JP2016157494A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】書き込み動作の信頼性を向上する半導体記憶装置を提供する。【解決手段】第1ブロックBLK0が備える、第1選択トランジスタST1が接続された第1メモリセルトランジスタMT0へのデータの書き込み時において、第1選択トランジスタST1に接続される第1セレクトゲート線SGD0に第1電圧が印加され、第1メモリセルトランジスタMT0に接続される第1ビット線BL0と第1センスアンプユニットSAUとが電気的に遮断された状態で、第2ブロックBLK1が備える第2選択トランジスタに接続される第2セレクトゲート線SGD1の電圧が第2電圧に上昇され、その後、第1セレクトゲート線SGD0に第1電圧より低い第3電圧が印加される。【選択図】図1

Description

実施形態は、半導体記憶装置に関する。
半導体記憶装置として、NAND型フラッシュメモリが知られている。
特開2011−60377号公報 特表2011−521398号公報
書き込み動作の信頼性を向上出来る半導体記憶装置を提供する。
実施形態に係る半導体記憶装置は、第1メモリセルトランジスタと第1選択トランジスタとを含む第1NANDストリングを備えた第1ブロックと、第2メモリセルトランジスタと第2選択トランジスタとを含む第2NANDストリングを備えた第2ブロックと、第1及び第2セレクトゲート線と、第1ビット線と、第1センスアンプユニットとを具備する。第1選択トランジスタは、第1セレクトゲート線に接続される。第2選択トランジスタは、第2セレクトゲート線に接続される。第1NANDストリング及び前記第2NANDストリングは、第1ビット線に共通に接続される。第1ビット線は、第1センスアンプユニットに接続される。第1メモリセルトランジスタへのデータの書き込み時において、第1セレクトゲート線に第1選択トランジスタがオン状態とされる第1電圧が印加され、且つ第1センスアンプユニットと第1ビット線とが電気的に遮断された状態で、第2セレクトゲート線の電圧が第2電圧に上昇される。第2セレクトゲート線の電圧が第2電圧に上昇された後、第1セレクトゲート線に第1電圧より低い第3電圧が印加される。
図1は、第1実施形態に係る半導体記憶装置のブロック図である。 図2は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるセンスアンプユニットの回路図である。 図3は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるセンスアンプユニットの動作を示す図である。 図4は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるセンスアンプユニットの動作を示す図である。 図5は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み動作の概念図である。 図6は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み時の各配線の電位を示すタイミングチャートである。 図7は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み時の各配線の電位を示す図である。 図8は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み時の各配線の電位を示す図である。 図9は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み時の各配線の電位を示す図である。 図10は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み時の各配線の電位を示す図である。 図11は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み時の各配線の電位を示す図である。 図12は、第2実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの回路図である。 図13は、第2実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの断面図である。 図14は、第2実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み時の各配線の電位を示すタイミングチャートである。 図15は、第3実施形態に係る半導体記憶装置の第1及び第2のプログラムにおけるメモリセルトランジスタの閾値を示す図である。 図16は、第3実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み動作の概念図である。 図17は、第3実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み時の各配線の電位を示すタイミングチャートである。 図18は、第4実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み動作の概念図である。 図19は、第4実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み時の各配線の電位を示すタイミングチャートである。 図20は、第1実施形態の変形例に係る半導体記憶装置の書き込み時の各配線の電位を示すタイミングチャートである。
以下、実施形態につき図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
1.第1実施形態
第1実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。以下では半導体記憶装置として、メモリセルトランジスタが半導体基板上に二次元に配置された平面型NAND型フラッシュメモリを例に挙げて説明する。
1.1 構成について
1.1.1 半導体記憶装置の全体構成について
まず、半導体記憶装置の全体構成について、図1を用いて説明する。図示するようにNAND型フラッシュメモリ100は、大まかにはコア部110及び周辺回路120を備えている。
コア部110は、メモリセルアレイ111、ロウデコーダ112、及びセンスアンプ113を備えている。
メモリセルアレイ111は、複数の不揮発性メモリセルトランジスタの集合である複数のブロックBLK(BLK0、BLK1、…)を備えている。同一ブロックBLK内のデータは例えば一括して消去される。なお、データの消去範囲は、1つのブロックBLKに限定されず、複数のブロックBLKが一括して消去されても良く、1つのブロックBLK内の一部の領域が一括して消去されても良い。
また、データの消去については、例えば、“不揮発性半導体記憶装置”という2010年1月27日に出願された米国特許出願12/694,690号に記載されている。また、“不揮発性半導体記憶装置”という2011年9月18日に出願された米国特許出願13/235,389号に記載されている。これらの特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
ブロックBLKの各々は、メモリセルトランジスタが直列接続された複数のNANDストリング116を備えている。メモリセルトランジスタは、半導体基板上に二次元に配列されている。なお、1つのブロックに含まれるNANDストリング116の数は任意である。
NANDストリング116の各々は、例えば16個のメモリセルトランジスタMT(MT0〜MT15)と、選択トランジスタST1、ST2とを含んでいる。メモリセルトランジスタMTは、制御ゲートと電荷蓄積層とを含む積層ゲートを備え、データを不揮発に保持する。なお、メモリセルトランジスタMTは、電荷蓄積層に絶縁膜を用いたMONOS型であっても良いし、電荷蓄積層に導電膜を用いたFG型であっても良い。更に、メモリセルトランジスタMTの個数は16個に限られず、8個や32個、64個、128個等であってもよく、その数は限定されるものではない。本実施形態では、メモリセルトランジスタMTは、1ビットのデータ、すなわち“1”データまたは“0”データを保持可能である。本実施形態では、電荷蓄積層から電荷が引き抜かれることによりデータが消去された状態を“1”データと定義する。他方で、電荷蓄積層に電荷が注入されて、データが書き込まれた状態を“0”データと定義する。よって、“1”データを保持するメモリセルトランジスタの閾値電圧は、“0”データを保持するメモリセルトランジスタの閾値電圧よりも低い。なお、各データと閾値レベルとの関係は上記に限定されるものでは無く、適宜変更可能である。更にメモリセルトランジスタMTは2ビット以上のデータを保持しても良い。
メモリセルトランジスタMT0〜MT15は、その電流経路が直列に接続される。この直列接続の一端側のメモリセルトランジスタMT0のドレインは、選択トランジスタST1のソースに接続され、他端側のメモリセルトランジスタMT15のソースは、選択トランジスタST2のドレインに接続されている。
同一のブロックBLK内にある選択トランジスタST1のゲートは、同一のセレクトゲート線SGDに共通に接続される。図1の例では、ブロックBLK0にある選択トランジスタST1のゲートは、セレクトゲート線SGD0に共通に接続され、ブロックBLK1にある図示せぬ選択トランジスタST1のゲートは、セレクトゲート線SGD1に共通に接続される。同様に、同一のブロックBLK内にある選択トランジスタST2のゲートは、同一のセレクトゲート線SGSに共通に接続される。
