JP6407919B2 - 数値制御装置および変数判定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、加工プログラムの先読み停止機能を有する数値制御装置およびこの数値制御装置に用いられる変数判定方法に関する。
数値制御装置においては、加工プログラム(NCプログラム)を1ブロックごとに読み出して解析し、その解析結果(実行データ)を先読みバッファに記憶する先読み処理と、先読みバッファに保存された解析結果(実行データ)を実行する実行処理とを並行して実施している。
そのため、先読み処理のタイミングと実行処理とのタイミングとにタイムラグが発生してしまい、これにより、誤った加工が施されてしまう場合がある。以下、図8に示すような加工プログラムを、ブロックごとに先読み処理を行ってから、実行処理を行う場合を例に挙げて、タイムラグによって生じる問題を以下、簡単に説明する。なお、図8に示す加工プログラムは、N10、N20、N30、N40、・・・の複数のブロックから構成される。
図9に示すように、これらの複数のブロックは、N10→N20→N30→N40→・・・、等の順番でシーケンシャルに先読み処理および実行処理が施される。N40のブロックは、X軸座標値を取得するための変数(変数番号は「#5041」)を有し、N20のブロックの実行後のX軸座標値を取得して、X軸を移動させるものである。図9に示すように、タイムラグによって、ブロックN40の先読み処理(解析等)をしているときにN20のブロックが実行中となっているため、N20のブロックの実行中のX軸座標値が取得されてしまい、誤った加工が施されてしまう。
そのような課題を解決するために、下記に示す特許文献1は、先読み停止機能を有する数値制御装置が開示されている。簡単に説明すると、先読み中にアクセスしてはいけない変数を有するブロックの前に、先読み処理を停止するコードを有するブロックを挿入し、このコードを検出したときにブロックの先読み処理を一時停止し、1つ前のブロックの実行が終了したときに先読み処理を再開する。
特許第4271248号公報
しかしながら、上記特許文献1では、プログラムの作成者または設計者等が先読みの停止が必要な変数をすべて指定し、先読み停止するためのコードを入力しなければならない。そのため、設計者等による先読み停止のための変数指定や先読みを停止するためのコード入力にミスが発生する場合がある。変数指定やコード入力にミスが発生しても、そのミスの発見が難しい。
そこで、本発明は、設計者等による先読み停止のための変数指定や先読みを停止するためのコード入力にミスが発生した場合であっても、そのミスを発見することができる数値制御装置および変数判定方法を提供することを目的とする。
第1の本発明は、加工プログラムを先読みして解析する数値制御装置であって、
前記加工プログラムの解析時に前記加工プログラムに含まれる変数にアクセスするアクセス部と、前記アクセス部がアクセスした前記変数が、前記加工プログラムの先読み中にアクセスされたものであるか否かを判断する先読み判断部と、前記先読み判断部によって先読み中にアクセスされたと判断された前記変数が特定の変数であるか否かを判定する特定変数判定部と、前記特定変数判定部により先読み中にアクセスした前記変数が前記特定の変数であると判定された場合は、先読み中にアクセスした前記特定の変数の番号および先読み中に前記特定の変数にアクセスした時刻のうち少なくとも一方を出力する出力部と、を備える。
第1の本発明は、前記数値制御装置であって、前記数値制御装置は、前記加工プログラムを構成する複数のブロックを順番に先読みして解析した後、前記ブロックを実行するものであり、前記アクセス部は、前記ブロックの解析時に前記ブロックに含まれる前記変数にアクセスしてもよい。
第1の本発明は、前記数値制御装置であって、前記先読み判断部は、未だ実行されていない先読みされている前記ブロックがある場合に前記アクセス部が前記変数にアクセスした場合は、前記変数は、前記加工プログラムの先読み中にアクセスされたものであると判断してもよい。
第1の本発明は、前記数値制御装置であって、前記特定の変数は、未だ実行されていない先読みされている前記ブロックの数が0のときに前記アクセス部がアクセスした前記変数であってもよい。
第1の本発明は、前記数値制御装置であって、前記特定の変数は、予め決められた前記変数であってもよい。
第1の本発明は、前記数値制御装置であって、少なくとも前記アクセス部がアクセスした前記変数の番号、前記変数にアクセスした時刻、および、前記先読み判断部の判断結果をアクセス情報として記憶するアクセス情報記憶処理部を備え、前記特定変数判定部は、前記アクセス情報に基づいて、先読み中にアクセスした前記変数が前記特定の変数であるか否かを判定してもよい。
第1の本発明は、前記数値制御装置であって、前記出力部は、先読み中にアクセスした前記特定の変数の番号および先読み中に前記特定の変数にアクセスした時刻の少なくとも一方を表示部または外部装置に出力してもよい。
