JP2016146953A - 生体情報検出装置 - Google Patents

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Wataru Nogimori
亘 野木森
俊介 小暮
Shunsuke Kogure
俊介 小暮
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Abstract

【課題】生体情報の検出精度をより向上させた生体情報検出装置を提供する。【解決手段】生体から押圧を受ける面に溝を有するカバークッションと、カバークッションを介して生体からの押圧を受けることで生体の生体情報を検出する圧電フィルムセンサ24とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、生体情報を検出する生体情報検出装置に関する。
特許文献1によれば、自動車用シートに加圧センサを敷き込む凹部の底面に、面状部品の撓み変形を許容する半球状の窪みを複数個点在させることにより、加圧センサを組み付けないものと同等の着座感を得ることができる。
特開2000−139617号公報
ところが、この撓み変形を許容する半球状の窪みを複数個点在させたシートに、加圧センサの一例である生体情報として人の存否に留まらず、人の心拍(脈拍)や人の呼吸などの人体が発生する微小振動を検出するセンサを配置すると、センサの変形方向や変位が定まらず、生体情報を精度良く検出できないおそれがある。
そこで本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、生体情報の検出精度をより向上させた生体情報検出装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために講じられた第1の技術的手段は、生体情報検出装置であって、生体から押圧を受ける面に凹部を有する第1の弾性部材と、前記第1の弾性部材を介して前記生体からの押圧を受けることで前記生体の生体情報を検出する生体検知センサと、を備えることである。
第2の技術的手段は、第1の技術的手段において、前記生体検知センサを支持する第2の弾性部材を備え、前記第1の弾性部材を形成する素材の硬さは前記第2の弾性部材を形成する素材の硬さより硬いとすることである。
第3の技術的手段は、第2の技術的手段において、前記生体検知センサは、前記第1の弾性部材と前記第2の弾性部材との間に介在され、前記第2の弾性部材は、前記生体検知センサと対向する部分に収納凹部を有し、前記第1の弾性部材と前記生体検知センサは前記収納凹部に配設されることである。
第4の技術的手段は、第2の技術的手段又は第3の技術的手段のいずれかにおいて、前記生体情報検出装置はシートに配設され、前記第2の弾性部材は前記シートを構成するシートバックとシートクッションの少なくともどちらかを構成する構成部材とすることである。
第5の技術的手段は、第4の技術的手段において、前記生体検知センサは長尺状であり、前記生体検知センサの長手方向が前記シートの幅方向となるように前記生体検知センサは配置され、前記凹部は前記生体検知センサの長手方向に直行する方向に延在する複数の溝として形成されることである。
本発明によれば、生体情報検出装置において、生体情報の検出精度をより向上させた生体情報検出装置を提供することができる。
実施形態に係る生体情報検出装置が設けられた車両用シートの概略を示す斜視図である。 図1における生体情報検出装置のII-II断面図である。 図2における他の生体情報検出装置の断面図である。 図2における生体検知センサの上面図である。 図2におけるカバークッションの斜視図である。 図2における圧電フィルムセンサのセンサ部の変位方向を示す概略図である。 図2における生体情報検出装置の変形例1の断面図である。 図5における生体情報検出装置の変形例1の斜視図である。 図2における生体情報検出装置の変形例2の断面図である。 図5における生体情報検出装置の変形例2の斜視図である。 図2における生体情報検出装置の変形例3の断面図である。 図5における生体情報検出装置の変形例3の斜視図である。 図2における生体情報検出装置の変形例4の断面図である。 図5における生体情報検出装置の変形例4の斜視図である。
以下、本発明の生体情報検出装置1に係る実施形態について、図に基づいて説明する。
(実施形態)
本発明の実施形態に係る生体情報検出装置1について、図1〜図6に基づいて説明する。本実施形態では、生体情報検出装置1を車両用シート2(シート)に設けた具体例にて説明する。なお、本実施形態における前後左右上下の方向は、図1に示すとおりである。これらの方向は、生体である乗員(図略)が車両用シート2に着座した状態で見た方向と一致するものとする。