また、ブロックBLK内の各NANDストリング116のメモリセルトランジスタMTの制御ゲートは、それぞれ異なるワード線WL0〜WL15に共通に接続される。
また、メモリセルアレイ111内でマトリクス状に配置されたNANDストリング116のうち、同一列にあるNANDストリング116の選択トランジスタST1のドレインは、いずれかのビット線BL(BL0〜BL(N−1)、(N−1)は1以上の自然数)に共通接続される。すなわちビット線BLは、複数のブロックBLK間でNANDストリング116を共通に接続する。また、各ブロックBLK内にある選択トランジスタST2のソースは、ソース線SLに共通に接続されている。すなわちソース線SLは、例えば複数のブロックBLK間でNANDストリング116を共通に接続する。
ロウデコーダ112は、例えばデータの書き込み、及び読み出しの際、ブロックBLKのアドレスやページのアドレスをデコードして、対象となるページに対応するワード線を選択する。そしてロウデコーダ112は、選択ワード線WL、非選択ワード線WL、セレクトゲート線SGD、及びSGSに適切な電圧を印加する。
センスアンプ113は、複数のセンスアンプユニットSAUを備える。センスアンプユニットSAUは、ビット線BLに対応して設けられており、データの読み出し時には、メモリセルトランジスタMTからビット線BLに読み出されたデータをセンス・増幅する。またデータの書き込み時には、書き込みデータをメモリセルトランジスタMTに転送する。また、各センスアンプユニットSAUは、それぞれデータを保持するためのラッチ回路を備えている。センスアンプユニットSAUの詳細については後述する。
周辺回路120は、シーケンサ121、チャージポンプ122、レジスタ123、及びドライバ124を備える。
シーケンサ121は、NAND型フラッシュメモリ100全体の動作を制御する。
チャージポンプ122は、データの書き込み、読み出し、及び消去に必要な電圧を発生させ、ドライバ124に供給する。
ドライバ124は、データの書き込み、読み出し、及び消去に必要な電圧を、ロウデコーダ112、センスアンプ113、及びソース線SLに供給する。ロウデコーダ112、センスアンプ113は、ドライバ124より供給された電圧をメモリセルトランジスタMTに印加する。
レジスタ123は、種々の信号を保持する。例えば、データの書き込みや消去動作のステータスを保持し、これによって例えば外部のコントローラに動作が正常に完了したか否かを通知する。あるいは、レジスタ123は、種々のテーブルを保持することも可能である。
1.1.2 センスアンプについて
次にセンスアンプ113の構成の詳細について、図2を用いて説明する。本実施形態では、ビット線BLを流れる電流をセンスする電流センス方式のセンスアンプ113を例に説明する。
本実施形態における電流センス方式では、いずれかのブロックBLKにおけるいずれかのワード線WLに共通に接続されたメモリセルトランジスタMTから一括してデータが読み出される(この単位を「ページ」と呼ぶ)。従って、本実施形態に係るセンスアンプ113では、ビット線毎に図2に示すセンスアンプユニットSAUが設けられている。
図示するように、センスアンプユニットSAUは、センスアンプ部200及びラッチ回路210を備えている。なお、図2ではラッチ回路210は1個のみ図示されているが、複数のラッチ回路が設けられる場合であっても良い。例えば、各メモリセルトランジスタMTが2ビット以上のデータを保持するような場合には、複数個のラッチ回路を設けるのが好ましい。
センスアンプ部200は、高耐圧nチャネルMOSトランジスタ40、低耐圧nチャネルMOSトランジスタ41〜47、低耐圧pチャネルMOSトランジスタ48〜51、及びキャパシタ素子58を備えている。トランジスタ41〜51の耐圧は、トランジスタ40よりも低い。より具体的には、これらのトランジスタ41〜51の例えばゲート絶縁膜の膜厚は、トランジスタ40のそれより薄い。
トランジスタ40は、ゲートに信号BLSが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方が対応するビット線BLに接続され、他方がノードBLIに接続される。トランジスタ41は、ゲートに信号BLCが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードBLIに接続され、他方がノードCOM2に接続される。トランジスタ41は、対応するビット線BLを、信号BLCに応じた電位にクランプするためのものである。
トランジスタ42は、ゲートに信号BLXが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方が電源に接続されて、この電源から電源電圧VDDSAが与えられる。またソースまたはドレインのいずれか他方は、ノードCOM1に接続される。
トランジスタ43は、ゲートにノードLATが接続され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードCOM1に接続され、他方がノードCOM2に接続される。トランジスタ48は、ゲートにノードINVが接続され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードCOM1に接続され、他方がノードCOM2に接続される。そして、トランジスタ43及び48は、ラッチ回路210に保持されたデータに応じてオン/オフの切り替えを行う第1のスイッチとなる。
トランジスタ44は、ゲートにノードINVが接続され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードCOM2に接続され、他方がノードSRCGNDに接続される。ノードSRCGNDは、例えばドライバ124に接続され、センスアンプユニットSAUに必要な電圧、例えば接地電位VSS等を転送する。トランジスタ49は、ゲートにノードLATが接続され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードCOM2に接続され、他方がノードSRCGNDに接続される。そして、トランジスタ44及び49は、ラッチ回路210に保持されたデータに応じてオン/オフの切り替えを行う第2のスイッチとなる。
トランジスタ45は、ゲートに信号HLLが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方が電源に接続され、他方がノードSENに接続される。トランジスタ46は、ゲートに信号XXLが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードSENに接続され、他方がノードCOM1に接続される。キャパシタ素子58は、一方の電極がノードSENに接続され、他方の電極にクロック信号CLKが入力される。トランジスタ50は、ゲートに信号STBnが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方が電源に接続され、他方がトランジスタ51に接続される。トランジスタ51は、ゲートにノードSENが接続され、ソースまたはドレインのいずれか一方がトランジスタ50に接続され、他方がノードINVに接続される。トランジスタ47は、ゲートに信号RST_Nが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードINVに接続され、他方がバスLBUSに接続される。
次に、ラッチ回路210について説明する。ラッチ回路210は、低耐圧nチャネルMOSトランジスタ52〜54及び低耐圧pチャネルMOSトランジスタ55〜57を備えている。
トランジスタ55は、ゲートに信号RST_Pが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方が電源に接続され、他方がトランジスタ56に接続される。トランジスタ56は、ゲートにノードLATが接続され、ソースまたはドレインのいずれか一方がトランジスタ55に接続され、他方がノードINVに接続される。トランジスタ52は、ゲートにノードLATが接続され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードINVに接続され、他方がトランジスタ53に接続される。トランジスタ53は、ゲートに信号STBnが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方がトランジスタ52に接続され、他方が接地に接続される。トランジスタ57は、ゲートにノードINVが接続され、ソースまたはドレインのいずれか一方が電源に接続され、他方がノードLATに接続される。トランジスタ54は、ゲートにノードINVが接続され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードLATに接続され、他方が接地に接続される。
ラッチ回路210では、トランジスタ52、56で第1インバータが構成され、トランジスタ54、57で第2インバータが構成されている。そして、第1インバータの出力及び第2インバータの入力にノードINVが接続され、第1インバータの入力及び第2インバータの出力にノードLATが接続される。従って、ラッチ回路210は、データをノードLATで保持し、その反転データをノードINVで保持する。
次に、データの書き込み時における第1及び第2のスイッチの動作について、図3及び図4を用いて簡単に説明する。
