JP2014063389A - 系統間待合せ機能を有する数値制御装置 - Google Patents

系統間待合せ機能を有する数値制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】系統間待合せ部を先読み・解析処理で行うことにより、直前のブロックまでの実行処理が終了していなくても、系統間待合せ処理部の処理を開始することが可能な系統間待合せ機能を有する数値制御装置を提供すること。
【解決手段】先読み・解析処理を実行し(2)、コード解析部においてブロックのコードを解析し(3)、系統間待合せコード判断部(4,5)において、コード解析データ中に系統間待合せコードが含まれることが確認できたブロックの場合、先読み・解析一時停止部において先読み・解析処理を一時停止し(6)、指定条件判断部において指定条件を満たしているかどうか判断し(7)、指定条件が満たされたことにより、系統間待合せ部において系統間待合せ(8)を開始し、系統間待合せが成立したら、系統間待合せ破棄再開部(9)において実行データの作成前までに作成したコード解析データを破棄し、即座に次のブロックの先読み・解析処理を開始する。
【選択図】図3

Description

本発明は、工作機械を制御する数値制御装置に関し、特に、系統間で加工プログラムの実行の待合せを行う系統間待合せ機能を有する数値制御装置に関する。
工作機械を制御する数値制御装置において、メモリおよび外部記憶手段に登録された加工プログラムを運転する場合、加工プログラムのブロックを順次先読み・解析してコード解析データを作成し、前記コード解析データから実行データを作成する先読み・解析処理と、前記先読み・解析処理によって作成した実行データをもとに実際に軸の移動や座標値の更新を行う実行処理という、大きく分けて2つの処理を、加工プログラムの1ブロックごとに行う必要がある。なお、先読み・解析処理と実行処理は、それぞれ異なるタスク(先読み・解析処理タスクと実行処理タスク)で行われているため、並列に動作が可能である。
特許文献1には、系統間待合せ指令の実行処理で、系統間待合せを開始し、指定した条件で待合せ状態を解除し、系統間待合せ指令の後のブロックにおいて指定した条件(指定位置/機械位置)をチェックする系統間待合せ機能を有する数値制御装置が開示されている。
特許文献2には、系統間待合せ指令の実行処理では系統間待合せは行わず、系統間待合せ指令の後の軸移動指令/ブロックの完了タイミングを合わせることで系統間待合せを行い、指定した条件は、系統間待合せ指令の後の軸移動指令/ブロックの完了タイミングを合わせることに使用される系統間待合せ機能を有する数値制御装置が開示されている。
特許文献3には、系統間待合せ指令の実行処理で、系統間待合せを開始し、指定した条件で待合せ状態を解除し、系統間待合せ指令実行後の軸の状態において、指定した条件(主軸の回転数/指定された軸のモータ電流値)をチェックする系統間待合せ機能を有する数値制御装置が開示されている。
特許第2801108号公報 特開平10−31509号公報 特開2004−334914号公報
数値制御装置に備わった従来の系統間待合せ機能では、系統間待合せ処理は系統間待合せコードを含むブロックの実行処理で行われている。ここで、実行処理は、実行するブロックの直前のブロックまでの実行処理が終了した後に開始されるため、直前のブロックまでの実行処理が終了しないと、系統間待合せ処理は開始できない。
また、実行処理では、現在実行中のブロックより前のブロックの実行中の状態(例えば残移動量や送り速度など)を確認することはできないため、従来の系統間待合せ機能では、現在実行中のブロックより前のブロックの実行中の状態を加味した系統間待合せ処理は行えない。
さらに、先読み・解析処理で系統間待合せコードを検出してから、実行処理で系統間待合せ処理を実行するまでと、実行処理で系統間待合せ処理による系統間待合せが成立してから、次のブロックの先読み・解析処理を開始するまでには、先読み・解析処理タスクと実行処理タスクのタスク間での情報の受け渡しが行われるため、最大でタスクの2起動周期分の遅延が発生する。
ここで、図12に示される従来の系統間待合せ機能のタイムチャートを説明する。例えば、「M500P12」という系統間待合せコードを含むブロックが指令されたとする。従来の系統間待合せ機能では、先読み・解析処理タスクにおいて次の処理が行われる。
・先読み・解析処理
加工プログラムから1ブロック読み込み系統間待合せコードを含むブロック「M500P12」を読み込む。
コード解析部
指令されたブロックをコードごとに分類し、コード解析データを作成する。
「M500P12」→「M」「500」「P」「12」
機能コード判定部
コード解析データをもとに、コードがどのような機能を持つか判定する。
