JP4345638B2 - 頭部保護エアバッグ - Google Patents

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Description

本発明は、車両の窓(サイドウインド)の上縁側から、膨張用ガスを流入させて下方に展開膨張し、乗員の頭部を保護可能な頭部保護エアバッグに関する。
従来、頭部保護エアバッグでは、車両への搭載時、窓の上縁側に折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時に、窓の車内側を覆い可能に、窓の上縁側から下方に展開膨張する構成としていた(例えば、特許文献1参照)。また、この頭部保護エアバッグでは、上縁側に配置されて車体側に取り付けるための取付部と、車内側と車外側との両壁部の間に膨張用ガスを流入させて、窓を覆うように膨張するガス流入部と、を備えて構成されていた。
さらに、この頭部保護エアバッグでは、ガス流入部が、上部側に、膨張用ガスの上流側部位として、車内側・車外側壁部とを重ねた状態で上下方向に折り重ねる蛇腹折りによって形成した蛇腹折り部位、を配置させ、かつ、この蛇腹折り部位の下方で折り畳んで、蛇腹折りの折りの解消時に、蛇腹折りの折り重ね方向に沿って押し出される折り塊部位、を配置させて、窓の上縁側に収納されていた。
このようなエアバッグでは、蛇腹折りの折り畳みの精度が重要となることから、折目の位置に、目印を設けることが考えられる(例えば、特許文献2・3参照)。
しかし、頭部保護エアバッグでは、蛇腹折りの折目の配置位置も、重要となるが、蛇腹折りの折目の位置が適正でも、ねじれて車両に搭載されては、膨張用ガスの流入時、蛇腹折り部位の下方の折り塊部位が、所定方向に押し出されず、窓に沿って展開膨張させるような作用・効果を得られなくなってしまう。
そのため、ねじれ防止を確認できるような目印も必要となる(例えば、特許文献4参照)。
特開2004−58848号公報 特開2000−33842号公報 特開2003−193350号公報 特開平11−321532号公報
しかし、従来のねじれ防止用の目印は、折り畳み完了時の折り崩れ防止用に巻くラッピング材に付けて、車両搭載時のエアバッグのねじれを防止するためのものであった。そのため、折り畳み完了時点で、蛇腹折り部位を含めて、ねじれの確認を行えるものではなかった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、折り畳み完了時の状態で、蛇腹折りの折目の配置位置や折幅、あるいは、ねじれ防止を容易に確認できて、簡単に、適正な姿勢で車両に搭載できる頭部保護エアバッグを提供することを目的とする。
本発明に係る頭部保護エアバッグは、車両への搭載時、窓の上縁側に折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時に、窓の車内側を覆い可能に、窓の上縁側から下方に展開膨張する構成として、
上縁側に配置されて車体側に取り付けるための取付部と、車内側と車外側との両壁部の間に膨張用ガスを流入させて、窓を覆うように膨張するガス流入部と、を備えて構成される頭部保護エアバッグであって、
ガス流入部が、
上部側に、膨張用ガスの上流側部位として車内側・車外側壁部とを重ねた状態で上下方向に折り重ねる蛇腹折りによって形成した蛇腹折り部位、を配置させ、かつ、
蛇腹折り部位の下方で折り畳まれて、蛇腹折りの折りの解消時に、蛇腹折りの折り重ね方向に沿って押し出される折り塊部位、を配置させて、
窓の上縁側に収納される構成として、
蛇腹折りにおける取付部側からの適正位置の第1番目の第1折目と第2番目の第2折目との位置に、それぞれ、第1・2折目に沿って配置される折目確認用の目印が、配設されるとともに、
取付部第2折目との間の折り畳み完了時の露出するエリアに、前記第1・2折目に沿って配置される少なくとも一つのねじれ防止確認用の目印が、配設されて構成され
エアバッグが袋織りによって形成され、
折目確認用とねじれ防止確認用との目印が、袋織りの経糸若しくは緯糸から形成されるとともに、他の一般部から色を異ならせ、かつ、相互にも、色を異ならせて、配設されていることを特徴とする。
本発明に係る頭部保護エアバッグでは、折り畳み完了時、折目確認用の目印が、蛇腹折り部位の第1・2折目の位置に配置されていれば、折り畳み完了体を、斜め上方側等における車内側の方向からと車外側の方向からとの2方向から目視するだけで、蛇腹折りの折幅が、的確であって、適正に蛇腹折りされていることが確認できる。また、蛇腹折りの確認のために、折り畳み完了体を斜め上方側等における車内側の方向からと車外側の方向からとの2方向から目視した際、同時に、ねじれ防止確認用の目印が、第1折目や第2折目に沿って、すなわち、適正な折幅と折目位置とで蛇腹折りされた蛇腹折り部位の第1折目や第2折目に沿って、配置されていることが確認できれば、取付部に対して、ねじれずに、エアバッグが折り畳まれたことを確認できる。その結果、折り畳み完了体を斜め上方側等における車内側の方向からと車外側の方向からとの2方向から目視するだけで、エアバッグが、的確に蛇腹折りされ、かつ、ねじれずに適正に折り畳まれたことを、容易に確認できる。