メモリセルトランジスタMTに“0”データが書き込まれる場合(電荷が注入されて閾値が上昇する場合)、図3に示すように、ラッチ回路210のノードLATには“L”レベルが与えられ、ノードINVには“H”レベルが与えられる。この結果、第1のスイッチであるトランジスタ43及び48がオフ状態とされ、第2のスイッチであるトランジスタ44及び49がオン状態とされ、ビット線BLには、ノードSRCGNDから、例えばVSSが印加される。
他方で、メモリセルトランジスタMTに“1”データが書き込まれる場合(電荷が注入されず、閾値が変わらない場合)、図4に示すように、ラッチ回路210のノードLATには“H”レベル(“1”データ)が与えられ、ノードINVには“L”レベル(“0”データ)が与えられる。この結果、第1のスイッチであるトランジスタ43及び48がオン状態とされ、第2のスイッチであるトランジスタ44及び49がオフ状態とされ、ビット線BLには正電圧(例えばVDDSAをトランジスタ41でクランプした電圧)が印加される。
1.2 データの書き込み動作について
次に、本実施形態に係るデータの書き込み動作について説明する。
1.2.1 本実施形態に係る書き込み動作の概念について
まず、書き込み動作の概念について、特にビット線BLとチャネルの電位に着目して、図5を用いて説明する。本実施形態における書き込み動作は、大まかには3つのステップを含む。以下では、“0”データが書き込まれるメモリセルトランジスタMTに対応するビット線をBL(“0”)と呼び、“1”データが書き込まれるメモリセルトランジスタMTに対応するビット線をBL(“1”)と呼ぶ。
<第1ステップについて>
まず、第1ステップについて説明する。第1ステップでは、センスアンプ113が、ビット線BLを介して、NANDストリング116内のチャネルに電圧を転送する。
すなわち、選択トランジスタST1がオンされた状態において、センスアンプ113が、図2及び図3で説明したように、ビット線BL(“1”)に正電圧VBLH1(例えば1.5V)を印加し、ビット線BL(“0”)にVSS(例えば0V)を印加する(ステップS1−1)。この結果、ビット線BL(“1”)に対応するNANDストリング116のチャネル電位Vch1はVBLH1とされ、ビット線BL(“0”)に対応するNANDストリング116のチャネル電位Vch0はVSSとされる(ステップS1−2)。
<第2ステップについて>
第2ステップでは、ビット線BL(“0”)、ソース線SL、及び非選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDとの容量カップリングにより、ビット線BL(“1”)の電位が上昇される。
すなわち、ビット線BL(“1”)がセンスアンプ113と電気的に切断された状態で、ソース線SLの電位はVSRC(例えば1.5V)に上昇され、ビット線BL(“0”)の電位はVBLL1(例えば1V)に上昇され、非選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDの電位はVUSGD1(例えば0.8V)に上昇される(ステップS2−1)。この結果、チャネル電位Vch1はVBLH2(例えば2.5V)に上昇し、チャネル電位Vch0はVBLL1に上昇する(ステップS2−2)。
そして、選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDの電位が低下され、ビット線BL(“1”)に対応するNANDストリング116の選択トランジスタST1がカットオフ状態とされる。この結果、当該NANDストリング116のチャネルは電気的にフローティングの状態となり、そのチャネル電位Vch1はVBLH2がNANDストリング116内に閉じ込められる(ステップS2−3)。
また、ビット線BL(“0”)の電位はVSSに戻され、これに伴ってチャネル電位Vch0もVSSとなる。
<第3ステップについて>
第3ステップでは、ワード線WLに電圧が印加されることで、メモリセルトランジスタMTにデータが書き込まれる。
すなわち、ロウデコーダ112は、選択ワード線WLにプログラム電圧VPGM(例えば20V)を印加し、非選択ワード線WLに電圧VPASS(例えば7Vであり、VPGM>VPASS)を印加する(ステップS3−1)。その結果、チャネル電位Vch0はVSSを維持する一方で、チャネル電位Vch1はワード線WLとのカップリングにより、電圧Vboにブーストされる。
これにより、ビット線BL(“0”)に対応するメモリセルトランジスタMTの電荷蓄積層には電子が注入され、このメモリセルトランジスタMTの閾値電圧は上昇される。他方で、ビット線BL(“1”)に対応するメモリセルトランジスタの電荷蓄積層には、ビット線(“0”)に対応するメモリセルトランジスタMTよりも少なく、閾値レベルを遷移させない程度の電子が注入され、閾値電圧はほとんど上昇されない(ステップS3−2)。
1.2.2 書き込み動作の詳細について
次に、上記データの書き込み動作の詳細について、図6乃至図11を用いて説明する。
<第1ステップ>
まず第1ステップが、時刻t1において開始される。この様子を図7に示す。図6及び図7に示すように、まず時刻t1で、シーケンサ121は、信号BLCの電圧をVBLC1(例えば1.5V+Vt)(VtはセンスアンプユニットSAU内の低耐圧nチャネルMOSトランジスタの閾値)にする。電圧VBLC1とセンスアンプユニットSAUに供給される電源電圧VDDSAとの間には、VDDSA>(VBLC1−Vt)の関係がある。
これにより、センスアンプユニットSAUは、ビット線BL(“1”)に、トランジスタ41でクランプされた電圧VBLH1(1.5V)を印加する。VBLH1とVBLC1との間には、VBLH1=VBLC1−Vtの関係がある。他方で、センスアンプユニットSAUは、ビット線BL(“0”)に、ノードSRCGNDから転送されたVSSを印加する。
またロウデコーダ112は、選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDに電圧VSGD1(例えば4.5V)を印加して、選択ブロックBLKの選択トランジスタST1をオン状態とさせる。これによりビット線BLは、選択ブロックBLKのNANDストリング116に電圧を転送する。具体的には、選択ブロックBLKにおいて、ビット線BL(“1”)に接続されるNANDストリング116のチャネルには電圧VBLH1(1.5V)が転送され、ビット線BL(“0”)に接続されるNANDストリング116のチャネルにはVSSが転送される。また、ロウデコーダ112は、選択及び非選択ブロックBLKの全てのセレクトゲート線SGSにVSSを印加し、全ての選択トランジスタST2をオフ状態にする。
<第2ステップ>
次に、時刻t2において第2ステップが開始される。時刻t2においてシーケンサ121は、信号線BLCにVSSを印加してトランジスタ41をオフ状態とし、センスアンプユニットSAUとビット線BLとを電気的に切断する。これにより、全てのビット線BL及びNANDストリング116は、電気的にフローティング状態にされる。またシーケンサ121は、ノードSRCGNDに、電圧VSRCGND1(例えば1.5V)を印加する。
次に時刻t3で、シーケンサ121は、信号BLCの電圧をVBLC2(例えば1V+Vt)にする。VSRCGND1とVBLC2は、VSRCGND1>VBLC2−Vtの関係にある。
時刻t3の様子を図8に示す。ビット線BL(“0”)は、時刻t2における電位がVSSで、VSS<VBLC2−Vtの関係にある。このため、ビット線(“0”)に接続されるトランジスタ41はオン状態とされる。よって、センスアンプユニットSAUは、ビット線(“0”)にVBLL1(例えば1Vであり、VBLL1=VBLC2−Vt)を印加する。
他方で、ビット線BL(“1”)は、時刻t2における電位がVBLH1で、VBLH1>VBLC2−Vtの関係にある。このため、ビット線(“1”)に接続されるトランジスタ41はカットオフ状態が維持とされる。よって、ビット線BL(“1”)は、フローティング状態が維持される。
この状態において、ドライバ124は、ソース線SLに電圧VSRC(例えば1.5Vであり、VSRC>VSS)を印加する。更にロウデコーダ112は、非選択ブロックBLKのセレクトソース線SGDに電圧VUSGD1(例えば0.8Vであり、VUSGD1>VSS)を印加する。なお、VUSGD1は、選択トランジスタST1の閾値をVt_stとすると、選択トランジスタST1がオン状態とならないようにするために、VUSGD1<Vt_stとした方がより好ましい。
この結果、ビット線BL(“0”)の電位VBLL1(例えば1V)、ソース線SLの電位VSRC(例えば1.5V)、及び非選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDの電位VUSGD1(例えば0.8V)との容量カップリングにより、ビット線BL(“1”)の電位は、電圧VBLH2(例えば2.5Vであり、VBLH2>VBLH1)に上昇する。VBLH2とVDDSAとの間にはVBLH2>VDDSAの関係がある。
また、選択トランジスタST1がオン状態のため、チャネル電位Vch0は、ビット線(“0”)と同じくVBLL1になる。同様にチャネル電位Vch1は、ビット線BL(“1”)と同じくVBLH2になる。
