JP2016159031A - 入浴装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入浴時に高い洗髪感を与えられる入浴装置を提供する。
【解決手段】入浴装置1は、自動洗髪機能を有する洗髪部を備える。前記洗髪部は、液体を吐出する複数の吐出部23と、複数の吐出部23が固定配置される壁部22と、複数の吐出部23のうちのいずれから液体を吐出させるかを切換可能とする切換部V1〜V3と、切換部V1〜V3を制御する制御部40と、を備える。
【選択図】図9

Description

本発明は、高齢者や身体障害者等の体が不自由で介助が必要な者(要介助者)に好適な入浴装置に関する。
従来、浴槽に連なるように洗髪槽が設けられた浴槽が知られている。例えば、特許文献1には、浴槽本体の上縁部に連なるように洗髪用槽が設けられた浴槽が開示されている。洗髪用槽には空気圧縮装置に接続された気泡発生部が付設されている。特許文献1の浴槽(気泡洗髪槽付き浴槽)によれば、入浴者は、他の人の手助けを必要とすることなく、入浴したまま一人で洗髪できる、とされる。
また、特許文献2には、浴槽につかった入浴者の頭を、浴槽の短辺側に連設された洗髪槽に収容した状態で洗浄水を吐水して自動的に洗髪を行うことができる浴槽装置が開示されている。当該浴槽装置においては、浴槽の底面に入浴者の背中を斜めに支持する背もたれ部が形成され、該背もたれ部の延長上における浴槽の上端部分に入浴者の首を保持するための保持凹所が形成されている。前記洗髪槽は、該保持凹所に隣接して設けられる。前記洗髪槽に対しては、洗髪時以外の入浴時に入浴者の頭を前記洗髪槽よりも上方位置で支持するための入浴用枕が着脱自在に装着できる。特許文献2の浴槽装置によれば、ストレスのかからない姿勢で洗髪或いは入浴を楽しむことができ、特に洗髪にかかる時間をリラックスできる時間に変えることができる、とされる。
特開2001−299867号公報 特開2007−222415号公報
ところで、特許文献1の構成では、要介助者が洗髪姿勢を維持するのが難しく思われる。このために、特許文献1の構成は、要介助者の入浴装置としては、必ずしも適していないように思われる。また、特許文献2の構成では、洗髪の際に、頭の限られた箇所に連続して湯水をかけることを想定しており、被洗髪者(入浴者)は、十分に頭が洗われた感覚(洗髪感)を得難いものと思われる。
以上の点に鑑みて、本発明の目的は、入浴時に高い洗髪感を与えられる入浴装置を提供することである。また、本発明の他の目的は、介助が必要な入浴者に好適な洗髪機能付きの入浴装置を提供することである。
上記目的を達成するために本発明の入浴装置は、自動洗髪機能を有する洗髪部を備える入浴装置であって、前記洗髪部は、液体を吐出する複数の吐出部と、前記複数の吐出部が固定配置される壁部と、前記複数の吐出部のうちのいずれから液体を吐出させるかを切換可能とする切換部と、前記切換部を制御する制御部と、を備える構成(第1の構成)になっている。なお、前記液体には、湯水(湯又は水)の他、剤液や剤液が含まれた湯水等が含まれる。剤液には、例えば、シャンプー液、コンディショナー液、その他の薬液等が含まれる。
本構成によれば、制御部を用いた切換部の制御によって、液体を吐出させる部分を適宜変更しながら洗髪を行える。すなわち、本構成によれば、入浴者(被洗髪者)の頭部における液体がかかる位置を適宜変更しながら洗髪を行える。このために、本構成によれば、入浴者に対して高い洗髪感を与えることができる。
上記第1の構成の入浴装置において、前記洗髪部は、入浴者の頭部を入れる洗髪槽を更に備え、前記洗髪槽は、前記壁部を用いて構成されている(第2の構成)のが好ましい。本構成によれば、洗髪槽が設けられているために、洗髪時における液体の飛散等を防止し易く、また、排水処理も行い易い。
上記第1又は第2の構成の入浴装置において、前記複数の吐出部は、前記壁部に放射状に配列されている構成(第3の構成)であってよい。本構成において、前記複数の吐出部は、前記洗髪槽に入れられた頭部の頭頂部或いはその近傍と対向する位置を中心として、放射状に配列されている構成であってよい。本構成によれば、入浴者に対して高い洗髪感を与えることが可能な様々な液体吐出パターンを得易い。
