JP2016152019A - 位置偏差過大を抑制する速度制御を行う数値制御装置 - Google Patents

位置偏差過大を抑制する速度制御を行う数値制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016152019A
JP2016152019A JP2015030794A JP2015030794A JP2016152019A JP 2016152019 A JP2016152019 A JP 2016152019A JP 2015030794 A JP2015030794 A JP 2015030794A JP 2015030794 A JP2015030794 A JP 2015030794A JP 2016152019 A JP2016152019 A JP 2016152019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
position deviation
servo
command
feed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015030794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6100816B2 (ja
Inventor
武徳 小野
Takenori Ono
武徳 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP2015030794A priority Critical patent/JP6100816B2/ja
Priority to US15/019,023 priority patent/US10061294B2/en
Priority to DE102016001642.6A priority patent/DE102016001642B4/de
Priority to CN201610094149.XA priority patent/CN105911961B/zh
Publication of JP2016152019A publication Critical patent/JP2016152019A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6100816B2 publication Critical patent/JP6100816B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/404Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by control arrangements for compensation, e.g. for backlash, overshoot, tool offset, tool wear, temperature, machine construction errors, load, inertia
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/41Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by interpolation, e.g. the computation of intermediate points between programmed end points to define the path to be followed and the rate of travel along that path
    • G05B19/4103Digital interpolation
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/34Director, elements to supervisory
    • G05B2219/34083Interpolation general
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/37Measurements
    • G05B2219/37506Correction of position error

Abstract

【課題】移動指令実行時に、サーボのポジションゲインやフィードフォワード係数が変化しても、予め指定された許容位置偏差量以下となる送り速度以下の速度で移動指令を実行することが可能な数値制御装置を提供すること。【解決手段】本発明の数値制御装置は、加工プログラムを解析して指令データを生成するプログラム解析部と、指令データに基づいてサーボ制御に実際に用いるサーボのポジションゲイン、およびフィードフォワード係数を設定するパラメータ設定部と、該サーボのポジションゲイン、および該フィードフォワード係数、および予め指定された許容位置偏差量に基づいて、許容位置偏差量以下となる送り速度を算出し、指令データにより指令される送り速度が、算出した送り速度より大きい場合、指令データにより指令される送り速度を算出した送り速度でクランプする速度制御部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、数値制御装置に関し、特に速度制御を行う数値制御装置に関する。