「M」「500」→系統間待合せコードの500番
「P」「12」→系統1と系統2で系統間待合せを行う。
実行データ作成部
機能コード判定部で判定した機能を実行できるように、実行データを作成する。
さらに、先読み・解析処理で作成した実行データを元に、実行処理タスクにおいて次の処理が行われる。
・実行処理
系統間待合せ部
系統間待合せの対象の系統(系統1または系統2)の状態を確認し、系統間待合せ「M500P12」の系統間待合せ部の処理が行われることを待つ。
系統間待合せ部の処理が行われたら系統間待合せ成立とし、系統間待合せコードを含むブロックの実行処理を終了する。
図12に示されるように、従来の系統間待合せ機能では、系統間待合せ部の処理は系統間待合せコードを含むブロックの実行処理タスクで実施される。実行処理タスクでは、一つのブロックの実行処理が終了するまで、その次のブロックの実行処理は開始しない。そのため、系統間待合せコードを含むブロックの直前のブロックの実行処理が終了するまで、系統間待合せ部の処理は実行できない問題があった。
そこで、本発明は、系統間待合せ部を先読み・解析タスクで行うことにより、直前のブロックまでの実行処理が終了していなくても、系統間待合せ部の処理を開始することが可能な系統間待合せ機能を有する数値制御装置を提供することを課題とする。
本願の請求項1に係る発明は、少なくとも2つ以上の制御系統を有し、該各々の制御系統でメモリおよび外部記憶手段に登録されている加工プログラムのブロックを順次先読みし、コード解析部においてコード解析データを作成し、機能コード判定部において前記作成したコード解析データの機能を判定し、実行データ作成部において前記機能コード判定部により判定した機能を実行するための実行データを作成する先読み・解析処理を行う数値制御装置において、前記機能コード判定部で、前記ブロックに系統間待合せコードが含まれていると判断したとき、前記先読み・解析処理を一時停止する先読み・解析一時停止部と、前記先読み・解析一時停止部によって先読み・解析処理を停止した上で前記系統間待合せコードを含むブロックの直前のブロックの実行状態を確認し、前記系統間待合せコードを含むブロックで指令された系統間の待合せを実行するための条件を指定した指定条件を満たしているかどうかを判断する指定条件判断部と、前記指定条件判断部によって指定条件を満たしたと判断したら、前記系統間待合せコードを含むブロックで指令される系統間待合せの対象の系統と加工プログラムの待合せを実行する系統間待合せ部と、前記系統間待合せの対象の系統で同一の系統間待合せコードによる系統間待合せが実行されたら系統間待合せが成立したとみなし、前記先読み・解析処理を一時停止するまでに作成したコード解析データを破棄し、即座に前記系統間待合せコードを含むブロックの次のブロックから加工プログラムを先読みして先読み・解析処理を開始する系統間待合せ破棄再開部と、を備えたことを特徴とする系統間待合せ機能を有する数値制御装置である。
請求項2に係る発明は、指定条件判断部は、直前のブロックの残移動量が指定値に達した場合に、系統間待合せを開始する請求項1に記載の系統間待合せ機能を有する数値制御装置である。
請求項3に係る発明は、指定条件判断部は、直前のブロックの軸移動で任意の軸のトルクが指定値に達した場合に、系統間待合せを開始する請求項1に記載の系統間待合せ機能を有する数値制御装置である。
請求項4に係る発明は、指定条件判断部は、特定のカスタムマクロの変数が指定値となった場合に、系統間待合せを開始する請求項1に記載の系統間待合せ機能を有する数値制御装置である。
請求項5に係る発明は、指定条件判断部は、直前のブロック開始からの経過時間が指定値に達した場合に、系統間待合せを開始する請求項1に記載の系統間待合せ機能を有する数値制御装置である。
請求項6に係る発明は、指定条件判断部は、直前のブロックの軸移動で任意の軸の機械座標が指定値に達した場合に、系統間待合せを開始する請求項1に記載の系統間待合せ機能を有する数値制御装置である。
請求項7に係る発明は、指定条件判断部は、直前のブロックの軸移動で送り速度が指定値に達した場合に、系統間待合せを開始する請求項1に記載の系統間待合せ機能を有する数値制御装置である。
請求項8に係る発明は、指定条件判断部は、特定の信号が入力された場合に、系統間待合せを開始する請求項1に記載の系統間待合せ機能を有する数値制御装置である。
本発明により、系統間待合わ部を先読み・解析処理で行うことにより、直前のブロックまでの実行処理が終了していなくても、系統間待合せ部の処理を開始することが可能な系統間待合せ機能を有する数値制御装置を提供できる。