そのため、適正な折り畳みを確認した状態で、頭部保護エアバッグを車両に搭載させれば、簡単に、適正な姿勢で、頭部保護エアバッグを車両に搭載することができて、その後に、膨張用ガスが流入されれば、蛇腹折り部位の折りの解消時、蛇腹折り部位の下方の折り塊部位が、蛇腹折り部位の折り重ね方向に沿って押し出され、そして、展開膨張することとなり、例えば、乗員頭部と窓との間が狭くとも、窓に沿わせて、円滑に、頭部保護エアバッグを展開膨張させることができることとなる。
したがって、本発明に係る頭部保護エアバッグでは、折り畳み完了時の状態で、蛇腹折りの折目の配置位置や折幅、あるいは、ねじれ防止を容易に確認できて、簡単に、適正な姿勢で車両に搭載することができる。なお、折目確認用やねじれ防止確認用の目印は、車両搭載時のエアバッグの姿勢の確認にも、利用することができる。
また、エアバッグが袋織りによって形成されて、折目確認用とねじれ防止確認用との目印を、袋織りの経糸若しくは緯糸から形成するとともに、他の一般部から色を異ならせ、かつ、相互にも、色を異ならせて、配設させているため、別途、目印を印刷する等の作業を行わなくとも、エアバッグの製造時に、同時に目印を形成でき、容易に目印をエアバッグに付けることができる。
そして、取付部と蛇腹折り部位との境界部位が、蛇腹折り部位の上面側における車内外方向の略中央位置に配置されるように、エアバッグが折り畳まれる場合には、ねじれ防止確認用の目印は、取付部と第2折目との間の折り畳み完了時に露出するエリアのうち、取付部と第1折目との間、及び、第1折目第2折目との間、との少なくともに2箇所に、配設されていれば、折り畳み完了時の車外側と車内側との両側から、即座に、目視して、ねじれ防止を確認できることから、迅速にねじれの有無を確認できる。
ちなみに、折目確認用の目印が、蛇腹折りの第1・2折目に、それぞれ、配置されている状態で、折り畳み完了体がねじれていれば、それらの第1・2折目の目印も、ねじれることから、ねじれを確認できる。しかし、上記のように、折り畳み完了体の車内側と車外側との両側から、ねじれ防止を確認できる目印があれば、それらの目印が、取付部からの距離が大きくなったり小さくなることによって、折目確認用の目印と併せて、即座に判別できることとなる。特に、エアバッグの折り畳み完了状態において、取付部と蛇腹折り部位との境界部位が、折り畳み完了体の車内外方向の略中央位置、すなわち、蛇腹折りの折幅の中間位置付近に配置されている場合には、折目確認用やねじれ防止確認用の目印が無いと、蛇腹折りが的確な折幅で折り畳まれているか否かは、蛇腹折りで折り重ねた方向から見て、確認する必要が生じ、その際、取付部が邪魔となって確認し難く、かつ、ねじれ防止の確認も、車内側や車外側からの2方向から注意して見る必要が生じ、結局、折り重ね方向、車内側の方向、及び、車外側の方向からの3方向から、注意して目視する必要が生ずる。しかし、上記のような構成では、折り畳み完了体を斜め上方側等における車内側の方向からと車外側の方向からとの2方向から目視するだけで、エアバッグが適正に折り畳まれたことを、容易に確認することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、図1・2に示すように、実施形態の頭部保護エアバッグ19は、車両Vに搭載される頭部保護エアバッグ装置Mに使用されるものである。この頭部保護エアバッグ装置Mは、エアバッグ19と、インフレーター12と、取付ブラケット10・13と、エアバッグカバー8と、を備えて構成されている。そして、エアバッグ19は、車両Vの車内側におけるサイドウインドW1・W2の上縁側において、フロントピラー部FPの下縁側から、ルーフサイドレール部RRの下縁側を経て、リヤピラー部RPの上方側までの範囲に、折り畳まれて収納されている。
インフレーター12は、図1・2に示すように、略円柱状のシリンダタイプとして、エアバッグ19における膨張用ガスを流入させるための接続口部22が、外装され、クランプ15を利用して、エアバッグ19と連結されている。そして、インフレーター12は、取付ブラケット13を利用して、センターピラー部CPの上方付近におけるルーフサイドレール部RRのインナパネル2に、ルーフヘッドライニング5の下縁5aに覆われて、取付固定されている。なお、インナパネル2は、車両Vのボディ(車体)1側の部材である。また、取付ブラケット13は、板金製として、インフレーター12を保持し、取付ボルト14を利用して、インナパネル2に固定されている。
