JP2016149217A - 電極組立体とその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】正極板と負極板を正確に位置合わせし得る電極組立体を提供する。【解決手段】電極組立体は、負極板2と正極板3とセパレータ4を有する。負極板2は、帯状でかつ折り曲げて積層される。負極板2の各折り曲げ箇所に沿って第1スリット2dが第1縁2eから延出する。セパレータ4は、複数の正極板3の両面を覆いかつ帯状である。セパレータ4は、正極板3が積層されるように折り曲げられる。セパレータ4の各折り曲げ箇所に沿って第2スリット4gが第1縁4eと反対側に対応する第2縁4fから延出する。第2スリット4gは、第1スリット2dよりも幅が広い。第1スリット2dと第2スリット4gを利用して負極板2とセパレータ4が交互に重ねられる。負極板2とセパレータ4が折り曲げられて負極板2と正極板3が交互に積層される。【選択図】図3
Description
本発明は、交互に積層された正極板と負極板を有する電極組立体に関する。
特許文献1と2には、帯状の正極板と帯状の負極板を有する電極組立体が開示されている。正極板と負極板は、活物質が塗布された複数の活物質領域と、活物質領域を連結する連結部を有する。特許文献1では、負極板がセパレータによって覆われる。一方特許文献2では、正極板がセパレータによって覆われる。正極板と負極板は、それぞれ連結部において折り畳まれる。正極板と負極板は、活物質領域の間のスリットを利用して交互に重ねられつつ折り畳まれる。
正極板と負極板は、正極の活物質領域と負極の活物質領域とをセパレータを介して対向させたときに、両活物質領域の位置が一致していないと、電池の性能が低下する。また、特にリチウムイオン二次電池の場合、リチウム析出を防止する目的で、負極の活物質領域を僅かに正極の活物質領域より大きく設定し、正極の活物質領域を覆うように配置する。仮に、負極の活物質領域の外縁より、正極の活物質領域の一部がはみ出して配置されると、リチウム析出の一因となる。そのため従来、正極板と負極板を正確に位置合わせし得る電極組立体が必要とされている。
本発明の1つの特徴によると電極組立体は、第1極板と第2極板とセパレータを有する。第1極板は、帯状でかつ折り曲げて積層される。第1極板の各折り曲げ箇所に沿って第1スリットが第1縁から延出する。セパレータは、複数の第2極板の両面を覆った状態で溶着により相互に固定され、帯状である。セパレータは、第2極板が積層されるように折り曲げられる。セパレータの各折り曲げ箇所に沿って第2スリットが第1縁と反対側に対応する第2縁から延出する。第2スリットは、第1スリットよりも幅が広い。第1スリットと第2スリットを利用して第1極板とセパレータが交互に重ねられる。第1極板とセパレータが折り曲げられて第1極板と第2極板が交互に積層される。
したがって幅の狭い第1スリットは、第1極板の第1縁とセパレータの第1縁の位置を合わせ得る。幅の広い第2スリットは、第1極板の第2縁とセパレータの第2縁の移動を許容する。そのため組付けた第1極板とセパレータを折り曲げる際に、第1極板とセパレータは、第1縁側において位置合わせされつつ、第2縁側において相対的に移動する。そのため第1極板とセパレータを折り畳みやすく、かつ第1極板と第2極板を正確に位置合わせできる。
他の側面によると電極組立体では、先ず帯状の第1極板を準備する。並設された複数の第2極板の両面を覆う帯状のセパレータの端縁から第2極板の間に沿ってスリットを形成する。セパレータの一部を溶融して第2極板のセパレータに対する移動を規制する溶着部を形成する。溶着部の形成時の熱によってセパレータを収縮させてスリットの幅を広げる。スリットを利用して第1極板とセパレータを交互に重ねる。第1極板とセパレータをスリットに対応する位置で折り曲げて第1極板と第2極板を交互に積層する。
したがって溶着部を形成する際の熱によるセパレータの収縮がスリットによって吸収される。そのためセパレータの収縮によって正極板間の距離が変わることが抑制され得る。かくして正極板の位置がスリットによって保持され得る。