本発明に係る系統間待合せ機能を有する数値制御装置の概略ブロック図である。 本発明に係る系統間待合せ機能を説明するフローチャートである。 本発明に係る系統間待合せ機能を説明するタイムチャートである。 2つの制御系統を持つ数値制御装置において、系統1にて加工プログラムO0001を、系統2にて加工プログラムO0002を運転する場合を説明する図である。 2つの制御系統を持つ数値制御装置において、系統1にて加工プログラムO0003を、系統2にて加工プログラムO0004を運転する場合を説明する図である。 2つの制御系統を持つ数値制御装置において、系統1にて加工プログラムO0005を、系統2にて加工プログラムO0006を運転する場合を説明する図である。 2つの制御系統を持つ数値制御装置において、系統1にて加工プログラムO0007を、系統2にて加工プログラムO0008を運転する場合を説明する図である。 2つの制御系統を持つ数値制御装置において、系統1にて加工プログラムO0009を、系統2にて加工プログラムO00010を運転する場合を説明する図である。 2つの制御系統を持つ数値制御装置において、系統1にて加工プログラムO00011を、系統2にて加工プログラムO00012を運転する場合を説明する図である。 系統1、系統2の制御軸XおよびZには、加減速時定数または加速度が設定されており、指定の送り速度になるまでに時間(図10のT1およびT2)を要することを説明する図である。 2つの制御系統を持つ数値制御装置において、系統1にて加工プログラムO00013を、系統2にて加工プログラムO00014を運転する場合を説明する図である。 従来の系統間待合せ機能を説明するタイムチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は本発明に係る系統間待合せ機能を有する数値制御装置の概略ブロック図である。数値制御装置50は、プロセッサ51とバス58で接続された、ROM、RAM、不揮発性RAM等のメモリ52、液晶表示装置などで構成される表示装置53、データや指令を入力するキーボード等で構成される入力装置54、外部記憶手段56と接続するインタフェース55、各多系統の可動軸を駆動するモータを制御する第1〜第n系統軸制御部57−1〜57−nを備え、加工プログラムに従って、ワークを加工することができる。メモリ52および外部記憶手段56には、各系統の加工プログラムが登録されており、この加工プログラムをプロセッサ51が読み出し可能となっている。さらにメモリ52には、全体を制御するシステムプログラムが登録され、特に、本発明に関係した多系統の系統間待合せ機能を実現するソフトウェアが登録されている。
第1〜第n系統軸制御部57−1〜57−nは、プロセッサ51がメモリ52または外部記憶手段56から読み出した各系統の加工プログラムを実行して分配される移動指令と、モータに設けられた位置・速度検出器からのフィードバック信号に基づいて、位置・速度のフィードバック制御を行い、さらには電流フィードバックを行って、各系統のモータを制御し、各系統の各軸を互いに協調しながら同時に同期、又は独立して移動させるものである。この数値制御装置50による多系統の駆動制御動作は従来の多系統制御機能を有する数値制御装置と同一の動作であり変わりはない。
図2は図1に示される数値制御装置で実行される本発明に係る系統間待合せ機能を説明するフローチャートである。
本発明に係る少なくとも2つ以上の制御系統を持つ数値制御装置において、先読み・解析処理タスクでは、加工プログラム末端まで読み込んだか否か判断する(A1)。加工プログラムの末端まで読み込んだ場合には処理を終了する。
読み込んでいない場合、先読み・解析処理を実行する(A2〜A6、A14)。先読み・解析処理では、メモリまたは外部記憶手段に登録された加工プログラムから1ブロック毎に順次先読みして(A2)、読み込んだブロックに対してコード解析部の処理を行い、コード解析データを作成し(A3)、前記コード解析データに対して機能コード判定部の処理を行って(A4)、機能コード判定部(A4)は系統間待合せコード判断部(A5)を含み、系統間待合せコード判断部の処理を行って(A5)、系統間待合せコードが含まれるか否か判断し(A6)、系統間待合せコードが含まれていない場合には、実行データ作成部の処理を実行する(A14)。
機能コード判定部(A4)に含まれるA6の判断において、コード解析データ中に系統間待合せコードが含まれることが確認できたブロックの場合、先読み・解析一時停止部の処理により先読み・解析処理を一時停止し(A7)、指定条件判断部の処理を実行し(A8)、ブロック中に含まれる指定条件(ここで指定条件とは、「ブロックの残移動量」、「任意の軸のトルク」、「特定のカスタムマクロの変数」、「ブロックの経過時間」、「任意の軸の機械座標値」、「直前のブロックの軸移動での送り速度」、「特定の信号」のうち加工プログラムで指定した項目が加工プログラムで指定した値に達することを、系統間待合せを開始するための判断条件とするものである。)が満たされたか否か判断し(A9)、系統間待合せコードを含むブロックの直前のブロックが前記指定条件を満たすことによって系統間待合せ部の処理を開始する(A10)。
