JP3787937B2 - シャワー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、着座した使用者に温水を噴出するシャワー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のシャワー装置(例えば実開昭63−108954号公報)を図11に示す。
【0003】
図11において、シャワーブース41は水平断面形状が方形のものであり、一側壁面42にはブース内に出入りするためのドア43が設けられている。また、他の壁面44にはシャワー水栓45、水ハンドル46、湯ハンドル47、ホース48、シャワーヘッド49、シャワーフック50、およびフック50をスライド自在に支持するロッド51からなるシャワー装置が設けられている。
【0004】
また、ブース41内の向かい合う壁面52、53には、それぞれ折り畳み式の椅子54と、テーブル55および足置き56が設けられている。椅子54と、テーブル55および足置き56は、ヒンジ57により倒立自在に壁面52、53に取り付けられている。この椅子54、テーブル55および足置き56には、磁石または鉄板54a、55a、56aが埋設されており、図12に示す壁面52、53に埋設された鉄板または磁石54b、55b、56bとの磁力により、折り返された際の系止が行われるようになっている。
【0005】
そして、使用者は椅子54に座ったり、テーブル55に寄りかかったりしてシャワーを浴びることができるとともに、未使用時には椅子54、テーブル55および足置き56を収納してシャワールブース41を広く利用できるというものであり、図11は椅子54と、テーブル55および足置き56の未使用状態を、図12は椅子54と、テーブル55および足置き56の使用状態を示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のシャワー装置では、椅子の高さを変更できないため、使用者がその体格に適応しない場合には、逆に不快に感じるという課題があった。特に高齢者や子供が入浴した際に、足が床面に着かないなど不安定な状態でシャワーを浴びるという可能性があった。
【0007】
また、椅子14や足置き16等を収納する際に屈んで操作する必要があり、高齢者や子供にとって負担になるという課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記する課題を解決するために、シャワー装置本体と、それぞれ複数の温水噴出用のノズルを有し、各一端が前記シャワー装置本体に上下方向回転自在に取付けられた一対のアームと、シャワー装置本体の前方であって、かつ前記一対のアーム間に位置する椅子と、前記椅子の上下、および水平状態から垂直状態の回転変位を行う駆動源とを具備し、前記椅子を上方へ変位させたとき、その着座面を前方下位状に傾斜させるようにしたものである。
【0009】
従って、高さ調節手段により使用者の体格にあわせて着座手段である椅子の高さを調節できるので、安定して座ることができ、快適に温水を浴びることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明のシャワー装置は、シャワー装置本体と、それぞれ複数の温水噴出用のノズルを有し、各一端が前記シャワー装置本体に上下方向回転自在に取付けられた一対のアームと、シャワー装置本体の前方であって、かつ前記一対のアーム間に位置する椅子と、前記椅子の上下、および水平状態から垂直状態の回転変位を行う駆動源とを具備し、前記椅子を上方へ変位させたとき、その着座面を前方下位状に傾斜させるようにしたものである。
【0011】
このように、使用者の体格にあわせて椅子の高さを調節できるので、安定して座ることができ、快適に温水を浴びることが可能となる。しかも、使用者はより簡単に立ち上がり動作を行うことができる。
【0012】
また、アームの上下方向回転を行うもう一つの駆動源を設けたので、確実なシャワー浴が実現されることとなる。
【0013】
使い勝手を向上すべく駆動源を操作する操作手段はシャワー装置本体に着脱可能に配備するのが望ましい。
【0014】