加工中は通常、数値制御装置からの位置指令とサーボモータの実位置との間には差が生じており、この差を位置偏差量と呼ぶ。位置偏差量が予め指定された許容位置偏差量を超えると、数値制御装置は位置偏差過大アラームを発生させ、サーボモータが異常状態だと判断して、サーボモータの励磁を切ることで、加減速を行わずにサーボモータを停止させる。
この場合、サーボモータの急停止に伴い機械にショックが生じる、重力軸の場合にはブレーキが働くまでの間に落下する危険性がある、加工中であれば加工物や工具に影響がある、復旧作業や原因特定などに時間を要して加工に時間がかかる、などの問題が発生する。なお、許容位置偏差量は以下の数1式によりオペレータが求めた値を数値制御装置に設定する。
Figure 2016152019
通常、この許容位置偏差量は、サーボのポジションゲインとフィードフォワード係数を固定値として、最も早い早送りの速度の1.2倍程度の送り速度をもとに算出して設定する。また、切削用に別途設定可能にしてある場合もある。
しかしながら、実際には、サーボのポジションゲインとフィードフォワード係数は切削送り、早送り、主軸とサーボモータとの同期時、など、移動指令などサーボモータを動作させる各用途によって切換えて使用する場合がある。この位置偏差過大アラーム発生時の問題を回避するための先行技術としては、代表的なものとして特許文献1,2が開示されている。
特許文献1は、サーボモータ制御として、位置指令や速度指令などと、それらのフィードバックとの偏差を作成して、電流指令を所定の電流制限値でクランプする制御を行う技術である。また、特許文献2は、送りモータに過大な負荷がかかった時だけ、実位置偏差量と理論位置偏差量、サーボループゲインから速度適正値を算出して、速度をクランプすることを目的とする技術である。
上記のように従来技術では、サーボモータのフィードバックである実位置偏差量が予め指定された許容位置偏差量を超えていた場合にアラームを発生させたり、許容位置偏差量を越えない速度でクランプを行ったり、サーボ制御として位置指令や速度指令などと、それらのフィードバックとの偏差を作成して、電流指令を所定の電流制限値でクランプしたりしていた。
特許第4137849号公報 特開平04−293107号公報
許容位置偏差量は速度、サーボのループゲイン、フィードフォワード係数から求められるが、これらは移動指令などによって変化しうるため、移動指令などによってゲインやフィードフォワードが変更される場合がある。また、切削送りと早送りのようにサーボのループゲイン、フィードフォワード係数が異なる移動指令がオーバラップする場合、オーバラップ中にサーボのループゲイン、フィードフォワード係数が切換る場合がある。
また、プレス機などで使用する機能においては、1つの移動指令の移動中に、位置によってサーボのループゲインが変化していく場合がある。こういった場合、その時の送り速度に対する許容位置偏差量が正しくチェックできず、不正に位置偏差過大アラームが発生する問題があった。
加えて、特許文献1,2共に位置フィードバックや実位置偏差量などのフィードバック値をチェックするため、チェック時にタイムラグが発生し、フィードバックされた位置偏差量がチェックしたい位置偏差量を超えてしまう場合があった。また、フィードバックされた位置偏差量をもとに、許容位置偏差量以下となる電流指令や速度に変更する必要がある為、制御したい加減速で動作させることができないといった問題があった。
そこで本発明の目的は、移動指令実行時に、サーボのポジションゲインやフィードフォワード係数が変化しても、予め指定された許容位置偏差量以下となる送り速度以下の速度で移動指令を実行することが可能な数値制御装置を提供することである。
本願の請求項1に係る発明は、加工プログラムに基づいて機械を制御する数値制御装置において、前記加工プログラムを解析して指令データを生成するプログラム解析部と、前記指令データに基づいてサーボ制御に実際に用いるパラメータを設定するパラメータ設定部と、前記パラメータ、および予め指定された許容位置偏差量に基づいて、前記許容位置偏差量以下となる送り速度を算出し、前記指令データにより指令される送り速度が、前記算出した送り速度より大きい場合、前記指令データにより指令される送り速度を前記算出した送り速度でクランプする速度制御部と、を備えたことを特徴とする数値制御装置である。
本願の請求項2に係る発明は、前記パラメータは、少なくともサーボのポジションゲイン、およびフィードフォワード係数を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置である。
本願の請求項3に係る発明は、前記速度制御部は、前記許容位置偏差量以下となる送り速度を、後述する数2式を満足する最大速度として算出する、ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置である。
本発明により、移動指令実行時に、実際に使用するサーボのポジションゲインやフィードフォワード係数が変化しても、予め指定された許容位置偏差量以下となる送り速度以下の速度で移動指令を実行することが可能となり、位置偏差量過大アラームの発生を事前に抑制することが可能となる。また、設定された加減速値に従った移動指令が可能となる。