本発明の1つの実施形態を図1〜6にしたがって説明する。図1に示す蓄電装置10は、リチウムイオン二次電池である。その他としては、例えばリチウムイオン電池、金属リチウム電池,ニッケル水素電池などでもよい。蓄電装置10は、ケース11と電極組立体1を有する。電極組立体1は、電解質とともにケース11に収容される。ケース11には、正極端子12と負極端子13が設けられる。
電極組立体1は、図1,2に示すように正極ユニット5と負極板2を有する。正極ユニット5は、複数の正極板3と帯状のセパレータ4を有する。正極板3は、集電体3aと活物質層3bを有する。集電体3aは、アルミニウム、ステンレスなどの金属箔である。活物質層3bは、集電体3aの両面に正極の活物質合剤が塗布されることで形成される。正極の活物質層3bは、正極活物質、導電助剤、バインダよりなり、塗布後の乾燥で溶媒が除去されて形成される。正極活物質は、例えば遷移金属とリチウムの複合酸化物である。集電体3aは、活物質層3bが設けられた領域から延出するタブ3cを有する。タブ3cは、図1に示すケース11内において正極端子12と接続される。
セパレータ4は、図2に示すように長尺状であって第1シート4aと第2シート4bを有する。第1シート4aは、複数の正極板3の第1面を覆う。第2シート4bは、複数の正極板3の第2面を覆う。セパレータ4は、ポリエチレンなどを材料とする多孔質膜である。セパレータ4は、負極板2とともに折り畳まれて正極板3と負極板2の間に位置する。これによりセパレータ4は、正極板3と負極板2との間を、イオンが通過可能な状態で絶縁する。
セパレータ4は、図4に示すように第1縁4eと第2縁4fとスリット4gを有する。第1縁4eからタブ3cが延出する。第2縁4fは、第1縁4eの反対側に位置する。スリット4gは、正極板3の間に位置し、第2縁4fから第1縁4eに向けて延出する。スリット4gは、正極板3の側縁に沿って直線上に延出する。スリット4gの長さは、第1縁4eと第2縁4fの距離の略半分であって、例えば前記距離の1/2〜2/3である。
セパレータ4は、図4に示すように折り曲げ部4jを有する。折り曲げ部4jは、図2に示すように第1縁4eからスリット4gまで延出し、正極板3間を連結する。折り曲げ部4jの長さは、第1縁4eと第2縁4fの距離の略半分であって、例えば前記距離の1/3〜1/2である。
セパレータ4は、図4に示すように溶着部4dを有する。溶着部4dは、熱によって第1シート4aと第2シート4bを溶着することで形成される。溶着部4dは、第1部4d1と第2部4d2と第3部4d3を有する。第1部4d1と第2部4d2は、正極板3の側縁に沿って第1縁4eから第2縁4fへ延出する。第1部4d1と第2部4d2の少なくとも一部は、正極板3の側縁とスリット4gの間に位置する。第3部4d3は、第2縁4fと正極板3の間において第2縁4fに沿って延出する。これにより溶着部4dは、正極板3のセパレータ4に対する3方向の移動を規制する。
負極板2は、図2に示すように集電体2aと活物質層2bを有する。集電体2aは、長尺状であって銅などの金属箔である。活物質層2bは、集電体2aに負極の活物質合剤が塗布されることで形成される。負極の活物質層2bは、負極活物質、導電助剤、バインダよりなり、塗布後の乾燥で溶媒が除去されて形成される。活物質層2bは、集電体3aの両面に設けられ、複数の活物質層2bは、集電体2aに対して長手方向に所定間隔に位置する。負極活物質は、例えばコークス、人造黒鉛、天然黒鉛、ハードカーボン等の炭素材料である。集電体2aは、活物質層2bが設けられた領域から延出するタブ2cを有する。タブ2cは、図1に示すケース11内において負極端子13と接続される。負極の活物質層2bは、その面積が正極の活物質層3bよりも僅かに大きく、重ねた状態で、正極の活物質層3bの一部が突出することなく、覆い得る状態に設定されている。