また、アームに使用者の立ち座りを補助する動作補助手段を設ければ、アームを補助として利用可能となり、使用者または介護者の動作の負担を軽減できる。特に、アームに駆動手段を設けた場合には、使用者の立ち座りの負担は大幅に軽減できる。
【0015】
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0016】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1のシャワー装置の斜視図である。図2は椅子の要部構成図であり、図3はシャワー装置の操作部の外観図、図4はシャワー装置の椅子およびアームの動作説明図、図5(a)は椅子開閉時の動作説明図、図5(b)はシャワー装置のアーム開閉時の動作説明図、図6はシャワー装置のアームの要部構成図、図7はシャワー装置の配管経路図である。
【0017】
図1において、シャワー装置1は、浴室2の洗い場3に面した壁面4に取り付けられている。5はサーモバルブであり、カラン6から浴槽内への湯張りを行い、湯温調節、流量調節が可能となっている。
【0018】
シャワー装置1において、7はシャワーを浴びる際に入浴者が座る着座手段の椅子であり、図2に示すようにシャワー装置本体1aの内部で高さ調節手段である水圧駆動手段8によって支えられている。水圧駆動手段8は、シリンダ9とピストン10から構成され、水圧伝達管11からの水圧によってピストン10が上下し、椅子7の高さを調節している。シリンダ9内の水圧は、制御弁12と水抜
き弁13により圧力導入口14と水抜き口15を開閉することで調整される。すなわち、制御弁12と水抜き弁13が閉止されていれば、シリンダ10内に水が充満しており、椅子は固定される。制御弁12が開成され水抜き弁13が閉止されるとシリンダ10内に水圧がかかるので、ピストン9が押し上げられ椅子7が上昇する。
【0019】
また、制御弁12が閉止され水抜き弁13が開成されるとシリンダ10内の水が抜けるので、ピストン9が自重により下がり椅子7が下降するようになっている。そして制御弁12と水抜き弁13は、操作部16(図1)の高さ調節手段である椅子調節ボタン17a、17b(図3)が選択された場合に制御手段18により開閉される。
【0020】
また、椅子7の支持部19には椅子回転機構20が設けられており、椅子7が揺動可能となっている。そして、操作部16の椅子開閉ボタン21の操作により、回転機構20が椅子7を回転させ、使用しないときには椅子7を略垂直として収納し、使用時には略水平とすることができる。
【0021】
前記シャワー装置1にはアーム22が設けてあり、このアーム22は図6に示すようにシャフト23により連結され、シャワー装置本体1aに取り付けてある。そして電動のアーム調節手段であるアーム回転機構24により回転移動が可能となっている。
【0022】
すなわちアーム22を未使用時にはアーム22の先端を壁面3に近づけた状態で収納できる。このアーム22の操作は、手動で行えるとともに、操作部16に設けられたアーム操作手段であるアーム調節ボタン25a、25bおよびアーム開閉ボタン25cでも行えるようになっている。
【0023】
またアーム22には、温水噴出手段であるノズル26a、26b、26cが設けられており、アーム22内部の流路配管27を通ってきた湯水をそれぞれ胸部、腹部、脚部に向け噴出する。ノズル26は、流体を霧状で噴出する構成であり、それぞれの部位を霧状の湯水で包み込む。また操作部16にはアーム22を所定の範囲内で自動的に移動する自動ボタン28が設けられ、湯水で包み込まれる領域をより拡げられるようになっている。
【0024】
一方、シャワー装置本体1にはノズル26d、26eが設けられ、これらはそれぞれ肩部、腰部に向け霧状の湯水を噴出しており、前記ノズル26a、26b、26cと併せて、霧状の湯水で身体全体を包み込む。
【0025】
シャワー装置1の配管流路経路を図7に示す。湯水の供給路である給水管29と給湯管30はそれぞれ混合弁31に連通しており、混合弁31は操作部16に設けられた湯温設定ボタン32a、32bにより設定された温度となるように湯水の混合比を調節する。
