JP2016158321A - デッドタイム調整回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】デッドタイムを適切に調整する。
【解決手段】デッドタイム調整回路22は、異なる2電位間に直列接続された第1出力スイッチ11Hと第2出力スイッチ11Lとの接続ノードに現れるスイッチ電圧Vswを監視することにより、第2出力スイッチ11Lがオフされてから第1出力スイッチ11Hがオンされるまでのデッドタイムd1と、第1出力スイッチ11Hがオフされてから第2出力スイッチ11Lがオンされるまでのデッドタイムd2を各々検出し、デッドタイムd1及びd2が各々所定の目標値と一致するように帰還制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、デッドタイム調整回路に関する。
従来より、異なる2電位間に直列接続された第1出力スイッチと第2出力スイッチを相補的にオン/オフさせるスイッチ駆動回路では、各スイッチのオン/オフ状態を切り替える際に、貫通電流の防止を目的として、双方のスイッチをいずれもオフとするデッドタイム(同時オン防止期間)が設けられている。
なお、上記に関連する従来技術の一例として、特許文献1には、デッドタイムに比例するDC電圧信号を生成し、そのDC電圧信号を用いてデッドタイムを調整するデッドタイム調整回路が開示されている。
特開2003−338715号公報
ところで、特許文献1のデッドタイム調整回路では、第1出力スイッチをオン/オフさせるための第1駆動信号と、第2出力スイッチをオン/オフするための第2駆動信号を各々監視して、デッドタイムに比例するDC電圧信号が生成されていた。
スイッチング周波数fswが比較的低い場合(例えばfsw=1〜2MHz程度である場合)には、所望のデッドタイムが10〜20ns程度と比較的長いので、上記の従来技術を用いてデッドタイムを設定しても特段の問題は生じない。
しかしながら、スイッチング周波数fswが比較的高い場合(例えばfsw=20MHz程度である場合)には、所望のデッドタイムが数nsと非常に短くなる。そのため、出力スイッチの駆動信号を監視対象としていた上記の従来技術では、所望のデッドタイムを設定することが難しいという課題があった。
本明細書中に開示されている発明は、本願の発明者によって見出された上記の課題に鑑み、デッドタイムを適切に調整することが可能なデッドタイム調整回路を提供することを目的とする。
本明細書中に開示されているデッドタイム調整回路は、異なる2電位間に直列接続された第1出力スイッチと第2出力スイッチとの接続ノードに現れるスイッチ電圧を監視することにより、前記第2出力スイッチがオフされてから前記第1出力スイッチがオンされるまでの第1デッドタイムと、前記第1出力スイッチがオフされてから前記第2出力スイッチがオンされるまでの第2デッドタイムを各々検出し、前記第1及び第2デッドタイムが各々所定の目標値と一致するように帰還制御を行う構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成から成るデッドタイム調整回路は、前記スイッチ電圧を監視して前記第1及び第2デッドタイムが前記目標値よりも長いか否かを示す第1及び第2デッドタイム検出信号を生成するデッドタイム検出部と、前記第1及び第2デッドタイム検出信号に応じて前記第1及び第2出力スイッチのオンタイミング遅延量を増減する遅延部と、を有する構成(第2の構成)にするとよい。
また、上記第2の構成から成るデッドタイム調整回路において、前記遅延部は、前記第1及び第2出力スイッチのオンタイミングを遅延させる複数段の遅延素子と、前記遅延素子の有効段数を切り替える段数切替部と、前記第1及び第2デッドタイム検出信号に応じて前記段数切替部を制御することにより前記第1及び前記第2出力スイッチのオンタイミング遅延量を制御する遅延量制御部と、を含む構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第3の構成から成るデッドタイム調整回路において、前記遅延量制御部は、所定の周期毎に前記第1及び第2デッドタイム検出信号の論理レベルを各々確認し、前記第1及び第2デッドタイムが前記目標値よりも長いときには前記遅延素子の有効段数を減らし、前記第1及び第2デッドタイムが前記目標値よりも短いときには前記遅延素子の有効段数を増やすように、前記段数切替部を制御する構成(第4の構成)にするとよい。
また、上記第2〜第4いずれかの構成から成るデッドタイム調整回路において、前記デッドタイム検出部は、各々のカソードが前記スイッチ電圧の印加端に接続された第1及び第2ダイオードと、前記第1及び第2ダイオードのアノード電圧を積分して第1及び第2誤差電圧を各々生成する第1及び第2積分部と、前記第1及び第2ダイオードと前記第1及び第2積分部との間を各々導通/遮断する第1及び第2検出スイッチと、前記第1及び第2誤差電圧と所定の基準電圧とを比較して前記第1及び第2デッドタイム検出信号を生成する第1及び第2コンパレータと、を含む構成(第5の構成)にするとよい。
また、上記第5の構成から成るデッドタイム調整回路において、前記第1及び第2積分部は、それぞれ、出力端から前記第1及び第2誤差電圧を出力するオペアンプと、前記オペアンプの反転入力端と出力端との間に接続されたキャパシタと、前記オペアンプの反転入力端と出力端との間に接続された第1抵抗と、前記オペアンプの反転入力端と前記第1及び第2検出スイッチとの間に接続された第2抵抗と、電源端と前記オペアンプの非反転入力端との間に接続された電流源と、アノードが前記オペアンプの非反転入力端に接続されてカソードが接地端に接続されたダイオードを含む構成(第6の構成)にするとよい。
また、本明細書中に開示されているスイッチ駆動回路は、基準制御信号を生成する制御回路と、前記基準制御信号に遅延を与えて第1及び第2制御信号を各々生成する上記第1〜第6いずれかの構成から成るデッドタイム調整回路と、前記第1及び第2制御信号から第1及び第2駆動信号を各々生成して前記第1及び第2出力スイッチに供給するドライバ回路と、を有する構成(第7の構成)とされている。
また、本明細書中に開示されているスイッチング電源装置は、前記第1及び第2出力スイッチを含むスイッチ出力段と、前記スイッチ出力段を駆動する上記第7の構成から成るスイッチ駆動回路と、を有し、前記スイッチ出力段を駆動して入力電圧から出力電圧を生成する構成(第8の構成)とされている。
