JP6459917B2 - 通電素子駆動装置 - Google Patents

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本発明は、ハイサイド通電素子及びローサイド通電素子を駆動して誘導性負荷に通電を行う通電素子駆動装置に関する。
例えば特許文献1には、車両用エンジンの燃料噴射制御弁に使用される電磁弁の動作を制御する構成が開示されている。特許文献1のように電磁弁の駆動回路を構成する場合、電磁弁のハイサイドに配置されるNチャネルMOSFETのゲート電圧Vgsは、ブートストラップコンデンサからの電流リークが原因で徐々に低下することが避けられない。
特開2011−217245号公報
その結果、FETのオン抵抗が増加するため、負荷電流の変化;di/dtが予測し難くなるという問題がある。すると、例えば負荷電流をコンパレータによりモニタしている場合は、di/dtの変化に加え、回路の動作遅延によって負荷電流の制御値に誤差が発生する。また、上記の現状は、di/dtがある程度線形であることを前提とする学習制御を導入している場合にも誤差要因となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、通電素子のオン抵抗の変化を抑制できる通電素子駆動装置を提供することにある。
請求項1記載の通電素子駆動装置によれば、第1駆動電圧生成部は、電源と誘導性負荷との間に接続されるハイサイド通電素子の駆動電圧を、ブートストラップ用のコンデンサを用いて昇圧し生成する。そして、第2駆動電圧生成部は、第1駆動電圧生成部におけるリーク電流の発生に伴う前記駆動電圧の低下に応じたハイサイド通電素子のオン抵抗の増加分に応じて、誘導性負荷とグランドの間に接続されるローサイド通電素子の駆動電圧を調整し、当該通電素子のオン抵抗を減少させる。
このように構成すれば、第1駆動電圧生成部におけるリーク電流の発生によりハイサイド通電素子のオン抵抗が増加しても、その増加分を、第2駆動電圧生成部がローサイド通電素子の駆動電圧を調整し、ローサイド通電素子のオン抵抗を減少させることで吸収でき。したがって、ハイサイド通電素子及びローサイド通電素子の合成直列抵抗値が一定となるように調整できる。
第1実施形態であり、通電素子駆動装置の構成を示す図 動作タイミングチャート 第2実施形態であり、通電素子駆動装置の構成を示す図 動作タイミングチャート 第3実施形態であり、通電素子駆動装置の構成を示す図 動作タイミングチャート 第4実施形態であり、通電素子駆動装置の構成を示す図 第5実施形態であり、通電素子駆動装置の構成を示す図 ALUの制御内容を示すフローチャート 第6実施形態であり、通電素子駆動装置の構成を示す図 ALUの制御内容を示すフローチャート 動作タイミングチャート(その1) 動作タイミングチャート(その2) 動作タイミングチャート(その3)
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について説明する。図1に示すように、電源VDD1とグランドとの間には、NチャネルMOSFET1,負荷2及びNチャネルMOSFET3の直列回路が接続されている。FET1,3は、それぞれハイサイド通電素子,ローサイド通電素子に相当する。負荷2は、例えばコイル等の誘導性負荷である。FET1は第1駆動電圧生成部4により駆動され、FET3は第2駆動電圧生成部5により駆動される。
第1駆動電圧生成部4には、電源VDD2がダイオード6を介して供給されている。ダイオード6のカソードとFET1のソースとの間には、PチャネルMOSFET7及びNチャネルMOSFET8の直列回路が接続されている。FET7及び8の共通接続点であるドレインは、FET1の導通制御端子であるゲートに接続されている。前記直列回路には、ブートストラップ用のコンデンサC1が並列に接続されている。
FET7のソース,ゲート間には抵抗素子9が接続されており、FET8のゲート,ソース間には抵抗素子10が接続されている。電源VDD2とFET8のゲートとの間には電流源11が接続されており、FET7のゲートとグランドとの間には電流源12が接続されている。電流源11は制御信号HS_OFFにより制御され、電流源12は制御信号HS_ONにより制御される。
一方、第2駆動電圧生成部5は、電源VDD3とグランドとの間に接続されているPチャネルMOSFET13及びNチャネルMOSFET14の直列回路を備えている。尚、電源VDD3は電源VDD2と同じ電圧であっても良い。FET13及び14の共通接続点は、FET3のゲートに接続されている。また、前記共通接続点とグランドとの間にはコンデンサC2が接続されている。FET13のソース,ゲート間には抵抗素子15が接続されている。