さらに、系統間待合せコードを含むブロックで指令される系統間待合せの対象の系統で同一の系統間待合せコードの指令により系統間待合せ部の処理を開始し(A10)、系統間待合せが成立したら(A11)、系統間待合せ破棄再開部の処理を実行し、コード解析データ破棄部の処理により実行データの作成前までに作成したコード解析データを破棄し(A12)、先読み・解析再開部の処理により即座に次のブロックの先読み・解析処理(A13)を開始し、先読み・解析処理タスクの最初の処理(A1)に戻る。
実行データ作成部の処理(A14)で作成された実行データは実行データ保存バッファに保存され、実行処理タスクの実行開始部の処理(A15)において実行データがあるか否かの判断がなされ(A16)、実行データが実行データ保存バッファに存在する場合には、実行データに基づいた実行処理がなされ(A17)、実行処理が終了したかの判断がなされ(A18)、実行処理が終了した場合には実行処理タスクを終了する。
従来の系統間待合せ機能は、直前のブロックの実行処理が終了するまで系統間待合せ部の処理を開始できない。これに対して、本発明は、上述したように、指定条件を満たすことによって直前のブロックの実行処理が終了していなくても、系統間待合せ部の処理を開始可能となるため、従来の系統間待合せ機能に比べ処理時間を短縮できる。
また、従来の系統間待合せ機能に比べ系統間待合せコードを含むブロックの、先読み・解析処理での実行データの作成、および、実行データに基づいた実行処理を省くことができるため、さらに処理時間を短縮できる。また、系統間待合せコードを含むブロック以前のブロックの、実行中の状態を確認することも可能となる。さらに、系統間待合せ部の処理における先読み・解析処理タスクと実行処理タスクのタスク間での情報の受け渡しが不要となるため、従来の系統間待合せ機能に比べ、最大でタスクの2起動周期分、処理時間が短縮できる。
図2を用いて説明した系統間待合せ機能を有する数値制御装置において、加工プログラムが実行され、系統間待合せコードを含むブロックが指令された場合の、本発明に係る系統間待合せ機能を、図3に示されるタイムチャートを用いて説明する。なお、図2と図1の各要素を対応させると、コード解析部3はコード解析部(A3)、機能コード判定部4は機能コード判定部(A4)、系統間待合せコード判断部5は系統間待合せコード判断部(A5,A6)、先読み・解析一時停止部6は先読み・解析一時停止部(A7)、指定条件判断部7は指定条件判断部(A8,A9)、系統間待合せ部8は系統間待合せ部(A10,A11)、系統間待合せ破棄再開部9はコード解析データ破棄部(A12),先読み・解析再開部(A13)を含む系統間待合せ破棄再開部に対応する。
ここで、例えば、「M500P12A10.0」という系統間待合せコードを含むブロックが指令されたとする。特許請求の範囲の「請求項1」の系統間待合せ機能では、先読み・解析処理タスクにおいて次の処理が行われる。
<先読み・解析処理タスク>
・先読み・解析処理2
加工プログラムから1ブロック読み込み、系統間待合せコードを含むブロック「M500P12A10.0」を読み込む。
コード解析部3により指令されたブロックをコードごとに分類し、コード解析データを作成する。例えば、「M500P12A10.0」は、「M」「500」「P」「12」「A」「10.0」のコード解析データが作成される。
機能コード判定部4において、コード解析部3において得られたコード解析データをもとに、コードがどのような機能を持つか判定する。
「M」「500」→系統間待合せコードの500番
「P」「12」→系統1と系統2で系統間待合せを行う。
「A」「10.0」→残移動量が10.0以下となったら系統間待合せを開始する。
機能コード判定部4に含まれる系統間待合せコード判断部5において、系統間待合せコードが含まれるかどうかを判断する。
・先読み・解析一時停止部6
実行データの作成前に先読み・解析処理を一時停止する。
・指定条件判断部7
系統間待合せコードを含むブロックの直前のブロックの残移動量が10.0以下となることを確認する。
・系統間待合せ部8
系統間待合せの対象の系統(系統1または系統2)の状態を確認し、系統間待合せ「M500P12」の系統間待合せが行われることを待つ。行われたら系統間待合せ成立とする。
・系統間待合せ破棄再開部9
系統間待合せ破棄再開部9のコード解析データ破棄部において、先読み・解析処理を中断するまでに作成したコード解析データを破棄する。