上記第1から第3のいずれかの構成の入浴装置において、前記切換部は複数の切換弁を備え、前記切換弁の数は、前記複数の吐出部の数よりも少ない構成(第4の構成)であってよい。本構成によれば、切換弁が複数あるので、液体を吐出させる吐出部の変更を行ない易い。一方で、切換弁の数を複数の吐出部の数より少なくしているために、装置に要するコストを低減できる。
上記第1から第4のいずれかの構成の入浴装置は、シャワー液吐出部を有し、入浴者を搬送する搬送車を受け入れる本体部と、前記本体部に取り付けられて、前記搬送車が入れられる入口を開閉する扉部と、を備え、前記洗髪部に含まれる前記吐出部及び前記壁部は、前記扉部に設けられている構成(第5の構成)であってよい。本構成によれば、本体部に設けられるシャワー液吐出部を用いて洗身を行いつつ、扉部に取り付けられる洗髪用の吐出部を用いて洗髪を行うことが可能である。このために、頭部を含めた身体の洗浄作業を効率良く行える。そして、洗浄作業を効率良く行えるために、入浴者は、シャワー液吐出部から吐出される湯(ミスト状であってよい)で温まりながらリラックスする時間を確保し易い。また、本構成によれば、入浴者の洗身と洗髪を同時進行で進められるために、入浴の介助を行う者(介助者)の作業効率の向上が期待できる。
本発明によれば、入浴時に高い洗髪感を与えられる入浴装置を提供できる。また、本発明によれば、介助が必要な入浴者に好適な洗髪機能付きの入浴装置を提供できる。
本発明の実施形態に係る入浴装置の構成を示す概略斜視図 本発明の実施形態に係る入浴装置が備えるシャワー浴槽部の構成を示す概略側面図 本発明の実施形態に係る入浴装置が備えるシャワー浴槽部の構成を示す概略正面図 本発明の実施形態に係る入浴装置が備えるストレッチャーの構成を示す概略上面図 本発明の実施形態に係る入浴装置が備えるストレッチャーの構成を示す概略側面図 本発明の実施形態に係る入浴装置の電気的な構成を示すブロック図 本発明の実施形態に係る入浴装置が備える扉部の構成を示す概略斜視図 図7に示す扉部からカバー類を取り除いた状態を示す概略図 本発明の実施形態に係る入浴装置が備える扉部の内部構造を示す概略側面図 本発明の実施形態に係る入浴装置が備える扉部の内部構造を示す概略上面図 本発明の実施形態に係る入浴装置が備える洗髪部の配管構成を説明するためのブロック図 本発明の実施形態に係る入浴装置が備える洗髪部の制御構成を示すブロック図 本発明の実施形態に係る入浴装置における洗髪部の制御例について説明する模式図 本発明の実施形態に係る入浴装置における洗髪部の制御方法の第1の変形例について説明する模式図 本発明の実施形態に係る入浴装置における洗髪部の制御方法の第2の変形例について説明する模式図
以下、本発明の実施形態に係る入浴装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明の実施形態に係る入浴装置は、いわゆるシャワー浴用の装置である。
<入浴装置の概要>
図1は、本発明の実施形態に係る入浴装置1の構成を示す概略斜視図である。図1に示すように、入浴装置1は、大きくは、シャワー浴槽部10とストレッチャー30とを備えている。なお、シャワー浴槽部10は、本発明の本体部の一例であり、ストレッチャー30は、本発明の搬送車の一例である。また、図1においては、ストレッチャー30上に、入浴者Mが載った状態が示されている。
シャワー浴槽部10の長手方向の一端部側には、扉部20が設けられている。扉部20によって、ストレッチャー30をシャワー浴槽部10内に入れたり、シャワー浴槽部10外へ出したりするための開口10aが開閉される。シャワー浴槽部10には、扉部20を閉じた状態を維持できるように不図示のロック機構が備えられている。扉部20には、入浴者Mの頭部を自動的に洗髪する洗髪部の構成要素が備えられている。洗髪部の詳細については後述する。