図1は、本発明における生体情報検出装置1を設けた車両用シート2の概略を示す斜視図である。車両用シート2は、乗員が着座するシートクッション3と、シートクッション3の後端部において前後に回動可能に取り付けられて乗員の背もたれとなるシートバック4と、シートバック4の上端部に取り付けられて乗員の頭部を支持するヘッドレスト5と、乗員の生体情報である生体の存在の有無、心拍、脈拍、呼吸、等を検出する生体情報検出装置1と、を備えている。
シートクッション3は、乗員が着座するものである。シートクッション3は、クッションフレーム6と、クッションフレーム6に支持されるベースクッション材7(第2の弾性部材)と、シートクッション表皮部材8と、を備えている。
クッションフレーム6は、上面視がコの字状を呈し、左プレート部材9と右プレート部材10が左右に一対となって配置され、左プレート部材9と右プレート部材10とがクッションフレーム6の前部で板状部材11によって連結されている。さらに、左プレート部材9と右プレート部材10の両下端には、ベースクッション材支持用Sばねスプリング(図略)が複数本装架されている。ただしベースクッション材支持用Sばねスプリングはなくてもよい。
ベースクッション材7は、公知の軟質ポリウレタンフォームである発泡ポリウレタンフォームによって形成されている。ベースクッション材7の下面には、クッションフレーム6に嵌合される嵌合溝(図略)が形成され、嵌合溝とクッションフレーム6とが嵌合してベースクッション材7がクッションフレーム6上に支持されている。さらに、前述のベースクッション材支持用Sばねスプリングによってもベースクッション材7は支持されている。
さらに、ベースクッション材7には後述の生体情報検出装置1が配設される有底の凹部である収納凹部12を有している。収納凹部12は、乗員がシートクッション3に着座した時に、乗員の大腿部のあたりとなる位置のベースクッション材7に設けられる。
図2に示すように、収納凹部12には、収納凹部12の底部へ後述のカバークッション13(第1の弾性部材)の落下を防止するための支持段差14が備えられている。支持段差14は収納凹部12の左右端に設けられている。カバークッション13は、カバークッション13の下面の左右端が支持段差14で支持されるように収納凹部12内に配設される。また、図3に示すように、図2に設けられていた支持段差14は無くてもよい。
図1に示すように、シートクッション表皮部材8は、ベースクッション材7の着座表面であるベースクッション材7の上面側からベースクッション材7を覆うように装着される布製部材である。ここでシートクッション表皮部材8は、皮革製、ビニールレザー製、等またはこれらの組合せであってもよい。
シートバック4は、乗員の背中を支持するものである。シートバック4は、シートバックフレーム15と、シートバックフレーム15に支持されるシートバックベースクッション材16と、シートバック表皮部材17と、を備えている。
シートバックフレーム15は、正面視がコの字状を呈し、左サイドフレーム部材18と右サイドフレーム部材19とが左右に一対となって配置され、左サイドフレーム部材18と右サイドフレーム部材19とが上端部でパイプ状部材20によって連結されている。さらに、左サイドフレーム部材18と右サイドフレーム部材19の両後端にはシートバックベースクッション材支持用Sばねスプリング(図略)が複数本装架されている。ただしシートバックベースクッション材支持用Sばねスプリングはなくてもよい。
シートバックベースクッション材16は、前述の発泡ポリウレタンフォームによって形成されている。シートバックベースクッション材16の後面には、シートバックフレーム15に嵌合される嵌合溝(図略)が形成され、嵌合溝とシートバックフレーム15とが嵌合してシートバックベースクッション材16がシートバックフレーム15に支持されている。さらに前述のシートバックベースクッション材支持用Sばねスプリングによってもシートバックベースクッション材16は支持されている。
シートバック表皮部材17は、シートバッククッション材の上面から覆うように装着される布製部材である。ここでシートバック表皮部材17は、皮革製、ビニールレザー製、等またはこれらの組合せであってもよい。
また、シートバック4の上端には、ヘッドレスト5に設けられている後述のヘッドレストフレーム21を嵌挿して固定するためのヘッドレストフレームホルダー(図略)を備えている。
