JP2022104318A - 乗物用シート - Google Patents

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耕平 木幡
Kohei Kihata
和也 河田
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【課題】電波センサの取付剛性を高めることができる乗物用シートを提供する。【解決手段】乗物用シートは、シートクッションと、シートバックと、着座者からの荷重を受ける板状の受圧部材200と、着座者に向けて照射した電波の反射波を検出して着座者に関する情報を取得する電波センサ100であって、受圧部材200に固定された電波センサ100とを備える。受圧部材200は、後側の面である裏面210Bから後側に突出する複数の第1リブ(223,224A)と、裏面210Bから後側に突出する複数の第2リブであって、複数の第1リブと交差する複数の第2リブ(232,234)とを有する。電波センサ100は、受圧部材200に固定される固定部130を有する。固定部130は、裏面210Bのうち、複数の第1リブと複数の第2リブとにより囲まれる囲繞領域(第1固定領域214)に固定される第1固定部131を含む。【選択図】図4

Description

本発明は、シートクッションおよびシートバックを備える乗物用シートに関する。
従来、乗物用シートとして、着座者からの荷重を受ける板状の受圧部材を備えるものが知られている(特許文献1)。この技術では、受圧部材は、シートバック内に設けられ、着座者からの荷重を受けた状態で後方へ移動可能に構成されている。
特開2019-182274号公報
ところで、近年、乗物用シートには、着座者の心拍や呼吸などを検出するため、電波センサが設けられることがある。このような電波センサを前述したような受圧部材に取り付ける場合、電波センサの取付剛性は高いことが望ましい。
そこで、本発明は、電波センサの取付剛性を高めることができる乗物用シートを提供することを目的とする。
また、受圧部材に重量の偏りが生じるのを抑制することを目的とする。
また、受圧部材の撓み量を確保することを目的とする。
また、電波センサを受圧部材に比較的簡単に取り付けることを目的とする。
前記した目的を達成するための乗物用シートは、シートクッションおよびシートバックを備える乗物用シートであって、着座者からの荷重を受ける板状の受圧部材と、着座者に向けて照射した電波の反射波を検出して着座者に関する情報を取得する電波センサであって、前記受圧部材に固定された電波センサと、を備え、前記受圧部材は、着座者側とは反対側の面である裏面から着座者側とは反対側に突出する複数の第1リブと、前記裏面から着座者側とは反対側に突出する複数の第2リブであって、前記複数の第1リブと交差する複数の第2リブと、を有し、前記電波センサは、前記受圧部材に固定される少なくとも1つの固定部を有し、前記固定部は、前記裏面のうち、前記複数の第1リブと前記複数の第2リブとにより囲まれる囲繞領域に固定される第1固定部を含むことを特徴とする。
このような構成によれば、受圧部材のリブにより囲まれた囲繞領域は剛性が高く変形しにくい部分であるため、囲繞領域に電波センサを固定することで、電波センサの取付剛性を高めることができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記電波センサは、前記第1固定部を複数有する構成とすることができる。
これによれば、電波センサの複数箇所が受圧部材の囲繞領域に固定されることになるので、電波センサの取付剛性をより高めることができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記受圧部材は、前記囲繞領域を複数有し、前記第1固定部は、それぞれ異なる囲繞領域に固定される構成とすることができる。
これによれば、各囲繞領域の面積を小さくできるので、各囲繞領域の剛性をより高くすることができる。そして、剛性が高い各囲繞領域に電波センサの第1固定部をそれぞれ固定することで、電波センサの取付剛性をより一層高めることができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記囲繞領域は、前記受圧部材の左右方向における中央の左右両側にそれぞれ少なくとも1つずつ設けられている構成とすることができる。