なお、図1は、扉部20が開口10aを閉じた状態を示している。以下、シャワー浴槽部10の、ストレッチャー30を出し入れ可能とする側を、シャワー浴槽部10の正面側と表現する。
図2は、本発明の実施形態に係る入浴装置1が備えるシャワー浴槽部10の構成を示す概略側面図である。また、図3は、本発明の実施形態に係る入浴装置1が備えるシャワー浴槽部10の構成を示す概略正面図である。なお、図2及び図3においては、扉部20が省略されると共に、外カバーが取り外された状態が示されている。
図2及び図3に示すように、シャワー浴槽部10は、4本の脚部11によって支持される水受け浴槽12を備えている。水受け浴槽12には、正面側(図2の右側、図3の手前側)から背面側(図2の左側、図3の奥側)に向けて延在する(長手方向に延在する)開口部12aが形成されている。開口部12aは、水受け浴槽12の短手方向(図3において左右方向)の中央部に設けられている。また、開口部12aは、水受け浴槽12を上下方向に貫通している。その他、水受け浴槽12の背面側(図2の左側、図3の奥側)には、浴槽内の水を排出する排水部12bが形成されている。
図2及び図3に示すように、シャワー浴槽部10は、水受け浴槽12上に形成されるフレーム構造体13を備えている。フレーム構造体13の一部は液体(湯水やシャンプー液等)を流すための配管となっている。当該配管に流す湯水等は、例えば、図2及び図3において不図示のタンク(例えば貯湯タンクや剤液タンク等)から得られる。
フレーム構造体13は、その上部に、長手方向に延びる2本のパイプ13aを有する。なお、図2においては、手前側のパイプ13aしか見えておらず、図3においては、2本のパイプ13aはフレームに隠れて見えていない。2本のパイプ13aのそれぞれには、長手方向に間隔をあけて並ぶ複数の上シャワーノズル14が取り付けられている。上シャワーノズル14は下方に向けてシャワー液(湯水や、シャンプー液等の剤液を含む湯水等)を吐出する。
なお、本実施形態では、長手方向に並ぶ上シャワーノズル14の数は5個となっており、5個の上シャワーノズル14が並ぶノズル列の数は2列となっているが、これらは一例にすぎない。上シャワーノズル14を長手方向に並べる数や、ノズル列の数は適宜変更されてよい。また、上シャワーノズル14は、本発明のシャワー液吐出部の一例である。
また、フレーム構造体13は、その左右の側部に、長手方向に延びるパイプ13bを有する。各パイプ13bには、長手方向に間隔をあけて並ぶ複数の横シャワーノズル15が取り付けられている。横シャワーノズル15は、内側横向きにシャワー液(湯水や、シャンプー液等の剤液を含む湯水等)を吐出する。
なお、本実施形態では、長手方向に並ぶ横シャワーノズル15の数は6個ずつになっているが、これの一例にすぎず、横シャワーノズル15の数は適宜変更されてよい。また、横シャワーノズル15は、本発明のシャワー液吐出部の一例である。
フレーム構造体13の上部には、例えばシャワーノズル14、15から吐出される湯水等の温度を表示したり、設定画面を表示したりする液晶モニター16が配置されている。液晶モニター16には、タッチパネルが備えられており、入浴装置に対する指令(例えばシャワー液の温度等)を外部から入力できる。液晶モニター16は、フレーム構造体13上に配置される土台部17に対して回動可能に連結されている。このため、入浴装置の利用者(例えば介助者)は、自分の立ち位置に応じて液晶モニター16の向きを変更して、モニター画面を見易い状態にできる。
水受け浴槽12やフレーム構造体13等を覆うように外カバーが取り付けられることによって、シャワードームが形成される(図1参照)。シャワードームの正面側には、ストレッチャー30をシャワードーム内に受け入れられるように開口10a(入口)が形成されている。また、外カバーの左右の側面には、介助者が手を入れて入浴者の洗浄介助を行えるようにする等の目的で設けられた窓10bが形成されている。
