JP6458659B2 - スイッチング素子の駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、素子駆動用電源と回路グランドとの間に接続され、駆動用スイッチング素子に駆動信号を出力する駆動装置に関する。
電圧駆動型の半導体素子の一部には、ターンオフさせる際に導通制御端子である例えばゲートに負電圧を印加する必要があるものが存在する。例えば特許文献1には、半導体スイッチング素子4aのエミッタ電位をアンプ7により制御することで、スイッチング素子4aのエミッタ,ゲート間に正負極性の電圧を印加する構成が開示されている。また、特許文献2には、駆動電源電圧をコンデンサ21及び22の直列回路により分圧し、その分圧した電位をIGBT2のエミッタに印加することで、同様に正負極性の電圧を印加する構成が開示されている。
特開2012−90435号公報 特開2010−226835号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、スイッチング素子4aをオンオフさせるためゲートを充放電する毎に、電源よりアンプ7を経由して充電電流が引き出され、又はゲートよりアンプ7を経由してグランドに放電電流が流出するため、消費電流が増加する。また、特許文献2の構成では、ゲートを充放電する毎にコンデンサの両端電圧が変化し、その電圧変化を補うため定電圧回路30がコンデンサ21及び22電荷を充放電するので、やはり消費電流が増加する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、消費電流を低減しつつスイッチング素子の導通制御端子に両極性の電圧を印加できるスイッチング素子の駆動装置を提供することにある。
請求項1記載のスイッチング素子の駆動装置によれば、駆動用スイッチング素子に駆動信号を出力する駆動回路は、素子駆動用電源と回路グランドとの間に接続され、コンデンサは、駆動用スイッチング素子の電位基準側導通端子が接続されている基準グランドと回路グランドとの間に接続されている。そして、前記コンデンサを所定の端子電圧にするために充放電動作を行うレギュレータは、その端子電圧が上限値を超えた場合に放電動作を行い、端子電圧が下限値を下回った場合に充電動作を行う。
このように構成すれば、駆動装置に電源が投入されると、レギュレータは、下限値を超えるまでコンデンサを初期充電するので、回路グランドは、基準グランドに対してコンデンサの端子電圧分だけ低い電位となる。例えば、基準グランドが0Vであれば回路グランドは負電位になる。駆動回路は、駆動用スイッチング素子をターンオンする場合に当該素子の導通制御端子を充電するが、その際に流れる充電電流は、電位基準側導通端子を介してコンデンサも充電する。
また、駆動回路は、駆動用スイッチング素子をターンオフする場合に導通制御端子より放電させるが、その際に流れる放電電流は、電位基準側導通端子を介してコンデンサからも放電させる。この時、駆動回路は導通制御端子を負電位に駆動することができ、駆動用スイッチング素子のセルフターンオンを防止できる。
そして、駆動回路が駆動用スイッチング素子のオンオフ駆動を行うことに伴う、前記コンデンサに対する電荷の充放電は基本的に釣り合うことから、コンデンサの端子電圧変動も一定の範囲内になる。したがって、コンデンサの容量を、駆動用スイッチング素子が有している容量との関係に基づき適切に設定すれば、前記端子電圧変動を、レギュレータに設定した上限値以下で且つ下限値以上の電圧範囲に収めることができる。
前記電圧範囲は、レギュレータが動作しないOFF領域に相当するので、駆動回路が駆動用スイッチング素子のオンオフ駆動を行うだけであれば、レギュレータは充放電動作を行わず電流が消費されない。そして、その他の要因により前記電圧範囲を超える端子電圧の変動が生じた場合はレギュレータが動作してコンデンサを充放電するので、従来よりも消費電流を低減できる。