第2の本発明は、加工プログラムを先読みして解析した後、加工プログラムを実行することで自動運転を行うとともに、前記自動運転と並行して所定のプログラムを実行して前記自動運転以外の所定の処理を行う数値制御装置であって、前記加工プログラムと前記所定のプログラムとは、同一の変数を含み、前記加工プログラムの解析時に前記加工プログラムに含まれる前記変数にアクセスする第1アクセス部と、前記所定のプログラムの実行時に前記所定のプログラムに含まれる前記変数にアクセスする第2アクセス部と、所定の時間以内に同一の前記変数に対して前記第1アクセス部および前記第2アクセス部がアクセスした場合は、前記所定の時間以内にアクセスされた前記変数を特定の変数であると判定する特定変数判定部と、前記特定変数判定部によって前記特定の変数であると判定された前記変数の番号と、前記特定の変数であると判定された前記変数に前記第1アクセス部および前記第2アクセス部がアクセスした時刻との少なくとも一方を出力する出力部と、を備える。
第2の本発明は、前記数値制御装置であって、少なくとも、前記第1アクセス部がアクセスした前記変数の番号、前記第1アクセス部が前記変数にアクセスした時刻、および、前記第1アクセス部の情報と、前記第2アクセス部がアクセスした前記変数の番号、前記第2アクセス部が前記変数にアクセスした時刻、および、前記第2アクセス部の情報とをアクセス情報として記憶するアクセス情報記憶処理部を備え、前記特定変数判定部は、前記アクセス情報に基づいて、前記変数が前記特定の変数であるか否かを判定してもよい。
第2の本発明は、前記数値制御装置であって、前記出力部は、前記特定の変数であると判定された前記変数の番号と、前記特定の変数であると判定された前記変数に前記第1アクセス部および前記第2アクセス部がアクセスした時刻とのうち少なくとも一方を表示部または外部装置に出力してもよい。
第3の本発明は、加工プログラムを先読みして解析する数値制御装置に用いられる変数判定方法であって、前記加工プログラムの解析時に前記加工プログラムに含まれる変数にアクセスするアクセスステップと、アクセスした前記変数が、前記加工プログラムの先読み中にアクセスされたものであるか否かを判断する先読み判断ステップと、先読み中にアクセスされたと判断された前記変数が特定の変数であるか否かを判定する特定変数判定ステップと、先読み中にアクセスした前記変数が前記特定の変数であると判定された場合は、先読み中にアクセスした前記特定の変数の番号および先読み中に前記特定の変数にアクセスした時刻のうち少なくとも一方を出力する出力ステップと、を備える。
第4の本発明は、加工プログラムを先読みして解析した後、加工プログラムを実行することで自動運転を行うとともに、前記自動運転と並行して所定のプログラムを実行して前記自動運転以外の所定の処理を行う数値制御装置に用いられる変数判定方法であって、前記加工プログラムと前記所定のプログラムとは、同一の変数を含み、前記加工プログラムの解析時に前記加工プログラムに含まれる前記変数にアクセスする第1アクセスステップと、前記所定のプログラムの実行時に前記所定のプログラムに含まれる前記変数にアクセスする第2アクセスステップと、所定の時間以内に同一の前記変数に対して前記第1アクセスステップおよび前記第2アクセスステップがアクセスした場合は、前記所定の時間以内にアクセスされた前記変数を特定の変数であると判定する特定変数判定ステップと、前記特定の変数であると判定された前記変数の番号と、前記特定の変数であると判定された前記変数に前記第1アクセスステップおよび前記第2アクセスステップがアクセスした時刻との少なくとも一方を出力する出力ステップと、を備える。
本発明によれば、設計者等による先読み停止のための変数指定や先読みを停止するためのコード入力にミスが発生した場合であっても、そのミスを簡単に発見することができる。
第1の実施の形態における加工プログラムの一例を示す図である。 図1に示す加工プログラムの解析処理と実行処理とのタイミングチャートを示す図である。 第1の実施の形態の数値制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 図3に示すアクセス情報記憶処理部によって時系列で記憶されたアクセス情報の一例を示す図である。 第2の実施の形態の数値制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 図5に示す第1アクセス部および第2アクセス部による変数のアクセスタイミングを示すタイムチャートである。 図5に示すアクセス情報記憶処理部によって時系列で記憶されたアクセス情報の一例を示す図である。 従来技術を説明するために用いた加工プログラムを示す図である。 図8に示す加工プログラムの解析処理と実行処理とのタイミングを示すタイムチャートである。
本発明に係る数値制御装置および変数判定方法について、好適な実施の形態を掲げ、添付の図面を参照しながら以下、詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
最初に、工作機械を制御する数値制御装置10による加工プログラムの解析と加工プログラムの実行とについて説明する。図1は、加工プログラムの一例を示す図、図2は、図1に示す加工プログラムの解析処理と実行処理とのタイミングチャートを示す図である。この解析と実行とは、図3に示す数値制御装置10によって行われる。