これによれば、電波センサを受圧部材の左右方向における中央を跨ぐように配置することができるので、電波センサが取り付けられた受圧部材に重量の偏りが生じるのを抑制することができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記受圧部材および前記電波センサは、前記シートバックに設けられている構成とすることができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記電波センサは、前記受圧部材の下部に配置されている構成とすることができる。
これによれば、受圧部材の上部の撓み量を確保することができる。
前記した乗物用シートは、前記受圧部材を乗物用シートのフレームに取り付けるための取付ワイヤを備え、前記取付ワイヤは、左右方向に直交する方向に延びる一対の延出部であって、前記受圧部材を支持する一対の延出部を有し、前記囲繞領域は、左右方向において、前記一対の延出部の間に設けられている構成とすることができる。
これによれば、囲繞領域の左右両側が取付ワイヤによって支持されることになるので、電波センサの取付剛性をより高めることができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記固定部は、ネジにより前記受圧部材に固定される構成とすることができる。
これによれば、電波センサを受圧部材に比較的簡単に取り付けることができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記電波センサは、着座者の心拍および呼吸の少なくとも一方を検出するセンサである構成とすることができる。
本発明によれば、電波センサの取付剛性を高めることができる。
また、電波センサが第1固定部を複数有する構成とすることで、電波センサの取付剛性をより高めることができる。
また、第1固定部をそれぞれ異なる囲繞領域に固定することで、電波センサの取付剛性をより一層高めることができる。
また、囲繞領域を受圧部材の左右方向における中央の左右両側にそれぞれ少なくとも1つずつ設けることで、受圧部材に重量の偏りが生じるのを抑制することができる。
また、電波センサを受圧部材の下部に配置することで、受圧部材の上部の撓み量を確保することができる。
また、囲繞領域を左右方向において取付ワイヤの一対の延出部の間に設けることで、電波センサの取付剛性をより高めることができる。
また、固定部をネジにより受圧部材に固定することで、電波センサを受圧部材に比較的簡単に取り付けることができる。
実施形態に係る乗物用シートの斜視図である。 シートフレームと受圧部材の斜視図である。 受圧部材を後側から見た斜視図である。 受圧部材の下部と電波センサの斜視図である。 電波センサを受圧部材に固定した状態を示す断面図である。
次に、実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本明細書において、前後、左右、上下は、シートに座った者(着座者)から見た、前後、左右、上下を基準とする。また、本実施形態では、前側が「着座者側」に相当し、後側が「着座者側とは反対側」に相当する。
図1に示すように、乗物用シートの一例としての車両用シートSは、自動車などの車両に搭載されるシートであり、車両用シートSのフレームであるシートフレームF(図2参照)に、ウレタンフォームなどからなるパッドと、布地や皮革などからなる表皮が被せられることで構成される。
詳しくは、車両用シートSは、シートクッションS1と、シートバックS2と、ヘッドレストS3とを備えている。シートクッションS1は、シートクッションフレームF1(図2参照)にシートクッションパッドP1とシートクッション表皮U1が被せられることで構成される。また、シートバックS2は、シートバックフレームF2(図2参照)にシートバックパッドP2とシートバック表皮U2が被せられることで構成される。
図2に示すように、シートフレームFは、シートクッションフレームF1と、シートバックフレームF2を含み、シートクッションフレームF1の後端部に、シートバックフレームF2がリクライニング機構を介して接続されている。
シートバックフレームF2は、左右に離間して配置された一対の板金フレーム12と、一対の板金フレーム12のそれぞれの上端に接続された、パイプ材をU字状に屈曲させてなるパイプフレーム13とを備えている。