ヘッドレスト5は、着座した乗員の頭部を支持するものである。ヘッドレスト5は、ヘッドレストベースクッション材22と、ヘッドレストフレーム21と、ヘッドレスト表皮部材23と、を備えている。
ヘッドレストベースクッション材22は、前述の発泡ポリウレタンフォームによって形成されている。
ヘッドレストフレーム21は、前面視がコの字形状を呈している。ヘッドレストフレーム21は、ヘッドレストベースクッション材22の内部へ配設されている。ただし、ヘッドレストフレーム21の両端は、ヘッドレストベースクッション材22の下部から突出しており、突出しているヘッドレストフレーム21の両端をシートバック4のヘッドレストフレームホルダーへ嵌挿することでヘッドレスト5はシートバック4に支持される。
また、ヘッドレスト5は、シートバック4へ支持されているが、ヘッドレスト5の高さ調整を行う機構、必要に応じて取外しができるような機構、等を備えていてもよい。
ヘッドレスト表皮部材23は、ヘッドレストベースクッション材22の上面から覆うように装着される布製部材である。ヘッドレスト表皮部材23は、皮革製、ビニールレザー製、等またはこれらの組合せであってもよい。
ここで、前述の生体情報検出装置1は、図2に示すように、圧電フィルムセンサ24(生体検知センサ)と、カバークッション13と、前述のベースクッション材7と、を備えている。
圧電フィルムセンサ24は、図4に示すように、機械的な圧縮や引っ張り応力あるいは歪み等の外力の大きさに応じた電圧信号を出力する圧電素子で構成されるセンサ部25と、センサ部25からの出力された電圧信号に含まれるノイズ成分及び不要な電圧信号成分を除去する回路部26と、センサ部25と回路部26とを連通する配線27と、センサ部25と配線27とを被覆する可撓性を有した被覆部材28と、回路部26と車両用シート2の外部に設置されている制御装置29(図1を参照)とを連通する接続コード30と、を備えている。
図示は省略しているが、センサ部25は、下側の電極、下側の弾性体から成る圧電体、中間の電極、上側の弾性体から成る圧電体、上側の電極が積層されており、圧電体が二層で構成されている。しかし、センサ部25は、一層または本実施形態のように多層で構成されていてもよい。
センサ部25は、本実施形態において、上述の外力によりセンサ部25がセンサ部の長手方向に変形することによって、電圧信号を出力する。
図2に示すように、接続コード30は、ベースクッション材7の内部に設けた接続コード配設部31に配設されている。ただし、接続コード30は、接続コード配設部31に配設されず、ベースクッション材7の表面に沿わせて配設されていてもよい。
センサ部25はフィルム状で可撓性を有し、長尺状である。したがって、圧電フィルムセンサ24も長尺形状を呈しており、圧電フィルムセンサ24の長手方向が図1の車両用シート2の左右方向となるようにベースクッション材7の収納凹部12の底面に貼着されている。
したがって、図2に示すように圧電フィルムセンサ24及びカバークッション13をベースクッション材7の収納凹部12に配設すると、乗員が着座した時に乗員の大腿部のあたりに圧電フィルムセンサ24のセンサ部25が配設されることになる。これによって、センサ部25は、乗員の脈拍、心拍、呼吸、等の生体による押圧を受けやすくなる。
カバークッション13は、ベースクッション材7より硬い発泡ポリウレタンフォームで形成されている。図2に示すように、カバークッション13は、収納凹部12の支持段差14にカバークッション13の下面の左右端が支持されて配設されている。
さらにカバークッション13は、ベースクッション材7の乗員の着座面とカバークッション13の上面が同一の高さとなるように配設されている。
図5に示すように、カバークッション13の上部には、圧電フィルムセンサ24の長手方向、すなわち車両用シート2(図1を参照)の幅方向(左右方向)に直行し且つ外力が作用する方向に直交する方向、すなわち車両用シート2の前後方向に延在する複数の溝32が形成されている。
本実施形態において、複数の溝32の数は、21本とされている。溝32の形状は、三角柱となっており、溝32は、三角柱の底面が前後方向に向くように形成されている。
また、本実施形態においてカバークッション13の左端及び右端の溝は溝32の形状である三角柱を二分割した形状となっている。ただし、左端及び右端の溝は溝32と同じ形状となるようにしてもよい。
また、溝32の数、溝32が形成される間隔、溝32の深さは、カバークッション13が必要とする可撓性の大きさ、車両用シート2の大きさ、等の要因を考慮して変更してもよい。