図1に示すように加工プログラムは、・・・、N10、N20、N30、・・・・、N70、N80、・・・、の複数のブロックから構成されている。N10のブロック、N40のブロック、N80のブロックは、変数番号が「#100」の変数を有し、N60のブロックは、変数番号が「#10000」の変数を有する。このN60のブロックは、先読み中にアクセスしてはいけない変数(変数番号は「#10000」)を有するので、N60のブロックの前に、先読みを抑制する(停止させる)コードを含むN50のブロックが設けられている。この変数番号「#10000」の変数は、アクセスされた時の工作機械の状態によってその値が変わる変数である。つまり、変数番号「#10000」の変数は、アクセスされた時にその値が書き換えられる。
ブロックの解析は、先頭(一番上)のブロックから順次行われる。このブロックの解析によって実行データが作成され、その実行データに基づいて処理が実行される。本説明では、ブロックの解析によって得られた実行データに基づいて処理を実行することを、ブロックの実行と称する場合がある。例えば、「ブロックN10を実行する」、または、「ブロックN10の実行」という場合は、N10のブロックの解析によって得られた実行データに基づいて処理を実行することを意味する。
なお、図1に示すN10〜N50、および、N70、N80のブロックは、NC文であるため、ブロックの解析によって実行データが作成され、その実行データに基づいて処理が実行される。しかし、NC文以外のブロック(N60のブロック)に関しては、先読みおよび解析のみが行なわれ、実行はされず、実行データも作成されない。NC文のブロックとは、軸の移動指令や補助機能等の数値制御装置10の制御対象となる工作機械の動作に直接影響するブロックのことを指す。したがって、NC文でないブロックは、変数の代入参照やプログラムの条件分岐等の工作機械の動作に直接影響しないブロックとなる。
先頭(一番上)のブロックの解析が終了すると、先頭のブロックから順に実行が開始される。原則として、ブロックの解析は、ブロックの実行に先行して先読みで順次実行される。つまり、ブロックの解析は、ブロックの実行に比べ処理時間が短いため、ブロックの解析がブロックの実行に先行して行われる(先読み)。そのため、図2に示すように、N40、N50のブロックの解析時には、未だN20のブロックが実行されている最中となる。
ここで、図1に示すように、N40のブロックとN60のブロックとの間には、先読みを抑制する(停止させる)コードを含むN50のブロックが設けられているので、N50のブロックの先読みによる解析が終了すると、先読みが停止する。そして、N50のブロックの実行が終了すると、N60のブロック以降のブロックの解析が再開する。つまり、N50のブロックの先読みによる解析が終了してから、N50のブロックの実行が終了するまでの間、ブロックの解析がN50のブロックによって停止される。
作成者または設計者等(以下、単に設計者と呼ぶ。)の入力ミスによって、先読み中にアクセスしてはいけない変数を有するブロックの前に、先読みを抑制するコードを含むブロックを入力し忘れた場合は、自動運転による加工を適切に行うことはできない。そこで、第1の実施の形態では、先読み中にアクセスしてはいけない変数を有するブロックの前に、先読みを抑制するコードを含むブロックを設計者が入力し忘れた場合であっても、その入力ミスを発見するというものである。
図3は、第1の実施の形態の数値制御装置10の構成を示す機能ブロック図である。数値制御装置10は、CPUおよびメモリ等を有するコンピュータによって構成され、CPUがメモリに記憶されたプログラムを実行することで、コンピュータが本第1の実施の形態の数値制御装置10として機能する。数値制御装置10は、加工プログラム12、解析部14、先読みバッファ16、実行部18、先読み判断部20、アクセス情報記憶処理部22、特定変数判定部24、出力部26、および、表示部28を備える。なお、外部装置30は、出力部26と有線または無線で通信可能となっている。
加工プログラム12は、数値制御装置10のハードウェアを構成する前記メモリ等の記憶媒体に記憶されている。加工プログラム12は、自動運転により加工対象物に対して加工を行うためのプログラムであり、図1に示した内容と同一のものとする。
解析部14は、加工プログラム12の実行前に加工プログラム12を解析する。解析部14は、加工プログラム12を構成する複数のブロックのうち、先頭のブロックから順にシーケンシャルで先読みして解析する。解析部14は、ブロックの解析時にブロックに含まれる変数にアクセスするアクセス部14aを有する。アクセス部14aは、N10、N40、N80のブロックの解析時に変数番号が「#100」の変数にアクセスし、N60のブロックの解析時に変数番号が「#10000」の変数にアクセスする(図1参照)。
解析部14は、先読みを抑制する(停止させる)コードを含むN50のブロックを先読みして解析すると、N50のブロックの実行が終了するまでは、次のブロック以降(N60のブロック以降)の解析を一時停止する。ブロックの解析によって、ソースコードであるブロックが、コンピュータが認識できるオブジェクトコードに変換されて実行データが作成される。解析部14は、NC文のブロックを解析する場合は、アクセス部14aがアクセスした変数も用いて実行データを作成する。なお、NC文でないブロックに関しては、実行データの作成は行なわれない。