また、本明細書中に開示されているモータ駆動装置は、前記第1及び第2出力スイッチを含むスイッチ出力段と、前記スイッチ出力段を駆動する上記第7の構成から成るスイッチ駆動回路と、を有し、前記スイッチ出力段を駆動してモータに駆動電流を供給する構成(第9の構成)とされている。
また、本明細書中に開示されている電子機器は、上記第8の構成から成るスイッチング電源装置、若しくは、上記第9の構成から成るモータ駆動装置を有する構成(第10の構成)とされている。
本明細書中に開示されている発明によれば、デッドタイムを適切に調整することのできるデッドタイム調整回路を提供することが可能となる。
スイッチング電源装置100の一構成例を示すブロック図 デッドタイム調整回路22の一構成例を示すブロック図 遅延部22b1の一構成例を示すブロック図 遅延部22b1の一変形例を示すブロック図 デッドタイム付与動作の一例を示すタイミングチャート デッドタイム検出部22aの一構成例を示すブロック図 第1積分部X31の一構成例を示す回路図 デッドタイム調整動作の一例を示すタイミングチャート 時刻t105周辺の部分拡大図 電子機器200の一構成例を示すブロック図 タブレット端末300を示す外観図 本発明の適用対象例を示す図
<スイッチング電源装置>
図1は、スイッチング電源装置100の一構成例を示すブロック図である。本構成例のスイッチング電源装置100は、スイッチ出力段10と、スイッチ駆動回路20と、を有する降圧型のスイッチングレギュレータ(DC/DCコンバータ)である。
スイッチ出力段10は、第1出力スイッチ11Hと、第2出力スイッチ11Lと、出力インダクタ13と、出力キャパシタ14と、を含む。なお、本構成例では、第1出力スイッチ11H(出力トランジスタ)として、PMOSFET[P-channel type metal oxide semiconductor field effect transistor]が用いられており、第2出力スイッチ11L(同期整流トランジスタ)として、NMOSFET[N-channel type MOSFET])が用いられている。第1出力スイッチ11H及び第2出力スイッチ11Lのオン抵抗値は、例えば、各々5mΩ程度である。
第1出力スイッチ11Hの第1端(ソース)は、電源入力端(=入力電圧Vinの印加端)に接続されている。第1出力スイッチ11Hの第2端(ドレイン)と第2出力スイッチ11Lの第1端(ドレイン)は、いずれも出力インダクタ12の第1端に接続されている。第2出力スイッチ11Lの第2端(ソース)は、接地端(接地電圧GNDの印加端)に接続されている。第1出力スイッチ11Hの制御端(ゲート)には、第1駆動信号S3Hが入力されている。第2出力スイッチ11Lの制御端(ゲート)には、第2駆動信号S2Lが入力されている。第1出力スイッチ11Hは、第1駆動信号S3Hがハイレベルであるときにオフとなり、第1駆動信号S3Hがローレベルであるときにオンとなる。第2出力スイッチ11Lは、第2駆動信号S3Lがローレベルであるときにオフとなり、第2駆動信号S3Lがハイレベルであるときにオンとなる。
出力インダクタ12の第2端と出力キャパシタ13の第1端は、出力電圧Voutの出力端に接続されている。出力キャパシタ13の第2端は、接地端に接続されている。出力インダクタ12と出力キャパシタ13は、第1出力スイッチ11Hと第2出力スイッチ11Lとの接続ノードに現れる矩形波状のスイッチ電圧Vswを整流及び平滑して出力電圧Voutを生成する整流平滑部として機能する。
スイッチ駆動回路20は、入力電圧Vin(例えば3.3V)から所望の出力電圧Vout(例えば1.8V)が生成されるようにスイッチ出力段10を駆動する回路ブロックであり、制御回路21と、デッドタイム調整回路22と、ドライバ回路23と、を含む。
制御回路21は、出力電圧Vout(またはこれに応じた帰還電圧)が所定の目標値と一致するように基準制御信号S1を生成する。基準制御信号S1の生成手法としては、公知の出力帰還制御(PWM[pulse width modulation]制御やPFM[pulse frequency modulation]制御など)を適用すれば足りるので、詳細な説明は割愛する。
デッドタイム調整回路22は、基準制御信号S1に遅延を与えて第1制御信号S2Hと第2制御信号S2Lを各々生成する回路ブロックである。より具体的に述べると、デッドタイム調整回路22は、スイッチ出力段10から入力されるスイッチ電圧Vswを監視することにより、第2出力スイッチ11Lがオフされてから第1出力スイッチ11Hがオンされるまでの第1デッドタイムd1と、第1出力スイッチ11Hがオフされてから第2出力スイッチ11Lがオンされるまでの第2デッドタイムd2を各々検出し、第1デッドタイムd1と第2デッドタイムd2が各々所定の目標値と一致するように帰還制御を行う。
ドライバ回路23は、第1制御信号S2H及び第2制御信号S2Lから第1駆動信号S3H及び第2駆動信号S3Lを各々生成して第1出力スイッチ11H及び第2出力スイッチ11Lに各々供給する回路ブロックであり、第1ドライバ23Hと第2ドライバ23Lを含む。第1ドライバ23Hは、第1制御信号S2Hから第1駆動信号S3Hを生成して第1出力スイッチ11Hの制御端(ゲート)に供給する。第2ドライバ23Lは、第2制御信号S2Lから第2駆動信号S3Lを生成して第2出力スイッチ11Lの制御端(ゲート)に供給する。
<デッドタイム調整回路>
図2は、デッドタイム調整回路22の一構成例を示すブロック図である。本構成例のデッドタイム調整回路22は、デッドタイム検出部22aと、遅延部22b1及び22b2と、否定論理積演算器22cと、論理積演算器22dと、インバータ22eと、を含む。
デッドタイム検出部22aは、スイッチ電圧Vswを監視して第1デッドタイムd1及び第2デッドタイムd2が各々目標値よりも長いか否かを示す第1デッドタイム検出信号Sdet1及び第2デッドタイム検出信号Sdet2を各々生成する。第1デッドタイム検出信号Sdet1は、第1デッドタイムd1が目標値よりも長いときにハイレベルとなり、第1デッドタイムd1が目標値よりも短いときにローレベルとなる。第2デッドタイム検出信号Sdet2は、第2デッドタイムd2が目標値よりも長いときにハイレベルとなり、第2デッドタイムd2が目標値よりも短いときにローレベルとなる。