図4は、本発明の実施形態に係る入浴装置1が備えるストレッチャー30の構成を示す概略上面図である。また、図5は、本発明の実施形態に係る入浴装置1が備えるストレッチャー30の構成を示す概略側面図である。入浴者は、通常、ストレッチャー30に臥位で載る。図4及び図5に示すように、ストレッチャー30は、台車部31と、台車部31に立設される支柱32によって下側から片持ち的に支持される寝台部33と、を備えている。なお、本実施形態では支柱32の数を2本としているが、これの数は適宜変更してよい。
台車部31は、四隅に車輪34を備え、走行可能になっている。また、台車部31には、水受け体35が設けられている。寝台部33は、寝台部33上に着脱可能に載置されるマット36と、入浴者の頭部を載せる枕部37と、を備えている。また、寝台部33の両側面(左右の側面)には、寝台部33の長手方向に沿って長く延びるサイドフェンス38が取り付けられている。サイドフェンス38は、図4及び図5に示す状態から倒すことができる。サイドフェンス38は、ストレッチャー30に搭乗する入浴者の安全を確保するために設けられている。
ストレッチャー30は、その長手方向とシャワー浴槽部10の長手方向とが略平行となるような姿勢にされて、シャワー浴槽部10の正面側からシャワー浴槽部10内に入れられる。なお、ストレッチャー30をシャワー浴槽部10内に入れる際には、扉部20を開いた状態にする必要がある。
ストレッチャー30は、枕部37が設けられる側と反対側(入浴者の足側)の端部から先にシャワー浴槽部10内に入れられる。ストレッチャー30がシャワー浴槽部10内に入れられた状態では、寝台部33は水受け浴槽12の上に位置する。また、ストレッチャー30がシャワー浴槽部10内に入れられた状態では、支柱32が、水受け浴槽12の開口部12aに嵌り込む。このために、寝台部33は横揺れし難くい状態になる。
図6は、本発明の実施形態に係る入浴装置1の電気的な構成を示すブロック図である。制御部40は、例えばマイクロコンピューターによって構成され、入浴装置全体の動作を制御する。制御部40は、例えばシャワー浴槽部10に取り付けられる。制御部40は、例えば、液晶モニター16の表示制御を行う。また、制御部40は、シャワーノズル14、15や後述の洗髪ノズル等に湯水や剤液(シャンプー液やコンディショナー液等)を供給する各種のポンプPの制御や、入浴装置1に備えられる各種のバルブ(弁)Vの制御を行う。また、制御部40は、例えば温度センサー等の各種のセンサーSから得られる情報に応じて、入浴装置1の動作制御を行う。
上述のように、液晶モニター16はタッチパネル方式を採用しており、当該タッチパネルによって入力される指令に従って、制御部40は各種の制御を行う。なお、外部からの指令の入力は、タッチパネル方式以外の方式(例えば、専用の操作ボタンの使用やリモコン入力等)が利用されても勿論良い。
制御部40の制御のもと、シャワーノズル14、15から湯水等が適宜噴射されることにより、ストレッチャー30に載った入浴者の体を洗浄することができる。また、シャワーノズル14、15から噴射される湯(当該目的ではミスト状であるのが好ましい)によってシャワー浴槽部10内を温めて入浴者Mは体を温めることができる。なお、シャワー浴槽部10の窓部10bは、カーテン等の開閉手段によって閉じることができるようになっている。また、制御部40の制御のもと、洗髪ノズルから湯水等が適宜噴射されることによって、入浴者Mの頭部を洗髪することできる。
<洗髪部の構成>
次に、入浴装置1が備える洗髪部について説明する。図7は、本発明の実施形態に係る入浴装置1が備える扉部20の構成を示す概略斜視図である。図8は、図7に示す扉部20からカバー類を取り除いた状態を示す概略図である。図9は、本発明の実施形態に係る入浴装置1が備える扉部20の内部構造を示す概略側面図である。図10は、本発明の実施形態に係る入浴装置1が備える扉部20の内部構造を示す概略上面図である。なお、図9及び図10では、構造を理解し易いように、カバー類が鎖線で示されている。また、扉部20は、蝶番18を介してシャワー浴槽部10に開閉可能に取り付けられている(図1参照)。