解析部14は、解析結果(実行データ)を先読みバッファ16に記憶する。解析部14は、加工プログラム12の先頭のブロックから順に解析を行うので、先読みバッファ16には、先頭のブロックから順にその解析結果が記憶される。
実行部18は、先読みバッファ16に記憶されているブロックの実行データに基づいて実行処理を行う。これにより、数値制御装置10の制御対象となる工作機械が動作する。実行部18は、実行処理が完了したブロックの実行データを先読みバッファ16から削除する。これにより、先読みバッファ16には、まだ実行されていない先読みされたブロックの実行データのみが記憶されることになる。実行部18は、先読みバッファ16にブロックの実行データが複数記憶されている場合は、その中で一番先頭のブロックの実行データに基づいて実行処理を行う。
N50のブロックによって解析部14による先読みが一時停止されると、先読みバッファ16に記憶されているブロックの実行データの数(先読みされたブロックの数)が時間の経過とともに徐々に減り、その後ゼロとなる(図2参照)。解析部14は、先読みバッファ16に記憶されているブロックの実行データが0になると、つまり、未だ実行されていない先読みされたブロックの数が0になると、再び次のブロック以降(N60のブロック以降)の解析を開始する。つまり、解析部14は、N50のブロックを先読みして解析すると、N50のブロックの実行が終了するまでは、次のブロック以降(N60のブロック以降)の解析を一時停止するとしたが、N50のブロックの実行が終了したか否かの判断は、先読みバッファ16に記憶されている先読みされたブロックの実行データの数(未だ実行されていない先読みされたブロックの数)が0になった否かによって判断している。
先読み判断部20は、アクセス部14aがアクセスした変数が、加工プログラム12の先読み中にアクセスされたものであるか否かを判断する。具体的には、先読み判断部20は、先読みバッファ16に記憶されているブロックの実行データの数(未だ実行されていない先読みされたNC文のブロックの数)が0でない、つまり、1以上の場合に、アクセスされた変数は、先読み中にアクセスされたものであると判断する。先読み判断部20は、その判断結果をアクセス情報記憶処理部22に出力する。
なお、アクセス部14aは、変数にアクセスしたタイミングでアクセスした旨の情報を先読み判断部20に出力し、先読み判断部20は、その情報を受け取ったタイミングで、先読み中にアクセスされたか否かを判断する。また、アクセス部14aは、アクセスした変数の番号(変数番号)、および、変数にアクセスした時刻をアクセス情報記憶処理部22に出力する。なお、数値制御装置10は、時刻を計時するクロック回路を有する。
アクセス情報記憶処理部22は、アクセス部14aがアクセスした変数の番号、アクセスした時刻、および、先読み判断部20の判断結果(先読み中のアクセスか否か)を対応付けてアクセス情報として、アクセス情報記憶処理部22内の記憶部(記憶媒体)22aに記憶する。アクセス情報記憶処理部22は、アクセス部14aが変数にアクセスする度に、アクセスした変数の番号、アクセスした時刻、および、判断結果をアクセス情報として時系列で記憶する。
図4は、アクセス情報記憶処理部22によって時系列で記憶されたアクセス情報の一例を示す図である。図4に示すように、アクセスした変数の番号(変数番号)、アクセスした時刻、および、先読み中のアクセスか否か、が対応付けてアクセス情報として記憶されている。変数番号「#100」の変数を有するN10、N40、N80のブロックの解析時には、先読みバッファ16には、先読みされたブロックの実行データが記憶されている(未だ実行されていない先読みされたブロックの数≠0)。したがって、変数番号「#100」の変数へのアクセスは、先読み中になされたものであり、先読み中のアクセスは「〇」となる。一方で、変数番号「#10000」の変数を有するN60のブロックの解析時には、N50のブロックによって先読みが一時停止されているため、先読みバッファ16には、先読みされたブロックの実行データが記憶されていない(未だ実行されていない先読みされたブロックの数=0)。そのため、変数番号「#10000」の変数へのアクセスは、先読み中でないときになされたものであり、先読み中のアクセスは「×」となる。
このように、原則として、アクセス情報記憶処理部22によって記憶されるアクセス情報は、変数番号「#100」の場合は先読み中のアクセスが「〇」、変数番号「#10000」の場合は先読み中のアクセスが「×」となる。しかしながら、変数番号「#10000」を含むブロックの前に、先読みを抑制するコードを含むブロックを設計者が入力し忘れていた場合は、変数番号「#10000」の場合であっても先読み中のアクセスが「〇」としてアクセス情報が記憶されることになる。また、変数番号「#100」を含むブロック前に、先読みを抑制するコードを含むブロックを設計者が誤って入力した場合は、変数番号「#100」であっても先読み中のアクセスが「×」としてアクセス情報が記憶されることになる。