遅延部22b1は、基準制御信号S1に遅延を与えて遅延基準制御信号S1dを生成する。なお、遅延部22b1は、第1デッドタイム検出信号Sdet1に応じて基準制御信号S1に与える遅延量(第1出力スイッチ11Hのオンタイミング遅延量に相当)を増減する機能を備えている。
遅延部22b2は、反転基準制御信号S1Bに遅延を与えて遅延反転基準制御信号S1Bdを生成する。なお、遅延部22b2は、第2デッドタイム検出信号Sdet2に応じて反転基準制御信号S1Bに与える遅延量(第2出力スイッチ11Lのオンタイミング遅延量に相当)を増減する機能を備えている。
否定論理積演算器22cは、基準制御信号S1と遅延基準制御信号S1dとの否定論理積演算を行うことにより、第1制御信号S2Hを生成する。第1制御信号S2Hは、基準制御信号S1と遅延基準制御信号S1dの少なくとも一方がローレベルであるときにハイレベルとなり、基準制御信号S1と遅延基準制御信号S1dの両方がハイレベルであるときにローレベルとなる。
論理積演算器22dは、反転基準制御信号S1Bと遅延反転基準制御信号S1Bdとの論理積演算を行うことにより、第2制御信号S2Lを生成する。第2制御信号S2Lは、反転基準制御信号S1Bと遅延反転基準制御信号S1Bdの少なくとも一方がローレベルであるときにローレベルとなり、反転基準制御信号S1Bと遅延反転基準制御信号S1Bdの両方がハイレベルであるときにローレベルとなる。
<遅延部>
図3は、遅延部22b1の一構成例を示したブロック図である。本構成例の遅延部22b1は、インバータA(1)〜A(i)(ただしiは4以上の偶数)と、論理積演算器B(1)〜B(j)(ただしj=(i/2)−1)と、論理和演算器Cと、遅延量制御部Dと、を含む。
インバータA(1)〜A(i)は、第1出力スイッチ11Hのオンタイミングを遅延させるために設けられた遅延段の一例であり、基準制御信号S1の入力端に対して直列に接続されている。インバータA(p)の出力端(ただしp=2,4,6,…,i−2,i)からは、遅延信号S1d(q)(ただしq=1,2,3,…,j,j+1)が各々出力されている。一組のインバータA(p−1)及びA(p)により与えられる1単位遅延時間をduとした場合、遅延信号S1d(q)は、基準制御信号S1をq単位遅延時間(=du×q)だけ遅らせた論理信号となる。具体的に述べると、遅延信号S1d(q)は、基準制御信号S1がハイレベルに立ち上がってからq単位遅延時間(=du×q)が経過した時点でハイレベルに立ち上がり、基準制御信号S1がローレベルに立ち下がってからq単位遅延時間(=du×q)が経過した時点でローレベルに立ち下がる。
論理積演算器B(r)(ただしr=1,2,3,…,j)は、遅延信号S1d(r)と経路選択信号PS(r)との論理積信号AND(r)を生成する。なお、経路選択信号PS(r)がハイレベルであるときには、遅延信号S1d(r)が論理積信号AND(r)としてスルー出力される。一方、経路選択信号PS(r)がローレベルであるときには、遅延信号S1d(r)の論理レベルに依ることなく論理積信号AND(r)がローレベルに固定される。すなわち、論理積演算器B(r)は、経路選択信号PS(r)に応じて遅延信号S1d(r)を論理和演算器Cに伝達するか否かを切り替えるマスク手段である。
論理和演算器Cは、論理積信号AND(1)〜AND(j)(マスク処理済みの遅延信号S1d(1)〜S1d(j)に相当)と遅延信号S1d(j+1)の論理和演算を行うことにより、遅延基準制御信号S1dを生成する。遅延基準制御信号S1dは、各入力信号の少なくとも一つがハイレベルであるときにハイレベルとなり、各入力信号がいずれもローレベルであるときにローレベルとなる。
例えば、経路選択信号PS(1)がハイレベルとされて経路選択信号PS(2)〜PS(j)がいずれもローレベルとされている場合には、論理積信号AND(1)として遅延信号S1d(1)がスルー出力される一方、論理積信号AND(2)〜AND(j)がいずれもローレベルに固定される。従って、基準制御信号S1がハイレベルに立ち上げられてから1単位遅延時間duが経過し、論理積信号AND1(=遅延信号S1d(1))がハイレベルに立ち上がった時点で、遅延基準制御信号S1dがハイレベルに立ち上がる。すなわち、遅延基準制御信号S1dの立上りタイミングは、基準制御信号S1の立上りタイミングから1単位遅延時間(=du)だけ遅れる。この状態は、インバータ有効段数が最小値に設定された状態(最小遅延経路が選択された状態)に相当する。
また例えば、経路選択信号PS(2)がハイレベルとされて経路選択信号PS(1)及びPS(3)〜PS(j)がいずれもローレベルとされている場合には、論理積信号AND(2)として遅延信号S1d(2)がスルー出力される一方、論理積信号AND(1)及びAND(3)〜AND(j)がいずれもローレベルに固定される。従って、基準制御信号S1がハイレベルに立ち上げられてから2単位遅延時間(=du×2)が経過し、論理積信号AND2(=遅延信号S1d(2))がハイレベルに立ち上がった時点で、遅延基準制御信号S1dがハイレベルに立ち上がる。すなわち、遅延基準制御信号S1dの立上りタイミングは、基準制御信号S1の立上りタイミングから2単位遅延時間(=du×2)だけ遅れる。この状態は、インバータ有効段数が最小値から1段階増加された状態に相当する。
経路選択信号PS(3)〜PS(j)のいずれかがハイレベルとされている場合についても上記と同様であり、より後段のインバータ出力が選択されるほど、インバータ有効段数が大きくなり、遅延基準制御信号S1dの立上りタイミングがより遅れることになる。
なお、経路選択信号PS(1)〜PS(j)がいずれもローレベルとされている場合には、論理積信号AND(1)〜AND(j)が全てローレベルに固定される。従って、基準制御信号S1がハイレベルに立ち上げられてから、(j+1)単位遅延時間(=du×(j+1))が経過し、遅延信号S1d(j+1)がハイレベルに立ち上がった時点で、ようやく遅延基準制御信号S1dがハイレベルに立ち上がる。すなわち、遅延基準制御信号S1dの立上りタイミングは、基準制御信号S1の立上りタイミングから(j+1)単位遅延時間(=du×(j+1))だけ遅れる。この状態は、インバータ有効段数が最大値に設定された状態(最大遅延経路が選択された状態)に相当する。