負極板2は、図2に示すように第1縁2eと第2縁2fを有する。第1縁2eからタブ2cが延出する。第2縁2fは、第1縁2eの反対側に位置する。負極板2は、スリット2dと折り曲げ部2jを有する。スリット2dは、活物質層2bの間に位置して第1縁2eから第2縁2fに向けて延出する。スリット2dは、活物質層2bの端縁に沿って直線上に延出する。スリット2dの長さは、第1縁2eと第2縁2fの距離の略半分であって、例えば前記距離の1/3〜1/2である。
折り曲げ部2jは、図2に示すように第2縁2fからスリット2dまで延出し、活物質層2bが設けられる領域同士を連結する。折り曲げ部2jの長さは、第1縁2eと第2縁2fの距離の略半分であって、例えば前記距離の1/3〜1/2である。
図3,5に示すようにセパレータ4と負極板2は、スリット2d,4gを利用して交互に重ねられる。スリット4gは、折り曲げ部2jと略同じ長さである。好ましくはスリット4gが折り曲げ部2jより長く、折り曲げ部2jの全長がスリット4gに挿入され得る。スリット2dは、折り曲げ部4jと略同じ長さである。好ましくはスリット2dが折り曲げ部4jより長く、折り曲げ部4jの全長がスリット2dに挿入され得る。セパレータ4と負極板2は、第1縁2e,4e同士、第2縁2f,4f同士が重なるように重ねられる。これにより活物質層2b,4bが対向するように重なる。例えば正極の活物質層3bの全面が負極の活物質層2bに重なる。
図3に示すようにセパレータ4は、スリット4gと折り曲げ部4jにおいて折り曲げられる。これにより正極ユニット5が葛折りされ、複数の正極板3が積層される。負極板2は、スリット2dと折り曲げ部2jにおいて葛折りされる。これにより複数の活物質層2bが積層される。正極ユニット5と負極板2は、交互に重ねられて葛折りされる。これにより正極板3と負極板2が交互に積層され、正極板3と負極板2の間にセパレータ4が位置する。図1に示すように複数のタブ3cが重ねられ、正極端子12に接続される。複数のタブ2cが重ねられ、負極端子13に接続される。
電極組立体1の製造方法は、図2,6に示すように先ず正極板3を形成する(ステップS1)。シート4a上に複数の正極板3を等間隔に一列に設置する。シート4bを正極板3の上に重ねる。これによりセパレータ4によって正極板3を包む(ステップS2)。セパレータ4に切り込み4cを形成する(ステップS3)。切り込み4cは、例えばレーザ、ロールカッタ等で残余が出ないようにセパレータ4を切断することで形成される。切り込み4cは、第2縁4fから第1縁4eに向けて直線上に延出する。
図4に示すようにセパレータ4の一部を溶融して溶着部4dを形成する(ステップS4)。溶着部4dを形成する際の熱によってセパレータ4の一部が熱収縮する。これにより切り込み4cの幅が広くなり、所定の幅4hを有するスリット4gが形成される。スリット4gは、幅が広くなることでセパレータ4の熱収縮を吸収する。そのため正極板3間の距離が狭くなることを軽減する。したがって正極板3の位置がスリット4gによって保持され得る。
図2,6に示すように複数の活物質層2bを集電体2aの両面に等間隔に一列に形成する(ステップS5)。レーザ、ロールカッタ14等で集電体2aを切断する(ステップS6)。これにより集電体2aの第1縁2eにタブ2cを形成する。第2縁2fを活物質層2bの一端と一致させる。レーザ、ロールカッタ等で集電体2aにスリット2dを形成する(ステップS7)。スリット2dは、集電体2aから残余が出ないように集電体2aを切断することで形成される。
図3,6に示すようにスリット2dとスリット4gを交差させ、スリット2dに折り曲げ部4jを挿入する。スリット4gに折り曲げ部2jを挿入する。これにより正極ユニット5と負極板2が交互に重なる(ステップS8)。正極ユニット5と負極板2を先端から順に折り畳む(ステップS9)。これにより正極板3と負極板2が交互に積層される。正極板3と負極板2の活物質層2bが所定数になるように正極ユニット5と負極板2を所定の長さで切断する(ステップS10)。
