JP2016046009A - 蓄電装置 - Google Patents

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Takayuki Hirose
貴之 弘瀬
真平 宗
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真平 宗
裕介 山下
Yusuke Yamashita
裕介 山下
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Abstract

【課題】熱によるセパレータの収縮を抑制することができる蓄電装置を提供すること。【解決手段】二次電池10は、正極電極21と負極電極24とをセパレータ27で絶縁した状態で積層した電極組立体14を有する。電極組立体14の積層方向両端に位置する偏平面44は、積層方向から見て、正極活物質層23と負極活物質層26とが対向した対向領域30が投影される対向部31を含む。電極組立体14には、第1保持テープ51及び第2保持テープ52が貼り付けられている。積層方向に偏平面44を見た状態において、対向部31の縁に対して貼付部51a,52aが積層方向に重なって貼り付けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、正極電極と負極電極とを、両者の間をセパレータで絶縁した状態で積層した電極組立体を有する蓄電装置に関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、走行用モータへの供給電力を蓄える蓄電装置としての二次電池が搭載されている。二次電池としては、電極組立体がケース内に収容されているものがある。また、電極組立体は、シート状の正極電極と負極電極を、両者の間をセパレータで絶縁した状態で積層して構成されている。正極電極は、正極金属箔の両面に正極活物質層を有し、負極電極は、負極金属箔の両面に負極活物質層を有する(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−252023号公報
ところが、正極電極と、負極電極との間にセパレータを介在させた二次電池では、二次電池外部からの熱や、電極組立体内部での発熱により、セパレータが収縮してしまう場合がある。セパレータが収縮すると、正極電極と負極電極が短絡してしまう虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、熱によるセパレータの収縮を抑制することができる蓄電装置を提供することにある。
上記問題点を解決するための蓄電装置は、正極活物質層を備える正極電極と負極活物質層を備える負極電極とを、両者の間をセパレータで絶縁した状態で積層した電極組立体を有する蓄電装置であって、前記電極組立体の積層方向両端に位置する偏平面は、前記積層方向から見て、前記正極活物質層と前記負極活物質層とが対向した対向領域が投影される対向部を含み、前記電極組立体の偏平面から該電極組立体に対し積層方向に荷重を作用させる荷重付与構造を有し、前記積層方向に前記偏平面を見た状態において、前記対向部の縁に対して前記荷重付与構造が前記積層方向に重なって配置されていることを要旨とする。
これによれば、対向領域は、正極電極とセパレータと負極電極が積層され、電極組立体の中で最も厚みの厚くなる部分である。この対向領域が投影された対向部の縁に、荷重付与構造を重ねた。このため、荷重付与構造の追加により、電極組立体に対し、該電極組立体の偏平面から積層方向に荷重を作用させることができる。その結果として、電極組立体が、対向部の縁付近で積層方向に挟圧され、セパレータ自身の面に沿う方向への移動を抑制することができる。その結果、セパレータに熱が加わっても、セパレータが収縮してしまうことを抑制することができる。
また、蓄電装置について、前記電極組立体には、該電極組立体の積層状態を保持する保持テープが貼り付けられ、前記電極組立体において、前記偏平面に交差し、かつ偏平面を囲む面を周面とすると、前記保持テープは、前記周面を覆って両方の偏平面に貼り付けられており、前記荷重付与構造は、前記保持テープにおいて前記対向部の縁を含んで前記偏平面に貼り付けられた貼付部によって構成されている。