【0026】
混合弁31下流には、身体を洗った後や洗髪等に使用するハンドシャワー33とノズル26a〜26eからの湯水の噴出を行うミストシャワー34への湯水の切り替え、それぞれの流量調節および閉止を行う開閉弁である切替弁35が設けられている。
【0027】
ハンドシャワー33またはミストシャワー34から湯水を出す場合、開閉操作部であるハンドシャワー開成ボタン36a、ミストシャワー開成ボタン36bを選択し、流量の変更を行う場合は流量調節ボタン37a、37bによって調節する。
【0028】
また、開閉操作部である閉止ボタン38が選択されると、切替弁35が閉止され、それぞれのシャワーが止められる。また、水圧伝達管11は、給水管29から分岐され、制御弁12に連通しており、供給水圧をシリンダ10内に導けるようになっている。
【0029】
操作部16は図1に示すように通常座った使用者が最も使いやすいアームに取り付けられているが、無線式となっており取り外しが可能で浴室2の外からでも操作が可能である。
【0030】
以上の構成において本実施例の動作について説明する。
【0031】
ミストシャワー34の未使用時には浴室2の洗い場3が広く使え、圧迫感を与えないように、椅子7およびアーム22は図5(b)の実線のように収納された状態になっている。入浴者がミストシャワー34を使用する場合に、椅子開閉ボタン21とアーム開閉ボタン25cをが選択すると、制御手段18により椅子回転機構20とアーム回転機構24が駆動され、椅子7およびアーム22を図1に示す使用状態にセットする。
【0032】
従って、椅子7とアーム22を動かす負担が軽減されるとともに、高齢者や子供でも簡単に使用できる。また、操作部16を取り外し外部から予め椅子7とアーム22を出しておけば、介護者が必要な入浴者のケースなどの介護者の負担をも軽減できる。
【0033】
この状態で、ミストシャワー開成ボタン36bが選択されると、切替弁35のミストシャワー側が開成される。切替弁35が開成されると、湯水が給水管29と給湯管30から混合弁31に供給され、混合弁31は温度設定ボタン32a、32bにより設定された温度となるように湯水を混合する。設定温度に混合された湯は、切替弁35、配管27を通ってミストシャワー34のノズル26a〜26eに供給され、ノズル26a〜26eから霧状の湯となって噴出する。
【0034】
そして、椅子7に座った入浴者の全身を霧状の湯で包み込むため、少量の湯で入浴と同等の温まり感を得られるようになっている。
【0035】
ミストシャワー34を浴びる際に、椅子7の標準位置で座り心地が悪ければ椅子調節ボタン17a、17bにより、入浴者は体格に応じた高さに調節できる。高さを上げるように椅子調節ボタン17aが選択されると、通常、閉止された制御弁12と水抜き弁13のうち、制御弁12が所定の時間あるいは椅子調節ボタン17aを操作している間開成される。
【0036】
制御弁12が開成されると、供給水圧が水圧伝達管11を介して圧力導入口14よりシリンダ10内にかかるため、ピストン9を上昇する力が作用し、シリンダ10内に水が流入されるとともに、ピストン9が上昇し、椅子7が高くなる。そして、所定の時間が経過した後、制御弁12が閉止され椅子7の高さを維持する。制御弁12と水抜き弁13が閉止されていれば、シリンダ10内部に水が充満しており、ピストン9は下がらないため椅子7の高さは維持される。
【0037】
高さを下げるように椅子調節ボタン17bが選択されると、通常、閉止された制御弁12と水抜き弁13のうち、水抜き弁13が所定の時間あるいは椅子調節ボタン17bを操作している間開成される。水抜き弁13が開成されると、シリンダ10の水抜き口15から入浴者、椅子7、およびピストン9の自重により内部の水が押し出される。
【0038】
従って、ピストン9が下降し、椅子7の高さが下がる。従って、座った状態でも介護者や入浴者がボタンの操作のみで椅子7の高さをを調節でき、立ち座りやかがみ込む動作負担を無くせるとともに、快適にミストシャワー34を浴びることができる。
【0039】