電源VDD3とFET3のゲートとの間には電流源16が接続されており、FET13のゲートとグランドとの間には電流源17が接続されている。FET14のゲートには、ドライバ18の出力端子が接続されている。電流源16は制御信号LS_ICにより制御され、電流源17は制御信号LS_ONにより制御される。FET14のゲートには、制御信号LS_OFFがドライバ18を介して与えられる。これらの各制御信号は、例えばロジック回路によるハードウェアや、又はマイクロコンピュータのソフトウェア等で構成される、図示しない電圧調整部によって与えられる。
次に、本実施形態の作用について説明する。図2に示すように、負荷2への通電を停止している状態では、第1駆動電圧生成部4側の制御信号HS_OFF,HS_ONをそれぞれハイ,ローレベルにしておく。これにより、FET8のゲートを抵抗素子10を介して充電し、FET8をONさせる。すると、FET1のゲートがFET8を介して放電されるので、FET1はOFF状態になる。また、第2駆動電圧生成部5側の制御信号LS_OFF,LS_ON,LS_ICは、それぞれハイ,ロー,ローレベルにしておく。これにより、FET14をONさせ、FET3のゲートを放電させてFET3をOFF状態にする。
そして、負荷2への通電を開始する際には上記各制御信号のレベルを反転させるが、先ず制御信号LS_OFFをローレベルに変化させると同時に制御信号LS_ONをハイレベルに変化させ、コンデンサC2を電源VDD3により充電する。これにより、図2中ではNMOS2で示すFET3のゲート,ソース間電圧VGSが上昇を開始し、FET3が先にターンONする。続いて、制御信号LS_ONを再度ローレベルに変化させると共に、制御信号LS_ICをハイレベルに変化させる。これにより、コンデンサC2が電流源16により充電されるので、FET3のゲート,ソース間電圧VGSは、電源VDD3の電圧まで次第に上昇する。
制御信号LS_ICをハイレベルに変化させた後に、制御信号HS_OFF,HS_ONのレベルを反転させる。これにより、FET1もターンONして負荷2に通電が開始される。この時、ハイサイドでは、充電されたコンデンサC1の端子電圧が、図2中ではNMOS1で示すFET1のゲート,ソース間電圧VGSとなるが、この電圧VGSは、コンデンサC1からのリーク電流によって次第に下降する。尚、先に制御信号HS_OFF,HS_ONのレベルを反転させてから、制御信号LS_ICをハイレベルに変化させても良い。
すると、FET1のオン抵抗は駆動電圧の低下に応じて増加するが、FET3のオン抵抗は駆動電圧の上昇に応じて減少する。そこで、コンデンサC2の容量や電流源16の電流値によりFET3のゲート電圧の上昇率を調整する。これにより、FET1側のオン抵抗の増加をFET3側のオン抵抗の低下により吸収すれば、FET1及び3の合成直列抵抗値を一定に維持することが可能になる。
以上のように本実施形態によれば、第1駆動電圧生成部4は、電源VDD1と負荷との間に接続されるFET1の駆動電圧を、コンデンサC1を用いて昇圧し生成する。第2駆動電圧生成部5は、第1駆動電圧生成部4におけるリーク電流の発生に伴う前記駆動電圧の低下に応じたFET1のオン抵抗の増加分に応じて、負荷2とグランドの間に接続されるFET3の駆動電圧を調整し、FET3のオン抵抗を減少させる。
このように構成すれば、第1駆動電圧生成部4におけるリーク電流の発生によりFET1のオン抵抗が増加しても、その増加分を、第2駆動電圧生成部5がFET3の駆動電圧を調整し、FET3のオン抵抗を減少させることで吸収できる。したがって、FET1及び3の合成直列抵抗値が一定となるように調整できる。
そして、第2駆動電圧生成部5を、FET3のゲートとグランドとの間に接続されるコンデンサC2と、電源VDD3と前記ゲートとの間に接続される電流源16と、FET3に駆動電圧を印加する際に、電流源16によりコンデンサC2を充電する電圧調整部とを備えて構成する。したがって、コンデンサC2の容量と電流源16により供給される定電流値とにより、FET3の駆動電圧を調整できる。
ここで、「FET3に駆動電圧を印加する際に」とは、本実施形態で示したようにFET3のゲートに駆動電圧の印加を開始する直前のタイミングも含むものとする。
(第2実施形態)