これによれば、電極組立体の偏平面に沿う方向への電極のずれ等を抑制するため、電極組立体には保持テープが貼り付けられる。この保持テープにおいて、偏平面に貼り付ける貼付部を、対向部の縁に重ねて貼り付けることで、電極組立体に対し、該電極組立体の偏平面から積層方向に荷重を作用させ、セパレータの熱による収縮を抑制することができる。したがって、既存の保持テープを利用して、セパレータの収縮を抑制することができる。
また、蓄電装置について、前記貼付部は、前記対向部の縁全体に亘って貼り付けられているのが好ましい。
これによれば、セパレータの縁のいずれの位置であっても熱による収縮を抑制することができる。
また、蓄電装置について、前記積層方向から見て、前記負極活物質層は前記正極活物質層の外形線よりも外へはみ出たはみ出し部を有し、前記貼付部は、前記対向部の縁と前記はみ出し部に亘って貼り付けられているのが好ましい。
これによれば、貼付部は、はみ出し部から対向部の縁に亘って貼り付けられる。このため、貼付部によって、正極活物質層の外形線上でもセパレータの収縮を抑制することができ、セパレータによって正極電極と負極電極の絶縁した状態を維持できる。
前記蓄電装置は二次電池である。
本発明によれば、熱によるセパレータの収縮を抑制することができる。
実施形態の二次電池を示す分解斜視図。 実施形態の二次電池を示す縦断面図。 電極組立体の構成要素を示す分解斜視図。 (a)は二次電池内を示す平断面図、(b)は貼付部付近を示す拡大断面図。 (a)は二次電池内を示す縦断面図、(b)は貼付部付近を示す拡大断面図。 (a)及び(b)は荷重付与構造の別例を示す断面図。
以下、蓄電装置を二次電池に具体化した一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。
図1及び図2に示すように、二次電池10は、外郭を構成する金属製のケース11を備えている。ケース11は、一面に開口部12aを備える有底直方体状のケース本体12と、ケース本体12の開口部12aを塞ぐ蓋体13とを備えている。ケース本体12は、矩形板状の底壁12bと、底壁12bの対向する一対の長側縁から立設された長側壁12dと、底壁12bの対向する一対の短側縁から立設された短側壁12cとを有する。また、ケース本体12の内面には絶縁層15が配置されている。二次電池10はリチウムイオン電池であり、角型電池である。
図3に示すように、電極組立体14は、複数の正極電極21と、複数の負極電極24とが、両者の間に樹脂製のセパレータ27が介在する状態で交互に積層された積層型の構成である。正極電極21は、矩形状の正極金属箔(本実施形態ではアルミニウム箔)22と、その正極金属箔22の両面に設けられた矩形状の正極活物質層23と、を有する。正極金属箔22の両面の正極活物質層23は、同じ平面形状及び同じ厚みであり、かつ正極金属箔22を挟んで互いに対向している。正極電極21は、その第1の辺22cに沿って、正極活物質層23が設けられず、正極金属箔22が露出した正極未塗工部22dを有する。
そして、正極電極21において、正極未塗工部22dの第1の辺22cの一部には、正極タブ21aが突出する状態に設けられている。正極電極21において、正極タブ21aが設けられた第1の辺22cの対辺を第2の辺22eとし、第1の辺22cと第2の辺22eを繋ぐ一対の辺を第3の辺22fとする。
負極電極24は、矩形状の負極金属箔(本実施形態では銅箔)25と、その負極金属箔25の両面に設けられた矩形状の負極活物質層26と、を有する。負極金属箔25の両面の負極活物質層26は、同じ平面形状及び同じ厚みである。負極電極24は、その第1の辺25cに沿って、負極活物質層26が設けられず、負極金属箔25が露出した負極未塗工部25dを有する。
そして、負極電極24において、負極未塗工部25dの第1の辺25cの一部には、負極タブ25aが突出する状態に設けられている。負極電極24において、負極タブ25aが設けられた第1の辺25cの対辺を第2の辺25eとし、第1の辺25cと第2の辺25eを繋ぐ一対の辺を第3の辺25fとする。