先読み・解析再開部において、即座に系統間待合せコードを含むブロックの次のブロックから加工プログラムを先読みして先読み・解析処理を開始する。
特許請求の範囲の請求項1に係る系統間待合せ機能では、系統間待合せ部は系統間待合せコードを含むブロックの先読み・解析処理タスクで実施される。系統間待合せに指定条件を付加することで、直前のブロックの実行処理の途中で指定条件を満たすと、系統間待合せ部を開始できる。また、系統間待合せが成立したら先読み・解析処理を中断するまでに作成したコード解析データを破棄し、即座に次のブロックの先読み・解析処理を開始する。
以下、各実施形態を説明する。
<実施形態1>(請求項1,2に対応)
図4を参照しながら説明する。図1において数値制御装置50が第1系統軸制御部57−1と第2系統軸制御部57−2の2つの制御系統を有する場合を考える。2つの制御系統を持つ数値制御装置50において、系統1にて加工プログラムO0001を、系統2にて加工プログラムO0002を運転し、系統1と系統2で系統間待合せを行う。
なお、N03ブロックの「M500」および「P12」は、それぞれ、特許請求の範囲の請求項1の「系統間待合せコード」、「系統間待合せの対象の系統」に対応する。また、N03ブロックの「A10.0」および「A20.0」は、指定条件を指令するもので、請求項2に記載した残移動量の指定値とし、系統間待合せを開始する条件は、自系統のN02ブロックにおいて、残移動量が指定値(系統1は残移動量10.0、系統2は残移動量20.0)に達したときとする。
ここで、系統1,2は次の通り動作する。
[系統1]
(1)N01ブロックにて、10秒間ドウェルを実行する。
(2)N01ブロックの実行処理完了後、N02ブロックの実行処理を開始する。
(3)N02ブロックの実行処理が開始されると、N03ブロックの先読み・解析処理を開始する。ここで、M500指令を検出すると、N03ブロックの実行データの作成前に先読み・解析処理を一時停止し、指定された系統間待合せ開始の条件の判定を開始する。
(4)自系統のN02ブロックにおいて、残移動量が10.0に達したことにより、系統間待合せ開始の条件を満たしたと判定する。これにより、系統間待合せを開始する。この時点では、系統2の系統間待合せはまだ開始されていないため、系統2の系統間待合せが開始されるまで、待合せ状態を継続する。
(5)系統2の系統間待合せが開始されたら、系統間待合せが成立したと判定され、N03ブロックの先読み・解析処理で作成したコード解析データを破棄し、即座にN04ブロックの先読み・解析処理を開始する。
[系統2]
(1)N01ブロックにて、20秒間ドウェルを実行する。
(2)N01ブロックの実行処理完了後、N02ブロックの実行処理を開始する。
(3)N02ブロックの実行処理が開始されると、N03ブロックの先読み・解析処理を開始する。ここで、M500指令を検出すると、N03ブロックの実行データの作成前に先読み・解析処理を一時停止し、指定された系統間待合せ開始の条件の判定を開始する。
(4)自系統のN02ブロックにおいて、残移動量が20.0に達したことにより、系統間待合せ開始の条件を満たしたと判定される。これにより、系統間待合せを開始する。
(5)系統2の系統間待合せが開始されたら、系統間待合せが成立したと判定され、N03ブロックの先読み・解析処理で作成したコード解析データを破棄し、即座にN04ブロックの先読み・解析処理を開始する。
従来の系統間待合せ機能では、系統間待合せコードを含むブロックの直前のブロックの実行処理が完全に終了したことをもって、系統間待合せを開始するが(図12参照)、本発明では、系統間待合せコードを含むブロックで指令される指定条件を直前のブロックが満たしたことをもって、系統間待合せを開始するため、従来の系統間待合せ機能より速く処理が終了する。
さらに、先読み・解析処理で作成したコード解析データを破棄し、即座に次のブロックの先読み・解析処理を開始することにより(図2のA12,A13を参照)、従来の系統間待合せ機能に比べ系統間待合せコードを含むブロックの、先読み・解析処理での実行データの作成、実行データに基づいた実行処理を省くことができるため、さらに処理時間を短縮できる(図3、図12を参照)。
なお、系統間待合せ成立後、先読み・解析処理でコード解析データを破棄せずに先読み・解析処理を再開し、コード解析データから実行データを作成することも可能である。この場合、作成した実行データにより、実行処理で系統間待合せは行わないが、以下のことが可能である。
・実行処理によるPMCへの信号出力
・系統間待合せコードを含むブロックで指令された系統間待合せ以外の指令の実行
また、請求項1に記載した指定条件は、系統間待合せコードを含むブロックで指令する以外に、以下の方法によっても指定することが可能である。