このように、論理積演算器B(1)〜B(j)と論理和演算器Cは、経路選択信号PS(1)〜PS(j)に応じてインバータA(1)〜A(i)の有効段数を切り替える段数切替部として機能する。
一方、基準制御信号S1がハイレベルからローレベルに立ち下がる際には、論理和演算器Cの各入力信号が全てローレベルとなるまで、遅延基準制御信号S1dがハイレベルに維持される。従って、遅延基準制御信号S1dの立下りタイミングは、経路選択信号PS(1)〜PS(j)に依ることなく、基準制御信号S1の立下りタイミングから常に(j+1)単位遅延時間(=du×(j+1))だけ遅れる。
遅延量制御部Dは、第1デッドタイム検出信号Sdet1の論理レベルに応じて経路選択信号PS(1)〜PS(j)を生成することにより、基準制御信号S1に与える遅延量(=第1出力スイッチ11Hのオンタイミング遅延量に相当)を制御する。より具体的に述べると、遅延量制御部Dは、所定の周期毎に第1デッドタイム検出信号Sdet1の論理レベルを確認し、第1デッドタイム検出信号Sdet1がハイレベルであるとき(第1デッドタイムd1が目標値よりも長いとき)にはインバータ有効段数を減らし、第1デッドタイム検出信号Sdet1がローレベルであるとき(第1デッドタイムd1が目標値よりも短いとき)にはインバータ有効段数を増やすように、経路選択信号PS(1)〜PS(j)を生成する。なお、遅延量制御部Dとしては、例えば、基準制御信号S1に同期して動作するアップダウンカウンタを用いることができる。
図4は、遅延部22b1の一変形例を示すブロック図である。(a)欄の遅延部22b1は、先出の論理積演算器B(1)〜B(j)及び論理和演算器Cに代えて、経路切替スイッチE(1)〜E(k)(ただしk=i/2)を含む。経路切替スイッチE(s)(ただしs=1,2,…,k)は、経路選択信号PS(s)に応じて、インバータA(2s−1)の入力端及びインバータA(2s)の出力端の一方をインバータA(2s+1)の入力端に接続する。すなわち、経路切替スイッチE(s)は、経路選択信号PS(s)に応じて、一組のインバータA(2s−1)及びA(2s)を介する第1信号経路と、それらをバイパスする第2信号経路のいずれか一方を選択する。
(b)欄の遅延部22b1は、先出のインバータA(1)〜A(i)に代えて、遅延段F(1)〜F(m)を含むとともに、先出の論理積演算器B(1)〜B(j)及び論理和演算器Cに代えて、短絡スイッチG(1)〜G(m)を含む。短絡スイッチG(t)(ただしt=1,2,3,…,m)は、経路選択信号PS(t)に応じて、遅延段F(t)の両端間をショートするか否かを決定する。
このように、基準制御信号S1に遅延を与える遅延素子としては何らインバータに限定されるものではなく、また、遅延素子の有効段数を切り替える段数切替部についても、任意の構成を採用することが可能である。
なお、図3及び図4では、遅延部22b1を例に挙げて説明を行ったが、遅延部22b2の構成及び動作についても基本的に同様である。すなわち、各図に関する説明のうち、「基準制御信号S1」を「反転基準信号S1B」とし、「第1デッドタイム検出信号Sdet1」を「第2デッドタイム検出信号Sdet2」とし、「遅延信号S1d(1)〜S1d(j+1)」を「遅延信号S2d(1)〜S2d(j+1)」とし、「遅延基準制御信号S1d」を「遅延反転基準制御信号S1Bd」とするように、文言の読み替えを行えば、遅延部22b2の構成及び動作を理解することができる。
<デッドタイム付与動作>
図5は、デッドタイム付与動作の一例を示すタイミングチャートであり、上から順に、基準制御信号S1、反転基準制御信号S1B、遅延基準制御信号S1d、遅延反転基準制御信号S1Bd、第1制御信号S2H、第2制御信号S2L、及び、スイッチ電圧Vswが描写されている。なお、本図のデッドタイム付与動作は、遅延部22b1及び22b2として、図3の構成を採用した場合のものである。
時刻t1において、基準制御信号S1がハイレベルに立ち上がると、反転基準制御信号S1Bが遅滞なくローレベルに立ち下がる。一方、遅延基準制御信号S1dは、基準制御信号S1がハイレベルに立ち上がった後、遅延部22b1で設定される第1デッドタイムd1(du≦d1≦du×(j+1))が経過するまでローレベルに維持される。また、遅延反転基準制御信号S1Bdは、反転基準制御信号S1Bがローレベルに立ち下がった後、遅延部22b2の最大遅延時間dmax(=du×(j+1))が経過するまでハイレベルに維持される。
反転基準制御信号S1Bがローレベルに立ち下がると、第2制御信号S2Lも遅滞なくローレベルに立ち下がるので、第2出力スイッチ11Lがオフとなる。一方、時刻t1の時点では、遅延基準制御信号S1dがローレベルに維持されるので、第1制御信号S2Hがローレベルに立ち下がらず、第1出力スイッチ11Hがオフのままとなる。その結果、第1出力スイッチ11Hと第2出力スイッチ11Lが同時オフ状態となる。このとき、第2出力スイッチ11Lに付随する寄生ダイオードには、接地端から出力インダクタ12に向けて電流が流れる。従って、スイッチ電圧Vswは、接地電圧GND(=0V)から寄生ダイオードの順方向降下電圧Vfを差し引いた負電圧(=−Vf)まで低下する。
時刻t1から第1デッドタイムd1が経過し、時刻t2において、遅延基準制御信号S1dがハイレベルに立ち上がると、第1制御信号S2Hがローレベルに立ち下がるので、第1出力スイッチ11Hがオンとなる。その結果、スイッチ電圧Vswはほぼ入力電圧Vinまで上昇する。
また、時刻t1から最大遅延時間dmaxが経過すると、時刻t3において、遅延反転基準制御信号S1Bdがローレベルに立ち下がる。ただし、この時点では既に第2制御信号S2Lがローレベルに立ち下がっているので、第2出力スイッチ11Lのオン/オフ状態に変化は生じない。
その後、時刻t4において、基準制御信号S1がローレベルに立ち下がると、反転基準制御信号S1Bが遅滞なくハイレベルに立ち上がる。一方、遅延基準制御信号S1dは、基準制御信号S1がローレベルに立ち下がった後、遅延部22b1の最大遅延時間dmax(=du×(j+1))が経過するまでハイレベルに維持される。また、遅延反転基準制御信号S1Bdは、反転基準制御信号S1Bがハイレベルに立ち上がった後、遅延部22b2で設定される第2デッドタイムd2(du≦d2≦du×(j+1))が経過するまでローレベルに維持される。