カバークッション13に形成された複数の溝32によってカバークッション13の可撓性は、複数の溝32が形成されていない場合のカバークッション13の可撓性よりも大きくなる。さらに、カバークッション13に形成された複数の溝32によってカバークッション13は、外力の作用する方向、すなわち 車両用シート2の上下、特には下方向へ変形しやすくなっている。
次に、本実施形態の生体情報検出装置1の作動について説明する。図6に示すように、カバークッション13は、生体である乗員が車両用シート2に着座することにより乗員から押圧力(外力)を受けると、押圧力の作用する方向(図6中矢印方向)に変形される。換言すれば、カバークッション13は車両用シート2の下側に突出するように撓まされる。
カバークッション13が弾性変形されることによって、圧電フィルムセンサ24にもこの押圧力が伝達されることになる。センサ部25がカバークッション13を介して乗員からの押圧力を受けると、センサ部25の圧電体が圧縮されて、センサ部25、ひいては圧電フィルムセンサ24が長手方向、すなわち図6中の双方向矢印方向に延びるように変形される。
同時に、圧電フィルムセンサ24が貼着されたベースクッション材7も弾性変形される。
上述のように圧電フィルムセンサ24のセンサ部25が変形することにより、圧電フィルムセンサ24は公知である圧電効果によって電圧信号を発生する。図4に示すように、電圧信号は、圧電フィルムセンサ24の配線部27、回路部26、接続コード30を経由し、車両用シート2の外部に設けられた制御装置29(図1を参照)へ入力される。
図1の制御装置29は、入力された電圧信号から生体の情報を収集することが可能となる。
上記した実施形態において、生体情報検出装置1は、以下のような作用効果を有する。
圧電フィルムセンサ24の長手方向に直行する方向に延在する複数の溝32がカバークッション13に形成されることによって、カバークッション13が乗員から押圧力を受けると、カバークッション13の変形は図6の中矢印の方向以外になりにくくなり、圧電フィルムセンサ24をより確実に押圧して変形させることができ、生体情報の検出に不要となる方向へのセンサ部25の変形を少なくすることができる。従って、生体情報検出装置1は、乗員による押圧から得られる生体情報の検出精度をより向上させることができる。得られた生体情報は、生体の体調管理等に使用できる。
カバークッション13の可撓性がベースクッション材7よりも大きくされているため、ベースクッション材7よりもカバークッション13は容易に変形され、乗員からの押圧力をより確実に圧電フィルムセンサ24に伝達することができる。従って、乗員による押圧から得られる生体情報の検出精度をより向上させることができる。
ベースクッション材7とカバークッション13は同材質の発泡ポリウレタンフォームで構成されているため、生体である乗員がシートクッション3のどの位置に着座しても、異物感を感ずる可能性を低減することができる。
また、ベースクッション材7の収納凹部12にカバークッション13と生体検知センサ25が配設され、生体検知センサ25がカバークッション13とベースクッション材7との間に介在されることによって、生体である乗員が着座した際に、部材間の段差による違和感を感ずる可能性を低減することができる。特に、ベースクッション材7の収納凹部12の上面とカバークッション13の上面が同一の高さとなっているため、生体である乗員が着座した際に、部材間の段差による違和感を感ずる可能性を低減することができる。さらに、ベースクッション材7からのカバークッション13の突出が無いため、車両用シート2の外観をより良くすることができる。
また、車両用シート2に生体情報検出装置1を設けることで、着座した状態の乗員の生体情報をより良く検出することが可能となる。
また、生体検知センサ25を長尺状とし、生体検知センサ25の長手方向がシート2の幅方向となるように生体検知センサ25が配置され、凹部は生体検知センサ25の長手方向に直行する方向に延在する複数の溝32として形成されることにより、簡素な構成によってより確実に圧電フィルムセンサ24を押圧して変形させることができ、ひいては、生体情報検出装置1の検出精度をより向上させることができる。
次に、実施形態に係る生体情報検出装置1の変形例1〜変形例4について図7〜図14に基づいて説明する。変形例1〜変形例4については、カバークッションの形状が実施形態と異なるだけであるため実施形態からの変更点のみを説明し、同様の部分については説明を省略する。また同様の部品については同じ符号を付して説明する。
まず、実施形態に係る生体情報検出装置1の変形例1について図7、図8に基づいて説明する。図7に示すように、変形例1に係る生体情報検出装置33は、カバークッション34に形成される圧電フィルムセンサ24の長手方向に直行する方向に延在する複数の溝35の数、溝35が形成される間隔、溝35の形状、の3点が実施形態の生体情報検出装置1と異なる。