本発明の実施形態1における数値制御装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態1における数値制御装置のフローチャートである。 本発明の実施形態2における数値制御装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態2における数値制御装置のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
本発明では、移動指令実行時に、その移動指令で実際に使用するサーボのポジションゲインと、その移動指令で実際に使用するフィードフォワード係数と、予め指定された許容位置偏差量とから、予め指定された許容位置偏差量以下となる送り速度を求め、移動指令の指令速度がこの許容位置偏差量以下となる送り速度より大きい場合には、予め指定された許容位置偏差量以下となる送り速度で指令速度をクランプして移動指令を実行する。また、前記の速度のクランプを加減速の実行より前に行うことで、設定された加減速によって動作することを可能とする。
<実施形態1>
本実施形態では、本発明の基本的な構成例を示す。
図1は、本発明の一実施形態における数値制御装置の機能ブロック図である。本実施形態の数値制御装置1は、プログラム解析部11、パラメータ設定部12、速度制御部13、補間部14、加減速部15、サーボ制御部16を備える。
プログラム解析部11は、図示しないメモリに記憶されている加工プログラム21から指令ブロックを読み込んで解析し、指令データを生成して出力する。
パラメータ設定部12は、プログラム解析部11が出力した指令データに基づいて、該指令データで指令される移動指令によりサーボのループゲインPGやフィードフォワード係数αに変更が必要であるか否かを判定し、変更が必要である場合にサーボのループゲインPGとフィードフォワード係数αを変更する。
速度制御部13は、パラメータ設定部12が設定した、指令データで指令される移動指令において実際に使用されるループゲインPG、フィードフォワード係数αと、予め指定された許容位置偏差量ERRとに基づいて、以下の数2式を用いて許容位置偏差量以下となる速度Vを算出する。
Figure 2016152019
そして、速度制御部13は、算出した速度Vと、指令データにより指令される移動指令の指令速度とを比較し、指令速度が速度Vより大きい場合には、指令データにより指令される移動指令の送り速度をVになるように変更する(クランプする)。
補間部14は、指令データにより指令される移動指令と速度制御部13で定まった速度とに基づいて指令経路上の点を補間周期で補間計算したデータを生成する。
加減速部15は、補間部14が出力した補間データに基づいて、加減速処理を行い補間周期毎の各駆動軸の速度を算出し、結果データをサーボ制御部16へ出力する。
そして、サーボ制御部16は、加減速部15の出力と、パラメータ設定部12が設定したサーボのループゲインPGやフィードフォワード係数αなどの各パラメータに基づいてサーボモータ2を制御する。
図2は、本発明の一実施形態における数値制御装置1上で実行される処理のフローチャートである。本処理は、数値制御装置1の制御周期毎に実行される。
●[ステップSA01]プログラム解析部11が、加工プログラム21から指令ブロックを読み込んで解析し、指令データを生成する。
●[ステップSA02]パラメータ設定部12が、ステップSA01で生成された指令データに基づいて、該指令データで指令される移動指令によりサーボのループゲインPGに変更が必要であるか否かを判定する。ループゲインPGに変更が必要である場合にはステップSA03へ進み、必要ない場合にはループゲインPGをサーボ制御部16に設定してステップSA04へ進む。
●[ステップSA03]パラメータ設定部12が、ループゲインPGを移動指令で使用するサーボのループゲインに変更してサーボ制御部16に設定する。
●[ステップSA04]パラメータ設定部12が、ステップSA01で生成された指令データに基づいて、該指令データで指令される移動指令によりフィードフォワード係数αに変更が必要であるか否かを判定する。フィードフォワード係数αに変更が必要である場合にはステップSA05へ進み、必要ない場合にはフィードフォワード係数αをサーボ制御部16に設定してステップSA06へ進む。
●[ステップSA05]パラメータ設定部12が、フィードフォワード係数αを移動指令で使用するフィードフォワード係数に変更してサーボ制御部16に設定する。
●[ステップSA06]速度制御部13が、予め指定された許容位置偏差量ERRを取得してサーボ制御部16に設定する。
●[ステップSA07]速度制御部13が、指令データにより指令される移動指令において使用するフィードフォワード係数αが1であるか否かを判定する。フィードフォワード係数αが1である場合にはステップSA10へ進み、そうでない場合にはステップSA08へ進む。
●[ステップSA08]速度制御部13が、ステップSA06で設定した許容位置偏差量ERRと、指令データにより指令される移動指令において使用するループゲインPG、フィードフォワード係数αとに基づいて、数2式により許容位置偏差量以下となる速度を算出し、速度Vとして定める。