各取付ブラケット10は、二枚の板金製のプレートから構成され(図8・11参照)、エアバッグ19の取付部40における各取付片部40aを挟むように、各取付片部40aに取り付けられ、取付ボルト11によって、各取付片部40aをインナパネル2に取付固定している。なお、各取付ボルト11は、ナット2bを設けてインナパネル2に形成された取付孔2aに、締結されている。
エアバッグカバー8は、フロントピラー部FPに配置されるピラーガーニッシュ4とルーフサイドレール部RRに配置されるルーフヘッドライニング5とのそれぞれの下縁4a・5a側から構成されている。なお、フロントピラーガーニッシュ4とルーフヘッドライニング5とは、合成樹脂製とし、フロントピラー部FPとルーフサイドレール部RRとにおいて、それぞれ、ボディ1のインナパネル2における車内側に、取付固定されている。また、ルーフヘッドライニング5は、フロントピラー部FPの上方付近から、センターピラー部CPの上方を経て、リヤピラー部RPの上方付近まで、配設されている。
エアバッグ19は、図1〜5に示すように、ポリアミド糸等を使用した袋織りにより製造されたエアバッグ本体20と、ポリアミド糸等の織布からなる可撓性を有したベルト53と、から構成されている。なお、実施形態のエアバッグ本体20には、通常設けられているシリコンゴム等のガス漏れ防止用のコーティング層が外表面に設けられていないが、適宜、ガス漏れ防止用のコーティング層を設けてもよい。また、ベルト53は、実施形態の場合、エアバッグ本体20を袋織りで形成して所定形状に裁断する際の残材から、形成されている。
エアバッグ本体20は、インフレーター12からの膨張用ガスGを流入させて、折り畳み状態から展開して、サイドウインドW1・W2やセンターピラー部CP・リヤピラー部RPのピラーガーニッシュ7・6の車内側を覆うように、展開膨張する。そして、エアバッグ本体20は、膨張用ガスGを流入させて車内側壁部21aと車外側壁部21bとを離すように膨らむガス流入部21と、膨張用ガスGを流入させない非流入部38と、を備えて構成されている。
非流入部38は、ガス流入部21の壁部21a・21b相互を結合させたように形成され、周縁部39、取付部40、区画部41・42、及び、板状部43、から構成されている。周縁部39は、エアバッグ本体20の外周縁の部位に配置されて、ガス流入部21の周囲を囲むように、形成されている。
取付部40は、エアバッグ本体20の上縁20a側における周縁部39の上部側から構成され、所定位置には、取付孔40bを備えた複数(実施形態では7個)の取付片部40aを上方へ突出させている。各取付片部40aには、インナパネル2に取り付けるための取付ブラケット10が固着されることとなり、各取付孔40bには、取付ボルト11が挿通されることとなる(図8・11参照)。
板状部43は、長方形板状として、前後の保護膨張部25・29の間におけるガス供給路部23の下方に配設されている。この板状部43は、エアバッグ本体20の全体形状を確保するとともに、ガス流入部21の容積を小さくして、膨張完了までの時間を短くするために、配設されている。
区画部41・42は、前後の保護膨張部25・29の領域内に、それぞれ、配置されて、区画部41が、車内側から見て、逆J字形に形成されて、各保護膨張部25・29の前部側に配設されている。区画部42は、車内側から見て、逆U字形に形成されて、前側の保護膨張部25の後部側に配設されている。これらの区画部41・42は、前後の各保護膨張部25・29の膨張完了時に、前後に並設されるセル26・27・30・31を形成して、各保護膨張部25・29が、球状でなく、略板状に膨張できるように、各保護膨張部25・29の厚さを規制するために配設されている。
なお、前保護膨張部25では、膨張完了時、図3のC・図5のCに示すように、区画部41・42によって、前方側から、補助セル27A・本体セル26・補助セル27B・27Cとした四つのセルが配設されることとなり、後保護膨張部29では、膨張完了時、図4のCに示すように、区画部41によって、前方側から、補助セル31・本体セル30とした二つのセルが配設されることとなる。
そして、区画部41・42で区画された各セル26・27・30・31は、膨張時に、エアバッグ本体20の前後方向の長さを短くして、膨張完了時のエアバッグ本体20の下縁20b側に、前後方向のテンションを生じさせることとなる。
ガス流入部21は、実施形態の場合、接続口部22、ガス供給路部23、及び、保護膨張部25・29、から構成されている。ガス供給路部23は、エアバッグ本体20の上縁20a側で車両Vの前後方向に沿って、直線状に配設されている。ガス供給路部23の前後方向の略中間部位には、上方へ延びて、インフレーター12からの膨張用ガスGをガス流入部21内に流入させるための接続口部22が、形成されている。ガス供給路部23は、接続口部22からの膨張用ガスGを、車両Vの前後方向両側、すなわち、前方側では、補助セル27Aの上方まで、後方側では、本体セル30の上方まで、流すとともに、エアバッグ本体20において、最初に膨張する上流側部位を構成することとなる。なお、ガス供給路部(上流側部位)23は、車両搭載状態で膨張を完了させた際、上部側の一部が、エアバッグカバー8に覆われるとともに、下部23b側が、乗員頭部Hの上部付近の側方まで、配置されるように、構成されている(図10・13参照)。