第1実施形態であり、駆動装置の電気的構成を示す図 従来構成についても併せて示す動作タイミングチャート 第2実施形態であり、駆動装置の電気的構成を示す図 他制御回路により急速な充電が発生した場合の動作タイミングチャート 他制御回路により急速な放電が発生した場合の動作タイミングチャート 他制御回路により緩慢且つ継続的な充電が発生した場合の動作タイミングチャート 他制御回路により緩慢且つ継続的な放電が発生した場合の動作タイミングチャート 第3実施形態であり、駆動装置の電気的構成を示す図 他制御回路により急速な充電が発生した場合の動作タイミングチャート 他制御回路により急速な放電が発生した場合の動作タイミングチャート 他制御回路により緩慢且つ継続的な充電が発生した場合の動作タイミングチャート 他制御回路により緩慢且つ継続的な放電が発生した場合の動作タイミングチャート 第4実施形態であり、駆動装置の電気的構成を示す図 他制御回路により急速な充電が発生した場合の動作タイミングチャート 他制御回路により急速な放電が発生した場合の動作タイミングチャート 他制御回路により緩慢且つ継続的な充電が発生した場合の動作タイミングチャート 他制御回路により緩慢且つ継続的な放電が発生した場合の動作タイミングチャート 第5実施形態であり、駆動装置の電気的構成を示す図 第6実施形態であり、駆動装置の電気的構成を示す図 第7実施形態であり、駆動装置の電気的構成を示す図 第8実施形態であり、駆動装置の電気的構成を示す図
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態の駆動装置1は、駆動回路に相当する駆動部2と、OFF領域付きレギュレータ3とを備えている。以下では、単にレギュレータ3と称す。駆動装置1の電源端子+B,−Bには、素子駆動用電源に相当する電源4の正側端子,負側端子が駆動装置1の外部でそれぞれ接続されている。そして、駆動部2及びレギュレータ3は、何れも電源端子+B,−B間に接続されている。
また、駆動装置1は、出力端子G,基準グランド端子PGND,回路グランド端子ICGNDを有している。駆動用スイッチング素子であるNチャネルMOSFET5のソースは端子PGNDに接続され、ゲートは端子Gに接続されている。そして、電位基準側導通端子に相当する前記ソースは基準グランドに接続されている。具体的には図示しないが、FET5のドレインは、例えば負荷や、FET5を下アームとした場合に上アームとなるFETのソースなどに接続されている。
端子PGNDと端子ICGNDとの間には、コンデンサ6が駆動装置1の外部で接続されている。レギュレータ3の電源出力端子は端子PGNDに接続されており、レギュレータ3はコンデンサ6の充放電を行う。レギュレータ3には、参照電圧VthH及びVthLが与えられており、前者は上限値,後者は下限値に相当する。以下では、上限電圧VthH,下限電圧VthLと称する。レギュレータ3は、コンデンサ6の端子電圧Vが下限電圧VthLを下回るとコンデンサ6を充電し、端子電圧Vが上限電圧VthHを上回るとコンデンサ6を放電する。すなわち、VthL≦V≦VthHの電圧範囲は、レギュレータ3がコンデンサ6の充放電動作を行わないOFF領域に設定されている。
駆動部2は、外部より入力される駆動制御信号に応じてFET5をターンオンさせる場合は、導通制御端子であるゲートの電位を電源4の電圧レベルにする。前記電圧レベルは、例えば回路グランドレベルを基準にした15Vとする。また、駆動部2は、FET5をターンオフさせる場合は、ゲートの電位を端子ICGNDの回路グランドレベルにする。
次に、本実施形態の作用について説明する。図1に3つの電流経路を示すように、駆動装置1に電源4が投入されると、レギュレータ3はコンデンサ6を電流経路(1)で充電し、端子電圧Vを5Vにする。その結果、基準グランドの電位が0Vであれば、回路グランドの電位は−5Vになる。
駆動部2は、FET5をターンオンさせる場合は、電源4によりFET5のゲート,ソース間を電流経路(2)で充電するが、この時、前記ソースと端子ICGNDとの間に接続されているコンデンサ6も充電される。また、駆動部2は、FET5をターンオフさせる場合は、FET5のゲートを、端子ICGND,コンデンサ6及びソースの電流経路(3)で放電させる。すなわち駆動部2は、FET5のゲート電位を±5Vの二値レベルに変化させてFET5をオンオフ駆動する。
図2に示すように、FET5をターンオン/オフさせる毎に、ゲート電流Iが充電方向/放電方向に流れる。本実施形態とは異なり、OFF領域の設定が無いレギュレータを用いる従来構成の場合は、ゲート電流Iが流れる度にレギュレータが動作して、コンデンサ6を急速に放電/充電することで端子電圧Vを一定にしようとする。その結果、端子電圧Vのリップルは微小となる。
