強度で疲労の少ないステンレス鋼が適している。クリーニングブレード151の厚みは、感光体ドラム11への良好な追随性を確保するために、例えば0.03mm〜0.1mm程度にすることが望ましい。
クリーニングブレード151は、その先端部15aが感光体ドラム11の表面117(以下、「ドラム表面117」という。)に感光体ドラム11の回転方向Aとは反対方向(カウンター方向)に向いた姿勢で当接している。
クリーニングブレード151の、先端部15aとは反対側の基端部15bは、ブレード支持部材152に固定支持されており、ブレード支持部材152は、ハウジング150の開口部159の下端縁部に固定支持されている。
クリーニングブレード151のブレード支持部材152への固定位置により、クリーニングブレード151の自由長が規定され、ブレード支持部材152のハウジング150への、感光体ドラム11に対する遠近方向の固定位置により、クリーニングブレード151の先端部15aのドラム表面117への当接角度が決まる。
クリーニングブレード151の先端側の自由長の部分が板ばねとなって、クリーニングブレード151の先端部15aがドラム表面117に当接した状態で撓んで押圧される。この押圧力(当接力)の大きさは、クリーニングブレード151の板ばねの部分の復元力の大きさにより決まる。この押圧によりクリーニングブレード151の先端部15aがドラム表面117に密着して、一次転写後のドラム表面117に付着している残留トナーTを掻き取って感光体ドラム11から除去する。
同図において残留トナーTと一緒にドラム表面117に付着している粒子Gは、トナー粒子Tから離脱した遊離外添剤を示している。外添剤のトナー粒子からの離脱は、現像部14のハウジング141内で現像剤が撹拌搬送される際が多い。
具体的には、ハウジング141内で現像剤が撹拌搬送される際に各トナー粒子Tが現像部14内の搬送ローラーや規制ブレード(不図示)などに当たったときに機械的なストレスがトナー粒子Tに加わる。このストレスにより、トナー粒子Tに添加されている外添剤(微粉末)のうち一部の粒子Gがトナー粒子Tの表面から離脱する。離脱した外添剤の粒子Gは、ハウジング141内に留まるものもあれば、現像時にトナー粒子Tに付いたままトナー粒子Tと一緒にドラム表面117に移動するものある。
感光体ドラム11に移動した外添剤の粒子Gは、一次転写時にドラム表面117から用紙Sに移動して付着するものもあれば、そのままドラム表面117に残るものもある。同図の外添剤の粒子Gは、ドラム表面117に残ったものを示している。また、一次転写後にドラム表面117に残ったトナー粒子Tがクリーニングブレード151に接触したときの衝撃でトナー粒子Tの表面から外添剤の粒子Gが離脱する場合もあり得る。
通常、外添剤は無色透明の素材からなる微粉末であり、トナー粒子Tから離脱する粒子Gは一部のものだけなので、用紙Sに付着しても画質低下の原因にはならない。
一次転写後にドラム表面117に残った外添剤の粒子Gは、クリーニングブレード151により掻き取られるものが多いが、一部はドラム表面117とクリーニングブレード151との間の隙間に介在するものもある。この介在した外添剤の粒子Gが潤滑剤となって、ドラム表面117とクリーニングブレード151間の接触摩擦が軽減される。
この接触摩擦の軽減のために、本実施の形態では後述のように感光体ドラム11上に残留したトナー粒子Tについてはドラム表面117とクリーニングブレード151間への介在を許さず、外添剤の粒子Gについてはその介在を許すように、クリーニングブレード151の面15dの表面粗さが規定されている。
ドラム表面117とクリーニングブレード151との間の隙間に介在している外添剤の粒子Gのうち、一部の粒子はクリーニングブレード151を通過する。このクリーニングブレード151を通過した外添剤の粒子Gは、感光体ドラム11が何回転かする間に、一次転写時に用紙Sに移動したり、クリーニングブレード151により掻き取られたりするが、これと並行して、新たな外添剤の粒子Gが現像部14から感光体ドラム11に移動する。従って、ドラム表面117とクリーニングブレード151との間の隙間には、ある程度の量の外添剤の粒子Gが常時、保持されている状態になる。
クリーニングブレード151を金属製の薄板としつつ、ドラム表面117に残った外添剤の粒子Gを潤滑剤として利用することにより、ゴム製のクリーニングブレードを弾性変形によりドラム表面117に密着させる構成に比べて、感光体ドラム11の回転駆動トルクの低減を図れる。