ノズル26a〜26eは入浴者の体格に応じて、全身を包み込むようにその噴出方向を変えることができるようになっている。自動ボタン28を選択すると、アーム回転機構24が駆動され、アーム22は図4に示すように所定の範囲を往復移動する。それにより、入浴者の身体をより広範囲に渡り暖めることができるとともに、単調になりがちな入浴感を変え、快適にミストシャワー34を楽しむことができる。
【0040】
閉止ボタン38が選択されると、切替弁35が閉止され、ミストシャワー34を終えるようになっている。ここで立ち上がる際に、椅子調節ボタン17a、17bを選択することにより椅子7を上昇させると、高齢者などの足腰が弱い人の立ち上がりの補助が可能となる。使用した後、椅子7およびアーム22は、椅子開閉ボタン21およびアーム開閉ボタン25cを選択し、収納できるようになっている。
【0041】
このように実施例1によれば、椅子7とアーム22を電気で駆動される椅子回転機構20とアーム回転機構24により移動可能とし、それぞれの開閉ボタン21、25cにより使用状態あるいは収納状態に操作できる構成としたので、入浴者が屈み込んだり、介護者が入浴者を支えながら操作する際の身体的負担を大幅に軽減できる。
【0042】
また、操作部16を取り外し可能とし、浴室2外部から操作可能としたので、入浴前に椅子7とアーム22を使用状態にセットし、ミストシャワー34を開成することによって、使用前に冷えた椅子7や浴室2内を暖めておくことができ、不快感をなくせるとともに、血圧の上昇を抑制できる。
【0043】
特に、ノズル26a〜26eは湯を霧状とするため、気体への接触面積が大きくなり少ない湯量でより浴室2内を暖めることができる。また、事前に椅子7を使用状態にできるので、介護者は一旦浴室2内に入り入浴準備を行う必要がない。
【0044】
さらに、ピストン9とシリンダ10を設け、水圧を利用して椅子7の高さを高さ調節ボタン17a、17bを選択することにより調節できる構成としたので、入浴者が高さ調節を行う際に立ち座りや屈みこむ必要がなくなり、座った状態で行えるので、入浴者や介護者の身体的負担を軽減できるとともに、体格にあった椅子7の高さで快適にミストシャワー34を浴びることができる。
【0045】
加えて、操作部16を使用者が座った状態で使用しやすいようにアーム22に取り付けられるので、操作性が向上し、高齢者や子供でも簡単に使用することができる。
【0046】
さらに、アーム22を所定の範囲内で、自動的に移動する構成としたので、入浴者はノズル26からの霧状の湯をより広範囲で浴びることになり、浴槽に入浴した場合と同等の温まり感を得られ、快適なミストシャワー34を浴びることができる。
【0047】
特に湯が霧状に噴霧されるのでシャワー水滴のような圧力感がなく、圧力的負担の少ない快適なシャワー浴が可能となる。また、アーム22が移動することで、ノズル26の湯の噴出領域が変わるため、視覚的、感覚的に使用状態が変化し、ミストシャワー34をより楽しむことができる。なお、アーム22の移動範囲は、温まり感を損なわないためにも、ノズル26a、26b、26cからの湯が身体に当たる範囲で行われることが望ましい。
【0048】
なお、椅子7の高さ調節手段として水圧駆動手段を用いているが、電気的駆動手段を用いても同様の効果がある。
【0049】
また、本実施例ではアーム回転機構24および椅子回転機構20に電気的駆動手段を用いているが、それぞれを水圧を利用した水圧駆動手段とすれば、使用電力の大幅な低減ができ、電池のみで各弁の制御が可能となるので、配線等の工事が不必要となり、設置性を向上できる。
【0050】
さらに、操作部16を固定式とし、各弁の開閉操作を手動で行うようにすれば、電気が不要となり、設置性が向上するとともに、電池交換等のメンテナンスも不要となる。
【0051】
(実施例2)
図8は実施例2のシャワー装置のアームの部分部拡大図であり、図9はアーム動作説明図であり、実施例1と異なるのは、アーム22に入浴者が持つことのできる動作補助手段である手摺部39と、操作部16に立ち上がり補助ボタン40を設けた構成としている点である。
【0052】
