JP2016153472A - 環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂 - Google Patents

環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂 Download PDF

Info

Publication number
JP2016153472A
JP2016153472A JP2015178124A JP2015178124A JP2016153472A JP 2016153472 A JP2016153472 A JP 2016153472A JP 2015178124 A JP2015178124 A JP 2015178124A JP 2015178124 A JP2015178124 A JP 2015178124A JP 2016153472 A JP2016153472 A JP 2016153472A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
epoxy resin
bis
group
hydroxy
poly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015178124A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6452133B2 (ja
Inventor
芳範 河村
Yoshinori Kawamura
芳範 河村
美幸 小俣
Miyuki Omata
美幸 小俣
洋明 山本
Hiroaki Yamamoto
洋明 山本
英樹 森尾
Hideki Morio
英樹 森尾
俊一 平林
Shunichi Hirabayashi
俊一 平林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taoka Chemical Co Ltd
Original Assignee
Taoka Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taoka Chemical Co Ltd filed Critical Taoka Chemical Co Ltd
Publication of JP2016153472A publication Critical patent/JP2016153472A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6452133B2 publication Critical patent/JP6452133B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】作業性と流動性に優れるエポキシ樹脂であり、該エポキシ樹脂から得られる硬化物が高周波数領域での低誘電率、低誘電正接といった電気特性に優れるエポキシ樹脂及び硬化物を提供する。
【解決手段】下記式(3)で表される環状炭化水素化合物とエピハロヒドリンとを反応させて得られるエポキシ樹脂及び該エポキシ樹脂から得られる組成物や硬化物。
Figure 2016153472

(xは1〜10の整数を示し、m1、m2は1以上の整数を示し、同一もしくは異なっていてもよい。k1、k2は0または1〜4の整数を示し、同一もしくは異なっていてもよい。)
【選択図】なし

Description

本発明は、環状炭化水素骨格を有する新規なエポキシ樹脂、該エポキシ樹脂及び硬化剤を含むエポキシ樹脂組成物、及び該エポキシ樹脂組成物を硬化してなる硬化物に関する。
エポキシ樹脂は、一般的に、種々の硬化剤で硬化させることにより、機械的性質、耐水性、耐薬品性、耐熱性、電気的性質などに優れた硬化物となる。その為に、エポキシ樹脂は、接着剤、塗料、積層板、成形材料、注型材料などの幅広い分野に利用されている。一方、近年、先端電子機器分野では高周波環境での高速伝搬性が要求されており、特にプリント配線基板分野において低誘電材料が必要とされている。高品位分野では低誘電材料として低誘電性のフッ素樹脂やポリイミド樹脂などが用いられることが多いが、前述の樹脂ではエポキシ樹脂特有の優れた成形性や密着性は得られないことから、低誘電性エポキシ樹脂の開発が活発になっている。
一方、汎用のビスフェノールA型エポキシ樹脂と硬化剤との組成物を硬化してなる硬化物は、誘電率、誘電正接といった電気特性の面で十分満足のいくものがなく、電気特性を改善させる方法として例えば、エポキシ樹脂に特定構造を有する変性ポリアリーレンエーテル樹脂を混合させることにより、得られる硬化物の誘電率や誘電正接を低下させる方法(特許文献1)が提案されている。しかしながら前述の方法では複雑な構造を有する樹脂を別途製造する必要があり、また得られた硬化物は、特に1GHzを超える高周波数領域での低誘電率、低誘電正接といった電気特性が十分満足できるレベルに達していない。
また、エポキシ樹脂自身の構造に着眼した発明として例えば、β―メチル基置換型エポキシ基を有するエポキシ樹脂を用いた組成物(特許文献2)が提案されている。しかしながら、該エポキシ樹脂の軟化点は89〜103℃以上と高く、作業性と流動性で用途が限定されるといった問題があった。
特開2014−189637号公報 特開2005−307031号公報
本発明の目的は、取扱時に作業性と流動性に優れるエポキシ樹脂であって、該エポキシ樹脂を用いることによって得られる硬化物が高周波数領域での低誘電率、低誘電正接といった電気特性に優れるエポキシ樹脂、該エポキシ樹脂と硬化物とを含むエポキシ樹脂組成物、及びそれを用いて得られる硬化物を提供することにある。
本発明者等は上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、下記式(1)で示す構造を有する環状炭化水素骨格含有エポキシ樹脂は溶融粘度が低く、室温でも液体であり、更には該エポキシ樹脂を硬化させることにより得られる硬化物は高周波数領域での低誘電率、低誘電正接といった電気特性に優れることを見出した。具体的には以下の発明を含む。
[1] 下記式(1)で表されるエポキシ樹脂。
Figure 2016153472
Figure 2016153472