次に時刻t4で、ロウデコーダ112は、選択されたセレクトゲート線SGDに電圧VSGD2を印加する。この様子を図9に示す。電圧VSGD2は、ビット線BL(“0”)に接続された選択トランジスタST1をオン状態とし、ビット線BL(“1”)に接続された選択トランジスタST1をカットオフ状態とする電圧である。よって、VSGD2は、VBLL1+Vt_st<VSGD2<VBLH2+Vt_stである。これにより、選択ブロックBLKにおいて、ビット線BL(“1”)に対応するNANDストリング116のチャネルは、選択トランジスタST1がオフ状態となるためフローティング状態になり、そのチャネル電位Vch1はVBLH2が維持される。
次に時刻t5で、シーケンサ121は、ノードSRCGNDの電位をVSSに戻す。この様子を図10に示す。これにより、ビット線BL(“0”)の電位もVSSに戻り、対応するNANDストリング116のチャネル電位Vch0も、VSSとなる。他方で、ビット線BL(“1”)の電位は、ビット線BL(“0”)の電位が低下するため、容量カップリングの影響により電圧VBLH3となる。なお、VBLH1<VBLH3≦VBLH2である。但し、ビット線BL(“1”)に対応するNANDストリング116のチャネル電位Vch1は、選択トランジスタST1がオフ状態のため、VBLH2を維持する。
<第3ステップ>
次に、時刻t6において第3ステップが開始される。この様子を図11に示す。すなわち時刻t6においてロウデコーダ112は、選択ワード線WL及び非選択ワード線WLに電圧VPASS(例えば7V)を印加する。電圧VPASSは、書き込みの際、メモリセルトランジスタMTの閾値に関わらず、メモリセルトランジスタMTをオン状態にしつつ、非選択メモリセルトランジスタMTへの誤書き込みを防止する電圧である。すると、ワード線WLとのカップリングにより、チャネル電位Vch1は電圧Vboに上昇する。
次に時刻t7で、ロウデコーダ112は、選択ワード線WLに電圧VPGM(例えば20V)を印加する。電圧VPGMは、電荷蓄積層に電荷を注入するための正の高電圧であり、VPGM>VPASSの関係がある。これにより、選択ワード線WLに接続された“0”書き込み対象のメモリセルトランジスタMTでは、電荷蓄積層に電荷が注入される。他方で、選択ワード線WLに接続された“1”書き込み対象のメモリセルトランジスタMTでは、VPGMとのカップリングによりチャネル電位Vch1が更に上昇するため、電荷蓄積層に電荷が注入されない。
その後、時刻t8〜t9で、リカバリ動作が行われ、各配線がリセットされる。
1.3 本実施形態に係る効果について
本実施形態に係る構成であると、書き込み動作の信頼性を向上できる。本効果につき、以下説明する。
データ書き込みの際、ビット線BL(“1”)には“H”レベルの電圧が印加される。これにより、対応する選択トランジスタST1はカットオフ状態とされ、NANDストリング116のチャネル電位はフローティング状態とされる。よって、選択ワード線WLにVPGMが印加される際、NANDストリング116のチャネル電位Vch1は、容量カップリングにより上昇するため、メモリセルトランジスタMTの電荷蓄積層への電荷の注入は行われない。これはセルフブースト技術として知られている。
しかし、携帯電話等、近年のモバイル機器では、電源電圧の低電圧化が進んでいる。上記説明した“H”レベルの電圧は電源電圧を降圧して生成されるため、電源電圧が低くなれば、“H”レベルの電圧も低くなる。電源電圧が3.0Vの場合、“H”レベルの電圧は例えば2.5V程度になるのに対し、電源電圧1.8Vで動作する低電圧動作タイプのNAND型フラッシュメモリ100の場合には例えば1.5V程度になる。
すると、セルフブースト技術においてチャネル電位Vch1は、上記“H”レベルの電位を基準にして、ワード線WLとのカップリングにより電位Vboまで上昇される。従って、電源電圧の低下に伴って“H”レベルの電位が低下すると、チャネルブーストの基準電位も低下し、書き込み時に最終的に到達可能な電位Vboも低下する可能性がある。その結果、制御ゲートとチャネルとの間の電位差が大きくなり、誤書き込みが生じる可能性が高くなる。また、“H”レベルの電圧が低くなるとセレクトゲート線SGDとの電圧差が小さくなるため、“1”書き込みに対応するNANDストリング116の選択トランジスタST1がオン状態になり誤書き込みが生じる場合がある。
誤書き込みを抑制するためには、例えばチャージポンプを用いて電源電圧よりも高い“H”レベルの電圧を生成する方法が考えられる。しかし、データを書き込むページ長が例えば16Kバイトあると、そのビット線容量は数100nF程度になるので、チャージポンプで昇圧するための消費電流は例えば数10mAにもなる。更にセンスアンプユニットSAUに電圧を供給するためのチャージポンプを新たに設ける必要があるため、その分、チップ面積が大きくなる。
これに対し本実施形態では、ビット線BL(“0”)、ソース線SL、及び非選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDの電位を上昇させ、これらの複数の配線との容量カップリングによりビット線BL(“1”)の電圧(“H”レベルの電圧)を電源電圧よりも昇圧させている。更に、その後、セレクトゲート線SGDの電圧を制御することで、この昇圧された“H”レベルの電圧をチャネル内に閉じ込めている。すなわち、ワード線WLとのカップリングによりチャネル電位を上昇させる際、その当初電圧を十分に高くすることが出来る。これにより、ワード線WLにVPASS及びVPGMを印加する前のビット線(“1”)に対応するNANDストリング116のチャネル電位Vch1を電源電圧よりも高く出来る。その結果、セルフブースト技術によって到達可能な最大電位Vboを十分に高くすることが出来ると共に、BL(“1”)に対応する選択トランジスタST1をより確実にカットオフさせることが出来る。よって、誤書き込みが抑制され、書き込み動作の信頼性を向上することが出来る。
更に本実施形態では、ビット線BL(“0”)だけではなく、ソース線SL及び非選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDの電位も上昇させている。これにより、データパターンによらず、ビット線BL(“1”)の電位を上昇させることが出来る。例えばビット線BLの容量成分としては、ビット線間の隣接容量が支配的であるが、対ソース線SLや対非選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDとの間の容量も例えば10%程度ある。例えば、書き込むべきページデータの全ビットが“1”の場合、全てのビット線BLには“H”レベルが印加されるため、ビット線間の隣接容量は実効的には見えず、対ソース線SLや対非選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDとの間の容量が支配的になる。よって、ソース線SLまたは非選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDとの容量カップリングを用いることにより、データパターンに寄らずに、によらないビット線ブーストレベルを確保することが出来る。
更に、チャージポンプを用いることなく“H”レベルの電圧を電源電圧よりも高い電圧に昇圧出来るため、消費電流及びチップ面積の増大を抑制出来る。
2.第2実施形態
次に、第2実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、第1実施形態を、三次元積層型NAND型フラッシュメモリに適用したものである。以下では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
2.1 メモリセルアレイの構成について
まず、本実施形態に係るメモリセルアレイ111の構成について、図12を用いて説明する。図12は、メモリセルアレイ111内のいずれかのブロックBLKの回路図である。
図示するように、本実施形態に係る個々のブロックBLKは、複数(本例では4つ)のストリングユニットSU(SU0〜SU3)を備えている。そして、個々のストリングユニットSUは、第1実施形態で図1を用いて説明したブロックBLKと同じ構成を有している。つまり、三次元積層型NAND型フラッシュメモリの1つのブロックBLKは、メモリセルトランジスタMTが二次元に配列された平面型NAND型フラッシュメモリにおけるブロックBLKの複数の集合である、と言うことが出来る。また、データの書き込み及び読み出しは、平面型NAND型フラッシュメモリと同様にページ単位で行われる。但し、本実施形態においては、いずれかのストリングユニットSUにおけるいずれかのワード線WLに共通に接続された複数のメモリセルトランジスタMTに対して一括して書き込まれ、または読み出されるデータの単位がページとなる。なお、図12では図1と異なり、1つのNANDストリング116に含まれるメモリセルトランジスタが8個の例を示しているが、もちろん、8個に限定されるものではない。
各ブロックBLKにおいて、ワード線WL0〜WL7及びセレクトゲート線SGSは、4つのストリングユニットSU0〜SU3に共通に接続される。これに対して、セレクトゲート線SGDはストリングユニットSU毎に独立しており、ストリングユニットSU0〜SU3の選択トランジスタST1のゲートは、それぞれセレクトゲート線SGD0〜SGD3に接続される。
次に、本実施形態に係るメモリセルアレイ111の断面構成について、図13を用いて説明する。
図示するように、半導体基板の表面内に設けられたp型ウェル22上に複数のNANDストリング116が形成されている。すなわち、p型ウェル22上には、セレクトゲート線SGSとして機能する複数の配線層25、ワード線WLとして機能する複数の配線層23、及びセレクトゲート線SGDとして機能する複数の配線層24が形成されている。