基準制御信号S1がローレベルに立ち下がると、第1制御信号S2Hが遅滞なくハイレベルに立ち上がるので、第1出力スイッチ11Hがオフとなる。一方、時刻t4の時点では、遅延反転基準制御信号S1Bdがローレベルに維持されるので、第2制御信号S2Lがハイレベルに立ち上がらず、第2出力スイッチ11Lがオフのままとなる。その結果、第1出力スイッチ11Hと第2出力スイッチ11Lが同時オフ状態となる。このとき、第2出力スイッチ11Lに付随する寄生ダイオードには、接地端から出力インダクタ12に向けて電流が流れる。従って、スイッチ電圧Vswは、接地電圧GND(=0V)から寄生ダイオードの順方向降下電圧Vfを差し引いた負電圧(=−Vf)まで低下する。
時刻t4から第2デッドタイムd2が経過し、時刻t5において、遅延反転基準制御信号S1Bdがハイレベルに立ち上がると、第2制御信号S2Lもハイレベルに立ち上がるので、第2出力スイッチ11Lがオンとなる。その結果、第2出力スイッチ11Lに付随する寄生ダイオードがバイパスされて、スイッチ電圧Vswがほぼ接地電圧GNDまで上昇する。
また、時刻t4から最大遅延時間dmaxが経過すると、時刻t6において、遅延基準制御信号S1dがローレベルに立ち下がる。ただし、この時点では既に第1制御信号S2Hがハイレベルに立ち上がっているので、第1出力スイッチ11Hのオン/オフ状態に変化は生じない。
時刻t7以降についても、上記一連の信号生成処理により、同様のデッドタイム付与動作が繰り返される。
上記したように、デッドタイム調整回路22は、基準制御信号S1と遅延基準制御信号S1dとを論理合成することにより、第2出力スイッチ11Lがオフされてから第1デッドタイムd1の経過後に第1出力スイッチ11Hがオンされるように第1制御信号S2Hを生成する一方、反転基準制御信号S1Bと遅延反転基準制御信号S1Bdとを論理合成することにより、第1出力スイッチ11Hがオフされてから第2デッドタイムd2の経過後に第2出力スイッチ11Lがオンされるように第2制御信号S2Lを生成する。
このような構成とすることにより、第1出力スイッチ11Hと第2出力スイッチ11Lを相補的にオン/オフするに際して、両スイッチの同時オンを回避して貫通電流の発生を防止することが可能となる。
<デッドタイム検出部>
図6は、デッドタイム検出部22aの一構成例を示すブロック図である。本構成例のデッドタイム検出部22aは、第1ダイオードX11及び第2ダイオードX12と、第1検出スイッチX21及び第2検出スイッチX22と、第1積分部X31及び第2積分部X32と、第1コンパレータX41及び第2コンパレータX42と、を含む。
第1ダイオードX11は、スイッチ電圧Vswの印加端から第1積分部X31に向けた電流経路を遮断する逆流防止素子である。その接続関係について具体的に述べると、第1ダイオードX11のカソードは、スイッチ電圧Vswの印加端に接続されている。第1ダイオードX11のアノードは、第1検出スイッチX21を介して第1積分部X31の入力端に接続されている。
第2ダイオードX12は、スイッチ電圧Vswの印加端から第2積分部X32に向けた電流経路を遮断する逆流防止素子である。その接続関係について具体的に述べると、第2ダイオードX12のカソードは、スイッチ電圧Vswの印加端に接続されている。第2ダイオードX12のアノードは、第2検出スイッチX22を介して第2積分部X32の入力端に接続されている。
第1検出スイッチX21は、第1ダイオードX11のアノードと第1積分部X31の入力端との間を導通/遮断するスイッチ素子である。第1検出スイッチX21は、少なくとも第2出力スイッチ11Lがオフされてから第1出力スイッチ11Hがオンされるまでの間(すなわち第1デッドタイムd1)においてオンし、少なくとも第1出力スイッチ11Hがオフされてから第2出力スイッチ11Lがオンされるまでの間(すなわち第2デッドタイムd2)においてオフする。
第2検出スイッチX22は、第2ダイオードX12のアノードと第2積分部X32の入力端との間を導通/遮断するスイッチ素子である。第2検出スイッチX22は、少なくとも第1出力スイッチ11Hがオフされてから第2出力スイッチ11Lがオンされるまでの間(すなわち第2デッドタイムd2)においてオンし、少なくとも第2出力スイッチ11Lがオフされてから第1出力スイッチ11Hがオンされるまでの間(すなわち第1デッドタイムd1)においてオフする。
第1積分部X31は、第1ダイオードX11のアノードに現れる第1アノード電圧Va1を積分して第1誤差電圧Verr1を生成する回路ブロックであり、第1ローパスフィルタ部X31aと、第1反転増幅部X31bと、第1オフセット部X31cと、を含む。第1ローパスフィルタ部X31aは、第1時定数τ1で第1アノード電圧Va1を鈍らせる。第1反転増幅部X31bは、第1ゲインα1で第1ローパスフィルタ部X31aの出力を反転増幅する。第1オフセット部X31cは、第1反転増幅部X31bの出力に第1オフセットVofs1を与えて第1誤差電圧Verr1を生成する。第1誤差電圧Verr1は、第1デッドタイムd1が長いほど高くなる。
第2積分部X32は、第2ダイオードX12のアノードに現れる第2アノード電圧Va2を積分して第2誤差電圧Verr2を生成する回路ブロックであり、第2ローパスフィルタ部X32aと、第2反転増幅部X32bと、第2オフセット部X32cと、を含む。第2ローパスフィルタ部X32aは、第2時定数τ2で第2アノード電圧Va2を鈍らせる。第2反転増幅部X32bは、第2ゲインα2で第2ローパスフィルタ部X32aの出力を反転増幅する。第2オフセット部X32cは、第2反転増幅部X32bの出力に第2オフセットVofs2を与えて第2誤差電圧Verr2を生成する。第2誤差電圧Verr2は、第2デッドタイムd2が長いほど高くなる。
第1コンパレータX41は、非反転入力端(+)に入力される第1誤差電圧Verr1と、反転入力端(−)に入力される第1基準電圧Vref1とを比較して、第1デッドタイム検出信号Sdet1を生成する。第1デッドタイム検出信号Sdet1は、第1誤差電圧Verr1が第1基準電圧Vref1よりも高いときにハイレベルとなり、逆に、第1誤差電圧Verr1が第1基準電圧Vref1よりも低いときにローレベルとなる。