これに対して、本実施形態の場合は、駆動部2がFET5をターンオン/オフさせることに伴う端子電圧Vの変動範囲がOFF領域の電圧範囲に収まるように、コンデンサ6の容量や上限電圧VthH及び下限電圧VthLを設定する。その結果、FET5のオンオフに伴い端子電圧Vが変動するので、リップルは従来構成の場合よりも大きくなるが、レギュレータ3がコンデンサ6を充放電しないので電流は消費されない。
尚、上限電圧VthH及び下限電圧VthLは、一例として5Vを中心に±0.2Vの電圧範囲を設定するように付与する。また、端子電圧Vが上限電圧VthH及び下限電圧VthLで規定される電圧範囲を超えて変動し、レギュレータ3が充放電動作を行うケースについては第2実施形態以降で示す。
以上のように本実施形態によれば、駆動部2を電源4と回路グランドとの間に接続し、コンデンサ6を、FET5のソースが接続されている基準グランド端子PGNDと回路グランド端子ICGNDとの間に接続する。そして、コンデンサ6を所定の端子電圧にするために充放電動作を行うレギュレータ3は、端子電圧Vが上限電圧VthHを超えた場合に放電動作を行い、下限電圧VthLを下回った場合に充電動作を行う。
このように構成すれば、駆動部2がFET5のオンオフ駆動を行うことに伴う、コンデンサ6に対する電荷の充放電は基本的に釣り合うので、端子電圧Vの変動も一定の範囲内になる。したがって、コンデンサ6の容量を、FET5が有している容量との関係に基づき適切に設定すれば、端子電圧Vの変動を、レギュレータ6に設定した上限電圧VthH以下で且つ下限電圧VthL以上の電圧範囲に収めることができる。そして、駆動部2がFET5のオンオフ駆動を行うだけであれば、レギュレータ3は充放電動作を行わず電流が消費されないので、従来よりも消費電流を低減できる。
(第2実施形態)
図3に示すように、第2実施形態の駆動装置11は、レギュレータ3に相当するレギュレータ12を、MOSFET及びコンパレータを用いて構成している。電源端子+B,−B間には、充電手段及び正側スイッチング素子に相当するPチャネルMOSFET13,並びに放電手段及び負側スイッチング素子に相当するNチャネルMOSFET14の直列回路が接続されており、両者の共通接続点は端子PGNDに接続されている。
コンパレータ15,16の出力端子は、それぞれFET13,14のゲートに接続されており、コンパレータ15及び16の非反転入力端子は何れも端子PGNDに接続されている。そして、充電制御手段に相当するコンパレータ15の反転入力端子には下限電圧VthLが与えられており、放電制御手段に相当するコンパレータ16の反転入力端子には上限電圧VthHが与えられている。
また、駆動装置11は、電源端子+B,−B間に接続される他制御回路17を有している。他制御回路17の出力端子は端子PGNDに接続されており、他制御回路17は、その回路動作に伴いコンデンサ6を充放電させる。ここで、他制御回路17の一例としては、異常状態を検出すると上位の制御回路に通知を行う通信回路などである。異常状態としては、例えば、
・駆動装置11の過熱状態の検出
・FET5を介して流れる過電流の検出
・電源4の電圧低下
などである。これらの異常状態が検出されるとフェイル信号が出力され、駆動装置11の機能に制限をかけると共に通信回路が上位の制御回路に通知を行う。
また、他制御回路17の他の例としては、FET5のオフ期間にセルフターンオンの発生を阻止するオフ保持回路や、上述した各回路を制御するロジック回路等がある。
次に、第2実施形態の作用について説明する。図4に示すように、他制御回路17の回路動作に伴いコンデンサ6が急速に充電され、端子電圧Vが上限電圧VthHを超えて変動すると、コンパレータ16(下comp)がFET14をオンしてコンデンサ6を放電させる。一方、図5に示すように、他制御回路17の回路動作に伴いコンデンサ6が急速に放電され、端子電圧Vが下限電圧VthLを下回るように変動すると、コンパレータ15(上comp)がFET13をオンしてコンデンサ6を充電する。
また、図6に示すように、他制御回路17の回路動作に伴いコンデンサ6が緩やかに且つ継続的に充電されることで、端子電圧Vが上限電圧VthHの付近で変動すると、コンパレータ16が断続的にFET14をオンしてコンデンサ6を断続的に放電させる。一方、図7に示すように、他制御回路17の回路動作に伴いコンデンサ6が緩やかに且つ継続的に放電され、端子電圧Vが下限電圧VthLの付近で変動すると、コンパレータ15がFET13を断続的にオンしてコンデンサ6を断続的に充電する。
