JP2014067079A - 圧力制御と位置制御とを切換える機能を有する数値制御装置 - Google Patents

圧力制御と位置制御とを切換える機能を有する数値制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】圧力制御から位置制御への切換え時のショックが低減される圧力制御と位置制御とを切換える機能を有する数値制御装置を提供すること。
【解決手段】マスタ軸の位置に対応したスレーブ軸の同期指令位置を求め(a14)、同期休止中か圧力制御中かそれぞれ判断し(a15,a16)、圧力制御中の場合同期休止フラグをオンし、同期再開を判断し、同期再開の場合には同期休止フラグをオフし(a17〜a19)、スレーブ軸指令位置からスレーブ軸の同期指令位置までの差分を求め(a20)、出力移動量を求め(a21)、スレーブ軸指令位置にステップa21で求めた出力移動量を加算し、スレーブ軸指令位置を更新し(a22)、出力移動量をサーボ制御部に出力し(a23)、同期継続か否か判断し(a24)、同期継続の場合(YES)にはステップa14へ戻り処理を継続し、同期継続ではない場合(NO)には、図12のステップa1に戻る。
【選択図】図13

Description

本発明は工作機械を制御する数値制御装置に関し、特に、圧力制御と位置制御とを切換える機能を有する数値制御装置に関する。
圧力のフィードバック制御を行って得られる指令と位置のフィードバック制御を行って得られる指令とで指令値の小さい方の指令を選択することで自動的に圧力制御と位置制御を切換えてサーボモータを制御するサーボ制御部と、NCプログラムに基づいて前記サーボ制御部へ位置指令及び圧力指令を出力する数値制御部を有する数値制御装置において、前記数値制御部は位置制御による同期指令の実行中に前記サーボ制御部より圧力制御への切換えが通知されたとき位置制御の指令を終了する。その後、圧力制御から位置制御へ戻したいときには、圧力制御中に蓄積された位置偏差量を読み出して打ち消す指令を行うことで圧力制御から位置制御に移行させている。
プレス機でプレス動作を行う際に、プレス軸と板金をはさみ込む圧力の制御をサーボモータにより行うダイクッション装置の動作を説明する。
<1>ダイクッション軸(スレーブ軸)は、プレス軸(マスタ軸)が近づいてきたらその位置に同期して逃げの動作を行う。
<2>プレス軸(マスタ軸)が接触した後にダイクッション軸(スレーブ軸)は圧力制御となり、同期の指令を終了する。
<3>そのまま下死点まで一定の圧力で移動する。
<4>下死点で圧力制御中に蓄積された位置偏差量を打ち消すことで圧力制御から位置制御に移行させる。
<5>プレス軸(マスタ軸)が離れたらダイクッション軸(スレーブ軸)は待機位置まで位置制御で移動する。
なお、このダイクッションで使用する数値制御装置のサーボ制御部は、圧力のフィードバック制御によって求められた速度指令と位置のフィードバック制御によって求められた速度指令とを比較し、指令値の小さい方を選択することで圧力制御と位置制御とを自動的に切換えて制御する。
特許第4199270号公報
ダイクッション装置において、ダイクッションの動作を実現するために次のようなNCプログラムを作成してダイクッション用の数値制御装置に実行させる。図16に示されるプログラム例において、「O0001」は、プログラム番号、「N1〜N8」はシーケンス番号、「G100」は圧力指令、「Q□□」は圧力の指定値、「G200」は同期指令、「P□□」は同期データ指令、「WHILE」はマクロ文の繰返し、「[□□]」は条件文、「#□□」はコモン変数、「EQ」はイコール、「DO1」は繰返しの開始位置、「END1」は繰返しの終了位置、「G91」はインクレメンタル指令、「G01」は直線補間指令、「X□□」は指令位置、「F□□」は移動速度、「G04」はドウェル(停止)指令でコードPで示される時間(1000)だけその時の状態を保持、「G90」はアブソリュート指令、「M30」はプログラムエンドの指令である。
シーケンス番号N1のブロックにて所望の圧力の値(Q10)を指定し、シーケンス番号N2のブロックであらかじめ登録した同期データ(P100)に基づいて同期指令を行う(図17参照)。この同期指令では、プレス軸(マスタ軸)の指定された区間において、マスタ軸位置に対してあらかじめ定義されたスレーブ軸の同期指令経路を元にマスタ軸の現在位置に対応したスレーブ軸の位置を求め、そのスレーブ軸の位置へ位置決めする。プレス軸(マスタ軸)がダイクッション軸(スレーブ軸)と接触するとサーボ制御部は圧力制御へ切換わり、所望の圧力を保った制御を行う。