(上記一般式(1)において、Aは上記式(2)で表される化学構造を表し、nは0または1以上の整数である。上記式(2)において、xは1〜10の整数を示し、m1、m2は1以上の整数を示し、同一もしくは異なっていてもよい。k1、k2は0または1〜4の整数を示し、同一もしくは異なっていてもよい。R1a、R1bはそれぞれ独立にアルキル基、アルコキシ基、シクロアルキル基、アリール基又はハロゲン原子を表し、R2a、R2bはそれぞれ独立にアルキレン基を示す。)
[2] 下記式(3)で表される環状炭化水素化合物とエピハロヒドリンとを反応させて得られる請求項1記載のエポキシ樹脂の製造方法。
Figure 2016153472
(上記式(3)における、x、m1、m2、k1、k2、R1a、R1b、R2a及びR2bの意味は上記の通りである。)
[3]
[1]または[2]に記載のエポキシ樹脂及び硬化剤を含むエポキシ樹脂組成物。
[4]
前記硬化剤が、酸無水物系硬化剤及び/又はアミン系硬化剤である[3]記載のエポキシ樹脂組成物。
[5]
[3]または[4]に記載のエポキシ樹脂組成物を硬化させてなる硬化物。
本発明によれば、エポキシ樹脂自身の溶融粘度が低く、室温でも液体であることから、作業性と流動性に優れると同時に、該エポキシ樹脂を硬化させることにより得られる硬化物は高周波数領域での低誘電率、低誘電正接といった電気特性にも優れることが判明した。従って、本発明によって、接着剤、塗料、積層板、成形材料、注型材料としてはもちろんのこと、特に低誘電材料が必要とされているプリント配線基板分野にて好適に用いられるエポキシ樹脂、該エポキシ樹脂及び硬化剤を含むエポキシ樹脂組成物、及び該エポキシ樹脂組成物を用いて得られる硬化物が提供可能となる。
実施例1で得られた下記式(6)で表される環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂のH−NMR(CDCl)チャートである。 実施例1で得られた下記式(6)で表される環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂の13C−NMR(CDCl)チャートである。 実施例4で得られた下記式(8)で表される環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂のH−NMR(CDCl)チャートである。 実施例4で得られた下記式(8)で表される環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂の13C−NMR(CDCl)チャートである。
<新規な環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂>
本発明の環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂とは、上記一般式(1)で表わされる環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂(以下環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂と表す場合もある)である。
上記一般式(1)で表わされるエポキシ樹脂のn数は0または1以上の整数を表し、n数が単一のものを精製により得ることも可能ではあるが、通常は複数のn数を有するものが混合した状態でエポキシ樹脂として使用する。この際、n=0である樹脂の割合が高くなると溶融粘度がより低くなるため、溶融粘度をできるだけ低下させたい場合は、n=0である樹脂の割合を、後述する条件で分析した液体クロマトグラフにから得られる面積百分率値で通常65%以上とすれば良い。また、n数については上述の通りn=0の割合が高いほど溶融粘度が低下することから、溶融粘度をできるだけ低下させたい場合、通常0または1〜10の整数とし、好ましくは0または1〜2の整数、最も好ましくは0または1とする。なお、nの数が3を超えるものの割合が高くなると、溶融粘度、軟化点が高くなりすぎて、製造時および組成物とする際のハンドリング性が悪くなる場合があり、また、相溶性が悪くなり、組成物とする際に、添加量に制約が生じる等の不都合が生じる場合がある。なお、中間体であるモノグリシジル体や少量の加水分解性塩素、α−グリコール等の不純物などが含まれるが、エポキシ樹脂として特性に害しない範囲であれば、特に精製する必要はなく、不純物との混合物であってもよい。
上記式(2)で表される化学構造の内、環状炭化水素骨格のアルキレン基数を表すxは1〜10の整数である。具体的にはシクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロノナン基、シクロデカン基、シクロウンデカン基、シクロドデカン基、シクロトリデカン基、シクロテトラデカン基、シクロヘキサデカン基を表す。好ましくはシクロヘキシル基、シクロオクチル基、シクロデカン基、シクロドデカン基であり、より好ましくはシクロドデカン基である。
上記式(2)におけるR1aおよびR1bは、アルキル基、アルコキシ基、シクロアルキル基、アリール基又はハロゲン原子を表し、これらは同一もしくは異なっていてもよく、また、複数のR1aおよび/またはR1bが存在する(k1および/またはk2が2以上である)場合はそれぞれが同一もしくは異なっても良いが、通常はすべてが同一となる。また、これらの置換位置は特に限定されるものではない。置換基数k1およびk2は0又は1〜4であり、好ましくは0〜2、さらに好ましくは0もしくは1である。k1およびk2は同一もしくは異なっていてもよいが、通常、同一である。
アルキル基として例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等の炭素数1〜20の直鎖状又は分岐状アルキル基を挙げることができる。アルキル基は、好ましくは炭素数1〜8の直鎖状又は分岐状アルキル基であり、より好ましくは炭素数1〜6の直鎖状又は分岐状アルキル基であり、さらに好ましくはメチル基、エチル基である。
アルコキシ基として例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、s−ブトキシ基、t−ブトキシ基が例示され、この内メトキシ基、エトキシ基が好ましい。
シクロアルキル基としては、例えば、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、アルキル(例えば、炭素数1〜4のアルキル)置換シクロペンチル基、アルキル(例えば、炭素数1〜4のアルキル)置換シクロヘキシル基等の炭素数4〜16(好ましくは炭素数5〜8)のシクロアルキル基又はアルキル置換シクロアルキル基を挙げることができる。シクロアルキル基は、好ましくはシクロペンチル基又はシクロヘキシル基である。
アリール基としては、例えば、フェニル基、アルキル(例えば、炭素数1〜4のアルキル)置換フェニル基、ナフチル基を挙げることができる。アリール基は、好ましくはフェニル基又はアルキル置換フェニル基(例えば、メチルフェニル基、ジメチルフェニル基、エチルフェニル基等)であり、より好ましくはフェニル基である。
上記アルキル基、シクロアルキル基、アリール基は、アルキル基以外の置換基(例えば、アルコキシル基、アシル基、ハロゲン原子等)を有していてもよい。
以上詳述した上記式(2)におけるR1aおよびR1bについて、原料である上記式(3)で表される環状炭化水素化合物の入手性の観点から、これら置換基の中でも置換基数が一つの芳香環に対し一個(k1=k2=1であるもの)であって、該置換基としてはメチル基、エチル基、フェニル基であるもの、置換基数が2個(k1=k2=2であるもの)であって、該置換基が全てメチル基であるもの、又は置換基を有さないもの(k1=k2=0であるもの)が好ましく、置換基数が一個であって該置換基がメチル基であるものまたは置換基を有さないものが好ましい
上記式(2)におけるR2aおよびR2bはアルキレン基を表し、具体的に例えばエチレン基、プロピレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ヘキサメチレン基などが挙げられ、原料である上記式(3)で表される環状炭化水素化合物の入手性の観点から、好ましくは炭素数1〜6のアルキレン基を表し、さらに好ましくは炭素数2〜3のアルキレン基を表す。R2aおよびR2bは互いに同一もしくは異なっていてもよいが、通常、同一である
上記式(2)においてアルコキシ基(OR2a、OR2b)の数を表すm1およびm2同一もしくは異なっていてもよく、1以上である。好ましくは1〜5、さらに好ましくは1ある。なお、m1(又はm2)が2以上である場合、同一のアルコキシ基で構成されていてもよく、異種のアルコキシ基(例えばエトキシ基とプロピレンオキシ基)が混在して構成されていてもよいが、通常、同一のアルコキシ基で構成される。
上記式(2)の内、環状炭化水素骨格以外の部位であるビスアリール基中の対応するアリール化合物としてはフェノキシエタノール、フェノキシプロパノール、フェノキシブタノールなどのフェノキシアルキルアルコール、(2−メチル−フェノキシ)エタノール、(3−メチル−フェノキシ)エタノール、(3−エチル−フェノキシ)エタノール、(3−ブチル−フェノキシ)エタノール、(2−メチル−フェノキシ)プロパノール、(3−メチル−フェノキシ)プロパノールなどのアルキルフェノキシアルキルアルコール、(2,3−ジメチルフェノキシ)エタノール、(2,5−ジメチルフェノキシ)エタノール、(2,6−ジメチルフェノキシ)エタノール、(2,6−ジブチルフェノキシ)エタノールなどのジアルキルフェノキシアルキルアルコール、(2−メトキシフェノキシ)エタノールなどのアルコキシフェノキシアルキルアルコール、(2−シクロヘキシルフェノキシ)エタノールなどのシクロアルキルフェノキシアルキルアルコール、(2−フェニルフェノキシ)エタノールなどのアリールフェノキシアルキルアルコールなどが挙げられる。これらのうち、原料入手のしやすさから、フェノキシアルキルアルコール、アルキルフェノキシアルキルアルコール、アリールフェノキシアルキルアルコールが好ましく、フェノキシエタノール、(2−メチルフェノキシ)エタノール、(2−フェニルフェノキシ)エタノールが特に好ましい。