変形例1の圧電フィルムセンサ24の長手方向、すなわち車両用シート2(図1を参照)の左右方向(車両用シート2の幅方向)に直行する方向、すなわち車両の前後方向に延在する複数の溝35の数は14本とされ、溝35が形成される間隔は実施形態より広くなっている。
溝35の形状は、図8に示すように、実施形態の溝32とは底面形状の異なる三角柱となっている。溝35は、三角柱の底面が前後方向に向くように形成されている。したがって、溝35と溝35との間に形成される凸部の上面は平面であり、凸部の前後方向を向く底面の形状は略台形状を呈している。
変形例1において、溝35の数、溝35が形成される間隔、溝35の形状は、カバークッション34が必要とする可撓性の大きさ、車両用シート2(図1を参照)の大きさ、等の要因を考慮して変更してもよい。
次に、実施形態に係る生体情報検出装置1の変形例2について、図9、図10に基づいて説明する。図9に示すように、変形例2に係る生体情報検出装置36は、カバークッション37に形成される圧電フィルムセンサ24の長手方向に直行する方向に延在する複数の溝38の数、溝38が形成される間隔、溝35の形状、の3点が実施形態の生体情報検出装置1と異なる。
変形例2の圧電フィルムセンサ24の長手方向、すなわち車両用シート2(図1を参照)の左右方向(車両用シート2の幅方向)に直行する方向、すなわち車両の前後方向に延在する複数の溝38の数は15本とされ、溝38が形成される間隔は実施形態より広くなっている。
溝38の形状は、図10に示すように、底面形状に関して、左右方向の長さよりも上下方向の長さの方を長くした長方形とされている。そして、溝38は全体として直方体となっている。溝38は、直方体の底面が前後方向に向くように形成されている。したがって、溝38と溝38との間に形成される凸部の上面は平面であり、凸部の前後方向を向く底面の形状も同様に長方形状を呈している。
変形例2において、溝38の数、溝38が形成される間隔、溝38の形状は、カバークッション37が必要とする可撓性の大きさ、車両用シート2(図1を参照)の大きさ、等の要因を考慮して変更してもよい。例えば、溝38の形状は、底面形状が正方形の直方体としてもよい。
次に、実施形態に係る生体情報検出装置1の変形例3について、図11、図12に基づいて説明する。図11に示すように、変形例3に係る生体情報検出装置39は、カバークッション40に形成されている圧電フィルムセンサ24の長手方向に直行する方向に延在する複数の溝41の数、溝41が形成される間隔、溝41の形状、の3点が実施形態の生体情報検出装置1と異なる。
変形例3の圧電フィルムセンサ24の長手方向、すなわち車両用シート2の前後方向に溝41が形成されている。溝41の数は9本となっている。その際、溝41の間隔は前述の実施形態より広くなっている。さらに溝41が形成される間隔は、カバークッションの中央部のあたりでは等間隔で溝41が形成されているが、カバークッションの中央部以外のあたりにおいては、中央部のあたりに形成された溝41の間隔より広くなっている。
その際、溝41の形状は、図12に示すように、底面形状が左右方向の長さよりも上下方向の長さの方が長くされた長方形とされており、溝41は全体として直方体となっている。溝41は、直方体の底面が前後方向に向くように形成されている。したがって、溝41と溝41との間に形成される凸部の上面は平面であり、凸部の前後方向を向く底面の形状は四角形状を呈している。
変形例3において、溝41の数、溝41が形成される間隔、溝41の形状は、カバークッション40が必要とする可撓性の大きさ、車両用シート2(図1を参照)の大きさ、等の要因を考慮して変更してもよい。例えば、溝41の形状は、底面形状が正方形の直方体としてもよい。
次に、実施形態に係る生体情報検出装置1の変形例4について、図13、図14に基づいて説明する。図13に示すように、変形例4に係る生体情報検出装置42は、カバークッション43に形成されている圧電フィルムセンサ24の長手方向に直行する方向に延在する複数の溝44の数、溝44の形状、の2点が実施形態の生体情報検出装置1と異なる。
変形例4の圧電フィルムセンサ24の長手方向、すなわち車両用シート2(図1を参照)の左右方向(車両用シート2の幅方向)に直行する方向、すなわち車両の前後方向に延在する複数の溝44の数は13本とされている。溝44がカバークッション43に複数形成されることにより、溝44と溝44の間の凸部の上面の形状は、図13に示すように、円弧状を呈することになる。このような形状の凸部が14個連なるように形成されている。