以上のように第2実施形態によれば、OFF領域付きレギュレータ12を、FET13及び14の直列回路と、これらのオンオフを制御するコンパレータ15及び16とで構成したので、コンデンサ6の端子電圧Vが、上限電圧VthH及び下限電圧VthLで設定される電圧範囲を超えて変動した際に、コンデンサ6の充放電を急速に行うことができる。
(第3実施形態)
図8に示すように、第3実施形態の駆動装置21は、駆動装置11を構成していたコンパレータ15,16を、ヒステリシス付きのコンパレータ22,23に置き換えて構成したレギュレータ24を備えている。
次に、第3実施形態の作用について説明する。図9に示すように、他制御回路17の回路動作に伴いコンデンサ6が急速に充電され、端子電圧Vが上限電圧VthHを超えて変動すると、コンパレータ16がFET14をオンしてコンデンサ6を放電させる。その放電動作は、端子電圧Vが上限電圧VthH’に達するまで継続する。一方、図10に示すように、他制御回路17の回路動作に伴いコンデンサ6が急速に放電され、端子電圧Vが下限電圧VthLを下回るように変動すると、コンパレータ15がFET13をオンしてコンデンサ6を充電する。その充電動作は、端子電圧Vが下限電圧VthL’に達するまで継続する。
また、図11に示すように、他制御回路17の回路動作に伴いコンデンサ6が緩やかに且つ継続的に充電されることで、端子電圧Vが上限電圧VthHの付近で変動すると、コンパレータ16が断続的にFET14をオンしてコンデンサ6を断続的に放電させる。この時、端子電圧Vは、上限電圧のヒステリシス幅VthH’〜VthHの間で変動する。一方、図12に示すように、他制御回路17の回路動作に伴いコンデンサ6が緩やかに且つ継続的に放電され、端子電圧Vが下限電圧VthLの付近で変動すると、コンパレータ15がFET13を断続的にオンしてコンデンサ6を断続的に充電する。この時、端子電圧Vは、下限電圧のヒステリシス幅VthL〜VthL’の間で変動する。
以上のように第3実施形態によれば、OFF領域付きレギュレータ24を、FET13及び14の直列回路と、これらのオンオフを制御するヒステリシス付きコンパレータ22及び23とで構成したので、コンデンサ6の端子電圧Vが、上限電圧VthH及び下限電圧VthLで設定される電圧範囲を超えて変動した際に、第2実施形態と同様にコンデンサ6の充放電を急速に行うことができる。
また、コンデンサ6が緩やかに且つ継続的に充放電される場合、端子電圧Vは、下限電圧のヒステリシス幅VthL〜VthL’の間で、また、上限電圧のヒステリシス幅VthH’〜VthHの間で変動する。これにより、端子電圧Vを上限電圧VthHと下限電圧VthLとの中央値に近付けることができる。
(第4実施形態)
図13に示すように、第4実施形態の駆動装置31は、駆動装置11を構成していたコンパレータ15,16を、充電制御手段であるオペアンプ32,放電制御手段であるオペアンプ33に置き換えて構成したレギュレータ34を備えている。次に、第4実施形態の作用について説明する。図14,図15に示すように、他制御回路17の回路動作に伴いコンデンサ6が急速に充電,放電されるケースの動作は、第2実施形態と同様になる。
図16に示すように、他制御回路17の回路動作に伴いコンデンサ6が緩やかに且つ継続的に充電されると、オペアンプ33は、端子電圧Vが上限電圧VthHに到達した時点でFET14をオンさせてコンデンサ6の放電を開始する。以降、オペアンプ33は、他制御回路17が供給する充電電流に等しい放電電流を継続的に流すように、FET14をリニア制御する。
一方、図17に示すように、他制御回路17の回路動作に伴いコンデンサ6が緩やかに且つ継続的に放電されると、オペアンプ32は、端子電圧Vが下限電圧VthLに到達した時点でFET13をオンさせてコンデンサ6の充電を開始する。以降、オペアンプ32は、他制御回路17が供給する放電電流に等しい充電電流を継続的に流すように、FET13をリニア制御する。
以上のように第4実施形態によれば、OFF領域付きレギュレータ32を、FET13及び14の直列回路と、これらのオンオフを制御するオペアンプ32及び33とで構成したので、コンデンサ6の端子電圧Vが、上限電圧VthH及び下限電圧VthLで設定される電圧範囲を超えて変動した際に、コンデンサ6のリップルを増大させることなく充放電を行うことができる。
(第5実施形態)