パイプフレーム13は、板金フレーム12から真っ直ぐ上に延びるとともに、左右内側に少し傾斜する左右一対のアッパーサイドフレーム13Aを有している。左右の板金フレーム12およびアッパーサイドフレーム13Aは、左右に離間して配置された一対のサイドフレーム11である。また、パイプフレーム13は、一対のアッパーサイドフレーム13Aの上端部同士、つまり、サイドフレーム11の上端部同士を連結するアッパーフレーム13Bを有している。
また、シートバックフレームF2は、サイドフレーム11の下部同士、具体的には板金フレーム12の下部同士を連結するロアフレーム14と、アッパーフレーム13Bより下の位置で、サイドフレーム11の上部同士、具体的には左右のアッパーサイドフレーム13A同士を連結する架橋フレーム15とを有している。
ロアフレーム14および架橋フレーム15は、板金からなる部材である。ロアフレーム14は、左右方向に長く延び、左右の端部が板金フレーム12の左右内側に延出した部分に溶接により固着されている。架橋フレーム15は、左右方向に長く延び、左右の端部がアッパーサイドフレーム13Aに溶接により固着されている。
車両用シートSは、受圧部材200と、受圧部材200をシートバックフレームF2に取り付けるための取付ワイヤ250および複数の取付クリップ260(図3参照)とをさらに備えている。
受圧部材200は、着座者からの荷重をシートバックパッドP2(図1参照)を介して受ける板状の部材であり、シートバックS2に設けられている。受圧部材200は、樹脂などからなる。受圧部材200は、左右方向における中央を基準として略左右対称に構成されている。受圧部材200は、受圧部材本体210を有し、受圧部材本体210は、左右方向における中央に位置する中央部211と、中央部211の左右両側に配置された第1側部212および第2側部213とを有している。
中央部211は、着座者の背中および腰部を真後ろから支持する部分である。
第1側部212および第2側部213は、中央部211の左右両端から、左右方向外側にいくにつれて前側に位置するように、左右外側の斜め前方に向けて延びている。
第1側部212は、着座者の背中の左右の側部を斜め後ろから支持する部分である。第1側部212は、上下方向の長さが左右方向の長さよりも小さい細幅の板形状を有し、中央部211の左右両側に5つずつ、上下方向に並んで設けられている。
第2側部213は、着座者の腰部の左右の側部を斜め後ろから支持する部分であり、第1側部212の下に配置されている。第2側部213は、上下方向の長さが左右方向の長さよりも大きい板形状を有し、中央部211の左右両端の下部から左右外側の斜め前方に向けて延びている。
第1側部212および第2側部213は、適度に撓みやすく形成されており、着座者の側部を柔軟に受け止めることができるようになっている。
図3に示すように、受圧部材200は、複数の横リブ220と、複数の縦リブ230とをさらに有している。横リブ220および縦リブ230は、受圧部材本体210の後側の面である裏面210Bから後側に向けて突出している。横リブ220は、左右方向に延びており、縦リブ230は、左右方向に直交する方向、具体的には、上下方向に延びている。縦リブ230は、複数の横リブ220と交差するように形成されている。
左右に延びる複数の横リブ220は、第1横リブ221と、第2横リブ222と、第3横リブ223と、第4横リブ224と、第5横リブ225とを含む。
第1横リブ221は、中央部211の上端部に形成されたリブである。第1横リブ221は、上下方向において、最も上に位置する第1側部212よりも上に位置する。
第2横リブ222は、左右一方の第1側部212の後側の面、中央部211の後側の面および左右他方の第1側部212の後側の面にわたって形成されたリブである。第2横リブ222は、5対の第1側部212に対応して5つ形成されている。
第3横リブ223および第4横リブ224は、左右一方の第2側部213の後側の面、中央部211の後側の面および左右他方の第2側部213の後側の面にわたって形成されたリブである。第3横リブ223は、上下方向において、第2側部213の上端部と略同じ位置に位置する。第4横リブ224は、上下方向において、第2側部213の中央部付近と略同じ位置に位置する。第4横リブ224は、上側に位置する第4横リブ224Aと、下側に位置する第4横リブ224Bとを有する。
第5横リブ225は、中央部211の下端部に形成されたリブである。第5横リブ225は、上下方向において、第4横リブ224(224B)よりも下に位置する。
上下に延びる複数の縦リブ230は、第1縦リブ231と、第2縦リブ232と、第3縦リブ233と、第4縦リブ234と、第5縦リブ235とを含む。