なお、クリーニングブレード151の先端部15aの、感光体ドラム11と接触する部分におけるドラム軸方向の両端の隅角部には、R形状を設けることが望ましい。クリーニングブレード151の先端部15aの隅角部がドラム表面117に突き刺さるような状態になって傷を付けるのを防止するためである。R形状の大きさ(半径)は、例えば1mm〜4mmの範囲内とすることができるが、これに限られず、装置構成に適した大きさが予め決められる。
廃トナー搬送スクリュー153は、ハウジング150の内部に配置され、クリーニングブレード151により感光体ドラム11から掻き取られ、ハウジング150の開口部からハウジング150の内部に入った残留トナーなどの残留物を廃トナー搬送スクリュー153の軸方向に搬送して、不図示の廃トナーボックスに収容させる。
トナーシール154は、ハウジング150の開口部159の上端縁部の、クリーニングブレード151よりも感光体ドラム11の回転方向上流側の位置に配置され、感光体ドラム11からクリーニングブレード151により掻き取られた後、ハウジング150の内部で浮遊している残留トナーなどが、ハウジング150の開口部からハウジング150の外に出て、感光体ドラム11の周辺に飛散するのを防止する。
(3)クリーニングブレードの構成
図3は、クリーニングブレード151の先端部15aがドラム表面117にカウンター方向に当接している様子を側面視したときの拡大模式図である。同図のX軸方向をクリーニングブレード151の幅方向、Y軸方向(ドラム軸方向に相当)をクリーニングブレード151の長さ方向、Z軸方向をクリーニングブレード151の厚み方向という。
クリーニングブレード151の先端部15aにおいて、クリーニングブレード151の厚み方向Zに沿った面(ドラム軸方向に垂直な断面)15cをカット面という。また、クリーニングブレード151の主面15e,15nのうち、ドラム表面117と対向する側の面を表面15e、対向しない側の面を背面15nという。
さらに、表面15eを、カット面15cが位置する先端から幅方向Xに沿って距離Jだけ離れた位置Mまでの第1領域15dと、位置Mから先端側とは反対方向(基端部側)の第2領域15uとに分けたとき、第1領域15dが所定の表面粗さの平滑面になるように予め研磨加工が施されている領域になり、第2領域15uが研磨加工の施されていない領域になる。また、位置Mが第1領域15dと第2領域15uの境界になる。以下、第1領域15dを研磨領域15dという。
図3では、クリーニングブレード151の研磨領域15dのうち、カット面15cと隣接している部分15mがドラム表面117に当接している様子を示している。なお、ドラム表面117は、本来、断面円弧になるが、同図ではクリーニングブレード151の部分15mがドラム表面117に当接している位置における接線をドラム表面117とみなして直線で示している。矢印Eで示す方向がドラム表面117の移動(走行)方向になる。
(4)クリーニングブレードの研磨加工について
図4は、研磨加工前のクリーニングブレード151の先端部15aの様子を示す側面模式図であり、クリーニングブレード151の先端部15aの表面15eの先端部分15fが研磨により削り取られる部分を示しており、破線15dが研磨後の研磨領域15dを示している。
クリーニングブレード151の表面15eを側面視で直線としたとき、研磨加工前の表面と研磨加工後の研磨領域15dとのなす角が角度α(例えば、5°)になるように、クリーニングブレード151の幅方向Xにおいて、カット面15cから距離Jの位置Mまでの部分が研削される。換言すると、側面視において研磨領域15d(第1領域)は、クリーニングブレード151の表面15eにおける第2領域15uの仮想延長線15jに対して、位置Mを中心に当該研磨領域15dの先端側が角度αだけドラム表面117から遠ざかる方向に傾いてなる傾斜面といえる。
クリーニングブレード151の研磨は、図5に示す研磨台90にクリーニングブレード151を固定した状態で、図6に示す研磨治具95を用いて行うことができる。
クリーニングブレード151の研磨台90への固定は、図5に示すように、平滑度の高い研磨台90に予め設けられた2つのピン91に、クリーニングブレード151に予め設けられた2つの透孔15gを嵌め合わせることにより行われる。クリーニングブレード151の透孔15gは、クリーニング性を阻害しない所定位置に設けられる。
クリーニングブレード151の研磨は、図6に示すようにクリーニングブレード151が研磨台90に固定された状態で、研磨治具95における平滑度の高い表面95aをクリーニングブレード151の先端部分15fに接触させた状態で、不図示の研磨機を用いてD方向(ドラム軸方向に沿った方向)に往復移動することにより行われる。研磨治具95の表面95aには、研磨粒子であるアルミナ粒子(粒子径が例えば、0.3μm〜10μm)が蒸着されている。