サーボ制御部から圧力制御への切換えが通知されたら数値制御部はシーケンス番号N2のブロックを終了させ、シーケンス番号N3のブロックにて変数#100が0以外の値になるまでシーケンス番号N3のブロックとシーケンス番号N4のブロックを繰返す。その後、プレス軸(マスタ軸)が下死点まで移動したら変数#100に0以外の値が入力される。すると、NCプログラムはシーケンス番号N5のブロックの実行を行う。シーケンス番号N5のブロックでは、サーボ制御部のエラーカウンタに溜まっている位置偏差量を変数#5101で読み出し、読み出した位置偏差量の符号を反転させた値を指令することで溜まっている位置偏差量を0にする。これにより、サーボ制御部は圧力制御から位置制御へ戻る。シーケンス番号N6のブロックでP1000の指令により1秒停止した後、シーケンス番号N7のブロックを実行して位置制御にて待機位置に戻る。
従来技術によるプレス・ダイクッション動作の位置と時間の関係は図18,図19に示される。従来技術によるダイクッション動作では、上述したダイクッションの動作<4>において、位置偏差量を読み出して打ち消す動作を行っている。この位置偏差量は数値制御部の指令とサーボ制御部のフィードバックから求まるものであり、数値制御部から読み出すと少し前の時点での情報が読み出される。また、そのデータの受け渡しにも遅れが生じている。これらの遅れによって、その遅れた分の移動量を打ち消すことが出来ず、図19に示されるように、位置制御に戻ったときに残った位置偏差量によってショックが発生してしまっている。
つまり、圧力制御から位置制御への移行の際、位置偏差量を読み出して打ち消す指令を実行するため、遅れが発生する。ここで遅れとは、位置偏差量の時間的遅れと位置偏差量を読み出す分の遅れをいう。その遅れの結果、遅れた分の移動量を打ち消すことが出来ず、位置制御に戻った際にショックが発生していた。
そこで本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、圧力制御から位置制御への切換え時のショックが低減される圧力制御と位置制御とを切換える機能を有する数値制御装置を提供することを課題とする。
本発明は、数値制御装置による位置制御の同期指令中にサーボ制御部より圧力制御への切換えが通知されると同期の指令を休止して圧力制御の指令への切換えを行う。その後、圧力制御から位置制御へ戻したいときには、休止しておいた位置制御の同期指令を再開させて実位置までの移動指令を一挙に出すことで圧力制御から位置制御に移行させる。
そして、本願の請求項1に係る発明は、マスタ軸の位置にスレーブ軸の位置を同期追従させる位置制御を行うために前記マスタ軸の位置に対する前記スレーブ軸の位置を求め、該スレーブ軸の位置指令をサーボ制御部へ出力する数値制御部と、位置のフィードバック制御を行って得られる指令と圧力のフィードバック制御を行って得られる指令とで指令値の小さい方の指令を選択することで自動的に位置制御と圧力制御とを切換えてサーボモータを制御するサーボ制御部を備えた数値制御装置において、前記サーボ制御部は、位置制御中か圧力制御中かを前記数値制御部に通知し、前記数値制御部は、位置制御の実行中に、前記サーボ制御部より位置制御から圧力制御に切換わったことが通知されると、前記マスタ軸に対するスレーブ軸の位置を求めながら、前記サーボ制御部への前記スレーブ軸の位置指令の出力を停止する同期休止状態とし、前記マスタ軸もしくは前記スレーブ軸が所定の位置、もしくは所定のタイミングで前記スレーブ軸の位置指令の出力を再開させることにより位置制御を再開させることを特徴とする数値制御装置である。
請求項2に係る発明は、前記スレーブ軸の位置指令の出力再開時、前記スレーブ軸の同期指令経路までの指令移動量を前記マスタ軸の速度に応じて徐々に出力することを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置である。
請求項3に係る発明は、圧力制御から位置制御へ切換えるマスタ軸の位置を指定し、該指定したマスタ軸の切換え位置から前記スレーブ軸の位置指令の再開位置を決定し、該決定した再開位置で前記スレーブ軸の位置指令の出力を再開することを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置である。
本発明により、実速度とサーボ制御部の位置制御による速度が一致することで、圧力制御から位置制御への切換え時のショックが低減される圧力制御と位置制御とを切換える機能を有する数値制御装置を提供することができる。