上記一般式(1)で表わされる環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂は、そのままエポキシ樹脂として用いるだけでなく、エポキシ(メタ)アクリレートなどの熱硬化性樹脂原料として用いてもよい。
<新規なジエポキシビナフタレン樹脂の製造方法>
本発明の上記一般式(1)で表されるエポキシ樹脂の製造方法として例えば、下記式(3)
Figure 2016153472
(上記式(3)における、x、m1、m2、k1、k2、R1a、R1b、R2a及びR2bの意味は上記の通りである。)
で表される環状炭化水素化合物とエピハドヒロリンとを反応させることによって得られる。なお、上記式(2)で表される化学構造は上記式(3)で表される炭化水素化合物の構造に対応している。
原料として使用する上記式(3)の環状炭化水素化合物は市販品を用いてもよく、慣用の方法、例えば、アルカリ及び不活性溶媒存在下、下記式(4)
Figure 2016153472
(上記式(4)における、x、k1、k2、R1a、R1bの意味は上記の通りである。)
で表されるビスフェノール環状炭化水素化合物と上記式(3)中のR2aおよび/またはR2b基に対応するアルキレンカーボネートとを反応させることによって製造することもできる。
上記式(3)のビスフェノキシアルコール化合物して例えば、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アルキルフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−ジアルキルフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アルコキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−シクロアルキルフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アリールフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシフェニル)シクロヘプタン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アルキルフェニル)シクロヘプタン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−ジアルキルフェニル)シクロヘプタン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アルコキシフェニル)シクロヘプタン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−シクロアルキルフェニル)シクロヘプタン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アリールフェニル)シクロヘプタン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシフェニル)シクロオクタン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アルキルフェニル)シクロオクタン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−ジアルキルフェニル)シクロオクタン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アルコキシフェニル)シクロオクタン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−シクロアルキルフェニル)シクロオクタン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アリールフェニル)シクロオクタン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシフェニル)シクロノナン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アルキルフェニル)シクロノナン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−ジアルキルフェニル)シクロノナン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アルコキシフェニル)シクロノナン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−シクロアルキルフェニル)シクロノナン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アリールフェニル)シクロノナン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシフェニル)シクロデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アルキルフェニル)シクロデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−ジアルキルフェニル)シクロデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アルコキシフェニル)シクロデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−シクロアルキルフェニル)シクロデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アリールフェニル)シクロデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシフェニル)シクロウンデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アルキルフェニル)シクロウンデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−ジアルキルフェニル)シクロウンデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アルコキシフェニル)シクロウンデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−シクロアルキルフェニル)シクロウンデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アリールフェニル)シクロウンデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシフェニル)シクロドデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アルキルフェニル)シクロドデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−ジアルキルフェニル)シクロドデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アルコキシフェニル)シクロドデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−シクロアルキルフェニル)シクロドデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アリールフェニル)シクロドデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシフェニル)シクロトリデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アルキルフェニル)シクロトリデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−ジアルキルフェニル)シクロトリデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アルコキシフェニル)シクロトリデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−シクロアルキルフェニル)シクロトリデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アリールフェニル)シクロトリデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシフェニル)シクロテトラデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アルキルフェニル)シクロテトラデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−ジアルキルフェニル)シクロテトラデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アルコキシフェニル)シクロテトラデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−シクロアルキルフェニル)シクロテトラデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アリールフェニル)シクロテトラデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシフェニル)シクロペンタデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アルキルフェニル)シクロペンタデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−ジアルキルフェニル)シクロペンタデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アルコキシフェニル)シクロペンタデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−シクロアルキルフェニル)シクロペンタデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アリールフェニル)シクロペンタデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシフェニル)シクロヘキサデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アルキルフェニル)シクロヘキサデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−ジアルキルフェニル)シクロヘキサデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アルコキシフェニル)シクロヘキサデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−シクロアルキルフェニル)シクロヘキサデカン、1,1−ビス(ヒドロキシ(ポリ)アルコキシ−アリールフェニル)シクロヘキサデカン等が挙げられる。