研磨治具95の研磨により、図4に示す長さJの範囲で角度αだけ傾斜した平滑面からなる研磨領域15dが形成されるように、研磨治具95の、クリーニングブレード151の先端部分15fへの接触角と接触面積が調整される。
研磨は、クリーニングブレード151の研磨領域15dの表面粗さ、ここではJIS
B 0601(1994)に準拠した十点平均粗さRzと最大高さRyが所定範囲になるように行われる。
具体的には、研磨領域15dの十点平均粗さRzが、現像部14に収容されているトナー粒子Tの表面から離脱してドラム表面117に付着している外添剤Gの粒子、本実施の形態ではシリカ粒子の平均粒子径(=0.2μm)よりも大きく、研磨領域15dの最大粗さRyが、現像部14に収容されているトナー粒子の平均粒子径(=4〜5μm)よりも小さくなるという範囲である。
ここで、トナーと外添剤のそれぞれの平均粒子径は、メジアン径(d50)で表すことができる。メジアン径(d50)は、全粒子の粒径分布から、個数として累計50%に位置する粒子の粒径を平均粒子径とすることにより算出される。測定器としては、トナーについては湿式フロー式粒子径・形状分析装置、例えばFPIA−3000(シスメックス社製)を用いることができ、外添剤についてはレーザー回析・散乱式粒子径分布測定装置、例えばマイクロトラックMT3300II(マイクロトラックベル社製)を用いることができる。
一方、表面粗さは、ドラム軸方向に沿った基準長さを0.25mm、評価長さを1.25mmとしたときのものである。以下、十点平均粗さRzと最大高さRyを表面粗さRy,Rzという。
本実施の形態では一例として、0.2μm<表面粗さRz<0.4μm、表面粗さRy<4μmとしている。なお、トナー粒子の平均粒子径がある程度の幅を有する場合には、表面粗さRy<トナー粒子の平均粒子径の最小値の関係になる。
また、トナー粒子の外添剤として異なる複数種類のものが添加されており、その複数の外添剤が遊離外添剤になるような場合には、径が最大の外添剤の平均粒子径との関係でRzが規定される。
このように現像部14内の現像剤に含まれるトナー粒子Tとこれに添加されている外添剤の粒子Gのそれぞれの平均粒子径との関係で、クリーニングブレード151の研磨領域15dの表面粗さRy,Rzを規定しているのは、ドラム表面117上の残留トナーのクリーニング性の確保および金属製のクリーニングブレード151をドラム表面117に当接させることによる感光体ドラム11表面の傷つきを防止するためである。
すなわち、表面粗さRyをトナー粒子の平均粒子径よりも小さくすることにより、一次転写後のドラム表面117上に付着している残留トナーが感光体ドラム11の回転により、クリーニングブレード151のドラム表面117と当接している部分15m(クリーニング位置)に達したときに、ドラム表面117とクリーニングブレード151間の隙間をすり抜けることが防止され、残留トナーのクリーニング性を確保できる。
また、表面粗さRzを外添剤の平均粒子径よりも大きくとることにより、一次転写後のドラム表面117上に付着している外添剤の粒子Gがクリーニング位置に達したときに、クリーニングブレード151のカット面15cが壁面となって、カット面15cのうちドラム表面117に近い側の端部15hのところに溜まり、その溜まった外添剤の各粒子のうちの一部が当接面15dの表面粗さによる凹部に入り込んでドラム表面117とクリーニングブレード151の間の隙間に介在する。
つまり、外添剤の粒子Gがドラム表面117とクリーニングブレード151との間の隙間に保持され、それぞれの外添剤の粒子Gがクリーニングブレード151の表面粗さによる凹部に入り込んだ状態で転動することにより、これが潤滑剤となって、クリーニングブレード151のドラム表面117との接触部分の摩擦が軽減され、摩擦力の増大により生じるクリーニングブレード151によるドラム表面117への傷つきが防止される。
また、外添剤の粒子Gがカット面15cのところに溜まることにより、この外添剤の粒子Gの溜まりがドラム表面117とクリーニングブレード151間の隙間に残留トナーの粒子が入ろうとするのを阻む壁になって、残留トナーのクリーニング性が向上する。
表面粗さRy,Rzは、ドラム軸方向に沿った方向(クリーニングブレード151の長さ方向Yに相当)における基準長さに基づき測定される。これは、次の理由による。
すなわち、クリーニングブレード151の研磨領域15dのうち、ドラム表面117に当接する部分15mは、ドラム軸方向に沿った線状のエッジ部分になる。このため、クリーニングブレード151の長さ方向Yにおける表面粗さを規定すれば、ドラム表面117とクリーニングブレード151との間の隙間にドラム軸方向に沿った、外添剤の多数の粒子Gからなる線状の潤滑剤層が介在したような状態になり易くなる。一方でクリーニングブレード151の幅方向Xにおける表面粗さを規定した場合、ドラム表面117には、幅方向Xに部分15mしか接していないので、長さ方向Yで規定する場合と比べると上記の外添剤Gの保持の効果が得られ難いからである。