上記構成において、実施例1と異なる作用のみ説明する。入浴者が立ち上がりの際に使用者が立ち上がり補助ボタン40を選択すると、図9に示すようにアーム22がアーム回転機構24により所定の高さまで移動する。そして、手摺部39に掴まっていた入浴者の立ち上がり時の腰や足にかける力を軽減するように作用する。
【0053】
この実施例2によれば、立ち上がり補助ボタン40を選択することによりアーム22が所定の高さまで上昇し、手摺部39に掴まった入浴者の立ち上がりを補助しているので、腰や足にかかる負担を大幅に低減できる。また、入浴時にも手摺部39を持つことにより、身体が安定するので、体の弱い人や高齢者が安心してミストシャワー34を浴びることができる。
【0054】
なお、本実施例では、立ち上がり補助ボタン40を設けているが、立ち上がり補助ボタン40を閉止ボタン38と兼用し、ミストシャワー34が開成された状態から閉止ボタン38を選択すると、ミストシャワー34が終了し、アーム22が所定の高さまで上昇する構成とすると、操作回数および操作ボタン数を低減でき、操作性を向上できる。
【0055】
(実施例3)
図10は椅子7の収納時の動作説明図であり、実施例1と異なるのは、椅子7を収納する際に、入浴者の立ち上がり動作を補助するように、椅子7の座面41が上昇に伴い、略水平から徐々に下側に傾くように動作する構成となっている点である。
【0056】
上記構成において、実施例1と異なる作用のみ説明する。入浴者がミストシャワー34を浴びた後、立ち上がるときに、椅子開閉ボタン21aが選択されると、椅子7は所定の高さまで徐々に上昇しながら、椅子回転機構20も椅子7の高さに応じて徐々に回転し、椅子7の先端が下になるように椅子7の座面41が傾斜する。従って、椅子7の収納動作を行いながら、入浴者は椅子7に押されるように立ち上がることができる。
【0057】
この実施例3によれば、椅子7を収納する際に、入浴者の立ち上がり動作を補助するように、椅子7の座面41が上昇に伴い、略水平から徐々に下側に傾くように動作する構成としているので、入浴者は椅子7に押されるように補助され楽に立ち上がることができ、身体の負担を軽減できる。また、併せて椅子7の収納動作を行うことができる。
【0058】
なお、椅子7とアーム22を連動させ同時に収納するように構成すれば、立ち上がった後、浴室2の洗い場3を広く使用することができ、介護者や入浴者の利便性が向上する。
【0059】
以上のように各実施例の特長をまとめれば以下の通りである。
【0060】
(1)シャワー装置本体と、使用者が着座する着座手段と、前記着座手段の高さ調節手 段と、前記高さ調節手段の操作手段と、着座した使用者に温水を噴出する温水噴出手段を有するものであり、高さ調節手段により使用者の体格にあわせて着座手段の高さを調節できるので、安定して座ることができ、快適に温水を浴びることが可能となる。
【0061】
(2)シャワー装置本体と、使用者が着座する着座手段と、着座手段の高さ調節手段と、高さ調節手段の操作手段と、着座した使用者に温水を噴出する温水噴出手段と、温水噴出手段へ連通する流路と、流路に設けられた開閉弁と、開閉弁の開閉操作部とを有し、開閉操作部により湯水噴出手段への流路を閉止すると、高さ調節手段を駆動する構造として構成したものであり、使用者が開閉弁操作部により開閉弁を閉止し、シャワー浴を終了した際に、着座手段が開閉弁の閉止操作と連動して高さが調節されるので、使用者はシャワー浴が終了した後、操作手段の操作を行うことなく、立ち上がることができる。
【0062】
(3)操作手段を使用者が座った状態で操作可能な位置に設けて構成したものであり、使用者が座った状態で着座手段の高さを変えることができるので、高さ調節のための立ち座りを行う必要がなく、使用者の負担を軽減できる。特に立ち上がりの際には椅子を上部まで高くすることにより楽に動作を行えるので、高齢者や介護者の負担を軽減できる。
【0063】
(4)着座手段は上昇に連動し着座面が略水平方向から略垂直方向に回動する構成としたものであり、使用者が高さ調節手段により着座手段の高さを上昇させて立ち上がる際に、使用者の立ち上がり時の着座部角度変化に対応して、着座面が上昇に伴い回動するので、使用者はより簡単に立ち上がり動作を行うことができる。
【0064】