第2コンパレータX42は、非反転入力端(+)に入力される第2誤差電圧Verr2と、反転入力端(−)に入力される第2基準電圧Vref2とを比較して、第2デッドタイム検出信号Sdet2を生成する。第2デッドタイム検出信号Sdet2は、第2誤差電圧Verr2が第2基準電圧Vref2よりも高いときにハイレベルとなり、逆に、第2誤差電圧Verr2が第2基準電圧Vref2よりも低いときにローレベルとなる。
特に、本構成例のデッドタイム検出部22aは、スイッチ電圧Vswを監視対象として第1デッドタイム検出信号Sdet1及び第2デッドタイム検出信号Sdet2を生成する。このような構成とすることにより、第1駆動信号S3Hや第2駆動信号S3Lを監視対象としていた従来構成と比べて、第1デッドタイムd1及び第2デッドタイムd2を直接的に検出することができる。従って、スイッチング周波数fswが比較的高い場合(例えばfsw=20MHz程度である場合)であっても、第1デッドタイムd1及び第2デッドタイムd2を各々の所望値(例えば数ns)に合わせ込むことが可能となる。
<積分部>
図7は、第1積分部X31の一構成例を示す回路図である。本構成例の第1積分部X31は、オペアンプY1と、キャパシタY2と、抵抗Y3及びY4と、電流源Y5と、ダイオードY6と、を含む。
オペアンプY1は、非反転入力端(+)と反転入力端(−)とがイマジナリショートするように出力端から第1誤差電圧Verr1を出力する。キャパシタY2と抵抗Y3は、それぞれ、オペアンプY1の反転入力端(−)と出力端との間に並列に接続されている。抵抗Y4は、オペアンプY1の反転入力端(−)と第1検出スイッチX21との間に接続されている。電流源Y5は、電源端とオペアンプY1の非反転入力端(+)との間に接続されている。ダイオードY6のアノードは、オペアンプY1の非反転入力端(+)に接続されている。ダイオードY6のカソードは、接地端に接続されている。
なお、キャパシタY2と抵抗Y4は、第1ローパスフィルタ部X31aに相当する。また、オペアンプY1と抵抗Y3及びY4は、第1反転増幅部X31bに相当する。また、電流源Y5とダイオードY6は、第1オフセット部X31cに相当する。
上記構成から成る第1積分部X31において、オペアンプY1の非反転入力端(+)には、ダイオードY6の順方向降下電圧Vfが印加される。従って、オペアンプY1では、反転入力端(−)の印加電圧が順方向降下電圧Vfと一致するように負帰還が掛かる。また、検出スイッチX21がオンされる第1デッドタイムd1において、第1ダイオードX11のカソードに印加されるスイッチ電圧Vswは、接地電圧GND(=0V)から第2出力スイッチ11Lに付随する寄生ダイオードの順方向降下電圧Vfを差し引いた負電圧(=−Vf)となる。従って、第1ダイオードX11のアノードから引き出される第1アノード電圧Va(=Vsw+Vf)は、接地電圧GND(=0V)と等しくなる。その結果、第1積分部X31では、第1デッドタイムd1の長さに応じた第1誤差電圧Verr1(=順方向降下電圧Vfの時間積分に比例した電圧信号)が生成される。
なお、図7では、第1積分部X31を例に挙げて説明を行ったが、第2積分部X32の構成及び動作についても基本的に同様である。すなわち、第2積分部X32では、第2デッドタイムd2の長さに応じた第2誤差電圧Verr2(=順方向降下電圧Vfの時間積分に比例した電圧信号)が生成される。
<デッドタイム調整動作>
図8は、遅延部22b1による第1デッドタイムd1の調整動作を示すタイミングチャートであり、上から順に、第1誤差電圧Verr1、第1デッドタイム検出信号Sdet1、及び、経路選択信号PS(6)〜PS(1)が描写されている。また、図9は、時刻t105周辺の部分拡大図であり、上から順に、スイッチ電圧Vsw、第1誤差電圧Verr1、第1デッドタイム検出信号Sdet1、並びに、経路選択信号PS(4)及びPS(3)が描写されている。なお、両図のデッドタイム調整動作は、遅延部22b1として、図3の構成(j=6)を採用した場合のものである。
時刻t101以前において、遅延部22b1の遅延量制御部D(図3を参照)は、第1デッドタイムd1の調整動作に先立ち、経路選択信号PS(1)〜PS(6)をいずれもローレベルとする。この状態は、インバータ有効段数が最大値に設定された状態(最大遅延経路が選択された状態)に相当する。すなわち、第1デッドタイムd1の調整動作は、第1デッドタイムd1を最大値に設定した状態から開始される。従って、第1出力スイッチ11Hと第2出力スイッチ11Lの同時オンを確実に回避することが可能となる。
時刻t101〜t111は、それぞれ、遅延量制御部Dによる第1デッドタイム検出信号Sdet1の論理レベル確認タイミングに相当する。なお、時刻t101〜t111それぞれの間隔は、所定の周期Tに設定されている。
時刻t101では、第1誤差電圧Verr1が第1基準電圧ref1よりも高いので、第1デッドタイム検出信号Sdet1がハイレベルとなっている。このとき、遅延量制御部Dは、インバータ有効段数を1段減らすように経路選択信号PS(1)〜PS(6)を生成する。具体的には、経路選択信号PS(6)のみがハイレベルとされて、その余がいずれローレベルとされる。その結果、第1デッドタイムd1が1段階短縮されるので、第1誤差電圧Verr1が低下する。
時刻t102では、第1誤差電圧Verr1が未だ第1基準電圧ref1よりも高いので、第1デッドタイム検出信号Sdet1がハイレベルとなっている。このとき、遅延量制御部Dは、インバータ有効段数をさらに1段減らすように経路選択信号PS(1)〜PS(6)を生成する。具体的には、経路選択信号PS(5)のみがハイレベルとされて、その余がいずれローレベルとされる。その結果、第1デッドタイムd1がさらに1段階短縮されるので、第1誤差電圧Verr1がさらに低下する。
時刻t103及びt104においても、第1誤差電圧Verr1は第1基準電圧ref1を下回っておらず、第1デッドタイム検出信号Sdet1がハイレベルに維持されている。従って、遅延量制御部Dは、インバータ有効段数をさらに1段ずつ減らすように経路選択信号PS(1)〜PS(6)を生成する。具体的には、時刻t103で経路選択信号PS(4)のみがハイレベルとされ、時刻t104で経路選択信号PS(3)のみがハイレベルとされる。その結果、第1デッドタイムd1が順次短縮されるので、第1誤差電圧Verr1がさらに低下していく。