図3は、プリンター1のライフ初期として、クリーニングブレード151の研磨領域15dのうち、幅方向Xの先端部分がドラム表面117に当接する部分15mになっている例を示している。ところが、長期に亘ってクリーニングブレード151がカウンター方向に、回転する感光体ドラム11表面に当接し続けると、上記のように外添剤が潤滑剤としての機能を果たしていても、クリーニングブレード151とドラム表面117との間に生じる摩擦により、クリーニングブレード151が徐々に減耗していく。
これにより、プリンター1のライフ初期から末期にかけて、クリーニングブレード151のドラム表面117と当接する部分15mの位置が研磨領域15dの範囲内で先端から基端部15bの方に徐々に遷移していく。
図7は、プリンター1のライフ中間期においてクリーニングブレード151がドラム表面117と当接している様子を示す側面模式図である。
同図から、プリンター1のライフ初期から中間期までの間に、クリーニングブレード151の研磨領域15dのうち、カット面15cからドラム表面117と現在、当接している部分15mまでの領域15pがすり減っていることが判る。研磨領域15dのうち、領域15pを除く残りの領域15qが上記の表面粗さRy,Rzの規定範囲の領域になる。
同図では、クリーニングブレード151の先端部15aを幅方向Xに沿って真っ直ぐな状態で示しているが、実際には図2に示すようにクリーニングブレード151の先端部15aは、撓んだ状態になっている。また、図7に示すようにドラム表面117は、実際には破線11aで示すように断面円弧になっている。
これにより、クリーニングブレード151の研磨領域15dがすり減るに連れて、すり減った領域15pの全面がドラム表面117に一様に接するのではなく、ドラム表面117の曲率とクリーニングブレード151の先端部15aの撓みに応じて、研磨領域15dの範囲内で、すり減った領域15pに隣接する部分15mがドラム表面117に当接する新たな部分として現れることが続く。従って、クリーニングブレード151のすり減りの量に応じて、ドラム表面117と当接する部分15mの位置がカット面15cから基端部12bの方に徐々に移動していくことになる。
プリンター1のライフ初期から末期までの間、クリーニングブレード151のドラム表面117と当接する部分15mの移動が研磨領域15dの範囲内に収まれば、予め規定された表面粗さRy,Rzを有する研磨領域15d内のいずれかの部分15mがドラム表面117に常に当接している状態になり、上記のクリーニング性の向上とドラム表面117の傷つき防止を実現できることになる。
換言すると、上記のクリーニング性の向上とドラム表面117の傷つき防止を実現するには、プリンター1のライフ初期から末期までの間に亘ってクリーニングブレード151の研磨領域15d内のいずれかの部分15mがドラム表面117に当接している状態になるように、研磨領域15dの幅方向Xの長さJを規定すれば良い。
図8は、ドラム表面117が単位走行距離だけ走行したと仮定した場合のクリーニングブレード151の摩耗の様子を示す側面模式図であり、走行開始時のドラム表面117を実線で示し、走行終了時のドラム表面117aを一点鎖線で示している。
また、ドラム表面117が単位走行距離、走行したときのクリーニングブレード151の摩耗量をhで示している。摩耗量hは、走行開始時のドラム表面117におけるクリーニングブレード151との接触位置の接線117に直交する方向の長さを示している。
さらに、クリーニングブレード151の研磨領域15d(平滑面)の延長線と表面15e(第2領域15u)とのなす角をαとする。また、研磨領域15dと、ドラム表面117におけるクリーニングブレード151との接触位置の接線117とのなす角(実行当接角)をβとする。
プリンター1のライフ初期から末期までの間における感光体ドラム11の予想総回転数にドラム表面117の周方向長さを乗算して得られる値(ドラム表面117の予想合計走行距離)をd、クリーニングブレード151の研磨領域15dの幅方向Xにおける距離(表面処理長さ)をJとすると、次の関係式で距離Jを規定できる。
J>h×(cosα/sinβ)×d・・・(式)
この関係式を用いて距離Jの大きさを規定すれば、プリンター1のライフ初期から末期までの間に亘ってクリーニングブレード151の研磨領域15d内のいずれかの部分15mがドラム表面117に当接している状態とすることが可能になる。