・パラメータであらかじめ指定条件を設定すること
・信号であらかじめ指定条件を設定すること
・カスタムマクロの変数であらかじめ指定条件を設定すること
あらかじめ指定条件を設定した場合は、前述の系統1と系統2の加工プログラムのN03は、N03 M500 P12;となり、N03のブロックの機能コード判定部により、上記の指定方法で設定されている設定値を読み込んで、指定条件を確定する。
<実施形態2>(請求項3に対応)
図5を参照しながら説明する。2つの制御系統を持つ数値制御装置において、系統1にて加工プログラムO0003を、系統2にて加工プログラムO0004を運転するとする。なお、N03ブロックのM500は実施形態1に記載した系統間待合せコード、P12は実施形態1に記載した系統間待合せ対象の系統とし、系統1と系統2で系統間待合せを行う。
また、N03ブロックのBX5.0およびBX10.0は、請求項1に記載した指定条件を指令するもので、請求項3に記載した任意の軸のトルクとし、系統間待合せを開始する条件は、自系統のN02ブロックにおいて、X軸のトルクが指定値(系統1は5.0、系統2は10.0)に達したときとする。
この場合、実施形態1の説明の動作(4)が、次のようになる。
[系統1]
(4)自系統のN02ブロックにおいて、X軸のトルクが5.0に達したことにより、系統間待合せ開始の条件を満たしたと判定する。これにより、系統間待合せを開始する。この時点では、系統2の系統間待合せはまだ開始されていないため、系統2の系統間待合せが開始されるまで、待合せ状態を継続する。
[系統2]
(4)自系統のN02ブロックにおいて、X軸のトルクが10.0に達したことにより、系統間待合せ開始の条件を満たしたと判定される。これにより、系統間待合せを開始する。
<実施形態3>(請求項4に対応)
図6を参照しながら説明する。2つの制御系統を持つ数値制御装置において、系統1にて加工プログラムO0005を、系統2にて加工プログラムO0006を運転するとする。なお、N03ブロックのM500は実施形態1に記載した系統間待合せコード、P12は実施形態1に記載した系統間待合せの対象の系統とし、系統1と系統2で系統間待合せを行う。また、N03ブロックのC100,1およびC110,2は、実施形態1に記載した指定条件を指令するもので、請求項4に記載した特定のカスタムマクロの変数とし、系統間待合せを開始する条件は、自系統のN02ブロックにおいて、指定したカスタムマクロの変数が指定値(系統1はカスタムマクロの変数100番が1に、系統2はカスタムマクロの変数110番が2に)となったときとする。
なお、系統1のN02において、X軸が50.0に達したら、PMC(プログラマブル・マシン・コントローラ)などの別処理(PMCの場合はラダー言語により変数を読み書きする)にて系統1のカスタムマクロの変数100番に1を、系統2のN02においてX軸が40.0に達したら、PMCなどの別処理にて系統2のカスタムマクロの変数110番に2を設定するものとする。この場合、実施形態1の動作(4)が、次のようになる。
[系統1]
(4)自系統のN02ブロックにおいて、自系統のカスタムマクロの変数100番が1となったことにより、系統間待合せ開始の条件を満たしたと判定される。これにより、系統間待合せを開始する。この時点では、系統2の系統間待合せはまだ開始されていないため、系統2の系統間待合せが開始されるまで、待合せ状態を継続する。
[系統2]
(4)自系統のN02ブロックにおいて、自系統のカスタムマクロの変数110番が2となったことにより、系統間待合せ開始の条件を満たしたと判定される。これにより、系統間待合せを開始する。
カスタムマクロの変数は、数値制御装置のメモリの固定番地(不揮発性メモリと揮発性メモリのどちらにも存在し、番号で管理されている。例としては、#1〜#33は揮発性メモリに存在し、#100〜#199は不揮発性メモリに存在する)に存在し、数値制御装置の加工プログラムによって、メモリの内容を#で続く番号と=等の演算子で読み書きおよび演算が可能な変数である。また、加工プログラムからの読み書きだけでなく、上述したように、PMCなどの処理からも、この変数のメモリを読み書きすることが可能である。加工プログラムで変数に数値を書き込む場合は、#100=1;とすると、100番の変数に1が書き込まれ、#110=2;とすると、110番の変数に2が書き込まれる。
<実施形態4>(請求項5に対応)
