JPH04352186A - クリーニングブレード - Google Patents

クリーニングブレード

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JPH04352186A
JPH04352186A JP12783391A JP12783391A JPH04352186A JP H04352186 A JPH04352186 A JP H04352186A JP 12783391 A JP12783391 A JP 12783391A JP 12783391 A JP12783391 A JP 12783391A JP H04352186 A JPH04352186 A JP H04352186A
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JP
Japan
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blade
image carrier
edge
contact
hard coating
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JP12783391A
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English (en)
Inventor
Kyoichi Inoue
享一 井上
Shunichi Kubo
俊一 久保
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機などの
画像形成装置に装備されている像担持体上の残留トナー
を除去する如く設けられたクリーニング装置のクリーニ
ングブレードに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機などの画像形成装置にお
いては、感光体ドラムあるいはその他の像担持体上に静
電潜像を形成した後、その静電潜像を現像手段により現
像し、これを転写材に転写することにより、転写材上に
画像を形成するものとなっている。上記の転写を行なう
際に、像担持体上から転写材上に転写されずに像担持体
上に残留するトナーが存在する。この残留トナーを除去
するためにクリーニング装置が設けられている。
【0003】図5は特開昭62ー270988号公報に
開示されている従来の残留トナー除去用クリーニング装
置から引用して示す図である。図5に示すように、感光
体ドラム101の外周面に対し、金属薄片ブレード10
2の先端部が、同ドラム101の回転方向(矢印方向)
に対して逆らう向きで接触する如く配置されている。か
かる装置の場合、ブレード厚みは0.01〜0.3mm
であり、ブレード先端の長さは、1〜15mm,当接角
度は2〜45度の範囲,ブレード102の感光体ドラム
101に対する圧接力は10〜2000gの範囲に設定
されているのが普通である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した金属薄片ブレ
ード102は、従来広く使用されてきたゴムブレードに
比べて摩耗が少なく、しかも感光体ドラム101に長期
間接触させても、いわゆる「へたり」を生じ難いという
利点を有する。
【0005】しかし金属製ブレードは、ゴムブレードに
比較してその機械的性質が大きく異なるため、従来広く
用いられてきたゴムブレードに適用される諸条件をその
まま適用しても、その性能を十分に発揮できない。
【0006】一般にクリーニングブレードで像担持体上
の残留トナーを除去しようとした場合、良好なクリーニ
ングを行なうためには、ブレードエッジをその全幅に亙
って像担持体上に確実に接触させることが必要となる。 しかし、金属製ブレードにおいては、ゴムブレードに比
較して弾性係数が非常に高いため、ブレード先端を像担
持体に接触させた際、ブレード先端と像担持体との接触
幅が極めて小さくなる。その為、像担持体とブレード先
端とを全幅に亙って隙間がない状態で接触させ、その状
態を長期に亙って維持するためには、その当接エッジの
真直度を十分向上させる必要がある。この真直度を高め
るための手段については、これまでに種々提案されてい
るが、コストなどの制約により、真直度の向上には自ず
から限界があった。
【0007】クリーニングブレードの真直度不良の影響
を受けない状態で、ブレードエッジを像担持体に隙間な
く接触させるには、ブレードエッジの像担持体に対する
圧接力をある程度高めればよい。しかしこの様にすると
、摩擦が増大し、像担持体に損傷が生じやすい。すなわ
ち金属製ブレードのブレードエッジは、像担持体に対す
るブレードエッジの圧接力の大きさ如何に拘らず殆ど変
形しない。このため像担持体の金属製ブレードとの接触
面における面圧が非常に大きくなる。上記の結果、従来
広く用いられている弾性係数の小さいPVKなどの有機