ダイクッション装置を説明する図である。 ダイクッション用数値制御装置の概略構成を説明するブロック図である。 本発明の実施形態1のプレス・ダイクッション動作の位置と時間の関係を説明する図である。 図3に示される圧力制御を実行させるためのダイクッション部材を駆動するサーボモータMdへの指令のNCプログラム例である。 圧力制御から位置制御への切換え時のダイクッションの速度指令を説明する図である。 軸が移動中となる下死点以外においてダイクッション軸がプレス軸から離れて位置制御で動作する場合を説明する図である。 図6に示される動作において、ダイクッション軸が移動中から急停止し、ダイクッションにショックが発生することを説明する図である。 本発明の実施形態2のプレス・ダイクッション動作の位置と時間の関係を説明する図である。 本発明の実施形態2における圧力制御から位置制御への切換え時のダイクッションの速度指令を説明する図である。 本発明の実施形態3のプレス・ダイクッション動作の位置と時間の関係を説明する図である。 本発明の実施形態3における圧力制御から位置制御への切換え時のダイクッションの速度指令を説明する図である。 本発明の実施形態における位置制御と圧力制御の切換制御処理のアルゴリズムを示すフローチャートである。 図12に示したフローチャートの続きである。 図12に示したフローチャートの続きである。 図12に示したフローチャートの続きである。 ダイクッション動作を実現するNCプログラムの一例を説明する図である。 マスタ軸位置とスレーブ軸位置との関係を説明する図である。 従来技術によるプレス・ダイクッション動作の位置と時間の関係を説明する図である。 圧力制御から位置制御への切換え時のダイクッションの速度指令を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1はダイクッション装置を説明する図である。符号1は上型(プレス)、符号2は下型、符号3は板金(ワーク)、符号4は圧力センサ、符号5はダイクッション用数値制御装置、符号6はダイクッション部材、符号7は位置センサを表す。
金型の下型2はプレス機械のベース(図示せず)に固定されており、下型2に対向して上型(プレス)1がプレス軸に固定されて配置されている。プレス軸は、モータや油圧、空気圧を用いたプレス軸駆動源によって駆動され、一定パターンでクランプ軸(上型(プレス)1)を駆動し上下動させる。
下型2側には複数のダイクッション部材6が設けられ、ダイクッション部材6はそれぞれのサーボモータMdで図中上下方向に駆動されるように構成されている。ダイクッション部材6、及びダイクッション用サーボモータMdは、図1では、2組設けた例を示しているが、3組、4組と複数設けても、又は、複数のダイクッション部材6を連結して一体とし、1つのダイクッション用サーボモータで駆動するようにしてもよい。このダイクッション用サーボモータMdは、ダイクッション用の数値制御装置5で駆動制御される。
プレス加工しようとする板金(ワーク)3は、ダイクッション部材6上に載置され、下型2の上に配置される。また、この板金(ワーク)3にかかる圧力を検出する圧力センサ4が下型2中に設けられ、圧力センサで検出された圧力信号はダイクッション用の数値制御装置5にフィードバックされている。さらに、また、上型(プレス)1の位置、即ち、プレス軸の位置を検出するリミットスイッチ等の位置センサが設けられ、該位置センサ7の出力もダイクッション用の数値制御装置5に入力されている。
ここで、ダイクッション用の数値制御装置5を説明する。図2は、本発明の位置制御と圧力制御を切換えて実施できる数値制御装置の機能ブロック図である。数値制御装置5は数値制御部10とサーボ制御部20に大別される。数値制御部10にはセンサ7から出力されるセンサ信号が入力する。数値制御部10では、プログラム解析処理部12がNCプログラム11の各ブロックの指令を順次読み出し解析して実行データに変換してブロック処理部13に格納する。
位置、圧力指令、分配、加減速処理部14では、ブロック処理部13からブロック毎の実行データを読み出し、位置指令における移動量の分配処理、及びその加減速処理を実行し分配周期毎の移動量を位置指令としてサーボ制御部20に出力する。また圧力指令に対しても、指令された圧力を圧力指令値としてサーボ制御部20に出力する。
また、ブロック終了判断部14aでは、現在実行中の1ブロックの指令での位置指令の移動量が全てサーボ制御部に転送されたか判断し、転送していれば、ブロックの処理が終了したことをブロック処理部13に通知する。すなわち、現在実行中のブロックでの指令の実行が完了したことをブロック処理部13に通知する。ブロック処理部13では、このブロック完了通知を受けて、次ブロックの指令の実行データを位置、圧力指令、分配、加減速処理部14に引き渡し、次のブロックが実行されることになる。
一方、サーボ制御部20では、位置ループ制御部を構成するエラーカウンタ21、ポジションゲインKpの部22、比較器23、速度制御部24、電流制御部25、圧力制御部を構成するフォースゲイン部26で構成されている。数値制御部10から指令された位置指令とサーボモータ等に設けられた位置・速度検出器からの位置フィードバックより位置偏差をエラーカウンタ21で算出し、該位置偏差にポジションゲインKpを乗じて、位置制御による速度指令Aを求める。また、数値制御部10から出力される圧力指令と圧力センサからの圧力フィードバックによりその圧力偏差を求めフォースゲインを乗じて圧力制御による速度指令Bを求める。