具体的には、例えば、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシフェニル))シクロヘキサン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシフェニル))シクロヘプタン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシフェニル))シクロオクタン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシフェニル))シクロノナン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシフェニル))シクロデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシフェニル))シクロウンデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシフェニル))シクロドデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシフェニル))シクロトリデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシフェニル))シクロテトラデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシフェニル))シクロペンタデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシフェニル))シクロヘキサデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−メチルフェニル))シクロヘキサン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−メチルフェニル))シクロヘプタン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−メチルフェニル))シクロオクタン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−メチルフェニル))シクロノナン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−メチルフェニル))シクロデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−メチルフェニル))シクロウンデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−メチルフェニル))シクロドデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−メチルフェニル))シクロトリデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−メチルフェニル))シクロテトラデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−メチルフェニル))シクロペンタデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−メチルフェニル))シクロヘキサデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−フェニルフェニル))シクロヘキサン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−フェニルフェニル))シクロヘプタン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−フェニルフェニル))シクロオクタン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−フェニルフェニル))シクロノナン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−フェニルフェニル))シクロデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−フェニルフェニル))シクロウンデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−フェニルフェニル))シクロドデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−フェニルフェニル))シクロトリデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−フェニルフェニル))シクロテトラデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−フェニルフェニル))シクロペンタデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−フェニルフェニル))シクロヘキサデカンが挙げられ、これらのうち、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシフェニル))シクロヘキサン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシフェニル))シクロデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシフェニル))シクロドデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−メチルフェニル))シクロヘキサン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−メチルフェニル))シクロデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−メチルフェニル))シクロドデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−フェニルフェニル))シクロヘキサン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−フェニルフェニル))シクロデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−フェニルフェニル))シクロドデカンが好ましく、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシフェニル))シクロドデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−メチルフェニル))シクロドデカン、1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−フェニルフェニル))シクロドデカンが特に好ましい。
上記式(3)の環状炭化水素化合物とエピハロヒドリンとの反応は例えば、上記式(3)の環状炭化水素化合物とエピハロヒドリンとの混合物に通常20〜120℃、好ましくは40〜80℃でアルカリ金属水酸化物を添加し、その後、20〜120℃で、好ましくは40〜80℃で1〜48時間反応させることにより実施される。なお、アルカリ金属水酸化物は一括添加しても良いが、所定の反応温度を維持する為、一定時間、例えば1〜10時間かけて連続、あるいは必要量を分割添加することが好ましい。
本発明におけるアルカリ金属水酸化物としては具体的に水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が例示され、その使用量は上記式(3)の環状炭化水素化合物の水酸基1当量に対し通常0.8〜4.0モル、好ましくは1.0〜2.5モルである。アルカリ金属水酸化物はその水溶液を使用してもよく、その場合は該アルカリ金属水酸化物の水溶液を連続的に反応系内に添加すると共に減圧下、または常圧下連続的に水及びエピハロヒドリンを留出させ、更に分液し水は除去しエピハロヒドリンは反応系内に連続的に戻す方法としてもよい。
本発明において使用するエピハロヒドリンとして具体的には、エピクロルヒドリン、エピブロムヒドリン等が例示され、その使用量は上記式(3)で表わされる環状炭化水素化合物の水酸基1当量に対し通常2〜30モル、好ましくは3〜20モル使用する。なお、上記一般式(1)におけるn数は、上記式(3)で表わされる環状炭化水素化合物とエピハロヒドリンのモル比により、調整が可能である。すなわち、上記一般式(3)で表わされるビスフェノキシアルコール化合物に対してエピハロヒドリンを大過剰に使用すると、nが0の化合物が主成分として得られ、エピハロヒドリンの使用量を下げていけば、nが0より大きい化合物の割合を高くすることが可能である。