負極板(第1極板)2は、図2,3に示すように帯状でかつ折り曲げて積層される。負極板2の各折り曲げ箇所に沿ってスリット(第1スリット)2dが第1縁2eから延出する。セパレータ4は、複数の正極板(第2極板)3の両面を覆いかつ帯状である。セパレータ4は、正極板3が積層されるように折り曲げられる。セパレータ4の各折り曲げ箇所に沿ってスリット(第2スリット)4gが第1縁4eと反対側に対応する第2縁4fから延出する。スリット4gは、スリット2dよりも幅が広い。スリット2dとスリット4gを利用して負極板2とセパレータ4を交互に重ねる。負極板2とセパレータ4が折り曲げられて負極板2と正極板3が交互に積層される。
したがって幅の狭いスリット2dは、負極板2の第1縁2eとセパレータ4の第1縁4eの位置を合わせ得る。幅の広いスリット4gは、負極板2の第2縁2fとセパレータ4の第2縁4fの移動を許容する。そのため組付けた負極板2とセパレータ4を折り曲げる際に、負極板2とセパレータ4は、第1縁2e,4e側において位置合わせされつつ、第2縁2f,4f側において相対的に移動する。そのため負極板2とセパレータ4を折り畳みやすく、かつ負極板2と正極板3を正確に位置合わせできる。
負極板2と正極板3は、上述するように正確に位置合わせされ得る。そのため位置ズレが原因で、正極の活物質層3bの一部が負極の活物質層2bに対向せずに突出するという状態を防止できる。かくして電池性能の低下を防止できる。また、特にリチウムイオン電池では、リチウム析出の発生を抑制できる。
スリット2dは、図2に示すように負極板2から残余が生じないように直線上に切断されて形成される。したがってスリット2dは、幅が狭く、負極板2とセパレータ4を精度良く位置合わせできる。また切断時に残余が出ない製造方法であるため、スリット2dがカッタ等で容易に形成され得る。
負極板2は、図5に示すように折り曲げ部2jを有する。折り曲げ部2jは、折り曲げ箇所に沿って第2縁2fから延出しかつスリット4gに対応する長さを有する。したがって折り曲げ部2jは、スリット4gを貫通し得る構成において比較的長く設定される。かくして負極板2の折り曲げ箇所が比較的強くなる。
セパレータ4は、図5に示すように折り曲げ部4jを有する。折り曲げ部4jは、折り曲げ箇所に沿って第1縁4eから延出しかつスリット2dに対応する長さを有する。したがって折り曲げ部4jは、スリット2dを貫通し得る構成において比較的長く設定される。かくしてセパレータ4の折り曲げ箇所が比較的強くなる。
電極組立体1の製造方法では、図2に示すように帯状の負極板2を準備する。図2,4に示すように並設された複数の正極板3の両面を覆う帯状のセパレータ4の端縁(第2縁4f)から正極板3の間に沿ってスリット(切り込み4c)を形成する。セパレータ4の一部を溶融して正極板3のセパレータ4に対する移動を規制する溶着部4dを形成する。溶着部4dの形成時の熱によってセパレータ4を収縮させてスリット(切り込み4c)4gの幅を広げる。図3に示すようにスリット4gを利用して負極板2とセパレータ4を交互に重ねる。負極板2とセパレータ4をスリット4gに対応する位置で折り曲げて負極板2と正極板3を交互に積層する。
したがって溶着部4dを形成する際の熱によるセパレータ4の収縮がスリット4gによって吸収される。そのためセパレータ4の収縮によって正極板3間の距離が変わることが抑制され得る。かくして正極板3の位置がスリット4gによって保持され得る。
図4に示すようにスリット4gと正極板3の間において溶着部4dを形成する。したがって溶着部4dは、スリット4gの近くに位置する。そのためスリット4gは、溶着部4dによるセパレータ4の熱収縮を効果的に吸収し得る。
図2に示すように帯状の負極板2に端縁(第1縁2e)から延出するスリット2dを形成する。負極板2のスリット2dとセパレータ4のスリット4gを噛み合わせて負極板2とセパレータ4を交互に重ねる。したがって負極板2とセパレータ4の対面する面積が多くなる。例えば負極板2とセパレータ4が全面において対面できる。