図7から図10に示されるように、扉部20の上部には、ストレッチャー30上に仰臥位で載る入浴者Mの頭部を入れる洗髪槽21が形成されている(図1も参照)。洗髪槽21を構成する湾曲した壁部22には、液体を吐出する複数の洗髪ノズル23が、吐出面を洗髪槽21内に向けた状態で固定配置されている。洗髪ノズル23は、本発明の吐出部の一例である。
なお、壁部22は、扉部20内部に設けられる扉フレーム24によって支持されている。また、洗髪槽21の上に配置される上カバー25は着脱可能に設けられている。上カバー25を装着することにより、洗髪ノズル23から吐出される液体の飛散を防止できる。また、上カバー25を外すことによって、介助者による介助が行い易くなる。
複数の洗髪ノズル23は、中心部Oを基準として放射状に配列されている。中心部Oは、例えば、洗髪槽21に入れられる入浴者Mの頭部を適切に洗髪できるように、設計段階で適宜決定される。例えば、洗髪槽21に入れられる入浴者Mの頭頂部又はその近傍と対向する位置が中心部Oとされる。
複数の洗髪ノズル23は、より詳細には、中心部Oから略等間隔(60°おき)に6方向に延び出すように配列されている。そして、各方向には、3つの洗髪ノズル23が略等間隔に一列となって並んでいる。本実施形態では、6方向のノズル列NL1〜NL6のうち、第1ノズル列NL1及び第4ノズル列NL4が、扉部20を2等分する垂直面VS上に位置するように、ノズル列NL1〜NL6は構成されている。各ノズル列NL1〜NL6における3つの洗髪ノズル23は、不図示のチューブ(例えば樹脂や金属によって形成される)によっては連結されており、ほぼ同時に液体を吐出するように設けられている。
その他、扉フレーム24には、3つの電磁弁V1〜V3が固定されている。各電磁弁V1〜V3は、不図示のチューブによって適宜、ノズル列NL1〜NL6と連結されている。3つの電磁弁V1〜V3を制御することによって、各ノズル列NL1〜NL6から液体を吐出させるタイミングを制御できる。なお、電磁弁V1〜V3は、本発明の切換部の一例である。
図11は、本発明の実施形態に係る入浴装置1が備える洗髪部の配管構成を説明するためのブロック図である。図11に示すように、第1電磁弁V1は、3方向に分岐する第1ジョイントJ1を介して、第1ノズル列NL1及び第4ノズル列NL4と連結されている。また、第2電磁弁V2は、3方向に分岐する第2ジョイントJ2を介して、第2ノズル列NL2及び第5ノズル列NL5と連結されている。更に、第3電磁弁V3は、3方向に分岐する第3ジョイントJ3を介して、第3ノズル列NL3及び第6ノズル列NL6と連結されている。
3つの電磁弁V1〜V3のそれぞれには、不図示のタンクに溜められた湯水が供給されるようになっている。各電磁弁V1〜V3が開いていると、それに連結されるノズル列に湯水が供給され、各電磁弁V1〜V3が閉じていると、それに連結されるノズル列には湯水は供給されない。
なお、上述のタンクは、シャワー浴槽部10に設けられるシャワーノズル14、15に湯水を供給するのと同じタンクであってよいが、場合によっては洗髪専用のタンクであってもよい。また、本実施形態では、各電磁弁V1〜V3に、剤液タンクから供給される剤液(シャンプー液、コンディショナー液、その他の薬液等)を湯水に適宜混ぜて供給できるようになっている。
図12は、本発明の実施形態に係る入浴装置1が備える洗髪部の制御構成を示すブロック図である。洗髪部の制御は、入浴装置全体の制御を行う制御部40(図6参照)によって行われる。なお、場合によっては洗髪部専用の制御部が設けられてもよい。制御部40は、液晶モニター16に設けられるタッチパネル(操作部)に入力される洗髪に関わる条件にしたがって、洗髪部を構成する各部の制御を行う。洗髪に関する条件としては、例えば、洗髪ノズル23から噴射される湯水の温度、噴射される湯水の量、剤液の種類、剤液の量、洗髪コースの種類等が挙げられる。
制御部40は、操作部16に入力された洗髪コース等にしたがって、不図示のタンクから洗髪ノズル23に湯水を供給するための第1ポンプP1や、不図示の剤液タンクから洗髪ノズル23に剤液を供給するための第2ポンプP2の動作を制御する。また、制御部40は、操作部16に入力された洗髪コース等にしたがって、各電磁弁V1〜V3の動作を制御する。