正極電極21及び負極電極24において、負極活物質層26の隣り合う2辺の各辺の長さ(長手方向の長さ及び短手方向の長さ)は、正極活物質層23の隣り合う2辺の各辺の長さ(長手方向の長さ及び短手方向の長さ)よりも長く設定されている。つまり、負極活物質層26は、正極活物質層23の全面を覆うことが可能な大きさに設定されている。
正極電極21は、袋状のセパレータ27に包まれている。セパレータ27は、互いに対峙する第1のセパレータ部材28と第2のセパレータ部材29を有する。第1のセパレータ部材28及び第2のセパレータ部材29は、正極電極21を覆う大きさで、かつ同一の大きさからなる四角形状である。第1のセパレータ部材28及び第2のセパレータ部材29は、重ねた状態において、正極電極21の第1の辺22c、第2の辺22e及び第3の辺22f、すなわち外形線からはみ出す延長部28a,29aを備える。
セパレータ27は、正極タブ21aと対向する部位を除いた延長部28a,29a同士を熱溶着した溶着部39を備える。溶着部39は、セパレータ27の第2の辺27e、及び第3の辺27fの一部に設けられている。セパレータ27において、正極電極21の第1の辺22cに沿って延びる辺を、セパレータ27の第1の辺27cとし、第1の辺27cの対辺で、かつ正極電極21の第2の辺22eに沿って延びる辺を第2の辺27eとする。また、セパレータ27において、第1の辺27cと第2の辺27eを繋ぎ、かつ正極電極21の第3の辺22fに沿って延びる一対の辺を第3の辺27fとする。
図2に示すように、正極電極21を収納したセパレータ27と、負極電極24とが積層された状態において、正極活物質層23と負極活物質層26とがセパレータ27を介して対向している。詳細には、正極活物質層23は、その全体がセパレータ27を介して負極活物質層26に覆われている。正極活物質層23と負極活物質層26が対向している領域を以下では、図2の1点鎖線に示す対向領域30と称する。
なお、正極活物質層23の全体が負極活物質層26に覆われている関係上、対向領域30の大きさは正極活物質層23の大きさと一致している。なお、図2では、図示の関係上、対向領域30を正極活物質層23より一回り小さくしている。正極活物質層23が対向領域30の大きさを規定している。負極活物質層26において、正極活物質層23(対向領域30)の外形線よりも外にはみ出た部分は、はみ出し部35を構成しており、はみ出し部35は四角環状である。
図1に示すように、セパレータ27に包まれた正極電極21と、負極電極24とは、正極タブ21aが積層方向に沿って列状に配置され、且つ正極タブ21aと重ならない位置にて負極タブ25aが積層方向に沿って列状に配置されるように積層される。そして、電極組立体14は、負極金属箔25の第1の辺25c及びセパレータ27の第1の辺27cが寄せ集められて形成されたタブ側端面36を備え、このタブ側端面36では、正極タブ21a及び負極タブ25aは、電極組立体14における積層方向の一端から他端までの範囲内で集められた(束ねられた)状態で折り曲げられている。
正極タブ21aが重なっている箇所を溶接することによって正極タブ21aが電気的に接続されるとともに、正極タブ21aには正極導電部材41aが接続されている。正極導電部材41aには、積層方向一端の正極タブ21aが溶接によって接合されている。また、正極導電部材41aには正極端子43が溶接されている。正極端子43は蓋体13を貫通してケース11の外側に突出している。
同様に、各負極タブ25aが重なっている箇所を溶接することによって各負極タブ25aが電気的に接続されるとともに、負極タブ25aには、電極組立体14から電気を取り出すための負極導電部材42aが接続されている。負極導電部材42aには、積層方向一端の負極タブ25aが溶接によって接合されている。また、負極導電部材42aには負極端子46が溶接されている。負極端子46は蓋体13を貫通してケース11の外側に突出している。
図4(a)に示すように、電極組立体14の積層方向に沿った長さを、電極組立体14の厚みとすると、電極組立体14は、その厚みがケース11の内寸より僅かに小さくなるように厚み調整される。なお、ケース11の内寸とは、対向する長側壁12d(絶縁層15を含む)間の最短距離のことである。