図2に示すようにセパレータ4のスリット(切れ込み4c)と負極板2のスリット2dは、残余が生じないように切断されて形成される。セパレータ4のスリット(切れ込み4c)の幅が溶着部4dの形成時の熱によって広げられる。したがって両スリットは、簡便に形成され得る。
図2,4に示すように溶着部4dを形成した後のセパレータ4のスリット4gの幅4hは、負極板2のスリット2dの幅よりも広い。したがって幅の狭い負極板2のスリット2dは、負極板2とセパレータ4の一端縁側(第1縁2e,4e)を位置合わせし得る。幅の広いセパレータ4のスリット4gは、負極板2とセパレータ4の他端縁側(第2縁2f,4f)の相互移動を許容する。そのため組付けた負極板2とセパレータ4を折り曲げる際に、負極板2とセパレータ4は、一端縁側において位置合わせされつつ、他端縁側において相対的に移動する。そのため負極板2とセパレータ4を折り畳みやすく、かつ負極板2と正極板3の位置を正確に位置合わせできる。
図2,3に示すように複数の正極板3が長尺状のセパレータ4に包まれる。長尺状のセパレータ4を葛折することで複数の正極板3が積層される。そのためセパレータ4に包まれていない正極板3を重ねる場合に比べ、短時間に正極板3を重ねることができる。図2,3に示すように負極板2とセパレータ4は、いずれも長尺状で葛折りされる。そのため分離された複数の負極板と複数の正極板3を交互に積層する場合に比べて短時間で負極板2と正極板3を交互に積層できる。
本発明の形態を上記構造を参照して説明したが、本発明の目的を逸脱せずに多くの交代、改良、変更が可能であることは当業者であれば明らかである。したがって本発明の形態は、添付された請求項の精神と目的を逸脱しない全ての交代、改良、変更を含み得る。例えば本発明の形態は、前記特別な構造に限定されず、下記のように変更が可能である。
電極組立体1は、負極板2と正極板3に代えて、負極板2と同様に形成される正極板と、正極板3と同様に形成される負極板を有していても良い。すなわち電極組立体1は、長尺状の正極板と、セパレータ4によって覆われる複数の負極板を有していても良い。
図6のステップS6において負極板2を切断してタブ2cを形成する。ステップS7において負極板2を切断してスリット2dを形成する。ステップS6をステップS7よりも前に行う。これに代えてステップS6をステップS7と同時、あるいはステップS7の後に行っても良い。
図6のステップS9において負極板2とセパレータ4を折り畳む。ステップS10において負極板2とセパレータ4を所定の長さで切断する。ステップS9をステップS10よりも前に行う。これに代えてステップS9をステップS10よりも後に行っても良い。
上述するようにセパレータ4のスリット4gは、溶着部4dを形成する熱によって幅が広げられる。これに代えてスリット2dよりも幅が広くなるようにスリット4gをレーザ等によって形成しても良い。この場合、溶着部4dを形成しても良いし、溶着部4dを形成しなくても良い。あるいは溶着部4dを形成する熱以外の熱によってセパレータ4を収縮させてスリット4gの幅を広げても良い。
上述するように溶着部4dは、第1部4d1と第2部4d2と第3部4d3を有する。これに代えて溶着部4dは、第1部4d1と第2部4d2のみ、あるいは第3部4d3のみを有していても良い。あるいは溶着部4dは、スリット4gと正極板3の間の領域、すなわち第1部4d1の一部と第2部4d2の一部のみに設けられても良い。あるいは溶着部4dは、少なくともスリット4gと正極板3の間の領域において形成されても良い。また上述する実施形態に加えて、第1縁4eに沿う溶着部が設けられても良い。例えば溶着部が正極板2を4辺で囲う形状であっても良い。
溶着部4dは、図4に示すようにU字状であっても良いし、V字状であっても良い。
上述するようにスリット2dが第1縁2eから延出し、スリット4gが第2縁4fから延出する。これに代えてスリット2dが第2縁2fから延出し、スリット4gが第1縁4eから延出しても良い。
