JP3633025B2 - シャワー装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明はシャワー装置に関し、複数のシャワー機能を有したシャワー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
シャワー設備としては従来、バスの洗い場にハンドシャワー具を有した通常のシャワー設備があり、一般家庭では、前記通常のバスのバスの洗い場にハンドシャワー具を手に持って適宜使用するのが通常となっている。
【0003】
さらに最近では座姿勢で入浴する装置が提案されている。これは入浴室内に固定された椅子を有し、この椅子に座る入浴者のまわりにボディシャワー等の湯水ノズルを設け、入浴者を堤込むように入浴できるようになっている(例えば特公開平5−76459号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般にバスタブ入浴に比べ、シャワー入浴は静水圧作用がなく、入浴者の身体への負担が少ないが、体の芯まで暖まらない、リラックスした気分が得にくいという課題がある。
【0005】
一方、座姿勢シャワー入浴は、身体への負担が少なくリラックスした気分が得られるが、通常シャワーノズルから噴出する湯水は、入浴者の体表を早急に流れてしまい、十分な温熱効果が得にくい課題がある。さらに座姿勢入浴の座は浴室に固定されると空間が狭くなる。また入浴者を包み込む複数のノズルを浴室壁面に固定するとノズルと入浴者の距離が離れてしまい。必要以上の熱損失や湯水の使用量が増す。また入浴者に接近させると入浴者の圧迫感や介護の必要な入浴者のじゃまになるといった課題もある。
【0006】
また、虚弱な入浴者や高齢者が入浴する際には、手すりを使用することと座姿勢が望ましいとされているが、狭小な空間に椅子や手すりを必要な位置に設置することは、かなり広い空間を必要とするといった課題がある。
【0007】
本発明はこのような課題を解決したもので、身体への負担の少ないシャワー入浴ができ、かつ浴室内を広く使用できるシャワー装置の提供を目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は複数のシャワーノズルと、前記シャワーノズルを保持する可動自在な略コ字形の手すりを備え、前記複数のシャワーノズルを入浴者を包み込むように手すりの所定の位置に配設した構成としてある。
【0009】
またシャワーノズルはその向きを適宜調整可能な構成としてある。
【0010】
【作用】
本発明は上記構成により、バスタブ入浴のような静水圧による入浴者への負担がない霧状シャワーにより、身体のまわりを滞空性のよい霧状の湯水で包み込み、身体全体に万遍なく充満させて熱交換を行うから、通常シャワーに比べて短時間で同等の温熱効果が得られる。また順次噴出される新しい湯水の微細粒子が、常時いれかわることによりバスタブの溜まり場の入浴と同等の温熱効果を得ることができ、かつ霧状の微細粒子のため急激な温度変化を体感させず入浴者への負担も少なくすることができる。
【0011】
また手すりを使用し、座姿勢を保つことにより、通常シャワーの立姿勢に比べて身体への負担が少なく、かなり虚弱の入浴者でも座位が保たれれば入浴が可能となる。一方バスタブ入浴では、上記静水圧の影響もさることながら、タブへの出入りのまたぎ混み運動による負担も虚弱者にとっては負担が大きく、介助要望の高い事項となっているが、手すりがあれば多くの虚弱者の入浴が可能となり、温熱効果が高く、身体への負担が少ないものとなる。
【0012】
加えて、通常浴室でしようしている入浴椅子が使用できるという利点を備えており、どんな浴室でも座姿勢入浴が可能となる。また車椅子の必用な入浴者の場合、車椅子ごとに出入りさせて適切な位置に車椅子を設置することで通常入浴者と同等に座姿勢の入浴が可能になるという利点を有している。
【0013】
また第二の構成の場合、霧状シャワーの複数のシャワーノズルは適宜可動させることができるので、身体全体を万遍なく包み込むことが可能となる。また、入浴者の身体まわりだけに湯水を霧状に噴出するので、節水・省エネルギーといった利点も発揮する。
【0014】
【実施例】
以下その実施例を図1〜図5を参照しつつ説明する。本実施例のシャワー装置は、図1〜図3に示すように、浴室1に設置され、入浴者の身体にむけこの身体のまわり各所から湯水2を霧状に噴出させて、身体を霧状の湯水2によって包み込むように設けられた霧噴出手段3を基本的な構成としている。
【0015】
この霧噴出手段3を働かせたシャワー浴では、この身体の回り各所から湯水2を霧状に噴出させて霧状シャワーとし、身体を霧状の湯水2によって包み込むようにするので身体のまわりを滞空性のよい湯水2の微粒子が充満する状態に包み込みながら、身体全体に万遍なく一挙に接して即時に熱交換しながらこの身体を包み込む湯水2の微粒子が、順次噴出される新しい湯水2の微粒子と常時入れ代わることにより、身体全体の熱交換を迅速かつ十分に行う。これによりバスタブ入浴の溜まり湯に入る場合と同等レベルの温熱作用が短時間で得られる。しかも、溜まり湯に入る場合のような静水圧による入浴者への負担がなく、噴出する湯水2が微粒子であることにより、急激な温度変化、刺激等の入浴者への負担もさらに少なくなる。加えて、入浴者の身体のまわりだけ湯水を霧状に噴出すればよく、節水・省エネルギー等にもなる。
【0016】