以下、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。図3に示すように、第2実施形態の第2駆動電圧生成部21は、コンデンサC2及び電流源16を削除し、FET3のゲートとグランドとの間に、複数例えば4個のツェナーダイオード22〜25の直列回路を備えている。これらのツェナーダイオード22〜25は、定電圧発生素子に相当する。また、ツェナーダイオード23〜25の電圧発生端子であるカソードとグランドとの間には、それぞれスイッチ回路26〜28が接続されている。これらのスイッチ回路26〜28のON/OFFは、それぞれ制御信号LS_CL1〜CL3により制御される。
次に、第2実施形態の作用について説明する。図4に示すように、FET1及び3をターンONさせる際の、制御信号HS_OFF,HS_ON,LS_OFF,LS_ONのレベル変化は第1実施形態と同様である。そして、スイッチ回路26〜28の制御信号LS_CL1〜CL3については、初期状態では何れもローレベルにしておき、制御信号LS_ONを立ち上げるのと同時に何れもハイレベルに変化させる。これにより、ツェナーダイオード23〜25は何れも短絡されるので、FET3のゲート電圧は、ツェナーダイオード22のツェナー電圧となる。
その後、所定時間が経過する毎に、制御信号LS_CL1,CL2,CL3を順次ローレベルに変化させる。それに伴い、スイッチ回路26〜28が順次OFFするので、FET3のゲート電圧は、ツェナーダイオード23,24,25のツェナー電圧が順次加算されることでステップ状に上昇する。
以上のように第2実施形態によれば、第2駆動電圧生成部21を、FET3のゲートとグランドとの間に直列に接続されるツェナーダイオード22〜25と、ツェナーダイオード23〜25のカソードとグランドとの間に接続されるスイッチ回路26〜28と、FET3のゲートに駆動電圧の印加を開始すると、スイッチ回路26〜28を制御して前記駆動電圧を段階的に上昇させる,具体的にはスイッチ回路26〜28を全てONした後に、それらを段階的にOFFさせる電圧調整部とで構成した。これにより、ツェナーダイオード22〜25のツェナー電圧によりFET3のゲート電圧を段階的に上昇させて、オン抵抗を段階的に低下させることができる。
(第3実施形態)
図5に示すように、第3実施形態では、第1実施形態のFET3をFET3_1として、このFET3_1に並列にNチャネルMOSFET3_2を接続する。このFET3_2は、調整用通電素子に相当する。また、第3実施形態の第2駆動電圧生成部31は、第1実施形態の第2駆動電圧生成部5よりコンデンサC2及び電流源16を削除し、残りの各素子等の符号に「_1」を付して示している。これらは、FET3_1のゲートに駆動電圧を供給する。
そして、第2駆動電圧生成部31は、FET3_2のゲートに駆動電圧を供給するため、上記構成と同じものをもう1組備えており、それらの符号には「_2」を付して示している。電流源17_1,ドライバ18_1は、それぞれ制御信号LS_ON1,LS_OFF1によって制御され、電流源17_2,ドライバ18_2は、それぞれ制御信号LS_ON2,LS_OFF2によって制御される。
次に、第3実施形態の作用について説明する。図6に示すように、FET1及び3をターンONさせる際の、制御信号HS_OFF,HS_ONのレベル変化は第1実施形態と同様である。第2駆動電圧生成部31では、制御信号LS_OFF1をローレベルに変化させると同時に制御信号LS_ON1をハイレベルに変化させ、先にFET3_1をターンオンさせる。制御信号LS_OFF2,LS_ON2については、初期状態からそれぞれハイレベル,ローレベルを維持する。
それから、所定時間が経過すると、制御信号LS_OFF2をローレベルに変化させると同時に制御信号LS_ON2をハイレベルに変化させ、FET3_2をターンオンさせる。これにより、FET3_1,2を等価的に1つの素子と見た場合に、そのオン抵抗値は低下したことになる。
以上のように第3実施形態によれば、第2駆動電圧生成部31に、FET3_1に並列に接続されるFET3_2と、FET3_1のゲートに駆動電圧の印加を開始した後に、FET3_2をオンさせる電圧調整部とを備える。これにより、FET3のオン抵抗値を等価的に低下させることができる。
(第4実施形態)
図7に示すように第4実施形態は、第3実施形態の第2駆動電圧生成部31に、制御信号LS_OFF2,LS_ON2を与える電圧調整部41の一構成例を具体的に示している。この電圧調整部41も含めた構成を第2駆動電圧生成部31Aとする。コンパレータ42は、FET1のゲート,ソース間電圧VGSと、基準電圧43とを比較する。コンパレータ42の出力端子は、ドライバ18_2の入力端子に接続されていると共に、反転ドライバ44の入力端子に接続されている。反転ドライバ44は、電流源17_2に制御信号LS_ON2を与える。