特定変数判定部24は、先読み中にアクセスされたと判断された変数が、先読み中にアクセスしてはいけない可能性のある変数であるか否かを判定する。特定変数判定部24は、アクセス情報記憶処理部22によって記憶されたアクセス情報に基づいてこの判定を行う。先読み中にアクセスしてはいけない可能性のある変数を以下、特定の変数、と呼ぶ。特定変数判定部24は、アクセス情報記憶処理部22によって記憶された時系列で記憶されたアクセス情報のうち、1回でも先読み中のアクセスが「×」となっている変数番号の変数を特定の変数として決定する。図4を見るとわかるように、先読み中のアクセスが「×」となっている変数番号は「#10000」となっているので、変数番号「#10000」の変数が特定の変数となる。つまり、特定の変数として決定される変数は、未だ実行されていない先読みされたブロックの数が0となっているときにアクセス部14aがアクセスした変数である。
図4に示すアクセス情報の中に、変数番号「#10000」であって先読み中のアクセスが「〇」となっているものがある場合には、先読み中にアクセスされた変数の中に特定の変数が含まれることになる。したがって、特定変数判定部24は、先読み中にアクセスされたと判断した変数の中に、変数番号「#10000」の変数が含まれる場合は、先読み中にアクセスされた変数番号「#10000」の変数は特定の変数であると判定する。特定変数判定部24は、先読み中にアクセスした特定の変数であると判定した変数の変数番号「♯10000」および先読み中に特定の変数にアクセスした時刻のうち少なくとも一方を出力部26に出力する。
なお、変数番号「#100」の変数も先読み中にアクセスされているが、図4に示す例では、この変数番号「#100」の変数が特定の変数として判定されることはない。しかしながら、先読みを抑制するコードを含むブロックの入力ミスによって、変数番号「#100」が1つでも先読み中のアクセスが「×」となっていた場合は、変数番号「♯100」の変数を特定の変数であると判定することになる。
出力部26は、特定の変数であると判断した変数の変数番号「♯10000」および先読み中に特定の変数にアクセスした時刻のうち少なくとも一方を表示部28または外部装置30に出力する。表示部28は、出力部26から送られてきた情報を表示する。外部装置30は、設計者が携帯することができ、ディスプレイを有するポータブルコンピュータ(例えば、PDA等)であってもよい。したがって、外部装置30も出力部26から送られてきた情報を表示することができる。
このように、第1の実施の形態における数値制御装置10は、加工プログラム12を先読みして解析する。この数値制御装置10は、アクセス部14a、先読み判断部20、特定変数判定部24、および、出力部26を少なくとも備える。アクセス部14aは、加工プログラム12の解析時に加工プログラム12に含まれる変数にアクセスする。先読み判断部20は、アクセス部14aがアクセスした変数が、加工プログラム12の先読み中にアクセスされたものであるか否かを判断する。特定変数判定部24は、先読み判断部20によって先読み中にアクセスされたと判断された変数が、特定の変数(読み中にアクセスしてはいけない可能性のある変数)であるか否かを判定する。出力部26は、特定変数判定部24により先読み中にアクセスした変数が特定の変数であると判定された場合は、先読み中にアクセスした特定の変数の番号および先読み中に特定の変数にアクセスした時刻のうち少なくとも一方を出力する。これにより、設計者による先読み停止のための変数指定や先読みを停止するためのコード入力にミスが発生した場合であっても、そのミスを簡単に発見することができる。
<第1の実施の形態の変形例>
上記第1の実施の形態では、特定変数判定部24は、アクセス情報に基づいて、先読み中にアクセスしてはいけない変数、つまり、特定の変数を決定するようにしたが、予め特定変数判定部24に特定の変数を記憶させておいてもよい。通常、先読み中にアクセスしていない変数は、予め決まっているので、設計者が数値制御装置10の図示しない入力操作部を操作することで、特定の変数を特定変数判定部24に記憶させておいてもよい。
[第2の実施の形態]
図5は、第2の実施の形態の数値制御装置50の構成を示す機能ブロック図である。数値制御装置50も、CPUおよびメモリ等を有するコンピュータによって構成され、CPUがメモリに記憶されたプログラムを実行することで、コンピュータが本第2の実施の形態の数値制御装置50として機能する。数値制御装置50は、加工プログラム52、所定のプログラム54、第1アクセス部56、第2アクセス部58、アクセス情報記憶処理部60、特定変数判定部62、出力部64、および、表示部66を備える。なお、外部装置68は、出力部64と有線または無線で通信可能となっている。
加工プログラム52および所定のプログラム54は、数値制御装置50のハードウェアを構成する前記メモリ等の記憶媒体に記憶されている。加工プログラム52は、自動運転により加工対象物に対して加工を行うためのプログラムである。所定のプログラム54は、自動運転以外の所定の処理(アプリケーション)を行うためのプログラムである。この所定の処理(アプリケーション)は、自動運転と並行して行われる。