上述するように負極板2とセパレータ4のそれぞれにスリット2d,4gが形成されている。これに代えてセパレータ4のみにスリット4gが形成されても良い。この場合、スリット4gの長さは、セパレータ4の幅略全長に形成されることが好ましい。これにより負極板2とセパレータ4を交互に重ねることができる。
1 電極組立体
2 負極板(第1極板)
2d,4g スリット
2e,4e 第1縁
2f,4f 第2縁
2j,4j 折り曲げ部
3 正極板(第2極板)
4 セパレータ
4d 溶着部
5 正極ユニット
10 蓄電装置
11 ケース
2 負極板(第1極板)
2d,4g スリット
2e,4e 第1縁
2f,4f 第2縁
2j,4j 折り曲げ部
3 正極板(第2極板)
4 セパレータ
4d 溶着部
5 正極ユニット
10 蓄電装置
11 ケース
Claims (9)
- 電極組立体であって、
帯状でかつ折り曲げて積層される第1極板と、
前記第1極板の各折り曲げ箇所に沿って第1縁から延出する第1スリットと、
複数の第2極板と、
前記複数の第2極板の両面を覆った状態で溶着により相互に固定され、帯状で折り曲げられることで前記第2極板を積層するセパレータと、
前記セパレータの各折り曲げ箇所に沿って前記第1縁と反対側に対応する第2縁から延出しかつ前記第1スリットよりも幅の広い第2スリットを有し、前記第1スリットと前記第2スリットを利用して前記第1極板と前記セパレータが交互に重ねられかつ前記第1極板と前記セパレータが折り曲げられて前記第1極板と前記第2極板が交互に積層される電極組立体。 - 請求項1に記載の電極組立体であって、
前記第1スリットは、前記第1極板から残余が生じないように直線上に切断されて形成される電極組立体。 - 請求項1または2に記載の電極組立体であって、
前記第1極板は、前記折り曲げ箇所に沿って前記第2縁から延出しかつ前記第2スリットに対応する長さを有する折り曲げ部を有する電極組立体。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載の電極組立体であって、
前記セパレータは、前記折り曲げ箇所に沿って前記第1縁から延出しかつ前記第1スリットに対応する長さを有する折り曲げ部を有する電極組立体。 - 電極組立体の製造方法であって、
帯状の第1極板を準備し、
並設された複数の第2極板の両面を覆う帯状のセパレータの端縁から前記第2極板の間に沿ってスリットを形成し、
前記セパレータの一部を溶融して前記第2極板の前記セパレータに対する移動を規制する溶着部を形成し、
前記溶着部の形成時の熱によって前記セパレータを収縮させて前記スリットの幅を広げ、
前記スリットを利用して前記第1極板と前記セパレータを交互に重ね、
前記第1極板と前記セパレータを前記スリットに対応する位置で折り曲げて前記第1極板と前記第2極板を交互に積層する電極組立体の製造方法。 - 請求項5に記載の電極組立体の製造方法であって、
前記スリットと前記第2極板の間において前記溶着部を形成する電極組立体の製造方法。 - 請求項5または6に記載の電極組立体の製造方法であって、
帯状の第1極板に端縁から延出するスリットを形成し、
前記第1極板の前記スリットと前記セパレータの前記スリットを噛み合わせて前記第1極板と前記セパレータを交互に重ねる電極組立体の製造方法。 - 請求項7に記載の電極組立体の製造方法であって、
前記セパレータの前記スリットと前記第1極板の前記スリットは、残余が生じないように切断されて形成され、前記セパレータの前記スリットの幅が前記溶着部の形成時の熱によって広げられる電極組立体の製造方法。 - 請求項8に記載の電極組立体の製造方法であって、
前記溶着部を形成した後の前記セパレータの前記スリットの幅は、前記第1極板の前記スリットの幅よりも広い電極組立体の製造方法。
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