●[ステップSA09]速度制御部13が、指令データにより指令される移動指令の指令速度が、ステップSA08で算出した速度Vより小さいか否かを判定する。小さい場合にはステップSA10へ進み、そうでない場合にはステップSA11に進む。
●[ステップSA10]速度制御部13が、指令データにより指令される移動指令の指令速度を速度Vとして定める。
●[ステップSA11]補間部14が、指令データにより指令される移動指令と速度制御部13で定まった速度Vとに基づいて補間処理を実行し、補間データを作成する。
●[ステップSA12]加減速部15が、ステップSA10で作成された補間データに基づいて加減速処理を実行し、結果データをサーボ制御部16へと出力する。
ここまで、本発明の数値制御装置における基本的な構成と処理フローについて説明した。以下では、本発明の数値制御装置における、より具体的な実施形態を示す。
<実施形態2>
本実施形態では、補間前加減速、補間後加減速を行う構成を備えた数値制御装置に対して本発明を適用した例を示す。
図3は、本実施形態における数値制御装置の機能ブロック図である。本実施形態の数値制御装置1は、実施形態1の数値制御装置1の加減速部15に換えて、補間前加減速部17と補間後加減速部18を備える。
本実施形態の数値制御装置1の各機能ブロックの動作は、補間部14、補間前加減速部17、補間後加減速部18を除いて実施形態1の数値制御装置1と同様である。
補間前加減速部17は、補間前加減速が有効に設定されている場合、指令データにより指令される移動指令と速度制御部13で定まった速度に基づいて補間前加減速処理を行い、結果データを補間部14へと出力する。
補間部14は、補間前加減速が有効に設定されている場合は、補間前加減速部17が出力した結果データに基づいて、また、無効に設定されている場合は、指令データにより指令される移動指令と速度制御部13で定まった速度に基づいて指令経路上の点を補間周期で補間計算したデータを生成する。
そして、補間後加減速部18は、補間後加減速が有効に設定されている場合、補間部14が出力した補間データに基づいて、補間後加減速処理を行い補間周期毎の各駆動軸の速度を算出し、結果データをサーボ制御部16へ出力する。なお、補間後加減速が無効に設定されている場合には、補間部14の出力がサーボ制御部16へ出力される。
図4は、本実施形態における数値制御装置1上で実行される処理のフローチャートである。本処理は、数値制御装置1の制御周期毎に実行される。また、本フローチャートにおいては、補間後加減速処理は常に有効に設定されているものとする。
なお、ステップSB01〜ステップSB06までは、実施形態1のステップSA01〜ステップSA06と同様の処理なので、以下ではステップSB07〜ステップSB15について説明する。
●[ステップSB07]速度制御部13が、指令データにより指令される移動指令において使用するフィードフォワード係数αが1であるか否かを判定する。フィードフォワード係数αが1である場合にはステップSB11へ進み、そうでない場合にはステップSB08へ進む。
●[ステップSB08]速度制御部13が、ステップSB06で設定した許容位置偏差量ERRと、指令データにより指令される移動指令において使用するループゲインPG、フィードフォワード係数αとに基づいて、数2式により許容位置偏差量以下となる速度を算出し、速度Vとして定める。
●[ステップSB09]速度制御部13が、指令データにより指令される移動指令の指令速度が、ステップSB08で算出した速度Vより小さいか否かを判定する。小さい場合にはステップSB11へ進み、そうでない場合にはステップSB10に進む。
●[ステップSB10]速度制御部13が、ステップSB08で算出した速度Vを送り速度Fとして定める。
●[ステップSB11]速度制御部13が、指令データにより指令される移動指令の指令速度を送り速度Fとして定める。
●[ステップSB12]補間前加減速が有効に設定されているか否かを判定する。有効に設定されている場合には、ステップSB14へ進み、そうでない場合にはステップSB13へ進む。
●[ステップSB13]補間部14が、指令データにより指令される移動指令と速度制御部13で定まった速度に基づいて補間処理を実行して補間データを生成し、ステップSB15へ進む。
●[ステップSB14]補間前加減速部17が、指令データにより指令される移動指令と速度制御部13で定まった速度に基づいて補間前加減速処理を実行し、該補間前加減速処理の結果データに基づいて、補間部14が補間処理を実行し、補間データを生成する。
●[ステップSB15]補間後加減速部18が、生成された補間データに基づいて補間後加減速処理を実行し、結果データをサーボ制御部16へと出力する。
<実施形態3>
本実施形態においては、切削送りと早送りのようにサーボのループゲイン、フィードフォワード係数が異なる移動指令がオーバラップする制御に対して本発明を適用する例を示す。
切削送りと早送りの移動指令がオーバラップする場合、切削送りと早送りの切り換わりにおいて、オーバラップにより移動しながらサーボのループゲイン、フィードフォワード係数が切り換わっていく。