また、電極組立体14は、積層方向両端に偏平面44を有し、偏平面44は長側壁12dに対向している。偏平面44と長側壁12dの内面との間には、若干のクリアランスが存在し、クリアランスを利用して電極組立体14がケース本体12内にスムーズに挿入可能である。
また、図5(a)に示すように、電極組立体14は、負極金属箔25の第2の辺25e及びセパレータ27の第2の辺27eが寄せ集められた底面37を備え、電極組立体14の底面37は、ケース本体12の底壁12b(内底面)に支持されている。この底面37は電極組立体14を挟んでタブ側端面36の反対側に位置している。さらに、図4(a)に示すように、電極組立体14は、負極金属箔25の第3の辺25f及びセパレータ27の第3の辺27fを寄せ集めた一対の側面38を備え、側面38は短側壁12cと対向している。側面38と短側壁12cの内面との間には、若干のクリアランスが存在し、クリアランスを利用して電極組立体14がケース本体12内にスムーズに挿入可能である。
図1及び図2に示すように、電極組立体14では、偏平面44は、タブ側端面36と、底面37と、一対の側面38によって囲まれており、タブ側端面36と、底面37と、一対の側面38は、偏平面44に交差し、かつ偏平面44を取り囲む周面を構成している。
図3〜図5に示すように、電極組立体14の積層方向両端の偏平面44は、積層方向から見て対向領域30が投影される対向部31を備えている。積層方向両端の対向部31の大きさは、正極活物質層23(対向領域30)の大きさと一致する。
図1に示すように、電極組立体14に、積層方向や偏平面44に沿う方向へのずれが生じないようにするために、電極組立体14は複数の保持テープで保持されている。本実施形態の保持テープは、2つの第1保持テープ51と、2つの第2保持テープ52とを含む。
2つの第1保持テープ51のうち、1つの第1保持テープ51は、正極タブ21aと負極タブ25aの間に露出したタブ側端面36を覆う状態で電極組立体14に貼り付けられ、もう1つの第1保持テープ51は、底面37を覆う状態で電極組立体14に貼り付けられている。第1保持テープ51において、一方の偏平面44からタブ側端面36又は底面37を覆い、他方の偏平面44に至るまでに第1保持テープ51が延びる方向を、第1保持テープ51の架け渡し方向とする。
第1保持テープ51において、架け渡し方向の両側に貼付部51aを有し、各貼付部51aは、偏平面44に貼り付けられている。各貼付部51aは、タブ側端面36又は底面37から対向部31に亘って偏平面44に貼り付けられている。
図2に示すように、タブ側端面36を覆う状態に貼り付けられた第1保持テープ51において、各貼付部51aは、タブ側端面36に繋がるはみ出し部35に貼り付けられている。また、各貼付部51aは、そのはみ出し部35よりも、正極活物質層23と負極活物質層26の境界(正極活物質層23の外形線)を越え、対向部31の縁に至るまでの領域で偏平面44に貼り付けられている。
一方、底面37を覆う状態に貼り付けられた第1保持テープ51において、各貼付部51aは、底面37に繋がるはみ出し部35に貼り付けられるとともに、そのはみ出し部35よりも、正極活物質層23と負極活物質層26の境界(正極活物質層23の外形線)を越え、対向部31の縁に至るまでの領域で偏平面44に貼り付けられている。よって、貼付部51aは、積層方向において対向部31の縁に重なり合っている。
また、図5(a)及び図5(b)に示すように、電極組立体14の積層方向両端に設けられた貼付部51aにより、第1保持テープ51の2枚分の厚みが電極組立体14の厚みに追加されている。すなわち、正極金属箔22、正極活物質層23、セパレータ27、負極金属箔25、及び負極活物質層26の全てが積層され、電極組立体14の最も厚みの厚い部分に、一対の貼付部51aが積層されている。
図1に示すように、2つの第2保持テープ52は、それぞれ側面38全体を覆う状態で電極組立体14に貼り付けられている。第2保持テープ52において、一方の偏平面44から側面38を覆って他方の偏平面44に至るまでに第2保持テープ52が延びる方向を、第2保持テープ52の架け渡し方向とする。