第1縦リブ231は、中央部211の後側の面の左右両端部にそれぞれ形成されたリブである。第1縦リブ231は、上端が第1横リブ221につながっており、下端が第4横リブ224Bにつながっている。
第2縦リブ232は、第1縦リブ231の左右方向における内側に形成されたリブである。第2縦リブ232は、左右方向に並んで2つ形成されている。第2縦リブ232は、上端が中央部211の上端部まで延びており、下端が第4横リブ224Bにつながっている。左右方向における第1縦リブ231と第2縦リブ232との間には、取付ワイヤ250の後述する延出部251が位置している。言い換えると、延出部251は、左右方向における第1縦リブ231と第2縦リブ232の間に配置されている。
第3縦リブ233は、第2縦リブ232の左右方向における内側であって、かつ、中央部211の上部に形成されたリブである。第3縦リブ233は、左右方向に並んで4つ形成されている。第3縦リブ233は、上端が中央部211の上端部まで延びており、下端が上側から2番目に位置する第2横リブ222につながっている。
第4縦リブ234は、第2縦リブ232の左右方向における内側であって、かつ、中央部211の下部に形成されたリブである。第4縦リブ234は、左右方向に並んで2つ形成されている。第4縦リブ234は、上端が第3横リブ223につながっており、下端が中央部211の下端部まで延びている。
第5縦リブ235は、第2側部213の後側の面の左右外側の端部にそれぞれ形成されたリブである。第5縦リブ235は、上端が第3横リブ223の左右外側の端につながっている。また、第5縦リブ235には、第4横リブ224の左右外側の端がつながっている。
図4に示すように、受圧部材本体210(中央部211)は、後述する電波センサ100が固定される、第1固定領域214および第2固定領域215を有している。受圧部材200は、第1固定領域214および第2固定領域215をそれぞれ複数、具体的には、2つずつ有している。
第1固定領域214は、第3横リブ223および第4横リブ224Aと、第2縦リブ232および第4縦リブ234とにより囲まれる領域である。第1固定領域214は、上下方向において、第2側部213の上端部と略同じ位置に位置している。2つの第1固定領域214は、左右に離間して配置されている。第1固定領域214は、受圧部材200の左右方向における中央の左右両側にそれぞれ1つずつ設けられている。また、第1固定領域214は、左右方向において、取付ワイヤ250の左右一対の延出部251の間に設けられている。
ここで、本実施形態では、第3横リブ223および第4横リブ224Aが「複数の第1リブ」に相当し、第2縦リブ232および第4縦リブ234が「複数の第2リブ」に相当し、第1固定領域214が「囲繞領域」に相当する。
第2固定領域215は、第4横リブ224Bおよび第5横リブ225と、第4縦リブ234とにより形成される略U字形状の部分の内側の領域である。第2固定領域215は、上下方向において、第2側部213の下端部と略同じ位置に位置している。2つの第2固定領域215は、左右に離間して配置されている。第2固定領域215は、左右方向において対応する第1固定領域214の下に配置されている。詳しくは、左の第2固定領域215は、左の第1固定領域214の下に配置され、右の第2固定領域215は、右の第1固定領域214の下に配置されている。
第1固定領域214および第2固定領域215には、それぞれ、ネジ190(図5参照)を通すための貫通孔216が形成されている。
図3に戻り、取付ワイヤ250は、金属からなるワイヤを略U字状に屈曲させてなる部材であり、上下方向に延びる左右一対の延出部251と、各延出部251の上端から上方に延びる左右一対の上部取付部252と、左右の延出部251の下部同士を接続する下部取付部253とを有している。左右一対の延出部251は、受圧部材200を支持する部分である。取付ワイヤ250は、左右一対の延出部251が受圧部材200にインサート成形されることで、受圧部材200と一体となっている。下部取付部253には、複数の取付クリップ260が取り付けられている。
受圧部材200は、取付ワイヤ250の上部取付部252を架橋フレーム15に形成された図示しない貫通孔に差し込み、取付クリップ260をロアフレーム14に形成された図示しない貫通孔に係合させることで、シートバックフレームF2に取り付けられている。受圧部材200は、着座者から荷重を受けた状態で後方へ移動可能に構成されている。車両用シートSは、車両用シートSが搭載された車両に他車両が追突したり、後退する車両の後部が他車両や構造物に衝突したりして、受圧部材200が着座者から所定以上の後方への荷重を受けたときに後方へ移動することで、着座者の頸部に加わる衝撃を軽減することができる。