図18に示すように、第5実施形態の駆動装置41は、第1実施形態の駆動装置1において、下限電圧VthL及び上限電圧VthHを付与する構成を、具体的に抵抗分圧回路42及び43としている。抵抗分圧回路42は、電源端子+B,−B間に接続される抵抗素子42a及び42bの直列回路で構成され、両者の共通接続点の電位が下限電圧VthLとなるように分圧比を調整する。同様に、抵抗分圧回路43は、電源端子+B,−B間に接続される抵抗素子43a及び43bの直列回路で構成され、両者の共通接続点の電位が上限電圧VthHとなるように分圧比を調整する。
(第6実施形態)
図19に示すように、第6実施形態の駆動装置51は、駆動装置1において、下限電圧VthL及び上限電圧VthHを付与する構成を、具体的に電源端子+B,−B間に接続される通電手段である抵抗素子52及びツェナーダイオード53の直列回路と、同じく通電手段である抵抗素子54及びツェナーダイオード55の直列回路としている。この場合、ツェナーダイオード53,55のツェナー電圧によって下限電圧VthL,上限電圧VthHが付与される。
(第7実施形態)
図20に示すように、第7実施形態の駆動装置61は、駆動装置1において、下限電圧VthL及び上限電圧VthHを付与する構成を、具体的に、図中に「BGR」で示すバンドギャップリファレンス回路62,オペアンプ63及び抵抗素子64〜66の直列回路としている。バンドギャップリファレンス回路62は、電源端子+B,−B間に接続されており、例えば1.2V程度のバンドギャップリファレンス電圧を生成し出力する。オペアンプ63は、バンドギャップリファレンス電圧を増幅し、抵抗素子64〜66の直列回路で、増幅された電圧を分圧する。そして、抵抗素子64及び65の共通接続点の電位が上限電圧VthHとなり、抵抗素子65及び66の共通接続点の電位が下限電圧VthLとなるように調整する。
(第8実施形態)
図21に示すように、第8実施形態の駆動装置71は、電源端子+B,−B間に、抵抗素子72,ツェナーダイオード73及び74,抵抗素子75並びにツェナーダイオード76からなる直列回路が接続されており、これらがレギュレータ77を構成している。第1及び第2ツェナーダイオードであるツェナーダイオード73及び74は、互いのアノードが共通に接続されており、抵抗素子72と共に充電制御手段を構成している。また、抵抗素子75と、第3ツェナーダイオードであるツェナーダイオード76とは放電制御手段を構成している。
ここで、電源4の電圧をV,ツェナーダイオード73のツェナー電圧とツェナーダイオード74の順方向電圧との和をVD1とし、ツェナーダイオード76のツェナー電圧をVD2とすると上限電圧VthH及び下限電圧VthLは、以下のようになる。
thH=VD2
thL=V−VD1
次に、第8実施形態の作用について説明する。
[VthH≧V≧VthLの場合]
各ツェナーダイオード73,74,76に印加される電圧は、それぞれの降伏電圧を下回っているので、レギュレータ77によるコンデンサ6の充放電は行われない。
[V>VthHの場合]
ツェナーダイオード76がオンしてコンデンサ6が放電され、放電が終了すると、ツェナーダイオード76はオフする。
[VthL>Vの場合]
ツェナーダイオード73及び74がオンしてコンデンサ6が充電され、充電が終了すると、ツェナーダイオード73及び74はオフする。
以上のように第8実施形態によれば、レギュレータ77を、源端子+B,−B間に接続される、抵抗素子72,ツェナーダイオード73及び74,抵抗素子75並びにツェナーダイオード76からなる直列回路で構成した。これにより、レギュレータ77を最も簡単に構成できる。
本発明は上記した、又は図面に記載した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
下限電圧VthL及び上限電圧VthHを付与する構成は、第5〜第7実施形態に示すものに限ることなく、その他の構成の基準電圧回路でも良い。
第6実施形態の抵抗素子52及び54,第8実施形態の抵抗素子72及び75を、通電手段である定電流源に置き換えても良い。
正側及び負側スイッチング素子はMOSFETに限ることなく、バイポーラトランジスタでも良い。また、駆動用スイッチング素子は、IGBTのような電圧駆動型のスイッチング素子でも良い。
図面中、1は駆動装置、2は駆動部(駆動回路)、3はOFF領域付きレギュレータ、4は電源(素子駆動用電源)、5はNチャネルMOSFET(駆動用スイッチング素子)、6はコンデンサを示す。