例えば、ドラム表面117の単位走行距離1km当たりの摩耗量hが2μm、予想合計走行距離dが50km、α=5°,β=15°とすると、距離Jは、385μmになるので、クリーニングブレード151の表面15eを先端から400μm程度の範囲を研磨加工すれば良いことになる。距離(表面処理長さ)Jが大きくなるほど、研磨加工すべき範囲が広くなって、加工時間や加工費がかかる。このことから、距離Jを上記(式)で規定する条件を満たす範囲内で最小値またはこれに近い値とすることにより、研磨加工の範囲を最小限に留めて、加工時間や加工費を抑制することができる。
なお、上記ではクリーニングブレード151の研磨領域15dの延長線と表面15eとの間に角度αを有する構成例を説明したが、例えば角度αを0°とする構成をとることもできる。角度αが0°ということは、図4に示すクリーニングブレード151の表面15eのうち、カット面15cから部分Mまでの実線15jで示す領域が研磨領域になる。
角度α>0°とする構成の方が角度α=0°とする構成よりも角度βを小さくとることができ、角度βが小さくなるほど、図3に示す角度γが大きくなる。この角度γは、ドラム表面の接線117とクリーニングブレード151のカット面15cとのなす角である。
角度γを大きくとることにより、クリーニングブレード151のカット面15cがドラム表面117に付着している残留トナーや放電生成物を掻き取り、掻き取った残留トナーなどを表面15dとは反対側の背面15nに逃がして除去し易くなる。
一方で角度βが小さくなるほど、プリンター1のライフを通してクリーニングブレード151が徐々に減耗していった場合でも、研磨領域15dがドラム表面117と接触し易くなる。
具体的には、図7において仮に角度βが極端に大きい場合を想定すると、クリーニングブレード151のすり減った領域15pのうち、カット面15cに近い側の部分が主にドラム表面117に当たるようになり易い。このすり減った領域15pは、表面粗さRy,Rzの規定範囲外であることが想定されるので、すり減った領域15pがドラム表面117に当接した場合、表面粗さRy,Rzが規定範囲である領域15qに比べて、クリーニングブレード151とドラム表面117間の摩擦力が高くなるなどに起因して、ドラム表面117の傷つきが生じ易くなる。
逆に、角度βが小さいほど、クリーニングブレード151の研磨領域15dのうち、すり減った領域15pがドラム表面11a(破線)から遠ざかりつつ、すり減った領域15pに隣接する部分15mが主にドラム表面117に当たるようになり易い。従って、上記表面粗さRy,Rzによるクリーニング性の向上やドラム表面117の傷つきが防止され易くなる。
ところが、角度βを小さくしすぎると、クリーニングブレード151の先端部15aの撓みが小さくなって、ドラム表面117に対する当接圧が下がり、ドラム表面117上の放電生成物の掻き取り力の低下によりクリーニング性が低下し易い。
角度βの最適範囲は、装置構成によってある程度は異なるが、一般のプリンターの構成では、7°〜20°の範囲内が好ましく、その範囲内のうち10°〜15°の範囲内がより望ましい。また、角度βとγは、β<γの関係とすることが望ましい。
上記では、クリーニングブレード151の、ドラム表面117に当接する部分15dに対する平滑加工として、研磨治具95を用いた機械研磨を行うとしたが、この方法に限られない。例えば、布によるバフ研磨、電解研磨、化学研磨などの方法がある。いずれか一つの方法、または複数を組み合わせるとしても良い。
また、研磨に限られない。表面粗さRy,Rzが所定範囲になるような平滑面に加工できる方法であれば良く、例えばコーティングによる方法などをとることもできる。コーティングによって、クリーニングブレード151の表面15eにクリーニングブレード151とは異なる材料の被膜が付着され、この被膜の厚みをクリーニングブレード151の先端のカット面15cから基端部15bに向かって漸増していくことにより上記の角度αが形成されるように構成することもできる。
コーティングの種類には、例えばDLC(diamond-like carbon)、CVD(chemical vapor deposition)、PVD(physical vapor deposition)、またはPTFE(polytetrafluoroethylene)によるコーティングなどがある。
また、カット面15c側にも加工処理が施される方法もあり得るが、その方法でも良い。いずれか1つの加工処理、2以上の異なる加工処理を組み合わせるとしても良い。
さらに、上記ではクリーニングブレード151の表面粗さRy,Rzを、トナー粒子と外添剤の粒子のそれぞれの平均粒子径との関係で規定する例を説明したが、上記の範囲で、かつ感光体ドラム11の表面粗さと同程度にすることにより、さらなるドラム表面117の傷つき防止を図ることもできる。上記ではクリーニングブレード151が減耗することだけを説明したが、ドラム表面117もある程度、減耗する場合もあり得る。
また、上記では感光体ドラム11の構成について特に言及していなかったが、金属製のクリーニングブレード151を採用するため、感光体ドラム11の表面は高硬度のものが望ましい。例えば、有機感光体において感光層上に保護層としてのオーバーコート層を設ける構成、アモルファスシリコンのような高硬度のものを用いる構成などが挙げられる。
(5)実施例による実験結果について
図9は、実験機により、感光体駆動トルク、ブレード摩耗によるCL不良、感光体傷、感光体減耗について評価した結果を示す図である。
ここで、実験機としては、コニカミノルタ社製bizhub C654eを基に、クリーニングブレードについてのみ、図9に示す実施例1〜8と比較例1〜4のそれぞれに示す条件に基づくものに変更したものを用いた。クリーニングブレード以外については、bizhub C654eの構成をそのまま使用した。また、各例は、上記角度β<γの関係を満たしている。
同図に示す各項目について説明する。
ブレード材料とは、クリーニングブレードの材料を示す。
ブレード厚みとは、クリーニングブレードの厚みを示す。
表面処理とは、クリーニングブレードの表面の平滑加工処理の方法を示す。なお、「なし」は、平滑加工処理を行っていないことを示す。
表面粗さとは、クリーニングブレードの表面粗さRz,Ryを示す。この表面粗さの表面処理長さJは、上記の関係式で規定する条件を満たしているものとする。
駆動トルクとは、ライフ初期および耐久プリント後のそれぞれの感光体ドラムの駆動トルクを測定したときに、測定値が目標の0.1N・m以下を満たすか否かの評価結果を、満たす場合を○印で示し、満たさない場合を×印で示している。
ここで、耐久プリントとは、横通紙されたA4サイズの用紙に全面の印字率を25%とした画像をプリントする動作を、10K(Kは、1000枚)枚の用紙のそれぞれに連続して実行した場合を示している。横通紙とは、1枚の用紙の短辺が用紙搬送方向に沿った姿勢で用紙が搬送される搬送姿勢をいう。
駆動トルクの測定は、感光体ドラムの回転軸と駆動モーターとの間の駆動力伝達経路の途中にトルク−電圧変換機を介在させ、変換された電圧値から駆動トルクを読みとることにより行われた。
ライフを通して感光体駆動トルクを0.1N・m以下とすることにより、感光体ドラム11を回転駆動するモーターにかかる負荷を低く抑えることができ、小型のモーターの使用が可能になり、節電かつ低コスト化を実現できる。
感光体駆動トルクは、クリーニングブレードの自由長の長さ、クリーニングブレードのドラム表面に対する当接角、クリーニングブレードの材料などの所定の設定条件により変わるので、0.1N・m以下になるように各条件が予め設計される。なお、ゴム製のものに比べて金属製の方がドラム表面との摩擦力の低減により感光体駆動トルクを低く抑えることができるので、それだけ設計の自由度が広がる。
ブレード摩耗によるCL不良とは、耐久プリント後のクリーニングブレードを用いて、LL環境とHH環境のそれぞれにおいて、一次転写を行わないベタ画像を感光体ドラム上でクリーニングしたときにクリーニングできずに感光体ドラム上に残ったトナーを目視で確認したときのクリーニング性の評価結果を示している。なお、LL環境は、温度10℃、湿度15%の環境であり、HH環境は、温度30℃、湿度85%の環境である。
クリーニング不良が全く見られない場合を○印で示し、クリーニング不良が確認されるが、画像品質上では問題がない場合を△印で示し、クリーニング不良があり、画像品質上、問題になる場合を×印で示している。なお、耐久プリントとは、上記の駆動トルクの評価のときの耐久プリントと同じ条件によるものである。次に説明する感光体傷についても同じである。
感光体傷(傷によるCL不良)とは、耐久プリント後の感光体ドラムの表面を観察したときの傷の有無の評価結果を示している。この観察には、デジタルマイクロスコープ(VHX−500F キーエンス社製)が用いられた。傷が全く見られない場合を○印で示し、傷はあるがクリーニング不良や画像品質上では問題がない場合を△印で示し、傷があり、画像品質上、問題になる場合を×印で示している。
感光体減耗(耐久性)とは、耐久プリント後の感光体ドラムの感光層の機能の維持評価の結果を示している。この耐久プリントとは、横通紙されたA4サイズの用紙に全面の印字率を25%とした帯チャートをプリントする動作を10K枚の用紙のそれぞれに連続して実行した場合を示している。