半導体を用いた像担持体においては、その接触面におけ
る接触圧力が非常に大きくなる。
【0008】接触圧力が大きくなると、ブレード側から
見た場合、像担持体との「摩擦係数の増大」,「ビビリ
」,「食い込み」等の不具合が多発するおそれがある。 また像担持体側から見た場合には、像担持体のブレード
との接触面における変形量が大きくなるため、ブレード
エッジの食い付きによる像担持体の損傷が起こり易くな
る。
【0009】そして適切な条件を設定することにより、
上記各問題が解決できたとしても、ブレードの硬度に比
較して像担持体の硬度が非常に小さいため、ブレードエ
ッジが像担持体に大きな変形を起こさせながら摺擦する
。このため金属製ブレードといえどもブレードエッジが
摩耗する。また像担持体の始動時等において、金属製ブ
レードエッジと像担持体との間の摩擦係数に変動が生じ
た場合には、ブレードエッジに微少な変位が生じ、その
応力を受けてブレードエッジが損傷するおそれがある。
【0010】図6はブレード材質の硬度に対するブレー
ドの損傷状態を示す図である。摩耗対策として、ブレー
ドの硬度を高めると材料が脆くなる。このため図6の(
a)に示すように像担持体101とブレード103との
接触部位に異物が介入した場合等において、ブレードエ
ッジに欠損部Uが生じる。このような欠損部Uが生じな
いように、硬度を低下させると、ブレードエッジの摩耗
が激しくなるため、図6の(b)に示すように「バリ」
Vが発生したり、図6の(c)に示すようにブレード1
05の微少変位に起因するブレードエッジの「めくれ」
Wが発生する。このためクリーニング性能の低下をきた
す上、損傷したブレードエッジの角部等により、像担持
体が損傷する等の不具合が生じる。
【0011】本発明の目的は、ブレードエッジの対摩耗
性が著しく高く、しかもブレードエッジに損傷が生じが
たく、長期に亙って安定したクリーニング性能を発揮す
ることのできるクリーニングブレードを提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために本発明では次のような手段を講じた。 (1) 画像形成装置に装備されている像担持体上の残
留トナーを除去する如く設けられたクリーニング装置の
クリーニングブレードにおいて、弾性を有する金属薄片
からなるブレード基体の少なくとも前記像担持体と接触
する部分に、硬質な物質からなる硬質皮膜を形成する。
【0013】(2) 上記硬質皮膜を、窒化チタン,炭
化チタン,炭窒化チタン,窒化クロム,炭化クロム,炭
化ジルコニウム,酸化アルミニウム,酸化ジルコニウム
,のいずれかの材料で形成する。 (3) 上記硬質皮膜を、無機顔料とバインダとの混合
体を塗布することにより得られる塗膜にて形成する。 (4) 上記硬質皮膜を、硬質クロムメッキにて形成す
る。 (5) 上記硬質皮膜が形成されている領域のうち、少
なくとも像担持体と接触する側のエッジ稜線における真
直度を、「バリ」を含めて50μm以下とする。
【0014】
【作用】上記手段を講じたことにより次のような作用が
生じる。
【0015】弾性を有する金属薄片からなるブレード基
体の少なくとも像担持体に接触するエッジ部分に硬質皮
膜が形成されているため、この硬質皮膜の働きにより、
ブレードエッジの対摩耗性が向上し、摩耗が生じがたく
なる上、像担持体を損傷させる「バリ」の発生が防止さ
れる。しかも金属薄片ブレード基体の弾性により、像担
持体との接触状態が安定化し、かつ衝撃力に対する緩衝
作用があるので、ブレードエッジの損傷が防止されるこ
とになる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る画像形成装置
用のクリーニング装置の概略的構成を示す斜視図である
【0017】図1に示すように、像担持体1は回転自在
なドラム上に形成されている。この像担持体1が矢印A
の方向に回転するとき、公知の作像プロセスにより、像
担持体1上にトナー像が形成され、しかるのち図示して
ない転写材に転写される。このとき、転写材に転写され
ずに像担持体1に残留したトナーは、像担持体1の回転
移動に伴ってクリーニング装置2を通過する際にクリー
ニングされる。
【0018】クリーニング装置2は、そのエッジが像担
持体1の幅方向全長に亙って接触しているクリーニング
ブレード3と、このクリーニングブレード3を保持する
ための保持部材4〜6とが、保持アーム7に一体的に固
定されている。この保持アーム7は、その両端に回転軸
受け孔7a,7bを有し、図示していない枠体に矢印B
の方向へ回動自在に軸支されている。この保持アーム7
には、図示してない加圧装置により、矢印Bの方向へ回
転モーメントが与えられると同方向へ回動し、前記ブレ
ード3を像担持体1に対して圧接させる。この様に、前
記ブレード3に回転ドラム軸線に平行な軸線回りの自由
度をもたせることにより、前記ブレード3の像担持体1
への追従性が高められている。次に図2を参照して、前