本実施形態の数値制御装置では、オーバラップ時にサーボのループゲイン、フィードフォワード係数が切り換わる前後においても、実際に使用されるサーボのポジションゲインおよびフィードフォワード係数と、予め指定された許容位置偏差量とから、逐次前記許容位置偏差量以下となる送り速度を求め、出力しようとする送り速度が前記許容位置偏差量以下となる速度より大きい場合には、前記許容位置偏差量以下の速度でクランプした速度を送り速度とする。そして、実施例1と同様にして、速度制御処理、加減速処理、補間処理を行う。
このように、本実施形態においては、切削送りと早送りの移動指令がオーバラップする場合、オーバラップにより移動しながらサーボのループゲイン、フィードフォワード係数が切り換わったとしても、逐次前記許容位置偏差量以下となる速度が算出され、該算出された速度により速度が制御されるため、位置偏差量過大アラームの発生を事前に抑制することが可能となり、また、設定された加減速値に従った移動指令が可能となる。
<実施形態4>
本実施形態においては、プレス機などで使用する機能で、1つの移動指令の移動中に、その時のサーボモータの位置によってサーボのループゲインが変化していく制御に対して本発明を適用する例を示す。
本実施形態の数値制御装置では、実際に使用される位置によって変化していくサーボのループゲインと、実際に使用されるフィードフォワード係数と、予め指定された許容位置偏差量とから、逐次前記許容位置偏差量以下となる送り速度を求め、出力しようとする送り速度が前記許容位置偏差量以下となる速度より大きい場合には、前記許容位置偏差量以下の速度でクランプした速度を送り速度とする。そして、実施例1と同様にして、速度制御処理、加減速処理、補間処理を行う。
このように、本実施形態においては、プレス機などで使用する機能のように、1つの移動指令の移動中に、その時のサーボモータの位置によってサーボのループゲインが変化したとしても、逐次前記許容位置偏差量以下となる速度が算出され、該算出された速度により速度が制御されるため、位置偏差量過大アラームの発生を事前に抑制することが可能となり、また、設定された加減速値に従った移動指令が可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態の例に限定されることなく、適宜の変更を加えることにより様々な態様で実施することができる。
1 数値制御装置
2 サーボモータ
11 プログラム解析部
12 パラメータ設定部
13 速度制御部
14 補間部
15 加減速部
16 サーボ制御部
17 補間前加減速部
18 補間後加減速部
21 加工プログラム

Claims (3)

  1. 加工プログラムに基づいて機械を制御する数値制御装置において、
    前記加工プログラムを解析して指令データを生成するプログラム解析部と、
    前記指令データに基づいてサーボ制御に実際に用いるパラメータを設定するパラメータ設定部と、
    前記パラメータ、および予め指定された許容位置偏差量に基づいて、前記許容位置偏差量以下となる送り速度を算出し、前記指令データにより指令される送り速度が、前記算出した送り速度より大きい場合、前記指令データにより指令される送り速度を前記算出した送り速度でクランプする速度制御部と、
    を備えたことを特徴とする数値制御装置。
  2. 前記パラメータは、少なくともサーボのポジションゲイン、およびフィードフォワード係数を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
  3. 前記速度制御部は、前記許容位置偏差量以下となる送り速度を、
    Figure 2016152019
    を満足する最大速度として算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
JP2015030794A 2015-02-19 2015-02-19 位置偏差過大を抑制する速度制御を行う数値制御装置 Active JP6100816B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015030794A JP6100816B2 (ja) 2015-02-19 2015-02-19 位置偏差過大を抑制する速度制御を行う数値制御装置
US15/019,023 US10061294B2 (en) 2015-02-19 2016-02-09 Numerical controller performing speed control that suppresses excessive positioning deviation
DE102016001642.6A DE102016001642B4 (de) 2015-02-19 2016-02-12 Numerische Steuerung mit übermäßige Positionsabweichungen unterbindender Geschwindigkeitssteuerung
CN201610094149.XA CN105911961B (zh) 2015-02-19 2016-02-19 进行抑制位置偏差过大的速度控制的数值控制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015030794A JP6100816B2 (ja) 2015-02-19 2015-02-19 位置偏差過大を抑制する速度制御を行う数値制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016152019A true JP2016152019A (ja) 2016-08-22