感光体減耗の評価は、耐久プリント後の感光体ドラムの感光層の厚みを測定することにより行われた。感光体ドラム表面の減耗量は、累積プリント枚数に対して線形性を有するので、耐久プリント後に測定した感光層の厚みからライフ末期での厚みを予測し、予測した厚みが感光層の機能を満たす厚みを維持しているか否かが評価された。ライフ末期でも感光層の機能を満たすことができる厚みを有する場合を○印で示している。
実験結果から、金属製(実験ではステンレス鋼)のクリーニングブレードの効果として、実施例1〜8のいずれにおいても、比較例4のポリウレタンエラストマー(以下、「ゴム製」という。)のブレードとは異なり、感光体駆動トルクを低減できることが判る。
また、クリーニングブレード151の表面15eに上記の表面粗さRz,Ryの範囲を満たす平滑面を設けることにより、実施例1〜8のいずれについても、良好なクリーニング性、感光体傷の抑制、感光体減耗の抑制(耐久性の向上)を図れることが判る。
比較例1では、表面粗さRzが小さすぎるために外添剤の潤滑剤としての機能が働かず、感光体ドラム表面に傷がつくことが判る。比較例2では、表面粗さRyが大きすぎるために残留トナーのクリーニング性が悪くなっていることが判る。これは、比較例2の表面粗さRyがトナー粒子の平均粒子径よりも大きいので、感光体ドラム表面の残留トナーがクリーニングブレードの表面粗さの凹の部分を通過し易くなって、クリーニング不良が発生したものと考えられる。表面処理を行っていない比較例3でも同様にクリーニング性が悪く、感光体ドラム表面に傷がつくことになる。
以上、説明したように本実施の形態では、金属製のクリーニングブレード151の、ドラム表面117との当接する部分の表面粗さRz,Ryの範囲を上記のように規定する。
この表面粗さRyの規定により、転写後にドラム表面117に残ったトナー粒子をクリーニングブレード151で除去でき、かつ、表面粗さRzの規定によりトナー粒子から離脱してドラム表面117上に付着している外添剤の粒子がクリーニングブレード151の表面粗さによる凹部に入り込むことによりドラム表面117とクリーニングブレード151間の隙間に介在し易くなり、これが潤滑剤となって、クリーニングブレード151のドラム表面117との接触部分の摩擦が軽減される。
これにより、クリーニング性を維持しつつ金属製のクリーニングブレード151のドラム表面117への当接によるドラム表面の傷つきを防止できる。
<変形例>
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、本発明に係る画像形成装置をタンデム型カラープリンターに適用した場合の例を説明したが、これに限られない。現像部内の現像剤により、回転する像担持体上に形成されたトナー像を被転写体に転写し、当該転写後の像担持体表面を清掃部材で清掃する構成であれば、例えば複写機、FAX、MFP(Multiple Function Peripheral)等の画像形成装置一般に適用できる。
実施の形態のように感光体ドラム11上のトナー像が中間転写ベルト21などの中間転写体に転写される中間転写方式であれば、感光体ドラム11が像担持体になり、中間転写体が被転写体になる。また、回転する中間転写体をトナー像が形成された像担持体として捉え、二次転写後の中間転写体表面に残った残留トナーなどを、先端が中間転写体表面に当接した金属製のクリーニングブレードにより中間転写体表面から除去する構成とすることもできる。この構成をとる場合、中間転写体からトナー像が二次転写されるシートが被転写体になる。金属製のクリーニングブレードを用いても、中間転写ベルト21の表面の傷つきを防止することができる。
さらに、中間転写方式でなく、感光体ドラム11上のトナー像が記録用のシートに直接、転写される方式では、感光体ドラムが像担持体、シートが被転写体になる。
(2)感光体としては、上記のようにドラム状のものでも良いし、ベルト状のものでも良い。現像部14に収容される現像剤としては、トナー粒子とキャリアを含む二成分現像剤であっても良いし、トナー粒子を含みキャリアを含まない一成分現像剤であっても良い。さらに、上記ではトナー粒子に添加された外添剤の粒子が当該トナー粒子から離脱してドラム表面117に付着する場合を例にしたが、これに限られない。
例えば、外添剤がトナー粒子とは別に現像剤に含有されており、この外添剤が現像部14からドラム表面117に移動してドラム表面117に付着する場合もあり得る。従って、現像剤に含まれる外添剤には、トナー粒子から離脱したもの、トナー粒子とは別に含有されているものの少なくとも一方を含むとすることができる。
なお、上記の各部材の材料、大きさ、形状や各種の数値、トナーの粒径、外添剤の粒径などが上記のものに限られないことはいうまでもなく、装置構成に応じて適した材料、大きさなどが決められる。
