JP3687064B2 - シャワー装置 - Google Patents
シャワー装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3687064B2 JP3687064B2 JP2000148804A JP2000148804A JP3687064B2 JP 3687064 B2 JP3687064 B2 JP 3687064B2 JP 2000148804 A JP2000148804 A JP 2000148804A JP 2000148804 A JP2000148804 A JP 2000148804A JP 3687064 B2 JP3687064 B2 JP 3687064B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shower
- arm
- water
- arms
- nozzle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
この発明は、浴室に設置されるシャワー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
従来、例えば特開平9−122034号公報に開示されているように、上部に回転軸を有し、下方に延びたアームにノズルを付けたシャワー装置とか、特開平8−280568号に開示されているように、横方向に回転可能なアームにノズルを付けたシャワー装置が存在しているが、何れも、椅子に着座して全身シャワーを浴びるには問題がないが、立った状態や、椅子なしで腰を降ろした状態などでは使用することができないものであり、また、全身シャワーと通常のシャワー行為(洗髪とか身体を洗う等)では身体の向きが反対となり、全身シャワーを浴びながら鏡を見ることができず、向きを変えるのが面倒で使用勝手が悪いという問題点があった。また、座った状態でアームを動かすには身体をひねる必要があり、操作がし辛いという問題点があった。また、アームが身体の横を通る必要があるため、装置の幅サイズ等が大きく、大型のものとなってしまうという問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、立った状態でも、椅子に座った状態でも、椅子なしで腰を降ろした状態でも、簡単に使用できて全身にシャワーを浴びることのできるシャワー装置を提供せんことを目的とし、その要旨は、壁面に設置されたシャワー装置は、鏡の下端に横設された回転軸から、水路を形成する2本の左アーム及び右アームを上方へ向かって立設させ、左アーム及び右アームには複数の散水ノズルを設け、前記左アーム及び右アームを手前に倒して使用者の姿勢に合わせた任意の位置に保持できるように構成したことである。
【0004】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、シャワー装置を備えた浴室の斜視構成図であり、浴室内の浴槽1の側方の洗い場2の壁面3には、通常のシャワーヘッド4とは別に、全身シャワーを浴びることのできるシャワー装置5が設置されており、シャワー装置5は、鏡6の下端に横設された回転軸7を介して手前側へ倒すことができるように構成され、回転軸7から2本の左アーム8A及び右アーム8Bが上方へ向かって立設されており、左アーム8A,右アーム8Bはそれぞれ回転軸7側から上方に延びるに従い、壁面3から手前側へ膨らんで湾曲状に形成された湾曲部8aとなっており、湾曲部8aの上端側は壁面3側の後方側へ戻り、上端の曲がり部8bから手前側へ上傾して上端突出部8cが一体形成されたものとなっており、アーム8A,8B内は前記回転軸7から湯水が供給される水路を内部に形成しており、それぞれ上下に所定間隔で散水ノズル9b,9bが設けられたものとなっており、前記上端突出部8cには、使用者の背中にシャワー水を噴出させることのできる背用ノズル9aが設けられ、逆に下端の回転軸7側には、使用者の足元にシャワー水を噴出させる足用ノズル9c,9cが設けられたものとなっている。なお、この足用ノズル9c,9cは、アーム8A,8B内の水を抜く水抜き用にも利用できるように構成されている。
【0005】
また、回転軸7の下方のカウンター10上に、前記シャワーヘッド4からシャワー水を噴出させるために操作する通常シャワー用ハンドル11aと、前記シャワー装置5の散水ノズル9a,9b,9cからシャワー水を噴出させる際に操作する全身シャワー用ハンドル11bが設けられている。また、カウンター10の下方には洗面器を置くための洗面器台12が設けられている。
【0006】
このような構成においては、図2のように、鏡6に向かって立った状態で、各アーム8A,8Bの湾曲部8aを手で持って手前側へ僅かに倒すことにより、上端突出部8cが肩の上から背中側に被さり、背用ノズル9aから背中に向かってシャワー水を良好に噴出させて背中を暖めることができるものとなり、また、湾曲部8aは手前側へ湾曲しているため、使用者の腹から背中に近づいた状態で、散水ノズル9bから良好に腹から肩にかけて散水させることができ、また、足用ノズル9cから足に散水させることができ、全身にシャワーを浴びることができるものとなる。
【0007】
なお、回転軸7は内部に摩擦部材を設けて、任意の位置で固定できるように構成されており、アーム8A,8Bを手前側に倒して任意の位置で保持させることができ、図3に示すように、椅子13に座った状態でも使用することができ、この場合にも上端突出部8cが背中側に達して、背用ノズル9aから背中に向かってシャワー水を噴出させることができるものとなり、また、足用ノズル9cから足元に向かってシャワー水を噴出させて足元を良好に暖めることができるものとなる。
【0008】
さらに本例のシャワー装置では、洗い場2の床面に直接座った状態でも、また床面に寝そべった状態でも、あらゆる体勢に対応させて手前側へアーム8A,8Bを倒して全身にシャワーを浴びることができるものであり、様々な身長の異なる人でもアーム8A,8Bの位置を調節するだけで簡単に全身シャワーを浴びることができるものとなる。従って、椅子を使わなくても使用できるため、いちいち椅子を動かしたり、椅子が置き場所を取ったりすることなく、洗い場2を広く使用することができるものである。
【0009】
また、鏡6に向かって通常の洗髪行為とか身体を洗う行為をする時に、身体の向きを変えることなく全身にシャワーを浴びることができ、シャワー用のハンドル11a,11bも身体の向きを変えることなく容易に操作することができる。また、車椅子に乗った状態で全身シャワーを浴びる場合も、同様に向きを変える必要がなく、介護が容易なものとなる。
しかも湾曲部8aは手前側へ湾曲しているため、いろいろな姿勢で手を掛けやすく、身体をひねったりすることもなく良好にアーム8A,8Bの位置を調整することができ、アーム8A,8Bの操作が容易である。
また、左右のアーム8A,8Bの幅間隔は身体よりも広くなくても良いために、幅方向はコンパクトにして設置することができるものとなる。
なお、このようなシャワー装置5では、カウンター10とか水栓等の壁から突出するものが存在しても、これらに当たることがなく、干渉を避けてコンパクトに設置できるものである。
【0010】
【発明の効果】
本発明の、壁面に設置されたシャワー装置は、鏡の下端に横設された回転軸から、水路を形成する2本の左アーム及び右アームを上方へ向かって立設させ、左アーム及び右アームには複数の散水ノズルを設け、前記左アーム及び右アームを手前に倒して使用者の姿勢に合わせた任意の位置に保持できるように構成したことにより、立った状態でも、椅子に座った状態でも、椅子なしで腰を降ろした状態でも、また、いろいろな身長の異なる人でも、アームの位置を調節するだけで簡単に全身シャワーを浴びることができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 シャワー装置の設置状態の斜視構成図である。