また、変形例4においてカバークッション43の左端及び右端の溝は溝44を二分割した形状となっている。ただし、左端及び右端の溝は溝44と同じ形状となるようにしてもよい。
変形例4において、溝44の数、溝44が形成される間隔、溝44の曲線部の曲線形状は、カバークッション43が必要とする可撓性の大きさ、車両用シート2(図1を参照)の大きさ、等の要因を考慮して変更してもよい。
上述の実施形態、変形例においては、生体情報検出装置1,33,36,39,42を車両用シート2の生体が着座するシートクッション3に一つ設けた例を説明したが、生体情報検出装置を複数設けてもよいし、生体情報検出装置を生体である乗員の背中をもたれかけさせるシートバック4や乗員の頭部を支持するヘッドレスト5等に設けてもよいし、シートクッション3とシートバック4のように複数の箇所に設けてもよい。
また、車両用シート2に限らず事務用シートに設け、事務用シートに着座する作業者の体調管理をおこなってもよい。さらに病院や病院に準ずる施設のベッドに適用し、ベッドに横臥する患者の体調管理をおこなってもよい。
また、本実施形態や変形例1〜変形例4においては、カバークッション13、34、37、40、43に軟質ポリウレタンフォームである発泡ポリウレタンフォームを適用したが、複数の溝を設けたカバークッション13、34,37,40,43可撓性が、ベースクッション材7の可撓性よりも大きければ、ゴムでもよいし、ポリスチレン(PS)、ポリオレフィン(主にポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP))、フェノール樹脂(PF)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ユリア樹脂(UF),シリコーン(SI)、ポリイミド(PI)、メラミン樹脂(MF)等の発泡プラスチックであってもよい。
また、本実施形態及び変形例1〜変形例4においては、生体検知センサに圧電フィルムセンサ24を適用したが、圧電フィルムセンサ24に限らず、スイッチ等の生体から押圧力を受けたことを制御装置29に伝達できる機構を有しているものを適用してもよい。
このように、上記した実施形態や変形例1〜変形例4で述べた具体的構成は、本発明の一例を示したものにすぎず、本発明はそのような具体的構成に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の態様を採り得るものである。
13、34、37、40、43…カバークッション(第1の弾性部材)
24…圧電フィルムセンサ(生体検知センサ)
1、33、36、39、42…生体情報検出装置
7…ベースクッション材(第2の弾性部材)
12…収納凹部
2…車両用シート(シート)
4…シートバック
3…シートクッション
32、35、38、41、44…溝(凹部)

Claims (5)

  1. 生体から押圧を受ける面に凹部を有する第1の弾性部材と、
    前記第1の弾性部材を介して前記生体からの押圧を受けることで前記生体の生体情報を検出する生体検知センサと、
    を備える生体情報検出装置。
  2. 請求項1に記載の生体情報検出装置であって、
    前記生体検知センサを支持する第2の弾性部材を備え、
    前記第1の弾性部材を形成する素材の硬さは前記第2の弾性部材を形成する素材の硬さより硬い生体情報検出装置。
  3. 請求項2に記載の生体情報検出装置であって、
    前記生体検知センサは前記第1の弾性部材と前記第2の弾性部材との間に介在され、
    前記第2の弾性部材は前記生体検知センサと対向する部分に収納凹部を有し、
    前記第1の弾性部材と前記生体検知センサは前記収納凹部に配設される生体情報検出装置。
  4. 請求項2又は3のいずれかに記載の生体情報検出装置であって、
    前記生体情報検出装置はシートに配設され、
    前記第2の弾性部材は前記シートを構成するシートバックとシートクッションの少なくともどちらかを構成する構成部材である生体情報検出装置。
  5. 請求項4に記載の生体情報検出装置であって、
    前記生体検知センサは長尺状であり、
    前記生体検知センサの長手方向が前記シートの幅方向となるように前記生体検知センサは配置され、
    前記凹部は前記生体検知センサの長手方向に直行する方向に延在する複数の溝として形成される生体情報検出装置。
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