保護膨張部25・29は、ガス供給路部23の下部23b側とともに、車両Vのシートに着座した乗員の頭部を保護するエリアであり、前保護膨張部25は、ガス供給路部23の前部側の下方に配置され、エアバッグ本体20の展開膨張時、車両Vの前席の側方に配置されて、前席側方のサイドウインドW1を覆うように膨張することとなる。後保護膨張部29は、ガス供給路部23の後部側の下方に配置され、エアバッグ本体20の展開膨張時、車両Vの後席の側方に配置されて、後席側方のサイドウインドW2を覆うこととなる。そして、各保護膨張部25・29は、膨張完了時、既述したように、厚さを規制する区画部41・42によって区画されて、車両Vの前後方向に並設される複数のセル26・27(27A・27B・27C)・30・31を膨張させるように、構成されている。
そして、各保護膨張部25・29の本体セル26・30では、車内側・車外側壁部21a・21b相互を結合して、膨張完了時の各保護膨張部25・26の内圧上昇時に車内側・車外側壁部21a・21b相互を分離させる仮結合部33・34が配設されて、仮結合部33・34の分離前には、薄く膨張し(図3のB・図4のB参照)、かつ、仮結合部33・34の分離時には、図3のCや図4のCに示すように、厚く膨張するように構成されている。実施形態の場合、これらの仮結合部33・34は、車内側・車外側壁部21a・21b相互を縫合して結合する破断可能な縫合糸36により、形成されている。なお、これらの仮結合部33・34は、縫合糸36を使用する他、エアバッグ本体20の袋織り時の経糸若しくは緯糸を使用して、破断可能に、壁部21a・21b相互を結合させた接結点を設け、これらの接結点によって、仮結合部33・34を形成してもよい。
さらに、仮結合部33は、上端33a側に配設される横線部33cと、横線部33cから下方に延びる二本の縦線部33d・33dと、から構成され、横線部33cは、区画部41・42の上端相互を連結して、ガス供給路部23と保護膨張部25とを区画するように、ガス供給路部23の下縁側に配設されている。各縦線部33dは、仮結合部33の下端33b側に、セル26の膨張時に応力集中が生じやすいように、区画部41・42の下端41a・42a付近まで、上下方向に沿う直線状に延ばして、周縁部39に連結させないように、保護膨張部25の領域途中で止めている。これら二本の縦線部33dは、区画部41・42間を三等分するように、相互に離れて配設されている。
また、仮結合部34は、略横向きF字状に屈曲するように配設されて、上端34a側を、区画部41の上端に連結させるように、前後方向に沿う横線部34cとし、下端34b側を、セル30の膨張時に応力集中が生じやすいように、上下方向に沿う二本の縦線部34dとして、それぞれ、区画部41の下端41a付近まで、上下方向に沿う直線状に延ばして、周縁部39に連結させないように、保護膨張部29の領域途中で止めている。これらの縦線部34dは、セル30を前後方向に三等分するように、相互に離れて配設されている。
なお、縫合糸36の破断強度は、本体セル26・30の膨張時、直ちに破断される強度ではなく、図3・4に示すように、各セル26・30が展開を完了させた後における厚さの薄い状態の小セル26a・30aが内圧を上昇させた際に、破断するように、設定されている。小セル26a・30aは、各本体セル26・30において、仮結合部33・34の縦線部33d・34dで前後に分割された部位である。
そして、仮結合部33を設けた本体セル26では、本体セル26の上端が、区画部41・42の上端相互を連結するように、車内側・車外側壁部21a・21b相互を連結する横線部33cを配設させているため、図5に示すように、膨張時に、横線部33cが壁部21a・21b相互を分離させるまでは、膨張用ガスを区画部41・42の下端側から流入させることとなって、下部側の前後に、ガス流入口26b・26c(図2参照)を配設させる構成となる。
一方、仮結合部34を設けた本体セル30では、本体セル30の上端が、区画部41の上端から連なって後方へ延びるように、車内側・車外側壁部21a・21b相互を連結する横線部34cを配設させて、横線部34cの後端側を周縁部39の後縁に結合させていないため、膨張時に、横線部33cが壁部21a・21b相互を分離させるまでは、周壁部39の後縁側と横線部33cの後端側との間、すなわち、本体セル30の後端上部を、ガス流入口30b(図2参照)とすることとなる。