【図2】 立った状態での使用状態図である。
【図3】 座った状態での使用状態図である。
【符号の説明】
2 洗い場
3 壁面
4 シャワーヘッド
5 シャワー装置
6 鏡
7 回転軸
8A 左アーム
8B 右アーム
8a 湾曲部
8b 曲がり部
8c 上端突出部
9a 背用ノズル
9b 散水ノズル
9c 足用ノズル
10 カウンター
11a 通常シャワー用ハンドル
11b 全身シャワー用ハンドル
Claims (1)
- 壁面に設置されたシャワー装置は、鏡の下端に横設された回転軸から、水路を形成する2本の左アーム及び右アームを上方へ向かって立設させ、左アーム及び右アームには複数の散水ノズルを設け、前記左アーム及び右アームを手前に倒して使用者の姿勢に合わせた任意の位置に保持できるように構成したことを特徴とするシャワー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000148804A JP3687064B2 (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | シャワー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000148804A JP3687064B2 (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | シャワー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001327423A JP2001327423A (ja) | 2001-11-27 |
JP3687064B2 true JP3687064B2 (ja) | 2005-08-24 |
Family
ID=18654768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000148804A Expired - Lifetime JP3687064B2 (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | シャワー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3687064B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005253633A (ja) * | 2004-03-10 | 2005-09-22 | Inax Corp | シャワー装置 |
JP7207865B2 (ja) * | 2018-05-18 | 2023-01-18 | 積水ホームテクノ株式会社 | シャワーシステム |
-
2000
- 2000-05-19 JP JP2000148804A patent/JP3687064B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001327423A (ja) | 2001-11-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3687064B2 (ja) | シャワー装置 | |
JP4441428B2 (ja) | シャワー装置 | |
JP4089238B2 (ja) | シャワー装置 | |
JP3728587B2 (ja) | シャワー装置 | |
JP3787937B2 (ja) | シャワー装置 | |
JPH0975255A (ja) | 浴 室 | |
JP4201102B2 (ja) | 浴室内設備 | |
JP2004049677A (ja) | 浴室装置 | |
JPH08280565A (ja) | シャワー装置 | |
JPH09271508A (ja) | 座位式シャワー装置 | |
JP3633025B2 (ja) | シャワー装置 | |
JP3034661U (ja) | シャワースタンド | |
JP2002034822A (ja) | シャワー装置 | |
JPH08103391A (ja) | シャワーユニット | |
JP3058556U (ja) | 座位式シャワー入浴装置における浴槽前面ドア | |
JP3933963B2 (ja) | シャワー装置 | |
CN215802004U (zh) | 一种可调淋浴屏 | |
JP5732610B2 (ja) | シャワー浴装置 | |
JP4422641B2 (ja) | シャワー装置 | |
JP4473758B2 (ja) | シャワー装置 | |
JP2001204645A (ja) | シャワー装置 | |
JP3094671U (ja) | 理美容室用洗面台とその洗面ボール | |
JP4031663B2 (ja) | シャワー装置 | |
JPH0623009A (ja) | シャワーバス装置 | |
JP4422640B2 (ja) | シャワー装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040414 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050111 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050215 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050524 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050527 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3687064 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080617 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090617 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100617 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100617 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110617 Year of fee payment: 6 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110617 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120617 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120617 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130617 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617 Year of fee payment: 9 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |