JP2016145011A - カーテンエアバッグ - Google Patents

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Abstract

【課題】収納形態が棒状であり、車体への取付設置形態が折り返し部分を有する場合であっても、ねじれの判別が可能であり、構造が簡単で、かつ取付作業性も従来と遜色のないカーテンエアバッグを提供する。
【解決手段】カーテンエアバッグ本体2を、長尺な棒状で、長さ方向に折り返し可能に形作った長尺体4と、長尺体の長さ方向一方端部側の部分が、当該長尺体と並行に折り返されることで形成される折り返し部分5と、折り返し部分の上に重ね合わせ可能に、カーテンエアバッグ本体にこれを拡張するように設けられた延設部分3と、長尺体に長尺体の長さ方向に沿って現れるように、カーテンエアバッグ本体の表面に設けられた第1マーカ7と、延設部分に長尺体の長さ方向に沿って現れるように、延設部分の表面に設けられた第2マーカ6とを備え、延設部分の第2マーカは、長尺体の第1マーカとほぼ連続される。
【選択図】図2

Description

本発明は、収納形態が棒状であり、車体への取付設置形態が折り返し部分を有する場合であっても、ねじれの判別が可能であり、構造が簡単で、かつ取付作業性も従来と遜色のないカーテンエアバッグに関する。
カーテンエアバッグを車体に取り付け設置するとき、カーテンエアバッグ本体をロール状に巻き取ったり、蛇腹折りで折り畳むなどして、車体前後方向に長尺な棒状形態に形作るようにしている。
長尺な形状であるため、カーテンエアバッグを車体に取付設置するときに、カーテンエアバッグにねじりが生じたまま、取り付けが行われてしまうおそれがある。ねじりがあると、カーテンエアバッグがインフレータガスで展開膨張されるとき、適正な作動が得られないことが考えられる。
エアバッグにねじれが生じているか否かを判別するための技術として、特許文献1及び2が知られている。特許文献1の「サイドエアバッグ装置のエアバッグ」は、ねじれてピラー部やルーフサイドレール部のボディ側に取り付けられることを防止でき、取付時の作業効率を向上させることができるサイドエアバッグ装置のエアバッグを提供することを課題とし、エアバッグは、車内側の開口周縁におけるピラー部とルーフサイドレール部とにわたるボディ側に、断続的に複数箇所で取付固定されるとともに、折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時、開口を覆うようにエアバッグ本体を展開させる。折り畳まれたエアバッグ本体には、周囲にねじれ識別手段としての印が付されている。
特許文献1では、折り畳まれて収納形態とされるエアバッグ本体は、車体前後方向に沿って単純な一直線状の棒状形態であって、そのままの形態で車体へ取付設置される。印は、断続的に設けられている。
特許文献2の「乗員保護装置」は、エアバッグをその長手方向に布状部材などで覆った場合において、エアバッグの捩れを防止でき、且つエアバッグの容易な取り付けが可能となる乗員保護装置を提供することを課題とし、車両のドア開口部の上方においてエアバッグが折り畳まれた状態で配設され、ガス流入時にエアバッグを下方に向けて膨張展開させて乗員を保護する乗員保護装置であって、エアバッグが折り畳まれた状態として形成されるエアバッグ本体モジュールに、エアバッグの捩れを判別可能とするマーキングを設け、且つ、エアバッグ本体モジュールを長手方向に関して局所的に覆う覆い部材に、エアバッグの捩れを判別可能とするマーキングを設ける構成としている。
特許文献2でも、折り畳まれて収納形態とされるエアバッグ本体モジュールは、車体前後方向に沿って単純な一直線状の棒状形態であって、そのままの形態で車体へ取付設置される。マーキングは、エアバッグのカバー(エアバッグ本体モジュール)及び局所的に設けられる覆い部材の双方に、車内側に面して、連続的に設けられている。