(5)操作手段をシャワー装置本体と着脱可能として構成したものであり、操作手段をどこでも使用できるので、使用者が手元で簡単に操作を行え、また、浴室外から事前に着座手段を座りやすい高さに調節できるとともに、介護者が必要な場合の操作性を向上できる。
【0065】
(6)シャワー装置本体と、使用者が着座する着座手段と、着座した使用者に温水を噴出する温水噴出手段と、シャワー装置本体に支持された移動可能なアームと、アームを移動するアーム調節手段と、アーム調節手段の操作手段を備えて構成したものであり、使用者がアーム操作手段を操作するとアーム調節手段によりアームが任意の位置に調節可能であり、アームの操作性を向上できる。
【0066】
(7)アームに少なくとも1つの温水噴出手段を設け、アームを所定の範囲内で駆動する自動アーム操作部を備えた構成としたものであり、所定の範囲内でアームを自動的に移動し、温水噴出手段から噴出した湯水の身体に当たる領域が増加するので、湯水を浴びた際の温まり感を向上できる。
【0067】
(8)アームに使用者の立ち座りを補助する動作補助手段を設けて構成したものであり、使用者が立ち座りする際にアームを補助として利用可能となり、使用者または介護者の動作の負担を軽減できる。特に、アームに駆動手段を設けた場合には、使用者の立ち座りの負担は大幅に軽減できる。
【0068】
【発明の効果】
このように本発明のシャワー装置によれば、使用者は快適に温水を浴びることができるとともに、高齢者や介護者の負担を軽減できるものでもあり、すぐれた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1におけるシャワー装置の斜視図
【図2】 同シャワー装置の椅子の要部構成図
【図3】 同シャワー装置の操作部の外観図
【図4】 同シャワー装置の椅子およびアームの動作説明図
【図5】 (a)同シャワー装置の椅子開閉時の動作説明図
(b)同シャワー装置のアーム開閉時の動作説明図
【図6】 同シャワー装置のアームの要部構成図
【図7】 同シャワー装置の配管経路図
【図8】 本発明の実施例2におけるシャワー装置のアームの部分拡大図
【図9】 同シャワー装置のアーム動作説明図
【図10】 本発明の実施例3のシャワー装置の動作説明図
【図11】 従来のシャワー装置の外観図
【図12】 同シャワー装置の使用状態説明図
【符号の説明】
1 シャワー装置
1a シャワー装置本体
7 椅子(着座手段)
8 水圧駆動手段(高さ調節手段)
11 水圧伝達管
17a、17b 椅子調節ボタン(操作手段)
20 椅子回転機構(高さ調節手段)
24 アーム回転機構(アーム調節手段)
25a、25b アーム調節手段
26a〜26e ノズル(温水噴出手段)
28 自動ボタン(自動アーム操作部)
29 給水管(流路)
30 給湯管(流路)
35 切替弁(開閉弁)
36b ミストシャワー開成ボタン(開閉操作部)
38 閉止ボタン(開閉操作部)
39 手摺部(動作補助手段)

Claims (4)

  1. シャワー装置本体と、それぞれ複数の温水噴出用のノズルを有し、各一端が前記シャワー装置本体に上下方向回転自在に取付けられた一対のアームと、シャワー装置本体の前方であって、かつ前記一対のアーム間に位置する椅子と、前記椅子の上下、および水平状態から垂直状態の回転変位を行う駆動源とを具備し、前記椅子を上方へ変位させたとき、その着座面を前方下位状に傾斜させるようにしたシャワー装置。
  2. アームの上下方向回転を行うもう一つの駆動源を設けた請求項1記載のシャワー装置。
  3. 駆動源を操作する操作手段をシャワー装置本体に着脱可能に配備した請求項1または2記載のシャワー装置。
  4. アームに使用者の立ち座りを補助する動作補助手段を設けた請求項1または2記載のシャワー装置。
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CN104619223A (zh) * 2012-09-14 2015-05-13 松下知识产权经营株式会社 淋浴装置

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