記ブレード3を実際に像担持体1に当接させ、有効なク
リーニングを行なわせるための諸条件について述べる。
【0019】前述したように金属製ブレードはゴムブレ
ードとはその機械的性質が大きく異なっているために、
従来のゴムブレードに適用されていた圧接力等のパラメ
ータをそのまま適用しても、十分な性能を得る事ができ
ない。金属製ブレードに要求される条件とは、像担持体
1に圧接した際に、先端部に弾性変形がほとんど生じな
いブレードを、いかにして像担持体1の周面に対して隙
間なく接触させるかを定める条件である。
【0020】図2におけるブレード3のエッジ3eのY
方向の真直度、ブレード3の突出部の長さLおよび厚み
、ブレード3の像担持体1に対する圧接力等が、パラメ
ータとなる。
【0021】実験の結果、本実施例のような構造では、
金属製ブレード3の材質として鋼,ステンレス鋼,真鍮
,燐青銅,ベリリウム銅などを用い、像担持体1として
本来の潜像形成に必要な機能をもつ樹脂中に顔料を均一
に分散させたものを用いた場合には、厚みを0.05〜
0.3mm、ブレード突出部の長さLを5〜8mm、Y
方向の真直度を70μm以下に設定したブレード3を、
像担持体1への当接角度θを15〜60度、単位長さ当
たりの圧接力を0.5〜5.0gにして像担持体1へ接
触させれば、ブレードエッジ3eは像担持体1へ隙間な
く接触し、かつ像担持体1を損傷させることなく、長期
に亙り安定したクリーニング性能を維持できる事が明ら
かになった。
【0022】この条件は、真直度が不良なブレードを像
担持体1に隙間なく接触させ、なおかつブレードエッジ
を像担持体1に食い込ませないための条件であるが、像
担持体1として前述した本来の潜像形成に必要な機能を
もつ樹脂中に顔料を均一に分散させ、その顔料により樹
脂を補強し、ブレード3と像担持体1の当接面における
像担持体1の変形量を減少させれば、圧接力を高める事
ができ、これによりブレードの真直度をラフにする事が
できる。図3の(a)はブレート3を保持するためのブ
レードホルダの構造を示す斜視図であり、同図(b)は
ブレードのみを取り出して示した斜視図である。
【0023】図に示すように、ブレードホルダは、ブレ
ードベース4,押さえばね5,押さえシャフト6,等か
らなっている。押さえばね5はフレードベース4の上に
固定されているが、その際、ブレード挿着用の間隙の大
きさtは、ブレード3の厚みと押さえシャフト6の径と
の和よりも、ほぼブレード3の厚み程度小さく設定され
る。ブレード3はブレードベース4と押さえばね5との
間に形成されているブレード挿着用間隙の中の所定位置
に配置した後、押さえシャフト6をブレード3と押さえ
ばね5との間に矢印Cの方向から押し込むことにより固
定される。
【0024】このような手段を用いると共に、前記した
材質および厚みを有するブレード3を用い、かつブレー
ドベース4のブレード3との当接面の平面度を0.05
mm以下に仕上げれば、図2のY方向のブレードエッジ
の真直度を確実に70μmとすることができる。
【0025】図3の(b)に示すように、ブレード3は
弾性を有する金属薄板を所定形状に加工してブレード基
体とし、このブレード基体の少なくとも像担持体1に当
接するエッジ3eを含む部分に硬質皮膜10を形成した
ものである。金属薄板を所定形状に加工するには、エッ
チング,プレス加工等の手段を用いればよいが、像担持
体1に当接する側のエッジ3eは、「バリ」を含めて真
直度が50μm以下に仕上げることが必要である。又エ
ッチング処理で所定形状に加工した場合には、エッジ3
eに酸化皮膜が付着している恐れがあるため、研磨仕上
げを行なうことが好ましい。
【0026】硬質皮膜10としては窒化チタン,炭化チ
タン,炭窒化チタン,窒化クロム,炭化クロム,炭化ジ
ルコニウム,酸化アルミニウム,酸化ジルコニウム,の
いずれかの材料で形成されている。実験によれば、これ
らの材料を用いて蒸着により硬質皮膜10を形成した場
合、極めて好ましい結果が得られた。なお母材が金属薄
板であるため、化学的蒸着(CVD)よりも物理的蒸着
(PVD)の方が望ましい。
【0027】また硬質皮膜10の他の例としては、シリ
カ,マグネシア等の無機顔料とバインダとを混合したも
の(この例としては、株式会社オーデック社製の商品名
「セラマコート」がある)を塗布することにより得られ
る塗膜で形成することも有効である。さらに硬質皮膜1
0としては、従来広く用いられている硬質クロムメッキ
で形成してもよい。
【0028】また前述のように像担持体1として顔料を
均一に分散させた樹脂を用いた場合には、顔料の硬度が
比較的高いため、硬質皮膜10としても硬度の比較的高
いものを用いる必要がある。
【0029】また皮膜の厚みは、あまり厚くすると脆く
なるので、蒸着膜やメッキで形成する場合には、1〜3
μm以下が望ましい。また塗膜で形成する場合には50
μm以下が適当である。
【0030】一方、形成された皮膜に「バリ」があると