上記反応の際、テトラメチルアンモニウムクロライド、テトラメチルアンモニウムブロマイド、テトラブチルアンモニウムブロマイド、ベンジルトリメチルアンモニウムクロライド、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド等の4級アンモニウム塩存在下で反応を実施することが、反応性向上の観点から好ましい。4級アンモニウム塩を使用する場合の使用量は上記式(3)で表わされる環状炭化水素化合物1モルに対し、通常0.01〜0.50モル、好ましくは0.02〜0.20モルである。また、4級アンモニウム塩を使用する場合、一般的にはアルカリ金属水酸化物を、上記式(3)で表わされる環状炭化水素化合物とエピハロヒドリンとの溶解混合物に添加する前に添加する。
上記反応を実施する際、ジメチルスルホキシド、ジメチルスルホンなどの非プロトン性極性溶媒を添加することにより、反応を促進させることも可能である。非プロトン性極性溶媒を添加する場合は、その使用量はエピハロヒドリンの量に対して通常10〜150重量%、好ましくは15〜120重量%である。
これらのエポキシ化反応後は、得られた反応マスを濾過もしくは水洗し、不溶解分や無機塩、アルカリ金属水酸化物を除去する。または、そのままでもよい。その後、エピハロヒドリンを過剰量使用している場合は、加熱減圧下、50〜150℃、圧力30mmHg以下、好ましくは、圧力10mmHg以下でエピハロヒドリンを除去してもよい。または、そのままでもよい。または、過剰のエピハロヒドリンを濃縮後、反応マスを濾過もしくは水洗し、不溶解分や無機塩、アルカリ金属水酸化物を除去してもよい。または、過剰のエピハロヒドリンを濃縮後、再びトルエン、キシレンなど芳香族炭化水素類、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトンのケトン類などの溶剤に溶解し、反応マスを濾過もしくは水洗し、不溶解分や無機塩、アルカリ金属水酸化物を除去してもよい。
その後、更に加水分解性ハロゲンの少ない環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂とするために、上記の後処理を行った環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂を再びトルエン、キシレンなど芳香族炭化水素類、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトンのケトン類などの溶剤に溶解し、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物の水溶液を加えて更に閉環反応を行い、閉環を確実なものにすることもできる。この場合アルカリ金属水酸化物の使用量はエポキシ化に使用した上記式(3)で表わされる環状炭化水素化合物の水酸基1当量に対して通常0.01〜2.5モル、好ましくは0.20〜1.2モルである。反応温度は通常20〜120℃、反応時間は通常0.5〜6時間である。
閉環反応終了後、副生成したタール分、塩を濾過して除去、または、水洗処理により除去した後、樹脂溶液のpHが8.0〜4.0になるようにリン酸、リン酸ナトリウム、シュウ酸、酢酸、炭酸等を添加して中和を行い、水洗を繰り返した後、濾過して、更に、加熱減圧下トルエン、キシレンなど芳香族炭化水素類、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトンのケトン類などの溶剤を留去することにより、本発明の上記一般式(1)で表される環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂が得られる。
<上記一般式(1)で表わされる環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂を含むエポキシ樹脂組成物>
以下、本発明の上記一般式(1)で表わされる環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂及び硬化剤を含むエポキシ樹脂組成物(以下、本発明の環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂組成物と称することがある)について説明する。本発明の環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂組成物は上記一般式(1)で表されるエポキシ樹脂及び硬化剤の他、必要に応じて希釈剤、硬化促進剤、さらに、必要に応じて、慣用の添加剤(例えば、ガラス繊維や無機フィラー、難燃剤、サイジング剤やカップリング剤、着色材、安定材、帯電防止材など)などを含んでいても良い。また、上記一般式(1)で表わされる環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂組成物のみで構成してもよく、他のエポキシ樹脂と併用してもよい。
併用しうる他のエポキシ樹脂としてはビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂などが挙げられる。これらの他のエポキシ樹脂は、単独又は2種類以上組み合わせてもよい
本発明の環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂組成物に含まれる硬化剤としては、各種フェノール樹脂類や酸無水物類、アミン類等の通常使用されるエポキシ樹脂用硬化剤を使用することができる。用い得る硬化剤の具体例として例えば、1,12−ジアミノドデカン、ジアミノジフェニルメタン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、ジアミノジフェニルスルホン、イソホロンジアミン、ジシアンジアミド、4−メチルシクロヘキサン−1,2−ジカルボン酸無水物、無水フタル酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、無水マレイン酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、無水メチルナジック酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、フェノ−ルノボラック、及びこれらの変性物、イミダゾ−ル、BF−アミン錯体、グアニジン誘導体などが挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
これらのうち、本発明の環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂組成物に含まれる硬化剤としては、低誘電率、耐吸水性の観点から、脂肪族アミン、酸無水物が望ましく、特に1,12−ジアミノドデカン、4−メチルシクロヘキサン−1,2−ジカルボン酸無水物が好ましい。
硬化剤の含有量は、本発明の環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂組成物中の全エポキシ基1当量に対して0.5〜1.5当量が好ましく、さらに好ましくは0.7〜1.2当量である。硬化剤を0.5当量以上1.5当量以下含有することにより硬化を完全とすることができ、その結果、良好な硬化物性を有する硬化物を得ることができる。
本発明の環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂組成物を硬化してなる硬化物を製造する際、必要に応じて硬化促進剤を使用することができる。用い得る硬化促進剤としては前述した硬化剤と同様のものが使用可能であり、具体的には2−メチルイミダゾール、2−エチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール等のイミダゾ−ル類、2−(ジメチルアミノメチル)フェノール、1,8−ジアザ−ビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7等の第3級アミン類、トリフェニルホスフィン等のホスフィン類が挙げられる。硬化促進剤を使用する場合の使用量は、本発明の環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂組成物中の全エポキシ樹脂100重量部に対して通常0.2〜5.0重量部用いる。
本発明の環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂組成物は、誘電率等の低誘電特性に優れ、電気特性が必要な回路基板や半導体装置用途に要求される物性を十分満たす硬化物を与えるものである。
<上記一般式(1)で表わされる環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂を含むエポキシ樹脂組成物を硬化してなる硬化物>
続いて本発明の環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂組成物を硬化させてなる硬化物の製造法及び該硬化物について詳述する。
本発明のエポキシ樹脂組成物の硬化物は、例えば上記一般式(1)で表わされる環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂、硬化剤並びに必要により併用しうる他のエポキシ樹脂や硬化促進剤、無機フェラーや難燃剤など必要に応じて配合される添加物等を均一になるまで充分に混合してエポキシ樹脂組成物を得、得られたエポキシ樹脂組成物を、金型に流し込み注型した後、光及び/又は熱により硬化させることによって得られる。例えば、熱により硬化させる場合は、硬化温度は、使用する硬化剤や併用する他のエポキシ樹脂によって異なるが、通常25〜250℃の範囲であり、80〜240℃の範囲が好ましく、100〜230℃の範囲がより好ましい。硬化方法としては高温で一気に硬化させることもできるが、段階的に昇温し、硬化反応を進めることが好ましい。具体的には80〜150℃の間で初期硬化を行い、その後、100℃〜230℃の間で後硬化を行う。