特開平11−321532号公報 特開2004−98707号公報
いずれの特許文献も、車体へ取り付けるときのエアバッグ本体やエアバッグ本体モジュールの取付設置形態(収納形態)が、単純な一直線状の棒状形態であるため、エアバッグ本体等の少なくとも車内側の面に、印あるいはマーキングを設けておけば、印等を見て、エアバッグ本体等にねじれが生じているか否かを判別することが可能である。
他方、エアバッグ本体等を車体へ取付設置するときの取付設置形態として、上記の一直線状の棒状形態の、エアバッグ本体等の長さ方向一方端部側の部分を、車体前後方向に折り返し、棒状部分に重なる折り返し部分を形成する場合がある。
この場合、折り返しがなくて印等が隠れることのない上記特許文献とは異なり、折り返し部分に設けられている印等、そしてまた当該折り返し部分が重ねられる棒状部分の印等は、隠れて見えなくなってしまう。このように折り返し部分が形成される取付設置形態では、収納形態では見えていた印等が見えなくなってしまい、ねじれを判別できなくなってしまうという課題があった。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、収納形態が棒状であり、車体への取付設置形態が折り返し部分を有する場合であっても、ねじれの判別が可能であり、構造が簡単で、かつ取付作業性も従来と遜色のないカーテンエアバッグを提供することを目的とする。
本発明にかかるカーテンエアバッグは、カーテンエアバッグ本体を、長尺な棒状で、長さ方向に折り返し可能に形作った長尺体と、該長尺体の長さ方向一方端部側の部分が、当該長尺体と並行に折り返されることで形成される折り返し部分と、該折り返し部分の上に重ね合わせ可能に、上記カーテンエアバッグ本体にこれを拡張するように設けられた延設部分と、上記長尺体に該長尺体の長さ方向に沿って現れるように、上記カーテンエアバッグ本体の表面に設けられた第1マーカと、上記延設部分に上記長尺体の長さ方向に沿って現れるように、該延設部分の表面に設けられた第2マーカとを備え、上記折り返し部分上に重ね合わされた上記延設部分の上記第2マーカは、上記長尺体の長さ方向に沿って、該長尺体の上記第1マーカとほぼ連続されることを特徴とする。
前記カーテンエアバッグ本体の前記第1マーカ及び前記延設部分の前記第2マーカ双方は、これらカーテンエアバッグ本体及び延設部分の表裏の同じ側の表面に設けられることが好ましい。前記長尺体が形成された後で、前記折り返し部分が形成される前、前記第2マーカは、該長尺体の前記第1マーカとは反対側に設けられることが望ましい。
前記カーテンエアバッグ本体は、ロール状に巻き取られて前記長尺体とされることが好ましい。
前記延設部分は、前記カーテンエアバッグ本体に一体的に形成されることが望ましい。あるいは、前記延設部分は、前記カーテンエアバッグ本体と別体で形成され、該カーテンエアバッグ本体に接合されて設けられることが好ましい。別体の場合、前記延設部分は、前記カーテンエアバッグ本体が前記長尺体に形作られる前に、該カーテンエアバッグ本体に接合されることが望ましい。
前記延設部分は、前記長尺体の長さ方向で、前記折り返し部分の長さよりも短いことが好ましい。
本発明にかかるカーテンエアバッグにあっては、収納形態が棒状であり、車体への取付設置形態が折り返し部分を有する場合であっても、ねじれを的確に判別することができ、また、構造が簡単で、かつ従来と遜色のない取付作業性を確保することができる。
本発明が適用されるカーテンエアバッグを開いて平らにした状態を示す平面図である。 図1に示したカーテンエアバッグを収納形態から車体への取付設置形態にしていく様子を示す説明図である。 本発明に係るカーテンエアバッグの変形例を示す正面図である。 本発明に係るカーテンエアバッグの他の変形例を示す斜視図である。
以下に、本発明にかかるカーテンエアバッグの好適な実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態に係るカーテンエアバッグを開いて平らにした状態を示す平面図、図2は、図1に示したカーテンエアバッグを収納形態から車体への取付設置形態にしていく様子を示す説明図であって、図2(A)は、カーテンエアバッグを長尺な棒状の収納形態とした様子を示す斜視図、図2(B)は、延設部分を折り返し部分の上に重ね合わせた状態を示す斜視図、図2(C)は、折り返し部分を形成して、カーテンエアバッグを車体への取付設置形態にした様子を示す斜視図、図2(D)は、図2(C)に示したカーテンエアバッグの車体への取付設置形態の正面図である。
カーテンエアバッグ1は、従来周知のように、インフレータガスにより展開膨張される、布製等の柔軟な素材で形成されたカーテンエアバッグ本体2を主体とする。図1に、開いて平らにした状態で示されているように、カーテンエアバッグ本体2は、前後方向長さ寸法が、車体前後方向に沿って長尺に形成される。
カーテンエアバッグ本体2の上下方向高さ寸法は、車体のウインドウ等を覆うことができるように、インフレータ装着部2aを有する上縁側部分2bが車体のルーフ側に取り付けられた状態で、下縁側部分2cが車室内のシート側方側まで達する寸法で形成される。本実施形態に係るカーテンエアバッグ1は、上記カーテンエアバッグ本体2に、後述する延設部分3を設けて構成される。
図2(A)に示すように、カーテンエアバッグ1のカーテンエアバッグ本体2は、下縁側部分2cを巻き取り始端として、上縁側部分2bへ向かってロール状に巻き取ることにより、収納形態とされる。この収納形態では、カーテンエアバッグ本体2は、車体前後方向に沿って長尺な棒状に形作られた長尺体4とされる。長尺体4は、延設部分3を除き、カーテンエアバッグ本体2だけを巻き取ることで形成される。
収納形態とは、製造されたカーテンエアバッグ本体2を、上記のように巻き取って容易に取り扱えるように、長尺体4に形作っただけの段階の形態であって、運搬用に梱包する段階の形態はもちろんのこと、車体へ取付設置する段階での形態を意味しない。すなわち、収納形態とは、単に下縁側部分2cを上縁側部分2bへ向けて巻き取って、カーテンエアバッグ本体2の巻き取り作業のみを完了したときの形態を意味する。
カーテンエアバッグ本体2は、柔軟な素材で形成されるので、巻き取りで形作られた長尺体4は、棒状形態の長さ方向、すなわち車体前後方向に折り返し可能である。
本実施形態に係るカーテンエアバッグ1では、図2(C)に示すように、長尺体4の長さ方向の一方側端部の部分が、長尺体4と並行に折り返されることで、折り返し部分5が形成される。この折り返し部分5を備える形態が、カーテンエアバッグ本体2の車体への取付設置形態とされる。
長尺体4の長さ方向一方端部側とは、本実施形態では、車体前後方向の後方部分である。この後方部分の折り返しで形成される折り返し部分5の長さは、図示例では、長尺体4の全長の1/4程度として示されているが、折り返し部分5の長さは、適宜設定してよい。また、折り返し部分5は、後方部分ではなく、車体の前後方向前方部分を折り返して形成しても良い。
並行に折り返すとは、車体後方に向いている長尺体4の後端部が車体前方に向くように、あるいは車体前方に向いている長尺体4の前端部が車体後方に向くように、折り返し部分5が、車体前後方向前方へあるいは後方へ折り返されて、長尺体4に対し、実質的に横並びに並べられた状態を言う。
図1及び図2(A)から理解されるように、カーテンエアバッグ本体2には、図1に示されている、その平らに開かれた平面形態を拡張するように延設部分3が設けられる。延設部分3は、カーテンエアバッグ本体2と同じ、もしくは同様な柔軟な素材で形成され、折り返し部分5の上に重ね合わせ可能に設けられる。
延設部分3は、カーテンエアバッグ本体2に一体的に形成される。あるいは、延設部分3は、カーテンエアバッグ本体2と別体で形成され、カーテンエアバッグ本体2に別途接合して設けるようにしても良い。
延設部分3とカーテンエアバッグ本体2とが別体の場合には、延設部分3は、カーテンエアバッグ本体2が長尺体4に形作られる前に、カーテンエアバッグ本体2に接合される。これにより、作業性良く、延設部分3をカーテンエアバッグ本体2に設けることができる。
本実施形態では、折り返し部分5は、車体前後方向の後方部分であるので、延設部分3は、折り返し部分5に対応させて、カーテンエアバッグ本体2の車体前後方向の後方部分に、当該カーテンエアバッグ本体2の上縁側部分2bから外方(上方)へ迫り出して設けられる。
延設部分3の前後方向長さは、折り返し部分5の前後方向長さ寸法とほぼ同じか、僅かに短く形成される。延設部分3がカーテンエアバッグ本体2の上縁側部分2bから突出される長さは、折り返し部分5の上に重ね合わされたときに、少なくとも後述する第2マーカ6が設けられるスペースが確保されれば、どのような長さであっても良い。
延設部分3は、カーテンエアバッグ本体2の収納形態である、巻き取り後の長尺体4から外方へ突出され、かつ折り返し部分5の上に重ね合わせ可能な配置であれば、カーテンエアバッグ本体2に対し、どのように設けても良い。具体的には、長尺体4の巻き取り終端であるカーテンエアバッグ本体2の上縁側部分2bに一体形成したり、接合する場合に限らず、ロール状に巻き取られていく位置、例えばカーテンエアバッグ本体2の上下方向中央部分や下縁側部分2cなど、どのような高さ位置に形成・接合しても良い。
図2(B)に示すように、延設部分3は、巻き取りを完了して収納形態とされたカーテンエアバッグ本体2、すなわち長尺体4(長尺体4の長さ方向一方端部側の部分)に対し、その上に重ね合わされる。この延設部分3がその上に重ね合わされた長尺体4の一方端部側の部分は、図2(C)に示すように、折り返されて折り返し部分5とされ、従って、延設部分3は、折り返し部分5の上に重ね合わされる。
さらに、図2に示すように、カーテンエアバッグ本体2の表面には、これを収納形態として形作った長尺体4に、当該長尺体4の長さ方向に沿って現れるように、第1マーカ7が設けられる。この第1マーカ7は、巻き取る前の、カーテンエアバッグ本体2が開かれて平らな状態において、長尺体4の表面に現れる位置に設けられる。
また、延設部分3の表面には、当該延設部分3に長尺体4の長さ方向に沿って現れるように、第2マーカ6が設けられる。そしてこの第2マーカ6と第1マーカ7の位置関係は、図2(D)に示すように、折り返し部分5上に重ね合わされた延設部分3の表面の第2マーカ6が、長尺体4の長さ方向に沿って、長尺体4の表面の第1マーカ7とほぼ連続されるように設定される。
簡単に言えば、折り返し部分5と長尺体4との間に一連に連続するように第1マーカ7及び第2マーカ6が設けられる。折り返し部分5を折り返し前に戻したとき、延設部分3の第2マーカ6と長尺体4の第1マーカ7はそれぞれ、長尺体4の反対側に現れるように設けられる。換言すれば、長尺体4が形成された後で、折り返し部分5が形成される前、第2マーカ6は、長尺体4上の第1マーカ7とは反対側に設けられるようになっている。
第1及び第2マーカ6,7は、テンプレートを用いて作業者が線引きしたり、あるいはプリンタで印刷するなどにより、カーテンエアバッグ本体2及び延設部分3に設けられる。
本実施形態では、カーテンエアバッグ本体2を単一方向にロール状に巻き取って長尺体4が形成されるので、図2(A)から理解されるように、第1マーカ7及び第2マーカ6双方が、カーテンエアバッグ本体2及び延設部分3の表側もしくは裏側いずれかの、同じ側の表面に設けられる。
そして、カーテンエアバッグ本体2の巻き取りをしたときに、第2マーカ6が現れる延設部分3の表面が、第1マーカ7が現れる長尺体4の表面に対し、筒状の長尺体4の表裏反対側になる位置関係となる。さらに、折り返し部分5が形成されて、カーテンエアバッグ1が車体への取付設置形態とされると、その結果、長尺体4の第1マーカ7と同じ側に第2マーカ6が現れる。
もちろん、巻き取りの態様によっては、長尺体4上の第1マーカ7が、カーテンエアバッグ本体2の表面側に設けられ、延設部分3上の第2マーカ6が、カーテンエアバッグ本体2の裏面側に設けられる場合もある。
以上説明した本実施形態に係るカーテンエアバッグ1にあっては、カーテンエアバッグ本体2を、収納形態として、長尺な棒状で、長さ方向に折り返し可能に形作った長尺体4と、長尺体4の長さ方向一方端部側の部分が、当該長尺体4と並行に折り返されることで形成される折り返し部分5とが備えられて、車体への取付設置形態とされる場合に、折り返し部分5の上に重ね合わせ可能に、カーテンエアバッグ本体2に、これを拡張するように設けられた延設部分3と、長尺体4に、長尺体4の長さ方向に沿って現れるように、カーテンエアバッグ本体2の表面に設けられた第1マーカ7と、延設部分3に長尺体4の長さ方向に沿って現れるように、延設部分3の表面に設けられた第2マーカ6とを備え、折り返し部分5上に重ね合わされた延設部分3の第2マーカ6は、長尺体5の長さ方向に沿って、長尺体5の第1マーカ7とほぼ連続されるので、車体への取付設置形態が折り返し部分5を有しても、第1マーカ7及び第2マーカ6が車体前後方向全長に亘って現れて、カーテンエアバッグ1の取付設置範囲全体に亘って、ねじれを判別することができる。これにより、カーテンエアバッグ1の作動確実性を向上することができ、乗員保護性能を高く保証することができる。
第2マーカ6を設けた延設部分3をカーテンエアバッグ本体2に設けるだけなので、構造がきわめて簡単である。延設部分3を折り返し部分5に重ね合わせるだけで、第2マーカ6を視認させることができ、従来と遜色のない取付作業性を確保しながら、折り返し部分5を有するカーテンエアバッグ1を、ねじれが生じないように確実に車体に装着することができる。
カーテンエアバッグ本体2の第1マーカ7及び延設部分3の第2マーカ6双方は、これらカーテンエアバッグ本体2及び延設部分3の表裏の同じ側の表面に設けられるので、単一のテンプレートを使用して、第1及び第2マーカ6,7双方を設けることができる。
従って、両者の位置関係を、容易かつ適正に確定できる。それにより、カーテンエアバッグ本体2から形作った長尺体4と折り返し部分5とが、設計上の規定位置にあるかどうかも判別でき、かつ、ねじれも容易に判別できる。
長尺体4が形成された後で、折り返し部分5が形成される前、第2マーカ6は、長尺体4の第1マーカ7とは反対側に設けられるので、少なくとも車体への取付設置作業時において、第1及び第2マーカ6,7が適正に設けられているか否かを、簡単にチェックすることができる。
延設部分3は、カーテンエアバッグ本体2に一体的に形成されるので、構造が簡単であり、かつ容易に製造することができる。
他方、延設部分3が、カーテンエアバッグ本体2と別体で形成され、カーテンエアバッグ本体2に接合されて設けられる場合には、カーテンエアバッグ本体2の製造設備・製造工程を何ら変更する必要がなく、既存の設備を用いて生産することができる。
延設部分3は、カーテンエアバッグ本体2が長尺体4に形作られる前に、カーテンエアバッグ本体2に接合されるので、延設部分3は後付けで、かつカーテンエアバッグ本体2が平らな状態のときに接合される。
このため、カーテンエアバッグ本体2の製造工程とカーテンエアバッグ本体2の巻き取り工程の間に、単に延設部分3を接合する工程を追加し、第1マーカ7を設ける工程で、合わせて第2マーカ6を設けるだけで良く、僅かな工程変更で、既存の設備を用いて生産することができる。