Claims (10)

  1. 素子駆動用電源と回路グランドとの間に接続され、駆動用スイッチング素子(5)に駆動信号を出力する駆動回路(2)と、
    前記駆動用スイッチング素子の電位基準側導通端子が接続されている基準グランドと前記回路グランドとの間に接続されるコンデンサ(6)と、
    このコンデンサを所定の端子電圧にするため、充放電動作を行うレギュレータ(3,12,24,34,77)とを備え、
    前記レギュレータは、前記端子電圧が上限値を超えた場合に放電動作を行い、前記端子電圧が下限値を下回った場合に充電動作を行うことを特徴とするスイッチング素子の駆動装置。
  2. 前記レギュレータは、前記コンデンサに充電を行う充電手段(13)と、
    前記コンデンサを放電させる放電手段(14)と、
    前記充電手段を制御する充電制御手段(15,22,32,72〜74)と、
    前記充電手段を制御する放電制御手段(16,23,33,75,76)とを備え、
    充電制御手段は、前記端子電圧が下限値を下回った場合に前記充電手段を動作させ、
    前記放電制御手段は、前記端子電圧が上限値を超えた場合に前記放電手段を動作させることを特徴とする請求項1記載のスイッチング素子の駆動装置。
  3. 前記充電制御手段及び前記放電制御手段は、コンパレータ(15,16)で構成されることを特徴とする請求項2記載のスイッチング素子の駆動装置。
  4. 前記コンパレータは、ヒステリシス付きコンパレータ(22,23)であることを特徴とする請求項3記載のスイッチング素子の駆動装置。
  5. 前記充電制御手段及び前記放電制御手段は、オペアンプ(32,33)で構成されることを特徴とする請求項2記載のスイッチング素子の駆動装置。
  6. 前記充電手段及び前記放電手段は、前記素子駆動用電源と前記回路グランドとの間に接続される、正側スイッチング素子(13)及び負側スイッチング素子(14)からなる直列回路で構成され、
    前記直列回路の共通接続点は、前記基準グランドに接続されていることを特徴とする請求項2から5の何れか一項に記載のスイッチング素子の駆動装置。
  7. 前記充電制御手段は、一端が前記素子駆動用電源に接続される通電手段(72)と、この通手段の他端にカソードが接続される第1ツェナーダイオード(73)と、この第1ツェナーダイオードのアノードに自身のアノードが接続される第2ツェナーダイオード(74)とで構成され、
    前記放電制御手段は、一端が前記第2ツェナーダイオードのカソードに接続される通電手段(75)と、この通手段の他端にカソードが接続され、アノードが回路グランドに接続される第3ツェナーダイオード(76)とで構成され、
    前記上限値は、前記第3ツェナーダイオードのツェナー電圧で付与され、
    前記下限値は、前記素子駆動用電源電圧より、前記第1ツェナーダイオードのツェナー電圧と前記第2ツェナーダイオードの順方向電圧との和を減じた電圧で付与されることを特徴とする請求項2記載のスイッチング素子の駆動装置。
  8. 前記上限値及び下限値は、何れも前記素子駆動用電源と前記回路グランドとの間に接続される抵抗分圧回路(42,43)で生成されることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載のスイッチング素子の駆動装置。
  9. 前記上限値及び下限値は、何れも前記素子駆動用電源と前記回路グランドとの間に接続される通電手段(52,54)及びツェナーダイオード(53,55)の直列回路で生成されることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載のスイッチング素子の駆動装置。
  10. 前記上限値及び下限値は、前記素子駆動用電源と前記回路グランドとの間に接続されるバンドギャップリファレンス回路(62)と、
    このバンドギャップリファレンス回路の出力電圧を分圧する抵抗分圧回路(64,65,66)とを備え、
    前記上限値及び下限値は、前記抵抗分圧回路で生成されることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載のスイッチング素子の駆動装置。
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