次に、第4実施形態の作用について説明する。各部の信号変化については、第3実施形態の図6と同様になる。初期状態より、FET1のゲート,ソース間電圧VGSが高い状態を維持しており基準電圧43を上回っている間は、コンパレータ42はハイレベルを出力している。上記ゲート,ソース間電圧VGSが次第に低下して基準電圧43を下回ると、コンパレータ42の出力信号がローレベルに転じてFET3_2をターンオンさせる。
(第5実施形態)
図8に示すように第5実施形態は第4実施形態と同様に、第2駆動電圧生成部31に制御信号LS_OFF2,LS_ON2を与える電圧調整部51を示している。電圧調整部51は、第4実施形態のコンパレータ42に替えて、A/Dコンバータ52及びALU(Arithmetic Logic Unit)53を備えている。FET3のソースとグランドとの間には、電流検出用の抵抗素子54が挿入されており、A/Dコンバータ52は、抵抗素子54の端子電圧をA/D変換する。A/D変換されたデータはALU53に入力され、ALU53は、入力された電流値データをソフトウェア処理して、ドライバ18_2及び反転ドライバ44に制御信号を出力する。A/Dコンバータ52,ALU53及び抵抗素子54は、電流検出部に相当する。この電流検出部も含めた構成を第2駆動電圧生成部31Bとする。
次に、第5実施形態の作用について説明する。図9に示すように、例えば制御信号LS_ON1がハイレベルに変化することでALU53に負荷駆動信号が入力されると、先ずALU53は出力信号をハイレベル;Hに設定する。それから、A/Dコンバータ52及びALU53により負荷電流のスルーレートを計算する(S1)。FET1のオン抵抗値が上昇するのに伴い、負荷電流のスルーレートは低下するので、そのスルーレートが所定の閾値以下となるまでは(S2;NO)ステップS1に戻り計算を継続する。
前記スルーレートが閾値以下になると(S2;YES)、ALU53は出力信号をローレベル;Lに切り替えて制御信号LS_ONをハイレベル,制御信号LS_OFFをローレベルにし、FET3_2をターンONさせる(S3)。その後は、負荷駆動信号が入力されている間(S4;YES)、その状態を維持する。
以上のように第5実施形態によれば、第2駆動電圧生成部31Bは、FET3_1に流れる電流を検出するA/Dコンバータ52,ALU53及び抵抗素子54を備え、前記電流の値に応じてFET3_2をターンONさせるように駆動電圧を調整する。したがって、ALU53のソフトウェア処理によりFET3_2のターンONタイミングを調整できる。
(第6実施形態)
図10に示すように、第6実施形態の第2駆動電圧生成部61は第2実施形態を変形したもので、スイッチ回路26〜28は、常開型のスイッチ回路62〜64に置き換えられている。そして、これらのスイッチ回路62〜64は、それぞれツェナーダイオード23〜25に並列に接続されている。スイッチ回路62〜64のON/OFF制御は、ALU65によって行われる。
また、ALU65には、図示しない測温ブロックより2ビットの温度情報Temp[1:0]が入力されている。測温ブロックは、例えば複数個のダイオードの直列回路などで構成され、例えばFET1及び3が搭載されている半導体チップの温度;周囲温度に応じて順方向電圧が変化する。その電圧変化を例えば2個のコンパレータにより検出することで、2ビットの温度情報Temp[1:0]をALU53に出力する。検出温度が高いほど温度情報Temp[1:0]の値は大きくなるように変化する。測温ブロックは温度検出部に相当する。ALU53は、温度情報Temp[1:0]の値に応じて3ビットの制御信号CL_temp[2:0]を変化させ、スイッチ回路62〜64のON/OFFを制御する。
次に、第6実施形態の作用について説明する。図11に示すように、負荷駆動信号がALU65に入力されると、測温ブロック及びALU65によりチップ温度を監視する(S11)。そして、温度情報Temp[1:0]の値が「00」,「01」,「10」,「11」の何れであるかを判断する(S12〜S14)。温度情報Temp[1:0]の値が「00」であれば(S12;YES)、ALU65は制御信号CL_temp[2:0]=[111]に設定し、スイッチ回路62〜64を全てONにする(S15)。これによりツェナーダイオード23〜25は何れも短絡されるので、FET3のゲート電圧は、ツェナーダイオード22のツェナー電圧となる。それから、ステップS4に移行する。