そして、実施形態のエアバッグ本体20では、上縁20a側に、前後方向に沿って、上下二段に配設される黒色の目印45・46と、上下四段に配設される赤色の目印48・49・50・51と、を配設させている。これらの目印45・46・48・49・50・51は、エアバッグ本体20の袋織り時の経糸若しくは緯糸(実施形態の場合には、経糸)に、目印45・46・48・49・50・51の部位以外の一般部と相違し、さらに、相互に違う色を着色した糸を使用し、エアバッグ本体20の袋織り時に、一体的に配設させている。なお、一般部の経糸や緯糸は、青色としている。また、実施形態の場合には、車内側・車外側壁部21a・21bの両側に目印45・46・48・49・50・51が表れるように、複数本の糸(経糸)によって、目印45・46・48・49・50・51が形成されている。
さらに、黒色の目印45・46は、図2・7のAに示すように、蛇腹折りの折目に配置されるもので、適正位置に配置された場合には、蛇腹折りの折目における上縁20a側の取付部40に最も近い第1折目D1に、折目確認用の折目45が、配置され、その次の第2折目D2に、折目確認用の折目46が、配置されるように、設定されている。
また、赤色の目印48・49・50・51は、上縁20a側から順に配設されて、エアバッグ20の折り畳みを完了させた折り畳み完了体58のねじれ防止を確認するためのものである。そして、実施形態の場合、ねじれ防止確認用の目印48は、取付部40側と蛇腹折り部位55との境界部位Xに配置され、ねじれ防止確認用の目印49・50・51は、折目確認用の目印45・46の間に、等ピッチ間隔で配置されている。実施形態の場合、図6・8・11に示すように、エアバッグ19の車両搭載時におけるボディ1側のインナパネル2等の収納形状に対応させて、取付部40が、蛇腹折り部位55における車内外方向の中央付近、すなわち、蛇腹折りの折幅Bの半分の位置付近、に配置されるように、設定されていることから、適正に折り畳みを完了した折り畳み完了体58を、斜め上方の車内側の方向から見れば、折目確認用目印45とねじれ防止確認用目印48とが、容易に目視でき、斜め上方の車外側の方向から見れば、折目確認用目印46とねじれ防止確認用目印48・50・51とが、容易に目視できることとなる。
ベルト53は、図2・12に示すように、展開膨張途中にエアバッグ本体20の下縁20b側を車外側方向に牽引可能に、上端53aをエアバッグ本体20の上縁20a側における車外側Oに結合させ、下端53bをエアバッグ本体20の下縁20b側における車外側Oに結合させて、配設されている。特に、実施形態のベルト53は、図2に示すように、上端53aを、エアバッグ本体20の前後方向の端部側である後端の取付片部40aBに、結合させるとともに、上端53bを、エアバッグ本体20の下縁20bにおける前後方向の中央付近に、結合させている。なお、ベルト53は、実施形態の場合、縫合によって、エアバッグ本体20に結合されており、また、その長さは、エアバッグ本体20を平らに展開した際の各結合部位間の長さと、略等しくしている。
このエアバッグ19を、車両Vに搭載するまでの工程を説明すると、まず、ベルト53を結合させたエアバッグ本体20を、車内側壁部21aと車外側壁部21bとを重ねて平らに展開させ、順次、折目D1・D2(図6のA・B参照)を付けて、エアバッグ本体20の上縁20a側の上流側部位(ガス供給路部)23を、ベルト53を含めて、上下方向に重ねて折るように、蛇腹折りして、上縁20a側に、蛇腹折り部位55を形成する。
その後、図6のCに示すように、エアバッグ本体20における蛇腹折り部位55の下方となるエアバッグ本体20の下部側において、エアバッグ本体20の下縁20bを車外側Oに向けて巻くように、ベルト53とともに、ロール折りして、折り塊部位56を形成し、エアバッグ19の折り畳み作業を完了させる。
そして、エアバッグ19を折り畳んだ後には、折り崩れ防止用の破断可能な図示しないテープにより、エアバッグ19の所定箇所をくるむとともに、インフレーター12・取付ブラケット10・13を取り付けて、エアバッグ組付体を形成する。
その後、各取付ブラケット10・13を、ボディ1側のインナパネル2の所定位置に配置させ、各取付孔40bを挿通させる等して、ボルト11・14止めし、各取付ブラケット10・13をインナパネル2に固定して、エアバッグ組付体をボディ1に取り付ける。ついで、インフレーター12に、所定のインフレーター作動用の制御装置から延びる図示しないリード線を結線し、フロントピラーガーニッシュ4やルーフヘッドライニング5をボディ1に取り付け、さらに、リヤピラーガーニッシュ6・センターピラーガーニッシュ7をボディ1に取り付ければ、エアバッグ装置Mを、車両Vに搭載することができる。