比較器23では、位置制御による速度指令Aと圧力制御による速度指令Bを比較し、小さい方を採用し、速度制御部24への速度指令とする。速度制御部24では、この速度指令と図示していないが速度フィードバックより速度のフィードバック制御を行い、トルク指令(電流指令)を求めてサーボモータを駆動制御する。
上述したように、数値制御装置5は、位置制御による速度指令Aと圧力制御による速度指令Bを比較し、小さい方の速度指令を選択して、位置制御もしくは圧力制御を切り換えて実施するものであるが、この比較器23で選択した状態、すなわち、位置制御を実施しているか、圧力制御を実施しているかの状態を数値制御部10に通知する。
上述した数値制御装置5の位置制御と圧力制御とを切換えてダイクッション用のサーボモータMdを駆動制御することの説明は以下の本発明の実施形態1〜3に共通する内容である。
以下、本発明の各実施形態について説明する。
<実施形態1>
ここで図3,図4,図5を用いて、実施形態1におけるプレス・ダイクッション動作を説明する。図3は本発明の実施形態1のプレス・ダイクッション動作の位置と時間の関係を説明する図である。
ダイクッションで使用するダイクッション用の数値制御装置5のサーボ制御部20は、位置のフィードバック制御によって求められた速度指令Aと圧力のフィードバック制御によって求められた速度指令Bとを比較し、それらの速度指令の指令値の小さい方を選択することで圧力制御と位置制御とを自動的に切換えて制御する。
従来技術において、プレス軸(マスタ軸)とダイクッション軸(スレーブ軸)が接触してサーボ制御部が圧力制御へと切換わると数値制御部10は同期の指令を終了して次のブロックの指令を実行していた。これに対して、本発明の実施形態1では、同期指令を終了するのではなく休止する。同期指令の休止とは、NCプログラム上はそのまま同期指令ブロックの実行中として、再度同期指令の再開が可能な状態をいう(図13のステップa15からステップa18を参照)。
この状態でプレス軸(上型(プレス)1)が下死点まで移動したとき、数値制御部10は休止中の同期指令を再開させる。なお、プレス軸が下死点に達したことは、例えば、位置センサ7から得られる上型(プレス)1の位置情報から知ることができる。同期指令は同期データで定義された経路におけるプレス軸の現在位置に対応するダイクッション軸の位置までの移動量を一挙に出力するため、遅れなく指令が行える。これによって、下死点においてダイクッション軸が同期指令経路通りに動作していた場合、ダイクッション軸の実位置と同期指令の指令位置が一致するので、同期指令により位置偏差量が解消されショックを出すことなく圧力制御から位置制御へと切換わることとなる。
図4は、このような圧力制御を実行させるためのダイクッション部材6を駆動するサーボモータMdへの指令のNCプログラム例である。
「O0001」は、プログラム番号、「N1〜N5」はシーケンス番号、「G100」は圧力指令、「Q□□」は圧力の指定値、「G200」は同期指令、「P□□」は同期データ指令、「G04」はドウェル(停止)指令であって、コードPで示される時間(1000)だけその時の状態を保持し、「G90」はアブソリュート指令、「M30」はプログラムエンドの指令である。
シーケンス番号N1のブロックにて所望の圧力の値(Q10)を指定し、シーケンス番号N2のブロックであらかじめ登録した同期データ(P100)に基づいて同期指令を行う(図17参照)。この同期指令では、プレス軸(マスタ軸)の指定された区間において、マスタ軸位置に対してあらかじめ定義されたスレーブ軸の同期指令経路を元にマスタ軸の現在位置に対応したスレーブ軸の位置を求め、そのスレーブ軸の位置へ位置決めする。プレス軸(マスタ軸)がダイクッション軸(スレーブ軸)と接触するとサーボ制御部は圧力制御へ切換わり、所望の圧力を保った制御を行う。
この状態でプレス軸(上型(プレス)1)が下死点まで移動したとき、数値制御部10は休止中の同期指令を再開させる。なお、プレス軸が下死点に達したことは、例えば、位置センサ7から得られる上型(プレス)1の位置情報から知ることができる。同期指令は同期データで定義された経路におけるプレス軸の現在位置に対応するダイクッション軸の位置までの移動量を一挙に出力するため、遅れなく指令が行える。これによって、下死点においてダイクッション軸が同期指令通りに動作していた場合、ダイクッション軸の実位置と同期指令の指令位置が一致するので、同期指令により位置偏差量が解消されショックを出すことなく圧力制御から位置制御へと切換わることとなる。
そして、シーケンス番号N3のブロックでP1000の指令により1秒停止した後(時点d〜時点e)、シーケンス番号N4のブロックを実行して位置制御にて待機位置に戻る(時点e〜)。
図3は、このNCプロクラムを実行してサーボモータMdを駆動してダイクッション部材6を制御したときの上型(プレス)1:マスタ軸とダイクッション部材6:スレーブ軸の位置関係を表した図である。図3は横軸を時間、縦軸を位置としている。また、黒色の実線は上型(プレス)1の位置,1点鎖線はダイクッション部材6の指令位置、破線はダイクッション部材6の実際の位置(位置フィードバック値)である。時点dまでは同期指令経路(灰色の実線)として予め設定されている。時点d〜時点eはドウェルの期間、時点eは初期位置への復帰の経路である。