、皮膜表面が堅いため像担持体1にきずが付く恐れがあ
る。このため、皮膜の形成手段に注意をすると共に、皮
膜が形成される下地を精度良く仕上げる必要がある。
【0031】図4は像担持体1とブレード3との接触部
位を拡大して示した図である。図に示すように、ブレー
ド3の上に形成された硬質皮膜10は像担持体1との摺
擦により時間の経過に伴って摩耗していく。実際の使用
状態においては、像担持体1はブレードエッジ3eのブ
レード基体(金属母材)と硬質皮膜10との双方に接触
した状態となる。このためブレード3の接触面において
は、金属母材が硬質皮膜10により補強された状態にな
る。つまり硬質皮膜10が対摩耗性を発揮すると共に、
金属母材が延性材料である事から衝撃に対する緩衝作用
が働き、ブレードエッジ3eの損傷が防止される。
【0032】実験例として、厚みが0.15mm,突出
長さLが8mmのブレード3を、圧接力3.3gで使用
し、像担持体1として本来の潜像形成機能をもつ樹脂中
に顔料として酸化アルミニウムを分散させた像担持体を
使用した場合のブレード材質による上記不具合の発生状
況を調査してみた。その結果は、次に示す通りであった
【0033】(A)[本実施例の場合]「試料1の条件
」 ・ブレード材質(母材)…ステンレス鋼,鋼・硬質皮膜
…窒化チタン,炭化チタン,炭窒化チタン,窒化クロム
,炭化クロム,炭化ジルコニウム,酸化アルミニウム,
酸化ジルコニウムの物理的蒸着「試料1の結果] ・耐摩耗性                …○・「
バリ」「めくれ」の発生…○ ・エッジの欠損            …○・総合評
価                …極めて良好
【0
034】「試料2の条件」 ・ブレード材質(母材)…ステンレス鋼,鋼・硬質皮膜
…無機材料とバインダとの混合体(セラマコート)を塗
布 「試料2の結果]
【0035】・耐摩耗性              
  …○・「バリ」「めくれ」の発生…○ ・エッジの欠損            …○・総合評
価                …極めて良好
【0
036】「試料3の条件」 ・ブレード材質(母材)…真鍮,燐青銅,ベリリウム銅
・硬質皮膜…無機材料とバインダとの混合体を塗布「試
料3の結果] ・耐摩耗性                …○・「
バリ」「めくれ」の発生…○ ・エッジの欠損            …○・総合評
価                …極めて良好
【0
037】「試料4の条件」 ・ブレード材質(母材)…真鍮,燐青銅,ベリリウム銅
・硬質皮膜…硬質クロムメッキ 「試料4の結果] ・耐摩耗性                …○・「
バリ」「めくれ」の発生…○ ・エッジの欠損            …○・総合評
価                …極めて良好
【0
038】「試料5の条件」 ・ブレード材質(母材)…鋼 ・硬質皮膜…硬質クロムメッキ 「試料5の結果] ・耐摩耗性                …○・「
バリ」「めくれ」の発生…○ ・エッジの欠損            …○・総合評
価                …極めて良好
【0
039】(B)[本実施例以外の比較例の場合]「試料
6の条件」 ・ブレード材質(母材)…ステンレス鋼(SUS301
CSPーH) 「試料6の結果] ・耐摩耗性                …×・「
バリ」「めくれ」の発生…× ・エッジの欠損            …○・総合評
価                …良好
【0040
】「試料7の条件」 ・ブレード材質(母材)…ステンレス鋼(サンドビック
社11R51) 「試料7の結果] ・耐摩耗性                …△・「
バリ」「めくれ」の発生…○ ・エッジの欠損            …×・総合評
価                …普通
【0041
】「試料8の条件」 ・ブレード材質(母材)…超硬合金 「試料7の結果] ・耐摩耗性                …○・「
バリ」「めくれ」の発生…○ ・エッジの欠損            …×・総合評
価                …不良
【0042
】「試料9の条件」 ・ブレード材質(母材)…真鍮 「試料9の結果] ・耐摩耗性                …×・「
バリ」「めくれ」の発生…× ・エッジの欠損            …○・総合評
価                …不良
【0043
】「試料10の条件」 ・ブレード材質(母材)…燐青銅 「試料10の結果] ・耐摩耗性                …×・「
バリ」「めくれ」の発生…× ・エッジの欠損            …○・総合評
価                …不良
【0044
】「試料11の条件」 ・ブレード材質(母材)…ベリリウム銅「試料11の結
果] ・耐摩耗性                …×・「
バリ」「めくれ」の発生…× ・エッジの欠損            …○・総合評