そして、側面にこれらの配線層23〜25に接し、底部がp型ウェル22に達するメモリホール26が形成されている。メモリホール26の側面には、ブロック絶縁膜27、電荷蓄積層28、及びトンネル絶縁膜29が順次形成され、更にメモリホール26内を半導体層30が埋め込んでいる。半導体層30は、NANDストリング116の電流経路として機能し、メモリセルトランジスタMT並びに選択トランジスタST1及びST2の動作時にチャネルが形成される領域である。
各NANDストリング116において、複数(本例では4層)設けられた配線層25は、電気的に共通に接続されて、同一のセレクトゲート線SGSに接続される。すなわち、この4層の配線層25は、実質的に1つの選択トランジスタST2のゲート電極として機能する。配線層24についても同様であり、4層の配線層24が同一のセレクトゲート線SGDに接続され、実質的に1つの選択トランジスタST1のゲート電極として機能する。なお、配線層24及び配線層25の層数は1層以上設けられていればよく、その数は限定されるものではない。
以上の構成により、各NANDストリング116において、p型ウェル22上に選択トランジスタST2、複数のメモリセルトランジスタMT、及び選択トランジスタST1が順次積層されている。
なお、図13の例では選択トランジスタST1及びST2は、メモリセルトランジスタMTと同様に電荷蓄積層28を備えている。しかし選択トランジスタST1及びST2は、実質的にデータを保持するメモリセルとして機能するものでは無く、スイッチとして機能する。この際、選択トランジスタST1及びST2がオン/オフする閾値は、電荷蓄積層28に電荷を注入することによって制御されても良い。
メモリホール26の上には、ビット線BLとして機能する配線層31が形成され、半導体層30に接続される。
更に、p型ウェル22の表面内には、n型不純物拡散層32及びp型不純物拡散層33が形成されている。拡散層32上にはコンタクトプラグ34が形成され、コンタクトプラグ34上には、ソース線SLとして機能する配線層35が形成される。また、拡散層33上にはコンタクトプラグ36が形成され、コンタクトプラグ36上には、ウェル配線CPWELLとして機能する配線層37が形成される。配線層35及び37は、セレクトゲート線SGDよりも上層であり、且つ配線層31よりも下層のレイヤに形成される。
以上の構成が、図13を記載した紙面の奥行き方向に複数配列されており、奥行き方向に並ぶ複数のNANDストリング116の集合によってストリングユニットSUが形成される。また、同一のストリングユニットSU内に含まれる複数のセレクトゲート線SGSとして機能する配線層25は、互いに共通に接続されている。つまり、隣接するNANDストリング116間のp型ウェル22上にもトンネル絶縁膜29が形成され、拡散層32に隣接する配線層25及びトンネル絶縁膜29は、拡散層32近傍まで形成される。
従って、拡散層32から半導体層30に電荷が供給されると、メモリセルトランジスタMT、及び選択トランジスタST1、ST2にはnチャネルが形成され、これらはnチャネルトランジスタとして動作する。
なおメモリセルアレイ111の構成については、例えば、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月19日に出願された米国特許出願12/407,403号に記載されている。また、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月18日に出願された米国特許出願12/406,524号、“不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法”という2010年3月25日に出願された米国特許出願12/679,991号、“半導体メモリ及びその製造方法”という2009年3月23日に出願された米国特許出願12/532,030号に記載されている。これらの特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
2.2 書き込み動作について
次に、本実施形態における書き込み動作について図14を用いて説明する。本実施形態の書き込み動作は、第1実施形態で説明した図5乃至図12とほぼ同様である。しかし、第1実施形態と異なる点は、第2ステップにおいて、ウェル配線CPWELLの電圧もビット線BL(“1”)の昇圧に寄与する点である。
図示するように、ドライバ124は、時刻t3〜t9の間、ウェル配線CPWELLに、VSRC(例えば1.5V)を印加する。
この結果、時刻t3において、ビット線BL(“1”)の電位は、ビット線BL(“0”)、ソース線SL、及び非選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDだけでなく、ウェル配線CPWELLとの容量カップリングによっても上昇し、VBLH2(例えば2.5V)とされる。そのため、チャネル電位Vch0もVBLH2となる。
なお、選択ブロックBLKにおける非選択のストリングユニットSUのセレクトゲート線SGD及びSGSは、時刻t1〜t9の間、VSSが印加される。
2.3 本実施形態に係る効果について
本実施形態に係る構成であると、三次元積層型NAND型フラッシュメモリであっても、上記第1実施形態と同様の効果が得られる。
また本実施形態における構成では、ビット線BL(“1”)の電位を、ビット線BL(“0”)、ソース線SL、及び非選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDだけでなく、ウェル配線CPWELLとの容量カップリングも用いて上昇させている。もちろん、本実施形態においてもウェル配線CPWELLを用いずに、第1実施形態と同様にビット線BL(“0”)、ソース線SL、及び非選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDによってビット線BL(“1”)を昇圧させても良い。しかし、ウェル配線CPWELLも合わせて用いることで、より高速に、またより十分な電位までビット線BL(“1”)の電位を上昇させることが出来る。
3.第3実施形態
次に、第3実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、第1及び第2実施形態において、“0”データの書き込みを、閾値の変動量が異なる複数の書き込み条件を組み合わせて行うものである。以下では、第1及び第2実施形態と異なる点についてのみ説明する。
3.1 書き込み動作について
まず、本実施形態における書き込み動作について大まかに説明する。本実施形態に係る書き込み動作は、第1の書き込み動作と第2の書き込み動作とを含む。各書き込み動作は、電荷蓄積層に電子を注入して閾値電圧を上昇させるプログラム動作と、プログラム動作の結果、目標とする値に閾値電圧が達したか否かを判定するベリファイ動作とを含む。
シーケンサ121は、書き込み動作を開始してからメモリセルトランジスタの閾値電圧が第1のベリファイレベルVL1に到達するまでは、第1の書き込み動作を行う。第1の書き込み動作では、閾値の変動量の比較的大きい書き込み条件(以下、「第1の条件」と呼ぶ)を用いて、データがプログラムされる(以下、「第1のプログラム」と呼ぶ)を行う。
メモリセルトランジスタの閾値電圧が第1のベリファイレベルVL1に達すると、シーケンサ121は第2の書き込み動作を行う。第2の書き込み動作では、第1のプログラムよりも閾値電圧の変動量の小さい条件(これを「第2の条件」と呼ぶ)でデータがプログラムされる(第2のプログラム)。また第2の書き込みでは、第1のベリファイレベルより高い第2のベリファイレベルVL2が用いられる。
次に、第1及び第2の書き込み動作による閾値電圧の変動の仕方について、図15を用いて説明する。図15の上段は第1のプログラムを示し、下段は第2のプログラムを示している。
図15の上段の例では、シーケンサ121は、第1のプログラムを3回実行している。具体的には、1回目及び2回目のプログラムでは、シーケンサ121は、全てのメモリセルトランジスタMTの閾値が、第1のベリファイレベルVL1未満のため、全メモリセルトランジスタMTを対象として第1のプログラムを行う。そして、3回目のプログラムでは、閾値が第1のベリファイレベルVL1未満のメモリセルトランジスタMTに対しては、第1のプログラムが行われ、閾値が第1のベリファイレベルVL1以上且つ第2のベリファイレベルVL2未満のメモリセルトランジスタMTに対しては、第2のプログラムが行われる。
つまり、書き込み対象となる1ページ内において、第1のプログラムと第2のプログラムとが同時に行われる。具体的には、センスアンプ113は、閾値が第1のベリファイレベルVL1未満のメモリセルトランジスタMTに対応するビット線BLには例えばVSSを印加し、閾値が第1のベリファイレベルVL1以上且つ第2のベリファイレベルVL2未満のメモリセルトランジスタMTに対応するビット線BLにはVSSよりも高い電圧を印加する。そして、3回目のプログラムで、全てのメモリセルトランジスタMTの閾値が第1のベリファイレベルVL1以上になったと仮定する。
図15の下段は、4回目以降のプログラムによる閾値変動の様子を示す。図示するように、4回目のプログラムで、一部のメモリセルトランジスタMTの閾値が第2のベリファイレベルVL2以上になったとする。
すると、5回目のプログラムでは、閾値が第2のベリファイレベルVL2未満のメモリセルトランジスタMTに対しては、引き続き第2のプログラムが行われる。他方、閾値が第2のベリファイレベルVL2以上になったメモリセルトランジスタMTに対応するビット線BLには、非書き込み電圧が印加されることで、当該メモリセルトランジスタMTへのプログラムは禁止される。6回目も同様である。そして、この6回目のプログラムの結果、全ての書き込み対象のメモリセルトランジスタMTの閾値が第2のベリファイレベルVL2以上になると、“1”レベルから“0”レベルへの書き込みが完了する。なお、第1の条件を用いた書き込みによる閾値の変動量をΔVT1とし、第2の条件を用いた書き込みによる閾値の変動量をΔVT2とすると、ΔVT1とΔVT2の関係は、ΔVT1>ΔVT2となる。
このように本実施形態における書き込み動作では、書き込み対象のメモリセルトランジスタMTの現在の閾値が、目標とする閾値レベルから大きく離れている場合は、閾値の変動量が大きい(粗い)条件を用いてプログラムを行う。そしてメモリセルトランジスタMTの現在の閾値が、目標とする閾値レベルに近づくと、閾値の変動量が小さい(細かい)条件を用いてプログラムを行うものである。
3.2 書き込み動作の詳細について
次に、本実施形態における書き込み動作の詳細につき、図16を用いて説明する。図16は、第1実施形態で説明した図5のフローチャートに対応しており、以下では図5と異なる点についてのみ説明する。なお以下の説明では、第1の書き込み動作において“0”データが書き込まれるメモリセルトランジスタに対応するビット線BL及びそのNANDストリング116のチャネル電位をBL(“0”)及びVch0と表記し、第2書き込み動作においてはBL(“QPW”)及びVch_QPWと表記する。“1”書き込みに関しては、いずれの動作時においてもBL(“1”)及びVch1と表記する。
図16に示すように、書き込み動作は、大まかには第1実施形態と同様に第1乃至第3ステップを含む。
<第1ステップについて>
第1ステップは、第1実施形態と同様である。BL(“QPW”)には、BL(“0”)と同様にセンスアンプ113からVSS(例えば0V)が印加され(ステップS1−1’)、Vch_QPWもVSSとされる(ステップS1−2’)。
<第2ステップについて>
第2ステップも、第1実施形態と同様である。BL(“QPW”)には、BL(“0”)と同様にセンスアンプ113から正電圧VBLL1が印加され(ステップS2−1’)、Vch_QPWもVBLL1とされる(ステップS2−2’)。
<第3ステップについて>
第3ステップでは、第1実施形態と異なり、センスアンプ113はビット線BL(“QPW”)に正電圧VBLL2(例えば0.5Vであり、VSS<VBLL2<VSGD2)を印加する(ステップS3−1’)。この結果、Vch_QPWもVBLL2とされる。そして、この状態でデータがプログラムされる(ステップS3−2)
次に、上記データの書き込み動作時の各配線の電圧変化について、図17を用いて説明する。図17は、第1実施形態における図6に対応し、以下では第1実施形態と異なる点にのみ着目して説明する。
<第1及び第2ステップについて>
第1及び第2ステップ(時刻t1〜t6)におけるビット線BL(“QPW”)の電位及びチャネル電位Vch_QPWは、ビット線BL(“0”)の電位及びチャネル電位Vch0と同じであり、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
<第3ステップについて>
第3ステップでは、まず時刻t6で、第2のプログラムを行うセンスアンプユニットSAUのラッチ回路210に保持されているデータが反転される。具体的には、シーケンサ121は、信号BLCの電圧をVSSにし、トランジスタ41をオフ状態にする。そしてシーケンサ121は、ラッチ回路210のノードLATに“H”レベル(“1”データ)を与え、ノードINVに“L”レベル(“0”データ)を与える。これにより、図5で説明したセンスアンプユニットSAUにおいて、第1のスイッチがオン状態になり、第2のスイッチがオフ状態になる。よって、時刻t6以降、ビット線BL(“QPW”)には、ビット線BL(“1”)と同様に、トランジスタ41でVDDSAがクランプされた正電圧が印加される。
次に時刻t7で、シーケンサ121は、信号BLCの電圧をVBLC3(例えば0.5V+Vtであり、VBLC3<VBLC2)とする。これにより第2のプログラムを行うセンスアンプユニットSAUは、ビット線BL(“QPW”)に電圧VBLL2(例えば0.5V)を印加する。この際、電圧VBLL2は、ビット線BL(“0”)の電圧VSSよりも高く、選択トランジスタST1がオン状態になるように電圧VSGD2−Vtより低い電圧とされる。すると、選択トランジスタST1がオン状態のため、チャネル電位Vch_QPWも、ビット線BL(“QPW”)から転送されたVBLL2になる。また、“1”を書き込むセンスアンプユニットSAUでは、ビット線BL(“1”)の電位VBLH3がVBLC3より高いためトランジスタ41がカットオフ状態になる。
次に時刻t8〜t10の間、図6の時刻t6〜t8で説明したように、ロウデコーダ112は、非選択ワード線WLにVPASSを印加し、選択ワード線WLにVPASS及びVPGMを順次印加する。これにより、第1及び第2のプログラムの対象となるメモリセルトランジスタMTでは、電荷蓄積層に電荷が注入される。この際、チャネル電位Vch_QPWはチャネル電位Vch0よりも高いため、第2のプログラムでは、第1のプログラムよりも電荷蓄積層に注入される電荷の量が少なくなり、閾値の変動量が小さくなる。
次に時刻t10〜t11の間、リカバリ動作が行われ、書き込みが終了する。
3.3 本実施形態に係る効果
本実施形態に係る構成であると、上記第1及び第2実施形態と同様の効果が得られる。
更に、本実施形態に係る構成では、メモリセルトランジスタMTの閾値が目標のレベルから大きく離れている場合には、第1のプログラムを実行して閾値の変動を大きくする。これにより、プログラムの繰り返し回数を少なくすることが出来る。よって、書き込み時の処理速度を向上出来る。
更に、メモリセルトランジスタMTの閾値が目標のレベルに近い場合には、第2のプログラムを実行して閾値の変動を小さくする。このように閾値の変動量を変えることにより、閾値の細かい制御が可能となり、閾値分布幅が小さくなるように書き込みをすることが出来る。よって、書き込み時の信頼性が向上出来る。
なお、本実施形態は、第2実施形態にも適用出来る。更に、本実施形態では、2つの書き込み条件を用いた書き込み動作(第1及び第2の書き込み動作)によってデータが書き込まれる場合を例に説明したが、3つ以上の書き込み条件を用いた場合であっても良い。
4.第4実施形態
次に、第4実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、第2実施形態において、書き込みの初期段階で選択ブロックBLKの全てのNANDストリング116のチャネルの電位を容量カップリングにより上昇させるものである。以下では、第2実施形態と異なる点についてのみ説明する。
4.1 本実施形態に係る書き込み動作の概念について
まず、書き込み動作の概念について、図18を用いて説明する。図18は、第1実施形態で説明した図5に対応しており、以下では、第1及び第2実施形態と異なる点にのみ着目して説明する。また以下では、選択ブロックBLKの非選択ストリングユニットSUのNANDストリング116のチャネル電位をVch_NSUと呼ぶ。
<第0ステップについて>
本実施形態では、第1ステップの前に第0ステップが行われる。第0ステップでは、まずセンスアンプ113が、全てのビット線BLを介して、選択ブロックBLKの全てのNANDストリング116のチャネルに正電圧VBLH1を転送する。すなわち、選択ブロックBLKの全てのストリングユニットSUの選択トランジスタST1がオンにされた状態で、センスアンプ113が全ビット線BLに正電圧VBLH1を印加する(ステップS0−1)。
そして、全てのビット線BLがセンスアンプ113と電気的に切断された状態で、非選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDの電位はVUSGD1に上昇される(ステップS0−2)。
この結果、非選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDとの容量カップリングにより、全てのビット線の電位はVBLH2に上昇する。そして選択ブロックBLKの全てのチャネル電位Vch0、Vch1、Vch_NSUがVBLH2に上昇する(ステップS0−3)。
<第1〜第3ステップについて>
第1〜第3ステップの動作は図5とほぼ同じである。異なる点は第1〜第3ステップにおいて、選択ブロックBLKの非選択SUのチャネルはフローティング状態にあるため、容量カップリングにより昇圧されたチャネル電位Vch_NSU=VBLH2が維持されている点である。
4.2 書き込み動作の詳細について
次に、本実施形態における書き込み時の各配線の電圧変化について、図19を用いて説明する。図19は、第2実施形態で説明した図14に対応し、以下では第2実施形態と異なる点にのみ着目して説明する。
<第0ステップ>
図示するように、第0ステップが時刻t1〜t5において実行される。まず時刻t1において、シーケンサ121は、信号BLCの電圧をVBLC1(例えば1.5V+Vt)とする。また、ノードSRCGNDに電圧VSRCGND0(>1.5V)を印加する。電圧VSRCGND0は、VBLC1−Vtよりも高い電圧であり、例えばVDDSAと同電位であっても良い。