時刻t105では、第1誤差電圧Verr1が第1基準電圧ref1よりも低いので、第1デッドタイム検出信号Sdet1がローレベルとなっている。このとき、遅延量制御部Dは、インバータ有効段数を1段増やすように経路選択信号PS(1)〜PS(6)を生成する。具体的には、経路選択信号PS(4)のみがハイレベルとされて、その余がいずれローレベルとされる。その結果、第1デッドタイムd1が1段階延長されるので、第1誤差電圧Verr1が上昇に転じる。
時刻t106では、第1誤差電圧Verr1が再び第1基準電圧ref1を上回っているので、第1デッドタイム検出信号Sdet1がハイレベルとなっている。このとき、遅延量制御部Dは、インバータ有効段数を1段減らすように経路選択信号PS(1)〜PS(6)を生成する。具体的には、経路選択信号PS(3)のみがハイレベルとされて、その余がいずれローレベルとされる。その結果、第1デッドタイムd1が1段階短縮されるので、第1誤差電圧Verr1が再び低下に転じる。
時刻t107以降においても、遅延量制御部Dは、第1デッドタイム検出信号Sdet1の論理レベルに応じて、経路選択信号PS(1)〜PS(6)を適宜生成する。その結果、第1誤差電圧Verr1が第1基準電圧Vref1に収束していき、延いては、第1デッドタイムd1を目標値に合わせ込むことができる。
なお、第1デッドタイム検出信号Sdet1の論理レベルを確認する間隔(=周期T)が短過ぎると、第1デッドタイムd1の収束状態(第1誤差電圧Verr1が第1基準電圧Vref1を中心に上下変動を繰り返す状態)において、第1デッドタイム検出信号Sdet1のハイレベルとローレベルが各々複数回ずつ交互に検出されてしまうので、第1デッドタイムd1の変動リップルが大きくなる。
そこで、第1デッドタイムd1の収束状態では第1デッドタイム検出信号Sdet1のハイレベルとローレベルが原則1回ずつ切り替わるように、周期Tを適切な長さ(例えばT≧3τないしT≧4τ、ただしτはローパスフィルタ部X31aの時定数)に設定することが望ましい。
また、図8及び図9では、遅延部22b1による第1デッドタイムd1の調整動作を例示して説明を行ったが、遅延部22b2による第2デッドタイムd2の調整動作についても基本的に上記と同様である。すなわち、各図に関する説明のうち、「第1誤差電圧Verr1」を「第2誤差電圧Verr2」とし、「第1基準電圧Vref1」を「第2基準電圧Vref2」とし、「第1デッドタイム検出信号Sdet1」を「第2デッドタイム検出信号Sdet2」とするように、文言の読み替えを行えば、遅延部22b2による第2デッドタイムd2の調整動作を理解することができる。
<電子機器への適用>
図10は、電子機器200の一構成例を示すブロック図である。本構成例における電子機器200は、バッテリ210と、レギュレータ220と、CPU[central processing unit]パッケージ230と、を有する。
バッテリ210は、電子機器200の電力供給源であり、例えば、リチウムイオン二次電池などを好適に用いることができる。
レギュレータ220は、バッテリ210から供給されるバッテリ電圧Vbatを外部電源電圧Vcc(例えば3.3V)に変換してCPUパッケージ230に供給する。
CPUパッケージ230は、複数(本図では3つ)の電源チップ231〜233と、CPUチップ234と、を含むマルチチップ型パッケージである。
電源チップ231〜233は、それぞれ、外部電源電圧Vccから内部電源電圧Vcc1〜Vcc3(例えば1.8V、1.5V、1.2V)を生成してCPUチップ234の各部に供給する。
CPUチップ234は、外部電源電圧Vccと内部電源電圧Vcc1〜Vcc3の供給を受けて動作し、電子機器200の全体動作を統括的に制御する。
ところで、先出のスイッチング電源装置100は、既に説明した通り、その回路規模を縮小するためにスイッチング周波数fswを高めても、その出力動作に支障を来たさないための工夫が凝らされている。従って、スイッチング電源装置100を電源チップ231〜233として組み込めば、パッケージサイズの不要な増大を招くことなく、単一のCPUパッケージ230内に複数の電源チップ231〜233を搭載することができる。
このように、複数の電源チップ231〜233を搭載したCPUパッケージ230であれば、その駆動に際して複数系統の電源供給を受けずに済む。従って、CPUパッケージ230の外部に複数のレギュレータを用意する必要がなくなるので、電子機器200を小型化することが可能となる。
なお、本構成例では、電源チップ231〜233とCPUチップ234とが別チップとされているが、これらを単一のチップに集約することにより、CPUパッケージ230をさらにシュリンクすることが可能となる。
図11は、タブレット端末300を示す外観図である。タブレット端末300は、先に説明した電子機器200の一具体例である。その軽薄化が強く要求されているタブレット端末200は、スイッチング電源装置100の搭載先として好適である。
<その他の変形例>
図12は、本発明の適用対象例を示す図である。先の実施形態でも述べたように、本発明は、スイッチ出力段を駆動することにより入力電圧を降圧して出力電圧を生成する降圧型スイッチング電源装置a(本図(a)欄を参照)に適用することが可能である。
ただし、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、本発明は、同期整流方式のスイッチング電源装置全般(例えば、スイッチ出力段を駆動することにより入力電圧を昇圧して出力電圧を生成する昇圧型スイッチング電源装置b(本図(b)欄を参照))に適用することが可能であり、更には、スイッチ出力段を駆動してモータに駆動電流を供給するモータ駆動装置c(本図(c)欄を参照)にも適用することが可能である。
また、本発明が適用されるアプリケーションについても、タブレット端末(図11)のほか、種々の電子機器(例えば、スイッチング電源装置aまたはbの搭載先となるスマートフォンやパーソナルコンピュータ、或いは、モータ駆動装置cの搭載先となる車載機器など)を適用対象とすることができる。