なお本実施例では、身体を包み込む湯水2の霧状シャワーを得るのに、湯水を霧状に噴出させる個別のシャワーノズルを複数用い、身体のシャワーを浴びさせたい部分、例えば身体の肩部に対応するシャワーノズル5,6、背中に対応するシャワーノズル10、腰部に対応するシャワーノズル7,8、大腿部に対応するシャワーノズル9等を設け、身体の各部に向け湯水2を霧状に噴出させて、身体の必要部分を霧状の湯水2で包み込んだ状態とすることができるようにしてある。
【0017】
これにより、必要に応じて各シャワーノズル3〜10等を身体の各部の間近に設けて、効率よくかつ適正に湯水2を身体の必要各部に向け霧状に噴出させ包み込むことが出来るし、顔面等の所定の部分への湯水2の噴出を避けることができる。顔面等の特定の部分への湯水2の噴出を避けるため、本実施例では特に、肩部に対応するシャワーノズル5、6を図4に示すような、扇型Aに噴出させるものを採用している。他のシャワーノズル7〜10は図4に示すように円錐型Bに湯水2を噴出させる噴出域の広いものを使用し、身体の各部を霧状の湯水で包み込みやすくしている。
【0018】
もっとも、湯水2を霧状に噴出させて、身体の必要各部を包み込めるものであれば、どのような構成の霧噴出手段3を採用してもよいのは勿論である。
【0019】
シャワーノズル5〜10は、図5に示すような構造を有し、身長差等に対応可能な可変構造とし、身体各部を霧状の湯水で包みやすくしている。
【0020】
また、霧噴出手段3の複数のシャワーノズル5〜10を保持している手すり4は、図3に示すように、可変構造を有し、入浴者の体格の変動に対しても適宜対応出来る構成としてある。
【0021】
手すり4の中には、シャワーノズル5〜10を各々つなぐ配管11が挿入されており、霧状シャワーの熱が損われない断熱効果も合わせもたせてある。手すり4は、強度の高い構造を備え、虚弱入浴者は勿論、健常入浴者でもすべり止め効果が高いものとしてある。また介護が必要な入浴者は、手すりがじゃまにならないように手すりの下部から手が入る構造としてある。車椅子で入浴することを余儀なくされる入浴者が車椅子の霧噴出手段の適切な位置の移動についても、上記手すりを可動させ適宜よい位置がとれる。
【0022】
また、霧噴出手段3には、既存の入浴椅子に座り霧噴出手段3から噴出される霧状の湯水を受ける構成としている。入浴椅子の大小や体格の差に合わせて、複数のシャワーノズル5〜10のついた手すりを上下させる構造となっているため、子供や身長の低い人等でも顔等に湯水2がかかり、不快なことがない。
【0023】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば次の効果が得られる。
【0024】
先ず、バスタブ入浴のような静水圧による入浴者への負担がない霧状シャワーにより、身体のまわりを滞空性のよい霧状の湯水が包み込み、身体全体に万遍なく充満して熱交換を行うため、通常シャワーに比べて短時間で同等の温熱効果が得られる。
【0025】
また順次噴出される新しい湯水の微細粒子が、常時いれかわることによりバスタブの溜り湯の入浴と同等の温熱効果がえられ、霧状の微細粒子のため急激な温度変化を体感させず入浴者への負担も少なくすることができる。また手すりを使用し、座姿勢を保つことにより、通常シャワーの立姿勢に比べて身体への負担が少なく、かなり虚弱の入浴者でも座位が保たれれば入浴が可能となる。
【0026】
一方バスタブ入浴では、上記静水圧の影響もさることながら、タブへの出入りのまたぎ込み運動による負担も虚弱者にとっては負担が大きく、介助要望の高い事項となっているが手すりがあれば多くの虚弱者の入浴者の入浴が可能となり、温熱効果が高く、身体への負担もさらに軽減できる。
【0027】
また第二の構成としたものにあっては、シャワーノズルを適宜可動させることによって身体全体を万遍なく包み込むことができ、効果的なシャワー入浴ができる。また、入浴椅子の差異に対応し、かつ入浴者の体格の差異にも対応することでどんな入浴者にも対応できる。また、入浴者の身体まわりだけに湯水を霧状に噴出させることができ、節水・省エネルギーの効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるシャワー装置の斜視図
【図2】同シャワー装置の側面図
【図3】同シャワー装置の使用状態を示す側面図
【図4】同シャワー装置のシャワーノズルの各種具体例を示す斜視図
【図5】同シャワー装置のシャワーノズルの半裁断面図
【符号の説明】
1 浴室
2 湯水
3 霧噴出手段
4 手すり
5〜10 シャワーノズル
Claims (2)
- 複数のシャワーノズルと、前記シャワーノズルを保持する上下に可動自在な下方が開放した略コ字形の手すりを霧噴出手段の左右に2個備え、前記複数のシャワーノズルを入浴者を包み込むように手すりの上方の横辺と前方の縦辺の所定の位置に配設したシャワー装置。
- シャワーノズルは手すりの所定の位置に設けられて、入浴者の体格や入浴椅子の差異に合わせて適宜調整可能とした請求項1記載のシャワー装置。
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1995
- 1995-04-19 JP JP9349395A patent/JP3633025B2/ja not_active Expired - Fee Related
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