第2保持テープ52において、架け渡し方向の両側に貼付部52aを有し、各貼付部52aは、偏平面44に貼り付けられている。各貼付部52aは、側面38から対向部31に亘って偏平面44に貼り付けられている。
図2及び図4(a)に示すように、第2保持テープ52において、各貼付部52aは、側面38に繋がるはみ出し部35に貼り付けられるとともに、そのはみ出し部35よりも正極活物質層23の外形線を越え、対向部31の縁に至るまでの領域で偏平面44に貼り付けられている。
また、電極組立体14の積層方向両端に設けられた貼付部52aにより、第2保持テープ52の2枚分の厚みが電極組立体14の厚みに追加されている。すなわち、正極金属箔22、正極活物質層23、セパレータ27、負極金属箔25、及び負極活物質層26の全てが積層され、電極組立体14の最も厚みの厚い部分に、一対の貼付部52aが積層されている。
よって、電極組立体14の積層方向から見て、対向部31の四辺のうち、タブ側端面36に沿う辺の縁と、底面37に沿う辺の縁には貼付部51aが貼り付けられ、一対の側面38に沿う辺の縁には貼付部52aが貼り付けられている。したがって、対向部31の縁のうち、正極タブ21a及び負極タブ25aの根本近くの縁を除いた全ての部分に、貼付部51a,52aが貼り付けられている。なお、対向部31の縁とは、対向部31の外形線そのものを指すのではなく、対向部31の外形線から幅を持たせた部位のことである。
上記構成の二次電池10において、積層方向に対向する長側壁12d(絶縁層15)の間には、貼付部51a,52a、複数の正極電極21、セパレータ27、及び複数の負極電極24が介在している。そして、電極組立体14の厚みは、ケース11の内寸より若干短く、貼付部51a,52aの厚みを加味した厚みにおいても、ケース11の内寸より若干短い。このため、二次電池10の製造時、電極組立体14は、ケース本体12の開口部12aからケース本体12内へスムーズに挿入される。
しかし、二次電池10の製造においては、電極組立体14がケース11内に収容され、ケース11内に電解液を注入する工程を行った後、充放電を繰り返し行うコンディショニング工程が行われる。このコンディショニング工程では、電解液の正極活物質層23及び負極活物質層26への浸透により、各活物質層23,26が膨張し、電極組立体14の厚みが積層方向へ厚くなる。
よって、図4(a)、図4(b)及び図5(a)、図5(b)に示すように、電極組立体14では、貼付部51a,52aの貼り付けられた部位は、積層方向へ膨張しようとするが、貼付部51a,52aによって膨張が抑えられる。その一方で、電極組立体14において貼付部51a,52aの貼り付けられていない部位は、貼付部51a,52aによる押さえ付けが無く、積層方向へ膨張する。このため、貼付部51a,52aの貼り付けられた部位では、長側壁12dとの間には、貼付部51a,52aの厚みと同じ長さのクリアランスが存在し、貼付部51a,52aの貼り付けられていない部位では、貼付部51a,52aの厚みより短いクリアランスが存在している。
電極組立体14において、貼付部51a,52aが貼り付けられた部位には、電極組立体14の両方の偏平面44から、該電極組立体14に対し積層方向に荷重が作用している。より具体的には、電極組立体14において、貼付部51a,52aが貼り付けられた部位には、両方の偏平面44より外側から電極組立体14の厚み中央に向けて荷重が作用している。このため、電極組立体14において、貼付部51a,52aが貼り付けられた部位は、電極組立体14の両方の偏平面44から積層方向に沿って挟圧されている。よって、電極組立体14において、積層方向に隣り合う正極電極21とセパレータ27との間隔、及び負極電極24とセパレータ27との間隔が、積層方向に狭められている。したがって、本実施形態では、第1保持テープ51及び第2保持テープ52が荷重付与構造を構成している。
次に、二次電池10の作用を記載する。