3つの電磁弁V1〜V3の全てを開いた状態とすると、入浴者Mの頭部に向けて、全ての洗髪ノズル23(本実施形態では18個)から液体を吐出させることができる。また、3つの電磁弁V1〜V2のうちの、いずれか2つや、いずれか1つのみを開いて、入浴者Mの頭部の偏った部分に液体を吐出させることもできる。
図13は、本発明の実施形態に係る入浴装置1における洗髪部の制御例について説明する模式図である。例えば、開いた状態とする電磁弁を、第1電磁弁V1、第2電磁弁V2、第3電磁弁V3と、所定のタイミングで順番に変更していく。このようにすると、まず始めに、直線状に並ぶ第1ノズル列NL1及び第4ノズル列NL4だけから液体が吐出する。そして、暫くすると、直線状に並ぶ第2ノズル列NL2及び第5ノズル列NL5だけから液体が吐出する。また、暫くすると、直線状に並ぶ第3ノズル列NL3及び第6ノズル列NL6だけから液体が吐出する。
このように制御すると、入浴者Mの頭部の広い範囲に湯水(場合によっては薬剤含む)をかけることができるだけでなく、液体をかけられる入浴者Mに対して、液体を吐出する位置が回転しているような感覚を与えることができる。このために、洗髪にリズム感を与えて、入浴者Mに対して快適な洗髪感を与えることが可能である。なお、上記では、第1電磁弁V1から第3電磁弁V3までの切り換えが1回だけの場合を示したが、第1電磁弁V1から第3電磁弁V3までの切り換えが複数回繰り返されても勿論良い。また、例えば、切り換える順番が反転されてもよい(開となる電磁弁が、第3電磁弁V3→第2電磁弁V2→第1電磁弁V1となる)。
本実施形態の入浴装置によれば、洗身(シャワーノズル14、15が利用される)と同時に、洗髪部を利用して自動的に洗髪を行うことが可能である。このために、洗いに要する時間の短縮を図れると共に、介助者の作業負担の軽減も図れる。また、入浴者は、洗いに要する時間の短縮を図れるために、シャワーノズル14、15から噴射される湯(ミスト状が好ましい)によって体を温めながらリラックスする時間を確保し易い。
<その他>
以上に示した実施形態は、本発明の例示にすぎない。以上に示した実施形態の構成は、本発明の技術的思想を超えない範囲で適宜変更されて構わない。
例えば、図13に示す例では、一直線上に並ぶ6つの洗髪ノズル23を一つの組として3つのグループに分け、入浴者Mに対して液体を吐出する位置が回転しているような感覚を与える構成とした。これに代えて、例えば、図14に示すように、同一の円周上に並ぶ6つの洗髪ノズル23を一つの組として、液体を吐出させるノズルの組を、内側から外側に向けて、所定のタイミングで切り換えるようにしてもよい。この場合、図11に示す構成とは配管構成は変更する必要がある。
なお、図14は、本発明の実施形態に係る入浴装置1における洗髪部の制御方法の第1の変形例について説明する模式図である。図14においては、同じ模様の洗髪ノズル23からは同じタイミングで液体が吐出される。
図14のように制御すれば、液体をかけられる入浴者Mに対して、液体を吐出する位置が放射状に広がるような感覚を与えることができる。なお、一番外側の組から液体が吐出された後は、再度、内側に戻って同様の切り換えが繰り返されてもよい。また、例えば、切り換える順番が反転(外側から内側に切り換わる)されてもよい。
また、例えば、図15に示すように、複数の洗髪ノズル23の並び位置を変更して、別の制御を行ってもよい。図15では、図13に示す場合と比較して、各ノズル列の放射方向が30°回転している。そして、水平方向に一直線上に並ぶ6つの洗髪ノズルを第1の組G1、第1の組G1に対して上側にある6つの洗髪ノズル23を第2の組G2、第1の組G1に対して下側にある6つの洗髪ノズル23を第3の組G3としている。
なお、図15は、本発明の実施形態に係る入浴装置における洗髪部の制御方法の第2の変形例について説明する模式図である。図15においては、同じ模様の洗髪ノズル23からは同じタイミングで液体が吐出される。