第1アクセス部56は、上記第1の実施の形態で説明したように、加工プログラム52の解析時に加工プログラム52に含まれる変数にアクセスする。第1アクセス部56は、ブロックの解析時に解析するブロックに含まれる変数にアクセスする。この第1アクセス部56は、上記第1の実施の形態で説明したアクセス部14aと同様の機能を有する。第2アクセス部58は、所定のプログラム54の実行時に所定のプログラム54に含まれる変数にアクセスする。加工プログラム52には、加工プログラム52に含まれる複数の変数(変数番号が異なる複数の変数)のうち、1又は2以上の所定の変数番号の変数と同一の変数が含まれる。以下、説明をわかり易くするため、加工プログラム52および所定のプログラム54に含まれる共通の変数(同一の変数)であって、加工プログラム52に含まれるものを第1の変数、所定のプログラム54に含まれるものを第2の変数と呼ぶ。
この第1の変数は、第1アクセス部56によってアクセスされた時の工作機械の状態によってその値が書き換えられる変数である。この第1の変数が書き換えられると、第1の変数に対応する第2の変数の値も変更される。また、第2アクセス部58によって第2の変数がアクセスされると、その時の第2の変数の値が読み取られる。この読み取られた第2の変数の値は、所定の処理のために用いられる。本第2の実施の形態では、第1の変数の数を1つとするので、第2の変数の数も1つとなり、その変数番号を「♯20000」とする。
第1アクセス部56は、アクセスした第1の変数の番号(変数番号)、第1の変数にアクセスした時刻、および、第1アクセス部56の情報をアクセス情報記憶処理部60に出力する。この第1アクセス部56の情報とは、自動運転の処理によるアクセスである旨の情報である。第2アクセス部58は、アクセスした第2の変数の番号(変数番号)、第2の変数にアクセスした時刻、および、第2アクセス部58の情報をアクセス情報記憶処理部60に出力する。第2アクセス部58の情報とは、所定の処理によるアクセスである旨の情報である。
アクセス情報記憶処理部60は、第1アクセス部56がアクセスした第1の変数の番号、第1アクセス部56が第1の変数にアクセスした時刻、および、第1アクセス部56の情報をアクセス情報として、アクセス情報記憶処理部60内の記憶部60aに記憶する。また、アクセス情報記憶処理部60は、第2アクセス部58がアクセスした第2の変数の番号、第2アクセス部58が第2の変数にアクセスした時刻、および、第2アクセス部58の情報もアクセス情報として記憶部(記憶媒体)60aに記憶する。アクセス情報記憶処理部60は、これらのアクセス部(第1アクセス部56及び第2アクセス部58)が共通の変数(第1の変数および第2の変数)にアクセスする度に、アクセスした第1の変数の番号、第2の変数の番号、および、アクセスした時刻等をアクセス情報として時系列で記憶する。
図6は、第1アクセス部56および第2アクセス部58による第1の変数および第2の変数のアクセスタイミングを示すタイムチャートである。第1アクセス部56は、時刻「15:00:00.000」に変数番号「♯20000」の第1の変数にアクセスし、その後、時刻「15:00:05.014」に再び変数番号「#20000」の第1の変数にアクセスしている。第1アクセス部56が変数番号「#20000」の第1の変数にアクセスしたタイミング(時刻「15:00:00.000」と時刻「15:00:05.014」)で第1の変数の値が書き換えられている。
第2アクセス部58は、変数番号「#20000」の第2の変数にアクセスする。このアクセスによって変数番号「#20000」の第2の変数の値が読み取られ、読み取られた値が所定の処理に用いられる。なお、図6に示す例では、第2アクセス部58は、第1アクセス部56が第1の変数にアクセスする間隔より短い間隔で、第2の変数にアクセスしているが、これに限られない。つまり、第2アクセス部58は、第1アクセス部56が第1の変数にアクセスする間隔より長い間隔で、第2の変数にアクセスするものであってもよい。
図7は、第1アクセス部56および第2アクセス部58が図6に示すように第1の変数および第2の変数にアクセスした場合に、アクセス情報記憶処理部60が時系列で記憶したアクセス情報を示す図である。図7に示すように、アクセスした第1の変数および第2の変数の番号(変数番号)、アクセスした時刻、および、第1の変数または第2の変数にアクセスした第1アクセス部56または第2アクセス部58の情報が対応付けてアクセス情報として記憶されている。なお、本第2の実施の形態では、第1の変数および第2の変数の数は、変数番号「#20000」の変数1つであることから、アクセス情報の変数番号は、すべて「#20000」となっている。
特定変数判定部62は、所定の時間ΔT(例えば、10msec)以内に第1の変数および第2の変数に対して第1アクセス部56および第2アクセス部58がアクセスしたか否かを判断する。つまり、同一の変数(第1の変数=第2の変数)に対して複数のアクセス部(56、58)が所定の時間ΔT以内にアクセスしたか否かを判断する。特定変数判定部62は、所定の時間ΔT以内に第1の変数および第2の変数に対してアクセスされたと判断した場合は、所定の時間ΔT以内にアクセスされた第1の変数および第2の変数を特定の変数であると判定する。なお、特定の変数とは、先読み中にアクセスしてはいけない可能性のある変数である。