本発明のエポキシ樹脂を硬化しなる硬化物は、低誘電率、低誘電正接といった電気特性に優れ、電気特性が必要な回路基板や半導体装置用途に要求される硬化物性を示すものである。ここでいう「硬化」とは通常、エポキシ樹脂及び硬化剤、必要に応じて配合されるその他成分を混合した後、熱及び/又は光等によりエポキシ樹脂組成物を意図的に硬化させることを意味するものであり、その硬化の程度は所望の物性、用途により制御すればよい。進行の程度は完全硬化であっても、半硬化の状態であってよい。なお、エポキシ基と硬化剤との反応率は通常5〜95%である。
本発明のエポキシ樹脂は、溶融粘度が低く、室温でも液体であり、作業性と流動性に優れ、且つその硬化物は、周波数1GHzでの誘電率が3.0以下、誘電正接が0.025以下で低誘電特性に優れるものである。その為、プリント基板用、電子部品の封止材用、レジストインキ、導電ペースト等に特に好適に用いることが出来る。しかし、その用途はこれらに制限されず、接着剤、塗料、土木建築用材料、光学部材等の様々な用途にも適用することができる。
以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例及び比較例において各測定値は、次の方法、測定条件に従った。
〔1〕HPLC純度
記測定条件1でHPLC測定を行ったときの面積百分率値をHPLC純度とした。
・装置:(株)島津製作所製「LC−2010AHT」
・カラム:一般財団法人 化学物質評価研究機構製「L−column ODS」
(5μm、4.6mmφ×250mm)
・カラム温度:40℃
・検出波長:UV 254nm
・移動相:A液=30%メタノール、B液=メタノール
・移動相流量:1.0ml/分
移動相グラジエント:B液濃度:30%(0分)→100%(25分後)→100%(35分後)
〔2〕エポキシ当量
自動滴定装置(京都電子製 AT−5100)を用いて、JIS K7236による方法で測定した。
〔3〕溶融粘度
B型粘度計(TOKIMEC INC製、MODEL:BBH)を用いて、ローターHH−1にて、20〜100rpmで100℃、150℃に加熱して測定した。
〔4〕NMR測定
H−NMR並びに13C−NMRは、内標準としてテトラメチルシランを用い、溶媒としてCDClを用いて、JEOL−ESC400分光計によって記録した。
〔5〕誘電率、誘電正接の測定
アジレントテクノロジー株式会社のAgilent E4991A RFインピーダンス/マテリアル・アナライザを用いて、JIS―C2138による方法により、硬化物試験片の1GHzの周波数における誘電率、誘電正接を測定した。(試験片サイズ30mm×30mm×3mm)
<実施例1>
攪拌器、冷却器及び温度計を備えた2000mlのガラス製反応容器に、下記式(5)
Figure 2016153472
で表される1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシフェニル))シクロドデカンを150.0g(0.34mol)、エピクロルヒドリン787.4g(8.51mol)を仕込み、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド7.8g(0.03mol)を添加した。65℃に昇温し、粒状水酸化ナトリウム56.5g(1.41mol)を90分かけて分割添加し、同温度で6時間攪拌した時点で、HPLCにより反応混合液の分析を行ったところ、原料1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシフェニル))シクロドデカンは0.1%以下であった。
その後、70℃まで加熱し、15mmHg減圧下で過剰のエピクロルヒドリンの一部を留去し、残留物にトルエンを加え溶解した。このトルエン溶液に水を加え撹拌し、水層を分液除去した。それを3回繰り返した後、その後、酸を加えて中和した後、水層を分液除去した。次いで、有機層を水で洗浄した後、有機層を濾過し、不溶解分を除去した後、減圧濃縮することにより、トルエンを留去して、黄褐色粘調性液体の下記式(6)
Figure 2016153472
(式中、nは0または1以上の整数を表す。)
で表される環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂186.7gを得た(上記式(6)で表されるn=0化合物基準のみかけ収率:99.2%)。得られた環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂(6)をHPLCで分析した所、上記式(6)においてn=0のものが79.05%、エポキシ当量は275g/eqであった。また、20℃で粘調性液体であり、すでに軟化しており、軟化点は測定できなかった。100℃溶融粘度は、198mPa・s、150℃溶融粘度は、26mPa・sであった。
H−NMR、13C−NMRの測定結果を以下に示す。
H−NMR(CDCl,400MHz,TMS)δ(ppm):0.92(s、4H)、1.29−1.35(m、14H)、2.00(s、4H)、2.63(dd、J=2.8、2.8、2H)、2.80(dd、J=5.2、4.0、2H)、3.16−3.20(m、2H)、3.49(dd、J=6.0、6.0、2H)、3.83−3.90(m、6H)、4.09−4.11(m、4H)、6.79(d、J=8.4、4H)、7.04−7.07(m、4H)。
13C−NMR(CDCl,400MHz)δ(ppm):19.94、22.00、22.18、26.15、26.47、33.21、44.15、47.07、50.76、67.13、69.85、71.97、113.54、128.42、142.32、156.18。
<実施例2>
実施例1で得た上記式(6)で表される環状炭化水素を有するエポキシ樹脂を5.00gに1,12−ジアミノドデカン無水物を0.91g加え、ディスパーで撹拌し、減圧下(0.6〜1.0kPa)で脱泡後、高温恒温器((株)楠本化成株式会社 ETAC HT310)を使用し、110℃で2時間、130℃で2時間、150℃で2時間加熱し硬化物を得た。得られた硬化物について、下記法にて誘電率、誘電正接を測定した。結果を下記表1に示す
<実施例3>
実施例1で得た上記式(6)で表される環状炭化水素を有するエポキシ樹脂を5.00gに4−メチルシクロヘキサン−1,2−ジカルボン酸無水物を3.05g、トリフェニルホスフィンを0.25g加え、ディスパーで撹拌し、減圧下(0.6〜1.0kPa)で脱泡後、高温恒温器((株)楠本化成株式会社 ETAC HT310)を使用し120℃で2時間、145℃で2時間、165℃で2時間加熱し硬化物を得た。得られた硬化物について、下記法にて誘電率、誘電正接を測定した。結果を下記表1に示す。
<実施例4>
攪拌器、冷却器及び温度計を備えた2000mlのガラス製反応容器に、下記式(7)
Figure 2016153472
で表される1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−メチル−フェニル))シクロドデカンを125.0g(0.27mol)、エピクロルヒドリン493.5g(5.33mol)を仕込み、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド3.0g(0.01mol)を添加した。80℃に昇温し、粒状水酸化ナトリウム74.0g(1.86mol)を60分かけて分割添加し、同温度で4時間攪拌した時点で、HPLCにより反応混合液の分析を行ったところ、原料1,1−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ−3−メチル−フェニル))シクロドデカンは0.1%以下であった。
得られた反応混合液中の不溶解物を濾過により除去した後、130℃まで加熱して、25mmHg減圧下で過剰のエピクロルヒドリンを留去した後、残留物にトルエンを加え溶解した。このトルエン溶液に水を加え、リン酸一ナトリウム・2水和物を加えてpH7とした後、水層を分液除去した。次いで、有機層を水で数回洗浄した後、減圧濃縮しトルエンを留去することによって黄色粘稠液体の下記式(8)
Figure 2016153472
(式中、nは0または1以上の整数を表す。)
で表される環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂126.2gを得た(上記式(8)で表されるn=0化合物基準のみかけ収率:81.5%)。得られた環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂(8)をHPLCで分析した所、上記式(8)においてn=0のものが95.1%、エポキシ当量は279g/eqであった。また、20℃で粘稠性液体であり、すでに軟化しており、軟化点は測定できなかった。130℃溶融粘度は、66mPa・s、150℃溶融粘度は、35mPa・sであった。
H−NMR、13C−NMRの測定結果を以下に示す。
H−NMR(CDCl,400MHz,TMS)δ(ppm):0.92(brs、4H)、1.29−1.36(m、14H)、1.98(brs、4H)、2.17(s、6H)、2.64(dd、J=2.8、2.8、2H)、3.16−3.19(m、2H)、3.54(dd、J=5.2、6.0、2H)、3.85−3.89(m、6H)、4.08−4.11(m、4H)、6.67(d、J=8.4、2H)、6.87−6.93(m、4H)。
13C−NMR(CDCl,400MHz)δ(ppm):16.72、20.22、22.29、22.48、26.44、26.77、33.44、44.40、47.10、51.07、67.79、70.30、72.20、110.29、125.68、125.85、130.25、142.25、154.57。
<実施例5>
実施例4で得た上記式(8)で表される環状炭化水素を有するエポキシ樹脂を5.00gに4−メチルシクロヘキサン−1,2−ジカルボン酸無水物を3.01gとトリフェニルホスフィン0.25g加え、ディスパーで撹拌し、110℃で5分間溶解させた後、高温恒温器((株)楠本化成株式会社 ETAC HT310)を使用し、110℃で2時間、140℃で2時間、170℃で2時間加熱し硬化物を得た。得られた硬化物について、下記法にて誘電率、誘電正接を測定した。結果を下記表1に示す
Figure 2016153472