図4に示すように、車両用シートSは、電波センサ100をさらに備えている。電波センサ100は、着座者に向けて照射した電波の反射波を検出して着座者に関する情報を取得するセンサである。着座者に関する情報は、例えば、着座者の心拍数、脈拍数、脈拍の大きさ、呼吸数、呼吸の大きさなどを示す情報である。言い換えれば、電波センサ100は、着座者の心拍および呼吸の少なくとも一方を検出するセンサである。
図5に示すように、電波センサ100は、着座者に関する情報を取得するためのセンサ部110と、センサ部110を収容するケース120と、複数の固定部130とを有している。
センサ部110は、着座者に電波を照射する照射部111と、着座者の皮膚表面で反射した電波の反射波を検出する検出部112とを有している。電波センサ100のセンサ部110としては、例えば、マイクロ波ドップラーセンサなどを用いることができる。
電波センサ100は、受圧部材200と同様に、シートバックS2に設けられている。詳しくは、電波センサ100は、受圧部材200に固定されている。固定部130は、受圧部材200に固定される部分である。
図4に示すように、固定部130は、4つ設けられ、ケース120の前側の面の四隅に1つずつ配置されている。固定部130は、それぞれ、ケース120から突出するように設けられた略円筒状の固定部本体130Aと、固定部本体130Aの外周面から突出する複数の補強リブ130Bとを有する。補強リブ130Bは、4つ設けられ、固定部本体130Aの周方向に等間隔で配置されている。補強リブ130Bは、後端がケース120につながっている。
固定部130は、第1固定部131と、第2固定部132とを含む。電波センサ100は、第1固定部131および第2固定部132をそれぞれ複数有する。具体的には、電波センサ100は、2つの第1固定部131と、2つの第2固定部132とを有する。
第1固定部131は、受圧部材本体210の裏面210Bのうち、第1固定領域214に固定される固定部である。第1固定部131は、ケース120の前側の面の上端部に、左右に離間して配置されている。第1固定部131は、それぞれ異なる第1固定領域214に固定される。詳しくは、一方の第1固定部131は、左の第1固定領域214に固定され、他方の第1固定部131は、右の第1固定領域214に固定される。
第2固定部132は、受圧部材本体210の裏面210Bのうち、第2固定領域215に固定される固定部である。第2固定部132は、ケース120の前側の面の下端部に、左右に離間して配置されている。第2固定部132は、左右方向において対応する第1固定部131の下に配置されている。詳しくは、一方の第2固定部132は、左の第1固定部131の下に配置され、他方の第2固定部132は、右の第1固定部131の下に配置されている。第2固定部132は、それぞれ異なる第2固定領域215に固定される。詳しくは、一方の第2固定部132は、左の第2固定領域215に固定され、他方の第2固定部132は、右の第2固定領域215に固定される。
図5に示すように、各固定部130は、ネジ190により受圧部材200に固定される。具体的には、電波センサ100は、受圧部材本体210の中央部211の後側に配置され、ネジ190を前側から受圧部材200の貫通孔216を通して固定部130の固定部本体130Aに締め付けることで、受圧部材200の裏面210Bに固定される。固定部本体130Aは、内周面にネジ溝が形成されていてもよいし、形成されていなくてもよい。
図3に示すように、電波センサ100は、受圧部材200の下部に配置されている。詳しくは、電波センサ100は、中央部211の下部に配置されている。より詳しくは、電波センサ100は、上下方向において、左右の第2側部213の間の位置に配置されている。受圧部材200の下部は、受圧部材200が着座者から所定以上の後方への荷重を受けて後方へ移動したときの、受圧部材200の変形量が小さい部分である。
以上で説明した本実施形態によれば、次のような効果を達成することができる。
図4に示したように、受圧部材200の、リブ223,224A,232,234により囲まれた第1固定領域214は剛性が高く変形しにくい部分であるため、この第1固定領域214に電波センサ100を固定することで、電波センサ100の取付剛性を高めることができる。