二次電池10の電極組立体14において、対向部31の縁全体には、第1保持テープ51及び第2保持テープ52の貼付部51a,52aが貼り付けられ、貼付部51a,52aの貼付により、正極電極21と負極電極24の間に、セパレータ27が保持されている。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)貼付部51a,52aを電極組立体14の対向部31の縁に貼り付け、それら貼付部51a,52aの厚みを利用して、電極組立体14に対し、両偏平面44から電極組立体14の積層方向に沿って荷重を作用させるようにした。このため、電極組立体14は両方の偏平面44より外側から積層方向に沿って挟圧され、セパレータ27を、その面に沿う方向へ移動しないように正極電極21と負極電極24の間に保持することができる。よって、セパレータ27に熱が加わっても、セパレータ27の縁から中央に向けた収縮を抑制することができ、セパレータ27によって正極電極21と負極電極24を絶縁した状態を維持できる。
(2)電極組立体14では、イオンの析出等を抑制するために、正極活物質層23の全面が、セパレータ27を介して負極活物質層26と対向するように精度よく積層されている。このような電極組立体14は、第1保持テープ51及び第2保持テープ52を貼り付けて積層ずれを抑制している。そして、第1保持テープ51及び第2保持テープ52において、偏平面44に貼り付けられる貼付部51a,52aを利用して電極組立体14に対し、両方の偏平面44から積層方向に沿う荷重を作用させ、セパレータ27の熱による収縮を、セパレータ27の縁付近から抑制するようにした。したがって、既存の第1保持テープ51及び第2保持テープ52を利用してセパレータ27の収縮を抑制することができ、部品点数を増やすことなくセパレータ27の収縮を抑制できる。
(3)貼付部51a,52aは、電極組立体14の対向部31をほぼ全周に亘って取り囲んでいる。このため、電極組立体14においても、ほぼ全周に亘って、偏平面44から積層方向に荷重を作用させることができ、セパレータ27の収縮をほぼ全周縁付近から抑制することができる。
(4)貼付部51a,52aは、負極電極24のはみ出し部35から対向部31の縁に亘って偏平面44に貼り付けられている。このため、貼付部51a,52aによる荷重付与により、正極活物質層23の外形線付近においても、セパレータ27の収縮を抑制しており、正極活物質層23と負極活物質層26を絶縁した状態を維持できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 貼付部51a,52aは、対向部31の縁全周のうちの一部で積層方向に重なるように貼り付けられていてもよい。例えば、第1保持テープ51における短辺の長さを実施形態により短くし、貼付部51aの貼付長さを短くしてもよい。また、第2保持テープ52における長辺の長さを短くし、貼付部52aの貼付長さを短くしてもよい。
○ 荷重付与構造は、第1保持テープ51及び第2保持テープ52以外で設けてもよい。例えば、対向部31に貼付部51a,52aを貼り付けないように第1保持テープ51及び第2保持テープ52で電極組立体14を保持した状態で、対向部31の縁に別のテープを貼り付けて、電極組立体14の両方の偏平面44から積層方向に荷重を作用させるようにしてもよい。
○ 図6(a)に示すように、貼付部51a,52aの先端部を対向部31付近で折り返し、貼付部51a,52a自体の厚みを増加させてもよい。
○ 図6(b)に示すように、ケース本体12において、対向部31の縁と対向する部分(長側壁12d)に突部12gを設け、この長側壁12dの突部12gによって、対向部31の縁に対し、偏平面44から積層方向に荷重を作用させてもよい。よって、ケース11の突部12gが荷重付与構造を構成する。
○ 正極活物質層23において、対向部31の縁となる部分のみ、その他の部分より厚みを増加させ、正極活物質層23の厚みを増加させた部分によって、対向部31の縁に対し、偏平面44から積層方向に荷重を作用させるようにしてもよい。よって、正極活物質層23において、厚みを増加させた部分が荷重付与構造を構成する。