Claims (5)

  1. 下記式(1)で表されるエポキシ樹脂。
    Figure 2016153472
    Figure 2016153472

    (上記式(1)において、Aは上記式(2)で表される化学構造を表し、nは0または1以上の整数である。上記式(2)において、xは1〜10の整数を示し、m1、m2は1以上の整数を示し、同一もしくは異なっていてもよい。k1、k2は0または1〜4の整数を示し、同一もしくは異なっていてもよい。R1a、R1bはそれぞれ独立にアルキル基、アルコキシ基、シクロアルキル基、アリール基又はハロゲン原子を表し、R2a、R2bはそれぞれ独立にアルキレン基を示す。)
  2. 下記式(3)で表される環状炭化水素化合物とエピハロヒドリンとを反応させて得られる請求項1記載のエポキシ樹脂の製造方法。
    Figure 2016153472
    (上記式(3)における、x、m1、m2、k1、k2、R1a、R1b、R2a及びR2bの意味は上記の通りである。)
  3. 請求項1に記載のエポキシ樹脂及び硬化剤を含むエポキシ樹脂組成物。
  4. 前記硬化剤が、酸無水物系硬化剤及び/又はアミン系硬化剤である請求項3記載のエポキシ樹脂組成物。
  5. 請求項3または4に記載のエポキシ樹脂組成物を硬化させてなる硬化物。
JP2015178124A 2015-02-17 2015-09-10 環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂 Active JP6452133B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015028576 2015-02-17
JP2015028576 2015-02-17