これによりセンスアンプユニットSAUは、全てのビット線BLに、トランジスタ41でクランプされた電圧VBLH1(1.5V)を印加する。
そしてロウデコーダ112は、選択ブロックBLKの全てのセレクトゲート線SGDに電圧VSGD1(例えば4.5V)を印加する。他方で、ロウデコーダ112は、非選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDにVSSを印加する。これにより、選択ブロックBLKの選択及び非選択ストリングユニット内の全ての選択トランジスタST1がオン状態となる。この結果、選択ストリングユニットSUのチャネル電位Vch0、Vch1、及び非選択ストリングユニットSUのチャネル電位Vch_NSUは、VBLH1(1.5V)になる。
次に時刻t2で、シーケンサ121は、信号BLCの電圧をVSSにする。これによりトランジスタ41はオフ状態となり、全てのビット線BLがフローティング状態となる。
そしてドライバ124は、ソース線SLに電圧VSRC(例えば1.5V)を印加する。またロウデコーダ112は、非選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDに電圧VUSGD1(例えば0.8V)を印加する。
これにより、全てのビット線BLの電位が、ソース線SLの電位VSRC(1.5V)、及び非選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDの電位VUSGD1(0.8V)との容量カップリングにより、電圧VBLH2(例えば2.5V)に上昇する。そして、選択ブロックBLKのチャネル電位Vch0、Vch1、及びVch_NSUは、選択トランジスタST1がオン状態のため、ビット線BLと同じくVBLH2になる。
次に時刻t3でロウデコーダ112は、選択ブロックBLKの非選択ストリングユニットSUに対応するセレクトゲート線SGDにVSSを印加し、選択トランジスタST1をオフ状態とする。これにより非選択ストリングユニットSUのNANDストリング116はフローティング状態にされる。
次に時刻t4でシーケンサ121は、信号BLCの電圧をVBLC1(例えば1.5V+Vt)にする。
またドライバ124は、ソース線SLに電圧VSSを印加する。更にロウデコーダ112は、非選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDに電圧VSSを印加する。すると、容量カップリングの影響により、全てのビット線BLの電位は、VBLH1(例えば1.5V)になる。
この際、選択ブロックBLKにおける選択ストリングユニットSUのチャネル電位Vch0及びVch1は、選択トランジスタST1がオン状態のため、ビット線BLと同じVBLH1(例えば1.5V)になる。他方で、選択ブロックBLKにおける非選択ストリングユニットSUのチャネル電位Vch_NSUは、選択トランジスタST1がオフ状態のため、VBLH2(例えば2.5V)に維持される。
<第1〜第3ステップ>
第1〜第3ステップは、第2実施形態で説明した図14とほぼ同様である。但し、選択ブロックBLKにおける非選択ストリングユニットSUのチャネル電位Vch_NSUは、時刻t3〜t13の間フローティング状態が維持されている。よって、チャネル電位Vch_NSUは、第1〜第3ステップの間、VBLH2(例えば2.5V)が維持され、時刻t10〜t11の間、チャネルブーストによりVboに上昇する。
4.2 本実施形態に係る効果
本実施形態に係る構成であると、上記第2実施形態と同様の効果が得られる。
また本実施形態では、非選択ストリングユニットSUのチャネル電位Vch_NSUを、チャネル電位Vch1と同様に、センスアンプユニットSAUから供給される電圧よりも高い状態とする。これにより、非選択ストリングユニットSU内のメモリセルトランジスタMTへの誤書き込みを抑制出来る。よって書き込み動作の信頼性を向上出来る。
なお、本例では、選択ワード線にVPASS及びVPGMを印加する際、チャネル電位Vch_NSUとチャネル電位Vch1が等しい(VBLH2)場合を例に説明したが、両者は異なる電位であっても良い。すなわち、時刻t2において非選択ストリングユニットSUのNANDストリング116のチャネルに充電される電位と、時刻t7において選択ストリングユニットSUの“1”書き込みの対象となるNANDストリング116のチャネルに充電される電位は、異なっていても良く、両者はVSSより高い電圧であれば良い。
更に、時刻t2で印加されるソース線SLの電圧と、時刻t7で印加されるソース線SLの電圧は、互いに異なっていても良い。同様に、時刻t2で印加される非選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDの電圧と、時刻t7で印加される非選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDの電圧は、互いに異なっていても良い。これらの電圧をどのような値にするかは、容量カップリングの影響を考慮して適宜設定出来る。
5.変形例等
上記実施形態に係る半導体記憶装置は、第1メモリセルトランジスタMT(図1のブロックBLK0のメモリセルトランジスタMT0)と第1選択トランジスタST1(図1のブロックBLK0の選択トランジスタST1)とを含む第1NANDストリング116(図1のブロックBLK0のNANDストリング116)を備えた第1ブロックBLK(図1のブロックBLK0)と、第2メモリセルトランジスタMT(図1のブロックBLK1の図示せぬメモリセルトランジスタMT0)と第2選択トランジスタST1(図1のブロックBLK1の図示せぬ選択トランジスタST1)とを含む第2NANDストリング116(図1のブロックBLK1のNANDストリング116)を備えた第2ブロックBLK(図1のブロックBLK1)と、第1及び第2セレクトゲート線(図1のセレクトゲート線SGD0及びSGD1)と、第1ビット線BL(図1のビット線BL0)と、第1センスアンプユニットSAU(図1のセンスアンプユニットSAU)とを具備する。第1選択トランジスタST1には、第1セレクトゲート線SGDが接続される。第2選択トランジスタST1には第2セレクトゲート線SGDが接続される。第1及び第2NANDストリング116は第1ビット線BLに共通に接続される。第1ビット線BLは第1センスアンプユニットSAUに接続される。第1メモリセルトランジスタMTへのデータの書き込み時において、第1セレクトゲート線SGDに第1選択トランジスタST1をオン状態とする第1電圧(図6のVSGD1)が印加され、且つ第1センスアンプユニットSAUと第1ビット線BLとが電気的に遮断された状態で、第2セレクトゲート線SGDの電圧が第2電圧(図6のVUSGD1)に上昇される。第2セレクトゲート線SGDの電圧が第2電圧(図6のVUSGD1)に上昇された後、第1セレクトゲート線SGDに第1電圧より低い第3電圧(図6のVSGD2)が印加される。
上記実施形態を適用することにより、書き込み動作の信頼性を向上出来る半導体記憶装置を提供出来る。なお、実施形態は上記説明した形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば上記実施形態において、非選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDにVUSGD1を印加する前に、非選択ブロックBLKのNANDストリング116のチャネルの電位を上昇させても良い。このような例を図19に示す。
図示するように、第1ステップ(時刻t1)において、ロウデコーダ112は、非選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDに電圧VUSGD0(例えば1.5V+Vt_st)を印加する。電圧VUSGD0は非選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDに印加される電圧で、VUSGD0>VUSGD1であり、例えばVSGD1(例えば4.5V)と同じ電圧でも良い。これにより、非選択ブロックBLKの選択トランジスタST1がオン状態となり、非選択ブロックBLKにおいて、ビット線BL(“1”)に接続されたNANDストリング116のチャネル電位が、選択ブロックBLKにおいて、ビット線BL(“1”)に接続されたNANDストリング116のチャネル電位Vch1と同じ1.5Vに上昇する。これにより、時刻t3において、非選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDにVUSGD1(例えば0.8V)を印加した際、非選択ブロックBLKにおいて”1“書き込みに対応する選択トランジスタST1の誤動作を抑制することが出来る。
また、上記実施形態に、例えば電圧センス方式のセンスアンプを用いることが出来る。この場合、偶数ビット線BLeと奇数ビット線BLoとの2本のビット線BL毎にセンスアンプユニットSAUが設けられている。よって、センスアンプユニットSAUに電気的に接続されていないビット線BLの電位を適宜設定することにより、センスアンプユニットSAUに電気的に接続されているビット線BLと、非接続のビット線BLとの容量カップリングを用いても良い。
上記実施形態は、第2実施形態と異なる三次元積層型NAND型フラッシュメモリにも適用出来る。例えば、NANDストリング116の半導体層が半導体基板上方に向かってU字型をした構成でも良く、あるいは半導体基板の平面方向にメモリセルトランジスタMTが配列されたNANDストリング116が、半導体基板上方に向かって順次積層された構成でも良い。
更に、上記実施形態における「接続」とは、間に例えばトランジスタあるいは抵抗等、他の何かを介在させて間接的に接続されている状態も含む。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
なお、本発明に関する各実施形態において、以下の通りであっても良い。
(1)読み出し動作では、
読み出し動作の時間(tR)としては、例えば25μs〜38μs, 38μs〜70μs, 70μs〜80μsの間にしてもよい。
(2)書き込み動作は、上述したとおりプログラム動作とベリファイ動作を含む。書き込み動作では、
プログラム動作時に選択されたワード線に最初に印加される電圧は、例えば13.7V〜14.3Vの間である。これに限定されることなく、例えば13.7V〜14.0V, 14.0V〜14.6Vいずれかの間としてもよい。
奇数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧と、偶数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧を変えてもよい。
プログラム動作をISPP方式(Incremental Step Pulse Program)としたとき、ステップアップの電圧として、例えば0.5V程度が挙げられる。
非選択のワード線に印加される電圧としては、例えば6.0V〜7.3Vの間としてもよい。この場合に限定されることなく、例えば7.3V〜8.4Vの間としてもよく、6.0V以下としてもよい。
非選択のワード線が奇数番目のワード線であるか、偶数番目のワード線であるかで、印加するパス電圧を変えてもよい。
書き込み動作の時間(tProg)としては、例えば1700μs〜1800μs, 1800μs〜1900μs, 1900μs〜2000μsの間にしてもよい。
(3)消去動作では、
半導体基板上部に形成され、かつ、上記メモリセルが上方に配置されたウェルに最初に印加する電圧は、例えば12V〜13.6Vの間である。この場合に限定されることなく、例えば13.6V〜14.8V, 14.8V〜19.0V, 19.0〜19.8V, 19.8V〜21Vの間であってもよい。
消去動作の時間(tErase)としては、例えば3000μs〜4000μs, 4000μs〜5000μs, 4000μs〜9000μsの間にしてもよい。
(4)メモリセルの構造は、
半導体基板(シリコン基板)上に膜厚が4〜10nmのトンネル絶縁膜を介して配置された電荷蓄積層を有している。この電荷蓄積層は膜厚が2〜3nmのSiN、またはSiONなどの絶縁膜と膜厚が3〜8nmのポリシリコンとの積層構造にすることができる。また、ポリシリコンにはRuなどの金属が添加されていても良い。電荷蓄積層の上には絶縁膜を有している。この絶縁膜は、例えば、膜厚が3〜10nmの下層High−k膜と膜厚が3〜10nmの上層High−k膜に挟まれた膜厚が4〜10nmのシリコン酸化膜を有している。High−k膜はHfOなどが挙げられる。また、シリコン酸化膜の膜厚はHigh−k膜の膜厚よりも厚くすることができる。絶縁膜上には膜厚が3〜10nmの仕事関数調整用の材料を介して膜厚が30nm〜70nmの制御電極が形成されている。ここで仕事関数調整用の材料はTaOなどの金属酸化膜、TaNなどの金属窒化膜である。制御電極にはWなどを用いることができる。
また、メモリセル間にはエアギャップを形成することができる。
22…p型ウェル、23、24、25、31、35、37…配線層、27…ブロック絶縁膜、28…電荷蓄積層、30、34、36…半導体層、32…n型不純物拡散層、33…p型不純物散層、40〜47、52〜54…nチャネルMOSトランジスタ、48〜51、55〜57…pチャネルMOSトランジスタ、58…キャパシタ素子、100…NAND型フラッシュメモリ、110…コア部、111…メモリセルアレイ、112…ロウデコーダ、113…センスアンプ、116…NANDストリング、120…周辺回路、121…シーケンサ、122…チャージポンプ、123…レジスタ、124…ドライバ

Claims (9)

  1. 第1メモリセルトランジスタと第1選択トランジスタとを含む第1NANDストリングを備えた第1ブロックと、
    第2メモリセルトランジスタと第2選択トランジスタとを含む第2NANDストリングを備えた第2ブロックと、
    前記第1選択トランジスタに接続された第1セレクトゲート線と、
    前記第2選択トランジスタに接続された第2セレクトゲート線と、
    前記第1NANDストリング及び前記第2NANDストリングに共通に接続される第1ビット線と、
    前記第1ビット線に接続される第1センスアンプユニットと
    を具備し、前記第1メモリセルトランジスタへのデータの書き込み時において、前記第1セレクトゲート線に前記第1選択トランジスタがオン状態とされる第1電圧が印加され、且つ前記第1センスアンプユニットと前記第1ビット線が電気的に遮断された状態で、前記第2セレクトゲート線の電圧が第2電圧に上昇され、
    前記第2セレクトゲート線の電圧が前記第2電圧に上昇された後に、前記第1セレクトゲート線には前記第1電圧より低い第3電圧が印加される
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記第1メモリセルトランジスタに接続された第1ワード線と、
    前記第2メモリセルトランジスタに接続された第2ワード線と
    を更に具備し、前記データの書き込み時において、前記第1セレクトゲート線に前記第3電圧が印加された状態で、前記第1ワード線に前記第1乃至第3電圧よりも大きい第4電圧が印加されることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 第2ビット線を更に具備し、
    前記第1ブロックは、第3メモリセルトランジスタと前記第1セレクトゲート線に接続された第3選択トランジスタとを含み、前記第2ビット線に接続された第3NANDストリングを更に具備し、
    前記データの書き込み時において、前記第1セレクトゲート線に前記第1電圧が印加され、且つ前記第1センスアンプユニットと前記第1ビット線が電気的に遮断された状態で、前記第1ビット線の電圧は第5電圧に上昇され、前記第2ビット線には前記第5電圧と異なる第6電圧が印加される
    ことを特徴とする請求項1または2記載の半導体記憶装置。
  4. 前記第3電圧は、前記第1選択トランジスタをオフ状態とし、前記第3選択トランジスタをオン状態とすることを特徴とする請求項3記載の半導体記憶装置。
  5. 前記第1乃至第3NANDストリングに共通に接続されるソース線を更に具備し、
    前記データの書き込み時において、前記第1セレクトゲート線に前記第1電圧が印加され、且つ前記第1センスアンプユニットと前記第1ビット線が電気的に遮断された状態で、前記ソース線に正の第7電圧が印加される
    ことを特徴とする請求項3または4記載の半導体記憶装置。
  6. 前記第2ビット線に接続される第2センスアンプユニットを更に具備し、前記データの書き込み時において、
    第1タイミングで、前記第1ビット線には第8電圧が印加され、前記第1セレクトゲート線には前記第1電圧が印加され、
    前記第1タイミングの後の第2タイミングで、前記第1ビット線は、前記第1センスアンプユニットと電気的に遮断にされ、
    前記第2タイミングの後の第3タイミングで、前記第2セレクトゲート線には前記第2電圧が印加され、前記ソース線には前記第7電圧が印加され、前記第2ビット線には前記第6電圧が印加され、
    前記第1ビット線の電圧は、前記第8電圧より高い前記第5電圧に上昇され、
    前記第3タイミングの後の第4タイミングで、前記第1セレクトゲート線に前記第3電圧が印加され、
    前記第4タイミングの後の第5タイミングで、前記第2ビット線に前記第6電圧より低い電圧が印加される
    ことを特徴とする請求項5記載の半導体記憶装置。
  7. 前記第3タイミングにおいて、前記ソース線に印加される前記第7電圧は、前記第1タイミング及び前記第2タイミングにおける前記ソース線の電圧よりも高い電圧であることを特徴とする請求項6記載の半導体記憶装置。
  8. 前記第1及び第2センスアンプユニットに電圧を供給する配線を更に具備し、前記第3タイミングにおいて、前記配線は、前記第5電圧よりも高い第9電圧を印加されることを特徴とする請求項6記載の半導体記憶装置。
  9. 前記第1ブロックにおいて、第4メモリセルトランジスタと第3セレクトゲート線に接続された第4選択トランジスタとを含む第4NANDストリングを更に具備し、
    前記第1タイミングより前のタイミングにおいて、前記第1及び第3セレクトゲート線に前記第1電圧が印加され、且つ前記第1センスアンプユニットと前記第1ビット線が電気的に遮断され、且つ前記第2センスアンプユニットと前記第2ビット線が電気的に遮断された状態で、前記第2セレクトゲート線には前記第2電圧が印加され、
    前記第2セレクトゲート線に前記第2電圧が印加された後に、前記第3セレクトゲート線には、前記第4選択トランジスタをオフ状態にする前記第1電圧よりも低い電圧が印加される
    ことを特徴とする請求項6記載の半導体記憶装置。
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