そして、エアバッグ装置Mの車両Vへの搭載後、インフレーター12が作動されれば、インフレーター12からの膨張用ガスGが、図2の二点鎖線に示すように、エアバッグ本体20における接続口部22からガス供給路部(上流側部位)23に流入し、前後方向両側に向かって、ガス供給路部23を流れ、さらに、エアバッグ本体20の前後の保護膨張部25・29に流入することから、各保護膨張部25・29が、折りを解消させつつ、膨張し始める。そして、エアバッグ本体20は、くるんでおいた図示しないテープを破断させ、さらに、フロントピラーガーニッシュ4やルーフヘッドライニング5の下縁4a・5a側のエアバッグカバー8を押し開いて、下方へ突出しつつ、図1の二点鎖線に示すように、サイドウインドW1・W2・センターピラー部CP・リヤピラー部RPの車内側Iを覆うように、大きく展開膨張することとなる。
この時、実施形態の頭部保護エアバッグ19では、まず、エアバッグ本体20の上流側部位(ガス供給路部)23が膨張する際、図8・9のA・Bや図11・12のAに示すように、エアバッグ本体20の上縁20a側における上流側部位23が、膨張用ガスGの流入に伴う膨張時に保護膨張部25・29側を下方へ押し出し可能に、車内側・車外側壁部21a・21bを折り重ねるように折目D1・D2を付けて折り畳んだ蛇腹折りの蛇腹折り部位55、としており、その蛇腹折り部位55は、膨張用ガスGを流入させれば、直ちに、蛇腹折り部位55の下方側の折り塊部位56を、蛇腹折りの折り重ね方向である下方側へ、押し出す。また、この時、エアバッグ本体20の車外側Oには、エアバッグ本体20の上縁20a側と下縁20b側とを連結するベルト53が配設されており、図12のAに示すように、エアバッグ本体20の下縁20b側は、ベルト53に規制されて、車外側Oに向いて展開する。その結果、折り塊部位56を含めたエアバッグ本体20の下部側が、サイドウインドW1・W2に沿うように迅速に押し出されて、乗員Cの頭部HがサイドウインドW1・W2に接近していても、エアバッグ本体20の下縁20b側が、サイドウインドW1・W2と乗員頭部Hの上端HT側との間の狭い三角スペースTSに、上方から割り込むように、侵入する。特に、エアバッグ19の下部側は、折り塊部位56であって、蛇腹折り部位55より折りを解消し難いことから、車内外方向の厚さを薄くしたコンパクトな状態を維持して、サイドウインドW1・W2と乗員頭部Hとの狭い隙間TSに侵入し易い。
この状態で、図9のB・Cや図12のA・Bに示すように、さらに上流側部位23が膨張すれば、上流側部位23自体が、乗員頭部Hの上端HT側における車外側部位TOを、車内側Iとなる車両Vの左右方向の中央側に押すような態様となって、サイドウインドW1・W2と乗員頭部Hの上端HT側との間の三角スペースTSを広げることとなり、上流側部位23に押し出されるエアバッグ本体20の下縁20b側は、サイドウインドW1・W2と乗員頭部Hの上端HT側との間の広げられたスペースTSにおいて、下方側へ割り込む。
そしてさらに、サイドウインドW1・W2と乗員頭部Hとの間の広げられたスペースTSには、エアバッグ19における蛇腹折り部位55の下方側が、順次侵入し、折り塊部位56も、折りを解消しつつ侵入する。この折り塊部位56は、エアバッグ本体20の下縁20b側を車外側Oに向けて巻く折り畳み方であることから、その巻きを解くような折りの解消時、乗員頭部Hに干渉しても、乗員頭部Hに案内されるように、巻きを解く態様となり、エアバッグ本体20は、円滑に折りを解消して、乗員頭部Hの下方まで、展開を完了させることとなる。勿論、折り塊部位56における折りの解消前の部位では、巻いた状態を維持して、車内外方向の厚さを嵩張らないように薄くしていることから、狭いサイドウインドW1・W2と乗員頭部Hとの隙間TSに円滑に侵入しつつ、折りを解消することとなる。
さらにまた、保護膨張部25・29の本体セル26・30では、図3のAの二点鎖線・図4のAの二点鎖線に示すように、この時点での内圧が低いことから、仮結合部33・34が車内側・車外側壁部21a・21b相互を結合させた状態としており、小セル26a・30aを薄くした状態で展開を完了させることとなって、サイドウインドW1・W2と乗員頭部Hとの間が狭くとも、円滑、かつ、安定して、乗員頭部Hの側方に、ロール折りの巻きを解いて、本体セル26・30を展開させることができる。
そして、保護膨張部25・29の展開完了後には、本体セル26・30の内圧上昇に伴って、仮結合部33・34が車内側・車外側壁部21a・21b相互を分離させることから、本体セル26・30は、図10・13に示すように、仮結合部33・34を配設させていた部位を、厚く膨らませることができて、ガス供給路部23の下部23bとともに、クッション性良く、すなわち、十分な衝撃吸収ストロークを確保して、乗員頭部Hを保護できる。
その結果、実施形態の頭部保護エアバッグ19では、サイドウインドW1・W2と乗員頭部Hとの隙間が狭くとも、円滑かつ安定して、その隙間に展開させることができ、さらに、クッション性良く、乗員頭部Hを保護できる。