ダイクッション部材6は、プレス開始位置として「300」の待機位置に保持されている(位置制御されている)。
図4のNCプログラムを実行開始後、シーケンス番号N1の「G100 Q10」が実行され、Q=10の圧力指令が数値制御部10からサーボ制御部20に出力され、続いてシーケンス番号N2の「G200P100」が実行され、数値制御部10では、あらかじめ登録した同期データ(P100)に基づいて同期指令を実行する。
上型(プレス)1が下降し、位置センサ7から出力されるセンサ信号(検出信号)が数値制御装置5(数値制御部10)に入力され、時間aの点を検出すると数値制御装置5の数値制御部10は、同期指令による移動を開始する。
サーボ制御部20の比較器23では、位置制御による速度指令Aと圧力制御による速度指令Bを比較するが、最初は、上型(プレス)1は板金3に当接していないから、圧力センサ4からのフィードバック値は小さく圧力偏差が大きいため速度指令Bも大きい。他方、最初の段階では、ダイクッション部材6はプレス開始位置に保持されており、位置偏差が小さく位置制御による速度指令Aは小さい。したがって、サーボ制御部20において、最初は位置制御による同期指令がなされることにより、サーボモータMdは上型(プレス)1の位置と速度に応じて駆動され、ダイクッション部材6は時間aの点より下降を開始する。
図3に示されるように上型(プレス)1の下型2の方向へ移動する速さは下型2の移動する速さより速いので、上型(プレス)1が板金3及びダイクッション部材6に追いつき時間bの点で衝突が生じる。そして、位置偏差が大きくなるのに対して圧力偏差が小さくなることから、圧力制御の速度指令Bの方が位置制御の速度指令Aより小さくなるので、位置制御の速度指令から圧力制御の速度指令に切換わる。比較器23から数値制御部10に比較結果として送られる信号によって、位置制御の速度指令から圧力制御の速度指令へ切換わった情報(比較結果)が数値制御部10に伝達される。このときの圧力指令はシーケンス番号N1のブロックで指令されたQ=10であり、この圧力Q=10に一致するように圧力制御がなされることになる。
数値制御部10はサーボ制御部20の比較器23から比較結果を受け取ると、同期指令を終了するのではなく休止する。前述したように、同期指令の休止とは、NCプログラム上はそのまま同期指令ブロックの実行中として、再度同期指令の再開が可能な状態をいう。
その後、上型(プレス)1が最下点まで達し、ダイクッション部材6も最下点に達し、上型(プレス)1が停止状態となる時間c(図3参照)で、同期指令の休止が解除され、再度同期指令の再開が可能な状態に移行する。このように例えば、同期指令の再開は、マスタ軸の位置に基づいて判断できる。
同期指令が再開されることによって、数値制御部10の位置、圧力指令、分配、加減速処理部14から出力移動量がサーボ制御部20に出力され、エラーカウンタ21の位置偏差が「0」または極めて小さな値となることから、位置制御に切換わり、同期指令によりサーボモータMd(ダイクッション部材6)は指令された位置(下死点)に保持され停止状態となる。
図5は圧力制御から位置制御への切換え時のダイクッションの速度指令を説明する図である。時間cより以前は圧力制御による速度指令(速度指令B)が位置制御による速度指令(速度指令A)より小さいので、サーボ制御部20は圧力制御による速度指令によってスレーブ軸(ダイクッション6)を制御し、時間T1(実施形態1では下死点に到達する時間c)以降は速度制御による速度指令(速度指令A)が圧力制御による速度指令(速度指令B)より小さいので、サーボ制御部20は位置制御による速度指令によってスレーブ軸(ダイクッション6)を制御する。
同期指令が再開されると、同期指令経路にそって下型(スレーブ軸)が移動するように位置制御がなされる。そして、同期指令経路に沿って移動制御を継続するか否かを、例えば、マスタ軸(上型(プレス)1)の位置(位置センサから出力されるセンサ信号)に基づいて判断できる。図3では時間dまで同期指令経路に沿って下型(スレーブ軸)の移動制御がなされる。
そして、ドウェル(停止)指令のコードPで示される時間(1000)だけその時の状態が維持される。その後、次のシーケンス番号N4のブロックの指令が実行され、位置、圧力指令、分配、加減速処理部14から、プレス開始位置であるX=300の位置へ速度F=1200で移動するよう分配処理がなされてサーボ制御部20へ出力される。
このとき、上型(プレス)1は上昇しており、板金3、下型2、ダイクッション部材6から離れていることから、サーボ制御部20では、圧力偏差は大きく位置偏差は小さいので位置制御による速度指令Aが採用され位置制御が実行されることになり、ダイクッション部材6は、図3に示すように、初期のプレス開始位置(X300)に位置決めされることになり、NCプログラムの処理は終了する(M30)。