○ 電極組立体14の積層方向両端に位置する偏平面44のうち、一方の偏平面44に位置した対向部31の縁となる部分だけに貼付部51a,52aを貼り付けたり、片方の長側壁12dだけに突部12gを設けたりして、電極組立体14に対し、片方の偏平面44から積層方向に荷重を作用させてもよい。
○ セパレータ27は、第1のセパレータ部材28と第2のセパレータ部材29を熱溶着した袋状のものにしたが、セパレータは袋状でなく、正極電極21と負極電極24の間に1枚ずつ介在するシート状でもよい。
○ 電極組立体14を構成する正極電極21及び負極電極24の枚数は適宜変更してもよい。
○ 実施形態では、負極電極24は、負極金属箔25の両面に負極活物質層26を有するとしたが、負極金属箔25の片面のみに負極活物質層26を有していてもよい。同様に、正極電極21は、正極金属箔22の両面に正極活物質層23を有するとしたが、正極金属箔22の片面のみに正極活物質層23を有していてもよい。
○ 蓄電装置としてのニッケル水素二次電池や、電気二重層キャパシタとして具体化してもよい。
10…蓄電装置としての二次電池、12g…荷重付与構造を構成する突部、14…電極組立体、21…正極電極、23…正極活物質層、24…負極電極、26…負極活物質層、27…セパレータ、30…対向領域、31…対向部、35…はみ出し部、36…周面を構成するタブ側端面、37…周面を構成する底面、38…周面を構成する側面、44…偏平面、51…第1保持テープ、51a,52a…荷重付与構造を構成する貼付部、52…第2保持テープ。

Claims (5)

  1. 正極活物質層を備える正極電極と負極活物質層を備える負極電極とを、両者の間をセパレータで絶縁した状態で積層した電極組立体を有する蓄電装置であって、
    前記電極組立体の積層方向両端に位置する偏平面は、前記積層方向から見て、前記正極活物質層と前記負極活物質層とが対向した対向領域が投影される対向部を含み、
    前記電極組立体の偏平面から該電極組立体に対し積層方向に荷重を作用させる荷重付与構造を有し、
    前記積層方向に前記偏平面を見た状態において、前記対向部の縁に対して前記荷重付与構造が前記積層方向に重なって配置されている蓄電装置。
  2. 前記電極組立体には、該電極組立体の積層状態を保持する保持テープが貼り付けられ、前記電極組立体において、前記偏平面に交差し、かつ偏平面を囲む面を周面とすると、前記保持テープは、前記周面を覆って両方の偏平面に貼り付けられており、前記荷重付与構造は、前記保持テープにおいて前記対向部の縁を含んで前記偏平面に貼り付けられた貼付部によって構成されている請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記貼付部は、前記対向部の縁全体に亘って貼り付けられている請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記積層方向から見て、前記負極活物質層は前記正極活物質層の外形線よりも外へはみ出たはみ出し部を有し、前記貼付部は、前記対向部の縁と前記はみ出し部に亘って貼り付けられている請求項2又は請求項3に記載の蓄電装置。
  5. 前記蓄電装置は二次電池である請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の蓄電装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018166065A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 株式会社豊田自動織機 蓄電装置
JP2021525943A (ja) * 2018-05-31 2021-09-27 ビーワイディー カンパニー リミテッド リチウムイオン二次電池用電極アセンブリ及びその製造方法並びにリチウムイオン二次電池
JP2022552652A (ja) * 2019-11-27 2022-12-19 エルジー エナジー ソリューション リミテッド 電極組立体及びその製造方法

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