図15に示す構成において、第2の組G2、第1の組G1、第3の組G3の順番で液体を吐出させる洗髪ノズル23を変更する制御を行うと、液体をかけられる入浴者Mに対して、液体を吐出する位置が波打っているような感覚を与えることができる。なお、例えば、G2→G1→G3の順番の変更が繰り返されてもよいし、当該順番の反転が行われてもよい。また、例えば、変更のタイミングで、先に液体を吐出させていた洗髪ノズル23からの液体の吐出を止めずに、G2→G2+G1→G2+G1+G3といった変更制御が行われてもよい。この場合には、湯水が出る量が徐々に増えることになる。
また、以上では、3つの電磁弁V1〜V3による切り換えを前提に洗髪部の制御例を示したが、これは一例にすぎない。洗髪ノズル23に液体を供給するか否かを切り換える切換弁(例えば電磁弁)の数は3つに限らず異なる数としてよい。切換弁の数を多くすることによって、多彩なパターンで液体を吐出させることが可能になる。
また、以上では、洗髪ノズル23が放射方向に配列される構成としたが、これは例示にすぎず、例えば格子状等、別の配列が採用されても構わない。場合によっては、ランダムに配列されてもよい。また、洗髪ノズル23の数は適宜変更されて構わない。
また、以上においては、シャワー浴槽部に受け入れられる搬送車がストレチャーである構成とした。これは一例にすぎない。例えば、車椅子(搬送車の一例)がシャワー浴槽部に受け入れられる構成の入浴装置に対しても本発明は適用可能である。
また、以上においては、洗髪ノズル23や電磁弁V1〜V3が扉部に取り付けられる構成を示したが、これは一例にすぎない。例えば、シャワー浴槽部10に扉部20を設けない構成として、洗髪ノズルや電磁弁V1〜V3は、シャワー浴槽部10に着脱可能な部材、或いは近づけたり遠ざけたりすることが可能な部材に取り付けられるようにしても構わない。
その他、本発明は、シャワー浴用の入浴装置以外の入浴装置に適用されても構わない。
1 入浴装置
14 上シャワーノズル(シャワー液吐出部)
15 横シャワーノズル(シャワー液吐出部)
20 扉部
21 洗髪槽
22 壁部
23 洗髪ノズル(吐出部)
40 制御部
V1〜V3 電磁弁(切換部)

Claims (5)

  1. 自動洗髪機能を有する洗髪部を備える入浴装置であって、
    前記洗髪部は、
    液体を吐出する複数の吐出部と、
    前記複数の吐出部が固定配置される壁部と、
    前記複数の吐出部のうちのいずれから液体を吐出させるかを切換可能とする切換部と、
    前記切換部を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする入浴装置。
  2. 前記洗髪部は、入浴者の頭部を入れる洗髪槽を更に備え、
    前記洗髪槽は、前記壁部を用いて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の入浴装置。
  3. 前記複数の吐出部は、前記壁部に放射状に配列されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の入浴装置。
  4. 前記切換部は複数の切換弁を備え、
    前記切換弁の数は、前記複数の吐出部の数よりも少ないことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の入浴装置。
  5. シャワー液吐出部を有し、入浴者を搬送する搬送車を受け入れる本体部と、
    前記本体部に取り付けられて、前記搬送車が入れられる入口を開閉する扉部と、
    を備え、
    前記洗髪部に含まれる前記吐出部及び前記壁部は、前記扉部に設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の入浴装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7201974B2 (ja) 2017-08-25 2023-01-11 オージー技研株式会社 入浴装置及び入浴方法

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