そして、温度情報Temp[1:0]の値が「01」であれば(S13;YES)、ALU65は制御信号CL_temp[2:0]=[110]に設定し、スイッチ回路63及び64をONにする(S16)。温度情報Temp[1:0]の値が「10」であれば(S14;YES)、制御信号CL_temp[2:0]=[100]に設定し、スイッチ回路64だけをONにする(S17)。温度情報Temp[1:0]の値が「11」であれば(S14;NO)、制御信号CL_temp[2:0]=[000]に設定し、スイッチ回路62〜64を全てOFFにする(S18)。
以上の処理により、図12から図14に示すように、測温ブロックにより検出される温度が上昇するのに伴い、ツェナーダイオード23〜25の等価直列接続数が増加し、FET3のゲート駆動電圧が上昇してオン抵抗を低下させる。
以上のように第6実施形態によれば、第2駆動電圧生成部61に、半導体チップの温度を検出する測温ブロックを備え、FET3にゲート駆動電圧の印加を開始した後に、検出した温度に応じて駆動電圧を調整するようにした。これにより、温度の上昇に応じたオン抵抗の上昇についても補償することができる。
本発明は上記した、又は図面に記載した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
第1実施形態について、電圧調整部を第4実施形態のようにコンパレータを用いて構成したり、第5実施形態のようにALUを用いて構成しても良い。
第2実施形態において、必ずしもスイッチ回路26〜28を全てONした後に、それらを段階的にOFFさせる必要はなく、例えばスイッチ回路26をOFF,スイッチ回路27及び28をONした状態から制御を開始しても良い。要は、FET3のゲート電圧を2段階以上に上昇させるようにスイッチ回路26〜28のON/OFFを制御すれば良い。
第2実施形態におけるツェナーダイオードの直列接続数を3以下にしたり、5以上にしても良い。
第2実施形態におけるFET3の並列接続数を3以上にしても良い。
1 NチャネルMOSFET、2 負荷、3 NチャネルMOSFET、4 第1駆動電圧生成部、5 第2駆動電圧生成部、16 電流源、C1 コンデンサ。

Claims (6)

  1. 電源と誘導性負荷(2)との間に接続されるハイサイド通電素子(1)の駆動電圧を、ブートストラップ用のコンデンサ(C1)を用いて昇圧して生成する第1駆動電圧生成部(4)と、
    この第1駆動電圧生成部におけるリーク電流の発生に伴う前記駆動電圧の低下に応じた前記ハイサイド通電素子のオン抵抗の増加分に応じて、前記誘導性負荷とグランドの間に接続されるローサイド通電素子(3,3_1)の駆動電圧を調整して当該通電素子のオン抵抗を減少させる第2駆動電圧生成部(5,21,31,31A,31B,41,51,61)とを備える通電素子駆動装置。
  2. 前記第2駆動電圧生成部(5)は、前記ローサイド通電素子の導通制御端子とグランドとの間に接続されるコンデンサ(C2)と、
    電源と前記導通制御端子との間に接続される定電流源(16)と、
    前記ローサイド通電素子に駆動電圧を印加する際に、前記定電流源により前記コンデンサを充電する電圧調整部とを備える請求項1記載の通電素子駆動装置。
  3. 前記第2駆動電圧生成部(21)は、前記ローサイド通電素子の導通制御端子とグランドとの間に直列に接続される複数の定電圧発生素子(22〜25)と、
    前記定電圧発生素子の電圧発生端子とグランドとの間に接続される複数のスイッチ回路(26〜28)と、
    前記ローサイド通電素子に駆動電圧の印加を開始すると、前記複数のスイッチ回路を制御して前記駆動電圧を段階的に上昇させる電圧調整部とを備える請求項1記載の通電素子駆動装置。
  4. 前記第2駆動電圧生成部(31,31A)は、前記ローサイド通電素子に並列に接続される1つ以上の調整用通電素子(3_2)と、
    前記ローサイド通電素子に駆動電圧の印加を開始した後に、前記調整用通電素子をオンする電圧調整部(41)とを備える請求項1記載の通電素子駆動装置。
  5. 前記第2駆動電圧生成部(31,31B)は、前記ローサイド通電素子に流れる電流を検出する電流検出部(52〜54)を備え、前記電流の値に応じて駆動電圧を調整する請求項1から4の何れか一項に記載の通電素子駆動装置。
  6. 前記第2駆動電圧生成部(61)は、周囲温度を検出する温度検出部(65)を備え、前記ローサイド通電素子に駆動電圧の印加を開始した後に、前記周囲温度に応じて前記駆動電圧を調整する請求項1から5の何れか一項に記載の通電素子駆動装置。
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