JP6100816B2 JP6100816B2 (ja) 2017-03-22

Family

ID=56577328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015030794A Active JP6100816B2 (ja) 2015-02-19 2015-02-19 位置偏差過大を抑制する速度制御を行う数値制御装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10061294B2 (ja)
JP (1) JP6100816B2 (ja)
CN (1) CN105911961B (ja)
DE (1) DE102016001642B4 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021002194A (ja) * 2019-06-21 2021-01-07 ファナック株式会社 数値制御装置、cnc工作機械、数値制御方法及び数値制御用プログラム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7108893B2 (ja) 2018-08-03 2022-07-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 ロボット制御方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6431205A (en) * 1987-07-28 1989-02-01 Nec Corp Numerical controller
JPH01308181A (ja) * 1988-06-01 1989-12-12 Fanuc Ltd サーボモータの制御における誤差過大検出方式
JPH04293107A (ja) * 1991-03-20 1992-10-16 Fanuc Ltd 数値制御装置の送り速度クランプ方式
JPH04362702A (ja) * 1991-06-10 1992-12-15 Fanuc Ltd 繰り返し制御における速度制御方法
JP2008269349A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Fanuc Ltd 誤差過大検出機能を有する制御装置

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0585677B1 (de) * 1992-08-28 1998-04-22 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur Lageregelung
JP3091388B2 (ja) * 1995-04-19 2000-09-25 ファナック株式会社 モータの暴走検出方法および暴走検出装置
JP3209732B2 (ja) * 1999-09-10 2001-09-17 義昭 垣野 Nc工作機械の制御方法
JP4398044B2 (ja) * 2000-02-03 2010-01-13 東芝機械株式会社 工作機械の数値制御装置および制御方法
JP3699458B2 (ja) * 2003-05-08 2005-09-28 義昭 垣野 切削抵抗検出方法及び切削抵抗による加工制御方法並びに制御装置
JP4137849B2 (ja) 2004-06-21 2008-08-20 三菱電機株式会社 サーボモータ制御方法および装置
JP4221016B2 (ja) * 2006-07-25 2009-02-12 ファナック株式会社 干渉チェックを行う数値制御装置
JP5139230B2 (ja) * 2008-10-06 2013-02-06 オークマ株式会社 数値制御装置における衝突防止装置
JP2011134169A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 制御パラメータ調整方法及び調整装置
JP4813616B1 (ja) * 2010-07-12 2011-11-09 ファナック株式会社 円弧動作時の速度制御機能を有する工作機械の数値制御装置
JP5324679B1 (ja) * 2012-04-10 2013-10-23 ファナック株式会社 工作機械の送り軸を駆動するサーボモータを制御するサーボモータ制御装置
JP2014067079A (ja) * 2012-09-24 2014-04-17 Fanuc Ltd 圧力制御と位置制御とを切換える機能を有する数値制御装置
US9785139B2 (en) * 2013-03-07 2017-10-10 Makino Milling Machine Co., Ltd. Working machine feed axis control method and feed axis control device
JP5689494B2 (ja) * 2013-03-28 2015-03-25 ファナック株式会社 位置制御ゲインを生成する上位制御装置