<実施形態2>
ここで図6,図7,図8,図9を用いて、実施形態2におけるプレス・ダイクッション動作を説明する。図6は軸が移動中となる下死点以外においてダイクッション軸がプレス軸から離れて位置制御で動作する場合を説明する図である。図7は図6に示される動作において、ダイクッション軸が移動中から急停止し、ダイクッションにショックが発生することを説明する図である。
実施形態1の方式を使うと、軸が停止する下死点においてはショックなく位置制御に切換わるが、軸が移動中となる下死点以外においてダイクッション軸がプレス軸から離れて位置制御で動作しようとするとショックが出る。これは、図6に示されるようにT1の時点で同期再開され、同期指令を再開することで一挙に位置偏差を解消することが出来るが、図7に示されるようにダイクッション軸は移動中から急停止することになるためである。これは、T1の時点で、位置偏差が解消されると、位置制御による速度指令Aが圧力制御による速度指令Bより小さくなる。これによって、サーボ制御部20は、圧力制御から位置制御に切り替わるからである。
この課題を解決するため、同期指令の再開時に指令位置までのパルスを一度にすべて出すのを止め、近傍までのパルスを出力することとし、ある程度位置偏差量を残す(図8参照)。近傍から同期位置までは、マスタ軸の速度と等速で徐々に移動指令を出力し位置偏差量を徐々に減らす。これにより、圧力制御から位置制御への切換わり時の速度指令が連続したものとなり、ショックを低減させることが出来る(図9参照)。また、マスタ軸の速度に応じた指令をスレーブ軸に出力するため、同期データで定義した位置と実際の位置が多少ずれた場合でも圧力制御から位置制御への切換え時のショックが低減可能である。残す移動量(近傍までの位置)と近傍から同期位置までの速度は、マスタ軸であるプレス軸の速度に応じた値とする。
<実施形態3>
ここで図10,図11を用いて、実施形態3におけるプレス・ダイクッション動作を説明する。同期指令の同期データにおいて、予め圧力制御から位置制御への切換えポイントを指定しておく。数値制御装置5は、プレス軸(マスタ軸)の現在位置と速度を監視して、圧力制御から位置制御への切換えポイントの少し手前となる同期再開すべきポイントにプレス軸(マスタ軸)が来るまで休止する(図10参照)。同期を再開すべきポイントにプレス軸(マスタ軸)が来たら同期位置の近傍までの指令を一挙に出力した後、圧力制御から位置制御への切換えポイントでの速度がマスタ軸と等速となるような移動指令をダイクッション軸(スレーブ軸)に対して行う(図11参照)。これにより、位置制御へ切換えたいポイントで、スムーズに圧力制御から位置制御に切換え、その後、プレス軸(マスタ軸)と離れ、位置制御で動作することが可能となる。
図12〜図15は、本実施形態におけるこの位置制御と圧力制御を切換制御する数値制御装置における数値制御部10のプロセッサが、位置、圧力指令、分配、加減速処理部14の処理として実施するアルゴリズムを示すフローチャートである。
<実施形態1に対応するフローチャート>
図12,図13は、本発明の実施形態1における位置制御と圧力制御の切換制御処理のアルゴリズムを示すフローチャートである。なお、初期設定として同期休止フラグはオフとされている。
●[ステップa1]数値制御部10の位置、圧力指令、分配、加減速処理部14の処理を実行するプロセッサは、NCプログラムを読み込み実行データに変換されたデータをブロック処理部13から読み込む。
●[ステップa2]このブロックの指令がプログラムエンドの指令か(「M30」か)否か判断する。
●[ステップa3]圧力指令のG100か否か判断する。圧力値指令G100の場合にはステップa12へ移行する。
●[ステップa4]同期指令G200か否か判断する。同期指令の場合には、ステップa14(図13)に移行する。
●[ステップa5]移動指令かを判断する。
●[ステップa6]ステップa5で移動指令であると判別されたときは、このブロックで指令されている移動指令の指令内容(直線補間、円弧補間、速度、目標位置等)に基づいて、分配周期毎の移動量を求める。
●[ステップa7]加減速処理し、出力移動量を求める。
●[ステップa8]残移動量の更新処理を行う。この残移動量の更新処理は、このブロックで指令された移動量を、残移動量を記憶するレジスタに格納し、以後ステップa7で求められた出力移動量を減じて残移動量を更新する処理である。
●[ステップa9]指令した現在位置の更新処理を行う。現在位置の更新処理は、数値制御部10がサーボ制御部20に指令した位置を更新するもので、レジスタに記憶する現在位置にステップa7で求めた出力移動量を加算することによって現在位置を更新する。
●[ステップa10]次に、ステップa7で求めた出力移動量をサーボ制御部20に出力する。