図7に示すように、第2アクセス部58によって変数番号「#20000」の第2の変数が時刻「15:00:05.010」にアクセスされ、第1アクセス部56によって変数番号「#20000」の第1の変数が時刻「15:00:05.014」にアクセスされている。時刻「15:00:05.010」と時刻「15:00:05.014」との差は、所定の時間ΔT(例えば、10msec)以内であることから、特定変数判定部62は、変数番号「#20000」の第1の変数および第2の変数を特定の変数であると判定する。特定変数判定部62は、特定の変数であると判定した第1の変数および第2の変数の変数番号「♯20000」、および、特定の変数であると判定した第1の変数および第2の変数にアクセスした時刻のうち少なくとも一方を出力部64に出力する。
出力部64は、特定の変数であると判断した第1および第2の変数番号「♯20000」および特定の変数であると判定した第1の変数および第2の変数にアクセスした時刻のうち少なくとも一方を表示部66または外部装置68に出力する。表示部66は、出力部64から送られてきた情報を表示する。外部装置68は、設計者が携帯することができ、ディスプレイを有するポータブルコンピュータ(例えば、PDA等)であってもよい。これにより、外部装置68も出力部64から送られてきた情報を表示することができる。なお、出力部64は、特定の変数にアクセスした第1アクセス部56の情報および第2アクセス部58の情報も表示部66または外部装置68に出力してもよい。
このように、第2の実施の形態における数値制御装置50は、加工プログラム52を先読みして解析した後、加工プログラム52を実行することで自動運転を行うとともに、前記自動運転と並行して所定のプログラム54を実行して自動運転以外の所定の処理を行う。この数値制御装置50は、第1アクセス部56、第2アクセス部58、特定変数判定部62、および、出力部64を備える。加工プログラム52と所定のプログラム54とは、同一の変数を含む。第1アクセス部56は、加工プログラム52の解析時に加工プログラム52に含まれる変数にアクセスする。第2アクセス部58は、所定のプログラム54の実行時に所定のプログラム54に含まれる変数にアクセスする。特定変数判定部62は、所定の時間ΔT以内に同一の変数に対して第1アクセス部56および第2アクセス部58がアクセスした場合は、所定の時間ΔT以内にアクセスされた変数を特定の変数であると判定する。出力部64は、特定変数判定部62によって特定の変数であると判定された変数の番号と、特定の変数であると判定された変数に第1アクセス部56および第2アクセス部58がアクセスした時刻との少なくとも一方を出力する。これにより、設計者による先読み停止のための変数指定や先読みを停止するためのコード入力にミスが発生する場合であっても、そのミスを簡単に発見することができる。
なお、上記第2の実施の形態では、説明を簡単にするため、自動運転と並行して行う所定の処理が1つの場合を例にして説明したが、自動運転と並行して互いに異なる複数の所定の処理を行う場合にも適用可能である。この場合は、第2アクセス部58は、所定の処理の数に応じた数だけ設けられることになる。
10、50…数値制御装置 12、52…加工プログラム
14…解析部 14a…アクセス部
16…先読みバッファ 18…実行部
20…先読み判断部 22、60…アクセス情報記憶処理部
22a、60a…記憶部 24、62…特定変数判定部
26、64…出力部 28、66…表示部
30、68…外部装置 54…所定のプログラム
56…第1アクセス部 58…第2アクセス部

Claims (12)

  1. 加工プログラムを先読みして解析する数値制御装置であって、
    前記加工プログラムの解析時に前記加工プログラムに含まれる変数にアクセスするアクセス部と、
    前記アクセス部がアクセスした前記変数が、前記加工プログラムの先読み中にアクセスされたものであるか否かを判断する先読み判断部と、
    前記先読み判断部によって先読み中にアクセスされたと判断された前記変数が特定の変数であるか否かを判定する特定変数判定部と、
    前記特定変数判定部により先読み中にアクセスした前記変数が前記特定の変数であると判定された場合は、先読み中にアクセスした前記特定の変数の番号および先読み中に前記特定の変数にアクセスした時刻のうち少なくとも一方を出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする数値制御装置。
  2. 請求項1に記載の数値制御装置であって、
    前記数値制御装置は、前記加工プログラムを構成する複数のブロックを順番に先読みして解析した後、前記ブロックを実行するものであり、
    前記アクセス部は、前記ブロックの解析時に前記ブロックに含まれる前記変数にアクセスする
    ことを特徴とする数値制御装置。
  3. 請求項2に記載の数値制御装置であって、
    前記先読み判断部は、未だ実行されていない先読みされている前記ブロックがある場合に前記アクセス部が前記変数にアクセスした場合は、前記変数は、前記加工プログラムの先読み中にアクセスされたものであると判断する
    ことを特徴とする数値制御装置。
  4. 請求項2または3に記載の数値制御装置であって、
    前記特定の変数は、未だ実行されていない先読みされている前記ブロックの数が0のときに前記アクセス部がアクセスした前記変数である
    ことを特徴とする数値制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の数値制御装置であって、