DE112013006980B4 (de) * 2013-05-14 2018-12-27 Mitsubishi Electric Corporation Numerische Steuerungseinrichtung
JP5694431B2 (ja) * 2013-05-23 2015-04-01 ファナック株式会社 送り速度を制御する数値制御装置
JP5650814B1 (ja) * 2013-07-05 2015-01-07 ファナック株式会社 フィードフォワード制御を備えたモータ制御装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6431205A (en) * 1987-07-28 1989-02-01 Nec Corp Numerical controller
JPH01308181A (ja) * 1988-06-01 1989-12-12 Fanuc Ltd サーボモータの制御における誤差過大検出方式
JPH04293107A (ja) * 1991-03-20 1992-10-16 Fanuc Ltd 数値制御装置の送り速度クランプ方式
JPH04362702A (ja) * 1991-06-10 1992-12-15 Fanuc Ltd 繰り返し制御における速度制御方法
JP2008269349A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Fanuc Ltd 誤差過大検出機能を有する制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021002194A (ja) * 2019-06-21 2021-01-07 ファナック株式会社 数値制御装置、cnc工作機械、数値制御方法及び数値制御用プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
DE102016001642A1 (de) 2016-08-25
CN105911961A (zh) 2016-08-31
US20160246284A1 (en) 2016-08-25
US10061294B2 (en) 2018-08-28
DE102016001642B4 (de) 2020-10-08
CN105911961B (zh) 2019-04-12
JP6100816B2 (ja) 2017-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6200456B2 (ja) 工作機械とロボット間の干渉チェックシステム
JP6321583B2 (ja) 速度変化に対応した3次元干渉チェックを行う数値制御装置
CN107544441B (zh) 动态地切换加减速滤波的时间常数的数值控制装置
JP6174652B2 (ja) 加工エリアの大きさによるパラメータの自動選定機能を有する数値制御装置
JP6514141B2 (ja) フィードバック制御における出力値の制御を行う数値制御装置
JP6333797B2 (ja) 主軸負荷により送り速度を制御する数値制御装置
JP5715189B2 (ja) オーバライドの変化時に送り速度を円滑に変更する機能を有する数値制御装置
JP6100816B2 (ja) 位置偏差過大を抑制する速度制御を行う数値制御装置
JP5198930B2 (ja) サイクルタイム短縮のためのロボットの移動制御装置及び移動制御方法
JP6017509B2 (ja) 運転停止時に送り速度を円滑に変更する数値制御装置
JP6321605B2 (ja) 曲率と曲率変化量による速度制御を行う数値制御装置
JP2013069123A (ja) コーナ部の許容内回り量による速度制御を行う数値制御装置
JP6396273B2 (ja) ワークとの干渉を避ける位置決めを行う数値制御装置
JP2021002092A (ja) 数値制御装置
JP6062971B2 (ja) スカイビング加工指令に基づいて工作機械を制御する数値制御装置
JP6276234B2 (ja) オーバライドスイッチによるプログラムチェック機能を備えた数値制御装置
JP6325488B2 (ja) テーブル形式データによる運転を行う数値制御装置
JP6077601B2 (ja) 加工プログラムのサイクルタイムを短縮する数値制御装置
JP2017049766A (ja) 位置による最大速度制御機能を具備した数値制御装置
JP6356658B2 (ja) プレスの調整が容易な数値制御装置
JP2016103097A (ja) 高速応答の軸制御系統を持つ多系統数値制御装置
US9740196B2 (en) Numerical controller for controlling drilling operation
CN109308050B (zh) 数值控制装置
JP3513840B2 (ja) 数値制御装置の送り速度制御方法
JPH0728519A (ja) 数値制御装置のブロックデータ処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6100816

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150