図3は、本発明に係るカーテンエアバッグの変形例を示す正面図である。上記実施形態では、延設部分3は、長尺体4の長さ方向で、ほぼ折り返し部分5の長さ寸法相当の長さで形成される場合について説明したが、図示するように、延設部分3の長さAは、第2マーカ6でねじれを判別し得る長さであれば、折り返し部分5の長さBよりも短くても良い。このようにすれば、延設部分3が小さくて良く、第2マーカ6も短くて良いので、コストアップを抑えることができる。
図4は、本発明に係るカーテンエアバッグの他の変形例を示す斜視図である。上記実施形態では、カーテンエアバッグ本体2は、ロール状に巻かれて長尺体4に形作られる場合を説明したが、蛇腹状に折り畳まれて長尺体4が形成されるカーテンエアバッグ本体2であっても、本発明を適用できることはもちろんである。
以上に述べたカーテンエアバッグは、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施形態例も、各種の方法で実施または遂行できる。特に、本願明細書中に限定される主旨の記載がない限り、この発明は、添付図面に示した詳細な部品の形状、大きさおよび構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書中に用いられた表現および用語は、説明を目的としたもので、特に限定される主旨の記載がない限り、それに限定されるものではない。
1 カーテンエアバッグ
2 カーテンエアバッグ本体
3 延設部分
4 長尺体
5 折り返し部分
6 第2マーカ
7 第1マーカ
A 延設部分の長さ
B 折り返し部分の長さ

Claims (8)

  1. カーテンエアバッグ本体を、長尺な棒状で、長さ方向に折り返し可能に形作った長尺体と、
    該長尺体の長さ方向一方端部側の部分が、当該長尺体と並行に折り返されることで形成される折り返し部分と、
    該折り返し部分の上に重ね合わせ可能に、上記カーテンエアバッグ本体にこれを拡張するように設けられた延設部分と、
    上記長尺体に該長尺体の長さ方向に沿って現れるように、上記カーテンエアバッグ本体の表面に設けられた第1マーカと、
    上記延設部分に上記長尺体の長さ方向に沿って現れるように、該延設部分の表面に設けられた第2マーカとを備え、
    上記折り返し部分上に重ね合わされた上記延設部分の上記第2マーカは、上記長尺体の長さ方向に沿って、該長尺体の上記第1マーカとほぼ連続されることを特徴とするカーテンエアバッグ。
  2. 前記カーテンエアバッグ本体の前記第1マーカ及び前記延設部分の前記第2マーカ双方は、これらカーテンエアバッグ本体及び延設部分の表裏の同じ側の表面に設けられることを特徴とするカーテンエアバッグ。
  3. 前記長尺体が形成された後で、前記折り返し部分が形成される前、前記第2マーカは、該長尺体の前記第1マーカとは反対側に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載のカーテンエアバッグ。
  4. 前記カーテンエアバッグ本体は、ロール状に巻き取られて前記長尺体とされることを特徴とする請求項1〜3いずれかの項に記載のカーテンエアバッグ。
  5. 前記延設部分は、前記カーテンエアバッグ本体に一体的に形成されることを特徴とする請求項1〜4いずれかの項に記載のカーテンエアバッグ。
  6. 前記延設部分は、前記カーテンエアバッグ本体と別体で形成され、該カーテンエアバッグ本体に接合されて設けられることを特徴とする請求項1〜4いずれかの項に記載のカーテンエアバッグ。
  7. 前記延設部分は、前記カーテンエアバッグ本体が前記長尺体に形作られる前に、該カーテンエアバッグ本体に接合されることを特徴とする請求項6に記載のカーテンエアバッグ。
  8. 前記延設部分は、前記長尺体の長さ方向で、前記折り返し部分の長さよりも短いことを特徴とする請求項1〜7いずれかの項に記載のカーテンエアバッグ。
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