このように、本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。例えばバイポーラトランジスタとMOS電界効果トランジスタとの相互置換や、各種信号の論理レベル反転は任意である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本発明は、例えば、異なる2電位間に直列接続された第1出力スイッチと第2出力スイッチを相補的にオン/オフさせるスイッチ駆動回路全般に広く利用することが可能である。
100 スイッチング電源装置
10 スイッチ出力段
11H 第1出力スイッチ(PMOSFET)
11L 第2出力スイッチ(NMOSFET)
12 出力インダクタ
13 出力キャパシタ
20 スイッチ駆動回路
21 制御回路
22 デッドタイム調整回路
22a デッドタイム検出部
22b1、22b2 遅延部
22c 否定論理積演算器
22d 論理積演算器
22e インバータ
23 ドライバ回路
23H 第1ドライバ
23L 第2ドライバ
A(1)〜A(i) インバータ
B(1)〜B(j) 論理積演算器
C 論理和演算器
D 遅延量制御部
E(1)〜E(k) 経路切替スイッチ
F(1)〜F(m) 遅延段
G(1)〜G(m) 短絡スイッチ
X11、X12 ダイオード
X21、X22 検出スイッチ
X31、X32 積分部
X31a、X32a ローパスフィルタ部
X31b、X32b 反転増幅部
X31c、X32c オフセット部
X41、X42 コンパレータ
Y1 オペアンプ
Y2 キャパシタ
Y3、Y4 抵抗
Y5 電流源
Y6 ダイオード
200 電子機器
210 バッテリ
220 レギュレータ
230 CPUパッケージ
231〜133 電源チップ
234 CPUチップ
300 タブレット端末
a 降圧型スイッチング電源装置
b 昇圧型スイッチング電源装置
c モータ駆動装置

Claims (10)

  1. 異なる2電位間に直列接続された第1出力スイッチと第2出力スイッチとの接続ノードに現れるスイッチ電圧を監視することにより、前記第2出力スイッチがオフされてから前記第1出力スイッチがオンされるまでの第1デッドタイムと、前記第1出力スイッチがオフされてから前記第2出力スイッチがオンされるまでの第2デッドタイムを各々検出し、前記第1及び第2デッドタイムが各々所定の目標値と一致するように帰還制御を行うことを特徴とするデッドタイム調整回路。
  2. 前記スイッチ電圧を監視して前記第1及び第2デッドタイムが前記目標値よりも長いか否かを示す第1及び第2デッドタイム検出信号を生成するデッドタイム検出部と、
    前記第1及び第2デッドタイム検出信号に応じて前記第1及び第2出力スイッチのオンタイミング遅延量を増減する遅延部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のデッドタイム調整回路。
  3. 前記遅延部は、
    前記第1及び第2出力スイッチのオンタイミングを遅延させる複数段の遅延素子と、
    前記遅延素子の有効段数を切り替える段数切替部と、
    前記第1及び第2デッドタイム検出信号に応じて前記段数切替部を制御することにより前記第1及び前記第2出力スイッチのオンタイミング遅延量を制御する遅延量制御部と、
    を含むことを特徴とする請求項2に記載のデッドタイム調整回路。
  4. 前記遅延量制御部は、所定の周期毎に前記第1及び第2デッドタイム検出信号の論理レベルを各々確認し、前記第1及び第2デッドタイムが前記目標値よりも長いときには前記遅延素子の有効段数を減らし、前記第1及び第2デッドタイムが前記目標値よりも短いときには前記遅延素子の有効段数を増やすように、前記段数切替部を制御することを特徴とする請求項3に記載のデッドタイム調整回路。
  5. 前記デッドタイム検出部は、
    各々のカソードが前記スイッチ電圧の印加端に接続された第1及び第2ダイオードと、
    前記第1及び第2ダイオードのアノード電圧を積分して第1及び第2誤差電圧を各々生成する第1及び第2積分部と、
    前記第1及び第2ダイオードと前記第1及び第2積分部との間を各々導通/遮断する第1及び第2検出スイッチと、
    前記第1及び第2誤差電圧と所定の基準電圧とを比較して前記第1及び第2デッドタイム検出信号を生成する第1及び第2コンパレータと、
    を含むことを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載のデッドタイム調整回路。
  6. 前記第1及び第2積分部は、それぞれ、
    出力端から前記第1及び第2誤差電圧を出力するオペアンプと、
    前記オペアンプの反転入力端と出力端との間に接続されたキャパシタと、
    前記オペアンプの反転入力端と出力端との間に接続された第1抵抗と、
    前記オペアンプの反転入力端と前記第1及び第2検出スイッチとの間に接続された第2抵抗と、
    電源端と前記オペアンプの非反転入力端との間に接続された電流源と、
    アノードが前記オペアンプの非反転入力端に接続されてカソードが接地端に接続されたダイオードと、
    を含むことを特徴とする請求項5に記載のデッドタイム調整回路。
  7. 基準制御信号を生成する制御回路と、
    前記基準制御信号に遅延を与えて第1及び第2制御信号を各々生成する請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のデッドタイム調整回路と、
    前記第1及び第2制御信号から第1及び第2駆動信号を各々生成して前記第1及び第2出力スイッチに供給するドライバ回路と、
    を有することを特徴とするスイッチ駆動回路。
  8. 前記第1及び第2出力スイッチを含むスイッチ出力段と、
    前記スイッチ出力段を駆動する請求項7に記載のスイッチ駆動回路と、
    を有し、
    前記スイッチ出力段を駆動して入力電圧から出力電圧を生成することを特徴とするスイッチング電源装置。
  9. 前記第1及び第2出力スイッチを含むスイッチ出力段と、
    前記スイッチ出力段を駆動する請求項7に記載のスイッチ駆動回路と、
    を有し、
    前記スイッチ出力段を駆動してモータに駆動電流を供給することを特徴とするモータ駆動装置。
  10. 請求項8に記載のスイッチング電源装置、若しくは、請求項9に記載のモータ駆動装置を有することを特徴とする電子機器。
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