●[ステップa11]残移動量が「0」か判断し、残移動量が「0」でなければ(NOの場合)、ステップa6に戻る。以下ステップa6からステップa10の処理を分配周期毎実行し、分配移動量を求め加減速処理してサーボ制御部へ分配周期毎の出力移動量をサーボ制御部20に出力する。そして、残移動量が「0」となると(YESの場合)、ステップa1に戻る。
●[ステップa12]指令値を圧力指令としてサーボ制御部へ出力し、ステップa1へ戻る。
●[ステップa13]指令を実行し、ステップa1に戻る。
●[ステップa14]マスタ軸の位置に対応したスレーブ軸の同期指令位置を求める。
●[ステップa15]同期休止中か否か判断し、同期休止中の場合(YES)にはステップa18へ移行し、同期休止中ではない場合(NO)にはステップa16へ移行する。
●[ステップa16]圧力制御中か否か判断し、圧力制御中の場合(YES)にはステップa17へ移行し、圧力制御中ではない場合(NO)にはステップa20へ移行する。
●[ステップa17]同期休止フラグをオンし、ステップa18へ移行する。
●[ステップa18]同期再開か否か判断し、同期再開の場合(YES)にはステップa19へ移行し、同期再開ではない場合(NO)にはステップa24へ移行する。
同期再開か否かは、例えば、マスタ軸(上型(プレス)1)の位置(位置センサから出力されるセンサ信号)に基づいて判断できる。
●[ステップa19]同期休止フラグをオフにし、ステップa20へ移行する。
●[ステップa20]スレーブ軸指令位置からスレーブ軸の同期指令位置までの差分を求める。
●[ステップa21]出力移動量を求める。
●[ステップa22]スレーブ軸指令位置にステップa21で求めた出力移動量を加算し、スレーブ軸指令位置を更新する。
●[ステップa23]出力移動量をサーボ制御部に出力する。
●[ステップa24]同期継続か否か判断し、同期継続の場合(YES)にはステップa14へ戻り処理を継続し、同期継続ではない場合(NO)には、ステップa1に戻る。
同期継続か同期継続でないかは、例えば、マスタ軸(上型(プレス)1)の位置(位置センサから出力されるセンサ信号)に基づいて判断できる。あらかじめ設定された位置までは同期継続し、その後は、同期を終了する。
なお、ステップa18の同期再開の位置とステップa24の同期を継続しない位置とをマスタ軸の下死点とすると、下死点において圧力制御から位置制御へと切換わるとともに同期の指令ブロックを終了することになる。
<実施形態2に対応するフローチャート>
図14は図12に示したフローチャートの続きである。実施形態2に対応する。以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。実施形態2では、図13のフローチャートの処理に替えて図14のフローチャートの処理が実行される。
●[ステップb14]マスタ軸の位置に対応したスレーブ軸の同期指令位置を求める。
●[ステップb15]同期休止中か否か判断し、同期休止中の場合(YES)にはステップb18へ移行し、同期休止中ではない場合(NO)にはステップb16へ移行する。
●[ステップb16]圧力制御中か否か判断し、圧力制御中の場合(YES)にはステップb17へ移行し、圧力制御中ではない場合(NO)にはステップb23へ移行する。
●[ステップb17]同期休止フラグをオンし、ステップb18へ移行する。
●[ステップb18]同期再開か否か判断し、同期再開の場合(YES)にはステップb19へ移行し、同期再開ではない場合(NO)にはステップb30へ移行する。
●[ステップb19]スレーブ軸指令位置からスレーブ軸の同期指令位置までの差分を求める。
●[ステップb20]再開初回か否か判断し、再開初回の場合(YES)にはステップb21へ移行し、再開初回ではない場合(NO)にはステップb22へ移行する。
●[ステップb21]近傍までの出力移動量を求め、ステップb25へ移行する。
●[ステップb22]マスタ軸の速度を基に出力移動量を求め、ステップb25へ移行する。
●[ステップb23]スレーブ軸指令位置からスレーブ軸の同期指令位置までの差分を求める。
●[ステップb24]出力移動量を求める。
●[ステップb25]スレーブ軸指令位置にステップb21またはステップb22またはステップb24で求めた出力移動量を加算し、スレーブ軸指令位置を更新する。
●[ステップb26]同期休止中か否か判断し、同期休止中の場合(YES)にはステップb27へ移行し、同期休止中ではない場合(NO)にはステップb29へ移行する。
●[ステップb27]位置制御中か否か判断し、位置制御中の場合(YES)にはステップb28へ移行し、位置制御中ではない場合(NO)にはステップb29へ移行する。
●[ステップb28]同期休止フラグをオフにし、ステップb29へ移行する。
●[ステップb29]出力移動量をサーボ制御部に出力する。
●[ステップb30]同期継続か否か判断し、同期継続の場合(YES)にはステップb14へ戻り処理を継続し、同期継続ではない場合(NO)には、図12のステップa1へ戻る。