また、電波センサ100が第1固定部131を複数有することで、電波センサ100の複数箇所が受圧部材200の第1固定領域214に固定されることになるので、電波センサ100の取付剛性をより高めることができる。
また、受圧部材200が第1固定領域214を複数有することで、電波センサ100の複数箇所が1つの囲繞領域に固定される場合と比較して、各第1固定領域214の面積を小さくできるので、各第1固定領域214の剛性をより高くすることができる。そして、剛性が高い各第1固定領域214に電波センサ100の第1固定部131をそれぞれ固定することで、電波センサ100の取付剛性をより一層高めることができる。
また、第1固定領域214が受圧部材200の左右方向における中央の左右両側にそれぞれ設けられているので、電波センサ100を受圧部材200の左右方向における中央を跨ぐように配置することができる。これにより、電波センサ100が取り付けられた受圧部材200に重量の偏りが生じるのを抑制することができる。
また、電波センサ100が受圧部材200の下部に配置されている、言い換えると、受圧部材200の上部に電波センサ100は取り付けられていないので、受圧部材200の上部の撓み量を確保することができる。
また、第1固定領域214が取付ワイヤ250の左右一対の延出部251の間に設けられていることで、第1固定領域214の左右両側が取付ワイヤ250によって支持されることになるので、電波センサ100の取付剛性をより高めることができる。
また、固定部130がネジ190により受圧部材200に固定されるので、電波センサ100を受圧部材200に比較的簡単に取り付けることができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように適宜変形して実施することができる。
例えば、前記実施形態では、電波センサ100が受圧部材200の下部に配置される構成であったが、これに限定されず、受圧部材の下部以外の位置に配置してもよい。
また、前記実施形態では、受圧部材200が第1固定領域214(囲繞領域)を複数有し、第1固定部131がそれぞれ異なる第1固定領域214に固定される構成であったが、これに限定されない。例えば、複数の第1固定部が同じ囲繞領域に固定される構成であってもよく、この場合には、受圧部材が囲繞領域を1つだけ有する構成であってもよい。
また、前記実施形態では、電波センサ100が4つの固定部130を有していたが、固定部の数は任意である。すなわち、電波センサは、少なくとも1つの固定部を有する構成であればよく、固定部の数は、4つに限定されず、3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。受圧部材の囲繞領域に固定される第1固定部の数も任意である。なお、電波センサは、例えば、固定部のすべてが第1固定部である構成であってもよいし、複数の固定部のうちの1つだけが第1固定部である構成であってもよい。また、受圧部材の囲繞領域は、第1固定部の数によっては、受圧部材の左右方向における中央の左右両側にそれぞれ2つ以上設けられていてもよい。
また、前記実施形態では、電波センサ100が受圧部材200の中央部211に固定される構成であったが、これに限定されず、例えば、電波センサ100が受圧部材200の第1側部212や第2側部213に固定される構成であってもよい。なお、電波センサ100を第1側部212に固定する場合には、電波センサ100を上下に並ぶ複数の第1側部212に跨がるように配置してもよい。また、電波センサ100を第1側部212に固定する場合には、電波センサ100が1つの第1側部212に固定される構成であってもよいし、複数の第1側部212に固定される構成であってもよい。
また、前記実施形態では、固定部130がネジ190により受圧部材200に固定される構成であったが、これに限定されない。例えば、固定部は、前記実施形態の取付クリップ260のようなクリップであって、受圧部材に形成された貫通孔に係合させることにより受圧部材に固定される構成であってもよい。
また、受圧部材の具体的な構成は、前記実施形態の構成に限定されない。例えば、前記実施形態では、横リブ223,224A(第1リブ)と縦リブ232,234(第2リブ)が直交していたが、第1リブと第2リブは交差していればよく、直交していない構成であってもよい。また、リブの配置や数などは任意である。また、前記実施形態では、受圧部材200が中央部211と側部212,213を有する構成であったが、例えば、受圧部材は、側部を備えない構成であってもよい。また、前記実施形態では、受圧部材200が取付ワイヤ250と一体に形成されていたが、例えば、受圧部材と取付ワイヤは別に形成されていてもよく、受圧部材をシートバックフレームに取り付ける際に、取付ワイヤが受圧部材の延出部に取り付けられる構成であってもよい。
また、前記実施形態では、受圧部材200および電波センサ100がシートバックS2に設けられていたが、これに限定されず、受圧部材および電波センサは、シートクッションS1に設けられていてもよい。なお、受圧部材と電波センサをシートクッションS1に設けた場合、上側が「着座者側」に相当し、下側が「着座者側とは反対側」に相当する。また、受圧部材および電波センサは、シートクッションS1とシートバックS2の両方にそれぞれ設けられていてもよい。
また、前記実施形態では、乗物用シートとして、自動車に搭載される車両用シートSを例示したが、これに限定されず、例えば、乗物用シートは、鉄道車両に搭載されるシートであってもよい。また、乗物用シートは、車両以外の乗物、例えば、船舶や航空機などに搭載されるシートであってもよい。
また、前記した実施形態および変形例で説明した各要素は、任意に組み合わせて実施してもよい。
100 電波センサ
130 固定部
131 第1固定部
190 ネジ
200 受圧部材
210B 裏面
214 第1固定領域
223 第3横リブ
224A 第4横リブ
232 第2縦リブ
234 第4縦リブ
250 取付ワイヤ
251 延出部
S 車両用シート
S1 シートクッション
S2 シートバック

Claims (9)

  1. シートクッションおよびシートバックを備える乗物用シートであって、
    着座者からの荷重を受ける板状の受圧部材と、
    着座者に向けて照射した電波の反射波を検出して着座者に関する情報を取得する電波センサであって、前記受圧部材に固定された電波センサと、を備え、
    前記受圧部材は、着座者側とは反対側の面である裏面から着座者側とは反対側に突出する複数の第1リブと、前記裏面から着座者側とは反対側に突出する複数の第2リブであって、前記複数の第1リブと交差する複数の第2リブと、を有し、
    前記電波センサは、前記受圧部材に固定される少なくとも1つの固定部を有し、
    前記固定部は、前記裏面のうち、前記複数の第1リブと前記複数の第2リブとにより囲まれる囲繞領域に固定される第1固定部を含むことを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記電波センサは、前記第1固定部を複数有することを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記受圧部材は、前記囲繞領域を複数有し、
    前記第1固定部は、それぞれ異なる囲繞領域に固定されることを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。
  4. 前記囲繞領域は、前記受圧部材の左右方向における中央の左右両側にそれぞれ少なくとも1つずつ設けられていることを特徴とする請求項3に記載の乗物用シート。
  5. 前記受圧部材および前記電波センサは、前記シートバックに設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  6. 前記電波センサは、前記受圧部材の下部に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の乗物用シート。
  7. 前記受圧部材を乗物用シートのフレームに取り付けるための取付ワイヤを備え、
    前記取付ワイヤは、左右方向に直交する方向に延びる一対の延出部であって、前記受圧部材を支持する一対の延出部を有し、
    前記囲繞領域は、左右方向において、前記一対の延出部の間に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  8. 前記固定部は、ネジにより前記受圧部材に固定されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  9. 前記電波センサは、着座者の心拍および呼吸の少なくとも一方を検出するセンサであることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の乗物用シート。
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