そして、実施形態の頭部保護エアバッグ19では、折り畳み完了時、図7のBに示すような状態と相違して、図7のAに示すように、折目確認用の目印45・46が、蛇腹折り部位55の第1・2折目D1・D2の位置に配置されていれば、折り畳み完了体58を、斜め上方側における車内側Iの方向からと車外側Oの方向からとの2方向から目視するだけで、蛇腹折りの折幅Bが、的確であって、適正に蛇腹折りされていることが確認できる。また、蛇腹折りの確認のために、折り畳み完了体58を斜め上方側における車内側Iの方向からと車外側Oの方向からとの2方向から目視した際、同時に、ねじれ防止確認用の目印48・49・50・51が、第1・2折目D1・D2に沿って、すなわち、適正な折幅Bと折目位置とで蛇腹折りされた蛇腹折り部位55の第1・2折目D1・D2に沿って、配置されていることを確認できれば、取付部40に対して、ねじれずに、エアバッグ19が折り畳まれたことを確認できて、その結果、エアバッグ19が、的確に蛇腹折りされ、かつ、ねじれずに適正に折り畳まれたことを、折り畳み完了体58を斜め上方側における車内側Iの方向からと車外側Oの方向からとの2方向から目視するだけで、容易に確認できる。
そのため、適正な折り畳みを確認した状態で、頭部保護エアバッグ19を車両に搭載させれば、簡単に、適正な姿勢で、頭部保護エアバッグ19を車両に搭載することができて、その後に、膨張用ガスGが流入されれば、蛇腹折り部位55の折りの解消時、蛇腹折り部位55の下方の折り塊部位56が、蛇腹折り部位55の折り重ね方向に沿って押し出されて、そして、展開膨張することとなり、乗員頭部HとサイドウインドW1・W2との間が狭くとも、サイドウインドW1・W2に沿わせて、円滑に、頭部保護エアバッグ19を展開膨張させることができることとなる。
したがって、実施形態の頭部保護エアバッグ19では、折り畳み完了時の状態で、蛇腹折りの折目D1・D2の配置位置や折幅B、あるいは、ねじれ防止を容易に確認できて、簡単に、適正な姿勢で車両に搭載することができる。なお、折目確認用やねじれ防止確認用の目印45・46・48・49・50・51は、車両搭載時のエアバッグ19の姿勢の確認にも、利用することができ、エアバッグ19の搭載作業を効率的に行うことができる。
なお、実施形態の場合には、折り畳み完了体58において、蛇腹折り部位55が、ロール折りした折り塊部位56の上部56aを車内外方向で包むように、配設されているため、単に、折り畳み完了体58を、斜め上方でなく、略水平方向の車内側Iの方向からと車外側Oの方向からとの2方向から目視するだけで、目印45・46・48・49・50・51を確認することができる。
さらに、実施形態の場合、取付部40と蛇腹折り部位55との境界部位Xが、蛇腹折り部位55の上面側における車内外方向の略中央位置、すなわち、蛇腹折りの折幅Bの略中間位置、に配置されるように、エアバッグ19が折り畳まれて、ねじれ防止確認用の目印として、取付部40と第1折目D1との間、及び、第1折目D1と第2折目D2との間における折り畳み完了時に露出するエリアの取付部40と第2折目D2との間、との少なくともに2箇所に、目印48・51を配設させている。そのため、折り畳み完了体58を、車外側Oと車内側Iとの両側から、即座に、目印48・51を目視して、ねじれ防止を確認できることから、迅速にねじれの有無を確認できる。
ちなみに、折目確認用の目印45・46が、蛇腹折りの第1・2折目D1・D2に、それぞれ、配置されている状態で、折り畳み完了体58がねじれていれば、それらの第1・2折目D1・D2の目印45・46も、ねじれることから、ねじれを確認できる。しかし、上記のように、折り畳み完了体58の車内側Iと車外側Oとの両側から、ねじれ防止を確認できる目印48・51があれば、それらの目印48・51が、取付部40からの距離が大きくなったり小さくなることによって、折目確認用の目印45・46と併せて、即座に判別できることとなる。特に、実施形態のエアバッグ19の折り畳み完了体58では、取付部40と蛇腹折り部位55との境界部位Xが、折り畳み完了体58の車内外方向の略中央位置、すなわち、蛇腹折りの折幅Bの中間位置付近に配置されており、折目確認用やねじれ防止確認用の目印が無いと、蛇腹折りが的確な折幅で折り畳まれているか否かは、蛇腹折りで折り重ねた方向から見て、確認する必要が生じ、その際、取付部40が邪魔となって確認し難く、かつ、ねじれ防止の確認も、車内側Iや車外側Oからの2方向から注意して見る必要が生じ、結局、折り重ね方向、車内側Iの方向、及び、車外側Oの方向からの3方向から、注意して目視する必要が生ずる。しかし、上記のような構成では、折り畳み完了体58を斜め上方側等における車内側Iの方向からと車外側Oの方向からとの2方向から目視するだけで、エアバッグ19が適正に折り畳まれたことを、容易に確認することができる。