    前記特定の変数は、予め決められた前記変数である
    ことを特徴とする数値制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の数値制御装置であって、
    少なくとも前記アクセス部がアクセスした前記変数の番号、前記変数にアクセスした時刻、および、前記先読み判断部の判断結果をアクセス情報として記憶するアクセス情報記憶処理部を備え、
    前記特定変数判定部は、前記アクセス情報に基づいて、先読み中にアクセスした前記変数が前記特定の変数であるか否かを判定する
    ことを特徴とする数値制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の数値制御装置であって、
    前記出力部は、先読み中にアクセスした前記特定の変数の番号および先読み中に前記特定の変数にアクセスした時刻の少なくとも一方を表示部または外部装置に出力する
    ことを特徴とする数値制御装置。
  8. 加工プログラムを先読みして解析した後、加工プログラムを実行することで自動運転を行うとともに、前記自動運転と並行して所定のプログラムを実行して前記自動運転以外の所定の処理を行う数値制御装置であって、
    前記加工プログラムと前記所定のプログラムとは、同一の変数を含み、
    前記加工プログラムの解析時に前記加工プログラムに含まれる前記変数にアクセスする第1アクセス部と、
    前記所定のプログラムの実行時に前記所定のプログラムに含まれる前記変数にアクセスする第2アクセス部と、
    所定の時間以内に同一の前記変数に対して前記第1アクセス部および前記第2アクセス部がアクセスした場合は、前記所定の時間以内にアクセスされた前記変数を特定の変数であると判定する特定変数判定部と、
    前記特定変数判定部によって前記特定の変数であると判定された前記変数の番号と、前記特定の変数であると判定された前記変数に前記第1アクセス部および前記第2アクセス部がアクセスした時刻との少なくとも一方を出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする数値制御装置。
  9. 請求項8に記載の数値制御装置であって、
    少なくとも、前記第1アクセス部がアクセスした前記変数の番号、前記第1アクセス部が前記変数にアクセスした時刻、および、前記第1アクセス部の情報と、前記第2アクセス部がアクセスした前記変数の番号、前記第2アクセス部が前記変数にアクセスした時刻、および、前記第2アクセス部の情報とをアクセス情報として記憶するアクセス情報記憶処理部を備え、
    前記特定変数判定部は、前記アクセス情報に基づいて、前記変数が前記特定の変数であるか否かを判定する
    ことを特徴とする数値制御装置。
  10. 請求項8または9に記載の数値制御装置であって、
    前記出力部は、前記特定の変数であると判定された前記変数の番号と、前記特定の変数であると判定された前記変数に前記第1アクセス部および前記第2アクセス部がアクセスした時刻とのうち少なくとも一方を表示部または外部装置に出力する
    ことを特徴とする数値制御装置。
  11. 加工プログラムを先読みして解析する数値制御装置に用いられる変数判定方法であって、
    前記加工プログラムの解析時に前記加工プログラムに含まれる変数にアクセスするアクセスステップと、
    アクセスした前記変数が、前記加工プログラムの先読み中にアクセスされたものであるか否かを判断する先読み判断ステップと、
    先読み中にアクセスされたと判断された前記変数が特定の変数であるか否かを判定する特定変数判定ステップと、
    先読み中にアクセスした前記変数が前記特定の変数であると判定された場合は、先読み中にアクセスした前記特定の変数の番号および先読み中に前記特定の変数にアクセスした時刻のうち少なくとも一方を出力する出力ステップと、
    を備えることを特徴とする変数判定方法。
  12. 加工プログラムを先読みして解析した後、加工プログラムを実行することで自動運転を行うとともに、前記自動運転と並行して所定のプログラムを実行して前記自動運転以外の所定の処理を行う数値制御装置に用いられる変数判定方法であって、
    前記加工プログラムと前記所定のプログラムとは、同一の変数を含み、
    前記加工プログラムの解析時に前記加工プログラムに含まれる前記変数にアクセスする第1アクセスステップと、
    前記所定のプログラムの実行時に前記所定のプログラムに含まれる前記変数にアクセスする第2アクセスステップと、
    所定の時間以内に同一の前記変数に対して前記第1アクセスステップおよび前記第2アクセスステップがアクセスした場合は、前記所定の時間以内にアクセスされた前記変数を特定の変数であると判定する特定変数判定ステップと、
    前記特定の変数であると判定された前記変数の番号と、前記特定の変数であると判定された前記変数に前記第1アクセスステップおよび前記第2アクセスステップがアクセスした時刻との少なくとも一方を出力する出力ステップと、
    を備えることを特徴とする変数判定方法。
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