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018050757A Division JP6723278B2 (ja) 2015-02-17 2018-03-19 環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016153472A true JP2016153472A (ja) 2016-08-25
JP6452133B2 JP6452133B2 (ja) 2019-01-16

Family

ID=56760422

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015178124A Active JP6452133B2 (ja) 2015-02-17 2015-09-10 環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂
JP2018050757A Active JP6723278B2 (ja) 2015-02-17 2018-03-19 環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018050757A Active JP6723278B2 (ja) 2015-02-17 2018-03-19 環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP6452133B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008266594A (ja) * 2007-03-26 2008-11-06 Sumitomo Chemical Co Ltd エポキシ樹脂組成物
WO2009145167A1 (ja) * 2008-05-30 2009-12-03 シーメット株式会社 光学的立体造形用樹脂組成物
JP2010248164A (ja) * 2009-03-25 2010-11-04 Taoka Chem Co Ltd 環状炭化水素誘導体の製造方法
JP2013216582A (ja) * 2012-04-04 2013-10-24 Taoka Chem Co Ltd ビスフェノール類のビスヒドロキシエチルエーテルの製造方法
JP2013253153A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Mitsubishi Chemicals Corp エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物、硬化物及び光学部材

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3900682A1 (de) * 1989-01-12 1990-07-19 Bayer Ag Diglycidylverbindungen, ihre herstellung und ihre verwendung in haertbaren epoxid-gemischen
JP4650663B2 (ja) * 2004-06-02 2011-03-16 Dic株式会社 エポキシ樹脂組成物、その硬化物、エポキシ樹脂の製造方法及びエポキシ樹脂
SG181461A1 (en) * 2009-12-02 2012-07-30 Dow Global Technologies Llc Epoxy resin compositions
WO2011068643A2 (en) * 2009-12-02 2011-06-09 Dow Global Technologies Inc. Composite compositions
JP5698072B2 (ja) * 2011-05-18 2015-04-08 株式会社Adeka エポキシ化合物、及びこれを含有する重合性組成物
JP2014034629A (ja) * 2012-08-08 2014-02-24 Mitsubishi Chemicals Corp エポキシ樹脂組成物、硬化物及び半導体封止材

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008266594A (ja) * 2007-03-26 2008-11-06 Sumitomo Chemical Co Ltd エポキシ樹脂組成物
WO2009145167A1 (ja) * 2008-05-30 2009-12-03 シーメット株式会社 光学的立体造形用樹脂組成物
JP2010248164A (ja) * 2009-03-25 2010-11-04 Taoka Chem Co Ltd 環状炭化水素誘導体の製造方法
JP2013216582A (ja) * 2012-04-04 2013-10-24 Taoka Chem Co Ltd ビスフェノール類のビスヒドロキシエチルエーテルの製造方法
JP2013253153A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Mitsubishi Chemicals Corp エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物、硬化物及び光学部材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018109197A (ja) 2018-07-12
JP6723278B2 (ja) 2020-07-15
JP6452133B2 (ja) 2019-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5754731B2 (ja) エポキシ樹脂、エポキシ樹脂の製造方法、及びその使用
JPH0154347B2 (ja)
US4677170A (en) Polyepoxides and the use thereof
KR101408535B1 (ko) 변성 액상 에폭시 수지, 및 그것을 이용한 에폭시 수지 조성물 및 그 경화물
JP6238845B2 (ja) フェノール樹脂、フェノール樹脂混合物、エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物およびそれらの硬化物
US20080153976A1 (en) Epoxy Resin, Epoxy Resin Composition, And Cured Material Thereof
JP2016029152A (ja) アニオン硬化性化合物用硬化剤、硬化性組成物、及び硬化物
JP6452133B2 (ja) 環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂
JP2017039828A (ja) ビスフェノールフルオレン骨格を有するエポキシ樹脂
JP2008195843A (ja) フェノール樹脂、エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物、およびその硬化物
JP2016199472A (ja) ビスフェノキシフェノールフルオレン骨格を有するエポキシ樹脂
JP2010241988A (ja) エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物及びその硬化物
JP2008231162A (ja) フェノール樹脂、エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物、およびその硬化物
JP4863434B2 (ja) エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物及びその硬化物
JP6095620B2 (ja) ビナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂
JP4743824B2 (ja) 液状エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物及びその硬化物
JP6576004B2 (ja) 環状炭化水素骨格を有するエポキシ樹脂を含むエポキシ樹脂組成物
JP5093904B2 (ja) エポキシ樹脂およびその製造法
JP5579300B2 (ja) エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物及びその硬化物
JP6936544B2 (ja) ビスフェノールフルオレン骨格を有するエポキシ樹脂組成物
JP2019167397A (ja) ビフェニル骨格含有エポキシ化合物の製造方法、ビフェニル骨格含有エポキシ化合物および硬化性組成物
JP2016138048A (ja) ビスカルボフランフェノールフルオレン骨格を有するフルオレン系エポキシ樹脂
JP4969818B2 (ja) 液状エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物、および硬化物
JP2005247902A (ja) エポキシ樹脂及びエポキシ樹脂組成物
JP4466907B2 (ja) 液状エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物及びその硬化物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6452133

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250