図7を参照しながら説明する。2つの制御系統を持つ数値制御装置において、系統1にて加工プログラムO0007を、系統2にて加工プログラムO0008を運転するとする。なお、N03ブロックのM500は実施形態1に記載した系統間待合せコード、P12は実施形態1に記載した系統間待合せの対象の系統とし、系統1と系統2で系統間待合せを行う。また、N03ブロックのD10.0およびD15.0は、実施形態1に記載した指定条件を指令するもので、請求項5に記載したブロック開始からの経過時間とし、系統間待合せを開始する条件は、自系統のN02ブロックにおいて、ブロック開始からの経過時間が指定値(系統1は10秒後、系統2は15秒後)に達したときとする。
この場合、実施形態1の動作(4)が、次のようになる。
[系統1]
(4)自系統のN02ブロックにおいて、ブロック開始からの経過時間が10秒に達したことにより、系統間待合せ開始の条件を満たしたと判定される。これにより、系統間待合せを開始する。この時点では、系統2の系統間待合せはまだ開始されていないため、系統2の系統間待合せが開始されるまで、待合せ状態を継続する。
[系統2]
(4)自系統のN02ブロックにおいて、ブロック開始からの経過時間が15秒に達したことにより、系統間待合せ開始の条件を満たしたと判定される。これにより、系統間待合せを開始する。
<実施形態5>(請求項6に対応)
図8を参照しながら説明する。2つの制御系統を持つ数値制御装置において、系統1にて加工プログラムO0009を、系統2にて加工プログラムO0010を運転するとする。なお、N03ブロックのM500は実施形態1に記載した系統間待合せコード、P12は実施形態1に記載した系統間待合せの対象の系統とし、系統1と系統2で系統間待合を行う。また、N03ブロックのEX80.0およびEX70.0は、請求項1に記載した指定条件を指令するもので、請求項6に記載した任意の軸の機械座標とし、系統間待合せを開始する条件は、自系統のN02ブロックにおいて、X軸の機械座標が指定値(系統1は80.0、系統2は70.0)に達したときとする。
この場合、実施形態1の動作(4)が、次のようになる。
[系統1]
(4)自系統のN02ブロックにおいて、X軸の機械座標が80.0に達したことにより、系統間待合せ開始の条件を満たしたと判定される。これにより、系統間待合せを開始する。この時点では、系統2の系統間待合せはまだ開始されていないため、系統2の系統間待合せが開始されるまで、待合せ状態を継続する。
[系統2]
(4)自系統のN02ブロックにおいて、X軸の機械座標が70.0に達したことにより、系統間待合せ開始の条件を満たしたと判定される。これにより、系統間待合せを開始する。
<実施形態6>(請求項7に対応)
図9を参照しながら説明する。2つの制御系統を持つ数値制御装置において、系統1にて加工プログラムO0011を、系統2にて加工プログラムO0012を運転するとする。なお、N03ブロックのM500は実施形態1に記載した系統間待合せコード、P12は実施形態1に記載した系統間待合せの対象の系統とし、系統1と系統2で系統間待合せを行う。
また、N03ブロックのF100.0は、実施形態1に記載した指定条件を指令するもので、送り速度の指定値とし、系統間待合せを開始する条件は、自系統のN02ブロックにおいて、請求項7に記載した送り速度が指定値(系統1は100.0、系統2は200.0)に達したときとする。ここで、系統1、系統2の制御軸XおよびZには、加減速時定数または加速度が設定されており、指定の送り速度になるまでに時間(図10のT1およびT2)を要するものとする。
この場合、実施形態1の動作(4)が、次のようになる。
[系統1]
(4)自系統のN02ブロックにおいて、送り速度が100.0に達したことにより、系統間待合せ開始の条件を満たしたと判定される。これにより、系統間待合せを開始する。この時点では、系統2の系統間待合せはまだ開始されていないため、系統2の系統間待合せが開始されるまで、待合せ状態を継続する。
[系統2]
(4)自系統のN02ブロックにおいて、送り速度が200.0に達したことにより、系統間待合せ開始の条件を満たしたと判定される。これにより、系統間待合せを開始する。
<実施形態7>(請求項8に対応)
図11を参照しながら説明する。2つの制御系統を持つ数値制御装置において、系統1にて加工プログラムO0013を、系統2にて加工プログラムO0014を運転するとする。なお、N03ブロックのM500は実施形態1に記載した系統間待合せコード、P12は実施形態1に記載した系統間待合せの対象の系統とし、系統1と系統2で系統間待合せを行う。
また、N03ブロックのDI100,5およびDI200,6は、実施形態1に記載した指定条件を指令するもので、請求項8に記載した特定の信号とし、系統間待合せを開始する条件は、自系統のN02ブロックにおいて、指定した信号が指定値(系統1は信号G100番が5に、系統2は信号G200番が6に)となったときとする。