<実施形態3に対応するフローチャート>
図15は図12に示したフローチャートの続きである。実施形態3に対応する。以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。実施形態3では、図13のフローチャートの処理に替えて図15のフローチャートの処理が実行される。
●[ステップc14]マスタ軸の位置に対応したスレーブ軸の同期指令位置を求める。
●[ステップc15]同期休止中か否か判断し、同期休止中の場合(YES)にはステップc18へ移行し、同期休止中ではない場合(NO)にはステップc16へ移行する。
●[ステップc16]圧力制御中か否か判断し、圧力制御中の場合(YES)にはステップc17へ移行し、圧力制御中ではない場合(NO)にはステップc25へ移行する。
●[ステップc17]同期休止フラグをオンし、ステップc18へ移行する。
●[ステップc18]マスタ軸データと切換えポイントから同期再開ポイントを求める。
●[ステップc19]同期再開か否か判断し、同期再開の場合(YES)にはステップc21へ移行し、同期再開ではない場合(NO)にはステップc20へ移行する。
●[ステップc20]同期再開ポイントか否か判断し、同期再開ポイントの場合(YES)にはステップc21へ移行し、同期再開ポイントではない場合(NO)にはステップc32へ移行する。
●[ステップc21]スレーブ軸指令位置からスレーブ軸の同期指令位置までの差分を求める。
●[ステップc22]再開初回か否か判断し、再開初回の場合(YES)にはステップc23へ移行し、再開初回ではない場合(NO)にはステップc24へ移行する。
●[ステップc23]近傍までの出力移動量を求め、ステップc27へ移行する。
●[ステップc24]マスタ軸の速度を基に出力移動量を求め、ステップc27へ移行する。
●[ステップc25]スレーブ軸指令位置からスレーブ軸の同期指令位置までの差分を求める。
●[ステップc26]出力移動量を求める。
●[ステップc27]スレーブ軸指令位置にステップc23またはステップc24またはステップc26で求めた出力移動量を加算し、スレーブ軸指令位置を更新する。
●[ステップc28]同期休止中か否か判断し、同期休止中の場合(YES)にはステップc29へ移行し、同期休止中ではない場合(NO)にはステップc31へ移行する。
●[ステップc29]位置制御中か否か判断し、位置制御中の場合(YES)にはステップc30へ移行し、位置制御中ではない場合(NO)にはステップc31へ移行する。
●[ステップc30]同期休止フラグをオフにし、ステップc31へ移行する。
●[ステップc31]出力移動量をサーボ制御部に出力する。
●[ステップc32]同期継続か否か判断し、同期継続の場合(YES)にはステップc14へ戻り処理を継続し、同期継続ではない場合(NO)には、図12のステップa1へ戻る。
1 上型(プレス)
2 下型
3 板金(ワーク)
4 圧力センサ
5 数値制御装置
6 ダイクッション部材
7 位置センサ

Claims (3)

  1. マスタ軸の位置にスレーブ軸の位置を同期追従させる位置制御を行うために前記マスタ軸の位置に対する前記スレーブ軸の位置を求め、該スレーブ軸の位置指令をサーボ制御部へ出力する数値制御部と、位置のフィードバック制御を行って得られる指令と圧力のフィードバック制御を行って得られる指令とで指令値の小さい方の指令を選択することで自動的に位置制御と圧力制御とを切換えてサーボモータを制御するサーボ制御部を備えた数値制御装置において、
    前記サーボ制御部は、位置制御中か圧力制御中かを前記数値制御部に通知し、
    前記数値制御部は、位置制御の実行中に、前記サーボ制御部より位置制御から圧力制御に切換わったことが通知されると、前記マスタ軸に対するスレーブ軸の位置を求めながら、前記サーボ制御部への前記スレーブ軸の位置指令の出力を停止する同期休止状態とし、前記マスタ軸もしくは前記スレーブ軸が所定の位置、もしくは所定のタイミングで前記スレーブ軸の位置指令の出力を再開させることにより位置制御を再開させることを特徴とする数値制御装置。
  2. 前記スレーブ軸の位置指令の出力再開時、前記スレーブ軸の同期指令経路までの指令移動量を前記マスタ軸の速度に応じて徐々に出力することを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
  3. 圧力制御から位置制御へ切換えるマスタ軸の位置を指定し、該指定したマスタ軸の切換え位置から前記スレーブ軸の位置指令の再開位置を決定し、該決定した再開位置で前記スレーブ軸の位置指令の出力を再開することを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
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