また、実施形態の場合には、エアバッグ本体20が袋織りによって形成されて、折目確認用とねじれ確認用との目印45・46・48・49・50・51を、袋織りの経糸若しくは緯糸(実施形態の場合には経糸)から形成するとともに、他の一般部から色を異ならせ、かつ、相互にも、色を異ならせて、配設させていることから、別途、目印を印刷する等の作業を行わなくとも、エアバッグ19の製造時に、同時に目印45・46・48・49・50・51を形成でき、容易に目印45・46・48・49・50・51をエアバッグ本体20に容易に付けることができる。
なお、実施形態では、蛇腹折り部位55の折目の数を二つとしたが、蛇腹折りの折りを重ねて、それ以上の折目を付けて、蛇腹折り部位55を形成してもよい。
また、実施形態の場合、蛇腹折り部位55の下方の折り塊部位56を、ロール折りして形成した場合を示したが、折り塊部位56は、蛇腹折りの折りの解消時に、蛇腹折りの折り重ねた方向で押出可能に折り畳まれていれば、他の折り畳み方で、折り畳んでも良い。
本発明の一実施形態の頭部保護エアバッグが使用される頭部保護エアバッグ装置の車両搭載状態を示す概略正面図である。 実施形態のエアバッグの正面図である。 実施形態のエアバッグにおける膨張時の状態を順に示す部分横断面図であり、図2のIII−III部位に対応する。 実施形態のエアバッグにおける膨張時の状態を順に示す部分横断面図であり、図2のIV−IV部位に対応する。 実施形態のエアバッグにおける膨張時の状態を順に示す部分縦断面図であり、図2のV−V部位に対応する。 実施形態のエアバッグの折り畳み工程を説明する図である。 実施形態のエアバッグの適正な折り畳み完了状態と折目がずれた状態とのそれぞれの車内側・車外側から見た状態を示す部分斜視図である。 実施形態のエアバッグの車両搭載状態の概略縦断面図であり、図1のVIII−VIII部位に対応する。 実施形態の本体セル付近のエアバッグの膨張を順に説明する図であり、図8に示す部位に対応する。 図9の状態の後の膨張状態を順に示す図である。 実施形態のエアバッグの車両搭載状態の概略縦断面図であり、図1のXI−XI部位に対応する。 実施形態の本体セル付近のエアバッグの膨張初期を順に説明する図であり、図11に示す部位に対応する。 図12の状態の後の膨張状態を順に示す図である。
符号の説明
19…頭部保護エアバッグ、
20…エアバッグ本体、
21…ガス流入部、
21a…車内側壁部、
21b…車外側壁部、
23…(上流側部位)ガス供給路部、
40…取付部、
45・46…(折目確認用)目印、
48・49・50・51…(ねじれ防止確認用)目印、
55…蛇腹折り部位、
56…折り塊部位、
X…境界部位、
D1…第1折目、
D2…第2折目、
B…折幅、
V…車両、
W1・W2…(窓)サイドウインド、
G…膨張用ガス、
M…頭部保護エアバッグ装置。

Claims (2)

  1. 車両への搭載時、窓の上縁側に折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時に、前記窓の車内側を覆い可能に、前記窓の上縁側から下方に展開膨張する構成として、
    上縁側に配置されて車体側に取り付けるための取付部と、車内側と車外側との両壁部の間に膨張用ガスを流入させて、前記窓を覆うように膨張するガス流入部と、を備えて構成される頭部保護エアバッグであって、
    前記ガス流入部が、
    上部側に、膨張用ガスの上流側部位として、前記車内側・車外側壁部とを重ねた状態で上下方向に折り重ねる蛇腹折りによって形成した蛇腹折り部位、を配置させ、かつ、
    該蛇腹折り部位の下方で折り畳まれて、前記蛇腹折りの折りの解消時に、前記蛇腹折りの折り重ね方向に沿って押し出される折り塊部位、を配置させて、
    前記窓の上縁側に収納される構成として、
    前記蛇腹折りにおける前記取付部側からの適正位置の第1番目の第1折目と第2番目の第2折目との位置に、それぞれ、前記第1・2折目に沿って配置される折目確認用の目印が、配設されるとともに、
    前記取付部前記第2折目との間の折り畳み完了時の露出するエリアに、前記第1・2折目に沿って配置される少なくとも一つのねじれ防止確認用の目印が、配設されて構成され
    前記エアバッグが袋織りによって形成され、
    折目確認用とねじれ防止確認用との目印が、袋織りの経糸若しくは緯糸から形成されるとともに、他の一般部から色を異ならせ、かつ、相互にも、色を異ならせて、配設されていることを特徴とする頭部保護エアバッグ。
  2. 前記取付部と前記蛇腹折り部位との境界部位が、前記蛇腹折り部位の上面側における車内外方向の略中央位置に配置されるように、折り畳まれ、
    前記ねじれ防止確認用の目印が、前記取付部と前記第2折目との間の折り畳み完了時に露出するエリアのうち、前記取付部と第1折目との間、及び、第1折目第2折目との間、との少なくともに2箇所に、配設されていることを特徴とする請求項1に記載の頭部保護エアバッグ。
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