この例では、入力信号であるG100とG200を使用したが、出力信号であるFアドレスにて、系統間待合せを開始する条件を指定することもできる。たとえば、図11に示される加工プログラム例においてDI100,5をDO100,5に、DI200,6をDO200,6に変更すると、系統1の指定条件は信号F100番が5になったとき、系統2の指定条件は信号F200番が6になったときとなる。
なお、この例の説明では、系統1のN02において、X軸が50.0に達したら、PMCなどの別処理にて系統1の信号G100番に5を、系統2のN02においてX軸が40.0に達したら、PMCなどの別処理にて系統2の信号G200番に6を設定するものとする。
この場合、実施形態1の動作(4)が、次のようになる。
[系統1]
(4)自系統のN02ブロックにおいて、信号100番が5となったことにより、系統間待合せ開始の条件を満たしたと判定される。これにより、系統間待合せを開始する。この時点では、系統2の系統間待合せはまだ開始されていないため、系統2の系統間待合せが開始されるまで、待合せ状態を継続する。
[系統2]
(4)自系統のN02ブロックにおいて、信号200番が6となったことにより、系統間待合せ開始の条件を満たしたと判定される。これにより、系統間待合せを開始する。
2 先読み・解析処理部
3 コード解析部
4 機能コード判定部
5 系統間待合せコード判断部
6 先読み・解析一時停止部
7 指定条件判断部
8 系統間待合せ部
9 系統間待合せ破棄再開部

50 数値制御装置
51 プロセッサ
52 メモリ
53 表示装置
54 入力装置
55 インタフェース
56 外部記憶手段
57−1 第1系統軸制御部
57−2 第2系統軸制御部
57−3 第3系統軸制御部

57−n 第n系統軸制御部

58 バス

Claims (8)

  1. 少なくとも2つ以上の制御系統を有し、該各々の制御系統でメモリおよび外部記憶手段に登録されている加工プログラムのブロックを順次先読みし、コード解析部においてコード解析データを作成し、機能コード判定部において前記作成したコード解析データの機能を判定し、実行データ作成部において前記機能コード判定部により判定した機能を実行するための実行データを作成する先読み・解析処理を行う数値制御装置において、
    前記機能コード判定部で、前記ブロックに系統間待合せコードが含まれていると判断したとき、前記先読み・解析処理を一時停止する先読み・解析一時停止部と、
    前記先読み・解析一時停止部によって先読み・解析処理を停止した上で前記系統間待合せコードを含むブロックの直前のブロックの実行状態を確認し、前記系統間待合せコードを含むブロックで指令された系統間の待合せを実行するための条件を指定した指定条件を満たしているかどうかを判断する指定条件判断部と、
    前記指定条件判断部によって指定条件を満たしたと判断したら、前記系統間待合せコードを含むブロックで指令される系統間待合せの対象の系統と加工プログラムの待合せを実行する系統間待合せ部と、
    前記系統間待合せの対象の系統で同一の系統間待合せコードによる系統間待合せが実行されたら系統間待合せが成立したとみなし、前記先読み・解析処理を一時停止するまでに作成したコード解析データを破棄し、即座に前記系統間待合せコードを含むブロックの次のブロックから加工プログラムを先読みして先読み・解析処理を開始する系統間待合せ破棄再開部と、
    を備えたことを特徴とする系統間待合せ機能を有する数値制御装置。
  2. 指定条件判断部は、直前のブロックの残移動量が指定値に達した場合に、系統間待合せを開始する請求項1に記載の系統間待合せ機能を有する数値制御装置。
  3. 指定条件判断部は、直前のブロックの軸移動で任意の軸のトルクが指定値に達した場合に、系統間待合せを開始する請求項1に記載の系統間待合せ機能を有する数値制御装置。
  4. 指定条件判断部は、特定のカスタムマクロの変数が指定値となった場合に、系統間待合せを開始する請求項1に記載の系統間待合せ機能を有する数値制御装置。
  5. 指定条件判断部は、直前のブロック開始からの経過時間が指定値に達した場合に、系統間待合せを開始する請求項1に記載の系統間待合せ機能を有する数値制御装置。
  6. 指定条件判断部は、直前のブロックの軸移動で任意の軸の機械座標が指定値に達した場合に、系統間待合せを開始する請求項1に記載の系統間待合せ機能を有する数値制御装置。
  7. 指定条件判断部は、直前のブロックの軸移動で送り速度が指定値に達した場合に、系統間待合せを開始する請求項1に記載の系統間待合せ機能を有する数値制御装置。
  8. 指定条件判断部は、特定の信号が入力された場合に、系統間待合せを開始する請求項1に記載の系統間待合せ機能を有する数値制御装置。
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