また、上記実施の形態及び上記変形例の内容をそれぞれ組み合わせるとしても良い。
本発明は、像担持体表面を清掃部材で清掃する画像形成装置に適用することができる。
11 感光体ドラム
15a クリーニングブレードの先端部
15c クリーニングブレードの先端のカット面
15d クリーニングブレードの表面における研磨領域(第1領域)
15e クリーニングブレードの表面
15j 仮想延長線
15u クリーニングブレードの表面の研磨領域以外の領域(第2領域)
21 中間転写ベルト
151 クリーニングブレード
E 感光体ドラム表面の走行方向(移動方向)
J クリーニングブレードの表面における研磨領域の幅方向長さ
M クリーニングブレードの表面における第1領域と第2領域の境界
α クリーニングブレードの表面における研磨領域の傾斜角度
β クリーニングブレードの、感光体ドラム表面に対する実行当接角
γ 感光体ドラム表面におけるクリーニングブレードとの当接位置の接線とクリーニングブレードのカット面とのなす角

Claims (9)

  1. 回転する像担持体上に形成されたトナー像を被転写体に転写し、当該転写後の像担持体表面を清掃部材で清掃する画像形成装置であって、
    前記清掃部材は、
    先端が前記像担持体の回転方向に対してカウンター方向に向くように配置され、当該像担持体表面に当接する金属製のクリーニングブレードであり、
    前記トナー像には、トナー粒子と外添剤が含まれ、
    前記クリーニングブレードの、前記像担持体表面に当接する表面における十点平均粗さRzが前記現像部から前記像担持体表面に移動して当該像担持体表面に付着している外添剤の平均粒子径よりも大きく、最大高さRzが前記トナー粒子の平均粒子径よりも小さいことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記十点平均粗さRzおよび最大高さRzは、
    前記像担持体の回転軸に沿った方向における表面粗さを規定するものであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記クリーニングブレードの表面は、研磨加工が施されており、
    前記研磨方向は、前記像担持体の回転軸に沿った方向であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記クリーニングブレードの表面を、当該クリーニングブレードの先端から距離Jだけ離れた位置Mまでの第1領域と、位置Mを挟んで先端側とは反対側の第2領域とに分けたとき、側面視において前記第1領域は、前記第2領域の仮想延長線に対して、当該第1領域の先端側が角度αだけ前記像担持体表面から遠ざかる方向に傾いてなる傾斜面であり、当該第1領域に前記表面粗さの加工処理が施されており、
    前記クリーニングブレードの側面視において、当該クリーニングブレードの表面における第1領域と、前記像担持体表面における当該クリーニングブレードが当接する当接位置の接線とのなす角をβとし、
    前記像担持体表面が単位走行距離、走行した場合における前記クリーニングブレードの前記接線と直交する方向の摩耗量をh、前記像担持体表面の予想合計走行距離をdとしたとき、以下の関係式を満たすことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
    J>h×(cosα/sinβ)×d
  5. 前記クリーニングブレードの側面視において、当該クリーニングブレードの先端のカット面と前記接線とのなす角度をγとしたとき、
    β<γの関係を有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記角度βは、7°〜20°の範囲内の値であることを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 前記角度βは、10°〜15°の範囲内の値であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記像担持体は、感光体であり、
    当該感光体表面に前記クリーニングブレードが当接している状態で、当該感光体の回転駆動トルクが0.1N・m以下になるように構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記クリーニングブレードは、
    板ばねであり、その先端部が当該板ばねの復元力により前記像担持体表面に押圧されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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