価                …不良
【0045
】なお上記の各試料の結果における○,△,×は、それ
ぞれの不具合発生までのプリント回数が40万プリント
以上,10万プリント以上,5万プリント以上,である
事を示している。
【0046】なお前述した範囲内でブレードの厚み,突
出部の長さ等を変化させ、適正な圧接力を与えた場合に
おいても、上記実験結果と同様の結果が得られる事が確
認された。
【0047】ところで従来技術で説明したように、一般
の金属製ブレードでは、先端部に弾性変形が殆ど生じな
いものであるため、金属製ブレードとドラム状の像担持
体との間に少しでも隙間があると、その間にトナーが入
り込み、くさび効果により容易にブレードを浮き上がら
せてその部分を起点としてクリーニング不良が発生する
【0048】これに対して本実施例においては、ブレー
ド3の先端部に形成された硬質皮膜10が像担持体1の
上に均一に分散された顔料に対して十分な耐摩耗性を有
すると共に、母材となる金属には粘りのある弾性金属材
料を用い得るので、エッジ3eの欠損発生を防止できる
と共に、硬質皮膜10によりエッジ3eの強度が増加し
、「バリ」「めくれ」等の発生を防止できる。かくして
上記不具合を解決する事ができ、安定したクリーニング
性能を長期に亙り維持する事ができる。なお本発明は上
記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、弾性を有する金属薄片
からなるブレード基体の少なくとも像担持体に接触する
エッジ部分に硬質皮膜が形成されているため、この硬質
皮膜の働きにより、ブレードエッジの対摩耗性が向上し
、摩耗が生じがたくなる上、像担持体を損傷させる「バ
リ」の発生が防止される。しかも金属薄片ブレード基体
の弾性により、像担持体との接触状態が安定化し、かつ
衝撃力に対する緩衝作用があるので、ブレードエッジの
損傷が防止されることになる。かくしてブレードエッジ
の対摩耗性が著しく高く、ブレードエッジの損傷が生じ
がたく、長期に亙って安定したクリーニング性能を発揮
することのできるクリーニングブレードを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る画像形成装置用のクリ
ーニング装置の概略的構成を示す斜視図。
【図2】同実施例に係るブレードを像担持体に当接させ
て有効なクリーニングを行なわせるための条件について
の説明図。
【図3】同実施例に係るブレードホルダおよびブレード
の構造を示す斜視図。
【図4】同実施例に係るブレードと像担持体との接触部
位を拡大して示した図。
【図5】従来例に係る残留トナー除去用クリーニング装
置を示す図。
【図6】従来例に係るブレード材質の硬度に対するブレ
ードの損傷状態を示す図。
【符号の説明】
1…像担持体、2…クリーニング装置、3…クリーニン
グブレード、3e…ブレードエッジ、4〜6…保持部材
、7…保持アーム、10…硬質皮膜。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  画像形成装置に装備されている像担持
    体上の残留トナーを除去する如く設けられたクリーニン
    グ装置のクリーニングブレードにおいて、弾性を有する
    金属薄片からなるブレード基体と、このブレード基体の
    少なくとも前記像担持体と接触する部分に形成された硬
    質皮膜と、を具備したことを特徴とするクリーニングブ
    レード。
  2. 【請求項2】  上記硬質皮膜が、窒化チタン,炭化チ
    タン,炭窒化チタン,窒化クロム,炭化クロム,炭化ジ
    ルコニウム,酸化アルミニウム,酸化ジルコニウム,の
    いずれかの材料で形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載のクリーニングブレード。
  3. 【請求項3】  上記硬質皮膜が、無機顔料とバインダ
    との混合体を塗布することにより得られた塗膜からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のクリーニングブレー
    ド。
  4. 【請求項4】  上記硬質皮膜が、硬質クロムメッキか
    らなることを特徴とする請求項1に記載のクリーニング
    ブレード。
  5. 【請求項5】  上記硬質皮膜が形成されている領域の
    うち、少なくとも像担持体と接触する側のエッジ稜線に
    おける真直度が、「バリ」を含めて50μm以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載のクリーニングブレー
    ド。
JP12783391A 1991-05-30 1991-05-30 クリーニングブレード Pending JPH04352186A (ja)

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